JPH057410B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH057410B2 JPH057410B2 JP60108359A JP10835985A JPH057410B2 JP H057410 B2 JPH057410 B2 JP H057410B2 JP 60108359 A JP60108359 A JP 60108359A JP 10835985 A JP10835985 A JP 10835985A JP H057410 B2 JPH057410 B2 JP H057410B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycarbodiimide
- carbodiimide
- promoting
- compound
- trimerization reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は耐熱性の高い熱硬化性樹脂の製造方法
に関するものであり、更に詳しくは、比較的低分
子量のポリカルボジイミドを三量化反応に付し、
これによつて分子量を増加させると共に架橋構造
を発現させることにより得られる、強度が高く高
耐熱性の熱硬化性樹脂の製造方法に関するもので
ある。
に関するものであり、更に詳しくは、比較的低分
子量のポリカルボジイミドを三量化反応に付し、
これによつて分子量を増加させると共に架橋構造
を発現させることにより得られる、強度が高く高
耐熱性の熱硬化性樹脂の製造方法に関するもので
ある。
公知の高分子化合物であるポリカルボジイミ
ド、特に芳香族ポリカルボジイミドは、全般的に
かなり耐熱性の高い化合物として知られている
が、ポリカルボジイミドの中でも高分子量のもの
は、200℃前後の温度で僅かに軟化するものの殆
んど不融且つ溶媒に不溶であり、従つて、高分子
化合物として実用的な加工ができるものではな
い。
ド、特に芳香族ポリカルボジイミドは、全般的に
かなり耐熱性の高い化合物として知られている
が、ポリカルボジイミドの中でも高分子量のもの
は、200℃前後の温度で僅かに軟化するものの殆
んど不融且つ溶媒に不溶であり、従つて、高分子
化合物として実用的な加工ができるものではな
い。
又、ポリカルボジイミドの熱硬化性樹脂として
の上記欠点を克服しようとする試みはすでになさ
れており、即ち、L.M.Alberinoら(J.Appl.
Polym.Sci.,21,1999〔1977〕は、有機ジイソシ
アネートよりポリカルボジイミドを製造するに際
し、有機モノイソシアネートを共存せしめること
により生成ポリマーの分子量を規制し、加圧加熱
下に流動性のあるポリカルボジイミドを得る方法
を示しているのであり、確かにこの方法で得られ
るポリカルボジイミドは200℃前後の温度に加熱
することにより硬化樹脂となるが、硬化に著しく
長い時間を要するもので、例えば200℃前後の温
度では数10分もの間、軟化状態にあるため、金型
から成型品を変形させずに取り出すことが困難な
程であるというように、ポリカルボジイミドは到
底実用的な熱硬化性樹脂とはいえなかつた。
の上記欠点を克服しようとする試みはすでになさ
れており、即ち、L.M.Alberinoら(J.Appl.
Polym.Sci.,21,1999〔1977〕は、有機ジイソシ
アネートよりポリカルボジイミドを製造するに際
し、有機モノイソシアネートを共存せしめること
により生成ポリマーの分子量を規制し、加圧加熱
下に流動性のあるポリカルボジイミドを得る方法
を示しているのであり、確かにこの方法で得られ
るポリカルボジイミドは200℃前後の温度に加熱
することにより硬化樹脂となるが、硬化に著しく
長い時間を要するもので、例えば200℃前後の温
度では数10分もの間、軟化状態にあるため、金型
から成型品を変形させずに取り出すことが困難な
程であるというように、ポリカルボジイミドは到
底実用的な熱硬化性樹脂とはいえなかつた。
尚、有機ジイソシアネート、例えば、4,4′−
ジフエニルメタンジイソシアネートを、カルボジ
イミド化を促進する触媒の存在下に加熱すると脱
炭酸縮合して次第に高分子量化するので、自明の
ことであるが、反応を途中で打ち切れば未反応イ
ソシアネートを有する比較的低分子量の化合物が
得られ、この比較的低分子量の化合物を100〜200
℃で加圧すると溶融、流動し次第に硬化すること
も知られているが、当該化合物にはイソシアネー
トが残存しているから、加圧、加熱下に発泡して
しまい、緻密な硬化樹脂を得る目的には適さず、
又、硬化反応も極めて緩慢であつてこの点でも実
用価値に乏しいばかりか、得られる硬化樹脂は
200〜250℃前後で熱分解を生じてしまい、充分な
耐熱性を具えたものではないという致命的な欠点
がある。
ジフエニルメタンジイソシアネートを、カルボジ
イミド化を促進する触媒の存在下に加熱すると脱
