JPH0574205U - 吸引型播種機の吸引函 - Google Patents
吸引型播種機の吸引函Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 函型本体20に対し播種板22を交換する時
に、破損などを招くことなく、該播種板22を函型本体
20に対し簡単に離脱できるようにする。 【構成】 函型本体20と、本体20の開放側に着脱可
能に取着される複数の吸引播種口22aをもつ播種板2
2とを備え、該播種板22と本体20との間に設けられ
る吸引チャンバー21を吸引通路50に連通した吸引函
を備える。播種板22に本体20の開放側における外側
端縁より外方に突出する着脱操作部6を設け、この着脱
操作部6を把んで播種板22の離脱を可能にした。
に、破損などを招くことなく、該播種板22を函型本体
20に対し簡単に離脱できるようにする。 【構成】 函型本体20と、本体20の開放側に着脱可
能に取着される複数の吸引播種口22aをもつ播種板2
2とを備え、該播種板22と本体20との間に設けられ
る吸引チャンバー21を吸引通路50に連通した吸引函
を備える。播種板22に本体20の開放側における外側
端縁より外方に突出する着脱操作部6を設け、この着脱
操作部6を把んで播種板22の離脱を可能にした。
Description
【0001】
本考案は吸引型播種機の吸引函、詳しくは、一側が開放した函型本体と、該函 型本体の開放側に着脱可能に取着する複数の吸引播種口をもった播種板とから成 り、この播種板を播種する種子の種類などに応じて所定大きさの吸引播種口を備 えたものと取換えて前記函型本体に取着し、該函型本体と播種板との間に形成さ れる吸引チャンバーの吸引力により前記吸引播種口に種子を吸着させた状態でト レイ上方の播種位置に移動させて、該トレイに設けたポット部内に播種するよう にした吸引型播種機の吸引函に関する。
【0002】
従来、この種吸引型播種機の吸引函は、図9で示したように、一側が開放した 函型本体Aの開放側端縁に、該端縁に対し外方に突出するフランジ部A1を設け ると共に、前記函型本体Aに着脱可能に取着される播種板Bの中央部を凹入させ 、その外周縁部に、該播種板Bの前記函型本体Aへの取着時に前記フランジ部A 1に対接されるフランジ部B1を形成して、これら各フランジ部A1,B1を互 いに対接させた状態で、両者間を複数の固定ボルトCで固定することにより、前 記函型本体Aに播種板Bを着脱可能に取着している。
【0003】 そして、播種作業を行うときには、播種する種子の種類などに応じて所定大き さの吸引播種口B2を備えた播種板Bを選択して前記函型本体Aに取着し、これ ら函型本体Aと播種板Bとの間に形成される吸引チャンバーDを吸引機に開口す る吸引通路に連通させて、該吸引通路からの吸引力により種子を前記播種板Bの 吸引播種口B2に吸着させた状態で、前記吸引函の全体をトレイ上方の播種位置 に移動させ、この播種位置で吸引力を解除することにより、前記トレイに設けた ポット部内に播種するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、以上の吸引函では、前記函型本体Aに播種板Bを着脱可能に取着す るにあたって、これら函型本体Aと播種板Bとにそれぞれ互いに対接されるフラ ンジ部A1,B1を設けて、該各フランジ部A1,B1間を複数の固定ボルトC で固定するようにしているため、播種する種子の種類などに応じて所定大きさの 吸引播種口B2をもつ播種板Bを前記函型本体Aに取着するときに、その都度、 前記各固定ボルトCの脱着操作を行う必要があって非常に面倒で作業性が悪い問 題があった。
【0005】 そこで、前記函型本体Aと播種板Bとの着脱操作時における作業性を高めるべ く、前記固定ボルトCの使用を廃止して、前記函型本体Aと播種板Bとを嵌込み 式により取着できるようにすることが考えられる。即ち、図10で示したように 、前記函型本体Aの開放側端縁内面と前記播種板Bの凹入部外面部とをほぼ同一 寸法に形成して、この播種板Bの外周縁内面に、内方側に向けて傾斜状に凹入す る凹入部外面部B3を嵌合させることにより、前記函型本体Aに対し前記播種板 Bを着脱可能に取着するようにすることが考えられる。
