JPH0572985A - 選挙掲示板の製造方法 - Google Patents

選挙掲示板の製造方法

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JPH0572985A
JPH0572985A JP23195191A JP23195191A JPH0572985A JP H0572985 A JPH0572985 A JP H0572985A JP 23195191 A JP23195191 A JP 23195191A JP 23195191 A JP23195191 A JP 23195191A JP H0572985 A JPH0572985 A JP H0572985A
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JP
Japan
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resin film
film
bulletin board
election
resistant resin
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JP23195191A
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Shiro Tanaka
中 司 郎 田
Katsukuni Nitta
田 勝 国 新
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Tanaka Ltd
Yupo Corp
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Tanaka Ltd
Yupo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷による工程数を少なくさせると共に、乾
燥時間を減少させて、製造工程を短縮して、作業の手間
を省く。 【構成】 不透明度(JIS−P8138)が90%以
上、白色度(JIS−L1074)が90%以上の耐水
性樹脂フィルムの表面に枠組と掲示番号をオフセットイ
ンキで同時印刷し、この印刷した樹脂フィルムの印刷さ
れた反対側の面に合板を接着剤で貼り合せたことを特徴
とする選挙掲示板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、選挙の際に立候補者の
ポスターを貼付けるための選挙掲示板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、選挙の際に立候補者のポスターを
貼付けるための選挙掲示板は、表面に防水白色塗料を塗
布して、区画された各領域に数字が付された合板を支柱
により立設したもので、通常、次に示す〜の工程に
より製造されている。 合板の表面にシルクスクリーン印刷を施すことによ
って白色のシルクスクリーンインキを1〜2回印刷し
て、耐水性のある、白色度が70%以上の基板を形成す
る。 次に、これを乾燥した後、該基板上に立候補者の枠
取りを黒色のスクリーンインキにてシルクスクリーン印
刷する。 そして、これを乾燥した後、前記枠内に、再度、黒
色のスクリーンインキにて番号をシルクスクリーン印刷
して乾燥する。 得られた掲示板の裏面に支柱などを取り付ける。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て製造された選挙掲示板は、シルクスクリーン印刷によ
る工程数が3〜4回と多く、その度に乾燥を行なわなけ
ればならないし、作業に手間が掛かり、しかも、白色の
シルクスクリーンインキも白色度が低く、下地の合板の
模様が表面に浮き出たりしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、選挙掲示板の製造方法において、不
透明度及び白色度に優れた耐水性樹脂フィルムを予め枠
組と掲示番号をオフセットインキで同時印刷して、これ
を接着剤を介して合板に貼り合せることによって製造す
れば、印刷回数も少なく、作業に手間が掛からないとい
った利点もあり、しかも、得られた選挙掲示板は降雨に
より紙が伸びたり縮んだりせず皺も寄り難く、極めて良
好な掲示板になるとの知見に基づき本発明を完成するに
