JPH0572432B2 - - Google Patents
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- JPH0572432B2 JPH0572432B2 JP59067285A JP6728584A JPH0572432B2 JP H0572432 B2 JPH0572432 B2 JP H0572432B2 JP 59067285 A JP59067285 A JP 59067285A JP 6728584 A JP6728584 A JP 6728584A JP H0572432 B2 JPH0572432 B2 JP H0572432B2
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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- C09D11/02—Printing inks
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
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- Impact Printers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
<技術分野>
本発明は、ワイヤドツトプリンタに関し、更に
詳細には流体インクを媒体として印字を行うイン
ク式ワイヤドツトプリンタのインクに関するもの
である。 <従来技術> 従来、ワイヤドツトプリンタはインクリボンを
使用しており、インクリボンの寿命が短く頻繁な
交換が必要である、インクリボンの送り機構が必
要で構造が複雑化する、インクリボンの初期と終
りでは印字濃度に差が出るなど多くの欠点を有し
ていた。 このような欠点を除くため、インクリボンを使
用せずワイヤ先端に流体インクを付着させて印字
を行うワイヤドツトプリンタとして、インクタン
クからインクを含浸部材、毛細管原理、ポンプな
どを介してワイヤ先端に導くような構造を有した
インク式ワイヤドツトプリンタが本発明者が先に
出願した特開昭55−164173、特開昭57−6783、特
開昭58−215370の他、実公昭53−2652、米国特許
4194846等種々考案されている。そして、これら
のインク式ワイヤドツトプリンタに使用されるイ
ンクとしては主としてインクジエツトプリンタに
用いられるような多価アルコール系の湿潤剤と水
を主成分とする水性インクが用いられてきた。 しかし、インク式ワイヤドツトプリンタのヘツ
ドはその構造上すべて開放系であり、例えばイン
クジエツトヘツドに見られるようにインクの乾燥
を防止するために密閉構造をとることは非常に困
難であつた。そのため、長期間非印字状態に放置
すると水分蒸発による粘度変化により、含浸部材
中のインク目づまりによる初期印字不良や、ワイ
ヤ先端部に残つたインクの高粘度化あるいは固化
を伴い初期印字に高濃度のインクが出てしまうな
どの欠点を有しており、長期間安定して良好な印
字品質を得ることができず、且また、紙への印字
後、水性インクの特徴として、表面張力が高いこ
とから紙表面にインクが直ちに浸透せず残つてお
り、何かに触れた場合に紙面を汚してしまうなど
の欠点を有していた。またプリンタに乾燥防止機
構等を設けるなどの特別な構造を必要としてお
り、取扱い者に必要以上の負担をかけている等の
欠点を有していた。 <目的> 本発明は、このような欠点を解決するもので、
長期にわたつて特別な保護装置を設けることなく
放置した後でも、初期状態と何ら変わることなく
常に適量のインクをワイヤ先端に保持させ、安定
な印字を可能にするインク式ワイヤドツトプリン
タ用インクを提供することを目的としており、更
にまた、ワイヤドツトヘツドに使用されるワイヤ
材料に対しても化学的悪影響を与えないインク式
ワイヤドツトプリンタ用インクを提供することを
目的としている。 <発明の特徴> 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明は、水を全く主成分としておらず、水溶
性染料、あるいはまた極性溶剤に可溶な油性染料
と多価アルコールおよびその誘導体と水溶性アミ
ンとにより構成され、20℃における粘度が20〜70
センチポイズ(CP)、表面張力が35〜50dyn/
cm、PHが20%水溶液において8〜11であることを
特徴とするインク式ワイヤドツトプリンタ用イン
クである。 本発明に使用される染料については、水溶性染
料としては、直接染料、酸性染料、食用色素など
が適しており、油性染料としては極性溶剤に可溶
なものが適している。 具体例を挙げると、 ダイレクトデイ−プブラツクXA(C、I、ダ
イレクトブラツク38類似品)カヤクダイレクトデ
イ−プブラツクEX(同38)、カヤクダイレクトフ
アストブラツク(同51)、ウオーターブラツク
L200(同19)、ダイレクトフアストブラツクAB
(同32)、ダイレクトフアストブラツクB(同22)、
ニグロシン(C.I.アシツドブラツク2)、スミノ
ールミリングブラツク8BX(同24)、カヤノール
ミリングブラツクVLG(同26)、スミノールミリ
ングブラツクNB(同29)、アイゼンオパールブラ
ツクWH(同52)、ウオーターブラツク187−L(同
154)、ダイワブラツク#1000、ダイワブラツク
#2000(ダイワ化成(株)製C.I.ダイレクトブラツク
154類似品)、ミツイR−052(三井東圧(株)製)、カ
ヤクダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイ
レクトエロー4)、アイゼンプリムラエロー
5GLH(同26)、アイゼンプリムラエロ−GCLH
(同44)、ダイレクトフアストエローR(同50)、フ
アストエロー(C.I・アシツドエロー9)、ミツイ
アシドツドフアストエローG(同17)、スミノール
ベリングエローNR(同1〜)、ウオーターエロー
#1(同23)、スミノールフアストエローR(同
25)、メタニルエロー(同36)、ウオーターエロー
#6(同42)、ダイワイエロー#330H(ダイワ化成
(株)製)、ダイワイエロー#300(C.I.アシツドイエ
ロー79類似品、−(C.I.フードイエロー3)、スミ
トモSI.イエロー1A(住友化学(株)製)スミトモ.S.
