JPH0575480U - 折損検出器付き弱点ピン - Google Patents

折損検出器付き弱点ピン

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JPH0575480U
JPH0575480U JP021832U JP2183292U JPH0575480U JP H0575480 U JPH0575480 U JP H0575480U JP 021832 U JP021832 U JP 021832U JP 2183292 U JP2183292 U JP 2183292U JP H0575480 U JPH0575480 U JP H0575480U
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康夫 大石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドベ−ンの開閉操作力の小さい水車に対
しても使用可能とするために、折損検出器付き弱点ピン
の弱点部の、同一断面積に対する肉厚が厚くなる様に、
弱点部の内径を小さくすること。 【構成】 外周面の軸方向略々中央部に弱点部を削設さ
れ、その軸方向中心を貫通する長孔が穿設される円筒形
状をなす弱点ピンと、この弱点ピンの頭部に空間を内包
して取付けられたカバ−と、このカバ−内に検出片の接
近を感知する検出端が前記弱点ピン頭部に対向する様に
取付けられた近接スイッチと、頭部に前記検出片が取付
けられ、この検出片が前記近接スイッチの検出端に対向
する様に前記長孔内に挿入され、その尾部が前記弱点ピ
ンの尾部に係止されて常時前記近接スイッチの検出端方
向に偏倚力が付与される芯棒とから構成され、前記弱点
ピンが折損した時前記芯棒も折損し、その頭部の検出片
が前記近接スイッチの検出端に接近し近接スイッチを作
動させ弱点ピンの折損を検出して、折損警報を与えるた
めの出力を生ずることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、水力発電所に設置される水車のガイドベ−ン開閉操作機 構のリンク間の連結に使用される弱点ピンの改良に関し、特に折損検出器を備え 且つ折損荷重の小さい折損検出器付き弱点ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の折損検出器付き弱点ピンの一例を示す中心線に沿う縦面図であ る。弱点ピンは、その軸方向の略々中間に弱点部が形成され、水車のガイドベ− ン開閉操作機構のリンク間の連結に使用され、ガイドベ−ンの開閉操作の際、ガ イドベ−ンの間に異物が挟まり開閉操作に支障を来した場合に、その弱点部が折 れて、開閉操作機構の他の部分が破損しない様にするために使用される保護機能 を備えたリンク連結用ピンである。図4に於て、符号1が弱点ピンであり、その 円柱状の外周面軸方向の略々中央部に弱点部2が削設され、更に、軸方向中心に は弱点部2より下方に達する長穴3が穿設され、弱点ピン1の本体は略々円筒状 を呈する。長穴3の上部開口端には雌ネジが削設され、その全体を符号Dで示す 後述の弱点ピン折損検出器(以下、折損検出器と記す)が螺合される。
【0003】 折損検出器Dは、弱点ピン1の長穴3に螺合されるカバ−受台4を基台として 一体に構成される。即ち、カバ−受台4はその中心縦断面が略々T字形をなし、 脚部外周面には上記長穴3の雌ネジに螺合する雄ネジが削設され、軸方向中心に 長孔4aが穿設され、更に頂端部には、後述する芯棒挿通用孔5aを有するカバ −受5が螺合される。 長穴3内には、同心的にその底部近傍に達する例えばアクリル製の筒体6が挿入 され、この筒体6の上端部は、カバ−受台4の長孔4a内の下部略々1/2の位 置まで嵌合し固着される。筒体6には、その内部上下端に、夫々中心に芯棒挿通 用孔と芯棒取付用孔とを有する芯棒挿通座6aと、芯棒取付座6bとが取付けら れ、これらの芯棒挿通座6aと芯棒取付座6bとを介して、その上部が上記芯棒 挿通用孔5aに挿通され若干突出し頂端部に後述する近接スイッチ10の検出面 10aに対向する検出片7aを有する例えばベ−クライト製の芯棒7が筒体6内 に同心的に挿入され、芯棒7は芯棒取付座6bにより筒体6に係止される。芯棒 7の上端よりやや下方には、スプリング押え金具7bが嵌着され、この押え金具 7bと芯棒挿通座6aとの間には、スプリング8が芯棒7を囲繞して圧縮挿入さ れ、芯棒7には、常時図示上方向の偏位力が付与されている。
【0004】 カバ−受5にはカバ−9がカバ−受5の上部に空間を内包して螺合され、この カバ−9の頂部中央には、その検出面10aが上記空間内に突出し、上記検出片 7aに予定の間隔をおいて対向する様に近接スイッチ(無接点)10がナット1 1,11により取付けられる。近接スイッチ10の上端側面には、近接スイッチ 10の作動を表示する表示灯(例えば発光ダイオ−ド)12が取付けられ、その リ−ド線13を外部に導出している。
