JPH0574594A - 加速器用偏向電磁石 - Google Patents
加速器用偏向電磁石Info
- Publication number
- JPH0574594A JPH0574594A JP23612791A JP23612791A JPH0574594A JP H0574594 A JPH0574594 A JP H0574594A JP 23612791 A JP23612791 A JP 23612791A JP 23612791 A JP23612791 A JP 23612791A JP H0574594 A JPH0574594 A JP H0574594A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- coil
- partial
- accelerator
- magnetic
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 コイル5Aを2つの部分コイル51及び52
に分割し、部分コイル51及び52のうち磁極ギャップ
2から離れた位置に配置された部分コイル52のみに通
電するための切換装置を設けたことを特徴としている。 【効果】 小型化と電源7Aの供給電流範囲の狭小化と
によりコストダウンを実現した加速器用偏向電磁石が得
られる効果がある。
に分割し、部分コイル51及び52のうち磁極ギャップ
2から離れた位置に配置された部分コイル52のみに通
電するための切換装置を設けたことを特徴としている。 【効果】 小型化と電源7Aの供給電流範囲の狭小化と
によりコストダウンを実現した加速器用偏向電磁石が得
られる効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加速器に用いられる
偏向電磁石、特に、エネルギ変化幅の大きな荷電粒子を
加速するために、広い磁場変化範囲を要求されるビーム
輸送系に用いられる加速器用偏向電磁石に関するもので
ある。
偏向電磁石、特に、エネルギ変化幅の大きな荷電粒子を
加速するために、広い磁場変化範囲を要求されるビーム
輸送系に用いられる加速器用偏向電磁石に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば「第5回加速器科学技術
シンポジウム会報」(高エネルギ物理学研究所)[“Pr
oceedings Of The 5th Symposium On Accelerator Scie
nce And Technology"(National laboratory for high
energy physics)]第270頁に記載された従来の加速
器用偏向電磁石(以下、単に「偏向電磁石」という)を
示す断面図である。図3において、1は加速される荷電
粒子が通過する荷電粒子通過領域、2は中心付近に荷電
粒子通過領域1を含む磁極ギャップ、3は磁極ギャップ
2を形成する1組の磁極、4は磁極ギャップ2及び磁極
3とともに磁路を形成するヨーク、5は各磁極3のまわ
りに巻かれたコイル、6は以上の1〜5から構成される
偏向電磁石である。
シンポジウム会報」(高エネルギ物理学研究所)[“Pr
oceedings Of The 5th Symposium On Accelerator Scie
nce And Technology"(National laboratory for high
energy physics)]第270頁に記載された従来の加速
器用偏向電磁石(以下、単に「偏向電磁石」という)を
示す断面図である。図3において、1は加速される荷電
粒子が通過する荷電粒子通過領域、2は中心付近に荷電
粒子通過領域1を含む磁極ギャップ、3は磁極ギャップ
2を形成する1組の磁極、4は磁極ギャップ2及び磁極
3とともに磁路を形成するヨーク、5は各磁極3のまわ
りに巻かれたコイル、6は以上の1〜5から構成される
偏向電磁石である。
【0003】図4は、図3に示した偏向電磁石6と電力
系との接続状態を示す構成図であり、7は偏向電磁石6
内のコイル5に電流を供給する電源、8は偏向電磁石6
及び電源7を接続するケーブルである。
系との接続状態を示す構成図であり、7は偏向電磁石6
内のコイル5に電流を供給する電源、8は偏向電磁石6
及び電源7を接続するケーブルである。
【0004】次に、図3に示した従来の偏向電磁石の動
作について、図4を参照しながら説明する。電源7から
コイル5に電流が供給されると、磁極ギャップ2、磁極
3及びヨーク4に磁路が形成され、磁極ギャップ2に磁
場が発生する。磁極ギャップ2内の荷電粒子通過領域1
を通過する荷電粒子は、この磁場によって軌道を偏向さ
れる。また、偏向電磁石6が、エネルギの変化する荷電
粒子を加速する加速器のビーム輸送系等に用いられる場
合には、そのエネルギの大きさに応じて荷電粒子通過領
域1の磁場の高さを変化させる必要がある。
作について、図4を参照しながら説明する。電源7から
コイル5に電流が供給されると、磁極ギャップ2、磁極
3及びヨーク4に磁路が形成され、磁極ギャップ2に磁
場が発生する。磁極ギャップ2内の荷電粒子通過領域1
を通過する荷電粒子は、この磁場によって軌道を偏向さ
れる。また、偏向電磁石6が、エネルギの変化する荷電
粒子を加速する加速器のビーム輸送系等に用いられる場
合には、そのエネルギの大きさに応じて荷電粒子通過領
域1の磁場の高さを変化させる必要がある。
【0005】エネルギの変化する荷電粒子の軌道を高精
度に偏向させるためには、荷電粒子通過領域1の磁場に
対して、空間的一様性及び時間的安定性が要求される。
空間的一様性を確保するためには、磁極3の端部の磁場
は磁気飽和の影響によって一様にならないので、磁極3
の幅を広くする必要がある。また、時間的安定性を確保
するためには、電源7の供給電流が、低磁場から高磁場
に対応する広い範囲に渡って時間的に安定であることが
要求される。
度に偏向させるためには、荷電粒子通過領域1の磁場に