【0006】 しかしながら、以上のように、前記函型本体Aと播種板Bとを嵌込み式により 取着可能とするときには、前記函型本体Aに対し前記播種板Bを離脱するとき、 前記函形本体Aの開放側端面と前記播種板Bの外周縁部とが密着することになり 、また、前記播種板Bは、作業性を考慮して、例えば1mm程度の薄肉板で形成さ れているため、前記播種板Bを函形本体Aから離脱して前記播種板Bを交換する 場合、その離脱作業が行い難く、例えばドライバーなどの治具を用いて離脱させ る必要があるし、離脱時に播種板を損傷したりする問題があって、前記した問題 の根本的な解消はできないのである。
【0007】 本考案の目的は、函型本体に対する播種板の離脱操作時に、この播種板の破損 などを招くことなく、該播種板を前記函型本体に対し簡単に離脱することができ る吸引型播種機の吸引函を提供することにある。
【0008】
以上の目的を達成するため、請求項1記載の第1考案は、一側が開放した函型 本体20と、この函型本体20の開放側に着脱可能に取着され、前記函型本体2 0との間で吸引チャンバー21を形成すると共に、該吸引チャンバー21に開口 する複数の吸引播種口22aを設けた播種板22とから成り、前記吸引チャンバ ー21を吸引通路50に連通した吸引型播種機の吸引函において、前記播種板2 2に、前記函型本体20の開放側における外側端縁より外方に突出する着脱操作 部6を設けたものである。
【0009】 また、請求項2記載の第2考案は、前記函型本体20の開放側における端縁に 、外方に突出する突出縁部20fを設けると共に、前記播種板22に、前記函型 本体20の前記端縁より外方に突出し、前記突出縁部20fに対向する対向部2 2eを設け、前記突出縁部20fに、前記播種板22の対向部22eに対し離反 する離反部7を設けたものである。
【0010】 さらに、請求項3記載の第3考案は、前記函型本体20の側壁20bに、一端 部に、前記函型本体20に取着した前記播種板22の底面に接当する押上部81 をもち、他端部に、前記側壁20bの外部に位置する操作部82をもった押上体 8を軸着したものである。
【0011】
第1考案においては、前記播種板22に前記函型本体20の開放側における外 側端縁より外方に突出する着脱操作部6が設けられているため、播種する種子の 種類などに応じて所定大きさの吸引播種口22aをもつ播種板22に交換する場 合、この函型本体20に対し前記播種板22を離脱操作するときに、前記着脱操 作部6を把持して前記函型本体20に対する播種板22を把んで操作を行うこと により、簡単に離脱させることができて作業性を高め得るのであり、また、前記 播種板22を薄肉のアルミニウム板で形成する場合にも、破損などを招くことな く、該播種板22の取外作業が行えるのである。
【0012】 また、第2考案では、前記函型本体20の開放側端縁に外方に突出する突出縁 部20fが設けられ、かつ、前記播種板22に、前記函型本体20の前記端縁よ り外方に突出し、前記突出縁部20fに対向する対向部22eが設けられ、前記 突出縁部20fに前記対向部22eに対し離反する離反部7が形成されているた め、該離反部7から手を挿入して前記播種板22の対向部22eを把持しながら 、この播種板22を前記函型本体20に対し離脱することにより、前述した第1 考案の場合と同様に、前記播種板22の離脱操作を非常に簡単に行うことができ て作業性を高め得るのであり、しかも、前記函型本体20からの前記播種板22 の取外し時に、該播種板22の破損などを招くこともないのである。
【0013】 さらに、第3考案では、前記函型本体20における側壁20bに、前記函型本 体20に取着した前記播種板22の底面に接当する押上部81と、前記側壁20 bの外部に位置する操作部82とをもった押上体8が軸着されているため、前記 函型本体20に対する前記播種板22の取外作業時に、前記操作部82を揺動操 作して前記押上部81で前記播種板22の底面を押上げることにより、前記播種 板22を前記函型本体20に対し浮上させられるのであるから、その取外作業を より簡単に行うことができる。
【0014】
図6〜図8は本考案にかかる吸引函を備えた吸引型播種機の実施例を示してお り、この播種機の構成を概略的に説明すると、トレイTを載置可能とした載置面 10をもつ基体1と、吸引チャンバー21と該吸引チャンバー21に開口する複 数の吸引播種口22aをもつ播種板22を備えた吸引函2と、この吸引函2を前 記基体1に対し上下動可能で、かつ、前記吸引播種口22aが下向きに指向する 播種位置と、上向きに指向する吸着位置とに転回可能に支持する支持部材3と、 吸引機5と、この吸引機5と前記吸引チャンバー21とを連通する吸引通路50 とを備えている。
