JPH057517Y2 - - Google Patents

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JPH057517Y2
JPH057517Y2 JP9564887U JP9564887U JPH057517Y2 JP H057517 Y2 JPH057517 Y2 JP H057517Y2 JP 9564887 U JP9564887 U JP 9564887U JP 9564887 U JP9564887 U JP 9564887U JP H057517 Y2 JPH057517 Y2 JP H057517Y2
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ring
oil
housing
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pressure
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の自動変速機にオイル供給用
として使用される可変容量型ベーンポンプに関す
るものである。
(従来技術) 一般に、放射方向に出入可能なベーンを嵌合し
たロータの外側にリングを配設し、このリングを
支持部を中心として揺動させることでポンプの吐
出量を制御し得るように構成したいわゆる可変容
量型ベーンポンプは知られている。(例えば特開
昭59−58185号公報参照) このような可変容量型ベーンポンプにおいては
その構造上、圧力室とオイル吐出側ポート、オイ
ル吐出側ポートとオイル吸入側ポート、オイル吸
入側ポートと圧力室、とを液圧的に不連続とする
ためにそれぞれ第1、第2、第3のシールピンが
ハウジング内周面とリングとの間に設けられてい
る。
そして、上記リングが支持部から離れることを
防止するために、リングを支持部に押しつける方
向に作用する各ポンプ室総和の圧力が、リングを
支持部から引き離す方向に作用する圧力、すなわ
ち、上記支持部側の第1、第2シールピン間にお
いてリング外周面に作用する吐出圧の総和の圧力
よりも大きくなるように、上記第1、第2シール
ピンは配設されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この様な可変容量型ベーンポンプを
自動変速機のオイルポンプとして使用する場合、
オイル吐出圧がある値を越えるとポンプが騒音を
発生するといつた問題がある。この騒音発生の原
因は、本出願人の実験研究の結果、以下の通りで
あることが確認された。
すなわち、自動変速機のオイルパン内に貯蔵さ
れているオイルは、自動変速機内を循環する間に
含有したエアーを含んでいるため、第2図の状態
における可変容量型ベーンポンプのポンプ室にオ
イルパン内のオイルが導入された場合、その後の
ポンプ室の昇圧状態を、昇圧が開始される位置を
θ=0度として回転角180度まで図示すると、第
5図の実線のようになる。
点線はオイルがエアーを含有していない場合の
ポンプ室の昇圧状態を示している。
この図において斜線で示した部分は、オイルが
エアーを含んでいるためにポンプ室の昇圧が遅れ
ていることを表している。この昇圧遅れがポンプ
の騒音を発生させているのである。より具体的に
は、θ=0度から180度までの各ポンプ室の圧力
は、リングを支持部に向けて押しつける方向に作
用するが、昇圧遅れの量だけ押しつけ力が低下す
ることになり、ポンプ設計当初は、ポンプ室の昇
圧状態を第5図の点線で示したように状態変化す
るとして設計しているので、吐出圧が大きく、オ
イルのエアー含有量が大きければそれだけ昇圧遅
れ量、すなわち、リングを支持部に向けて押しつ
ける力が当初予想した押しつけ力よりも低下する
ことになる。また、ポンプ室内のオイルが含有し
ているエアー量は時間的に異なるので、結論とし
て、吐出圧が大きく、ポンプ室内のオイルのエア
ー含有量が比較的大きい場合には、リングを支持
部へ向けて押しつけようとする各ポンプ室総和の
圧力が当初の予想押付力に対して低くなりすぎ、
リングを支持部から引き離そうとする圧力、すな
わち、第1、第2シールピン間でリングの外周面
に作用する吐出圧の総和の圧力の方が大きくな
り、リングは支持部から引き離されてしまい、逆
に、吐出圧が大きくても、エアー含有量が比較的
少ない場合には、ポンプ室総和の押しつけ力はそ
れほど予想押付力に比べ低下しないので、リング
は支持部に圧着されることになる。このように、
自動変速機の可変容量ベーンポンプで吐出圧が大
きい場合には、オイルがエアーを含有しているこ
との影響が出て、リングが支持部から引き離され
たり、再び圧着されたりするので、この繰り返し
により騒音が発生するのである。
この問題を解決するためには、ミツシヨンオイ
ルの量を増加してオイルのエアー含有量を低下さ
せたり、リングを支持部に向けて常に押圧させる
ような手段をポンプに設けることが考えられる
が、前者においては他の問題が起こり、後者にお
いては構成が複雑となり、コスト高となる。
したがつて、本考案の目的は、大幅にレイアウ
トを変更することなく、リングが支持部から離れ
ることのない、すなわち、騒音の発生しない自動
変速機の可変容量型ベーンポンプを提供すること
にある。
(問題を解決するための手段・作用) 前述の目的を達成するために、本考案において
は、基本的には前述した従来の自動変速機の可変
容量型ベーンポンプにおいて、 第1シールピンと第2シールピンを結ぶ直線長
さが、リング内径の3/4以下となるように両シー
ルピンを配設したことを特徴としている。
上記構成により、オイルがエアーを比較的多く
含有していて、リングを支持部へ向けて押しつけ
ようとする各ポンプ室総和の圧力が予想押付力に
対して低くなりすぎても、第1、第2シールピン
を結ぶ直線長さをリング内径の3/4以下となるよ
うに両シールピンを配置し、これら両シールピン
間のリング外周面に作用する吐出圧の総和の圧力
を低く設定して、リングを支持部から引き離そう
とする力が、リングを支持部に向けて押しつけよ
うとする力よりも常に小さくなるように構成した
ので、リングは支持部から離れることがなく、よ
つて騒音の発生を防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。
第1図は可変容量型ベーンポンプを備えた自動
変速機を示しており、1は自動変速機、2はトル
クコンバータハウジング、3はミツシヨンケース
であり、可変容量型ベーンポンプ4より自動変速
機1の各機能部へと圧送されたオイルは、一旦オ
イルパン5に溜められ、その後再びポンプ4へと
送られている。
第2図は第1図に示した本考案に係るベーンポ
ンプ4の要部を示す平面図である。
この可変容量型ベーンポンプ4の構成を以下に
簡単に説明すると、このベーンポンプ4は、オイ
ル吸入路6およびオイル吐出路7を有するハウジ
ング8と、このハウジング8内に回転可能に支持
されたロータ9と、放射方向に出入可能にロータ
9に嵌合されたベーン10と、ハウジング8に設
けた支持部11により揺動可能に支持されかつロ
ータ9およびベーン10を取り囲むリング12
と、このリング12の内周面12aとロータ9の
外周面9aとベーン10とで画成されたポンプ室
13と、ハウジング8の内周面8aとリング12
の外周面12bとの間に設けられリング12を揺
動させる圧力室14と、ハウジング内周面8aと
リング外周面12bとの間に配置され、圧力室1
4とハウジング8に形成したオイル吐出側ポート
15、オイル吐出側ポート15とハウジング8に
形成したオイル吸入側ポート16、オイル吸入側
ポート16と圧力室14、とをそれぞれ液圧的に
不連続とする第1、第2、第3のシールピン1
7,18,19とから成り、自動変速機1のオイ
ルパン5よりベーンポンプ4のオイル吸入路6に
導入されたオイルは、オイル吐出路7から自動変
速機1の各機能部へと圧送されている。このベー
ンポンプ4のその他の構成および作用は従来のも
のと同様であるので(例えば特開昭59−58185号
公報参照)、より詳細な説明は省略する。
ここで、ベーンポンプ4の吐出圧とアクセル開
度との関係は第3図に示した通りであり、吐出圧
力10Kg/cm2近傍のA点を境として、騒音が発生す
ることが本出願人らの実験により確認されてい
る。
そこで、吐出圧、第1、第2シールピン17,
18を結ぶ直線長さおよびリング12内径をそれ
ぞれ変化させ、その時の騒音の発生、非発生を調
査した結果、第4図に示した通り、両シールピン
17,18を結ぶ直線長さがリング12内径の3/
4以下とすれば、前記A点以上の吐出圧力におい
ても騒音が発生しないことが確認された。
よつて、本実施例においては、第1、第2シー
ルピン17,18を結ぶ直線長さがリング12内
径の3/4以下となるようにして、両シールピン1
7,18を配置している。
これにより、オイルがエアーを含有しているた
めにポンプ室の昇圧が遅れ、各ポンプ室総和の圧
力が予想押付力に比べて低くなりすぎても、リン
グ12を支持部11から引き離そうと作用する圧
力、すなわち、両シールピン17,18間の支持
部11側でリング12の外周面12bに作用する
吐出圧の総和の圧力を、リング12を支持部11
へ押しつける圧力、すなわち、昇圧遅れを起こし
ている各ポンプ室の総和の圧力よりも常に小さく
なるように両シールピン17,18を配置してい
るので、いかなる吐出圧においてもリング12は
支持部11から離れることがなく、よつて、騒音
の発生を防止できる。
(効果) 本考案は以上述べたように、ベーンポンプの騒
音を防止するに当り、ミツシヨンオイルを増量し
たり、新たに騒音防止手段を設けるのではなく、
既存の第1、第2シールピンの配設位置を設定す
ることにより騒音を防止するものである。すなわ
ち、ベーンポンプの第1、第2シールピンを、両
シールピンを結ぶ直線長さがリング内径の3/4以
下となるようにしてそれぞれ配置し、リングを支
持部から引き離そうと作用する圧力は、いかなる
吐出圧においても、リングを支持部に向けて押し
つけようとする圧力よりも常に小さくなるように
構成したので、リングは支持部から離れることが
なく、よつて騒音の発生が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は可変容量型ベーンポンプを備えた自動
変速機の概略図、第2図は第1図に示した本考案
に係るベーンポンプの要部を示す平面図、第3図
はポンプの騒音が発生する吐出圧の領域を吐出圧
とアクセル開度の関係図に示した図、第4図は騒
音の発生しない領域を第1、第2シールピンを結
ぶ直線長さと吐出圧の関係において示した図、第
5図は第1図におけるポンプ室の昇圧状態を昇圧
が開始される位置をθ=0度として回転角180度
まで図示した図である。 1……自動変速機、4……ベーンポンプ、5…
…オイルパン、6……オイル吸入路、7……オイ
ル吐出路、8……ハウジング、8a……ハウジン
グ内周面、9……ロータ、9a……ロータ外周
面、10……ベーン、11……支持部、12……
リング、12a……リング内周面、12b……リ
ング外周面、13……ポンプ室、14……圧力
室、15……オイル吐出側ポート、16……オイ
ル吸入側ポート、17……第1のシールピン、1
8……第2のシールピン、19……第3のシール
ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オイル吸入路およびオイル吐出路を有するハウ
    ジングと、該ハウジング内に回転可能に支持され
    たロータと、放射方向に出入可能に上記ロータに
    嵌合されたベーンと、上記ハウジングに設けた支
    持部により揺動可能に支持されかつ上記ロータお
    よびベーンを取り囲むリングと、該リングの内周
    面と上記ロータの外周面と上記ベーンとで画成さ
    れたポンプ室と、上記ハウジングの内周面と上記
    リング外周面との間に設けられ上記リングを揺動
    させる圧力室と、上記ハウジング内周面と上記リ
    ング外周面との間に設けられ、上記圧力室と上記
    ハウジングに形成したオイル吐出側ポート、該オ
    イル吐出側ポートと上記ハウジングに形成された
    オイル吸入側ポート、該オイル吸入側ポートと上
    記圧力室、とをそれぞれ液圧的に不連続とする第
    1、第2、第3のシールピンとを備え、自動変速
    機のオイルパンより上記オイル吸入路へ導入され
    たオイルを加圧し上記オイル吐出路から自動変速
    機の各機能部へと圧送している自動変速機の可変
    容量型ベーンポンプにおいて、 上記第1シールピンと第2シールピンは、これ
    ら両シールピンを結ぶ直線長さが上記リング内径
    の3/4以下となるように配設されていることを特
    徴とする自動変速機の可変容量型ベーンポンプ。
JP9564887U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH057517Y2 (ja)

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JP9564887U JPH057517Y2 (ja) 1987-06-22 1987-06-22

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Publication Number Publication Date
JPS643096U JPS643096U (ja) 1989-01-10
JPH057517Y2 true JPH057517Y2 (ja) 1993-02-25

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