炭酸縮合して次第に高分子量化するので、自明の
ことであるが、反応を途中で打ち切れば未反応イ
ソシアネートを有する比較的低分子量の化合物が
得られ、この比較的低分子量の化合物を100〜200
℃で加圧すると溶融、流動し次第に硬化すること
も知られているが、当該化合物にはイソシアネー
トが残存しているから、加圧、加熱下に発泡して
しまい、緻密な硬化樹脂を得る目的には適さず、
又、硬化反応も極めて緩慢であつてこの点でも実
用価値に乏しいばかりか、得られる硬化樹脂は
200〜250℃前後で熱分解を生じてしまい、充分な
耐熱性を具えたものではないという致命的な欠点
がある。
未反応イソシアネート基が実質的に存在しない
程度までポリカルボジイミド化反応を進めると高
分子量化が進行し、得られる高分子のポリカルボ
ジイミドが加圧加熱下に殆んど流動性を示さなく
なることは前述した通りである。
程度までポリカルボジイミド化反応を進めると高
分子量化が進行し、得られる高分子のポリカルボ
ジイミドが加圧加熱下に殆んど流動性を示さなく
なることは前述した通りである。
本発明の発明者らは、ポリカルボジイミドの熱
硬化性樹脂としての上記欠点は、ポリカルボジイ
ミドの次のような性状に基くものであることを解
明した。
硬化性樹脂としての上記欠点は、ポリカルボジイ
ミドの次のような性状に基くものであることを解
明した。
即ち、ポリカルボジイミドは極めて活性の高い
カルボジイミド結合を規則的に持つ化合物であ
り、このため、高分子量のポリカルボジイミドを
得ようとすると、カルボジイミド結合が部分的に
重合して架橋する傾向が現われ、このために高分
子量のポリカルボジイミドではその加工性が失わ
れるのであり、一方、末端を封止したポリカルボ
ジイミドは、比較的低分子量であるから仮りに若
干の架橋反応を生じても流動性が完全に失われる
ことはないが、これを硬化させるためにはカルボ
ジイミド結合の重合を充分に進行させる必要があ
り、そのため硬化樹脂を得るためには高温での加
熱と長い時間とを要するのである。
カルボジイミド結合を規則的に持つ化合物であ
り、このため、高分子量のポリカルボジイミドを
得ようとすると、カルボジイミド結合が部分的に
重合して架橋する傾向が現われ、このために高分
子量のポリカルボジイミドではその加工性が失わ
れるのであり、一方、末端を封止したポリカルボ
ジイミドは、比較的低分子量であるから仮りに若
干の架橋反応を生じても流動性が完全に失われる
ことはないが、これを硬化させるためにはカルボ
ジイミド結合の重合を充分に進行させる必要があ
り、そのため硬化樹脂を得るためには高温での加
熱と長い時間とを要するのである。
本発明は上述した二律背反、即ち、比較的分子
量の高いポリカルボジイミドは加工性に劣り、比
較的分子量の低いものは硬化に時間がかかるとい
う難点を、カルボジイミド結合に有効に作用して
その三量化を促進することのできる化合物を用い
ることによつて解決したものであつて、その構成
は、ポリカルボジイミドを、カルボジイミドの三
量化反応を促進することのできる化合物と共存せ
しめ、適宜温度に加熱することを特徴とするもの
である。
量の高いポリカルボジイミドは加工性に劣り、比
較的分子量の低いものは硬化に時間がかかるとい
う難点を、カルボジイミド結合に有効に作用して
その三量化を促進することのできる化合物を用い
ることによつて解決したものであつて、その構成
は、ポリカルボジイミドを、カルボジイミドの三
量化反応を促進することのできる化合物と共存せ
しめ、適宜温度に加熱することを特徴とするもの
である。
即ち、本発明の発明者らは、耐熱性の高い熱硬
化性樹脂を各種手段により分析していくうちに、
それら樹脂には耐熱性を有するイミノトリアジン
構造が含まれていることを窺せる知見を得、これ
に基き該イミノトリアジン構造をカルボジイミド
結合から誘導するという観点より鋭意研究を続け
た結果、本発明を完成するに至つたもので、これ
を詳細に説明すれば以下の通りである。
化性樹脂を各種手段により分析していくうちに、
それら樹脂には耐熱性を有するイミノトリアジン
構造が含まれていることを窺せる知見を得、これ
に基き該イミノトリアジン構造をカルボジイミド
結合から誘導するという観点より鋭意研究を続け
た結果、本発明を完成するに至つたもので、これ
を詳細に説明すれば以下の通りである。
本発明において用いられるポリカルボジイミド
とは、分子中に多数のカルボジイミド結合を有す
る高分子化合物であり、中でも末端に2以上のイ
ソシアネート基を有する有機ジイソシアネートの
一種以上を脱炭酸により重縮合せしめた線状のも
のが成型性の点で優れ、又、その分子量は有機モ
ノイソシアネートの一種以上を用いて重縮合を停
止させる等して、数平均分子量を400乃至5000に
好ましくは1000乃至3000に規制したものが熱溶融
性の点で優れている。
とは、分子中に多数のカルボジイミド結合を有す