【0015】 前記基体1は、図6で明らかなように、ポット苗を育苗するためのポット部P を縦横に複数列並べて形成したトレイTを載置可能とした載置面10を上面に備 えた箱体から成り、この載置面10の前方側に、前記吸引函2の前端部を受止め る前部受体11を設けると共に、前記載置面10の後方側には、前記トレイTを 載置面10の所定位置に案内する左右一対のガイドピン12,12と、後記する 吸引函2の後端部に設ける種子タンク23を受止める弾性ゴムから成る後部受体 13,13とをそれぞれ設けている。また、前記基体1には、その後壁1aの内 部側にブロワなどの吸引機5を内蔵すると共に、前記基体1の両側壁1b,1b には、排気口14,14と、該基体1の持運び時に使用する提手15,15を設 けている。また、図6,7において、16は前記吸引機5をオン・オフ操作する ための操作スイッチである。
【0016】 前記支持部材3は、図6〜図8で明らかなように、支持部本体30と、該支持 部本体30に上下揺動可能に支持される揺動部40とから構成され、前記支持部 本体30は、前記基体1の後壁1aから後上方に立上がる略L字形の中空状パイ プ31と、該パイプ31の上端に接続され、前方側に向かって延びる一対の対向 支持片33,33をもつエルボ管32とから成り、前記パイプ31の基部を前記 基体1の後壁1aに取付けると共に、前記パイプ31を前記後壁1aに形成する 貫通孔を介して前記吸引機5の吸引口に連通連結させている。また、前記エルボ 管32は、その一端が前記パイプ31に連通され、他端側には、前記支持片33 ,33の基部間に位置し、前方側に向かって延びる接続口部34を設け、前記支 持片33,33の先端部には、前記揺動部40を上下揺動可能に支持するための 支軸35,35をそれぞれ設けている。
【0017】 さらに、前記揺動部40は、前記支持片33,33の支軸35,35に上下揺 動可能に支持される断面コ字形の第1揺動体41と、該第1揺動体41の先端部 に着脱可能に連結され、内部に空気通路40aをもつ二股状の第2揺動体42と から構成されている。この第2揺動体42は、内部を中空とした平面コ字状の二 股部42aと、該二股部42aの幅方向中間部に後方に延びる円筒軸部42bと を備え、これら二股部42aと円筒軸部42bとを内部に空気通路40aが形成 されるように一体に連結形成したもので、前記二股部42aの各遊端部には、前 記空気通路40aに連通し、かつ、前記吸引函2の吸引チャンバー21に開口す る中空部43aをもつ筒状軸43,43を突設し、これら筒状軸43,43に前 記吸引函2を回転可能に支持する一方、前記円筒軸部42bを前記第1揺動体4 1に着脱可能に嵌合させると共に、前記円筒軸部42bの後端側と前記エルボ管 32の接続口部34とを蛇腹ホース等の可撓性ホース44により連通状に連結し ている。
【0018】 また、前記円筒軸部42bの後端側と前記可撓性ホース44とを連結するにあ たっては、図6に示したように、前記第1揺動体41の先端部に前記円筒軸部4 2bを回転自由に支持する支持筒41aを設けて、該支持筒41aに前記円筒状 部42bを回転自由に支持する一方、前記第1揺動体41の各側壁部と前記円筒 軸部42bの基部側外周に突設した鍔部42cとの間に、左右一対のばね45, 45を介装して、これら各ばね45,45により常時は前記二股部42aに設け る筒状軸43,43が前記載置面10に対し平行となるように付勢させ、作業時 に前記吸引函2に外部物体が当たったような場合に、前記第1揺動体41に対し 第2揺動体42を前記ばね45,45に抗して回動させることにより緩衝させた り、或いは、前記吸引函2の前記載置面10に対する角度を多少変更できるよう に構成している。
【0019】 斯くして、前記パイプ31とエルボ管32との中空部と、前記可撓性ホース4 4、前記円筒軸部42bと二股部42aとの空気通路40a及び筒状軸43,4 3の中空部43aとにより、前記吸引機5から前記吸引函2内の吸引チャンバー 21に至る吸引通路50が形成されるのである。
