JPH0574307A - 過電流継電器 - Google Patents
過電流継電器Info
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- JPH0574307A JPH0574307A JP23359591A JP23359591A JPH0574307A JP H0574307 A JPH0574307 A JP H0574307A JP 23359591 A JP23359591 A JP 23359591A JP 23359591 A JP23359591 A JP 23359591A JP H0574307 A JPH0574307 A JP H0574307A
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- reversing plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】反転機構部の第1の反転板の予備移動量を調節
可能とすることによって、接点装置の動作時間特性を調
節する。 【構成】通電量に応じた熱動素子の変位量が所定量に達
したときに、接点装置の開閉状態を急速に反転させる反
転機構部31を設ける。反転機構部31は、器体の定位
置に固定されたフレーム33に対して揺動自在に配置さ
れた第1の反転板34および第2の反転板35を反転ば
ね36により連結して構成する。第1の反転板34は支
点位置を挟んで作動板からの押圧力の作用点とは反対側
の所定位置に第1の反転板34の揺動方向に進退自在な
位置調節ねじ34bが螺合する。第1の反転板34に作
動板からの押圧力が作用していない状態で位置調節ねじ
34bの先端はフレーム33に当接可能である。
可能とすることによって、接点装置の動作時間特性を調
節する。 【構成】通電量に応じた熱動素子の変位量が所定量に達
したときに、接点装置の開閉状態を急速に反転させる反
転機構部31を設ける。反転機構部31は、器体の定位
置に固定されたフレーム33に対して揺動自在に配置さ
れた第1の反転板34および第2の反転板35を反転ば
ね36により連結して構成する。第1の反転板34は支
点位置を挟んで作動板からの押圧力の作用点とは反対側
の所定位置に第1の反転板34の揺動方向に進退自在な
位置調節ねじ34bが螺合する。第1の反転板34に作
動板からの押圧力が作用していない状態で位置調節ねじ
34bの先端はフレーム33に当接可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電量に応じて変位す
る熱動素子により接点装置を駆動するようにした過電流
継電器に関するものである。
る熱動素子により接点装置を駆動するようにした過電流
継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の過電流継電器では、
バイメタル等を備えた熱動素子の変位を接点装置に伝達
するためにトリップ装置が設けられている。すなわち、
熱動素子は通電量に応じて変位するのであって、過電流
が流れて熱動素子の変位量が所定量の閾値に達したとき
に、トリップ装置が作動して接点装置の開閉状態を反転
させるのである。トリップ装置は、接点装置を駆動する
反転機構部と、熱動素子の変位量と反転機構部の動作点
との対応関係を調節することによって接点装置を反転さ
せるのに要する熱動素子の変位量(閾値)を調節する動
作点調節機構部とにより構成される。
バイメタル等を備えた熱動素子の変位を接点装置に伝達
するためにトリップ装置が設けられている。すなわち、
熱動素子は通電量に応じて変位するのであって、過電流
が流れて熱動素子の変位量が所定量の閾値に達したとき
に、トリップ装置が作動して接点装置の開閉状態を反転
させるのである。トリップ装置は、接点装置を駆動する
反転機構部と、熱動素子の変位量と反転機構部の動作点
との対応関係を調節することによって接点装置を反転さ
せるのに要する熱動素子の変位量(閾値)を調節する動
作点調節機構部とにより構成される。
【0003】反転機構部は、図22および図23に示す
ように、器体の定位置に固定されるフレーム33に対し
てそれぞれ揺動自在に保持された第1の反転板34およ
び第2の反転板35を反転ばね36を介して連結して形
成され、規定された2つの安定位置の間で揺動する第2
の反転板35の揺動に伴って接点装置を開閉駆動するよ
うに構成される。反転ばね36は引張ばねであって、第
1の反転板34および第2の反転板35にそれぞれ貫設
された引掛孔34a,35aに対して各端部に形成した
リング状の引掛部36aを挿入する形で第1の反転板3
4および第2の反転板35の間に懸架される。したがっ
て、第2の反転板35が一方の安定位置に位置するとき
に第1の反転板34が動作点調節機構部を介して熱動素
子の変位に伴う押圧力F1 を受けると、第1の反転板3
4の移動に伴って第2の反転板35に対するばね力の作
用点p1 (図24参照)を中心として反転ばね36の中
心線が移動する。ここで、反転ばね36の中心線が第2
の反転板35の支点部p2 (図24参照)と第2の反転
板35へのばね力の作用点p1 とを結ぶ直線(死点)を
越えて移動すると、第2の反転板35は、いわゆるトリ
ップ動作によって他方の安定位置に急速に移動し、図2
2(a)の状態から図22(b)の状態に移行するので
ある。このように、第2の反転板35の位置が反転した
ときの押圧力を受けて接点装置の開閉状態が反転するの
である。
ように、器体の定位置に固定されるフレーム33に対し
てそれぞれ揺動自在に保持された第1の反転板34およ
び第2の反転板35を反転ばね36を介して連結して形
成され、規定された2つの安定位置の間で揺動する第2
の反転板35の揺動に伴って接点装置を開閉駆動するよ
うに構成される。反転ばね36は引張ばねであって、第
1の反転板34および第2の反転板35にそれぞれ貫設
された引掛孔34a,35aに対して各端部に形成した
リング状の引掛部36aを挿入する形で第1の反転板3
4および第2の反転板35の間に懸架される。したがっ
て、第2の反転板35が一方の安定位置に位置するとき
に第1の反転板34が動作点調節機構部を介して熱動素
子の変位に伴う押圧力F1 を受けると、第1の反転板3
4の移動に伴って第2の反転板35に対するばね力の作
用点p1 (図24参照)を中心として反転ばね36の中
心線が移動する。ここで、反転ばね36の中心線が第2
の反転板35の支点部p2 (図24参照)と第2の反転
板35へのばね力の作用点p1 とを結ぶ直線(死点)を
越えて移動すると、第2の反転板35は、いわゆるトリ
ップ動作によって他方の安定位置に急速に移動し、図2
2(a)の状態から図22(b)の状態に移行するので
ある。このように、第2の反転板35の位置が反転した
ときの押圧力を受けて接点装置の開閉状態が反転するの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の過
電流継電器の動作特性として、熱動素子に所定電流が通
電されてから接点装置が反転するまでの時間を、動作感
度などには影響を与えずに調節したい場合がある。しか
しながら、従来構成では、時間特性を調節する手段が存
在しなかったものであるから、使用目的に応じた接点装
置の動作時間特性の調節が行えないという問題があっ
た。
電流継電器の動作特性として、熱動素子に所定電流が通
電されてから接点装置が反転するまでの時間を、動作感
度などには影響を与えずに調節したい場合がある。しか
しながら、従来構成では、時間特性を調節する手段が存
在しなかったものであるから、使用目的に応じた接点装
置の動作時間特性の調節が行えないという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、反転機構部の第1の反転板の予備移動量を調
節可能とすることによって、接点装置の動作時間特性が
調節できるようにした過電流継電器を提供しようとする
ものである。
のであり、反転機構部の第1の反転板の予備移動量を調
節可能とすることによって、接点装置の動作時間特性が
調節できるようにした過電流継電器を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、通電量に応じて変位する熱動素子と、
器体の定位置に固定されたフレームに対してそれぞれ揺
動自在に保持された第1の反転板および第2の反転板を
反転ばねを介して連動させ第2の反転板の揺動範囲を2
つの安定位置の間に規制した反転機構部と、第2の反転
板が一方の安定位置に位置するときに熱動素子の変位に
応じて第1の反転板に押圧力を作用させる作動板と、第
2の反転板の揺動に伴って開閉される接点装置とを具備
する過電流継電器において、反転機構部は、第2の反転
板が一方の安定位置に位置するときに、第1の反転板が
熱動素子の変位に伴う作動板からの押圧力を受けること
によって、反転ばねの中心線が第2の反転板に対するば
ね力の作用点を中心として移動し第2の反転板の支点部