I.Y−10Aダイレクトイエロー50(C.I.ダイレクト
イエロー50)、ダイレクトイエロー86(C.I.ダイレ
クトイエロー86)、カヤクダイレクトスカーレツ
トB(C.I.ダイレクトレツド37)、アイゼンダイレ
ウトフアストレツドFH(同1)、アイゼンプリム
ラスカーレツトGSH(同4)、アイゼンダイレク
トローデユリンレツドBH(同31)、アイゼンプリ
ムラレツド4BH(同81)、ダイレクトフアストス
カーレツド4BS(同23)、カヤクダイレクトスカー
レツト3B(39)、アイゼンプリムラピンク2BLH
(同75)、スミノールフアストレツドGG(C.I.アシ
ツドオレンジ19)、ナフトールオレンジ(同20)、
スミノールミリングオレンジR(同45)、ウオータ
ーオレンジ#18(56)、ソーラーレツドRB(C.I.ア
シツドレツド7)、ソーラールビン(同14)、ニユ
ーコクシン(同18)、アシツドローダミンG(同
50)、エリスロシン(同51)、カヤクアシツドロー
ダミンFB(同52)、ウオーターレツド#2(同87)、
ウオーターピンク#2(同92)、アイゼンローズベ
ンガル(同94)、スミノールブリリアントスカー
レツトDH(同97)、ミツイアシツドバイオレツト
6BN(C.I.アシツドバイオレツド15)、イツイアシ
ツドバイオレツドBN(同17)、ウオーターレツド
1,2,3,5,9(オリエント化学(株))、
KSTRed 008、KST Red 009、Acid Red 254、
KST Red FBSP KST RedI−143(日本化薬(株)
C.I.アシツドレツド254類似品)、ダイワレツド
M81(ダイワ化成(株))、スミトモS.I.R−3A、スミ
トモS.I.R−10A、スミトモJ.I.M−1,2,10(住
友化学(株)C.I.アシツドレツド254類似品)、アマラ
ンス(C.I.ウードレツド9)、カヤクダイレクト
スカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、アイ
ゼンダイレクトスカイブルー5BH(同15)、ミツ
イダイレクトブルー2BN(同6)、カヤラススプ
ラターコイイブルーFBL(同199)、ウオーターブ
ルー#3(同86)、ガヤラスブルーGconc(同78)、
カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、バテント
ブルーV(C.I.アシツドブルー1)、バテントブル
AF(同7)、ウオーターブルー#9(同9)、ウオ
ーターブルー#116(同15)、オリエントソルブル
ブルーOBC(同22)、ミツイナイロンフアストブ
ルーG(同25)、スミノールフアストブルー3G(同
27)、ダイワインジゴカーミン(同74)、ウオータ
ーブルー#115(同90)、オリエントソルブルー
OBB(同93)、ウオーターブルー105、105S(オリ
エント化学(株))、ダイワブルー300、300B、700
(ダイワ化成(株))、ターコイズI−M(日本化薬(株)
C.I.ダイレクトブルー86類似品)、ウオーターブ
ルー117、188(オリエント化学(株))スミトモJ、
I.C−1,2,3,4(住友化学(株)C.I.ダイレクト
ブルー86類似品)、ダイワグリーン#70(ダイワ化
成(株))、アシツドブリリアントミリンググリーン
B(C.I.アシツドグリーン9)、食品用緑色2号
(C.I.フードガリーン2)等があり、1種もしく
は2種以上の混合物としても使用でき、その使用
量は、印字濃度あるいは印字媒体により種々の変
更が可能であり、好ましくは、インク全量に対し
て2〜20重量%である。 また、本発明に使用する多価アルコールおよび
その誘導体は湿潤剤及び主溶剤となるもので、イ
ンクの蒸気圧を下げ、蒸発速度を遅くする一方、
染料の溶解促進の役目をはたすものであり、沸点
が200℃以上。凝固点20℃以下、蒸気圧が20℃に
おいて、0.01mmHg以下、粘度が20℃において50
センチポイズ以上の第1液体成分と沸点が120℃
以上、凝固点0℃以下、蒸気圧が20℃において、
6mmHg以下、粘度が20℃において50センチポイ
ズ以下の第2液体成分とによる組合せで構成し、
脂肪族多価アルコール類、脂肪族多価アルコール
類のアルキルエーテル誘導体、脂肪族多価アルコ
ール類のアルキルアセテート誘導体、含窒素含酸
素環状化合物から選ばれるものが好ましい。具体
的には、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等
の多価アルコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモリブチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールエーテル、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、テ
トラエチレングリコール−ジメチルエーテル、グ
リセリン−モノメチルエーテル、グリセリルエー
テルの多価アルコールのアルキルエーテル誘導
体、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート等の多価アルコールのアルキル
エーテルアセテート誘導体、2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドン、1,3ジメチルイミ
ダゾリジノン、4−ブチロラクトン、トリヒドロ
キシイソシアネート等の含窒素含酸素環状化合物
があり、1種もしくは2種以上の混合物として使
用でき、その使用量はインク全量に対して80重量
%以上が好ましい。 また、本発明に使用される水溶性アミンは凝固
点21℃以下、蒸気圧が20℃において0.01mmHg以
下、沸点が200℃以上であるもので、前記溶剤と
同等の役割を有するとともに、さらに、印字ヘツ
ドに使用され、インクと接するコバルト、ニツケ
ル、鉄等を主成分とする各種ワイヤの腐食、酸化
等を防止する役割も有している。具体的には、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
ス(ポリオキシエチレン)アミンおよびその誘導
体等があり、1種もしくは2種以上の混合物とし
て使用でき、インク全量に対して3〜10重量%使
用することにより、インクのPH値を20%水溶液と
して8〜11の範囲に調整することができる。ま
た、カビの発生等を防止する為に、ホルマリン、
フエノール、ペンタクロロフエノール、デヒドロ
酢酸ナトリウム、ホクサイドLX−H(北興化学
(株))等の防腐防カビ剤を適宜少量加えることもで
きる。 本発明のインクは、上述したインク組成物を適
宜選択し、混合、溶解することにより調整するも
のであるが、物性値として粘度は20℃において20
〜70cp、表面張力は35〜50dyn/cm、PHは20%水
溶液として8〜11の範囲に調整する必要がある。
粘度に関しては、20cp以下の場合、印字初期に
おいては、ワイヤ先端へのインクの供給もスムー
ズで鮮明な印字が可能であるが、連続的な印字状
況では、ヘツド温度が上昇し、インク粘度が低下
し、ワイヤ先端部への供給が過剰になり、インク
の飛散、にじみ等の欠点が生じ、また、70cp以
上であると、印字初期においてインクの供給がワ
イヤの応答に間に合わず、鮮明な印字が得られ
ず、かつまた低温状況等ではさらに粘度が高くな