る高分子化合物であり、中でも末端に2以上のイ
ソシアネート基を有する有機ジイソシアネートの
一種以上を脱炭酸により重縮合せしめた線状のも
のが成型性の点で優れ、又、その分子量は有機モ
ノイソシアネートの一種以上を用いて重縮合を停
止させる等して、数平均分子量を400乃至5000に
好ましくは1000乃至3000に規制したものが熱溶融
性の点で優れている。
分子中に2以上のカルボジイミド結合を有する
上記ポリカルボジイミドは、通常、有機ポリイソ
シアネートから、イソシアネートのカルボジイミ
ド化を促進する触媒の存在下に製造することがで
き、この場合の有機ポリイソシアネートとして
は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、2,4−と2,6
−トリレンジイソシアネートの混合物、粗トリレ
ンジイソシアネート、粗メチレンジフエニルジイ
ソシアネート、4,4′,4″−トリフエニルメチレ
ントリイソシアネート、4,4′,−ジメチルジフ
エニルメタン−2,2′−5,5′−テトライソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レン−1,6−ジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートメチルエステル、水添メチレンジフエ
ニルイソシアネート、m−フエニレンジイソシア
ネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシフエニル−2,4−ジイソシア
ネート、ジフエニルメタン−4,4′−ジイソシア
ネート、4,4′−ビフエニレンジイソシアネー
ト、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフエニルジ
イソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ビ
フエニルジイソシアネート、3,3−ジメチルジ
フエニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートや、これらの有機ポリ
イソシアネートを多官能性活性水素化合物に対し
化学量論的に過剰に用いて得られる所謂末端イソ
シアネートプレポリマーを例示することができ、
又、前記したポリカルボジイミドの末端を封止し
てその分子量を制御するための有機モノイソシア
ネートとしては、フエニルイソシアネート、(オ
ルト、メタ、パラ)−トリルイソシアネート、ジ
メチルフエニルイソシアネート、シクロヘキシル
イソシアネート、メチルイソシアネート、クロロ
フエニルイソシアネート、トリフルオロメチルフ
エニルイソシアネート、ナフチルイソシアネート
等を例示することができる。
上記ポリカルボジイミドは、通常、有機ポリイソ
シアネートから、イソシアネートのカルボジイミ
ド化を促進する触媒の存在下に製造することがで
き、この場合の有機ポリイソシアネートとして
は、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6
−トリレンジイソシアネート、2,4−と2,6
−トリレンジイソシアネートの混合物、粗トリレ
ンジイソシアネート、粗メチレンジフエニルジイ
ソシアネート、4,4′,4″−トリフエニルメチレ
ントリイソシアネート、4,4′,−ジメチルジフ
エニルメタン−2,2′−5,5′−テトライソシア
ネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レン−1,6−ジイソシアネート、リジンジイソ
シアネートメチルエステル、水添メチレンジフエ
ニルイソシアネート、m−フエニレンジイソシア
ネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネー
ト、1−メトキシフエニル−2,4−ジイソシア
ネート、ジフエニルメタン−4,4′−ジイソシア
ネート、4,4′−ビフエニレンジイソシアネー
ト、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフエニルジ
イソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ビ
フエニルジイソシアネート、3,3−ジメチルジ
フエニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネートや、これらの有機ポリ
イソシアネートを多官能性活性水素化合物に対し
化学量論的に過剰に用いて得られる所謂末端イソ
シアネートプレポリマーを例示することができ、
又、前記したポリカルボジイミドの末端を封止し
てその分子量を制御するための有機モノイソシア
ネートとしては、フエニルイソシアネート、(オ
ルト、メタ、パラ)−トリルイソシアネート、ジ
メチルフエニルイソシアネート、シクロヘキシル
イソシアネート、メチルイソシアネート、クロロ
フエニルイソシアネート、トリフルオロメチルフ
エニルイソシアネート、ナフチルイソシアネート
等を例示することができる。
又、カルボジイミドの三量化を促進することの
できる化合物としては、本発明の発明による研究
の結果、ポリウレタン化学において当業者に公知
となつている有機イソシアネートの三量化触媒は
全て用いる事ができることが判明しており、特
に、ジアザビシクロウンデセン、p−ジメチルア
ミノフエノール、トリス(ジアルキルアミノアル
キル)ヘキサハイドロ−s−トリアジン等の、分
子中に少なくとも1の第3級窒素原子を有する化
合物又はその有機酸若しくは無機酸塩や、酢酸ナ
トリウム、酢酸カリウム安息香酸ナシリウム等の
有機金属塩、或いは第3級アミンとアルキレンオ
キシドの混合系が良く作用する。
できる化合物としては、本発明の発明による研究
の結果、ポリウレタン化学において当業者に公知
となつている有機イソシアネートの三量化触媒は
全て用いる事ができることが判明しており、特
に、ジアザビシクロウンデセン、p−ジメチルア
ミノフエノール、トリス(ジアルキルアミノアル
キル)ヘキサハイドロ−s−トリアジン等の、分
子中に少なくとも1の第3級窒素原子を有する化
合物又はその有機酸若しくは無機酸塩や、酢酸ナ
トリウム、酢酸カリウム安息香酸ナシリウム等の
有機金属塩、或いは第3級アミンとアルキレンオ
キシドの混合系が良く作用する。
本発明は、これらカルボジイミドの三量化促進
化合物の一種以上で、ポリカルボジイミドを取り
扱うことにより得られるものであるが、より短時
間に熱硬性樹脂を得るためには、例えば100℃以
上300℃以下に加熱すれば良い。
化合物の一種以上で、ポリカルボジイミドを取り
扱うことにより得られるものであるが、より短時
間に熱硬性樹脂を得るためには、例えば100℃以
上300℃以下に加熱すれば良い。
尚、ポリカルボジイミドは適当な溶剤例えば、
トリクレン、THF、キシレン、DMF、DMSO等
による溶液とすることができるから、これに前記
三量化促進化合物を配合してワニスとして用いる
事も可能であり、自明の事であるが、該ワニスよ
りフイルムを形成せしめる事は、もちろん可能で
ある。
トリクレン、THF、キシレン、DMF、DMSO等
による溶液とすることができるから、これに前記
三量化促進化合物を配合してワニスとして用いる
事も可能であり、自明の事であるが、該ワニスよ
りフイルムを形成せしめる事は、もちろん可能で
ある。
又、三量化促進化合物を共存させたポリカルボ
ジイミドには、繊維質補強材、粉末又は結晶状充
填材を配合する事もでき、ポリカルボジイミドに
該充填材を配合した後に三量化促進化合物と共存
せしめても良い。
ジイミドには、繊維質補強材、粉末又は結晶状充
填材を配合する事もでき、ポリカルボジイミドに
該充填材を配合した後に三量化促進化合物と共存
せしめても良い。
本発明による熱硬化性樹脂は、ポリカルボジイ
ミドを、カルボジイミドの三量化を促進すること
のできる化合物と取り扱うことにより得られるも
のであり、この際、ポリカルボジイミドは一旦軟
化し、短時間で硬化するものであり、つまり本発
明では、ポリカルボジイミドの流動性即ち加工性
を何等損なう事なく、硬化時間を飛躍的に短縮す
る事が可能なのであり、従つて、金型での成型を
非常に容易としたものである。
ミドを、カルボジイミドの三量化を促進すること
のできる化合物と取り扱うことにより得られるも
のであり、この際、ポリカルボジイミドは一旦軟
化し、短時間で硬化するものであり、つまり本発
明では、ポリカルボジイミドの流動性即ち加工性
を何等損なう事なく、硬化時間を飛躍的に短縮す
る事が可能なのであり、従つて、金型での成型を
非常に容易としたものである。
又、硬化の際に起る反応は揮発成分を副生しな
いカルボジイミドの三量化であるために、得られ
る成型品は非常に緻密であり、且つ、高い強度を
有することは勿論である。
いカルボジイミドの三量化であるために、得られ
る成型品は非常に緻密であり、且つ、高い強度を
有することは勿論である。
尚、前述したように、ポリカルボジイミドは公
知の高分子化合物であり、特に芳香族ポリカルボ
ジイミドはかなり耐熱性の高いものとして知られ
ているが、本発明による熱硬化性樹脂は、耐熱性
に劣る官能基を導入したものでも、又、本質的に
耐熱性の劣る基を持つ化合物を使用したものでも
なく、元来ポリカルボジイミドの持ち高い耐熱性
を何等損なう事のないものであり、むしろ耐熱性
基と考えられるイミノ−s−トリアジン構造が導
入されることによりポリカルボジイミドを上回る
耐熱性を有するものであるともいえる。
知の高分子化合物であり、特に芳香族ポリカルボ
ジイミドはかなり耐熱性の高いものとして知られ
ているが、本発明による熱硬化性樹脂は、耐熱性
に劣る官能基を導入したものでも、又、本質的に
耐熱性の劣る基を持つ化合物を使用したものでも
なく、元来ポリカルボジイミドの持ち高い耐熱性
を何等損なう事のないものであり、むしろ耐熱性
基と考えられるイミノ−s−トリアジン構造が導
入されることによりポリカルボジイミドを上回る
耐熱性を有するものであるともいえる。
以下に本発明の実施例について述べる。
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約1000)30gとジアザビシクロウンデセ
ン0.3gを乳鉢で十分混合し、得られた混合物を
150℃で5分間プレス成型した後に、200℃で更
に10分間プレス成型し、黄色の樹脂成型品を得
た。
分子量約1000)30gとジアザビシクロウンデセ
ン0.3gを乳鉢で十分混合し、得られた混合物を
150℃で5分間プレス成型した後に、200℃で更
に10分間プレス成型し、黄色の樹脂成型品を得
た。
この物の物性は次の通りであつた。
密度 1.22g/cm3
曲げ強度 322Kg/cm2
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約2000)10gをn−メチル−2−ピロリ
ドン100mlに攪拌しつつ完全に溶解させる。こ
の溶液にp−ジメチルアミノフエノール2.0gを
加え、更に5分間攪拌を続ける。得られた溶液
をガラス板上に均一に塗布し、室温で5分間、
次いで50℃で3分間、更に100℃で2時間乾燥
する事により強靱な透明フイルムを得た。
分子量約2000)10gをn−メチル−2−ピロリ
ドン100mlに攪拌しつつ完全に溶解させる。こ
の溶液にp−ジメチルアミノフエノール2.0gを
加え、更に5分間攪拌を続ける。得られた溶液
をガラス板上に均一に塗布し、室温で5分間、
次いで50℃で3分間、更に100℃で2時間乾燥
する事により強靱な透明フイルムを得た。
このフイルムの赤外吸収スペクトルは1630cm
−1付近にポリカルボジイミドの三量化構造に起
因すると思われる吸収を示した。
−1付近にポリカルボジイミドの三量化構造に起
因すると思われる吸収を示した。
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約2500)100gをテトラヒドロフラン−
トリクロルエチレン(2:1)混合溶媒1000ml
に、強力に攪拌しつつ完全に溶解させる。室温
で30分間攪拌を続けた後、N,N′,N″−トリ
ス(ジエチルアミノプロピル)ヘキサハイドロ
−s−トリアジン0.5gを加え攪拌し、次いでこ
の溶液を穏やかに加熱する。系内温度が50℃に
達すると溶液は急速に増粘し、やがて透明ゲル
状物となるので、このゲル状物を粉砕、乾燥す
ると白色粉末を得る。
分子量約2500)100gをテトラヒドロフラン−
トリクロルエチレン(2:1)混合溶媒1000ml
に、強力に攪拌しつつ完全に溶解させる。室温
で30分間攪拌を続けた後、N,N′,N″−トリ
ス(ジエチルアミノプロピル)ヘキサハイドロ
−s−トリアジン0.5gを加え攪拌し、次いでこ
の溶液を穏やかに加熱する。系内温度が50℃に
達すると溶液は急速に増粘し、やがて透明ゲル
状物となるので、このゲル状物を粉砕、乾燥す
ると白色粉末を得る。
該白色粉末30g金型内において200℃で25分
間加圧成型することにより、黄色の樹脂成型品
を得た。
間加圧成型することにより、黄色の樹脂成型品
を得た。
この樹脂成型品の物性は次の通りであつた。
密度 1.30g/cm3
曲げ強度 354Kg/cm2
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約4000)500gとチタン酸カリウム150g、
酢酸カリウム1gをボールミル中で一週間粉砕
混合する。
分子量約4000)500gとチタン酸カリウム150g、
酢酸カリウム1gをボールミル中で一週間粉砕
混合する。
このようにして得た白色粉末100gを、金型
内において210℃で45分間加圧成型する事によ
り、黄色の樹脂成型品を得た。
内において210℃で45分間加圧成型する事によ
り、黄色の樹脂成型品を得た。
この物の物性は次の通りであつた。
密度 1.68g/cm3
曲げ強度 602Kg/cm2
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約2200)100gとジアザビシクロウンデ
セン1gを乳鉢で十分に混合する。得られた混
合物を190℃に保つたガラス長繊維ストランド
マツト35gに含浸せしめ、常温まで冷却する事
によりガラス繊維強化樹脂を得、このガラス繊
維強化樹脂を230℃で5分間加圧成型して強化
成型品を得た。
分子量約2200)100gとジアザビシクロウンデ
セン1gを乳鉢で十分に混合する。得られた混
合物を190℃に保つたガラス長繊維ストランド
マツト35gに含浸せしめ、常温まで冷却する事
によりガラス繊維強化樹脂を得、このガラス繊
維強化樹脂を230℃で5分間加圧成型して強化
成型品を得た。
この物の物性は次の通りであつた。
密度 1.71g/cm3
曲げ強度 4200Kg/cm2
末端を封止したポリカルボジイミド(数平均
分子量約2500)100gとジアザビシクロオクタ
ン1g、フエニルグリシジルエーテル1.5gを乳鉢
で十分に混合する。得られた混合物をガラスク
ロスに含浸せしめ、200℃で5分間加圧成型し
て強化成型品を得た。
分子量約2500)100gとジアザビシクロオクタ
ン1g、フエニルグリシジルエーテル1.5gを乳鉢
で十分に混合する。得られた混合物をガラスク
ロスに含浸せしめ、200℃で5分間加圧成型し
て強化成型品を得た。
この物の物性は次の通りであつた。
密度 1.37g/cm3
曲げ強度 3800Kg/cm2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリカルボジイミドを、カルボジイミドの三
量化反応を促進することのできる化合物と共存せ
しめ、適宜温度に加熱することを特徴とする耐熱
性の高い熱硬化性樹脂の製造方法。 2 ポリカルボジイミドを、カルボジイミドの三
量化反応を促進することのできる化合物と共存せ
しめ、100℃以上300℃以下の温度で加熱すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
法。 3 ポリカルボジイミドは、有機ジイソシアネー
トから脱炭酸反応によつて得られる実質的に線状
の高分子化合物であり、且つ、数平均分子量が
400乃至5000の間にあるものであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 ポリカルボジイミドは、その末端を有機モノ
イソシアネートにより封止して得られるものであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載
の方法。 5 カルボジイミドの三量化反応を促進すること
のできる化合物は、有機イソシアネートの三量化
触媒と同種のものであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項乃至第4のいずれかに記載の方
法。 6 カルボジイミドの三量化反応を促進すること
のできる化合物は、分子中に少なくとも1の第3
級窒素原子を有するものであることを特徴とする
特許請求の範囲第5項に記載の方法。 7 カルボジイミドの三量化反応を促進すること
のできる化合物は、ジアザビシクロウンデセン、
p−ジメチルアミノフエノール、トリス(ジアル
キルアミノアルキル)ヘキサハイドローs−トリ
アジンから選ばれた一種以上の化合物、又はその
有機酸若しくは無機酸塩であることを特徴とする
特許請求の範囲第5項に記載の方法。 8 カルボジイミドの三量化反応を促進すること
のできる化合物は、酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、安息香酸ナトリウム等の有機酸金属塩である
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の
方法。 9 カルボジイミドの三量化反応を促進すること
のできる化合物は、第3級アミンとアルキレンオ
キシドの混合系であることを特徴とする特許請求
の範囲第5項に記載の方法。
Priority Applications (14)
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|---|---|---|---|
| JP60108359A JPS61268714A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 耐熱性の高い熱硬化性樹脂の製造方法 |
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|---|---|
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|---|---|---|---|
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Country Status (1)
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-
1985
- 1985-05-22 JP JP60108359A patent/JPS61268714A/ja active Granted
Also Published As
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|---|---|
| JPS61268714A (ja) | 1986-11-28 |
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