JPH0574925A - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
化合物半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH0574925A JPH0574925A JP23454591A JP23454591A JPH0574925A JP H0574925 A JPH0574925 A JP H0574925A JP 23454591 A JP23454591 A JP 23454591A JP 23454591 A JP23454591 A JP 23454591A JP H0574925 A JPH0574925 A JP H0574925A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】結晶欠陥が少なく均一性のよいSOI化合物半
導体基板を用い、寄生容量やバックゲート効果が小さ
く、α線耐性に優れた半導体素子を有する化合物半導体
装置及びその製造方法を提供すること。 【構成】GaAs基板1に、バッファー層2、ドライエ
ッチングストッパー層3、GaAs層4、SiO2膜5
を堆積した貼り合わせ基板を、SiO2膜7を堆積した
支持基板6に接着剤8で張り合わせ、GaAs基板1と
バッファー層2を除去し、SOI化合物半導体基板と
し、GaAs層4にチャネルを持つ半導体装置とする。
予め貼り合わせ基板のGaAs層4にチャネルを持つ半
導体素子を形成してから支持基板と張り合わせてもよ
い。
導体基板を用い、寄生容量やバックゲート効果が小さ
く、α線耐性に優れた半導体素子を有する化合物半導体
装置及びその製造方法を提供すること。 【構成】GaAs基板1に、バッファー層2、ドライエ
ッチングストッパー層3、GaAs層4、SiO2膜5
を堆積した貼り合わせ基板を、SiO2膜7を堆積した
支持基板6に接着剤8で張り合わせ、GaAs基板1と
バッファー層2を除去し、SOI化合物半導体基板と
し、GaAs層4にチャネルを持つ半導体装置とする。
予め貼り合わせ基板のGaAs層4にチャネルを持つ半
導体素子を形成してから支持基板と張り合わせてもよ
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化合物半導体装置及び
その製造方法に係り、特に結晶性の良好な半導体薄膜に
設けられた半導体素子を有する化合物半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
その製造方法に係り、特に結晶性の良好な半導体薄膜に
設けられた半導体素子を有する化合物半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化合物半導体装置は、ガリウムヒ
ソ・アイシー・シンポジウム・テクニカルダイジェスト
(1989年)第19頁(GaAs IC Symposium Technica
l Digest(1989)p19)に記載されているMESFET
(メタルセミコンダクター電界効果トランジスタ;Meta
l Semiconductor Field Effect Transistor)に代表さ
れるように、電流が流れるチャネル層は、半絶縁性Ga
As基板上に形成されている。半絶縁性基板は、完全な
絶縁体ではないために、この中に電子や正孔が注入され
ると電流が流れて素子間の分離が不完全になる、また比
誘電率εが14と大きいために寄生容量も大きくなる
等、半導体装置の高性能化にとって大きな問題となって
いる。
ソ・アイシー・シンポジウム・テクニカルダイジェスト
(1989年)第19頁(GaAs IC Symposium Technica
l Digest(1989)p19)に記載されているMESFET
(メタルセミコンダクター電界効果トランジスタ;Meta
l Semiconductor Field Effect Transistor)に代表さ
れるように、電流が流れるチャネル層は、半絶縁性Ga
As基板上に形成されている。半絶縁性基板は、完全な
絶縁体ではないために、この中に電子や正孔が注入され
ると電流が流れて素子間の分離が不完全になる、また比
誘電率εが14と大きいために寄生容量も大きくなる
等、半導体装置の高性能化にとって大きな問題となって
いる。
【0003】図5に半絶縁性GaAs基板上に形成され
たMESFETを示し、この従来技術の問題を説明す
る。容量C1、C2、Cdsは、それぞれソース・基
板、ドレイン・基板、ソース・ドレイン間の寄生容量で
あり、半絶縁性基板の比誘電率に比例する。これら寄生
容量は、素子の高周波特性を劣化させる要因となり、で
きるだけ小さいことが望まれる。しかし、チャネルが誘
電率の大きい半絶縁性GaAs基板上に形成されている
ために、寄生容量を小さくできないという問題があっ
た。
たMESFETを示し、この従来技術の問題を説明す
る。容量C1、C2、Cdsは、それぞれソース・基
板、ドレイン・基板、ソース・ドレイン間の寄生容量で
あり、半絶縁性基板の比誘電率に比例する。これら寄生
容量は、素子の高周波特性を劣化させる要因となり、で
きるだけ小さいことが望まれる。しかし、チャネルが誘
電率の大きい半絶縁性GaAs基板上に形成されている
ために、寄生容量を小さくできないという問題があっ
た。
【0004】電流I1はチャネル層下部の半絶縁性基板
中をソース電極51からドレイン電極52へ流れる基板
電流である。これは電子情報通信学会技術研究報告ED
90−109(1990年)第25頁〜第30頁に記載
されているように、しきい値電圧における短チャネル効
果の原因となり、短ゲート素子形成のネックになってい
る。
中をソース電極51からドレイン電極52へ流れる基板
電流である。これは電子情報通信学会技術研究報告ED
90−109(1990年)第25頁〜第30頁に記載
されているように、しきい値電圧における短チャネル効
果の原因となり、短ゲート素子形成のネックになってい
る。
【0005】電流I2は素子分離領域の半絶縁性基板を
流れる電流であり、アイ・イー・イー・イー・エレクト
ロン・デバイス・レターズ、EDL−6巻、第4号(1
985年)第169頁から第171頁(IEEE Electron
device letters,Vol.EDL−6,No.4,April (1985)pp169
〜171)に記載されているように、バックゲート効果
(サイドゲート効果ともいう)の原因となり、大規模集
積回路形成の障害となっている。なお、図において53
は隣接する素子の電極である。