るためインクがまつたく供給されないという状況
も招きかねない。また、表面張力についても、組
成物そのものが表面張力の低い溶剤で構成されて
いるため、35dyn/cm以下であると印字後、紙へ
の浸透がよすぎて、印字のにじみが認められるよ
うになり、かつまた50dyn/cm以上であると印字
ドツトが鮮明になるかわりに、紙面上での浸透が
遅くなりかすれ等の原因にもなつてしまい、印字
後の速乾時間(紙への浸透時間)と印字ドツトの
円形度を供に満足するためには、この範囲に保た
れる必要がある。 更にそのPHが8以下であると、長期的に見てイ
ンクと接するワイヤに化学的な腐食、酸化等を起
こしてしまう。 このようにして得られた本発明のインク式ワイ
ヤドツトプリンタ用インクは、水をまつたく主成
分としていないため、従来致命的な問題とされて
いた乾燥による粘度上昇や固化という問題を全て
解決したことを特徴としており、通常考えられる
プリンタの使用状況においては、全く乾燥防止の
為の機械的装置を必要とせず、印字後紙面上での
速乾性があり、初期印字より常にスムーズな印字
を可能にするインク式ワイヤドツトプリンタ装置
の提供を可能にしている。更に主溶剤として水溶
性溶剤を使用しており、インクそのものに吸湿性
があるため、高湿度の環境条件下におかれても何
ら問題を生じるものではなく取扱いも楽である。 更にまた、ワイヤの化学的腐蝕を避けるため、
従来からPHをアルカリ性にすることは周知である
が、水を主成分とするインク式ワイヤドツトプリ
ンタインクでは、アルカリ金属塩の添加や、使用
する染料を限定して、PHが7以上で水に溶解する
ものを使用することによりPHの調整が行なわれて
いたが、水の蒸発によるアルカリ金属塩結晶物の
析出や、使用できる染料が限定されるという問題
を有していることに対し、溶剤そのものがアルカ
リ性を呈する水溶性アミン系溶剤を使用したこと
により、不溶物等の析出がなく、常にインクPHを
コントロールし、溶剤そのものが染料の許容度が
広いため、使用する染料については限定されるこ
となく使用が可能になるという特徴を有してい
る。 <実施例> 以下、本発明を実施例に沿つて説明する。実施
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。 実施例 1 ミツイR−052(三井東圧(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 35.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル34.0部 トリエタノールアミン 5.0部 上記各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱撹
拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルター
で過し不純物を取り除き、粘度61.9cp、表面張
力44.2dyn/cm、PH(20%水溶液)8.5の黒色イン
クを得た。 実施例 2 ダイワブラツク#1000(ダイワ化成(株)製) 5.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
45.0部 トリス(ポリオキシエチレン)アミン(#400)
(以下、TEA−400)(日本油脂(株)製) 5.0部 上記の名成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで過して粘度47.1cp、表面張力44.3dyn/cm、
PH(20%水溶液)10.5の黒色インクを得た。 実施例 3 スミトモJIM−10(住友化学工業(株)製) 3.6部 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)3.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
43.4部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで過して不純物を取り除き、粘度44.3cp、表
面張力44.1dyn/cm、PH(10%水溶液)8.5の赤色
インクを得た。 実施例 4 スミトモJIC−2(住友化学工業(株)製) 3.6部 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)3.0部 ポリエチレングリコール(#300) 30.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
38.4部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度52.3cp、表面張力
43.8dyn/cm、PH(10%水溶液)8.3の緑色インク
を得た。 実施例 5 ウオーターブルー105B(オリエント化学(株)製)
6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
22.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル22.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度45.0cp、表面張力
44.3dyn/cm、PH(20%水溶液)8.2の青色インク
を得た。 実施例 6 スミトモJIC−2(住友化学工業(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
44.0部 TEA−400(日本油脂(株)製) 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン製(登録商標)製フイル
ターで不純物を取り除き、粘度29.6cp、表面張力
43.6dyn/cm、PH(20%水溶液)8.3のシアンイン
クを得た。 実施例 7 スミトモJIM−10(住友化学(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
44.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度42.6cp、表面張力
43.1dyn/cm、PH(20%水溶液)8.4のマゼンタイ
ンクを得た。 実施例 8 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル44.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度44.8cp、表面張力
44.1dyn/cm、PH(20%水溶液)8.6の黄色インク
を得た。 比較例 1 実施例1のインキ組成よりトリエタノールアミ
ン、5.0部を除き代りにポリエチレングリコール
(#400)5.0部を加えて黒色インクを配合し、粘
度62.1cp表面張力44.2dyn/cm、PH(20%水溶液)
3.5のインクを得た。 比較例 2 実施例1のインク組成より、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル20.0部を除き代りに水
20.0部を加えて黒色インクを配合し、粘度
18.5cp、表面張力49.6dyn/cm、PH8.5のインクを
得た。 比較例 3、4、5 実施例3、4、5のインク組成よりTEA−