と第2の反転板へのばね力の作用点とを結ぶ直線を越え
ると、第2の反転板が他方の安定位置に急速に移動する
ように構成されていて、第1の反転板には支点位置を挟
んで作動板からの押圧力の作用点とは反対側の所定位置
に第1の反転板の揺動方向に進退自在な位置調節ねじが
挿通された形で螺合していて、第1の反転板に作動板か
らの押圧力が作用していない状態で位置調節ねじの先端
がフレームまたは器体に当接可能となっているのである
達成するために、通電量に応じて変位する熱動素子と、
器体の定位置に固定されたフレームに対してそれぞれ揺
動自在に保持された第1の反転板および第2の反転板を
反転ばねを介して連動させ第2の反転板の揺動範囲を2
つの安定位置の間に規制した反転機構部と、第2の反転
板が一方の安定位置に位置するときに熱動素子の変位に
応じて第1の反転板に押圧力を作用させる作動板と、第
2の反転板の揺動に伴って開閉される接点装置とを具備
する過電流継電器において、反転機構部は、第2の反転
板が一方の安定位置に位置するときに、第1の反転板が
熱動素子の変位に伴う作動板からの押圧力を受けること
によって、反転ばねの中心線が第2の反転板に対するば
ね力の作用点を中心として移動し第2の反転板の支点部
と第2の反転板へのばね力の作用点とを結ぶ直線を越え
ると、第2の反転板が他方の安定位置に急速に移動する
ように構成されていて、第1の反転板には支点位置を挟
んで作動板からの押圧力の作用点とは反対側の所定位置
に第1の反転板の揺動方向に進退自在な位置調節ねじが
挿通された形で螺合していて、第1の反転板に作動板か
らの押圧力が作用していない状態で位置調節ねじの先端
がフレームまたは器体に当接可能となっているのである
【0007】
【作用】上記構成によれば、熱動素子の変位が作動板を
介して伝達される第1の反転板に位置調節ねじを螺合
し、位置調節ねじの先端をフレームまたは器体に当接可
能としているので、第1の反転板に対する位置調節ねじ
の螺合量を調節すれば、作動板が第1の反転板に対して
押圧力を作用させ始める初期位置を調節することができ
るのである。すなわち、上記初期位置を調節することに
よって、第2の反転板を反転させることができる位置に
は変更を加えずに、熱動素子が作動板を介して第1の反
転板からの反力を受ける位置を変化させることができる
から、熱動素子の押し戻し量(換言すれば、熱動素子が
無負荷で動作する領域)が変化することになり、結果的
に熱動素子への所定電流の通電から反転機構部の反転ま
でに要する時間が変化するのである。要するに、位置調
節ねじを設けたことによって、第2の反転板を反転させ
る位置に対して予備的に移動させておくことができるの
であって、位置調節ねじの進退により予備移動量を調節
することによって、動作時間特性を調節することができ
るのである。
介して伝達される第1の反転板に位置調節ねじを螺合
し、位置調節ねじの先端をフレームまたは器体に当接可
能としているので、第1の反転板に対する位置調節ねじ
の螺合量を調節すれば、作動板が第1の反転板に対して
押圧力を作用させ始める初期位置を調節することができ
るのである。すなわち、上記初期位置を調節することに
よって、第2の反転板を反転させることができる位置に
は変更を加えずに、熱動素子が作動板を介して第1の反
転板からの反力を受ける位置を変化させることができる
から、熱動素子の押し戻し量(換言すれば、熱動素子が
無負荷で動作する領域)が変化することになり、結果的
に熱動素子への所定電流の通電から反転機構部の反転ま
でに要する時間が変化するのである。要するに、位置調
節ねじを設けたことによって、第2の反転板を反転させ
る位置に対して予備的に移動させておくことができるの
であって、位置調節ねじの進退により予備移動量を調節
することによって、動作時間特性を調節することができ
るのである。
【0008】
【実施例】図5、図6、図7などに示すように、器体1
は、一面が開口したボディ11と、ボディ11の開口を
閉塞するカバー12と、ボディ11の一部を覆う形でボ
ディ11とカバー12との間に介装される中蓋6とによ
り形成され、ボディ11に形成されたボス13に対して
カバー12を通して組立ねじ14を螺合させることによ
って、ボディ11とカバー12とが結合される。図9に
示すように、ボディ11の一側面には係合突起11aが
突設され、カバー12に設けた孔明き係合片12aに係
合することによって、ボディ11とカバー12との結合
強度が高められている。
は、一面が開口したボディ11と、ボディ11の開口を
閉塞するカバー12と、ボディ11の一部を覆う形でボ
ディ11とカバー12との間に介装される中蓋6とによ
り形成され、ボディ11に形成されたボス13に対して
カバー12を通して組立ねじ14を螺合させることによ
って、ボディ11とカバー12とが結合される。図9に
示すように、ボディ11の一側面には係合突起11aが
突設され、カバー12に設けた孔明き係合片12aに係
合することによって、ボディ11とカバー12との結合
強度が高められている。
【0009】ボディ11の内部は、仕切壁15によって
大きく3つの区画16a、16b、16cに分割され
る。第2区画16bは、器体1の一方の側部に図5にお
ける上下方向のほぼ全長に亙って形成され、第1区画1
6aと第3区画16cとは、図5における上下に配置さ
れる。第1区画16aは、ほぼ平行に形成された仕切壁
15によってさらに3室に分割され、中央の1室を除く
他の2室にはそれぞれ熱動素子2が収納される。熱動素
子2は、矩形板状に形成されたバイメタル21に絶縁材
22を介して帯状のヒータ23を螺旋状に巻回したもの
であって、ヒータ23の一端はバイメタル21の一端部
に溶着などの方法で固着される。バイメタル21は、第
1区画16aを3室に仕切る仕切壁15と平行になるよ
うに配置され、バイメタル21は加熱されると、仕切壁
15の厚み方向に変形するようになっている。バイメタ
ル21の他端部とヒータ23の他端部とは、それぞれ端
子板24、25に固着される。
大きく3つの区画16a、16b、16cに分割され
る。第2区画16bは、器体1の一方の側部に図5にお
ける上下方向のほぼ全長に亙って形成され、第1区画1
6aと第3区画16cとは、図5における上下に配置さ
れる。第1区画16aは、ほぼ平行に形成された仕切壁
15によってさらに3室に分割され、中央の1室を除く
他の2室にはそれぞれ熱動素子2が収納される。熱動素
子2は、矩形板状に形成されたバイメタル21に絶縁材
22を介して帯状のヒータ23を螺旋状に巻回したもの
であって、ヒータ23の一端はバイメタル21の一端部
に溶着などの方法で固着される。バイメタル21は、第
1区画16aを3室に仕切る仕切壁15と平行になるよ
うに配置され、バイメタル21は加熱されると、仕切壁
15の厚み方向に変形するようになっている。バイメタ
ル21の他端部とヒータ23の他端部とは、それぞれ端
子板24、25に固着される。
【0010】端子板24は、板金によって形成され、ボ
ディ11の底壁内側面に沿って配置された固定片24a
と、ボディ11の底壁内側面に対して突出する形で配設
され固定片24aに一体に連続した接続片24bと、ボ
ディ11の底壁を貫通する形で配設され固定片24bに
一体に連続した端子片24cとを備えている。固定片2
4aにはねじ孔24dが形成され、図9に示すように、
ボディ11の底壁を通してねじ孔24dに螺合する固定
ねじ26によって、端子板24がボディ11に固定され
る。また、接続片24bにはバイメタル21の上記他端
部が溶着などの方法で固着される。端子片24cには、
座金27aを有した端子ねじ27が螺合するようにねじ
孔24eが形成されている。
ディ11の底壁内側面に沿って配置された固定片24a
と、ボディ11の底壁内側面に対して突出する形で配設
され固定片24aに一体に連続した接続片24bと、ボ
ディ11の底壁を貫通する形で配設され固定片24bに
一体に連続した端子片24cとを備えている。固定片2
4aにはねじ孔24dが形成され、図9に示すように、
ボディ11の底壁を通してねじ孔24dに螺合する固定
ねじ26によって、端子板24がボディ11に固定され
る。また、接続片24bにはバイメタル21の上記他端
部が溶着などの方法で固着される。端子片24cには、
座金27aを有した端子ねじ27が螺合するようにねじ
孔24eが形成されている。
【0011】一方、端子板25は、バイメタル21にほ
ぼ平行な接続片25aと、カバー12を通して器体1か
ら突出する端子片25bとを一体に連続させた形状を有
している。接続片25aにはヒータ23の上記他端部が
溶着などの方法によって固着される。また、接続片25
aには階段部25cが形成され、接続片25aの一部は
ボディ11の開口面よりも外側に突出して第3区画16
cに跨がるようになっている。
ぼ平行な接続片25aと、カバー12を通して器体1か
ら突出する端子片25bとを一体に連続させた形状を有
している。接続片25aにはヒータ23の上記他端部が
溶着などの方法によって固着される。また、接続片25
aには階段部25cが形成され、接続片25aの一部は