流れる電流であり、アイ・イー・イー・イー・エレクト
ロン・デバイス・レターズ、EDL−6巻、第4号(1
985年)第169頁から第171頁(IEEE Electron
device letters,Vol.EDL−6,No.4,April (1985)pp169
〜171)に記載されているように、バックゲート効果
(サイドゲート効果ともいう)の原因となり、大規模集
積回路形成の障害となっている。なお、図において53
は隣接する素子の電極である。
【0006】電荷群Q1、Q2はα線の入射によって半
絶縁性基板中に誘起された電子、正孔対であり、アイ・
イー・イー・イー・トランスアクション・エレクトロン
・デバイス、35巻、第3号(1988年)第268頁
から第274頁(IEEE Transaction Electron Devices,
Vol.35,No.3,March(1988)pp268〜274)に記載されて
いるように、半導体集積回路におけるソフトエラー発生
の原因となり、信頼性の高い集積回路を作成するための
障害となっている。
絶縁性基板中に誘起された電子、正孔対であり、アイ・
イー・イー・イー・トランスアクション・エレクトロン
・デバイス、35巻、第3号(1988年)第268頁
から第274頁(IEEE Transaction Electron Devices,
Vol.35,No.3,March(1988)pp268〜274)に記載されて
いるように、半導体集積回路におけるソフトエラー発生
の原因となり、信頼性の高い集積回路を作成するための
障害となっている。
【0007】これらの問題は、上記各文献にも記載して
あるように、チャネル層下部や素子分離領域にp層を形
成して、α線の入射によるソフトエラー発生を低減させ
たり、シールド電極を設けることによってバックゲート
効果を低減する方法が提案されている。
あるように、チャネル層下部や素子分離領域にp層を形
成して、α線の入射によるソフトエラー発生を低減させ
たり、シールド電極を設けることによってバックゲート
効果を低減する方法が提案されている。
【0008】また、特開平2−43742記載のよう
に、チャネル層下部や素子間分離領域に酸素イオン打ち
込みを行って半絶縁性基板を不活性化する方法も提案さ
れている。
に、チャネル層下部や素子間分離領域に酸素イオン打ち
込みを行って半絶縁性基板を不活性化する方法も提案さ
れている。
【0009】さらに特開平2−152221では、半導
体基板上に別種の半導体薄膜をヘテロ成長させ、これを
絶縁性基板に接着したのち、初めに用いた半導体基板を
除去して、いわゆるSOI基板(絶縁性基板上に半導体
薄膜を設けた基板)を形成して、半絶縁性基板により発
生する問題を低減する方法を提案している。
体基板上に別種の半導体薄膜をヘテロ成長させ、これを
絶縁性基板に接着したのち、初めに用いた半導体基板を
除去して、いわゆるSOI基板(絶縁性基板上に半導体
薄膜を設けた基板)を形成して、半絶縁性基板により発
生する問題を低減する方法を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、半絶縁性基板をなんらかの形で残す方
法に関しては、寄生容量は全く低減できず、さらに短チ
ャネル効果、バックゲート効果、α線ソフトエラー等に
ついてもその抑制量に限界があり、チャネル長がサブミ
クロン以下の半導体素子を用いた超高速高周波集積回路
の信頼性や製造歩留まりが確保できないという問題があ
った。
来技術において、半絶縁性基板をなんらかの形で残す方
法に関しては、寄生容量は全く低減できず、さらに短チ
ャネル効果、バックゲート効果、α線ソフトエラー等に
ついてもその抑制量に限界があり、チャネル長がサブミ
クロン以下の半導体素子を用いた超高速高周波集積回路
の信頼性や製造歩留まりが確保できないという問題があ
った。
【0011】特開平2−152221記載の方法は、寄
生容量の低減効果は相当期待できる。しかしこの方法で
は、半導体基板上にヘテロ成長した別種半導体には、通
常成長界面付近に高密度の結晶欠陥が存在するため、結
晶欠陥の少ない高品質の薄膜半導体からなるSOI基板
を形成するのは困難であるという問題があった。成長前
の高度な基板表面処理技術により成長界面の欠陥を少な
くすることは可能であるが、複雑な装置と厳密な条件制
御が必要であるため、量産性がなく、非常に高価となり
実用的ではない。通常の成長方法でも、数百nm以上の
厚いバッファー層を設ければ、結晶欠陥は減少するが、
この場合、極薄い半導体からなるSOI基板は形成でき
ない。またヘテロ成長した結晶が基板に対して格子不整
合の場合は、欠陥の少ない薄膜は形成困難という問題が
あった。
生容量の低減効果は相当期待できる。しかしこの方法で
は、半導体基板上にヘテロ成長した別種半導体には、通
常成長界面付近に高密度の結晶欠陥が存在するため、結
晶欠陥の少ない高品質の薄膜半導体からなるSOI基板
を形成するのは困難であるという問題があった。成長前
の高度な基板表面処理技術により成長界面の欠陥を少な
くすることは可能であるが、複雑な装置と厳密な条件制
御が必要であるため、量産性がなく、非常に高価となり
実用的ではない。通常の成長方法でも、数百nm以上の
厚いバッファー層を設ければ、結晶欠陥は減少するが、
この場合、極薄い半導体からなるSOI基板は形成でき
ない。またヘテロ成長した結晶が基板に対して格子不整
合の場合は、欠陥の少ない薄膜は形成困難という問題が
あった。
【0012】本発明の目的は、欠陥の少ない高品質の薄
膜結晶からなるSOI化合物半導体基板を用い、寄生容
量やバックゲート効果が低減され、短チャネル効果があ
り、α線ソフトエラー耐性が向上した化合物半導体装置
を提供することにある。
膜結晶からなるSOI化合物半導体基板を用い、寄生容
量やバックゲート効果が低減され、短チャネル効果があ
り、α線ソフトエラー耐性が向上した化合物半導体装置
を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、欠陥の少ない高品質
の薄膜結晶からなるSOI化合物半導体基板を用い、寄
生容量やバックゲート効果が低減され、短チャネル効果
があり、α線ソフトエラー耐性が向上した化合物半導体
装置の製造方法を提供することにある。
の薄膜結晶からなるSOI化合物半導体基板を用い、寄
生容量やバックゲート効果が低減され、短チャネル効果
があり、α線ソフトエラー耐性が向上した化合物半導体
装置の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、(1)支持