4005.0部を除き代りにポリエチレングリコール
(#400)5.0部をそれぞれ加え、赤色、緑色、青
色インクを得た。 実施例1〜8および比較例1〜5のインクを本
発明者が先に出願した特願昭58−191529に示され
るインク式ワイヤドツトヘツドに用いて印字を行
なつた。 ここで簡単に上記のインク式ワイドドツトヘツ
ドについて説明すると、第1図はワイドツトヘツ
ド断面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイドヘ
ツド断面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイド
の斜線図を示しており、インクタンク4はヘツド
上部に着脱可能に配置され、本発明のインクはイ
ンクタンク4内に充てされた多孔質材からなるタ
ンク充てん材12に含浸されている。インク供給
ガイド2は軸方向に伸びるインク誘導溝2aを有
しこのインク誘導溝2aとタンク充てん材12が
接している。インク誘導溝2aの巾及び深さはイ
ンクをインクタンク12より安定的に供給する適
切な値に設定されている。インク供給ガイド2の
前部に円周状溝2bがありインク誘導溝2とは内
部2cで連結している。円周状溝2bにはワイヤ
ガイド3が組込まれる。両者の組合せによつて
A,Bで示す間隙が設けられる。更にワイヤ1と
ワイヤガイド3のワイヤガイド孔3aの間の間隙
はわずかであり、インクはインクタンク4からイ
ンク供給ガイド2のインク誘導溝2a、ワイヤガ
イド3の間隙A,Bを経てワイヤ1の先端部まで
毛細管力で導かれる。 ワイヤ駆動装置はコイル9を巻回したオイルコ
ア8を有するヨーク10とヨーク板11とプラン
ジヤ7とで磁気回路が構成される。プランジヤ7
の動きはクラツパ6を介してワイヤ1に伝えられ
る。上記のワイヤ駆動装置はカバー13によつて
カバーされるとともにクラツパ6の作動長が規制
される。待機時には、ワイヤの先端面はワイヤガ
イド3の先端面より奥にあり、ワイヤガイド孔3
aの前部に形成されるインクのメニスカスがワイ
ヤ先端面を覆うようにワイヤ長が設定されてい
る。なお、第1図は通電時の状態を示すものであ
る。 実施例1〜8および比較例1〜5のインクをコ
バルト、ニツケル、鉄等をそれぞれ主成分にする
3種類のワイヤを用いた前述のインク式ワイヤド
ツトヘツドに用い、初期印字、長期放置後の印
字、ワイヤ材料への影響等を調べ、インクの評価
を行なつた。その結果を次表に示す。
詳細には流体インクを媒体として印字を行うイン
ク式ワイヤドツトプリンタのインクに関するもの
である。 <従来技術> 従来、ワイヤドツトプリンタはインクリボンを
使用しており、インクリボンの寿命が短く頻繁な
交換が必要である、インクリボンの送り機構が必
要で構造が複雑化する、インクリボンの初期と終
りでは印字濃度に差が出るなど多くの欠点を有し
ていた。 このような欠点を除くため、インクリボンを使
用せずワイヤ先端に流体インクを付着させて印字
を行うワイヤドツトプリンタとして、インクタン
クからインクを含浸部材、毛細管原理、ポンプな
どを介してワイヤ先端に導くような構造を有した
インク式ワイヤドツトプリンタが本発明者が先に
出願した特開昭55−164173、特開昭57−6783、特
開昭58−215370の他、実公昭53−2652、米国特許
4194846等種々考案されている。そして、これら
のインク式ワイヤドツトプリンタに使用されるイ
ンクとしては主としてインクジエツトプリンタに
用いられるような多価アルコール系の湿潤剤と水
を主成分とする水性インクが用いられてきた。 しかし、インク式ワイヤドツトプリンタのヘツ
ドはその構造上すべて開放系であり、例えばイン
クジエツトヘツドに見られるようにインクの乾燥
を防止するために密閉構造をとることは非常に困
難であつた。そのため、長期間非印字状態に放置
すると水分蒸発による粘度変化により、含浸部材
中のインク目づまりによる初期印字不良や、ワイ
ヤ先端部に残つたインクの高粘度化あるいは固化
を伴い初期印字に高濃度のインクが出てしまうな
どの欠点を有しており、長期間安定して良好な印
字品質を得ることができず、且また、紙への印字
後、水性インクの特徴として、表面張力が高いこ
とから紙表面にインクが直ちに浸透せず残つてお
り、何かに触れた場合に紙面を汚してしまうなど
の欠点を有していた。またプリンタに乾燥防止機
構等を設けるなどの特別な構造を必要としてお
り、取扱い者に必要以上の負担をかけている等の
欠点を有していた。 <目的> 本発明は、このような欠点を解決するもので、
長期にわたつて特別な保護装置を設けることなく
放置した後でも、初期状態と何ら変わることなく
常に適量のインクをワイヤ先端に保持させ、安定
な印字を可能にするインク式ワイヤドツトプリン
タ用インクを提供することを目的としており、更
にまた、ワイヤドツトヘツドに使用されるワイヤ
材料に対しても化学的悪影響を与えないインク式
ワイヤドツトプリンタ用インクを提供することを
目的としている。 <発明の特徴> 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明は、水を全く主成分としておらず、水溶
性染料、あるいはまた極性溶剤に可溶な油性染料
と多価アルコールおよびその誘導体と水溶性アミ
ンとにより構成され、20℃における粘度が20〜70
センチポイズ(CP)、表面張力が35〜50dyn/
cm、PHが20%水溶液において8〜11であることを
特徴とするインク式ワイヤドツトプリンタ用イン
クである。 本発明に使用される染料については、水溶性染
料としては、直接染料、酸性染料、食用色素など
が適しており、油性染料としては極性溶剤に可溶
なものが適している。 具体例を挙げると、 ダイレクトデイ−プブラツクXA(C、I、ダ
イレクトブラツク38類似品)カヤクダイレクトデ
イ−プブラツクEX(同38)、カヤクダイレクトフ
アストブラツク(同51)、ウオーターブラツク
L200(同19)、ダイレクトフアストブラツクAB
(同32)、ダイレクトフアストブラツクB(同22)、
ニグロシン(C.I.アシツドブラツク2)、スミノ
ールミリングブラツク8BX(同24)、カヤノール
ミリングブラツクVLG(同26)、スミノールミリ
ングブラツクNB(同29)、アイゼンオパールブラ
ツクWH(同52)、ウオーターブラツク187−L(同
154)、ダイワブラツク#1000、ダイワブラツク
#2000(ダイワ化成(株)製C.I.ダイレクトブラツク
154類似品)、ミツイR−052(三井東圧(株)製)、カ
ヤクダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイ
レクトエロー4)、アイゼンプリムラエロー
5GLH(同26)、アイゼンプリムラエロ−GCLH
(同44)、ダイレクトフアストエローR(同50)、フ
アストエロー(C.I・アシツドエロー9)、ミツイ
アシドツドフアストエローG(同17)、スミノール
ベリングエローNR(同1〜)、ウオーターエロー
#1(同23)、スミノールフアストエローR(同
25)、メタニルエロー(同36)、ウオーターエロー
#6(同42)、ダイワイエロー#330H(ダイワ化成
(株)製)、ダイワイエロー#300(C.I.アシツドイエ
ロー79類似品、−(C.I.フードイエロー3)、スミ
トモSI.イエロー1A(住友化学(株)製)スミトモ.S.