ボディ11の開口面よりも外側に突出して第3区画16
cに跨がるようになっている。
【0012】第1区画16aの中央の1室には、端子板
24と端子板25との接続片24b、25a同士を一体
に連結した形の端子板28が配設される。すなわち、端
子板28は、ボディ11の底壁を通して器体1から突出
する端子片28aと、カバー12を通して器体1から突
出する端子片28bとを備え、両端子片28a、28b
が一体に接続されているのである。端子片28aには、
座金27aを有した端子ねじ27が螺合するようにねじ
孔28cが形成されている。
24と端子板25との接続片24b、25a同士を一体
に連結した形の端子板28が配設される。すなわち、端
子板28は、ボディ11の底壁を通して器体1から突出
する端子片28aと、カバー12を通して器体1から突
出する端子片28bとを備え、両端子片28a、28b
が一体に接続されているのである。端子片28aには、
座金27aを有した端子ねじ27が螺合するようにねじ
孔28cが形成されている。
【0013】ボディ11の外側面において、各端子片2
4c、28aが突出する部位には、各端子片24c、2
8aを隔絶するように隔壁11bが設けられている(図
10参照)。また、カバー12において、端子片25
b、28bが突出する部位には、保持壁12bが突設さ
れ、端子片25b、28bのがたつきが防止される。以
上の構成によれば、端子片24cと端子片25bとの間
で通電すれば、バイメタル21およびヒータ23を通し
て電流が流れるのであって、バイメタル21の自己発熱
およびヒータ23の発熱によって、バイメタル21の上
記一端部が他端部に対してバイメタル21の厚み方向に
変位する。変位の向きは上記一端部が第2区画16bに
近づく向きであり、変位の量はバイメタル21およびヒ
ータ23の発熱量に依存する。
4c、28aが突出する部位には、各端子片24c、2
8aを隔絶するように隔壁11bが設けられている(図
10参照)。また、カバー12において、端子片25
b、28bが突出する部位には、保持壁12bが突設さ
れ、端子片25b、28bのがたつきが防止される。以
上の構成によれば、端子片24cと端子片25bとの間
で通電すれば、バイメタル21およびヒータ23を通し
て電流が流れるのであって、バイメタル21の自己発熱
およびヒータ23の発熱によって、バイメタル21の上
記一端部が他端部に対してバイメタル21の厚み方向に
変位する。変位の向きは上記一端部が第2区画16bに
近づく向きであり、変位の量はバイメタル21およびヒ
ータ23の発熱量に依存する。
【0014】第1区画16aを3室に分割する仕切壁1
5、および第1区画16aと第2区画16bとを仕切る
仕切壁15には、それぞれバイメタル21の上記一端部
に対応する位置でスリット15aが形成され、スリット
15aの開口面に直交する方向に移動自在となるように
連動板17が配置される。連動板17は、3本の脚片1
7aを連結片17bを介して一体に連結した略E形に形
成され、少なくとも一つのバイメタル21が変形したと
きに脚片17aが押圧されて連動板17の一端部の第2
区画16bへの突出量が大きくなるようにしてある。第
2区画16bに突出する脚片17aには押し片17cが
突設される。また、連動板17はバイメタル21に対し
て移動方向に遊びがあり、一つのバイメタル21が変形
したときに他のバイメタル21を変形させることなく移
動できるようになっている。
5、および第1区画16aと第2区画16bとを仕切る
仕切壁15には、それぞれバイメタル21の上記一端部
に対応する位置でスリット15aが形成され、スリット
15aの開口面に直交する方向に移動自在となるように
連動板17が配置される。連動板17は、3本の脚片1
7aを連結片17bを介して一体に連結した略E形に形
成され、少なくとも一つのバイメタル21が変形したと
きに脚片17aが押圧されて連動板17の一端部の第2
区画16bへの突出量が大きくなるようにしてある。第
2区画16bに突出する脚片17aには押し片17cが
突設される。また、連動板17はバイメタル21に対し
て移動方向に遊びがあり、一つのバイメタル21が変形
したときに他のバイメタル21を変形させることなく移
動できるようになっている。
【0015】第2区画16bには、トリップ装置3が収
納される。トリップ装置3は、図1に示すように、反転
機構部31と動作点調節機構部32とを備えている。反
転機構部31は、ボディ11に固定されるフレーム33
に対して第1の反転板34と第2の反転板35とを揺動
自在に取り付け、第1の反転板34と第2の反転板35
とをコイルスプリングよりなる引張ばねである反転ばね
36を介して連結した構成を有している。フレーム33
は、ボディ11に形成された取付孔18(図11参照)
に圧入される圧入片33aと、略V形の切欠溝33d、
33eを有した腕片33b、33cとを備える。第1の
反転板34および第2の反転板35は、それぞれ切欠溝
33d、33eに一端部が挿入されることによってフレ
ーム33の厚み方向において他端部が揺動自在となるよ
うに支承される。また、切欠溝33d、33eは互いに
離れる向きに開放されており、第1の反転板34と第2
の反転板35との間に反転ばね36を介して引張力を与
えることによってフレーム33に保持されるようになっ
ている。反転ばね36は、両端部にリング状の引掛部3
6aを備え、第1の反転板34および第2の反転板35
に貫設された引掛孔34a,35aに各引掛部36aを
挿通した形で、第1の反転板34および第2の反転板3
5に連結される。また、第1の反転板34には、切欠溝
33dに支承される支点部を挟んで引掛孔34aとは反
対側の端部には、位置調節ねじ34bが進退自在に螺合
している。位置調節ねじ35bは、図2(a)のように
先端部がフレーム33から離れた位置と、図2(b)の
ように先端部がフレーム33に当接する位置との間で、
第1の反転板34に対する螺合量が調節できるようにな
っている。
納される。トリップ装置3は、図1に示すように、反転
機構部31と動作点調節機構部32とを備えている。反
転機構部31は、ボディ11に固定されるフレーム33
に対して第1の反転板34と第2の反転板35とを揺動
自在に取り付け、第1の反転板34と第2の反転板35
とをコイルスプリングよりなる引張ばねである反転ばね
36を介して連結した構成を有している。フレーム33
は、ボディ11に形成された取付孔18(図11参照)
に圧入される圧入片33aと、略V形の切欠溝33d、
33eを有した腕片33b、33cとを備える。第1の
反転板34および第2の反転板35は、それぞれ切欠溝
33d、33eに一端部が挿入されることによってフレ
ーム33の厚み方向において他端部が揺動自在となるよ
うに支承される。また、切欠溝33d、33eは互いに
離れる向きに開放されており、第1の反転板34と第2
の反転板35との間に反転ばね36を介して引張力を与
えることによってフレーム33に保持されるようになっ
ている。反転ばね36は、両端部にリング状の引掛部3
6aを備え、第1の反転板34および第2の反転板35
に貫設された引掛孔34a,35aに各引掛部36aを
挿通した形で、第1の反転板34および第2の反転板3
5に連結される。また、第1の反転板34には、切欠溝
33dに支承される支点部を挟んで引掛孔34aとは反
対側の端部には、位置調節ねじ34bが進退自在に螺合
している。位置調節ねじ35bは、図2(a)のように
先端部がフレーム33から離れた位置と、図2(b)の
ように先端部がフレーム33に当接する位置との間で、
第1の反転板34に対する螺合量が調節できるようにな
っている。
【0016】この反転機構部31では、第2の反転板3
5の先端部をフレーム33の厚み方向においてフレーム
33から離れる向きに移動させたときに、反転ばね36
の中心線が、第2の反転板35における反転ばね36と
の結合部と第2の反転板35のフレーム33に対する支
点とを結ぶ直線を越えてフレーム33の反対側に位置す
るようになると、第2の反転板35の先端部をフレーム
33から引き離す向きに反転ばね36のばね力が作用す
る。したがって、第2の反転板35の先端部がフレーム
33の厚み方向においてフレーム33から離れた位置に
保持される(以後、この位置をリセット位置と呼称す
る)。また、第2の反転板35の先端部がフレーム33
の厚み方向においてフレーム33から離れている状態で
は、第1の反転板34の中間部をフレーム33に近付け
る向きに押圧したときに、反転ばね36の中心線が、第
2の反転板35における反転ばね36との結合部と第2
の反転板35のフレーム33に対する支点とを結ぶ直線
を越えてフレーム33寄りに位置するようになると、第
2の反転板35の先端部をフレーム33に近付ける向き
に反転ばね36のばね力が作用して、第2の反転板35
をフレーム33に近付く向きに急速に移動させる。すな
わち、いわゆるスナップ動作を行い、第2の反転板35
の先端部がフレーム33の厚み方向においてフレーム3