【0005】 近接スイッチ10は、そのリ−ド線13により、図3にその等価回路を示す様 に、制御電源P−N間に接続され、この近接スイッチ10の動作によって発光ダ イオ−ドの表示灯12が点灯すると共に、ブザ−14を鳴して警報を与える様に 構成されている。
【0006】 次に、上記構成の従来の折損検出器付き弱点ピンの折損検出器の作動を説明す る。図4に示す折損検出器付き弱点ピン1が、図示はしないが通常の使用状態の もとで、弱点部2に於て折損すると、筒体6及び芯棒7が共に切断され、スプリ ング8の作用により芯棒7は上方に押し上げられる。従って芯棒7の頂端の検出 片7aが、近接スイッチ10の検出面10aに接近又は接触するから、図3に示 す近接スイッチ10が作動(閉路)し、表示灯12を点灯させ、同時にブザ−1 4を鳴らし警報を与える。
【0007】 上記の様に、従来の弱点ピン折損検出器Dは、カバ−受台4を基台として一体 に構成されることから、芯棒7を保護するための筒体6を必要とし、当然のこと ながら、筒体6の外径は芯棒7の外径より大きくなる。従って、この筒体6が挿 入される弱点ピン1の長穴3の内径(弱点部2の内径)は、筒体6の外径より大 きくなるのは自明のことである。
【0008】 ところで、弱点ピン1の弱点部2の断面積は、その弱点ピンが使用される水車 のガイドベ−ン操作力を考慮した破断力(操作力+適宜の裕度)によって折損す る様な値に選ばれる。従ってガイドベ−ンの操作力が小さければ、弱点部2の断 面積も小さくなる。この場合、弱点部2の断面形状は、弱点部2の外径を外径と し、弱点ピン1の長穴3の内径を内径とするリング状となるから、その断面積が 同じなら、リング状をなす弱点部の肉厚は、その内径(長穴3の内径)が大きい 程薄くなる。
【0009】 その開発が従来にも増して重要視されるようになった小水力発電所に於ては、 ガイドベ−ン操作力の小さい水車も多々あり、この場合、図4に示した従来の構 成の折損検出器付き弱点ピンを使用すると、弱点ピンの弱点部の肉厚は、弱点ピ ンの長穴の製作可能な最小内径寸法を用いても、1mm以下になることも少なく ない。従って、この様に弱点部の肉厚の薄い弱点ピンを使用する場合は、水車製 作時の組立・分解、更に定期点検に際しては、その分解・組立時に於いて、非常 に折損し易い状態となり、製作及び定期点検に長時間を要することになり問題で ある。
【0010】 又、弱点ピンの弱点部肉厚を1mm以上にするためには、弱点部内径を現状の 最小内径寸法より小さくしなければならず、従来の弱点ピン折損検出器を取付け ることは不可能になり、弱点ピンの折損検出が出来なくなり問題である。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
この考案が解決しようとする問題点は、ガイドベ−ン操作力の小さい水車に使 用する弱点ピンに、従来の弱点ピン折損検出器を取付けようとすると、弱点ピン の弱点部肉厚が薄くなり、水車の製作・定期点検に際しての分解・組立に多くの 工数を要することである。従って、本考案の目的は、ガイドベ−ン操作力の小さ い水車に対しても使用可能な、従来の弱点ピン折損検出器と同等の機能を有する 折損検出器付き弱点ピンを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するため、外周面の軸方向略々中央部に弱点部を削 設されその軸方向中心を貫通する長孔が穿設される円筒形状をなす弱点ピンと、 この弱点ピンの頭部に空間を内包して取付けられたカバ−と、このカバ−内に検 出片の接近を感知する検出端が前記弱点ピン頭部に対向する様に取付けられた近 接スイッチと、頭部に前記検出片が取付けられ、この検出片が前記近接スイッチ の検出端に対向する様に前記長孔内に挿入され、その尾部が前記弱点ピンの尾部 に係止されて常時前記近接スイッチの検出端方向に偏倚力が付与される芯棒とか ら成り、前記弱点ピンが折損した時前記芯棒も折損し、その頭部の検出片が前記 近接スイッチの検出端に接近し近接スイッチを作動させ弱点ピンの折損を検出し て、折損警報を与えるための出力を生ずることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本考案に於いては、弱点ピンの長孔内に、筒体を挿入することなく、弱点ピン が折損した時に折損する芯棒を直接挿入するようにしたから、長孔の内径を小さ くとることが出来、弱点部の断面積が同一であれば、弱点ピンの弱点部肉厚を厚 くすることが出来る。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案を説明する。図1は、本考案の一実施例を示し、 その中心線に沿う縦面図であり、図4と同一部分には同一符号を付しているので それらの詳細な説明は省略する。図1と図4とで異なる部分は、図4に於ては、 折損検出器Dが、カバ−受台4を基台として一体に構成されていたが、図1に於 ては、カバ−受台4とカバ−受5とを共通のカバ−台4´とし、更に芯棒7を保 護する筒体6を省略し、そのため、弱点ピン1自体を折損検出器Dの構成の一部 として使用した点であり、折損検出器Dの構成は非常に簡単になる。
【0015】 即ち、弱点ピン1の軸方向中心に弱点ピン1を貫通する長孔3を穿設し、更に 弱点部2より上部の長孔3内に段部3aを形成し、この段部3a内に芯棒7に常 時図示上方向の偏位力を付与するスプリング8を挿入すると共に、芯棒7は長孔 3内に直接挿入して弱点ピン1の下方に突出させ、割ピン15により弱点ピン1 に係止する。この場合、割ピン15の代りに芯棒7の下端にネジを切り、これに ナットを螺入して芯棒7を係止する様にすれば、近接スイッチ10の検出面10 aと検出片7aとの間隙を微調整することが出来る。尚、近接スイッチ10によ る警報回路の構成は、図3に示した等価回路と同じである。
【0016】 上記構成の本考案による折損検出器付き弱点ピンの折損検出器の作動は、従来 の折損検出器と略々同様である。折損検出器付き弱点ピン1が通常の使用状態の もとで、弱点部2に於て折損すると、芯棒7が切断されスプリング8の作用によ り芯棒7は上方に押し上げられる。従って芯棒7の頂端の検出片7aが、近接ス イッチ10の検出面10aに接近又は接触するから、図3に示す近接スイッチ1 0が作動(閉路)し、表示灯12を点灯させ、同時にブザ−14を鳴らし警報を 与える。尚、図2は折損検出器付き弱点ピン1が、その弱点部2に於て折損した 時の状態を示す断面図である。
【0017】
【考案の効果】
以上、本考案について詳細に説明したが、本考案によれば、カバ−受台とカバ −受とを共通のカバ−台とし、更に芯棒を保護する筒体を省略し、芯棒を直接弱 点ピンの長孔内に挿入し、その端部を弱点ピンの下端から突出させ、この突出部 により弱点ピンに係止する様にしたから、下記の効果を奏することが出来る。
【0018】 (1) 弱点部の内径(長孔の内径)を小さくすることが可能であり、同一の断面 積に対する肉厚を厚くすることが出来、折損検出器付き弱点ピンの取扱が容易と なる。
【0019】 (2) 芯棒の弱点ピンに対する係止を、弱点ピンの下端で行う様にしたから、検 出片の接近による近接スイッチの作動を最良の状態に微調整することが出来る。
【0020】 (3) カバ−受台とカバ−受とを共通とし、筒体を省略したから、折損検出器の 構成は大幅に簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図。
【図2】本考案の折損検出器付き弱点ピンの折損状態を
説明するための縦断面図。
【図3】近接スイッチの等価回路図。
【図4】従来の折損検出器付き弱点ピンの一例を示す断
面図。
【符号の説明】
1…弱点ピン、 2…弱点部、 3…長穴(孔)、 4…カバ−受台、 5…カバ−受、 6…筒体、 7…芯棒、 8…スプリング、 9…カバ−、 10…近接スイッチ、 11…ナット、 12…表示灯、 13…リ−ド線、 14…ブザ−。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の軸方向略々中央部に弱点部を削
    設され、その軸方向中心を貫通する長孔が穿設される円
    筒形状をなす弱点ピンと、この弱点ピンの頭部に空間を
    内包して取付けられたカバ−と、このカバ−内に検出片
    の接近を感知する検出端が前記弱点ピン頭部に対向する
    様に取付けられた近接スイッチと、頭部に前記検出片が
    取付けられ、この検出片が前記近接スイッチの検出端に
    対向する様に前記長孔内に挿入され、その尾部が前記弱
    点ピンの尾部に係止されて常時前記近接スイッチの検出
    端方向に偏倚力が付与される芯棒とから成り、前記弱点
    ピンが折損した時前記芯棒も折損し、その頭部の検出片
    が前記近接スイッチの検出端に接近し近接スイッチを作
    動させ弱点ピンの折損を検出して、折損警報を与えるた
    めの出力を生ずることを特徴とする折損検出器付き弱点
    ピン。
JP1992021832U 1992-03-11 1992-03-11 折損検出器付き弱点ピン Expired - Lifetime JP2589326Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183658A (ja) * 2015-03-27 2016-10-20 美和電気工業株式会社 弱点ピン折損検出装置及びシステム

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