I.Y−10Aダイレクトイエロー50(C.I.ダイレクト
イエロー50)、ダイレクトイエロー86(C.I.ダイレ
クトイエロー86)、カヤクダイレクトスカーレツ
トB(C.I.ダイレクトレツド37)、アイゼンダイレ
ウトフアストレツドFH(同1)、アイゼンプリム
ラスカーレツトGSH(同4)、アイゼンダイレク
トローデユリンレツドBH(同31)、アイゼンプリ
ムラレツド4BH(同81)、ダイレクトフアストス
カーレツド4BS(同23)、カヤクダイレクトスカー
レツト3B(39)、アイゼンプリムラピンク2BLH
(同75)、スミノールフアストレツドGG(C.I.アシ
ツドオレンジ19)、ナフトールオレンジ(同20)、
スミノールミリングオレンジR(同45)、ウオータ
ーオレンジ#18(56)、ソーラーレツドRB(C.I.ア
シツドレツド7)、ソーラールビン(同14)、ニユ
ーコクシン(同18)、アシツドローダミンG(同
50)、エリスロシン(同51)、カヤクアシツドロー
ダミンFB(同52)、ウオーターレツド#2(同87)、
ウオーターピンク#2(同92)、アイゼンローズベ
ンガル(同94)、スミノールブリリアントスカー
レツトDH(同97)、ミツイアシツドバイオレツト
6BN(C.I.アシツドバイオレツド15)、イツイアシ
ツドバイオレツドBN(同17)、ウオーターレツド
1,2,3,5,9(オリエント化学(株))、
KSTRed 008、KST Red 009、Acid Red 254、
KST Red FBSP KST RedI−143(日本化薬(株)
C.I.アシツドレツド254類似品)、ダイワレツド
M81(ダイワ化成(株))、スミトモS.I.R−3A、スミ
トモS.I.R−10A、スミトモJ.I.M−1,2,10(住
友化学(株)C.I.アシツドレツド254類似品)、アマラ
ンス(C.I.ウードレツド9)、カヤクダイレクト
スカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、アイ
ゼンダイレクトスカイブルー5BH(同15)、ミツ
イダイレクトブルー2BN(同6)、カヤラススプ
ラターコイイブルーFBL(同199)、ウオーターブ
ルー#3(同86)、ガヤラスブルーGconc(同78)、
カヤラススプラブルーFF2GL(同106)、バテント
ブルーV(C.I.アシツドブルー1)、バテントブル
AF(同7)、ウオーターブルー#9(同9)、ウオ
ーターブルー#116(同15)、オリエントソルブル
ブルーOBC(同22)、ミツイナイロンフアストブ
ルーG(同25)、スミノールフアストブルー3G(同
27)、ダイワインジゴカーミン(同74)、ウオータ
ーブルー#115(同90)、オリエントソルブルー
OBB(同93)、ウオーターブルー105、105S(オリ
エント化学(株))、ダイワブルー300、300B、700
(ダイワ化成(株))、ターコイズI−M(日本化薬(株)
C.I.ダイレクトブルー86類似品)、ウオーターブ
ルー117、188(オリエント化学(株))スミトモJ、
I.C−1,2,3,4(住友化学(株)C.I.ダイレクト
ブルー86類似品)、ダイワグリーン#70(ダイワ化
成(株))、アシツドブリリアントミリンググリーン
B(C.I.アシツドグリーン9)、食品用緑色2号
(C.I.フードガリーン2)等があり、1種もしく
は2種以上の混合物としても使用でき、その使用
量は、印字濃度あるいは印字媒体により種々の変
更が可能であり、好ましくは、インク全量に対し
て2〜20重量%である。 また、本発明に使用する多価アルコールおよび
その誘導体は湿潤剤及び主溶剤となるもので、イ
ンクの蒸気圧を下げ、蒸発速度を遅くする一方、
染料の溶解促進の役目をはたすものであり、沸点
が200℃以上。凝固点20℃以下、蒸気圧が20℃に
おいて、0.01mmHg以下、粘度が20℃において50
センチポイズ以上の第1液体成分と沸点が120℃
以上、凝固点0℃以下、蒸気圧が20℃において、
6mmHg以下、粘度が20℃において50センチポイ
ズ以下の第2液体成分とによる組合せで構成し、
脂肪族多価アルコール類、脂肪族多価アルコール
類のアルキルエーテル誘導体、脂肪族多価アルコ
ール類のアルキルアセテート誘導体、含窒素含酸
素環状化合物から選ばれるものが好ましい。具体
的には、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン等
の多価アルコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモリブチルエーテル、ジエチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジエチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
メチルエーテル、トリエチレングリコールジメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールエーテル、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、テ
トラエチレングリコール−ジメチルエーテル、グ
リセリン−モノメチルエーテル、グリセリルエー
テルの多価アルコールのアルキルエーテル誘導
体、エチレングリコールモノメチルエーテルアセ
テート、エチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート等の多価アルコールのアルキル
エーテルアセテート誘導体、2−ピロリドン、N
−メチル−2−ピロリドン、1,3ジメチルイミ
ダゾリジノン、4−ブチロラクトン、トリヒドロ
キシイソシアネート等の含窒素含酸素環状化合物
があり、1種もしくは2種以上の混合物として使
用でき、その使用量はインク全量に対して80重量
%以上が好ましい。 また、本発明に使用される水溶性アミンは凝固
点21℃以下、蒸気圧が20℃において0.01mmHg以
下、沸点が200℃以上であるもので、前記溶剤と
同等の役割を有するとともに、さらに、印字ヘツ
ドに使用され、インクと接するコバルト、ニツケ
ル、鉄等を主成分とする各種ワイヤの腐食、酸化
等を防止する役割も有している。具体的には、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
ス(ポリオキシエチレン)アミンおよびその誘導
体等があり、1種もしくは2種以上の混合物とし
て使用でき、インク全量に対して3〜10重量%使
用することにより、インクのPH値を20%水溶液と
して8〜11の範囲に調整することができる。ま
た、カビの発生等を防止する為に、ホルマリン、
フエノール、ペンタクロロフエノール、デヒドロ