3に近い位置に保持される(以後、この位置をトリップ
位置と呼称する)。
5の先端部をフレーム33の厚み方向においてフレーム
33から離れる向きに移動させたときに、反転ばね36
の中心線が、第2の反転板35における反転ばね36と
の結合部と第2の反転板35のフレーム33に対する支
点とを結ぶ直線を越えてフレーム33の反対側に位置す
るようになると、第2の反転板35の先端部をフレーム
33から引き離す向きに反転ばね36のばね力が作用す
る。したがって、第2の反転板35の先端部がフレーム
33の厚み方向においてフレーム33から離れた位置に
保持される(以後、この位置をリセット位置と呼称す
る)。また、第2の反転板35の先端部がフレーム33
の厚み方向においてフレーム33から離れている状態で
は、第1の反転板34の中間部をフレーム33に近付け
る向きに押圧したときに、反転ばね36の中心線が、第
2の反転板35における反転ばね36との結合部と第2
の反転板35のフレーム33に対する支点とを結ぶ直線
を越えてフレーム33寄りに位置するようになると、第
2の反転板35の先端部をフレーム33に近付ける向き
に反転ばね36のばね力が作用して、第2の反転板35
をフレーム33に近付く向きに急速に移動させる。すな
わち、いわゆるスナップ動作を行い、第2の反転板35
の先端部がフレーム33の厚み方向においてフレーム3
3に近い位置に保持される(以後、この位置をトリップ
位置と呼称する)。
【0017】動作点調節機構部32は、ボディ11に対
して底壁に直交する向きに突設された軸突起19に回動
自在に取着された回動レバー37と、回動レバー37に
対して揺動自在に保持された作動板38と、ボディ11
の周壁に対して回動自在に取り付けられた動作点調節カ
ム39とからなる。回動レバー37は、互いに平行な一
対の脚片37aを一対の連結片37bを介して連結した
略コ形のレバー本体37cを有し、一方の脚片37aに
は軸突起19が挿通される軸受孔37dが形成され、他
方の脚片37aには軸突起19の周面に当接する軸受凹
所37eが形成されている。レバー本体37cの一方の
連結片37bは略T形であって、T形の脚部に略直交す
る形で保持片37fが形成され、保持片37fには作動
板38を揺動自在に保持する保持孔37gが形成され
る。保持孔37gは、図12に示すように略矩形状であ
って、連結片37b側の一辺に保持凹所37hが形成さ
れた形状を有している。また、保持凹所37hに対向し
て保持孔37gの内周縁には保持突起37iが突設され
る。軸受孔37dを設けた脚片37aは軸受孔37dに
対して保持片37fとは反対側に延長されており、この
脚片37aの先端部には連結片37bとほぼ同じ面内で
調節片37jが形成される。
して底壁に直交する向きに突設された軸突起19に回動
自在に取着された回動レバー37と、回動レバー37に
対して揺動自在に保持された作動板38と、ボディ11
の周壁に対して回動自在に取り付けられた動作点調節カ
ム39とからなる。回動レバー37は、互いに平行な一
対の脚片37aを一対の連結片37bを介して連結した
略コ形のレバー本体37cを有し、一方の脚片37aに
は軸突起19が挿通される軸受孔37dが形成され、他
方の脚片37aには軸突起19の周面に当接する軸受凹
所37eが形成されている。レバー本体37cの一方の
連結片37bは略T形であって、T形の脚部に略直交す
る形で保持片37fが形成され、保持片37fには作動
板38を揺動自在に保持する保持孔37gが形成され
る。保持孔37gは、図12に示すように略矩形状であ
って、連結片37b側の一辺に保持凹所37hが形成さ
れた形状を有している。また、保持凹所37hに対向し
て保持孔37gの内周縁には保持突起37iが突設され
る。軸受孔37dを設けた脚片37aは軸受孔37dに
対して保持片37fとは反対側に延長されており、この
脚片37aの先端部には連結片37bとほぼ同じ面内で
調節片37jが形成される。
【0018】作動板38は、中間部の両側縁に切欠溝3
8aを有している。この作動板38は、回動レバー37
の保持孔37gに挿通され、両切欠溝38aには、保持
孔37gの保持凹所37hの両側周部が嵌入される。す
なわち、作動板38の一部を保持凹所37h内に嵌入す
ることにより、作動板38の長手方向および幅方向への
移動が規制されるのである。また作動板38の厚み方向
への移動規制のために、保持凹所37hの底面と保持突
起37iの先端面との距離が作動板38の厚みより若干
大きい程度になるように、図13(a)の状態で作動板
38を保持孔37gに挿入した後、図13(b)に示す
ように、保持孔37gの周部のうち保持突起37iを設
けた一辺をたたき加工などの方法で塑性変形させる。こ
こにおいて、保持凹所37hの底面と保持突起37iと
の距離によって、図14に示すように、回動レバー37
に対する作動板38の揺動範囲θが規制されることにな
る。すなわち、図15に示すように、保持凹所37hの
底面と保持突起37iの先端面との間の隙間に対応した
範囲でのみ作動板38は揺動するのである。作動板38
の一端部は連動板17の押し片17cに当接可能な位置
に配置され、他端部は第1の反転板34に当接可能な位
置に配置される。すなわち、熱動素子2の変形によって
連動板17が移動すると、作動板38は連動板17に押
圧されて保持孔37gを中心として回転し、第1の反転
板34をフレーム33に向かって押圧するのである。
8aを有している。この作動板38は、回動レバー37
の保持孔37gに挿通され、両切欠溝38aには、保持
孔37gの保持凹所37hの両側周部が嵌入される。す
なわち、作動板38の一部を保持凹所37h内に嵌入す
ることにより、作動板38の長手方向および幅方向への
移動が規制されるのである。また作動板38の厚み方向
への移動規制のために、保持凹所37hの底面と保持突
起37iの先端面との距離が作動板38の厚みより若干
大きい程度になるように、図13(a)の状態で作動板
38を保持孔37gに挿入した後、図13(b)に示す
ように、保持孔37gの周部のうち保持突起37iを設
けた一辺をたたき加工などの方法で塑性変形させる。こ
こにおいて、保持凹所37hの底面と保持突起37iと
の距離によって、図14に示すように、回動レバー37
に対する作動板38の揺動範囲θが規制されることにな
る。すなわち、図15に示すように、保持凹所37hの
底面と保持突起37iの先端面との間の隙間に対応した
範囲でのみ作動板38は揺動するのである。作動板38
の一端部は連動板17の押し片17cに当接可能な位置
に配置され、他端部は第1の反転板34に当接可能な位
置に配置される。すなわち、熱動素子2の変形によって
連動板17が移動すると、作動板38は連動板17に押
圧されて保持孔37gを中心として回転し、第1の反転
板34をフレーム33に向かって押圧するのである。
【0019】一方、動作点調節カム39は、図5に示す
ように、円柱状の脚部39aと、脚部39aの一端に設
けたフランジ部39bと、脚部39aの他端に突設した
カム突起39cとを備えている。脚部39aはボディ1
1の周壁に穿孔された貫通孔11cに挿通され、フラン
ジ部39bはボディ11の外側面に当接する。動作点調
節カム39においてボディ11の外側面に露出している
部分の中心部にはプラスドライバの先端部などが挿入で
きるように十字形のドライバ溝39fが形成され、ドラ
イバなどを用いて動作点調節カム39を回動させること
ができるようになっている。また、ボディ11の周壁外
側面にはフランジ部39bの周縁を囲む保護壁11dが
形成され、フランジ部39bの外周縁に他の部材が触れ
て動作点調節カム39が不用意に回転するのを防止して
いる。脚部39aの周面には全周に亙って溝部39dが
形成され、ボディ11の周壁内周面に形成された保持溝
11eとの間に保持ばね39eが装着される。また、ボ
ディ11には保持ばね39eに対向する部位に、脚部3
9aが当接する保持壁11fが形成され、保持ばね39
eと保持壁11fとの間に脚部39aを挟持することに
よって動作点調節カム39のボディ11からの抜け止め
がなされる。
ように、円柱状の脚部39aと、脚部39aの一端に設
けたフランジ部39bと、脚部39aの他端に突設した
カム突起39cとを備えている。脚部39aはボディ1
1の周壁に穿孔された貫通孔11cに挿通され、フラン
ジ部39bはボディ11の外側面に当接する。動作点調
節カム39においてボディ11の外側面に露出している
部分の中心部にはプラスドライバの先端部などが挿入で
きるように十字形のドライバ溝39fが形成され、ドラ
イバなどを用いて動作点調節カム39を回動させること
ができるようになっている。また、ボディ11の周壁外
側面にはフランジ部39bの周縁を囲む保護壁11dが
形成され、フランジ部39bの外周縁に他の部材が触れ
て動作点調節カム39が不用意に回転するのを防止して
いる。脚部39aの周面には全周に亙って溝部39dが
形成され、ボディ11の周壁内周面に形成された保持溝
11eとの間に保持ばね39eが装着される。また、ボ
