JPH0574375U - 天削箸 - Google Patents
天削箸Info
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- JPH0574375U JPH0574375U JP2450292U JP2450292U JPH0574375U JP H0574375 U JPH0574375 U JP H0574375U JP 2450292 U JP2450292 U JP 2450292U JP 2450292 U JP2450292 U JP 2450292U JP H0574375 U JPH0574375 U JP H0574375U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高級感を増すと共に大量生産可能とした天削
箸を提供する。 【構成】 裏面3側の左右中央に沿って長手方向全長に
溝部5を形成する。その溝部5の中央の基部を除く部分
に、表裏貫通状の小幅スリット部6を形成する。基端部
の表て面側に、側面視アール形状の傾斜面を形成する。
製造工程初期段階で、細長帯板状の木取り部材に溝部5
を形成し、この溝部5が嵌入状となる突条を有するガイ
ドレール上にて、切削加工すれば、複数本の木取り部材
を連続的に切削出来、大量生産が可能となる。表て面側
には小幅スリット部6による細線があらわれるのみとな
り、シンプルな美しさを強調出来る。
箸を提供する。 【構成】 裏面3側の左右中央に沿って長手方向全長に
溝部5を形成する。その溝部5の中央の基部を除く部分
に、表裏貫通状の小幅スリット部6を形成する。基端部
の表て面側に、側面視アール形状の傾斜面を形成する。
製造工程初期段階で、細長帯板状の木取り部材に溝部5
を形成し、この溝部5が嵌入状となる突条を有するガイ
ドレール上にて、切削加工すれば、複数本の木取り部材
を連続的に切削出来、大量生産が可能となる。表て面側
には小幅スリット部6による細線があらわれるのみとな
り、シンプルな美しさを強調出来る。
Description
【0001】
本考案は、高級割り箸としての天削箸に関する。
【0002】
従来の天削箸は、一般に、図10に示すように、左右に直角な角部a…を有する 細長帯板状把持部bと、先細状に切削形成された左右の箸先部c,cと、を備え 、左右中央に沿って先端から基端近傍にわたる割り用亀裂dが形成され、かつ、 基端部の表て面f側には、基端方向に次第に厚み寸法が減少するように傾斜する 平坦な傾斜面e(天削面)が形成されていた。
【0003】
しかし、上述のような従来の天削箸では、傾斜面eを平面に切削する工程及び 左右の箸先部c,cを切削形成する工程の自動化が困難であり、手作業で加工す る必要があった。従って、大量生産が出来なかった。また、左右の箸先部c,c は手作業では滑らかに切削出来ず、このため、食膳に置いた場合に箸先部c,c が美観を損ねる場合があった。
【0004】 また、使用に際して、従来の天削箸を2つに割った場合、割り用亀裂dが形成 されていない基端側の部分が、木目等の影響により、平面視に於て斜めに割れる ことが多く、かつ、その割れた部分に刺が生ずる虞れがあった。
【0005】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、大量生産可能であり、かつ、容易 に直線的に割ることが出来ると共に刺が生じにくく、さらに、高級感を一層増し た天削箸を提供することを目的とする。
【0006】
上述の目的を達成するために、本考案に係る天削箸は、左右対向面がアール面 取りされた溝部を裏面側の左右中央に沿って長手方向全長に形成し、該溝部に沿 って先端から基端近傍にわたる表裏貫通状の割り用小幅スリット部を形成し、か つ、基端部の表て面側に側面視アール形状の傾斜面を形成したものである。
【0007】
本考案の天削箸の製造工程初期段階に於て、裏面の長手方向全長に溝部を形成 しておけば、その後の工程を、溝部に嵌入状となる突条を有するガイドレール上 にて連続的に行うことが出来る。かつ、側面視アール形状の傾斜面は、簡単な研 磨走行ベルト等にて容易に加工出来る。これにより、飛躍的な増産が可能となる 。
【0008】 また、本考案の天削箸は、裏面側の溝部に沿って容易に直線的に割れ、かつ、 刺が生じ難い。また、表て面には割り用小幅スリット部によるきわめて細い直線 のみがあらわれると共に、表て面と基端部の傾斜面とは滑らかな連続面となる。
【0009】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0010】 図1と図2と図3と図4は、本考案に係る天削箸の一実施例を示し、この天削 箸1は、料亭等の高級料理店にて食膳に出される高級割り箸であり、平面視に於 て長手方向に対して勾配する左右側面4,4を有すると共に、相互に平行とされ た表て面2と裏面3を有している。