酢酸ナトリウム、ホクサイドLX−H(北興化学
(株))等の防腐防カビ剤を適宜少量加えることもで
きる。 本発明のインクは、上述したインク組成物を適
宜選択し、混合、溶解することにより調整するも
のであるが、物性値として粘度は20℃において20
〜70cp、表面張力は35〜50dyn/cm、PHは20%水
溶液として8〜11の範囲に調整する必要がある。
粘度に関しては、20cp以下の場合、印字初期に
おいては、ワイヤ先端へのインクの供給もスムー
ズで鮮明な印字が可能であるが、連続的な印字状
況では、ヘツド温度が上昇し、インク粘度が低下
し、ワイヤ先端部への供給が過剰になり、インク
の飛散、にじみ等の欠点が生じ、また、70cp以
上であると、印字初期においてインクの供給がワ
イヤの応答に間に合わず、鮮明な印字が得られ
ず、かつまた低温状況等ではさらに粘度が高くな
るためインクがまつたく供給されないという状況
も招きかねない。また、表面張力についても、組
成物そのものが表面張力の低い溶剤で構成されて
いるため、35dyn/cm以下であると印字後、紙へ
の浸透がよすぎて、印字のにじみが認められるよ
うになり、かつまた50dyn/cm以上であると印字
ドツトが鮮明になるかわりに、紙面上での浸透が
遅くなりかすれ等の原因にもなつてしまい、印字
後の速乾時間(紙への浸透時間)と印字ドツトの
円形度を供に満足するためには、この範囲に保た
れる必要がある。 更にそのPHが8以下であると、長期的に見てイ
ンクと接するワイヤに化学的な腐食、酸化等を起
こしてしまう。 このようにして得られた本発明のインク式ワイ
ヤドツトプリンタ用インクは、水をまつたく主成
分としていないため、従来致命的な問題とされて
いた乾燥による粘度上昇や固化という問題を全て
解決したことを特徴としており、通常考えられる
プリンタの使用状況においては、全く乾燥防止の
為の機械的装置を必要とせず、印字後紙面上での
速乾性があり、初期印字より常にスムーズな印字
を可能にするインク式ワイヤドツトプリンタ装置
の提供を可能にしている。更に主溶剤として水溶
性溶剤を使用しており、インクそのものに吸湿性
があるため、高湿度の環境条件下におかれても何
ら問題を生じるものではなく取扱いも楽である。 更にまた、ワイヤの化学的腐蝕を避けるため、
従来からPHをアルカリ性にすることは周知である
が、水を主成分とするインク式ワイヤドツトプリ
ンタインクでは、アルカリ金属塩の添加や、使用
する染料を限定して、PHが7以上で水に溶解する
ものを使用することによりPHの調整が行なわれて
いたが、水の蒸発によるアルカリ金属塩結晶物の
析出や、使用できる染料が限定されるという問題
を有していることに対し、溶剤そのものがアルカ
リ性を呈する水溶性アミン系溶剤を使用したこと
により、不溶物等の析出がなく、常にインクPHを
コントロールし、溶剤そのものが染料の許容度が
広いため、使用する染料については限定されるこ
となく使用が可能になるという特徴を有してい
る。 <実施例> 以下、本発明を実施例に沿つて説明する。実施
例中「部」とあるのは「重量部」を示す。 実施例 1 ミツイR−052(三井東圧(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 35.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル34.0部 トリエタノールアミン 5.0部 上記各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱撹
拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルター
で過し不純物を取り除き、粘度61.9cp、表面張
力44.2dyn/cm、PH(20%水溶液)8.5の黒色イン
クを得た。 実施例 2 ダイワブラツク#1000(ダイワ化成(株)製) 5.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
45.0部 トリス(ポリオキシエチレン)アミン(#400)
(以下、TEA−400)(日本油脂(株)製) 5.0部 上記の名成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで過して粘度47.1cp、表面張力44.3dyn/cm、
PH(20%水溶液)10.5の黒色インクを得た。 実施例 3 スミトモJIM−10(住友化学工業(株)製) 3.6部 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)3.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
43.4部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで過して不純物を取り除き、粘度44.3cp、表
面張力44.1dyn/cm、PH(10%水溶液)8.5の赤色
インクを得た。 実施例 4 スミトモJIC−2(住友化学工業(株)製) 3.6部 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)3.0部 ポリエチレングリコール(#300) 30.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
38.4部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度52.3cp、表面張力
43.8dyn/cm、PH(10%水溶液)8.3の緑色インク
を得た。 実施例 5 ウオーターブルー105B(オリエント化学(株)製)
6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
22.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル22.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度45.0cp、表面張力
44.3dyn/cm、PH(20%水溶液)8.2の青色インク
を得た。 実施例 6 スミトモJIC−2(住友化学工業(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
44.0部 TEA−400(日本油脂(株)製) 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン製(登録商標)製フイル
ターで不純物を取り除き、粘度29.6cp、表面張力
43.6dyn/cm、PH(20%水溶液)8.3のシアンイン