【0020】 前記吸引函2は、図6〜図8で明らかなように、底側が開放した函形本体20 と、該函形本体20の開放側に着脱可能に取着される約1mm厚程度のアルミニ ウム板から成る播種板22とを備え、これら函型本体20と播種板22との内部 に、前記吸引通路50を介して前記吸引機5に連通される吸引チャンバー21を 形成すると共に、前記播種板22には、前記吸引チャンバー21に開口する複数 の吸引播種口22aを穿設している。また、前記播種板22は、中央側を凹入さ せて、その後部側に後述する種子タンク23を設けている。
【0021】 さらに、前記吸引函2は、その両側壁20b,20bにおいて前記揺動部40 の筒状軸43,43に転回可能に支持されると共に、前記吸引函2における種子 タンク23の取付側と対向する前壁20cには、前方に突出し、前記吸引函2の 転回時に前記揺動部40の二股部42aと干渉して、前記吸引函2の転回範囲を 規制する把手20dを設けている。この把手20d、前記吸引函2の転回操作を 行うもので、前記吸引函2を、図6の仮想線で示す矢印方向に転回させて、図1 に示したように、前記吸引播種板22が上向きに指向する吸着位置に回転させた とき、前記把手20dが前記二股部42aと干渉して前記吸引函2の播種位置以 上の転回を阻止できるようにしている。
【0022】 また、前記函形本体20の上壁20aには、前記側壁20b,20b近くで、 前記筒状軸43,43の内方側開口部近くに一対の大気開放孔24,24を形成 し、該開放孔24,24を閉鎖する操作部25aをもった閉鎖板25,25をヒ ンジ26,26を介して揺動可能に支持すると共に、該閉鎖板25,25をばね 27,27により常時は前記開放孔24,24を閉鎖するように付勢させ、前記 閉鎖板25,25の持上げ操作により前記開放孔24,24を開き、前記吸引チ ャンバー21を大気に開放して、前記播種板22の吸引播種口22aに吸着した 種子を解放して播種できるように構成している。
【0023】 図6〜図8において、28,28は、前記吸引函2を上下揺動させるために吸 引函2の上壁20aにおける前記閉鎖板25,25の外側近くに設けた一対の握 り体であり、また、前記函形本体20の内部には、前記上壁20aに固定され、 前記播種板22と当接してこれら上壁20a及び吸引播種板22を補強する断面 コ字形の補強板29aと、該補強板29aの長さ方向中間部から該補強板29a と直交する方向に延び、上壁内面に固定されるL形補強板29b,29bとを設 けており、これら各補強板29a,29bにより吸引時における前記播種板22 や函形本体20が変形するのを防止し、かつ、前記吸引機5で吸引チャンバー2 1内を吸引するとき、前記断面コ字形の補強板29aによる整流作用で前記吸引 チャンバー21の内部全体に均一な吸引力を及ぼして、前記播種板22に設けた 各吸引播種口22aの全体にそれぞれ種子を確実かつ良好に吸着できるようにし ている。
【0024】 また、46,46は、前記第1揺動体41の後端部とパイプ31との間に介装 したスプリングで、前記吸引函2の上下揺動操作を軽くするためのバランス用ス プリングである。
【0025】 以上の実施例では、前記揺動部40を第1揺動体41と第2揺動体42とから 構成して、この第2揺動体42を第1揺動体41に対し回動可能に連結したが、 これら第1揺動体41と第2揺動体42とは一体に形成してもよい。また、前記 第2揺動体42は、以上の説明したように、コ字形として前記吸引函2を両持状 に支持する他、例えば前記第2揺動体42をL形状として、前記吸引函2を片持 状に支持する構成としてもよい。さらに、図6で示したように、前記トレイTは 収容箱T1内に、該収容箱T1から上方一部が突出するように収容保持されてい る。また、以上の実施例では、前記支持部材3を構成する各部材を中空部材によ り形成して、この支持部材3に前記吸引機5と吸引チャンバー21とを連通する 吸引通路50を形成するようにしたが、前記支持部材3を中空部材で形成するこ となく、前記吸引機5と吸引チャンバー21とを吸引専用ホースを介して直接連 通させるようにしてもよい。
【0026】 しかして、以上のような吸引型播種機に使用される前記吸引函2の播種板22 は、播種する種子の種類などに応じて任意大きさの吸引播種口22aを備えたも のと取換えができるように、前記函形本体20の開放側に着脱可能に嵌合して取 着するのであって、第1考案では、前記函型本体20に対する播種板22の着脱 操作を容易に行うために、この播種板22に前記函型本体20の開放側における 外側端縁より外方に突出する着脱操作部6を設けのである。