至ったものである。すなわち、本発明の選挙掲示板の製
造方法は、不透明度(JIS−P8138)が90%以
上、白色度(JIS−L1074)が90%以上の耐水
性樹脂フィルムの表面に枠組と掲示番号をオフセットイ
ンキで同時印刷し、この印刷した樹脂フィルムの印刷さ
れた反対側の面に合板を接着剤で貼り合せたことを特徴
とするものである。
【0005】[発明の具体的説明] [I] 選挙掲示板 (1) 合 板 本発明の選挙掲示板の製造方法において選挙掲示板の基
板として用いられる合板としては、その強度、加工性、
入手のし易さ、コストなどの点から、一般に板厚が2〜
24mmの合板が用いられる。これら合板は立候補者の
人数が多い場合にはポスターの貼り付け面積を広げるた
めに裏面より補強用素材により連結されて使用される。
【0006】(2) 耐水性樹脂フィルム (a) 耐水性 上記合板の表面に貼り付けられて、立候補者のポスター
を貼付けるための選挙掲示板の表示部となる耐水性樹脂
フィルムとしては、該選挙掲示板が通常、屋外に掲示さ
れることから、選挙期間中において十分に風雨に耐える
素材でなければならないので、耐水性を有していること
が重要であり、そのために耐水性樹脂フィルムの素材は
基本的に水に不溶性の耐水性を有した樹脂が用いられ
る。
【0007】(b) 不透明度及び白色度 上記耐水性樹脂フィルムは、裏面の合板の木目模様や色
彩が透けて見えると、立候補者のポスターの文字や写真
が不鮮明になって読みに難くなり、立候補者のメッセー
ジが選挙民に伝わり難くなったり、区割りされた位置に
よって差異が生じると公平な選挙が行ない難くなること
から、不透明度が90%以上、好ましくは93%以上
で、かつ白色度が90%以上、好ましくは94%以上の
ものであることが重要である。これら不透明度の測定は
JIS−P8138によって、また、白色度の測定はJ
IS−L1074によって求められる値である。
【0008】(c) 構 造 このような耐水性樹脂フィルムは、例えば無機微細粉末
を含む熱可塑性樹脂フィルムを該樹脂の融点より低い温
度で延伸して得られるフィルム内部に微細なボイドを多
数有する延伸樹脂フィルムの単独層、又は該延伸樹脂フ
ィルムと他の樹脂フィルムとを積層した積層フィルム構
造とすることができる。このような耐水性樹脂フィルム
としては、具体的には無機微細粉末を含有する二軸延伸
樹脂微多孔フィルム、該二軸延伸樹脂フィルムをコア層
とし、その片面又は両面に無機微細粉末を含有する一軸
延伸微多孔フィルムが積層された多層構造の延伸樹脂フ
ィルムとすることができる。
【0009】(d) 耐水性樹脂フィルムの製造 このような耐水性樹脂フィルムは、一般に以下に示す原
材料及び製造方法によって製造される。 <原材料>無機微細粉末 上記耐水性樹脂フィルムの製造の際に用いられる無機微
細粉末としては、焼成クレー、炭酸カルシウム、珪藻
土、酸化チタン、パームキュライト、タルクなどを挙げ
ることができ、該無機微細粉末は、粒径が一般に0.0
3〜15μm、好ましくは0.1〜5μmのものが用い
られる。熱可塑性樹脂 また、上記熱可塑性樹脂としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン
・ブテン−1共重合体、エチレン・4−メチルペンテン
−1共重合体、プロピレン・エチレン・ブテン−1共重
合体、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナ
イロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−6,10、
ナイロン−6,12などの耐水性のある樹脂を使用する
こと。
【0010】<製造方法>フイルム成形工程 上記無機微細粉末及び熱可塑性樹脂を、該熱可塑性樹脂
の融点以上の温度で、混練機、押出機などを用いて十分
に混練させた後、Tダイ法、カレンダー法、キャスト
法、インフレーション法などの各種成形加工法によりフ
ィルム状に成形される。延伸工程 上記無機微細粉末を含む熱可塑性樹脂フィルムは、該熱
可塑性樹脂の融点より低い温度で延伸される。この時の
延伸は一方向或いは二方向に、従って、延伸軸数は一軸
又は二軸である。また、該延伸時の倍率はそれぞれ一般
に1.3〜15倍、好ましくは3.5〜10倍である。
この延伸工程により熱可塑性樹脂フィルムは延伸される
ことによって、表面に微細なボイド(空隙)が形成され