クを得た。 実施例 7 スミトモJIM−10(住友化学(株)製) 6.0部 ポリエチレングリコール(#300) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 トリエチレングリコールモノメチルエーテル
44.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度42.6cp、表面張力
43.1dyn/cm、PH(20%水溶液)8.4のマゼンタイ
ンクを得た。 実施例 8 ダイワイエロー#300(ダイワ化成(株)製)6.0部 ポリエチレングリコール(#400) 25.0部 ポリエチレングリコール(#200) 20.0部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル44.0部 TEA−400 5.0部 上記の各成分を混合し、70〜80℃で6時間加熱
撹拌後、5μのテフロン(登録商標)製フイルタ
ーで不純物を取り除き、粘度44.8cp、表面張力
44.1dyn/cm、PH(20%水溶液)8.6の黄色インク
を得た。 比較例 1 実施例1のインキ組成よりトリエタノールアミ
ン、5.0部を除き代りにポリエチレングリコール
(#400)5.0部を加えて黒色インクを配合し、粘
度62.1cp表面張力44.2dyn/cm、PH(20%水溶液)
3.5のインクを得た。 比較例 2 実施例1のインク組成より、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル20.0部を除き代りに水
20.0部を加えて黒色インクを配合し、粘度
18.5cp、表面張力49.6dyn/cm、PH8.5のインクを
得た。 比較例 3、4、5 実施例3、4、5のインク組成よりTEA−
4005.0部を除き代りにポリエチレングリコール
(#400)5.0部をそれぞれ加え、赤色、緑色、青
色インクを得た。 実施例1〜8および比較例1〜5のインクを本
発明者が先に出願した特願昭58−191529に示され
るインク式ワイヤドツトヘツドに用いて印字を行
なつた。 ここで簡単に上記のインク式ワイドドツトヘツ
ドについて説明すると、第1図はワイドツトヘツ
ド断面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイドヘ
ツド断面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイド
の斜線図を示しており、インクタンク4はヘツド
上部に着脱可能に配置され、本発明のインクはイ
ンクタンク4内に充てされた多孔質材からなるタ
ンク充てん材12に含浸されている。インク供給
ガイド2は軸方向に伸びるインク誘導溝2aを有
しこのインク誘導溝2aとタンク充てん材12が
接している。インク誘導溝2aの巾及び深さはイ
ンクをインクタンク12より安定的に供給する適
切な値に設定されている。インク供給ガイド2の
前部に円周状溝2bがありインク誘導溝2とは内
部2cで連結している。円周状溝2bにはワイヤ
ガイド3が組込まれる。両者の組合せによつて
A,Bで示す間隙が設けられる。更にワイヤ1と
ワイヤガイド3のワイヤガイド孔3aの間の間隙
はわずかであり、インクはインクタンク4からイ
ンク供給ガイド2のインク誘導溝2a、ワイヤガ
イド3の間隙A,Bを経てワイヤ1の先端部まで
毛細管力で導かれる。 ワイヤ駆動装置はコイル9を巻回したオイルコ
ア8を有するヨーク10とヨーク板11とプラン
ジヤ7とで磁気回路が構成される。プランジヤ7
の動きはクラツパ6を介してワイヤ1に伝えられ
る。上記のワイヤ駆動装置はカバー13によつて
カバーされるとともにクラツパ6の作動長が規制
される。待機時には、ワイヤの先端面はワイヤガ
イド3の先端面より奥にあり、ワイヤガイド孔3
aの前部に形成されるインクのメニスカスがワイ
ヤ先端面を覆うようにワイヤ長が設定されてい
る。なお、第1図は通電時の状態を示すものであ
る。 実施例1〜8および比較例1〜5のインクをコ
バルト、ニツケル、鉄等をそれぞれ主成分にする
3種類のワイヤを用いた前述のインク式ワイヤド
ツトヘツドに用い、初期印字、長期放置後の印
字、ワイヤ材料への影響等を調べ、インクの評価
を行なつた。その結果を次表に示す。
【表】
○:良好 △:やや間題あり ×:不良
上記の表についての各項目の評価は以下のよう
に行なつた。 初期印字:印字されたテストパターン(文字、記
号)について速乾性、飛び散り、ドツト円形
度、濃度について目視、顕微鏡により判定し
た。 長期放置後印字:ヘツドにカバーなどの乾燥保護
装置をつけず、70℃の恒温槽中に360時間放置
し、その後再度印字を行ない、初期ドツトから
の印字が可能かどうか、初期印字との印字パタ
ーンの比較等から目視にて画質を判定した。 ワイヤへの影響:長期放置後印字評価後、3種類
の材質のワイヤを用いたドツトヘツドを分解し
インクと接しているワイヤ部その他、インクが
付着すると思われる部分を目視、顕微鏡等で観
察し、ワイヤ表面の状態(固形付着物の有無、
変色、腐蝕等)を判定した。 表1から実施例1〜8のインクは初期印字、長
期放置後印字、ワイヤへの影響の各項目とも良好
な結果が得られることが分る。これに対し、比較
例1〜5のインクは特に長期放置後印字では良好
な結果を得ることができない。 また、特開昭55−164173、特開昭57−6783、特
開昭58−215370に示されたインク式ワイヤドツト
プリンタや実公昭53−2652、米国特許419846に示
されるような含浸部材が直接ワイヤに当接する形
式のワイヤドツトプリンタに実施例1〜8および
比較例1〜5のインクを用いて前述と同じ試験を
行なつたところ、実施例1〜8のインクはいずれ
も良好な結果が得られ、極めて信頼性があり、良
好な使用性、印字品質を提供することができた。
これに対し比較例1〜5のインクでは良好な結果
は得られなかつた。 <効果> 以上、説明したように、本発明のインクはイン
ク式ワイヤドツトプリンタの信頼性を向上する上
で欠点となつていた乾燥等の問題を解決したもの
で、インク式ワイヤドツトプリンタ用のインクと
して最適であり、いかなる方式のインク式ワイヤ
ドツトプリンタにも汎用性のあるインクである。
上記の表についての各項目の評価は以下のよう
に行なつた。 初期印字:印字されたテストパターン(文字、記
号)について速乾性、飛び散り、ドツト円形
度、濃度について目視、顕微鏡により判定し
た。 長期放置後印字:ヘツドにカバーなどの乾燥保護
装置をつけず、70℃の恒温槽中に360時間放置
し、その後再度印字を行ない、初期ドツトから
の印字が可能かどうか、初期印字との印字パタ
ーンの比較等から目視にて画質を判定した。 ワイヤへの影響:長期放置後印字評価後、3種類