ディ11には保持ばね39eに対向する部位に、脚部3
9aが当接する保持壁11fが形成され、保持ばね39
eと保持壁11fとの間に脚部39aを挟持することに
よって動作点調節カム39のボディ11からの抜け止め
がなされる。
【0020】カム突起39cは、回動レバー37におけ
る調節片37jが当接可能な位置で、脚部39aの回転
中心に対して偏心して設けられている。したがって、動
作点調節カム39を回動させれば、回動レバー37の軸
突起19の回りでの回動範囲を調節することができる。
また、作動板38は回動レバー37に対する揺動範囲が
規制されているから、動作点調節カム39を回動させる
ことによって、第1の反転板34が作動板38からの押
圧力を受けるときの熱動素子2の変形量を変えることが
できるのである。すなわち、熱動素子2の変形によって
連動板17が移動すると作動板38が押圧されるが、回
動レバー37の調節片37jがカム突起39cに当接す
るまでは連動板17から作動板38が受ける押圧力は、
回動レバー37を回転させるのみであって(図8中で右
回りに回転する)、反転機構部31の第1の反転板34
には作用しないのである。一方、回動レバー37の調節
片37jがカム突起39cに当接すると回動レバー37
は回転できなくなるから、連動板17から作動板38に
作用する押圧力が第1の反転板34に伝達されるのであ
る。このような構成によって、反転機構部31がリセッ
ト位置であるときにトリップ位置に反転させるのに要す
る熱動素子2の変形量を、動作点調節カム39の回転位
置によって調節することができるのである。すなわち、
動作点調節カム39を回動することによって、感度が調
節されるのである。
る調節片37jが当接可能な位置で、脚部39aの回転
中心に対して偏心して設けられている。したがって、動
作点調節カム39を回動させれば、回動レバー37の軸
突起19の回りでの回動範囲を調節することができる。
また、作動板38は回動レバー37に対する揺動範囲が
規制されているから、動作点調節カム39を回動させる
ことによって、第1の反転板34が作動板38からの押
圧力を受けるときの熱動素子2の変形量を変えることが
できるのである。すなわち、熱動素子2の変形によって
連動板17が移動すると作動板38が押圧されるが、回
動レバー37の調節片37jがカム突起39cに当接す
るまでは連動板17から作動板38が受ける押圧力は、
回動レバー37を回転させるのみであって(図8中で右
回りに回転する)、反転機構部31の第1の反転板34
には作用しないのである。一方、回動レバー37の調節
片37jがカム突起39cに当接すると回動レバー37
は回転できなくなるから、連動板17から作動板38に
作用する押圧力が第1の反転板34に伝達されるのであ
る。このような構成によって、反転機構部31がリセッ
ト位置であるときにトリップ位置に反転させるのに要す
る熱動素子2の変形量を、動作点調節カム39の回転位
置によって調節することができるのである。すなわち、
動作点調節カム39を回動することによって、感度が調
節されるのである。
【0021】ところで、図3に示すように、作動板38
からの押圧力F1 は支点部p1 に対して反転ばね36と
の連結部と同じ側に作用する。上述したように、反転機
構部31の第1の反転板34には位置調節ねじ34bが
螺合しているのであって、図2(a)に示すように、位
置調節ねじ34bの先端がフレーム33に当接していな
い状態から、図2(b)に示すように、位置調節ねじ3
4bの先端がフレーム33に当接する状態になるように
位置調節ねじ34bの螺合量を調節すると、第1の反転
板34は、図3に二点鎖線で示す位置から実線で示す位
置に移動する。すなわち、作動板38からの押圧力を与
える前に、第1の反転板34を予備的に移動させること
ができるのであって、第1の反転板34への位置調節ね
じ34bの螺合量を調節すれば、第1の反転板34の予
備移動量dを調節することができるのである。第2の反
転板35が反転するときの第1の反転板34の位置は、
予備移動量dを調節しても変化がないから、予備移動量
dを調節することは、熱動素子2が変位して第2の反転
板35が反転する位置まで第1の反転板34を移動させ
る範囲内について、第1の反転板34に押圧力が作用す
る領域を調節することになる。逆に言えば、熱動素子2
に対して第1の反転板34からの反力を受けない無負荷
領域を調節することになるのであって、結果的に、熱動
素子2を通過する電流が所定値に達してから反転機構部
31が反転するまでの時間を調節することができるので
ある。すなわち、位置調節ねじ34bの螺合量を変化さ
せることによって、図4のaの状態(図2(a)に対
応)とbの状態(図2(b)に対応)とのように、熱動
素子2への電流値に対する反転機構部31の応答時間を
変化させることができるのである。
からの押圧力F1 は支点部p1 に対して反転ばね36と
の連結部と同じ側に作用する。上述したように、反転機
構部31の第1の反転板34には位置調節ねじ34bが
螺合しているのであって、図2(a)に示すように、位
置調節ねじ34bの先端がフレーム33に当接していな
い状態から、図2(b)に示すように、位置調節ねじ3
4bの先端がフレーム33に当接する状態になるように
位置調節ねじ34bの螺合量を調節すると、第1の反転
板34は、図3に二点鎖線で示す位置から実線で示す位
置に移動する。すなわち、作動板38からの押圧力を与
える前に、第1の反転板34を予備的に移動させること
ができるのであって、第1の反転板34への位置調節ね
じ34bの螺合量を調節すれば、第1の反転板34の予
備移動量dを調節することができるのである。第2の反
転板35が反転するときの第1の反転板34の位置は、
予備移動量dを調節しても変化がないから、予備移動量
dを調節することは、熱動素子2が変位して第2の反転
板35が反転する位置まで第1の反転板34を移動させ
る範囲内について、第1の反転板34に押圧力が作用す
る領域を調節することになる。逆に言えば、熱動素子2
に対して第1の反転板34からの反力を受けない無負荷
領域を調節することになるのであって、結果的に、熱動
素子2を通過する電流が所定値に達してから反転機構部
31が反転するまでの時間を調節することができるので
ある。すなわち、位置調節ねじ34bの螺合量を変化さ
せることによって、図4のaの状態(図2(a)に対
応)とbの状態(図2(b)に対応)とのように、熱動
素子2への電流値に対する反転機構部31の応答時間を
変化させることができるのである。
【0022】接点装置4は、第2区画16bおよび第3
区画16cに跨がって配置される。接点装置4は、一対
の可動ばね板41a、42aと、各可動ばね板41a、
42aにそれぞれ対応した一対の固定板43a、44a
とを備えている。各可動ばね板41a、42aおよび各
固定板43a、44aは、それぞれボディ11の底壁を
貫通するように配置された端子板41b、42b、43
b、44bに固着される。各端子板41b、42b、4
3b、44bには、それぞれ座金45aを有した端子ね
じ45が螺合するねじ孔41c、42c、43c、44
cが形成される。器体1の外側面において各端子板41
b、42b、43b、44bの間は、図10に示すよう
に、隔壁11bによって隔絶される。各可動ばね板41
a、42aおよび各固定板43a、44aには、それぞ
れ細長形に形成された接点がほぼ直交する形で設けられ
ている。また、各可動ばね板41a、42aは、外力を
作用させないときに対応する各固定板43a、44aに
接触するようにばね力を有している。
区画16cに跨がって配置される。接点装置4は、一対
の可動ばね板41a、42aと、各可動ばね板41a、
42aにそれぞれ対応した一対の固定板43a、44a
とを備えている。各可動ばね板41a、42aおよび各
固定板43a、44aは、それぞれボディ11の底壁を
貫通するように配置された端子板41b、42b、43
b、44bに固着される。各端子板41b、42b、4
3b、44bには、それぞれ座金45aを有した端子ね
じ45が螺合するねじ孔41c、42c、43c、44
cが形成される。器体1の外側面において各端子板41
b、42b、43b、44bの間は、図10に示すよう
に、隔壁11bによって隔絶される。各可動ばね板41
a、42aおよび各固定板43a、44aには、それぞ
れ細長形に形成された接点がほぼ直交する形で設けられ
ている。また、各可動ばね板41a、42aは、外力を
作用させないときに対応する各固定板43a、44aに
接触するようにばね力を有している。
【0023】可動ばね板41a、41bには、絶縁性の
合成樹脂よりなるカード46を介して、反転機構部31
の第2の反転板35に連結されている。カード46は、
仕切壁15に形成されたスリット15b、15cに両端
部が挿通される形でスライド自在に配置され、スリット
15bを通して第2区画16bと第3区画16cとに跨
がるように配置される。図16に示すように、カード4
6において第2区画16bの中に挿入される一端部に