【0027】 更に詳記すると、前記播種板22は、図1,図6で示したように、その中央部 位に凹入部22bを設けて、該凹入部22bの底部に前記各吸引播種口22aを 形成すると共に、前記凹入部22bの外周囲に外方に向けて傾斜状に立上がる傾 斜壁22cを一体に形成して、この傾斜壁22cの外方立上り側を前記函形本体 20の開放側に嵌込み式で着脱自由に固定可能となす一方、前記播種板22にお ける傾斜壁22cの外方側端縁全周に、図1及び図6〜図8に示したように前記 函形本体20の開放側における外側端縁より外方に突出する着脱操作部6を一体 に設けるのである。
【0028】 即ち、図1及び図6〜図8に示した実施例は、前記函形本体20の開放側にお ける端縁に鍔を設けることなく切断端面とするか、又は図面に示していないが、 端縁を折曲げたり巻締端縁とし、この函形本体20の開放側に嵌込み式に嵌合す る前記播種板22における前記凹入部22bの周りに、前記函形本体20の外側 端縁より外方に突出する鍔を一体に形成し、この鍔により前記着脱操作部6を形 成し、この着脱操作部6を形成する前記鍔の後部側鍔つまり前記播種板22の後 部側に突設する鍔に、前記播種板22の幅方向ほゞ全長に延びる種子タンク23 を連設したものである。この種子タンク23は、図1及び図6に示される如く、 前壁23aと両側壁23b,23bと後壁23cと上壁23d及び底壁23eと から成り、前記前壁23aの上部のみを前記吸引播種板22側に向かって開口し 、図2に示した播種位置で開口部23fが上位となるよう構成して、図1に示し たように、前記播種板22の各吸引播種口22aに種子を供給吸着させるときに は、前記開口部23fを下方側に位置させて、該開口部23fから前記傾斜壁2 2cを介し前記播種板22上に種子タンク23内の種子を供給して前記吸引チャ ンバー21の吸引力で前記各吸引播種口22aに吸着させ、かつ、図2に示した ように、これら各吸引播種口22aへの種子の吸着後に、前記吸引函2の全体を 反転させて、前記各吸引播種口22aへの吸着種子を前記トレイTの各ポット部 Pに落下播種するときには、前記開口部23fを上方側に位置させることにより 、前記吸引函2の反転時に前記各吸引播種口22aに吸着されることなく、前記 種子タンク23内に戻され、該タンク23内に貯溜された種子が前記開口部23 fから外部側に落下排出されるのを防止するようにしている。さらに、以上のよ うに、前記種子タンク23の上壁23cを前記播種板22の傾斜壁22cに連続 させた状態で一体に形成する場合には、前記種子タンク23から前記播種板22 に種子を供給するとき、また、前記吸引函2の反転に伴い前記播種板22の各吸 引播種口22aに吸着されなかった種子を前記種子タンク23側に戻すとき、種 子の流れを良好とすることができる。
【0029】 また、前記着脱操作部6は、前記播種板22における傾斜壁22cの外方側端 縁全周に設ける他、例えば前後両端縁又は左右両側端縁だけに設けたり、或は一 側部のみに設けてもよい。また、前記函型本体20に、図2に示すように、前記 函型本体20の開放側端縁に外方に向けて突出する鍔部20eを設けて、該鍔部 20eにより前記函型本体20における開放側端縁の補強をしてもよく、この場 合には、前記着脱操作部6を図2に示すように前記鍔部20eよりも外方に突出 するように設けるのである。
【0030】 さらに、第2考案は、図3及び図4で示したように、前記函型本体20の開放 側端縁に、外方に突出する突出縁部20fを一体状に設けると共に、前記播種板 22における凹入部22bの外周端縁部に、前記函型本体20の開放側端縁より 外方側へと突出し、前記突出縁部20fに対向される対向部22eを一体状に設 ける一方、前記函型本体20に設けた突出縁部20fの複数箇所に、前記播種板 22の対向部22eに対し所定間隔をおいて離反する離反部7を設けたのである 。尚、この離反部7は、図3に示したように部分的に設けてもよいが、前記函型 本体20における突出縁部20fの全体にわたって設けてもよいのである。