基板と、該支持基板上に、接着剤層を介して順次設けら
れた絶縁物層及び化合物半導体層とを有し、上記化合物
半導体層に半導体素子の活性領域が設けられたことを特
徴とする化合物半導体装置、(2)上記1記載の化合物
半導体装置において、上記化合物半導体層は、その膜厚
が10nmから100nmの範囲であることを特徴とす
る化合物半導体装置、(3)上記1又は2記載の化合物
半導体装置において、上記化合物半導体層はGaAsか
らなることを特徴とする化合物半導体装置、(4)上記
1から3のいずれか一に記載の化合物半導体装置におい
て、上記活性領域は、上記化合物半導体層の支持基板側
の表面の近傍に設けられたことを特徴とする化合物半導
体装置、(5)上記4記載の化合物半導体装置におい
て、上記化合物半導体層の上に他の化合物半導体層が設
けられ、上記活性領域の上部の該他の化合物半導体層の
周囲は絶縁物が埋め込まれた溝が設けられたことを特徴
とする化合物半導体装置によって達成される。
基板と、該支持基板上に、接着剤層を介して順次設けら
れた絶縁物層及び化合物半導体層とを有し、上記化合物
半導体層に半導体素子の活性領域が設けられたことを特
徴とする化合物半導体装置、(2)上記1記載の化合物
半導体装置において、上記化合物半導体層は、その膜厚
が10nmから100nmの範囲であることを特徴とす
る化合物半導体装置、(3)上記1又は2記載の化合物
半導体装置において、上記化合物半導体層はGaAsか
らなることを特徴とする化合物半導体装置、(4)上記
1から3のいずれか一に記載の化合物半導体装置におい
て、上記活性領域は、上記化合物半導体層の支持基板側
の表面の近傍に設けられたことを特徴とする化合物半導
体装置、(5)上記4記載の化合物半導体装置におい
て、上記化合物半導体層の上に他の化合物半導体層が設
けられ、上記活性領域の上部の該他の化合物半導体層の
周囲は絶縁物が埋め込まれた溝が設けられたことを特徴
とする化合物半導体装置によって達成される。
【0015】上記他の目的は、(6)基板の表面に、化
合物半導体バッファー層、該化合物半導体バッファー層
より耐ドライエッチング特性の優れた半導体層、化合物
半導体層及び絶縁物層を順次形成し、その表面に支持基
板を貼り合わせ、基板を所望の厚さ除去し、基板の残部
と化合物半導体バッファー層をドライエッチングし、つ
いで、上記化合物半導体層に半導体素子の活性領域を形
成することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法、
(7)基板の表面に、化合物半導体バッファー層、該化
合物半導体バッファー層より耐ドライエッチング特性の
優れた半導体層及び化合物半導体層を順次形成し、該化
合物半導体層を活性領域とする半導体素子の少なくとも
1部を形成し、その表面に絶縁物層を形成し、その表面
に支持基板を貼り合わせ、基板を所望の厚さ除去し、基
板の残部と化合物半導体バッファー層をドライエッチン
グすることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法、
(8)上記6又は7記載の化合物半導体装置の製造方法
において、上記耐ドライエッチング特性の優れた半導体
層は、Al又はInの少なくとも1種の元素を0.5原
子%以上有する化合物半導体であることを特徴とする化
合物半導体装置の製造方法、(9)上記6から8のいず
れか一に記載の化合物半導体装置の製造方法において、
上記耐ドライエッチング特性の優れた半導体層は、その
膜厚が1nmから10μmの範囲であることを特徴とす
る化合物半導体装置の製造方法、(10)上記6から9
のいずれか一に記載の化合物半導体装置の製造方法にお
いて、上記化合物半導体層は、その膜厚が10nmから
100nmの範囲であることを特徴とする化合物半導体
装置の製造方法によって達成される。
合物半導体バッファー層、該化合物半導体バッファー層
より耐ドライエッチング特性の優れた半導体層、化合物
半導体層及び絶縁物層を順次形成し、その表面に支持基
板を貼り合わせ、基板を所望の厚さ除去し、基板の残部
と化合物半導体バッファー層をドライエッチングし、つ
いで、上記化合物半導体層に半導体素子の活性領域を形
成することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法、
(7)基板の表面に、化合物半導体バッファー層、該化
合物半導体バッファー層より耐ドライエッチング特性の
優れた半導体層及び化合物半導体層を順次形成し、該化
合物半導体層を活性領域とする半導体素子の少なくとも
1部を形成し、その表面に絶縁物層を形成し、その表面
に支持基板を貼り合わせ、基板を所望の厚さ除去し、基
板の残部と化合物半導体バッファー層をドライエッチン
グすることを特徴とする化合物半導体装置の製造方法、
(8)上記6又は7記載の化合物半導体装置の製造方法
において、上記耐ドライエッチング特性の優れた半導体
層は、Al又はInの少なくとも1種の元素を0.5原
子%以上有する化合物半導体であることを特徴とする化
合物半導体装置の製造方法、(9)上記6から8のいず
れか一に記載の化合物半導体装置の製造方法において、
上記耐ドライエッチング特性の優れた半導体層は、その
膜厚が1nmから10μmの範囲であることを特徴とす
る化合物半導体装置の製造方法、(10)上記6から9
のいずれか一に記載の化合物半導体装置の製造方法にお
いて、上記化合物半導体層は、その膜厚が10nmから
100nmの範囲であることを特徴とする化合物半導体
装置の製造方法によって達成される。
【0016】本発明において、上記化合物半導体バッフ
ァー層は、組成の異なる半導体からなる超格子多層膜、
例えばAlGaAsとGaAsとの多層膜が挿入された
ものであってもよい。また、耐ドライエッチング特性の
優れた半導体層としては、Al又はInの少なくとも1
種の元素を有する化合物半導体、例えばAlGaAs、
InGaAsを用いることが好ましい。Al又はIn元
素の量は、0.5原子%以上であることが好ましく、5
原子%以上であることがより好ましい。また、その膜厚
は、1nmから10μmの範囲であることが好ましく、
3nmから500nmの範囲であることがより好まし
い。
ァー層は、組成の異なる半導体からなる超格子多層膜、
例えばAlGaAsとGaAsとの多層膜が挿入された
ものであってもよい。また、耐ドライエッチング特性の
優れた半導体層としては、Al又はInの少なくとも1
種の元素を有する化合物半導体、例えばAlGaAs、
InGaAsを用いることが好ましい。Al又はIn元