は、第2の反転板35が係合する切欠溝46aと、一方
の可動ばね板41aが係合する切欠溝46bとが形成さ
れる。また、カード46において第3区画16cに配置
されている部分には、各可動ばね板41bが挿通される
広幅の切欠溝46cが形成される。したがって、反転機
構部31の第2の反転板35の揺動に伴ってカード46
がスライドし、カード46によって可動ばね板41a、
42aが揺動するのである。カード46のスライド方向
における広幅の切欠溝46cの両周部には、各スリット
15b、15cの周部に対して当接可能なストッパ突起
46d、46eが突設され、カード46の移動時にいず
れか一方のストッパ突起46d、46eが対応するスリ
ット15b、15cの周縁に当接することによって、カ
ード46の移動範囲が規制されるようになっている。す
なわち、両ストッパ突起46d、46eは両スリット1
5b、15cの間に形成され、両スリット15b、15
cの間の距離と両ストッパ突起46d、46eの間の距
離との差に相当する距離が、カード46の移動可能距離
になる。反転機構部31がリセット位置であって、カー
ド46がスライド方向において第2区画16b側に移動
した位置では、可動ばね板41aが固定板43aに接触
し、可動ばね板42aは切欠溝46cの周縁に押圧され
て固定板44aから離れる。また、反転機構部31がト
リップ位置であって、カード46がスライド方向におい
て第3区画16c側に移動した位置では、可動ばね板4
2aが固定板44aに接触し、可動ばね板41aは切欠
溝46bの周縁に押圧されて固定板43aから離れる。
要するに、両可動ばね板41a、42aは、対応する固
定板43a、44aに対する開閉状態が互いに逆になる
のである。
合成樹脂よりなるカード46を介して、反転機構部31
の第2の反転板35に連結されている。カード46は、
仕切壁15に形成されたスリット15b、15cに両端
部が挿通される形でスライド自在に配置され、スリット
15bを通して第2区画16bと第3区画16cとに跨
がるように配置される。図16に示すように、カード4
6において第2区画16bの中に挿入される一端部に
は、第2の反転板35が係合する切欠溝46aと、一方
の可動ばね板41aが係合する切欠溝46bとが形成さ
れる。また、カード46において第3区画16cに配置
されている部分には、各可動ばね板41bが挿通される
広幅の切欠溝46cが形成される。したがって、反転機
構部31の第2の反転板35の揺動に伴ってカード46
がスライドし、カード46によって可動ばね板41a、
42aが揺動するのである。カード46のスライド方向
における広幅の切欠溝46cの両周部には、各スリット
15b、15cの周部に対して当接可能なストッパ突起
46d、46eが突設され、カード46の移動時にいず
れか一方のストッパ突起46d、46eが対応するスリ
ット15b、15cの周縁に当接することによって、カ
ード46の移動範囲が規制されるようになっている。す
なわち、両ストッパ突起46d、46eは両スリット1
5b、15cの間に形成され、両スリット15b、15
cの間の距離と両ストッパ突起46d、46eの間の距
離との差に相当する距離が、カード46の移動可能距離
になる。反転機構部31がリセット位置であって、カー
ド46がスライド方向において第2区画16b側に移動
した位置では、可動ばね板41aが固定板43aに接触
し、可動ばね板42aは切欠溝46cの周縁に押圧され
て固定板44aから離れる。また、反転機構部31がト
リップ位置であって、カード46がスライド方向におい
て第3区画16c側に移動した位置では、可動ばね板4
2aが固定板44aに接触し、可動ばね板41aは切欠
溝46bの周縁に押圧されて固定板43aから離れる。
要するに、両可動ばね板41a、42aは、対応する固
定板43a、44aに対する開閉状態が互いに逆になる
のである。
【0024】カード46には、カバー12を通して器体
1の外部に突出するテスト片46fが突設され、テスト
片46fをドライバ等を用いて操作することにより、接
点装置4の開閉状態についての動作試験ができるように
なっている。また、図10、図17に示すように、ボデ
ィ11の外側面にはカード46における第3区画16c
側の一端縁に対応する部位で3面に囲まれた凹段部11
gが形成されており、凹段部11gを囲む3面のうちカ
ード46に直交する2面により形成される入隅部分には
カード46の一部が進退自在に挿通される。すなわち、
カード46がスライドするのに伴って凹段部11gへの
カード46の露出量が変化するのである。ここに、反転
機構部31がリセット位置に位置しているときには、凹
段部11gにカード46がほとんど露出しないように凹
段部11gの形状を設定している。また、器体1を黒
色、カード46を黄色などとして、器体1とカード46
とが容易に識別できるようにすることによって、カード
46の位置確認が容易に行えるようにしてある。要する
に、凹段部11gへのカード46の突出量を見ることに
よって、反転機構部31の動作状態や接点装置4の開閉
状態を確認できるのである。
1の外部に突出するテスト片46fが突設され、テスト
片46fをドライバ等を用いて操作することにより、接
点装置4の開閉状態についての動作試験ができるように
なっている。また、図10、図17に示すように、ボデ
ィ11の外側面にはカード46における第3区画16c
側の一端縁に対応する部位で3面に囲まれた凹段部11
gが形成されており、凹段部11gを囲む3面のうちカ
ード46に直交する2面により形成される入隅部分には
カード46の一部が進退自在に挿通される。すなわち、
カード46がスライドするのに伴って凹段部11gへの
カード46の露出量が変化するのである。ここに、反転
機構部31がリセット位置に位置しているときには、凹
段部11gにカード46がほとんど露出しないように凹
段部11gの形状を設定している。また、器体1を黒
色、カード46を黄色などとして、器体1とカード46
とが容易に識別できるようにすることによって、カード
46の位置確認が容易に行えるようにしてある。要する
に、凹段部11gへのカード46の突出量を見ることに
よって、反転機構部31の動作状態や接点装置4の開閉
状態を確認できるのである。
【0025】ボディ11には、反転機構部31がトリッ
プ位置であるときにボディ11側に押し込むことによっ
て、カード46を介して反転機構部31をリセット位置
に復帰させるために、リセット釦5が設けられる。リセ
ット釦5は、円柱状の頭部5aの一端面から脚部5bが
突設され、脚部5bの中間部に円板状の鍔部5cが設け
られた形状に形成されている。ボディ11には、カード
46と平行な外壁の一部と、カバー12との対向面とが
開口し、カード46と平行な仕切壁52を有した凹所5
1が形成される。この凹所51の仕切壁52に形成され
たスリット溝53の周縁を、リセット釦5の脚部5bに
挿着されるコイルスプリングよりなる復帰ばね54の一
端縁と鍔部5cとの間で挟持することにより、リセット
釦5は頭部5aがボディ11の外側面に突出するように
復帰ばね54によって付勢されることになる。したがっ
て、リセット釦5は、復帰ばね54が頭部5aと凹所5
1の仕切壁52との間で最大限に圧縮される位置(ボデ
ィ11の中にもっとも押し込まれた位置)と、鍔部5c
が凹所51の仕切壁52に当接する位置(ボディ11か
らもっとも突出した位置)との間で進退自在になる。
プ位置であるときにボディ11側に押し込むことによっ
て、カード46を介して反転機構部31をリセット位置
に復帰させるために、リセット釦5が設けられる。リセ
ット釦5は、円柱状の頭部5aの一端面から脚部5bが
突設され、脚部5bの中間部に円板状の鍔部5cが設け
られた形状に形成されている。ボディ11には、カード
46と平行な外壁の一部と、カバー12との対向面とが
開口し、カード46と平行な仕切壁52を有した凹所5
1が形成される。この凹所51の仕切壁52に形成され
たスリット溝53の周縁を、リセット釦5の脚部5bに
挿着されるコイルスプリングよりなる復帰ばね54の一
端縁と鍔部5cとの間で挟持することにより、リセット
釦5は頭部5aがボディ11の外側面に突出するように
復帰ばね54によって付勢されることになる。したがっ
て、リセット釦5は、復帰ばね54が頭部5aと凹所5
1の仕切壁52との間で最大限に圧縮される位置(ボデ
ィ11の中にもっとも押し込まれた位置)と、鍔部5c
が凹所51の仕切壁52に当接する位置(ボディ11か
らもっとも突出した位置)との間で進退自在になる。
【0026】凹所51の周壁のうちカード46と平行で
あってボディ11の外壁となる周壁には、カバー12側
が開口した切欠55が形成され、この切欠55の周縁の
うちカバー12に対向する周縁の中央部には半円状に凹
没した切欠凹所56が形成される。また、凹所51の内
部には、図18に示すように、ストッパリブ57および
ガイドリブ58が形成される。ストッパリブ57は、カ
ード46に対して略直交する方向に走り、ガイドリブ5
8は、ストッパリブ57の一部に対向して平行に形成さ