【0011】 そして、左右側面4,4の勾配をもって、全体が先端に次第に縮幅している。
【0012】 また、左右対向面がアール面取りされた溝部5を、裏面3側の左右中央に沿っ て長手方向全長に形成している。
【0013】 さらに、上記溝部5に沿って、先端から基端近傍にわたる表裏貫通状の割り用 小幅スリット部6を形成している。つまり、図3の長さLの範囲に小幅スリット 部6が形成される。
【0014】 そして、基端部の表て面2側に側面視アール形状の傾斜面7を形成している( 図2参照)。
【0015】 また、表て面2と左右側面の間の角部8,8と、裏面3と左右側面の間の角部 8,8は、夫々アール面取りされている(図4参照)。
【0016】 しかして、この天削箸1を食膳に置く場合は、図1に示すように、表て面2を 上にする。この表て面2側には、割り用小幅スリット部6がきわめて細い直線と してあらわれ、シンプルな美しさが強調される。
【0017】 また、基端部の側面視アール形状の傾斜面7と表て面2とは滑らかな連続面と なり美しさが一層増す。
【0018】 さらに、各角部8…は、アール面取りされているため、全体が丸みを帯びて美 しさがさらに強調される。
【0019】 次に、この実施例の天削箸1の形成過程を製造工程順に説明する。
【0020】 先ず、初期段階に於て、図5に示すように、外周に沿って先薄状刃部13を有す ると共に長手方向と直角の水平軸部12廻りに回転する切削刃14にて、細長帯板状 の木取り部材9の下面側の左右中央に、上述の溝部5を面取り状に形成する。
【0021】 切削刃14は、木取り部材9の横幅寸法よりも僅かに大なる幅寸法の浅い角溝10 を有する基台11の左右中央に長手方向に配設され、その切削刃14の先薄状刃部13 は、角溝10の底面よりも上方に所定寸法だけ突出している。
【0022】 そして、上記角溝10に木取り部材9を嵌め込み、その木取り部材9を長手方向 に走らせることにより木取り部材9の長手方向全長に横断面弯曲V字型の溝部5 が形成され、この溝部5が形成された側の面が裏面となる。(以上を初期工程と 呼ぶこととする。)
【0023】 次に、図6に示すように、途中部に側面切削刃15, 15とスリット形成刃16が配 設されたガイドレール17上に、裏面溝部5が形成された複数本の上記木取り部材 9…を長手方向に(突き合わせ状態にて)図示矢印A方向に走らせる。
【0024】 つまり、図7に示すように、ガイドレール17は、左右中央に沿って上方に突出 する横断面略三角形状の突条18を有し、この突条18が木取り部材9に形成された 溝部5に嵌入され、木取り部材9が左右にずれないようにガイドされつつ長手A 方向に走行する。
【0025】 また、ガイドレール17の左右に配設された側面切削刃15, 15は、水平方向の外 周面に沿って上下の角部がアール面とされた凹溝状刃部19, 19を有すると共に、 鉛直軸部20, 20の軸心廻りに回転する。
【0026】 かつ、側面切削刃15, 15は、ガイドレール17上を走行する木取り部材9の送り の位置速度に合わせて図示矢印B,Bで示す左右水平往復運動する。
【0027】 しかして、この側面切削刃15, 15にて、該木取り部材9の側面が平面視に於け る長手方向に対して勾配するように切削され、この木取り部材9の平面視に於け る小幅の端部が本考案の天削箸の先端部となる。
【0028】 また、この切削により、木取り部材9の左右側面の上下の角部はアール面取り 状となる。
【0029】 また、図6にもどって、側面切削刃15, 15は左右往復運動しつつ切削するため 、長手方向に隣合う木取り部材9,9の向きが交互に逆となって形成されること となる。(以上を側面切削工程と呼ぶこととする。)
【0030】 そして、この左右側面がアール面取り状に切削された木取り部材9の左右中央 面に一致して水平軸心21廻りに回転するスリット形成用薄肉刃22が、木取り部材 9を左右分断状に切断する。
【0031】 つまり、図8に示すように、スリット形成用薄肉刃22はガイドレール17の左右 中央に配設され、かつ、図示矢印Cで示す如く上下移動可能とされている。
【0032】 そして、上記薄肉刃22は、木取り部材9の基部を除く部分が通過しているとき は、ガイドレール17から上方に突出して木取り部材9に切り込まれる。
【0033】 また、薄肉刃22が木取り部材9の基部にさしかかると、薄肉刃22は下方に移動 し、木取り部材9の基部に左右連結部分が残る。
【0034】 こうして、(図1と図3と図4に示した)小幅スリット部6が形成される。( 以上をスリット形成工程と呼ぶこととする。)