て、該フィルムの白色度や不透明度が増す。また、必要
に応じて他の樹脂フィルムが、延伸工程の前に或いは後
に積層される。
【0011】<物 性>ボイド 本発明の選挙掲示板の製造方法において用いられる耐水
性樹脂フィルムは、無機微細粉末を核に微細なボイド
(空隙)を多数有している。このような延伸樹脂フィル
ムは次式で計算された空隙率を4〜60%、好ましくは
8〜50%有している。 空隙率=[(ρ0 −ρ)/ρ0 ]×100 ρ0 :延伸前のフィルムの密度 ρ :延伸後のフィルムの密度平滑度(ベック指数) 上記延伸工程によってフィルムを延伸することによっ
て、表面に微細なボイド(空隙)が形成されて、該フィ
ルム表面を粗面に、好ましくは平滑度(ベック指数)を
約200〜1,000秒程度に、形成することにより、
接着剤により選挙ポスター紙を強固に接着することがで
きる。上記平滑度の測定は、ベック式平滑度試験器によ
り行なわれる。具体的には、JIS−P8119により
規定される測定法により行なわれる。肉 厚 前記合板に貼り付けられる耐水性樹脂フィルムの肉厚
は、一般に15〜180μm、好ましくは40〜100
μmのものが用いられる。
【0012】<印 刷>オフセットインキ 前記不透明度及び白色度を示す耐水性樹脂フィルムの表
面には、予め選挙掲示板である旨の表示や立候補者のポ
スターの貼り付け領域を規定する枠組や貼り付け位置を
表示する掲示番号などをオフセットインキにて印刷され
ていることが重要である。該枠組や掲示番号などを印刷
する際に用いられるオフセットインキは一般に以下の成
分より構成されている。
【0013】
【表1】
【0014】印 刷 これらオフセットインキを用いて行なわれる印刷は、版
面上のインキを一旦ゴムブランケットに転移し、次いで
耐水性樹脂フィルムの表面に転移させるいわゆるオフセ
ット方式による印刷と、直接、版から紙へ転移する方式
による印刷とがある。上記オフセット方式による印刷、
すなわちオフセット印刷は平板の印刷で、版面の画線を
一度ゴム面に移し、これを仲介として紙に印刷するため
の印刷機、多くは輪転式で版胴・ゴム胴・圧胴の3胴の
組み合わせにより印刷をする。前記枠組や掲示番号など
の印刷はオフセット印刷により一回の印刷で同時に行な
われる。
【0015】(3) 接着剤 (a) 種 類 上記合板に前記耐水性樹脂フィルムを貼着する際に使用
される接着剤としては、例えば、溶剤型ポリイソシアネ
ート系樹脂、アクリル酸アルキルエステル・酢酸ビニル
共重合体エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合体
エマルジョン、溶剤型ポリエステル樹脂などの塗布型接
着剤、或いは、ウレタンプレポリマー、液状ポリエステ
ル、イソシアネート系、ポリエステルイソシアネート
系、ボリエーテルイソシアネート系、ポリエチレンイミ
ン系、有機チタネート系などのアンカーコート剤、或い
は、低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体などのホットメルト
接着剤などを挙げることができる。これら接着剤の中で
は、溶剤型ポリイソシアネート系樹脂、アクリル酸アル
キルエステル・酢酸ビニル共重合体エマルジョン、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン、溶剤型ポリエ
ステル樹脂などが好適であり、これら接着剤は以下に示
す接着剤製品として市販されている。
【0016】溶剤型ポリイソシアネート系樹脂 :東洋モートン(株)製「BLS−PG8」アクリル酸アルキルエステル・酢酸ビニル共重合体エマ
ルジョン :中央理化工業(株)製「AC−500」 :サイデン化学(株)製「DB−195」エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン :新田ゼラチン(株)製「SP−281」 :コニシ(株)製「SP−281」溶剤型ポリエステル樹脂 :東洋モートン(株)製「AD−578A/B」 などを挙げることができる。
【0017】(b) 塗 布 塗布型の接着剤は一般に10〜50g/m(固形
分)、好ましくは30〜40g/m(固形分)の量で
用いられる。ホットメルト型接着剤は溶融押出ラミネー
トされ、一般に8〜30μmの厚みで使用される。従っ
て、このような接着剤層は一般に1〜30μm、好まし