れた部分とカード46に平行になるようにボディ11の
外壁から離間して形成された部分とが連続するように形
成されている。ガイドリブ58のうちカード46に平行
な部分の端縁は切欠凹所56の開口縁に沿う形状に形成
されている。
あってボディ11の外壁となる周壁には、カバー12側
が開口した切欠55が形成され、この切欠55の周縁の
うちカバー12に対向する周縁の中央部には半円状に凹
没した切欠凹所56が形成される。また、凹所51の内
部には、図18に示すように、ストッパリブ57および
ガイドリブ58が形成される。ストッパリブ57は、カ
ード46に対して略直交する方向に走り、ガイドリブ5
8は、ストッパリブ57の一部に対向して平行に形成さ
れた部分とカード46に平行になるようにボディ11の
外壁から離間して形成された部分とが連続するように形
成されている。ガイドリブ58のうちカード46に平行
な部分の端縁は切欠凹所56の開口縁に沿う形状に形成
されている。
【0027】ところで、第3区画16cに対応する部位
には、ボディ11の仕切壁15とカバー12との間で挟
持される中蓋6が配設される。中蓋6には2か所に位置
決め孔61が形成され、仕切壁15の先端面に突設され
た位置決め突起15dが位置決め孔61に挿入されるこ
とによって、中蓋6のボディ11に対する位置決めがな
される。中蓋6におけるカバー12との対向面には、図
19に示すように、各端子板25、28の一部をそれぞ
れ保持する保持壁62が形成されている。さらに、中蓋
6には、図20に示すように、上記凹所51に挿入され
る第1突台63と、第3区画16cに挿入される第2突
台64とが一体に形成される。第1突台63と第2突台
64とは、凹所51の仕切壁52を挟んで離間してい
る。第1突台63は切欠51のうち切欠凹所56を除く
部位を満たす形状に形成されており、切欠凹所56との
対向面は、切欠凹所56と合わせて円形をなしてリセッ
ト釦5の頭部5aを保持できるように、断面半円状に形
成されている。第1突台63には、リセット釦5の頭部
5aの外周面に沿ってボディ11の外側面に突出する突
壁65が一体に形成されている。この突壁65のボディ
11からの突出量は、リセット釦5のボディ11からの
最大突出量とほぼ等しくなるように設定され、リセット
釦5の頭部5aの半周を囲むようになっている。したが
って、突壁65が存在することによってリセット釦5に
他の部材が不用意に当接することが防止されるのであ
る。突壁65の周方向における中間部には窓孔66が形
成され、窓孔66の中には、第1突台63に一部が一体
に連結されるとともに、一部が突壁65の内周面よりも
内側に突出するガイド片67が設けられる。ガイド片6
7は比較的容易に折り取ることができるように第1突台
63に結合されている。第2突台64の先端面は、リセ
ット釦5の鍔部5cが当接してスライドできるように、
断面半円状に形成されている。したがって、リセット釦
5は、スリット溝53、切欠凹所56、第1突台63、
第2突台64などによって、軸振れすることなく進退で
きるように保持されるのである。
には、ボディ11の仕切壁15とカバー12との間で挟
持される中蓋6が配設される。中蓋6には2か所に位置
決め孔61が形成され、仕切壁15の先端面に突設され
た位置決め突起15dが位置決め孔61に挿入されるこ
とによって、中蓋6のボディ11に対する位置決めがな
される。中蓋6におけるカバー12との対向面には、図
19に示すように、各端子板25、28の一部をそれぞ
れ保持する保持壁62が形成されている。さらに、中蓋
6には、図20に示すように、上記凹所51に挿入され
る第1突台63と、第3区画16cに挿入される第2突
台64とが一体に形成される。第1突台63と第2突台
64とは、凹所51の仕切壁52を挟んで離間してい
る。第1突台63は切欠51のうち切欠凹所56を除く
部位を満たす形状に形成されており、切欠凹所56との
対向面は、切欠凹所56と合わせて円形をなしてリセッ
ト釦5の頭部5aを保持できるように、断面半円状に形
成されている。第1突台63には、リセット釦5の頭部
5aの外周面に沿ってボディ11の外側面に突出する突
壁65が一体に形成されている。この突壁65のボディ
11からの突出量は、リセット釦5のボディ11からの
最大突出量とほぼ等しくなるように設定され、リセット
釦5の頭部5aの半周を囲むようになっている。したが
って、突壁65が存在することによってリセット釦5に
他の部材が不用意に当接することが防止されるのであ
る。突壁65の周方向における中間部には窓孔66が形
成され、窓孔66の中には、第1突台63に一部が一体
に連結されるとともに、一部が突壁65の内周面よりも
内側に突出するガイド片67が設けられる。ガイド片6
7は比較的容易に折り取ることができるように第1突台
63に結合されている。第2突台64の先端面は、リセ
ット釦5の鍔部5cが当接してスライドできるように、
断面半円状に形成されている。したがって、リセット釦
5は、スリット溝53、切欠凹所56、第1突台63、
第2突台64などによって、軸振れすることなく進退で
きるように保持されるのである。
【0028】リセット釦5の頭部5aの周面には、図2
1に示すように、ガイド突起5eが突設され、ガイド突
起5eは、ガイドリブ58に沿ってのみ移動できるよう
に配置される。すなわち、ガイド突起5eは、ストッパ
リブ57とガイドリブ58との間、および、ガイドリブ
58と凹所51の底壁との間のみで移動できるのであ
る。ガイド突起5eがストッパリブ57とガイドリブ5
8との間に位置していると、リセット釦5は回転ができ
ないから進退することになり、ガイド突起5eがガイド
リブ58と凹所51の底壁との間に位置していると、リ
セット釦5は回転はできるが、ガイドリブ58によって
ボディ11に押し込まれた状態に規制されて進退はほと
んどできなくなる。また、回転の範囲は、ストッパリブ
57に当接する位置(以後、手動リセット位置と呼称す
る)と第1突台63の先端面に当接する位置(以後、自
動リセット位置と呼称する)との間で約90度の範囲に
規制されている。
1に示すように、ガイド突起5eが突設され、ガイド突
起5eは、ガイドリブ58に沿ってのみ移動できるよう
に配置される。すなわち、ガイド突起5eは、ストッパ
リブ57とガイドリブ58との間、および、ガイドリブ
58と凹所51の底壁との間のみで移動できるのであ
る。ガイド突起5eがストッパリブ57とガイドリブ5
8との間に位置していると、リセット釦5は回転ができ
ないから進退することになり、ガイド突起5eがガイド
リブ58と凹所51の底壁との間に位置していると、リ
セット釦5は回転はできるが、ガイドリブ58によって
ボディ11に押し込まれた状態に規制されて進退はほと
んどできなくなる。また、回転の範囲は、ストッパリブ
57に当接する位置(以後、手動リセット位置と呼称す
る)と第1突台63の先端面に当接する位置(以後、自
動リセット位置と呼称する)との間で約90度の範囲に
規制されている。
【0029】リセット釦5の脚部5bの先端には傾斜面
5dが形成されている。傾斜面5dは、手動リセット位
置ではカード46のスライド方向において傾斜するので
あって、反戦機構部31のトリップ位置側がリセット位
置側よりも突出するように傾斜する。いま、反転機構部
31がトリップ位置であると、リセット釦5を押し込む
ことによってカード46の切欠溝46cの周縁に傾斜面
5dが当接するのであって、傾斜面5dから受ける押圧
力によってカード46が移動し、反転機構部31がリセ
ット位置に反転するようになっている。一方、傾斜面5
dは、自動リセット位置ではカード46のスライド方向
にほぼ直交する方向に傾斜し、この状態では、反転機構
部31がトリップ位置に移動しようとすると、カード4
6の切欠溝46cの周縁にリセット釦5の脚部5bが当
接することによって、トリップ位置が保持されないよう
にカード46の位置が規制される。すなわち、反転機構
部31の第1の反転板34に作動板38からの押圧力が
作用している間のみ可動ばね板42aを固定板44aに
接触させ、第1の反転板34への押圧力が除去される
と、可動ばね板41aが固定板43aに接触する状態に
復帰するのである。要するに、リセット位置でのみ安定
することになって単安定動作になる。
5dが形成されている。傾斜面5dは、手動リセット位
置ではカード46のスライド方向において傾斜するので
あって、反戦機構部31のトリップ位置側がリセット位
置側よりも突出するように傾斜する。いま、反転機構部
31がトリップ位置であると、リセット釦5を押し込む
ことによってカード46の切欠溝46cの周縁に傾斜面
5dが当接するのであって、傾斜面5dから受ける押圧
力によってカード46が移動し、反転機構部31がリセ
ット位置に反転するようになっている。一方、傾斜面5
dは、自動リセット位置ではカード46のスライド方向
にほぼ直交する方向に傾斜し、この状態では、反転機構
部31がトリップ位置に移動しようとすると、カード4
6の切欠溝46cの周縁にリセット釦5の脚部5bが当