【0031】 また、第3考案は、図5で示したように、前記函型本体20の相対向する両側 壁20b,20bに、長さ方向一端側に前記函型本体20に取着された前記播種 板22における凹入部22bの底面側に接当する押上部81をもち、かつ、他端 側に前記側壁20bの外部に位置される操作部82をもった一対の押上体8,8 を、それぞれ軸杆83,83を介して上下揺動可能に支持したのである。
【0032】 次に、以上のように構成した播種機の作用について説明する。先ず、播種作業 を行う場合には、前記操作スイッチ16をオン動作させて前記吸引機5を駆動し 、前記パイプ31、エルボ管32、可撓ホース44、円筒軸部42bと二股部4 2aとの空気通路40a及び筒状軸43,43の中空部43aとで形成される前 記吸引通路50を介して前記吸引機5の吸引力を前記吸引チャンバー21に付与 することにより、前記播種板22の各吸引播種口22aに吸引作用を及ぼすので ある。
【0033】 そして、前記吸引函2を図6の仮想線で示したように前記揺動部40を介して 前記基体1に対し上方側に揺動させ、斯かる状態のもとで前記基体1の載置面1 0の所定位置に前記トレイTをガイドピン11を介して載置する。
【0034】 次に、前記吸引函2を上方揺動位置で図2の仮想線で示す矢印方向に回転させ て、図1に示すごとく前記播種板22が上面側に位置するように回転させる。す ると、該播種板22に一体状に設けた前記種子タンク23の開口部23fが下方 位置に移動することから、該種子タンク23内の種子が前記開口部23fから前 記播種板22の傾斜壁22cを介して凹入部22bへと落下供給され、この播種 板22の各吸引播種口22aに付与される前記吸引チャンバー21の吸引作用に より、前記各吸引播種口22a近くに位置する種子が該各吸引播種口22aにそ れぞれ吸着されるのである。
【0035】 また、以上のような吸着作業を終了した後には、前記吸引函2の全体を図1の 実線方向に転回させて、前記播種板22が下向きに指向する播種位置に位置され るように反転させるのである。そして、斯かる吸引函2の反転により前記播種板 22には、前記各吸引播種口22aに吸引された種子のみが残り、これら各吸引 播種口22aで吸引されなかった種子は、前記播種板22の傾斜壁22cを介し て前記開口部23fより種子タンク23内に再び収容される。
【0036】 然かる後、前記吸引函2の全体を下方に揺動させて前記トレイTの真上位置に 移動させた状態で、先ず、前記吸引函2の前端部を前部受体11に支持させた後 に、前記吸引函2の後部側に一体状に設けられた前記種子タンク23を後部受体 13,13の上部側に載置して支持させる。そして、前記吸引機5の操作スイッ チ16をオフ動作して、この吸引機5による吸引を停止すると共に、前記閉鎖板 25,25を操作部25a,25aにより持ち上げて前記大気開放孔24,24 を開放して、前記吸引チャンバー21内を大気に開放することにより、前記播種 板22の各吸引播種口22aに吸着された種子が前記トレイTの各ポット部Pに それぞれ播種されるのである。
【0037】 そして、以上のように用いる吸引型播種機において前記トレイTの各ポット部 Pに播種する種子の種類が変わる場合、前記種子の種類に応じて所定大きさの吸 引播種口22aをもつ播種板22を前記函型本体20に交換するのである。この 場合前記函型本体20に対して前記播種板22を離脱操作するのであるが、第1 考案では、前記播種板22に設けた着脱操作部6を把持して、前記函型本体20 に対する播種板22の離脱操作を行うのであって、前記着脱操作部6は、前記し たように、前記函型本体20の開放側における外側端縁より外方に突出する鍔に より形成するのであるから、前記外側端縁に邪魔されることなく前記着脱操作部 6を把んで前記播種板22を離脱できるのであって、この播種板22の離脱操作 を非常に簡単に行うことができて作業性を高め得るのである。また、前記播種板 22を薄肉のアルミニウム板で形成する場合にも、破損などを招くことなく、該 播種板22の取外作業が容易に行えるのである。
【0038】 また、図3,4に示した第2考案においては、前記函型本体20の突出縁部2 0fに設けた前記離反部7から手を挿入して、前記播種板22の対向部22eを 把持しながら、この播種板22を前記函型本体20に対し離脱することができる のであって、前記函形本体20に突出縁部20fを設けるから、この突出縁部2 0fにより前記函形本体20の開放端縁の補強が行えながら、前述した第1考案 の場合と同様に、前記播種板22の離脱操作を非常に簡単に行うことができて作 業性を高め得るのであり、しかも、前記函型本体20からの前記播種板22の取 外し時に、該播種板22の破損などを招くこともないのである。
【0039】 さらに、図5に示した第3考案においては、前記函型本体20の相対向する両 側壁20bに設けた前記各押上体8の操作部82を前記各軸杆83を中心に揺動 させて、前記各押上体8の押上部81で播種板22の底面を押上げることにより 、前記播種板22を前記函型本体20に対し浮上させられるのであるから、その 取外作業をより簡単に行うことができ、また、この函型本体20に対し前記播種 板22を取付ける場合にも、前述したように、前記播種板22における凹入部2 2bの外周囲に形成された傾斜壁22cを前記函形本体20の開放側に嵌込み固 定することにより、前記播種板22の取付作業も簡単に行うことができて作業性 を高めることができる。
【0040】
以上説明したように、請求項1記載の第1考案では、一側が開放した函型本体 20と、この函型本体20の開放側に着脱可能に取着され、前記函型本体20と の間で吸引チャンバー21を形成すると共に、該吸引チャンバー21に開口する 複数の吸引播種口22aを設けた播種板22とから成り、前記吸引チャンバー2 1を吸引通路50に連通させた吸引型播種機の吸引函において、前記播種板22 に前記函型本体20の開放側における外側端縁より外方に突出する着脱操作部6 を設けたから、播種する種子の種類などに応じて所定大きさの吸引播種口22a をもつ播種板22に交換するために、この函型本体20に対し前記播種板22を 離脱操作するときに、前記着脱操作部6を把持して前記函型本体20に対する播 種板22を把んで操作を行うことができ、従って、従来例のように治具を用いな くとも簡単に離脱させることができて作業性を高め得るのであり、しかも、前記 播種板22を薄肉のアルミニウム板で形成する場合にも、破損などを招くことな く、該播種板22の容易に取外すことができる。
【0041】 また、請求項2記載の第2考案においては、前記函型本体20の開放側端縁に 外方に突出する突出縁部20fを設けると共に、前記播種板22に、前記函型本 体20の前記端縁より外方に突出し、前記突出縁部20fに対向する対向部22 eを設けて、前記突出縁部20fに前記対向部22eに対し離反する離反部7を 形成しているため、前記突出縁部20fにより前記函形本体20の開放端縁の補 強ができながら該離反部7から手を挿入して前記播種板22の対向部22eを把 持して、この播種板22を前記函型本体20に対し離脱することができるのであ って、前述した第1考案の場合と同様に、前記播種板22の離脱操作を非常に簡 単に行うことができて作業性を高め得るのであり、しかも、前記函型本体20か らの前記播種板22の取外し時に、該播種板22の破損などを招くこともないの である。
【0042】 さらに、請求項3記載の第3考案では、前記函型本体20の側壁20bに、一 端部に、前記函型本体20に取着した前記播種板22の底面に接当する押上部8 1をもち、他端部に、前記側壁20bの外部に位置する操作部82をもった押上 体8を軸着しているため、前記函型本体20に対する前記播種板22の取外作業 時に、前記押上体8の操作部82を揺動操作して前記押上部81で前記播種板2 2の底面を押上げることにより、前記播種板22を前記函型本体20に対し浮上 させられるのであるから、その取外作業をより簡単に行うことができる。
【図1】第1考案にかかる吸引函を示す断面図であっ
て、播種板の吸引播種口に種子を吸着させた状態を示し
ている。
て、播種板の吸引播種口に種子を吸着させた状態を示し
ている。
【図2】鍔部を設けた函形本体に播種板を取付けた状態
の一部省略断面図である。
の一部省略断面図である。
【図3】第2考案にかかる吸引函の一部省略した断面図
である。
である。
【図4】図3のX−X線方向から見た縦断面図である。
【図5】第3考案にかかる吸引函の一部省略した断面図
である。
である。
【図6】吸引型播種機の全体構造を示す断面図であっ
て、播種状態を示している。
て、播種状態を示している。
【図7】同吸引型播種機の平面図である。
【図8】同吸引型播種機の背面図である。