【0035】 その後、上述のように加工された木取り部材9の基端部表て面側を、図9に示 すように、駆動輪23及び従動輪24に懸架された研磨ベルト25を矢印D方向へ走行 させ、研磨する。
【0036】 つまり、木取り部材9の先端基部を保持台29に固定して、側面視に於て、水平 状の木取り部材9の基端の表て面側の角部に、研磨ベルト25を傾斜状に押圧して 研磨する。
【0037】 そして、研磨ベルト25の上記押圧された部分はアール面状に弯曲し、木取り部 材9の基端の角部はアール面状に研磨される。こうして、(図2に示した)側面 視アール形状の傾斜面7が形成されることとなる。(以上を傾斜面形成工程と呼 ぶこととする。)
【0038】 以上の工程により、図1と図2と図3と図4に示した天削箸1が形成される。
【0039】 なお、この天削箸1の角部8…を、直角状又は傾斜面取りとするも好ましく、 その場合は、上記側面切削刃15, 15の凹溝状刃部19, 19を角溝状とする。
【0040】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0041】 溝部5を製造工程初期段階(初期工程)で形成し、その後の側面切削工程及び スリット形成工程等の工程をこの溝部5に嵌入状となる突条18を有するガイドレ ール17上にて行えば、複数本の木取り部材を連続的に加工することが出来る。さ らに、側面視アール形状の傾斜面7は、簡単な研磨加工にて形成出来る。従って 、飛躍的な増産が可能となる。
【0042】 また、表て面2には、小幅スリット部6によるきわめて細い直線があらわれる のみで、かつ、基端部の表て面2側の傾斜面7は丸みを呈するため、本考案の天 削箸を表て面2を上にして食膳に置いた場合、シンプルな美しさを強調出来、高 級感が増す。
【0043】 さらに、溝部5は裏面3側にあるため、シンプルな美観を損ねることはなく、 かつ、この溝部5に沿って容易に直線的に割ることが出来る。そして、刺が生じ 難い。
【図1】本考案の天削箸の一実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図2】側面図である。
【図3】底面図である。
【図4】正面図である。
【図5】製造工程を説明する要部断面図である。
【図6】製造工程を説明する平面図である。
【図7】図6のX−X線矢視断面図である。
【図8】図6のY−Y線矢視断面図である。
【図9】製造工程を説明する図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
2 表て面 3 裏面 5 溝部 6 小幅スリット 7 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 左右対向面がアール面取りされた溝部5
を裏面3側の左右中央に沿って長手方向全長に形成し、
該溝部5に沿って先端から基端近傍にわたる表裏貫通状
の割り用小幅スリット部6を形成し、かつ、基端部の表
て面2側に側面視アール形状の傾斜面7を形成したこと
を特徴とする天削箸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2450292U JPH0574375U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 天削箸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2450292U JPH0574375U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 天削箸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574375U true JPH0574375U (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=12139970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2450292U Pending JPH0574375U (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 天削箸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574375U (ja) |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP2450292U patent/JPH0574375U/ja active Pending
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