くは2〜15μmの厚みに形成される。
【0018】(4) 支柱 本発明の選挙掲示板を屋外に掲示するためには、一般に
前記合板の裏面側に通常2〜3本の木製の支柱を釘など
により固着したり、或いは鋼鉄製の支柱にボルトなどに
より固着される。
【0019】[II] 選挙掲示板の製造 本発明の選挙掲示板の製造方法について、以下にその実
施例を挙げて図面に基づき具体的に説明する。図1は本
発明の選挙掲示板の斜視図であり、図2は図1のA−A
線断面図であり、図3は印刷された耐水性樹脂フィルム
の断面図である。本発明の選挙掲示板の製造方法にて製
造される選挙掲示板1は、図1に示すように、選挙掲示
板1の本体部分1aとそれに付属する脚部分1b等とか
ら基本的に形成されている。このような選挙掲示板1は
以下に示す方法によって製造される。
【0020】(1) 選挙掲示板の本体部分の製造 耐水性樹脂フィルムへの枠組や掲示番号などの印刷 本発明の選挙掲示板の製造方法において用いられる前記
不透明度及び白色度を示す耐水性樹脂フィルム2は、単
層であっても良いが、図3に示すように、基材層2aに
表面層2b及び裏面層2cを積層した三層とすることが
できる。これら各層2a,2b,2cには無機微細粉末
2dを核に微細なボイド(空隙)2eが多数存在してお
り、これらボイド2eによって不透明度及び白色度を増
加させている。また、これら耐水性樹脂フィルム2は、
合板3に貼り付ける前に、その表面に選挙掲示板である
旨の表示4aや立候補者のポスターの貼り付け領域を規
定する枠組4bや貼り付け位置を表示する掲示番号4c
などをオフセットインキにて印刷する。これらオフセッ
トインキを用いて行なわれる印刷4は、版面上のインキ
を一旦ゴムブランケットに転移し、次いで耐水性樹脂フ
ィルム2の表面に転移させるいわゆるオフセット方式に
よる印刷4と、直接、版から紙へ転移する方式による印
刷4とがある。上記オフセット方式による印刷4、すな
わちオフセット印刷は平板の印刷で、版面の画線を一度
ゴム面に移し、これを仲介として紙に印刷するための印
刷機、多くは輪転式で版胴・ゴム胴・圧胴の三胴の組み
合わせにより印刷をする。前記枠組4bや掲示番号4c
などの印刷4はオフセット印刷により一回の印刷で同時
に行なわれる。
【0021】 貼り合せ 前記印刷された耐水性樹脂フィルム2の印刷された面の
反対側に、前記接着剤5を塗布するか、或いは、合板3
側の表面に接着剤5を塗布した後、両者を合わせて耐水
性樹脂フィルム2を合板3に貼り合せることによって選
挙掲示板1の本体部分1aが形成される。
【0022】(2) 脚部部分等の製造 前記選挙掲示板1は、そのまま紐などを取り付けて吊り
下げることができるように形成するか、或いは、該掲示
板1の裏面側に釘6などにより支柱7を固着して脚部分
1bを形成させて、支柱7の下部7aを土中に埋めて選
挙掲示板1を立設させることができるように形成され
る。
【0023】(3) 選挙ポスターの貼り付け 前記選挙掲示板1の表示部の印刷された耐水性樹脂フィ
ルム2の表面に、合成紙などにより製造された立候補者
の顔写真及びメッセージをカラー印刷した選挙用ポスタ
ー8を接着剤9を介して貼り合わせるには、各種接着剤
5の中から選択して用いることができるが、特に両面ア
クリル系粘着剤テープを用いて接着するか、溶剤型のポ
リエーテルポリイソシアネート(東洋モートン(株)製
「接着剤BHS−6020A」)を使用するか、二液溶
剤型ポリエーテル・ポリイソシアネート(東洋モートン
(株)製「接着剤BHS−6020A/C」)を使用し
て接着させることが好ましい。
【0024】
【実施例】
実施例1耐水性樹脂延伸フィルムの製造 (1) メルトインデックス(MI)0.8g/10分のポ
リプロピレン81重量%に、高密度ポリエチレン3重量
%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%
を混合した組成物(A)を270℃に設定した押出機に
て混練した後、シート状に押し出し、冷却装置により冷
却して、無延伸シートを得た。そして、このシートを1
40℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向(MD)に
5倍延伸した。
【0025】(2) MIが4.0g/10分のポリプロピ
レン54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウ
ム46重量%を混合した組成物(B)を別の押出機にて
混練させた後、これをダイよりシート状に押し出し、こ
れを(1) の5倍延伸フィルムの両面に積層して三層構造
の積層フィルムを得た。次いで、この三層構造の積層フ
ィルムを60℃まで冷却した後、再び約160℃の温度
にまで加熱して、テンターを用いて横方向(TD)に
7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング処理し
て、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリットして三
層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の、肉厚11
0μm(B/A/B=30μm/50μm/30μm)
の基材層を得た。
【0026】各層のボイド率は(B/A/B=30%/
33.7%/30%)であった。また、その他の物性は
以下に示す通りであった。 秤 量:85g/m、 密 度:0.78g/cm、 白 色 度 :95%、 不透明度 :94%、 引張り強さ MD方向:10kg/15mm幅 TD方向:22kg/15mm幅 エルメンドルフ引裂強度 MD方向:42g/15mm幅 TD方向:28g/15mm幅 クラーク剛度、 MD方向:40kg/15mm幅 TD方向:78kg/15mm幅 ベック平滑度:560秒
【0027】選挙掲示板の本体部分の製造 (1) 上記耐水性樹脂延伸フィルムの表面側に、オフセ
ット印刷機を用いて東洋インキ製造(株)製「オフセッ
トインキ黒」TSP−400にて、選挙掲示板である旨
の表示や立候補者のポスターの貼り付け領域を規定する
枠組や貼り付け位置を表示する掲示番号などを一度に印
刷することができた。 (2) 板厚4mmの合板の表面側に、酢酸ビニル・アク
リル酸アルキルエステル共重合体エマルジョン(中央理
化工業(株)製接着剤)AC−500を70g/m
(固形分で35g/m)の塗布量で塗布した。 (3) 次いで、この合板の接着剤塗布面に、上記枠組や
掲示番号などを印刷した耐水性樹脂延伸フィルムの裏面
側を貼り合わせて、選挙掲示板の本体部分を製造した。 (4) 前記選挙掲示板の本体部分の裏面側に、断面が7
0mm×70mm、長さが2mの支柱を釘にて打ち付け
て脚部を形成した。次いで、該支柱の下部50cmを土
中に埋めて選挙掲示板を立設させた。
【0028】選挙ポスターの貼り付け 王子油化合成紙(株)製「YUPO GFG#110」
に立候補者の顔写真及びメッセージをカラー印刷した選
挙用ポスターの裏面側に、溶剤型のポリエーテルポリイ
ソシアネート(東洋モートン(株)製「接着剤BHS−
6020A」)を塗布した後、前記選挙掲示板の指定さ
れた番号の位置に貼り合わせた。
【0029】評 価 この選挙掲示板に貼られた立候補者の選挙ポスターは裏
面に不透明度の高い、白色度の高い耐水性樹脂フィルム
が全面に貼られているので合板の木目や色彩が透けて見
えることが無く、立候補者のポスターの文字や写真が鮮
明で読み易く、立候補者のメッセージが選挙民に伝わり
易く、区割りされた位置によって差異が生じることが無
いので、公平な選挙を行なうことができる。また、耐水
性樹脂フィルムは降雨によっても、該フィルムが伸びた
り、縮んだりすることがないので、皺になり難く、選挙
期間中選挙民にそのメッセージを十分に伝えることがで
きる。更に、本発明の選挙掲示板の製造方法は、不透明
度及び白色度に優れた耐水性樹脂フィルムを予め枠組と
掲示番号をオフセットインキで同時印刷し、これを接着
剤を介して合板に貼り合せているので、印刷回数も少な
く、作業に手間が掛からずに製造することができる。
【0030】実施例2 下記に示す方法によって耐水性フィルムを製造した以外
は、実施例1と同様の方法によって選挙掲示板を製造し
た結果、実施例1と同様な結果が得られた。耐水性樹脂延伸フィルムの製造 (1) メルトインデックス(MI)0.8g/10分のポ
リプロピレン81重量%に、高密度ポリエチレン3重量
%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16重量%
を混合した組成物(A)を270℃に設定した押出機に
て混練した後、シート状に押し出し、冷却装置により冷
却して、無延伸シートを得た。そして、このシートを1
40℃の温度にまで再度加熱した後、縦方向(MD)に
5倍延伸した。
【0031】(2) MIが0.4g/10分のポリプロピ
レン54重量%と、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウ
ム46重量%を混合した組成物(B)と、MIが4.0
g/10分のポリプロピレン81重量%に高密度ポリエ
チレン3重量%及び平均粒径1.5μmの炭酸カルシウ
ム16重量%を混合した組成物(C)とを、別の押出機
にて混練させた後、これをダイよりシート状に押し出
し、これを(1) の5倍延伸フィルムの両面に積層し、三
層構造の積層フィルムを得た。次いで、この三層構造の
積層フィルムを60℃まで冷却した後、再び約160℃
の温度にまで加熱して、テンターを用いて横方向(T
D)に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリング
処理して、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリット
して三層構造(一軸延伸/二軸延伸/一軸延伸)の、肉
厚110μm(B/A/B=30μm/50μm/30
μm)の基材層を得た。
【0032】また、各層のボイド率は(B/A/B=3
0%/29.7%/3.0%)であった。また、その他
の物性は以下に示す通りであった。 秤 量:91g/m、 密 度:0.83g/cm、 白 色 度 :95%、 不透明度 :92%、 引張り強さ MD方向:8kg/15mm幅 TD方向:25kg/15mm幅 エルメンドルフ引裂強度 MD方向:48g/15mm幅 TD方向:25g/15mm幅 クラーク剛度、 MD方向:40kg/15mm幅 TD方向:86kg/15mm幅 ベック平滑度:610秒
【0033】
【発明の効果】このようにして得られた選挙掲示板は、
合板の表面に貼られた耐水性樹脂フィルムが雨水により
紙が伸びたり、収縮したりせず、皺になり難いなどの利
点があるし、製造時における印刷の回数も1回だけであ
ることから、その製造工程も短縮することができ、決め
て有用な方法である。しかも、耐水性樹脂フィルムの不
透明度や白色度も高く、下地の合板の模様が表面に浮き
出ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明実施例の選挙掲示板の斜視図であ
る。
【図2】図2は図1の選挙掲示板のA−A断面図であ
る。
【図3】図3は表面に印刷を施した耐水性樹脂フィルム
の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 選挙掲示板 1a 本体部分 1b 脚部分 2 耐水性樹脂フィルム 2a 基材層 2b 表面層 2c 裏面層 2d 無機微細粉末 2e 微細なボイド(空隙) 3 合板 4 印刷 4a 選挙掲示板である旨の表紙 4b 立候補者のポスターの貼り付け領域を規定する枠
組 4c 貼り付け位置を表示する掲示番号 5 接着剤 8 立候補者の顔写真及びメッセージをカラー印刷した
選挙用ポスター 9 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不透明度(JIS−P8138)が90%
    以上、白色度(JIS−L1074)が90%以上の耐
    水性樹脂フィルムの表面に枠組と掲示番号をオフセット
    インキで同時印刷し、この印刷した樹脂フィルムの印刷
    された反対側の面に合板を接着剤で貼り合せたことを特
    徴とする選挙掲示板の製造方法。
  2. 【請求項2】耐水性樹脂フィルムが、無機微細粉末を0
    〜30重量%含有するポリオレフィンの二軸延伸フィル
    ムを基材層とし、この表面を裏面に無機微細粉末を8〜
    65重量%含有するポリオレフィンの一軸延伸微多孔フ
    ィルムの一軸延伸微多孔フィルムであり肉厚が60〜3
    00μm、密度が0.65〜1.1g/cm、平滑度
    (ベック指数)が200〜1,000秒のものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の選挙掲示板の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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