【図9】従来の吸引函を示す一部切欠正面図である。
【図10】本考案に至る過程の吸引函を示す一部省略し
た断面図である。
た断面図である。
20 函型本体 20b 側壁 20f 突出縁部 21 吸引チャンバー 22 播種板 22a 吸引播種口 22e 対向部 6 着脱操作部 7 離反部 8 押上体 81 押上部 82 操作部 50 吸引通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 清隆 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 一側が開放した函型本体20と、この函
型本体20の開放側に着脱可能に取着され、前記函型本
体20との間で吸引チャンバー21を形成すると共に、
該吸引チャンバー21に開口する複数の吸引播種口22
aを設けた播種板22とから成り、前記吸引チャンバー
21を吸引通路50に連通した吸引型播種機の吸引函で
あって、 前記播種板22に、前記函型本体20の開放側における
外側端縁より外方に突出する着脱操作部6を設けている
ことを特徴とする吸引型播種機の吸引函。 - 【請求項2】 一側が開放した函型本体20と、この函
型本体20の開放側に着脱可能に取着され、前記函型本
体20との間で吸引チャンバー21を形成すると共に、
該吸引チャンバー21に開口する複数の吸引播種口22
aを設けた播種板22とから成り、前記吸引チャンバー
21を吸引通路50に連通した吸引型播種機の吸引函で
あって、 前記函型本体20の開放側における端縁に、外方に突出
する突出縁部20fを設けると共に、前記播種板22
に、前記函型本体20の前記端縁より外方に突出し、前
記突出縁部20fに対向する対向部22eを設け、前記
突出縁部20fに、前記播種板22の対向部22eに対
し離反する離反部7を設けていることを特徴とする吸引
型播種機の吸引函。 - 【請求項3】 一側が開放した函型本体20と、この函
型本体20の開放側に着脱可能に取着され、前記函型本
体20との間で吸引チャンバー21を形成すると共に、
該吸引チャンバー21に開口する複数の吸引播種口22
aを設けた播種板22とから成り、前記吸引チャンバー
21を吸引通路50に連通した吸引型播種機の吸引函で
あって、 前記函型本体20の側壁20bに、一端部に、前記函型
本体20に取着した前記播種板22の底面に接当する押
上部81をもち、他端部に、前記側壁20bの外部に位
置する操作部82をもった押上体8を軸着していること
を特徴とする吸引型播種機の吸引函。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1224792U JPH0574205U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 吸引型播種機の吸引函 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1224792U JPH0574205U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 吸引型播種機の吸引函 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574205U true JPH0574205U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=11800041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1224792U Pending JPH0574205U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 吸引型播種機の吸引函 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574205U (ja) |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP1224792U patent/JPH0574205U/ja active Pending
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