の材質のワイヤを用いたドツトヘツドを分解し
インクと接しているワイヤ部その他、インクが
付着すると思われる部分を目視、顕微鏡等で観
察し、ワイヤ表面の状態(固形付着物の有無、
変色、腐蝕等)を判定した。 表1から実施例1〜8のインクは初期印字、長
期放置後印字、ワイヤへの影響の各項目とも良好
な結果が得られることが分る。これに対し、比較
例1〜5のインクは特に長期放置後印字では良好
な結果を得ることができない。 また、特開昭55−164173、特開昭57−6783、特
開昭58−215370に示されたインク式ワイヤドツト
プリンタや実公昭53−2652、米国特許419846に示
されるような含浸部材が直接ワイヤに当接する形
式のワイヤドツトプリンタに実施例1〜8および
比較例1〜5のインクを用いて前述と同じ試験を
行なつたところ、実施例1〜8のインクはいずれ
も良好な結果が得られ、極めて信頼性があり、良
好な使用性、印字品質を提供することができた。
これに対し比較例1〜5のインクでは良好な結果
は得られなかつた。 <効果> 以上、説明したように、本発明のインクはイン
ク式ワイヤドツトプリンタの信頼性を向上する上
で欠点となつていた乾燥等の問題を解決したもの
で、インク式ワイヤドツトプリンタ用のインクと
して最適であり、いかなる方式のインク式ワイヤ
ドツトプリンタにも汎用性のあるインクである。
第1図は本発明のインクを用いたインク式ワイ
ヤドツトプリンタの一実施例のプリントヘツド断
面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイド斜視図
である。 1……ワイヤ、2……インク供給ガイド、3…
…インク付着ガイド、4……インクタンク、6…
…クラツパ、7……コイル。
ヤドツトプリンタの一実施例のプリントヘツド断
面図、第2図は供給ガイド及び付着ガイド斜視図
である。 1……ワイヤ、2……インク供給ガイド、3…
…インク付着ガイド、4……インクタンク、6…
…クラツパ、7……コイル。
Claims (1)
- 1 染料と、多価アルコールと、多価アルコール
のアルキルエーテル誘導体またはアルキルエーテ
ルアセテート誘導体と、水溶性アミンとからなる
インク式ワイヤドツトプリンタ用インクであつ
て、20℃における前記インクの粘度が20〜70cps、
表面張力が35〜50mNm-1であり、且つ、前記イ
ンクの20%水溶液のPHが8〜11であることを特徴
とするインク式ワイヤドツトプリンタ用のイン
ク。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59067285A JPS60210466A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | インク式ワイヤドツトプリンタ用インク |
| EP84308960A EP0148006B1 (en) | 1983-12-23 | 1984-12-20 | Ink for use in an ink wire dot printer |
| DE8484308960T DE3471316D1 (en) | 1983-12-23 | 1984-12-20 | Ink for use in an ink wire dot printer |
| US06/684,554 US4610554A (en) | 1983-12-23 | 1984-12-21 | Ink composition and wire dot printer including same |
| SG455/89A SG45589G (en) | 1983-12-23 | 1989-07-27 | Ink for use in an ink wire dot printer |
| HK797/89A HK79789A (en) | 1983-12-23 | 1989-10-05 | Ink for use in an ink wire dot printer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59067285A JPS60210466A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | インク式ワイヤドツトプリンタ用インク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60210466A JPS60210466A (ja) | 1985-10-22 |
| JPH0572432B2 true JPH0572432B2 (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=13340546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59067285A Granted JPS60210466A (ja) | 1983-12-23 | 1984-04-04 | インク式ワイヤドツトプリンタ用インク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60210466A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6739189B2 (ja) * | 2016-03-01 | 2020-08-12 | 日本化薬株式会社 | インク組成物及びそれを用いた繊維の捺染方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5474105A (en) * | 1977-11-22 | 1979-06-14 | Ricoh Kk | Ink for ink jet recording |
| JPS5630474A (en) * | 1979-08-20 | 1981-03-27 | Seiko Epson Corp | Ink for ink-type wire dot printer |
| JPS5710662A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Canon Inc | Recording liquid |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP59067285A patent/JPS60210466A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60210466A (ja) | 1985-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |