JPH0575036A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置

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JPH0575036A
JPH0575036A JP3261284A JP26128491A JPH0575036A JP H0575036 A JPH0575036 A JP H0575036A JP 3261284 A JP3261284 A JP 3261284A JP 26128491 A JP26128491 A JP 26128491A JP H0575036 A JPH0575036 A JP H0575036A
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circuit
oscillation
temperature
counting
switched capacitor
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JP3261284A
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Hiroyuki Miyama
博行 深山
Yasuhiro Sakurai
保宏 桜井
Terubumi Oshitari
光史 忍足
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Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体基板111の表面にフィールド酸化膜
123を形成後、フィールド酸化膜123の非形成領域
にシリコン酸化膜129を形成し、次に多結晶シリコン
膜131を全面に形成し、この多結晶シリコン膜をエッ
チング除去して第1の島状多結晶シリコン膜139と、
第2の島状多結晶シリコン膜159とを形成し、次に第
1の島状多結晶シリコン膜に、選択的に不純物を導入し
て抵抗素子140を形成し、さらに第2の島状多結晶シ
リコン膜と半導体基板とをそれぞれ上下の電極として用
い、この第2の島状多結晶シリコン膜下のシリコン酸化
膜を誘電膜として用いる容量素子141を形成する。 【効果】 従来多数の部品から構成していた温度補償型
発振回路を、1つの半導体チップに形成できる。この結
果、構成が簡単で、さらに占有する面積および体積を小
さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法と
半導体装置の構成に関し、とくに発振回路に適用し、温
度変化に対して精度の高い発振周波数を得る発振回路を
形成した半導体装置の製造方法と半導体装置の構成とに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】発振回路を設ける場合その形式には種々
のものがあるが、安定で高い精度が要求される用途で
は、水晶振動子を使った発振回路(以下水晶発振回路と
記す)が広く用いられている。この水晶発振回路は、水
晶振動子の固有振動数により発振周波数が決まるので、
発振回路の種々な因子の影響を受け難くい。このため、
他の発振回路に比較して周波数精度が高く、かつ安定な
発振特性を得ることができる。したがって特に通信装置
等の発振回路には、水晶発振回路が広く用いられてい
る。
【0003】しかしながら水晶振動子の固有振動数は温
度により変化する。このため、発振回路が周囲温度の変
化の影響を受ける場合には5ppmから50ppm程度
の発振周波数の変動を生じる。
【0004】この周囲温度の変化による発振周波数の変
動を除去するためには、温度補償を行なうことが必要に
なる。この温度補償の動作原理と、従来例における温度
補償型発振回路の構成とを、温度補償型の発振回路の回
路図を示す、図10を用いて説明する。
【0005】定電流源301はサーミスタ302に接続
し、この定電流源301により、サーミスタ302に一
定電流を供給する。サーミスタ302は、サーミスタ3
02の抵抗値の変化をサーミスタ302の両端の電圧値
の変化に変換する。
【0006】サーミスタ302は一種の抵抗体である
が、温度によりその抵抗値がある一定の規則に従って変
化する。したがって前述の説明のように、定電流源30
1とサーミスタ302との構成によって、温度変化を電
圧変化として取り出すことができる。
【0007】このサーミスタ302によって取り出した
電圧変化は、アナログ/デジタルコンバータ(以下A/
Dコンバータと記載する)303に入力し、A/Dコン
バータ303によってデジタル出力に変換する。このA
/Dコンバータ303の出力は、不揮発性メモリトラン
ジスタ、あるいはマスクROMにより構成するメモリ2
09のアドレスバス207に出力する。
【0008】メモリ209は、A/Dコンバータ303
のデジタル出力を受けてアドレッシングし、そのメモリ
209のアドレスに格納されているデータを、メモリ2
09のデータバス217に出力する。
【0009】データバス217は、デジタル/アナログ
コンバータ(以下D/Aコンバータと記す)307のデ
ジタル入力に接続する。D/Aコンバータ307は、デ
ータバス217に出力したメモリ209のデジタル出力
を受けて、アナログ電圧を出力する。
【0010】このD/Aコンバータ307のアナログ出
力端子は、バリキャップダイオード309に接続する。
すなわちD/Aコンバータ307のアナログ電圧出力
は、バリキャップダイオード309に印加して、このバ
リキャップダイオード309のコンデンサ容量値を変化
させる。
【0011】一方、水晶発振回路314は、水晶振動子
213と、インバータ212と、帰還抵抗211と、コ
ンデンサ308と、コンデンサ313と、バリキャップ
ダイオード309とから構成している。
【0012】さらにコンデンサ308とバリキャップダ
イオード309とは、互いに直列に接続し、コンデンサ
313と共に、それぞれ発振コンデンサを構成してい
る。
【0013】水晶発振回路314は発振コンデンサの容
量値の変化によって、その発振周波数が変化する。この
ため、バリキャップダイオード309の容量値変化によ
り、水晶発振回路314の発振周波数を変化させること
ができる。
【0014】したがって、前述の温度補償型発振回路に
おいては、水晶発振回路314の発振周波数の温度によ
る変化分を補正するように、メモリ209にデータを書
き込んでおけば、サーミスタ302によって検出した温
度情報によって、水晶発振回路314の発振周波数の温
度による変化分を打ち消すことが可能となる。このた
め、水晶発振回路314の発振周波数は、温度による影
響を受けないで常に一定となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
温度補償型発振回路においては、温度検出装置としての
サーミスタ302と、温度情報のデジタル出力を得るた
めの装置としてA/Dコンバータ303と、さらに発振
周波数の温度による変化分を補正するためのメモリ20
9と、そしてさらにデジタル入力をアナログ電圧に変換
するための装置としてD/Aコンバータ307と、さら
にそのうえ水晶発振回路314の発振コンデンサの容量
値を調節する装置としてバリキャップダイオード309
と、またさらにサーミスタ302に定電流を供給するた
めの定電流源301など、多数の構成部品を必要とす
る。
【0016】そのうえ、これら上述の部品は、それぞれ
異なる材料から作られていて、必然的に別々の構成部品
となる。このため、従来の温度補償型発振回路は部品点
数が多く、非常に複雑で、占有する面積、体積も大きく
なるという問題がある。
【0017】本発明の目的は、上記した従来の課題を解
決し、温度検出装置としてのサーミスタと、デジタル出
力を得るためのA/Dコンバータと、アナログ電圧出力
を得るためのD/Aコンバータと、発振周波数を調整す
るためのバリキャップダイオードとが共に不要で、温度
検出回路と不揮発性メモリとスイッチトキャパシタ回路
とから構成し、かつこれらの構成要素のすべてを一個の
半導体チップ上に形成して、検出した温度情報に基づき
発振回路の発振周波数を調整し、従来よりもはるかに簡
単な構成で、広い温度範囲において高い発振周波数精度
を達成することが可能な半導体装置の製造方法、および
半導体装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては下記記載の手段を採用する。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法は、発振回
路とこの発振回路の発振周波数の計数を行う計数回路と
からなる発振計数回路を2組備え、第1の発振回路と第
2の発振回路とは発振周波数の温度特性が相異なるよう
に構成し、第1の発振計数回路の出力により第2の発振
計数回路の計数動作を制御して温度に対応したデジタル
出力を発生する温度検出回路と、この温度検出回路のデ
ジタル出力によるアドレッシングに応じたデータを出力
するメモリと、このメモリの出力データを受けて開閉す