対して、空間的一様性及び時間的安定性が要求される。
空間的一様性を確保するためには、磁極3の端部の磁場
は磁気飽和の影響によって一様にならないので、磁極3
の幅を広くする必要がある。また、時間的安定性を確保
するためには、電源7の供給電流が、低磁場から高磁場
に対応する広い範囲に渡って時間的に安定であることが
要求される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の加速器用偏向電
磁石は以上のように構成されているので、磁場の空間的
一様性を確保するために磁極3の幅を広くする必要があ
り、その結果、偏向電磁石6は大型化し、製作、輸送、
搬入、据付等のコストアップを招くという問題点があっ
た。
磁石は以上のように構成されているので、磁場の空間的
一様性を確保するために磁極3の幅を広くする必要があ
り、その結果、偏向電磁石6は大型化し、製作、輸送、
搬入、据付等のコストアップを招くという問題点があっ
た。
【0007】また、磁場の時間的安定性を確保するため
に、電源7の供給電流が広い範囲に渡って時間的に安定
である必要があり、その結果、電源7内の回路の複雑
化、使用部品の高グレード化、温度制御の高精度化等に
よりコストアップを招くという問題点があった。
に、電源7の供給電流が広い範囲に渡って時間的に安定
である必要があり、その結果、電源7内の回路の複雑
化、使用部品の高グレード化、温度制御の高精度化等に
よりコストアップを招くという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、小型化と電源の供給電流範囲の
狭小化とによりコストダウンを実現した加速器用偏向電
磁石を得ることを目的とする。
ためになされたもので、小型化と電源の供給電流範囲の
狭小化とによりコストダウンを実現した加速器用偏向電
磁石を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加速器用
偏向電磁石は、各コイルを複数の部分コイルに分割し、
複数の部分コイルのうち磁極ギャップから離れた位置に
配置された部分コイルのみに通電するための切換装置を
設けたものである。
偏向電磁石は、各コイルを複数の部分コイルに分割し、
複数の部分コイルのうち磁極ギャップから離れた位置に
配置された部分コイルのみに通電するための切換装置を
設けたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、低磁場を発生するときに
は磁極ギャップから離れた位置に配置された部分コイル
のみに電流を供給し、高磁場を発生するときには磁極ギ
ャップに近い位置に配置された部分コイルにも電流を供
給する。
は磁極ギャップから離れた位置に配置された部分コイル
のみに電流を供給し、高磁場を発生するときには磁極ギ
ャップに近い位置に配置された部分コイルにも電流を供
給する。
【0011】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す
断面図である。実施例1の偏向電磁石6Aは、上下方向
及び左右方向に対称であるので、図1には偏向電磁石の
右上部分のみが示されている。図1において、1〜4は
前述と同様のもの、51、52はコイル5Aを2つに分
割したものに対応する部分コイルである。
断面図である。実施例1の偏向電磁石6Aは、上下方向
及び左右方向に対称であるので、図1には偏向電磁石の
右上部分のみが示されている。図1において、1〜4は
前述と同様のもの、51、52はコイル5Aを2つに分
割したものに対応する部分コイルである。
【0012】図2は、図1に示した実施例1の偏向電磁
石6Aと電源7Aとの接続状態を示す構成図であり、8
は前述と同様のものである。9は部分コイル51及び5
2への供給電流を切換える切換装置であり、磁極ギャッ
プ2から離れた位置に配置された部分コイル52のみに
通電するため、内部に接点a及びbを備えている。
石6Aと電源7Aとの接続状態を示す構成図であり、8
は前述と同様のものである。9は部分コイル51及び5
2への供給電流を切換える切換装置であり、磁極ギャッ
プ2から離れた位置に配置された部分コイル52のみに
通電するため、内部に接点a及びbを備えている。
【0013】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について、図2を参照しながら説明する。まず、高
磁場を発生するときには、切換装置9を接点b側に切換
えることにより部分コイル51及び52を直列に接続
し、電源7Aから大電流を供給する。このとき、磁極3
等の内部で磁気飽和が生じるが、この状態で荷電粒子通
過領域1の磁場の空間的一様性が十分になるように、シ
ム(図示されていない)等を含む磁極3の形状及び幅を
最適化しておく。従って、磁極3の幅は従来の場合と比
べて狭くなる。
動作について、図2を参照しながら説明する。まず、高
磁場を発生するときには、切換装置9を接点b側に切換
えることにより部分コイル51及び52を直列に接続
し、電源7Aから大電流を供給する。このとき、磁極3
等の内部で磁気飽和が生じるが、この状態で荷電粒子通
過領域1の磁場の空間的一様性が十分になるように、シ
ム(図示されていない)等を含む磁極3の形状及び幅を
最適化しておく。従って、磁極3の幅は従来の場合と比
べて狭くなる。
【0014】ここで、低磁場を発生するときに、従来方
法と同様に、切換装置9を接点b側にしたまま部分コイ
ル51及び52の両方に小電流を供給すると、磁極3等
の内部で磁気飽和は生じず、磁極3の形状及び幅は磁気
飽和を伴う高磁場用に最適化されているため、荷電粒子
通過領域1の磁場の空間的一様性は悪化してしまう。
法と同様に、切換装置9を接点b側にしたまま部分コイ
ル51及び52の両方に小電流を供給すると、磁極3等
の内部で磁気飽和は生じず、磁極3の形状及び幅は磁気
飽和を伴う高磁場用に最適化されているため、荷電粒子
通過領域1の磁場の空間的一様性は悪化してしまう。
【0015】そこで、低磁場を発生するときには、切換
装置9を図示したように接点a側に切換えることによ
り、部分コイル52のみに電流を供給するようにする。
このとき、部分コイル52は磁極ギャップ2から離れて
いるため、磁束は磁極ギャップ2付近で磁極3から漏
れ、荷電粒子通過領域1の磁場の空間的一様性が変化す
る。この変化と、磁気飽和が生じないことによる空間的
一様性の変化とがちょうど打ち消しあうように部分コイ
ル52等を設計すれば、低磁場を発生するときにも荷電
粒子通過領域1の磁場の空間的一様性を確保することが
できる。以上より、磁極3の幅は狭くても済むことにな
り、偏向電磁石6Aを小型化することができ、製作、輸
送、搬入、据付等のコストを小さくすることができる。
装置9を図示したように接点a側に切換えることによ
り、部分コイル52のみに電流を供給するようにする。
このとき、部分コイル52は磁極ギャップ2から離れて
いるため、磁束は磁極ギャップ2付近で磁極3から漏
れ、荷電粒子通過領域1の磁場の空間的一様性が変化す
る。この変化と、磁気飽和が生じないことによる空間的
一様性の変化とがちょうど打ち消しあうように部分コイ
ル52等を設計すれば、低磁場を発生するときにも荷電
粒子通過領域1の磁場の空間的一様性を確保することが
できる。以上より、磁極3の幅は狭くても済むことにな
り、偏向電磁石6Aを小型化することができ、製作、輸
送、搬入、据付等のコストを小さくすることができる。
【0016】また、低磁場を発生するときには、部分コ
イル52のみが通電され、電流を供給するコイルの巻数
が少なくなるので、供給電流を従来の場合ほど小さくす
る必要がなく、電源7Aの供給電流の時間的安定性が要
求される電流変化範囲は狭くて済む。このため、電源7
A内の回路の簡単化、使用部品の低グレード化、温度制
御の低精度化等を図ることができ、電源7Aのコストを
小さくすることができる。
イル52のみが通電され、電流を供給するコイルの巻数
が少なくなるので、供給電流を従来の場合ほど小さくす
る必要がなく、電源7Aの供給電流の時間的安定性が要
求される電流変化範囲は狭くて済む。このため、電源7
A内の回路の簡単化、使用部品の低グレード化、温度制
御の低精度化等を図ることができ、電源7Aのコストを
小さくすることができる。
【0017】なお、実施例1ではコイル5Aを2つの部
分コイル51及び52に分割した場合を示したが、3つ
以上の部分コイルに分割してもよい。
分コイル51及び52に分割した場合を示したが、3つ
以上の部分コイルに分割してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各コイ
ルを複数の部分コイルに分割し、複数の部分コイルのう
ち磁極ギャップから離れた位置に配置された部分コイル
のみに通電するための切換装置を設けたので、小型化と
電源の供給電流範囲の狭小化とによりコストダウンを実
現した加速器用偏向電磁石が得られる効果がある。
ルを複数の部分コイルに分割し、複数の部分コイルのう
ち磁極ギャップから離れた位置に配置された部分コイル
のみに通電するための切換装置を設けたので、小型化と
電源の供給電流範囲の狭小化とによりコストダウンを実
現した加速器用偏向電磁石が得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】実施例1の偏向電磁石と電源との接続状態を示
す構成図である。
す構成図である。
【図3】従来の加速器用偏向電磁石を示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来の加速器用偏向電磁石と電源との接続状態
を示す構成図である。
を示す構成図である。
2 磁極ギャップ 3 磁極 5A コイル 51、52 部分コイル 6A 偏向電磁石 9 切換装置
Claims (1)
- 【請求項1】 磁極ギャップを形成する1組の磁極と、
各前記磁極のまわりに巻かれたコイルとを備えた加速器
用偏向電磁石において、 各前記コイルを複数の部分コイルに分割し、前記複数の
部分コイルのうち前記磁極ギャップから離れた位置に配
置された部分コイルのみに通電するための切換装置を設
けたことを特徴とする加速器用偏向電磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23612791A JPH0574594A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 加速器用偏向電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23612791A JPH0574594A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 加速器用偏向電磁石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574594A true JPH0574594A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16996158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23612791A Pending JPH0574594A (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 加速器用偏向電磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574594A (ja) |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP23612791A patent/JPH0574594A/ja active Pending
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