素の量は、0.5原子%以上であることが好ましく、5
原子%以上であることがより好ましい。また、その膜厚
は、1nmから10μmの範囲であることが好ましく、
3nmから500nmの範囲であることがより好まし
い。
【0017】上記支持基板は、表面がダイヤモンド、S
iO2、窒化シリコン等の絶縁体薄膜で被覆された半導
体基板若しくは金属板又はサファイヤ、石英若しくは硝
子等の絶縁体基板又は熱伝導率のよいセラミック基板等
を用いる。必要においてはプラスチック基板でもよい。
iO2、窒化シリコン等の絶縁体薄膜で被覆された半導
体基板若しくは金属板又はサファイヤ、石英若しくは硝
子等の絶縁体基板又は熱伝導率のよいセラミック基板等
を用いる。必要においてはプラスチック基板でもよい。
【0018】
【作用】上記本発明の方法によれば、成長界面に発生す
る結晶欠陥は、基板上に設けられたバッファー層2の膜
厚を100nm以上にすることによって吸収消滅させる
ことができ、半導体素子を形成するGaAs層4の結晶
欠陥は著しく低減される。
る結晶欠陥は、基板上に設けられたバッファー層2の膜
厚を100nm以上にすることによって吸収消滅させる
ことができ、半導体素子を形成するGaAs層4の結晶
欠陥は著しく低減される。
【0019】また、ドライエッチングストッパー層3
は、少なくともAl又はIn元素を含んでいる材料の場
合、SiCl4とSF6、CCl2F2とHe等の塩素Cl
とフッ素Fを含む混合ガスによるプラズマ放電を利用し
たドライエッチングでは、表面に不揮発性のAlF3、
InF3が形成されるため、Si、Ge、GaAsに比
較して極めてエッチング速度が遅く、500〜8000
倍の良好な選択比がとれる。このために、GaAs基板
1の厚さバラツキ、機械研磨量のバラツキ、支持基板に
貼り合わせるときの接着剤の膜厚バラツキや支持基板自
体の厚さバラツキ等があっても、ドライエッチングスト
ッパー層3は、薄い膜厚で十分にドライエッチングの停
止の働きを示し、GaAs基板1とバッファー層2を選
択的に完全に除去することができる。
は、少なくともAl又はIn元素を含んでいる材料の場
合、SiCl4とSF6、CCl2F2とHe等の塩素Cl
とフッ素Fを含む混合ガスによるプラズマ放電を利用し
たドライエッチングでは、表面に不揮発性のAlF3、
InF3が形成されるため、Si、Ge、GaAsに比
較して極めてエッチング速度が遅く、500〜8000
倍の良好な選択比がとれる。このために、GaAs基板
1の厚さバラツキ、機械研磨量のバラツキ、支持基板に
貼り合わせるときの接着剤の膜厚バラツキや支持基板自
体の厚さバラツキ等があっても、ドライエッチングスト
ッパー層3は、薄い膜厚で十分にドライエッチングの停
止の働きを示し、GaAs基板1とバッファー層2を選
択的に完全に除去することができる。
【0020】ドライエッチングストッパー層3やGaA
s層4の膜厚は、分子線エピタキシー(MBE;Molecu
lar Beam Epitaxy)法、有機金属化学気相成長(MOC
VD;Metal−Organic Chemical Vapor Deposition)法
あるいは原子ビーム蒸着(ALE;Atomic Layer Epita
xy)法等で形成できるため、膜厚の制御性及び均一性は
極めて良好である。従って本発明の方法によれば、10
nm〜100nmの極めて薄く均一な膜厚で、しかも結
晶欠陥のない高品質の半導体薄膜からなるSOI化合物
半導体基板を用いた化合物半導体装置が容易に作成でき
る。
s層4の膜厚は、分子線エピタキシー(MBE;Molecu
lar Beam Epitaxy)法、有機金属化学気相成長(MOC
VD;Metal−Organic Chemical Vapor Deposition)法
あるいは原子ビーム蒸着(ALE;Atomic Layer Epita
xy)法等で形成できるため、膜厚の制御性及び均一性は
極めて良好である。従って本発明の方法によれば、10
nm〜100nmの極めて薄く均一な膜厚で、しかも結
晶欠陥のない高品質の半導体薄膜からなるSOI化合物
半導体基板を用いた化合物半導体装置が容易に作成でき
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。 実施例1 図1A〜図1Eに、本実施例のSOI化合物半導体基板
を用いた化合物半導体装置の製造工程図を示す。まず、
図1Aに示すように、最初にGaAs基板1を用意し、
このGaAs基板1をトリクロルエチレン、アセトン、
メタノール、超純水により有機洗浄した後、例えばNH
4−H2O2−H2O系のGaAsエッチング液で表面を1
00nmエッチングして清浄化する。
詳細に説明する。 実施例1 図1A〜図1Eに、本実施例のSOI化合物半導体基板
を用いた化合物半導体装置の製造工程図を示す。まず、
図1Aに示すように、最初にGaAs基板1を用意し、
このGaAs基板1をトリクロルエチレン、アセトン、
メタノール、超純水により有機洗浄した後、例えばNH
4−H2O2−H2O系のGaAsエッチング液で表面を1
00nmエッチングして清浄化する。
【0022】次に、このGaAs基板1の上に、MBE
法により厚さ500nmのGaAsからなるバッファー
層2、厚さ20nmのAl0.5Ga0.5Asからなるドラ
イエッチングストッパー層3、厚さ15nmのGaAs
層4を成長する。成長時の基板温度は570℃とする。
この基板温度は、700℃以上ではGaAsが蒸発し、
450℃未満では結晶性のよい半導体薄膜が成長できな
いことから450℃〜650℃の範囲で行うのが好まし
い。また、GaAs層4にはSiを3×1018個/cm
3ドーピングし、n型の半導体にする。
法により厚さ500nmのGaAsからなるバッファー
層2、厚さ20nmのAl0.5Ga0.5Asからなるドラ
イエッチングストッパー層3、厚さ15nmのGaAs
層4を成長する。成長時の基板温度は570℃とする。
この基板温度は、700℃以上ではGaAsが蒸発し、
450℃未満では結晶性のよい半導体薄膜が成長できな
いことから450℃〜650℃の範囲で行うのが好まし
い。また、GaAs層4にはSiを3×1018個/cm
3ドーピングし、n型の半導体にする。
【0023】さらに表面には、GaAs層4の保護膜と
して光化学気相成長法(光CVD)法により、基板温度
200℃で厚さ300nmのSiO2膜5を堆積する。
この場合、GaAs層4の表面準位密度を低減するため
に、GaAs層4の表面をイオウ処理又はセレン処理し
てからSiO2膜5を堆積してもよい。
して光化学気相成長法(光CVD)法により、基板温度
200℃で厚さ300nmのSiO2膜5を堆積する。
この場合、GaAs層4の表面準位密度を低減するため
に、GaAs層4の表面をイオウ処理又はセレン処理し
てからSiO2膜5を堆積してもよい。
【0024】次に図1Bに示すように、厚さ300nm
のSiO2膜7を堆積したSiからなる支持基板6を用
意し、上記2つの基板のSiO2膜5とSiO2膜7の面
を合わせて、PIQを接着剤8として接着する。接着に
当たっては接着面にゴミが付着しないよう十分注意が必
要である。また接着剤の厚さにも注意し、面内の均一性
が3±2μm程度になるようにする。
のSiO2膜7を堆積したSiからなる支持基板6を用
意し、上記2つの基板のSiO2膜5とSiO2膜7の面
を合わせて、PIQを接着剤8として接着する。接着に
当たっては接着面にゴミが付着しないよう十分注意が必
要である。また接着剤の厚さにも注意し、面内の均一性
が3±2μm程度になるようにする。
【0025】次に図1Cに示すように、GaAs基板1
を機械研磨により20±15μmまで薄くする。研磨工
程では、研磨歪や基板が欠けるのを防ぐため、#300
の粗い研磨剤から#8000の研磨剤による研磨まで順
次研磨剤の粗さを減少させて段階的に研磨する。研磨後
は、超純水により表面洗浄した後、NH3−H2O2−H2
O系のGaAsエッチ液により100nm程度GaAs
基板をエッチングして表面を清浄にする。
を機械研磨により20±15μmまで薄くする。研磨工
程では、研磨歪や基板が欠けるのを防ぐため、#300
の粗い研磨剤から#8000の研磨剤による研磨まで順
次研磨剤の粗さを減少させて段階的に研磨する。研磨後
は、超純水により表面洗浄した後、NH3−H2O2−H2
O系のGaAsエッチ液により100nm程度GaAs
基板をエッチングして表面を清浄にする。
【0026】次に図1Dに示すように、残りのGaAs
基板1とバッファー層2を選択性ドライエッチングによ
り除去する。この選択性ドライエッチングは、反応室に
圧力4.0PaのSiCl4ガスと圧力2.7PaのS
F6ガスの混合ガスを導入し、周波数13.56MHz
でプラズマ放電する、いわゆる反応性イオンエッチング
である。
基板1とバッファー層2を選択性ドライエッチングによ
り除去する。この選択性ドライエッチングは、反応室に
圧力4.0PaのSiCl4ガスと圧力2.7PaのS
F6ガスの混合ガスを導入し、周波数13.56MHz
でプラズマ放電する、いわゆる反応性イオンエッチング
である。
【0027】図2は、6インチ径の放電電極に電力密度
0.3W/cm2のRF電力を印加し、上記放電条件で
ドライエッチングしたときのGaAs/AlxGayA
s(x+y=1)のエッチング速度比、すなわち選択比
をAl組成比xをパラメターにして表したものである。
Al組成比x=0.5のとき、選択比は4000倍であ
る。
0.3W/cm2のRF電力を印加し、上記放電条件で
ドライエッチングしたときのGaAs/AlxGayA
s(x+y=1)のエッチング速度比、すなわち選択比
をAl組成比xをパラメターにして表したものである。
Al組成比x=0.5のとき、選択比は4000倍であ
る。
【0028】本実施例におけるこのドライエッチング工
程では、エッチングすべきGaAsの膜厚は、上記図1
Cにおける研磨後のGaAs基板1の厚さによって決ま
り、最大35.5μm、最小5.5μmである。従って
マージンを見て40μmエッチングする。このとき、前
記GaAs基板1の膜厚が最小の部分では、GaAsの
膜厚にして34.5μmオーバーエッチングしたことに
なる。これをドライエッチングストッパー層3のエッチ
ング量に換算すると、 34500nm/4000=8.6nm となる。すなわち、厚さ20nmのAl0.5Ga0.5As
層は、ドライエッチングストッパー層として十分機能す
ることが判る。
程では、エッチングすべきGaAsの膜厚は、上記図1
Cにおける研磨後のGaAs基板1の厚さによって決ま
り、最大35.5μm、最小5.5μmである。従って
マージンを見て40μmエッチングする。このとき、前
記GaAs基板1の膜厚が最小の部分では、GaAsの
膜厚にして34.5μmオーバーエッチングしたことに
なる。これをドライエッチングストッパー層3のエッチ
ング量に換算すると、 34500nm/4000=8.6nm となる。すなわち、厚さ20nmのAl0.5Ga0.5As
層は、ドライエッチングストッパー層として十分機能す
ることが判る。
【0029】図1Dに示す工程により、SiO2膜5上
に厚さ15nmのn型GaAs層4と厚さ10nm〜2
0nmのAl0.5Ga0.5Asのドライエッチングストッ
パー層3から成る極めて薄いSOI化合物半導体基板が
形成できたことになる。
に厚さ15nmのn型GaAs層4と厚さ10nm〜2
0nmのAl0.5Ga0.5Asのドライエッチングストッ
パー層3から成る極めて薄いSOI化合物半導体基板が
形成できたことになる。
【0030】図1Eは、上記SOI化合物半導体基板上
にFETを形成した例である。すなわち、まず図1Dに
示すSOI化合物半導体基板上の不要なGaAs層4の
部分を所望のパターンのマスクを用いた選択ドライエッ
チングで除去した後に、表面保護膜として厚さ300n
mのSiO2膜13を堆積する。この後、ゲート電極1
1、オーミック電極12a、12bをリフトオフで形成
する。接着剤の耐熱性が400℃以下であるため、Au
Ge系オーミック金属のアロイ温度は380℃、窒素中
2分間とした。この後配線金属(図示せず)を形成すれ
ば、集積回路が形成できた。
にFETを形成した例である。すなわち、まず図1Dに
示すSOI化合物半導体基板上の不要なGaAs層4の
部分を所望のパターンのマスクを用いた選択ドライエッ
チングで除去した後に、表面保護膜として厚さ300n
mのSiO2膜13を堆積する。この後、ゲート電極1
1、オーミック電極12a、12bをリフトオフで形成
する。接着剤の耐熱性が400℃以下であるため、Au
Ge系オーミック金属のアロイ温度は380℃、窒素中
2分間とした。この後配線金属(図示せず)を形成すれ
ば、集積回路が形成できた。
【0031】なお、本実施例ではドライエッチングスト
ッパー層3として、Al0.5Ga0.5Asを用いたがIn
0.5Ga0.5Asを用いてもほぼ同様な結果が得られた。
ッパー層3として、Al0.5Ga0.5Asを用いたがIn
0.5Ga0.5Asを用いてもほぼ同様な結果が得られた。
【0032】また、本実施例では支持基板がSiO2で
被覆したSi基板について説明したが、この代りに、サ
ファイア、石英、ガラス等の絶縁体基板、あるいは熱伝
導率のよいセラミック基板、絶縁体で被覆された化合物
半導体基板でもよい。さらに熱膨張係数がGaAsに比
較的近い窒化アルミニウム(AlN)、窒化ボロン(B
N)の膜は、接着後の歪が少なく好適である。
被覆したSi基板について説明したが、この代りに、サ
ファイア、石英、ガラス等の絶縁体基板、あるいは熱伝
導率のよいセラミック基板、絶縁体で被覆された化合物
半導体基板でもよい。さらに熱膨張係数がGaAsに比
較的近い窒化アルミニウム(AlN)、窒化ボロン(B
N)の膜は、接着後の歪が少なく好適である。
【0033】実施例2 実施例1ではドライエッチングストッパー層が1層の場
合を示したが、本実施例では、これが2層になった場合
を説明する。図3Aは図1Cの製造工程に対応するもの
であり、貼り合わせ機械研磨後の工程を示す。ドライエ
ッチングストッパー層が厚さ20nmのAl0.5Ga0.5
Asの第1ドライエッチングストッパー層3aと厚さ2
00nmのGaAs中間層2b及び厚さ10nmのAl
0.5Ga0.5Asの第2ドライエッチングストッパー層3
bからなる。それ以外は実施例1と同様な方法を用い
る。
合を示したが、本実施例では、これが2層になった場合
を説明する。図3Aは図1Cの製造工程に対応するもの
であり、貼り合わせ機械研磨後の工程を示す。ドライエ
ッチングストッパー層が厚さ20nmのAl0.5Ga0.5
Asの第1ドライエッチングストッパー層3aと厚さ2
00nmのGaAs中間層2b及び厚さ10nmのAl
0.5Ga0.5Asの第2ドライエッチングストッパー層3
bからなる。それ以外は実施例1と同様な方法を用い
る。
【0034】図3Bは、実施例1と同様にして、機械研
磨及び4000倍の選択比をもつ選択ドライエッチング
を用い、第1ストッパー層3aの膜厚を最小11.4n
m、最大19nm残して薄膜化した状態を示す。
磨及び4000倍の選択比をもつ選択ドライエッチング
を用い、第1ストッパー層3aの膜厚を最小11.4n
m、最大19nm残して薄膜化した状態を示す。
【0035】次ぎに、図3Cに示す如く、選択比が1倍
のアンモニア系GaAs、AlGaAsウエットエッチ
ング液を用いたエッチングにより100nmのエッチン
グを行う。このときのエッチングバラツキは±20%以
内に制御でき、GaAs中間層2bは、最大139n
m、最小94nm残る。
のアンモニア系GaAs、AlGaAsウエットエッチ
ング液を用いたエッチングにより100nmのエッチン
グを行う。このときのエッチングバラツキは±20%以
内に制御でき、GaAs中間層2bは、最大139n
m、最小94nm残る。
【0036】次ぎに、上記残りのGaAs中間層2b
を、実施例1と同様の4000倍の選択比を持つ選択ド
ライエッチングで、GaAsのエッチング量にして20
0nmエッチング除去する。この時、第2ドライエッチ
ングストッパー層3bは、最大でも、 (200−94)nm/4000=0.027nm しかエッチングされない。0.027nmは1原子層以
下の厚さであり、全くエッチングされないことを示して
いる。そのため極めて均一性の良いSOI化合物半導体
基板が作成できる。
を、実施例1と同様の4000倍の選択比を持つ選択ド
ライエッチングで、GaAsのエッチング量にして20
0nmエッチング除去する。この時、第2ドライエッチ
ングストッパー層3bは、最大でも、 (200−94)nm/4000=0.027nm しかエッチングされない。0.027nmは1原子層以
下の厚さであり、全くエッチングされないことを示して
いる。そのため極めて均一性の良いSOI化合物半導体
基板が作成できる。
【0037】本実施例においては、貼り合わせ薄層化の
工程によって生ずる化合物半導体薄膜の膜厚バラツキは
0.027nmであり、現実には無視できる値である。
従って、本発明におけるSOI基板の半導体薄膜の膜厚
は、MBE、MOCVD、ALE等によるエピタキシャ
ル成長時の膜厚バラツキで決まり、これは極めて良好で
ある。
工程によって生ずる化合物半導体薄膜の膜厚バラツキは
0.027nmであり、現実には無視できる値である。
従って、本発明におけるSOI基板の半導体薄膜の膜厚
は、MBE、MOCVD、ALE等によるエピタキシャ
ル成長時の膜厚バラツキで決まり、これは極めて良好で
ある。
【0038】ドライエッチングストッパー層3bの膜厚
は、3nmで十分ストッパーの機能を果たす。チャネル
の膜厚は10nm〜40nmであり、本実施例によれば
半導体薄膜の膜厚が50nm以下のSOI化合物半導体
基板が形成できる。
は、3nmで十分ストッパーの機能を果たす。チャネル
の膜厚は10nm〜40nmであり、本実施例によれば
半導体薄膜の膜厚が50nm以下のSOI化合物半導体
基板が形成できる。
【0039】次に、上記基板を用いて、実施例1に示し
た図1Eの如きFETを形成した。Al0.5Ga0.5As
らなる第2ドライエッチングストッパー層3b及びチャ
ネル層となるGaAs層4の膜厚が均一なため、閾置電
圧バラツキは極めて少なくなった。
た図1Eの如きFETを形成した。Al0.5Ga0.5As
らなる第2ドライエッチングストッパー層3b及びチャ
ネル層となるGaAs層4の膜厚が均一なため、閾置電
圧バラツキは極めて少なくなった。
【0040】ドライエッチングストッパ層3a、3bは
AlGaAsの代りにInGaAsでもよい。また、チ
ャネル層であるGaAs層4は、n型のInGaAsを
用いてもよい。さらに、ドライエッチングストッパー層
3a、3bにInGaAsを用いる場合は、バファー層
2、GaAs中間層2bは、AlGaAsを用いてもよ
い。この場合、選択ドライエッチングはSiCl4ガス
を用いて行う。
AlGaAsの代りにInGaAsでもよい。また、チ
ャネル層であるGaAs層4は、n型のInGaAsを
用いてもよい。さらに、ドライエッチングストッパー層
3a、3bにInGaAsを用いる場合は、バファー層
2、GaAs中間層2bは、AlGaAsを用いてもよ
い。この場合、選択ドライエッチングはSiCl4ガス
を用いて行う。
【0041】実施例3 図4A〜Cに実施例3の化合物半導体装置の製造工程図
を示す。まず、GaAs基板1上に実施例1と同様にG
aAsのバッファー層2(膜厚500nm)、Al0.5
Ga0.5Asからなるドライエッチストッパー層3(膜
厚20nm)、n型のGaAs層4(膜厚10nm、S
iを4×1018/cm3ドーピング)を形成する。次
に、GaAs層4の不要な部分を実施例1で示した選択
ドライエッチング法により除去する。さらに、SiCl
4ガスを用いたドライエッチングにより、素子分離溝4
1を形成する。分離溝の深さはドライエッチストッパー
層3の厚さより深ければよく、100nmとする。次
に、表面保護膜としてSiO2膜5を形成する。引き続
き、ゲート電極42、オーミック電極43、配線金属4
5、表面平坦化保護膜48を形成し、貼り合わせ基板と
する。表面平坦化保護膜は、プラズマCVD法で形成し
たSiO2膜とSOG(塗布性の主成分SiO2の膜)
を、SiO2(1μm)/SOG(0.2μm)/Si
O2(1.5μm)のように多層構造にしたあとバフ研
磨して平坦化した。
を示す。まず、GaAs基板1上に実施例1と同様にG
aAsのバッファー層2(膜厚500nm)、Al0.5
Ga0.5Asからなるドライエッチストッパー層3(膜
厚20nm)、n型のGaAs層4(膜厚10nm、S
iを4×1018/cm3ドーピング)を形成する。次
に、GaAs層4の不要な部分を実施例1で示した選択
ドライエッチング法により除去する。さらに、SiCl
4ガスを用いたドライエッチングにより、素子分離溝4
1を形成する。分離溝の深さはドライエッチストッパー
層3の厚さより深ければよく、100nmとする。次
に、表面保護膜としてSiO2膜5を形成する。引き続
き、ゲート電極42、オーミック電極43、配線金属4
5、表面平坦化保護膜48を形成し、貼り合わせ基板と
する。表面平坦化保護膜は、プラズマCVD法で形成し
たSiO2膜とSOG(塗布性の主成分SiO2の膜)
を、SiO2(1μm)/SOG(0.2μm)/Si
O2(1.5μm)のように多層構造にしたあとバフ研
磨して平坦化した。
【0042】次に、図4Bに示すように、この貼り合わ
せ基板を厚さ500nmのSiO2膜7で被覆したAl
Nセラミックからなる支持基板6に接着剤8を用いて貼
り合わせる。
せ基板を厚さ500nmのSiO2膜7で被覆したAl
Nセラミックからなる支持基板6に接着剤8を用いて貼
り合わせる。
【0043】最後に図4Cに示すように、実施例1で説
明した方法、すなわち機械研磨とドライエッチングスト
ッパー層を利用した選択ドライエッチング法により、貼
り合わせ基板のGaAs基板1、バッファー層2を除去
する。この後、裏面パッシベーション膜46を形成した
のち信号取り出し電極47を形成する。裏面パッシベー
ション膜には形成時のダメージが少ない光CVD法で形
成した厚さ500nmのSiO2膜を用いる。
明した方法、すなわち機械研磨とドライエッチングスト
ッパー層を利用した選択ドライエッチング法により、貼
り合わせ基板のGaAs基板1、バッファー層2を除去
する。この後、裏面パッシベーション膜46を形成した
のち信号取り出し電極47を形成する。裏面パッシベー
ション膜には形成時のダメージが少ない光CVD法で形
成した厚さ500nmのSiO2膜を用いる。
【0044】以上により、SOI化合物薄膜基板上に形
成されたFET40は、素子分離溝41によって他の素
子と完全に絶縁分離され、バックゲート効果等、半絶縁
性基板が原因となる寄生効果は認められなかった。その
ため、信頼性の高い大規模集積回路が実現できた。ま
た、パッシベーション膜形成前に、イオウ又はセレン処
理を行なって半導体膜3の表面準位を低減する工程を入
れることも可能である。
成されたFET40は、素子分離溝41によって他の素
子と完全に絶縁分離され、バックゲート効果等、半絶縁
性基板が原因となる寄生効果は認められなかった。その
ため、信頼性の高い大規模集積回路が実現できた。ま
た、パッシベーション膜形成前に、イオウ又はセレン処
理を行なって半導体膜3の表面準位を低減する工程を入
れることも可能である。
【0045】さらに、FETが形成されるGaAs層
は、エピタキシャル成長時にはバッファー層により成長
界面から約500nm離れており、成長界面に起因する
結晶欠陥は極めて少なく、また、その膜厚、ドーピング
量はMBE、ALE、MOCVD等のエピタキシャル成
長技術で決まり、極めて制御性がよい。半導体素子がG
aAs層のヘテロ成長界面側、すなわち結晶欠陥が多く
存在する面に形成された場合、素子特性のバラツキが多
くなる傾向にあるが、本実施例によって形成されたFE
Tの特性は均一性がよく、容易に大規模集積回路が製造
できた。
は、エピタキシャル成長時にはバッファー層により成長
界面から約500nm離れており、成長界面に起因する
結晶欠陥は極めて少なく、また、その膜厚、ドーピング
量はMBE、ALE、MOCVD等のエピタキシャル成
長技術で決まり、極めて制御性がよい。半導体素子がG
aAs層のヘテロ成長界面側、すなわち結晶欠陥が多く
存在する面に形成された場合、素子特性のバラツキが多
くなる傾向にあるが、本実施例によって形成されたFE
Tの特性は均一性がよく、容易に大規模集積回路が製造
できた。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば上記で説明したように、
100nm以下の極めて薄くしかも均一性がよい結晶欠
陥のない高品質の半導体薄膜からなるSOI化合物半導
体基板及びこれらを用いた半導体装置が容易に製造でき
る。さらに、この半導体装置は素子の均一性が良好であ
るため、容易に歩留まりよく大規模集積回路が製造でき
る。また、この半導体装置はSOI基板上に形成される
ため、寄生容量が低減され高速になる、半絶縁性基板に
起因するバックゲート効果等の寄生効果が発生せず高集
積化が可能である、α線ソフトエラー耐性が著しく向上
する、等高性能である。
100nm以下の極めて薄くしかも均一性がよい結晶欠
陥のない高品質の半導体薄膜からなるSOI化合物半導
体基板及びこれらを用いた半導体装置が容易に製造でき
る。さらに、この半導体装置は素子の均一性が良好であ
るため、容易に歩留まりよく大規模集積回路が製造でき
る。また、この半導体装置はSOI基板上に形成される
ため、寄生容量が低減され高速になる、半絶縁性基板に
起因するバックゲート効果等の寄生効果が発生せず高集
積化が可能である、α線ソフトエラー耐性が著しく向上
する、等高性能である。
【図1】本発明の一実施例のSOI基板を用いた化合物
半導体装置の製造工程図である。
半導体装置の製造工程図である。
【図2】GaAs/AlGaAs選択ドライエッチの選
択比を示す図である。
択比を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例のSOI基板を用いた化合
物半導体装置の製造工程図である。
物半導体装置の製造工程図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例のSOI基板を用い
た化合物半導体装置の製造工程図である。
た化合物半導体装置の製造工程図である。
【図5】従来の半絶縁性基板上に形成された化合物半導
体装置の問題を説明する図である。
体装置の問題を説明する図である。
1 GaAs基板 2 バッファー層 2b GaAs中間層 3 ドライエッチングストッパー層 3a 第1ドライエッチングストッパー層 3b 第2ドライエッチングストッパー層 4 GaAs層 5、7、13 SiO2膜 6 支持基板 8 接着剤 11、42、50 ゲ−ト電極 41 素子分離溝 12a、12b、43 オーミック電極 40 FET 45 配線金属 46 裏面パッシベーション膜 47 信号取り出し電極 48 表面平坦化保護膜 51 ソース電極 52 ドレイン電極 53 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/812 (72)発明者 田上 知紀 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】支持基板と、該支持基板上に、接着剤層を
介して順次設けられた絶縁物層及び化合物半導体層とを
有し、上記化合物半導体層に半導体素子の活性領域が設
けられたことを特徴とする化合物半導体装置。 - 【請求項2】請求項1記載の化合物半導体装置におい
て、上記化合物半導体層は、その膜厚が10nmから1
00nmの範囲であることを特徴とする化合物半導体装
置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の化合物半導体装置に
おいて、上記化合物半導体層はGaAsからなることを
特徴とする化合物半導体装置。 - 【請求項4】請求項1から3のいずれか一に記載の化合
物半導体装置において、上記活性領域は、上記化合物半
導体層の支持基板側の表面の近傍に設けられたことを特
徴とする化合物半導体装置。 - 【請求項5】請求項4記載の化合物半導体装置におい
て、上記化合物半導体層の上に他の化合物半導体層が設
けられ、上記活性領域の上部の該他の化合物半導体層の
周囲は絶縁物が埋め込まれた溝が設けられたことを特徴
とする化合物半導体装置。 - 【請求項6】基板の表面に、化合物半導体バッファー
層、該化合物半導体バッファー層より耐ドライエッチン
グ特性の優れた半導体層、化合物半導体層及び絶縁物層
を順次形成し、その表面に支持基板を貼り合わせ、基板
を所望の厚さ除去し、基板の残部と化合物半導体バッフ
ァー層をドライエッチングし、ついで、上記化合物半導
体層に半導体素子の活性領域を形成することを特徴とす
る化合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】基板の表面に、化合物半導体バッファー
層、該化合物半導体バッファー層より耐ドライエッチン
グ特性の優れた半導体層及び化合物半導体層を順次形成
し、該化合物半導体層を活性領域とする半導体素子の少
なくとも1部を形成し、その表面に絶縁物層を形成し、
その表面に支持基板を貼り合わせ、基板を所望の厚さ除
去し、基板の残部と化合物半導体バッファー層をドライ
エッチングすることを特徴とする化合物半導体装置の製
造方法。 - 【請求項8】請求項6又は7記載の化合物半導体装置の
製造方法において、上記耐ドライエッチング特性の優れ
た半導体層は、Al又はInの少なくとも1種の元素を
0.5原子%以上有する化合物半導体であることを特徴
とする化合物半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】請求項6から8のいずれか一に記載の化合
物半導体装置の製造方法において、上記耐ドライエッチ
ング特性の優れた半導体層は、その膜厚が1nmから1
0μmの範囲であることを特徴とする化合物半導体装置
の製造方法。 - 【請求項10】請求項6から9のいずれか一に記載の化
合物半導体装置の製造方法において、上記化合物半導体
層は、その膜厚が10nmから100nmの範囲である
ことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23454591A JPH0574925A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 化合物半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23454591A JPH0574925A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 化合物半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0574925A true JPH0574925A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16972704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23454591A Pending JPH0574925A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 化合物半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0574925A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0774341A (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-17 | Sony Corp | 光電子集積回路装置の製造方法 |
| WO2017122255A1 (ja) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | 信越半導体株式会社 | 発光素子及びその製造方法 |
| JP2023127527A (ja) * | 2022-03-01 | 2023-09-13 | 鴻創應用科技有限公司 | 複合基板及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23454591A patent/JPH0574925A/ja active Pending
Cited By (4)
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