るスイッチ群と容量素子との直列接続を複数個並列に接
続したスイッチトキャパシタ回路を含む水晶発振回路と
で構成し、スイッチ群の開閉の組合わせでスイッチトキ
ャパシタ回路の容量値を制御することにより水晶発振回
路の発振周波数を調整する温度補償型発振回路を備え、
第1の発振計数回路と第2の発振計数回路とメモリとス
イッチトキャパシタ回路とを一個の半導体チップ上に設
けた半導体装置の製造方法は、半導体基板表面にフィー
ルド酸化膜を形成する工程と、このフィールド酸化膜の
非形成領域にシリコン酸化膜を形成する工程と、このシ
リコン酸化膜およびフィールド酸化膜の上に多結晶シリ
コン膜を形成する工程と、この多結晶シリコン膜を選択
的にエッチング除去して、抵抗素子を構成する第1の島
状多結晶シリコン膜を形成すると同時に、半導体基板表
面に形成したシリコン酸化膜の上に容量素子の一方の電
極を構成する第2の島状多結晶シリコン膜を形成する工
程と、抵抗素子を構成する第1の島状多結晶シリコン膜
に選択的に不純物を導入する工程とを有することを特徴
とするものである。
【0020】本発明の半導体装置は、発振回路とこの発
振回路の発振周波数の計数を行う計数回路とからなる発
振計数回路を2組備え、第1の発振回路と第2の発振回
路とは発振周波数の温度特性が相異なるように構成し、
第1の発振計数回路の出力により第2の発振計数回路の
計数動作を制御して温度に対応したデジタル出力を発生
する温度検出回路と、この温度検出回路のデジタル出力
によるアドレッシングに応じたデータを出力するメモリ
と、このメモリの出力データを受けて開閉するスイッチ
群と容量素子との直列接続を複数個並列に接続したスイ
ッチトキャパシタ回路を含む水晶発振回路とで構成し、
スイッチ群の開閉の組合わせでスイッチトキャパシタ回
路の容量値を制御することにより水晶発振回路の発振周
波数を調整する温度補償型発振回路を備え、第1の発振
計数回路と、第2の発振計数回路と、メモリと、スイッ
チトキャパシタ回路とを一個の半導体チップ上に設けた
ことを特徴とするものである。
【0021】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0022】まず本発明の実施例における半導体装置の
構造を、図1を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の半導体装置を示す断面図で
ある。半導体基板111上に形成した抵抗素子140
と、容量素子141と、P型MOSトランジスタ133
と、N型MOSトランジスタ135と、不揮発性メモリ
トランジスタ137とから構成する。
【0024】発振回路は、抵抗素子140と、容量素子
141と、MOSトランジスタとから構成する。
【0025】メモリは、不揮発性メモリトランジスタ1
37と、MOSトランジスタとから構成する。
【0026】スイッチトキャパシタ回路は、容量素子1
41と、MOSトランジスタとから構成する。
【0027】以上のように、発振回路と、メモリと、ス
イッチトキャパシタ回路とが半導体基板111上の一個
の半導体チップに設けられている。したがって、構成が
簡単になり、本発明の半導体装置を使えば、従来よりも
部品点数が大幅に削減でき、遥かに小型で軽量な温度補
償型発振器を得ることができる。
【0028】次に図1〜図6を用いて本発明の半導体装
置の製造方法を説明する。
【0029】まず図2に示すように、N型の半導体基板
111に熱酸化法により二酸化シリコン酸化膜からなる
不純物阻止膜113を、500nm〜1000nmの厚
さに形成する。
【0030】その後、フォトエッチング処理によりN型
MOS(Metal OxideSilicon)トラ
ンジスタと、容量素子と、不揮発性メモリトランジスタ
とを形成する領域に、開口部115、117、119
を、不純物阻止膜113にそれぞれ形成する。その後、
開口部115、117、119内の露出した半導体基板
111の領域に、イオン注入法と熱拡散法とを用いて、
P型の拡散領域121を形成する。
【0031】次に図3に示すように、イオン注入のマス
クとして用いた不純物阻止膜113をエッチングして、
すべて除去する。
【0032】その後、窒化膜で覆われた領域は酸化が行
われず、窒化膜を形成していない領域は酸化されるとい
う現象を利用した、いわゆる選択酸化法により、半導体
基板111のフィールド領域に、500nm〜1000
nmの厚さのフィールド酸化膜123を形成する。
【0033】その後、フィールド酸化膜123が形成さ
れていない領域の選択酸化のマスクとして用いた窒化膜
は、選択酸化処理の後、エッチングにより除去して、半
導体基板111の清浄面125を露出させる。
【0034】その後、清浄面125に、熱酸化法と気相
成長法とによりシリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリ
コン酸化膜からなる多層膜を10nmの厚さに形成す
る。次にこの多層膜をフォトエッチングにより選択的に
エッチング除去して、不揮発性メモリトランジスタの形
成領域にのみ島状に多層膜を形成する。この島状に形成
した多層膜127を形成すると同時に、半導体基板11
1の清浄面125を再び露出させる。
【0035】次に図4に示すように、半導体基111の
清浄面125に熱酸化法により、シリコン酸化膜129
を50nmの厚さに形成する。このとき不揮発性メモリ
トランジスタの形成領域である、島状の多層膜127の
領域の半導体基板111の多層膜下領域130は、多層
膜127を構成するシリコン窒化膜の酸化抑制作用によ
って、酸化されないまま保たれる。
【0036】次に図5に示すように、モノシランを反応
ガスとして用いた気相成長法により多結晶シリコン膜1
31を半導体基板111の全面に形成する。
【0037】次に図6に示すように、この多結晶シリコ
ン膜131をフォトエッチングにより所定の形状にエッ
チングする。この結果、P型MOSトランジスタ133
と、N型MOSトランジスタ135と、不揮発性メモリ
トランジスタ137とのゲート電極157、161、1
63と、フィールド酸化膜123の上に第1の島状多結
晶シリコン膜139と、シリコン酸化膜129の上に第
2の島状多結晶シリコン膜159とをそれぞれ形成す
る。
【0038】その後、多結晶シリコン膜からなるゲート
電極157、161、163と、第2の島状多結晶シリ
コン膜159とをエッチングマスクにして、シリコン酸
化膜129をエッチングする。すなわち、ゲート電極1
57、161、163と、第2の島状多結晶シリコン膜
159との下の領域にのみ、シリコン酸化膜129を形
成する。
【0039】このときゲート電極157と、ゲート電極
161との下に形成するシリコン酸化膜129は、それ
ぞれP型MOSトランジスタ133と、N型MOSトラ
ンジスタ135とのゲート酸化膜として作用する。
【0040】一方ゲート電極163の下の領域に形成す
るシリコン酸化膜とシリコン窒化膜とシリコン酸化膜と
からなる島状の多層膜127は、不揮発性メモリトラン
ジスタ137のメモリゲート絶縁膜として作用する。こ
の不揮発性メモリトランジスタは、ゲート電極163に
加えられる電圧にしたがって電荷を捕獲、あるいは放出
する。
【0041】第1の島状多結晶シリコン膜139は、抵
抗素子140として作用する。さらに第2の島状多結晶
シリコン膜159は、容量素子141の一方の電極とし
て作用し、第2の島状多結晶シリコン膜159の下に残
るシリコン酸化膜129は、容量素子141の誘電膜と
して作用する。
【0042】次に不純物注入の阻止膜として作用するフ
ォトレジスト膜(図示せず)を、半導体基板111上の
全面に形成する。その後、露光現像処理により、第1の
島状多結晶シリコン膜139上のフォトレジスト膜に開
口を形成し、イオン注入法により第1の島状多結晶シリ
コン膜139に、選択的に所定の不純物を所定の不純物
濃度に注入をする。
【0043】さらにその後、不純物注入の阻止膜として
作用するフォトレジスト膜の形成工程とイオン注入工程
とを繰り返し行い、P型不純物およびN型不純物を所定
の領域に導入する。さらにその後、加熱処理を行い導入
した不純物を拡散する。
【0044】このイオン注入処理工程と不純物拡散処理
工程との結果、下記の不純物濃度の高い領域を形成す
る。P型MOSトランジスタ133のソース・ドレイン
となる不純物濃度の濃いP型の拡散層145を形成す
る。さらにP型の拡散領域121と負の電源(電源電圧
VSS)との電気的コンタクトを取るための、不純物濃
度の濃いP型の拡散層151を形成する。さらに容量素
子141の他方の電極である、半導体基板111の電気
的コンタクトを取るための、不純物濃度の濃いP型の拡
散層147を形成する。さらにN型MOSトランジスタ
135と、不揮発性メモリトランジスタ137とのソー
ス・ドレインとなる、不純物濃度の濃いN型の拡散層1
49、153を形成する。さらにN型の半導体基板11
1と正の電源(電源電圧VDD)との電気的コンタクト
を取るための、不純物濃度の濃いN型の拡散層143を
形成する。
【0045】ただし、このとき第1の島状多結晶シリコ
ン膜139の領域は、常に不純物注入の阻止膜として作
用するフォトレジスト膜で覆っておいて、不要な不純物
の注入を防止する。
【0046】次に図1に示すように、リンガラス膜から
なる層間絶縁膜165を気相成長法により、半導体基板
111上の全面に形成する。
【0047】その後、フォトエッチング処理によって、
MOSトランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
のソース・ドレインとゲートのコンタクトホール169
と、P型の拡散層151のコンタクトホール177と、
N型の半導体基板111のコンタクトホール167と、
抵抗素子140のコンタクトホール171と、容量素子
141の一方の電極のコンタクトホール173と、容量
素子141の他方の電極となる半導体基板111のP型
の拡散領域121のコンタクトホール175とを、それ
ぞれ層間絶縁膜165に形成する。
【0048】次にそれぞれのコンタクトホールを形成し
た層間絶縁膜165上の全面に、アルミニウム膜からな
る導電性を有する金属膜179を、スパッタリング法に
て形成する。
【0049】その後、金属膜179の不要な部分をフォ
トエッチング処理によりエッチング除去し、MOSトラ
ンジスタのソース電極配線、ドレイン電極配線、ゲート
電極配線、電源配線、抵抗素子140、および容量素子
141の電極配線となる金属配線181を形成する。
【0050】次に本発明の実施例における半導体装置の
構成と動作とを、図7を参照して説明する。
【0051】図7は本発明の半導体装置の構成を示す回
路図である。
【0052】本発明の温度補償型発振器は、温度検出回
路230と、スイッチトキャパシタ回路225を含む水
晶発振回路214と、メモリ209と、デコード回路2
27とから構成する。
【0053】温度検出回路230は、第1の発振回路2
01と第1の計数回路204とから構成する第1の発振
計数回路215と、第2の発振回路202と第2の計数
回路205と制御回路203とから構成する第2の発振
計数回路216と、パルス発生回路208と、データラ
ッチ回路206とから構成する。
【0054】メモリ209は、不揮発性メモリトランジ
スタで構成する。
【0055】スイッチトキャパシタ回路225は、容量
素子220と、半導体素子からなるスイッチ219とを
直列に接続したスイッチトキャパシタ228の複数個か
ら構成する。
【0056】水晶発振回路214は、帰還抵抗211
と、インバータ212と、水晶振動子213と、発振コ
ンデンサ210、218とから構成する。
【0057】以上の説明のように、図10に示す、従来
例のサーミスタとA/Dコンバータとで構成した手段よ
り行っていた温度のデジタル情報を得るための作用を、
本発明の半導体装置は、温度検出回路230で温度のデ
ジタル情報を得るための作用を行っている。
【0058】さらに、従来はD/Aコンバータとバリキ
ャップダイオードとで構成した手段により行っていたデ
ジタル出力による発振周波数の制御を、本発明の半導体
装置は、スイッチトキャパシタ回路225でデジタル出
力による発振周波数の制御を行っている。
【0059】このため従来例に比較して構成が簡単で、
広い温度範囲にわたって高い発振周波数精度を達成する
ことができる。
【0060】図7に示す、第1の発振回路201と第2
の発振回路202とは、それぞれの発振周波数が、それ
ぞれ異なる温度依存性を有している。これら第1の発振
回路201と第2の発振回路202としては、たとえば
マルチバイブレータ、リング発振回路等を用いることが
でき、その発振周波数の温度依存性は、容量素子と抵抗
素子により定められる時定数の温度依存性に依拠してい
る。
【0061】第1の計数回路204と第2の計数回路2
05とは、直列に接続したそれぞれM個およびN個のフ
リップフロップ回路により、構成している。
【0062】第1の発振計数回路215は、第1の発振
回路201と、この第1の発振回路201からの発振パ
ルスを計数できるように、第1の発振回路201に接続
する第1の計数回路204とから構成している。
【0063】第2の発振計数回路216は、第2の発振
回路202と第2の計数回路205とによって構成す
る。この第2の計数回路205は、第2の発振回路20
2からの発振パルスを、第1の計数回路204を構成す
る最終段の1段前のフリップフロップ、すなわちM−1
段目のフリップフロップの出力により、制御する制御回
路203を通して計数できるように、第2の発振回路2
02に制御回路203を経由して接続する。
【0064】また第2の計数回路205は、第1の計数
回路204を構成する最終段のフリップフロップ、すな
わち、M段目のフリップフロップの出力によってリセッ
トするようになっている。
【0065】したがって第1の計数回路204が、第1
の発振回路201から2(M-2) 個のパルスを計数してい
る間に、第2の計数回路205が第1の発振回路201
から計数をしたパルスの数は、第2の計数回路205を
構成するN個のフリップフロップ回路の出力としてデジ
タル出力する。
【0066】第1の発振回路201および第2の発振回
路202のそれぞれの発振周波数の温度依存性が互いに
異なっているから、上記の第2の計数回路205によっ
て計数したパルスの数も温度依存性を持つ。すなわち第
2の計数回路205のデジタル出力値は、温度に対して
変化する。
【0067】第2の計数回路205に接続する制御回路
203が、第1の計数回路204を構成するM−1段目
のフリップフロップ回路の出力により閉じた直後に、パ
ルス発生回路208が、第1の計数回路204を構成す
るフリップフロップ回路の中の2段目と、M−1段目
と、M段目との3つのフリップフロップ回路からの出力
により1個のパルスを発生する。
【0068】このパルス発生回路203からの発生パル
スによってデータラッチ回路206が、第2の計数回路
205を構成している直列に接続したN個のフリップフ
ロップ回路から出力信号を読み込み、この出力信号を保
持する。すなわち温度検出回路230を構成している。
【0069】データラッチ回路206の出力は、メモリ
209のアドレスバス207に接続する。データラッチ
回路206の保持している出力は、メモリ209のアド
レスバス207に出力し、メモリ209をアドレッシン
グする。
【0070】メモリ209は、このメモリ209のアド
レスに格納されているデータをデータバス217に出力
する。
【0071】このデータバス217は、デコード回路2
27の入力に接続する。
【0072】デコード回路227は、データバス217
の出力に応じて、スイッチトキャパシタ回路225を構
成する複数のスイッチトキャパシタ228に、直列に接
続した半導体素子で構成するスイッチ群229を、選択
的に開閉する。
【0073】またこれらの複数のスイッチトキャパシタ
228は、水晶発振回路214の発振コンデンサ218
に並列に接続している。
【0074】水晶発振回路214は、発振コンデンサの
容量の変化に応じてその発振周波数が変化する。上記の
スイッチ群229の各スイッチ219をデータバス21
7のデータにより選択的に開閉すれば、発振コンデンサ
218に並列に接続される容量素子220の数が変化す
る。
【0075】なおここで、スイッチトキャパシタ228
の容量素子220のそれぞれを、デコード回路227か
らの信号線の重みに準じて容量値が約2倍ずつ変わるよ
うにしておけば、発振コンデンサ218に並列に接続し
ている容量値を幅広く変化させることができる。
【0076】上記のようにスイッチ群229の各スイッ
チ219を選択的に開閉すれば、発振コンデンサ218
に並列に接続している容量素子220の数が変化するの
で、等価的に発振コンデンサ218の容量値が変化した
ことになる。したがって水晶発振回路214の発振周波
数を変化させることができる。
【0077】したがって温度検出回路230からの温度
情報のデジタル値によって、メモリ209をアドレッシ
ングした時に、このアドレスに格納されているメモリ2
09のデータにより、デコード回路227を介して選択
されるスイッチトキャパシタ228の容量素子220の
容量値が、その温度における水晶発振回路214の発振
周波数の変化量を打ち消すようにメモリ209にデータ
を書き込んでおけば、水晶発振回路214の発振周波数
は温度の影響を受けることなく一定となる。
【0078】なお本実施例においては、計数およびデー
タラッチは、第1の計数回路204の1周期に1回行わ
れる。
【0079】図8は本発明による温度補償の効果を示す
ためのグラフである。この図8のグラフの縦軸が発振周
波数の変動を表し、横軸が温度を表わしている。
【0080】図8において、曲線242は本発明による
温度補償後の発振周波数の変動と温度との関係を表わ
し、曲線240は温度補償をする前の発振周波数の変動
と温度との関係を表わしている。図8のグラフから本発
明においては、広い温度範囲にわたって発振周波数の変
動がほとんどないことがわかる。
【0081】第1の発振計数回路215と第2の発振計
数回路216との温度特性が異なっていれば、本発明は
所定の効果を得ることができる。
【0082】しかしながら、第1の発振計数回路215
は、計数時間を定めるものであるから、温度によって発
振周波数が変化しない方が、第2の発振計数回路216
の計数時間が一定となり好都合である。これは温度補償
型発振回路の発振出力を、直接、もしくは分周したもの
を第1の発振計数回路215の発振回路として用いれ
ば、容易に実現することができる。ただし温度補償型発
振回路といえども僅かな温度変化は存在するから、その
温度変化量に比べて第2の発振計数回路216の温度変
化量が遥かに大きいことが前提である。
【0083】前述の水晶発振回路の発振出力を第1の発
振計数回路の発振回路として用いた実施例を図9に示
す。図9においては、図7と同一の構成要素には、同一
番号を付し、説明は省略する。
【0084】図9に示す本発明の第2の実施例の半導体
装置において、図7に示す本発明の第1の実施例の構成
と異なる点は、水晶振動子213を含む温度補償を行っ
た水晶発振回路214の発振出力を分周回路250で分
周し、その分周回路250の出力を第1の発振計数回路
215に帰還して入力している点である。なお水晶発振
回路214の発振出力を分周せずに、水晶発振回路21
4の発振出力を第1の発振計数回路215に直接帰還し
入力しても良い。
【0085】なお本発明の実施例における水晶発振回路
の代わりに、その他の発振回路、たとえばリング発振回
路、CR発振回路等を用いても同様な効果が得られるの
は言うまでもない。
【0086】またさらに、メモリは不揮発性メモリトラ
ンジスタによって構成する例を示したが、不揮発性メモ
リトランジスタの代わりにマスクROM、電池動作のス
タティックRAM等を用いても同様な効果が得られる。
【0087】
【発明の効果】以上の説明のように本発明においては、
サーミスタからなる温度検出装置と、このサーミスタの
抵抗変化を電圧変化に変換するための定電流源と、デジ
タル出力を得るためのA/Dコンバータと、アナログ電
圧を得るためのD/Aコンバータと、発振周波数を調整
するためのバリキャップダイオードとを必要としない。
さらに温度補償発振回路を構成するすべての構成要素を
1つの半導体チップ上に設けている。
【0088】したがって、本発明における温度補償型発
振回路は、従来例に比べて、構成が簡単で、さらに占有
する面積および体積を大幅に小さくすることができるの
で、多くの分野へ応用することが可能である。とくに携
帯用の移動無線装置のような小型であることを要求され
る装置へ応用した場合、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置における構成と製造方法と
を示す断面図である。
【図2】本発明の半導体装置における構成を形成するた
めの製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の半導体装置における構成を形成するた
めの製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の半導体装置における構成を形成するた
めの製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の半導体装置における構成を形成するた
めの製造方法を示す断面図である。
【図6】本発明の半導体装置における構成を形成するた
めの製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の半導体装置における構成を示す回路図
である。
【図8】本発明と従来例とにおける温度と発振周波数の
変動との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の他の実施例における半導体装置の構成
を示すための回路図である。
【図10】従来例における温度補償型発振回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
111 半導体基板 123 フィールド酸化膜 129 シリコン酸化膜 131 多結晶シリコン膜 137 不揮発性メモリトランジスタ 140 抵抗素子 141 容量素子 201 第1の発振回路 202 第2の発振回路 204 第1の計数回路 205 第2の計数回路 209 メモリ 214 水晶発振回路 215 第1の発振計数回路 216 第2の発振計数回路 225 スイッチトキャパシタ回路 230 温度検出回路 250 分周回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振回路と該発振回路の発振周波数の計
    数を行う計数回路とからなる発振計数回路を2組備え、
    この第1の発振回路と第2の発振回路とは発振周波数の
    温度特性が相異なるように構成し、この第1の発振計数
    回路の出力により第2の発振計数回路の計数動作を制御
    して温度に対応したデジタル出力を発生する温度検出回
    路と、該温度検出回路のデジタル出力によるアドレッシ
    ングに応じたデータを出力するメモリと、該メモリの出
    力データを受けて開閉するスイッチ群と容量素子との直
    列接続を複数個並列に接続したスイッチトキャパシタ回
    路を含む水晶発振回路とで構成し、前記スイッチ群の開
    閉の組合わせで前記スイッチトキャパシタ回路の容量値
    を制御することにより前記水晶発振回路の発振周波数を
    調整する温度補償型発振回路を備え、前記第1の発振計
    数回路と第2の発振計数回路と前記メモリと前記スイッ
    チトキャパシタ回路とを一個の半導体チップ上に形成し
    た半導体装置の製造方法は、半導体基板表面にフィール
    ド酸化膜を形成する工程と、該フィールド酸化膜の非形
    成領域にシリコン酸化膜を形成する工程と、該シリコン
    酸化膜および前記フィールド酸化膜の上に多結晶シリコ
    ン膜を形成する工程と、該多結晶シリコン膜を選択的に
    エッチング除去して、抵抗素子を構成する第1の島状多
    結晶シリコン膜を形成すると同時に、前記半導体基板表
    面に形成した前記シリコン酸化膜の上に容量素子の一方
    の電極を構成する第2の島状多結晶シリコン膜を形成す
    る工程と、前記抵抗素子を構成する前記第1の島状多結
    晶シリコン膜に選択的に不純物を導入する工程とを有す
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 発振回路と該発振回路の発振周波数の計
    数を行う計数回路とからなる発振計数回路を2組備え、
    第1の発振回路と第2の発振回路とは発振周波数の温度
    特性が相異なるように構成し、第1の発振計数回路の出
    力により第2の発振計数回路の計数動作を制御して温度
    に対応したデジタル出力を発生する温度検出回路と、該
    温度検出回路のデジタル出力によるアドレッシングに応
    じたデータを出力するメモリと、該メモリの出力データ
    を受けて開閉するスイッチ群と容量素子との直列接続を
    複数個並列に接続したスイッチトキャパシタ回路を含む
    水晶発振回路とで構成して、前記スイッチ群の開閉の組
    合わせで前記スイッチトキャパシタ回路の容量値を制御
    することにより前記水晶発振回路の発振周波数を調整す
    る温度補償型発振回路とを備え、前記第1の発振計数回
    路と第2の発振計数回路と、前記メモリと、前記スイッ
    チトキャパシタ回路とを一個の半導体チップ上に設けた
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の温度補償型発振回路
    は、スイッチトキャパシタ回路を含む水晶発振回路の発
    振出力を直接、もしくはこの水晶発振回路の発振出力を
    分周回路で分周して第1の計数回路に帰還入力させるこ
    とを特徴とする半導体装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6463396B1 (en) 1994-05-31 2002-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for controlling internal heat generating circuit
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US7560341B2 (en) 2003-05-30 2009-07-14 Sony Corporation Semiconductor device and manufacturing method therefor
JP2016111522A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 セイコーNpc株式会社 デジタル温度補償型発振器

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