接することによって、トリップ位置が保持されないよう
にカード46の位置が規制される。すなわち、反転機構
部31の第1の反転板34に作動板38からの押圧力が
作用している間のみ可動ばね板42aを固定板44aに
接触させ、第1の反転板34への押圧力が除去される
と、可動ばね板41aが固定板43aに接触する状態に
復帰するのである。要するに、リセット位置でのみ安定
することになって単安定動作になる。
【0030】リセット釦5の頭部5aには、手動リセッ
ト位置において、ガイド片67が挿入されるガイド溝5
fが形成される。ガイド溝5fはリセット釦5の進退方
向に沿って形成されており、ガイド片67がガイド溝5
fに挿入された状態では、リセット釦5は進退のみが可
能なように移動規制がなされる。すなわち、ガイド片6
7が存在しているときには自動リセット位置をとること
ができないようになっている。通常の使用状態では手動
によってリセットすればよいから、機能に支障は生じな
い。ガイド片67は比較的容易に折り取ることができる
から、リセット釦5を自動リセット位置に移動させるこ
とが必要になれば、ガイド片67を折り取ればよい。リ
セット釦5の頭部5aの先端面には、プラスドライバを
差し込むことができるようにドライバ溝5gが形成さ
れ、ドライバなどを用いてリセット釦5の押し込み、お
よび、回転ができるようになっている。
ト位置において、ガイド片67が挿入されるガイド溝5
fが形成される。ガイド溝5fはリセット釦5の進退方
向に沿って形成されており、ガイド片67がガイド溝5
fに挿入された状態では、リセット釦5は進退のみが可
能なように移動規制がなされる。すなわち、ガイド片6
7が存在しているときには自動リセット位置をとること
ができないようになっている。通常の使用状態では手動
によってリセットすればよいから、機能に支障は生じな
い。ガイド片67は比較的容易に折り取ることができる
から、リセット釦5を自動リセット位置に移動させるこ
とが必要になれば、ガイド片67を折り取ればよい。リ
セット釦5の頭部5aの先端面には、プラスドライバを
差し込むことができるようにドライバ溝5gが形成さ
れ、ドライバなどを用いてリセット釦5の押し込み、お
よび、回転ができるようになっている。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように、熱動素子の変位
が作動板を介して伝達される第1の反転板に位置調節ね
じを螺合し、位置調節ねじの先端をフレームまたは器体
に当接可能としているので、第1の反転板に対する位置
調節ねじの螺合量を調節すれば、作動板が第1の反転板
に対して押圧力を作用させ始める初期位置を調節するこ
とができるのである。すなわち、上記初期位置を調節す
ることによって、第2の反転板を反転させることができ
る位置には変更を加えずに、熱動素子が作動板を介して
第1の反転板からの反力を受ける位置を変化させること
ができるから、熱動素子の押し戻し量(換言すれば、熱
動素子が無負荷で動作する領域)が変化することにな
り、結果的に熱動素子への所定電流の通電から反転機構
部の反転までに要する時間が変化するという効果があ
る。要するに、位置調節ねじを設けたことによって、第
2の反転板を反転させる位置に対して予備的に移動させ
ておくことができるのであって、位置調節ねじの進退に
より予備移動量を調節することによって、動作時間特性
を調節することができるという効果を奏するのである。
が作動板を介して伝達される第1の反転板に位置調節ね
じを螺合し、位置調節ねじの先端をフレームまたは器体
に当接可能としているので、第1の反転板に対する位置
調節ねじの螺合量を調節すれば、作動板が第1の反転板
に対して押圧力を作用させ始める初期位置を調節するこ
とができるのである。すなわち、上記初期位置を調節す
ることによって、第2の反転板を反転させることができ
る位置には変更を加えずに、熱動素子が作動板を介して
第1の反転板からの反力を受ける位置を変化させること
ができるから、熱動素子の押し戻し量(換言すれば、熱
動素子が無負荷で動作する領域)が変化することにな
り、結果的に熱動素子への所定電流の通電から反転機構
部の反転までに要する時間が変化するという効果があ
る。要するに、位置調節ねじを設けたことによって、第
2の反転板を反転させる位置に対して予備的に移動させ
ておくことができるのであって、位置調節ねじの進退に
より予備移動量を調節することによって、動作時間特性
を調節することができるという効果を奏するのである。
【図1】実施例のトリップ装置を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例の反転機構部の動作説明図である。
【図3】実施例の反転機構部の概略構成図である。
【図4】実施例の反転機構部の動作説明図である。
【図5】実施例の分解斜視図である。
【図6】実施例の外観斜視図である。
【図7】実施例の分解斜視図である。
【図8】実施例のカバーおよび中蓋を外した状態の背面
図である。
図である。
【図9】実施例の縦断面図である。
【図10】実施例の正面図である。
【図11】実施例の縦断面図である。
【図12】実施例を示す要部の分解斜視図である。
【図13】実施例を示す要部の組立過程を示す図であ
る。
る。
【図14】実施例の要部の動作説明図である。
【図15】実施例の要部の動作説明図である。
【図16】実施例の横断面図である。
【図17】実施例の平面図である。
【図18】実施例の要部のカバーおよび中蓋を外した状
態の背面図である。
態の背面図である。
【図19】実施例のカバーを外した状態の背面図であ
る。
る。
【図20】実施例に用いる中蓋の斜視図である。
【図21】実施例の要部断面図である。
【図22】従来の反転機構部の動作説明図である。
【図23】従来の反転機構部の分解斜視図である。
【図24】従来の反転機構部の概略構成図である。
1 器体 2 熱動素子 4 接点装置 31 反転機構部 33 フレーム 34 第1の反転板 34b 位置調節ねじ 35 第2の反転板 36 反転ばね 38 作動板
Claims (1)
- 【請求項1】 通電量に応じて変位する熱動素子と、器
体の定位置に固定されたフレームに対してそれぞれ揺動
自在に保持された第1の反転板および第2の反転板を反
転ばねを介して連動させ第2の反転板の揺動範囲を2つ
の安定位置の間に規制した反転機構部と、第2の反転板
が一方の安定位置に位置するときに熱動素子の変位に応
じて第1の反転板に押圧力を作用させる作動板と、第2
の反転板の揺動に伴って開閉される接点装置とを具備す
る過電流継電器において、反転機構部は、第2の反転板
が一方の安定位置に位置するときに、第1の反転板が熱
動素子の変位に伴う作動板からの押圧力を受けることに
よって、反転ばねの中心線が第2の反転板に対するばね
力の作用点を中心として移動し第2の反転板の支点部と
第2の反転板へのばね力の作用点とを結ぶ直線を越える
と、第2の反転板が他方の安定位置に急速に移動するよ
うに構成されていて、第1の反転板には支点位置を挟ん
で作動板からの押圧力の作用点とは反対側の所定位置に
第1の反転板の揺動方向に進退自在な位置調節ねじが挿
通された形で螺合していて、第1の反転板に作動板から
の押圧力が作用していない状態で位置調節ねじの先端が
フレームまたは器体に当接可能であることを特徴とする
過電流継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23359591A JPH0574307A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 過電流継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23359591A JPH0574307A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 過電流継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574307A true JPH0574307A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16957524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23359591A Withdrawn JPH0574307A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 過電流継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574307A (ja) |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23359591A patent/JPH0574307A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |