JPH0575862A - 量子化誤差低減方法 - Google Patents
量子化誤差低減方法Info
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- JPH0575862A JPH0575862A JP23661191A JP23661191A JPH0575862A JP H0575862 A JPH0575862 A JP H0575862A JP 23661191 A JP23661191 A JP 23661191A JP 23661191 A JP23661191 A JP 23661191A JP H0575862 A JPH0575862 A JP H0575862A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続的な信号をA/D変換器で量子化したn
ビットの量子化信号を用いて信号処理を行う場合に、量
子化雑音を低減し、画像処理を行った場合に画質の向上
を図る。 【構成】 A/D変換器20で量子化された量子化信号
S20の階調幅の中に、加算手段40を用いて任意のビ
ット数mのノイズ信号S30を所定領域内でランダムに
加算する。
ビットの量子化信号を用いて信号処理を行う場合に、量
子化雑音を低減し、画像処理を行った場合に画質の向上
を図る。 【構成】 A/D変換器20で量子化された量子化信号
S20の階調幅の中に、加算手段40を用いて任意のビ
ット数mのノイズ信号S30を所定領域内でランダムに
加算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像のディジタル信号
処理等の信号処理方法において、アナログ/ディジタル
変換(以下、A/D変換という)時に生じる量子化誤差
を低減する量子化誤差低減方法に関するものである。
処理等の信号処理方法において、アナログ/ディジタル
変換(以下、A/D変換という)時に生じる量子化誤差
を低減する量子化誤差低減方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この様な分野の技術としては、例
えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;吹抜敬彦著「画像のディジタル信号処理」初版
(昭56−5−25)日刊工業新聞社、P.60−61 文献2;樋渡涓二編「画像工学ハンドブック」初版(1
986−5−20)朝倉書店、P.52−53 文献3;梶光雄著「印刷画像工学」初版(昭63−6−
15)印刷学会出版部、P.298−303 従来、例えば画像のディジタル信号処理においては、前
記文献1に記載された図2のようなものがあった。図2
は、従来の画像の信号処理装置の一構成例を示すブロッ
ク図である。この画像の信号処理装置では、画像を読取
るCCD(電荷結合素子)イメージセンサ等のイメージ
センサ1を有し、その出力側にはA/D変換器2が接続
されている。A/D変換器2の出力側には、演算回路3
が接続されると共に、ディジタル/アナログ変換器(以
下、D/A変換器という)4を介して、CRT等の表示
装置5が接続されている。
えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;吹抜敬彦著「画像のディジタル信号処理」初版
(昭56−5−25)日刊工業新聞社、P.60−61 文献2;樋渡涓二編「画像工学ハンドブック」初版(1
986−5−20)朝倉書店、P.52−53 文献3;梶光雄著「印刷画像工学」初版(昭63−6−
15)印刷学会出版部、P.298−303 従来、例えば画像のディジタル信号処理においては、前
記文献1に記載された図2のようなものがあった。図2
は、従来の画像の信号処理装置の一構成例を示すブロッ
ク図である。この画像の信号処理装置では、画像を読取
るCCD(電荷結合素子)イメージセンサ等のイメージ
センサ1を有し、その出力側にはA/D変換器2が接続
されている。A/D変換器2の出力側には、演算回路3
が接続されると共に、ディジタル/アナログ変換器(以
下、D/A変換器という)4を介して、CRT等の表示
装置5が接続されている。
【0003】この種の装置では、明るさが連続量である
被写体の情報をイメージセンサ1で読取る。読取った画
像信号S1は、A/D変換器2で量子化し、その量子化
信号S2を演算回路3でディジタル信号処理等を行うと
共に、D/A変換器4でアナログ信号に変換した後、表
示装置5で表示する。
被写体の情報をイメージセンサ1で読取る。読取った画
像信号S1は、A/D変換器2で量子化し、その量子化
信号S2を演算回路3でディジタル信号処理等を行うと
共に、D/A変換器4でアナログ信号に変換した後、表
示装置5で表示する。
【0004】図3は、図2における量子化誤差の説明図
である。この図に示すように、連続量をイメージセンサ
1で読取った画像信号S1を、A/D変換器2によって
量子化ステップSで階調信号(量子化信号)S2に量子
化するので、量子化誤差が生じ、それによって量子化雑
音が発生する。このような量子化雑音が生じると、例え
ば輝度変化がゆるい場合には、その輝度段差が表示装置
5の画面上に偽輪郭を生じ、画質を低下させるという問
題が生じる。
である。この図に示すように、連続量をイメージセンサ
1で読取った画像信号S1を、A/D変換器2によって
量子化ステップSで階調信号(量子化信号)S2に量子
化するので、量子化誤差が生じ、それによって量子化雑
音が発生する。このような量子化雑音が生じると、例え
ば輝度変化がゆるい場合には、その輝度段差が表示装置
5の画面上に偽輪郭を生じ、画質を低下させるという問
題が生じる。
【0005】このような問題を解決するため、前記文献
2の信号処理方法では、量子化雑音により偽輪郭が生じ
るのを軽減するために、画像信号S1に予め1/2量子
化レベルのノイズを重畳させた後に、A/D変換器2で
量子化するようなディザ法(中間調表示方式)等が採用
されている。また、前記文献3の信号処理方法では、あ
る規則で閾値信号を作り、その閾値信号によってA/D
変換器2で2値化するディザ法等を採用している。
2の信号処理方法では、量子化雑音により偽輪郭が生じ
るのを軽減するために、画像信号S1に予め1/2量子
化レベルのノイズを重畳させた後に、A/D変換器2で
量子化するようなディザ法(中間調表示方式)等が採用
されている。また、前記文献3の信号処理方法では、あ
る規則で閾値信号を作り、その閾値信号によってA/D
変換器2で2値化するディザ法等を採用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
信号処理方法では、次のような課題があった。
信号処理方法では、次のような課題があった。
【0007】(a) 従来の方法では、量子化雑音がそ
のまま重畳してしまう欠点がある。また、1/2量子化
レベルをアナログ的に加算する際のレベル精度や、ノイ
ズ重畳等のアナログ信号を取扱う際の煩雑さ、さらに多
値の閾値電圧を作る煩雑さ等の問題があった。
のまま重畳してしまう欠点がある。また、1/2量子化
レベルをアナログ的に加算する際のレベル精度や、ノイ
ズ重畳等のアナログ信号を取扱う際の煩雑さ、さらに多
値の閾値電圧を作る煩雑さ等の問題があった。
【0008】(b) ディザ法を用いたディザマトリク
スによる画像の2値化においては、通常、A/D変換器
2でディジタル信号に変換した後、ディジタル的に値を
比較するようなことが行われる。ところが、このような
方法では、量子化雑音がそのまま重畳した形になってい
るという問題がある。
スによる画像の2値化においては、通常、A/D変換器
2でディジタル信号に変換した後、ディジタル的に値を
比較するようなことが行われる。ところが、このような
方法では、量子化雑音がそのまま重畳した形になってい
るという問題がある。
【0009】量子化誤差は、図3に示すように、連続値
に対してある量子化ステップSで切っていくために生じ
る。画像全体で、真値をSo、量子化雑音をSe、量子
化された値(量子化信号)をSbとすると、それらは次
式(1)のような関係になる。 So−Se=Sb …(1) そして、量子化雑音Seは、次式(2)で表せる。
に対してある量子化ステップSで切っていくために生じ
る。画像全体で、真値をSo、量子化雑音をSe、量子
化された値(量子化信号)をSbとすると、それらは次
式(1)のような関係になる。 So−Se=Sb …(1) そして、量子化雑音Seは、次式(2)で表せる。
【0010】
【数1】
【0011】例えば、4ビットのA/D変換では、
(2)式により、ピーク値に対して約1.8%の量子化
誤差Seが重畳してしまうことになる。なお、同一階調
数で量子化された信号同志を演算すると、
(2)式により、ピーク値に対して約1.8%の量子化
誤差Seが重畳してしまうことになる。なお、同一階調
数で量子化された信号同志を演算すると、
【0012】
【数2】
【0013】のノイズレベルになってしまう。
【0014】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、量子化雑音が重畳するために例えば画質が低下
する点、及び画質低下を防止するためのアナログ的な取
扱いによる処理の煩雑化の点等について解決した量子化
誤差低減方法を提供するものである。
として、量子化雑音が重畳するために例えば画質が低下
する点、及び画質低下を防止するためのアナログ的な取
扱いによる処理の煩雑化の点等について解決した量子化
誤差低減方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1(a)〜(g)は、
第1〜第7の発明の構成を説明するための機能ブロック
図である。図1(a)の第1の発明における量子化誤差
低減方法では、連続的な信号S10をA/D変換器20
で量子化したnビットの量子化信号S20を用いて信号
処理を行う信号処理方法において、量子化信号S20の
階調幅の中に、加算手段40を用いて任意のビット数m
のノイズ信号S30を所定領域内でランダムに加算する
ようにしている。
第1〜第7の発明の構成を説明するための機能ブロック
図である。図1(a)の第1の発明における量子化誤差
低減方法では、連続的な信号S10をA/D変換器20
で量子化したnビットの量子化信号S20を用いて信号
処理を行う信号処理方法において、量子化信号S20の
階調幅の中に、加算手段40を用いて任意のビット数m
のノイズ信号S30を所定領域内でランダムに加算する
ようにしている。
【0016】図1(b)における第2の発明の量子化誤
差低減方法では、第1の発明の加算手段40で量子化信
号S20に加算されたノイズ信号S30のレベルの平均
値を、加減算手段50で任意に加減算するようにしてい
る。
差低減方法では、第1の発明の加算手段40で量子化信
号S20に加算されたノイズ信号S30のレベルの平均
値を、加減算手段50で任意に加減算するようにしてい
る。
【0017】図1(c)における第3の発明の量子化誤
差低減方法では、第1の発明の加算手段40の出力を、
(n+m)ビットのD/A変換器60でアナログ信号に
変換するようにしている。図1(d)の第4の発明にお
ける量子化誤差低減方法では、第2の発明の加減算手段
60の出力を、(n+m)ビットのD/A変換器60で
アナログ信号に変換するようにしている。
差低減方法では、第1の発明の加算手段40の出力を、
(n+m)ビットのD/A変換器60でアナログ信号に
変換するようにしている。図1(d)の第4の発明にお
ける量子化誤差低減方法では、第2の発明の加減算手段
60の出力を、(n+m)ビットのD/A変換器60で
アナログ信号に変換するようにしている。
【0018】図1(e)の第5の発明における量子化誤
差低減方法では、第1の発明の加算手段40の出力を演
算手段70で演算し、その演算結果中のnビットのみを
出力するようにしている。図1(f)の第6の発明にお
ける量子化誤差低減方法では、第2の発明の加減算手段
50の出力を演算手段70で演算し、その演算結果中の
nビットのみを出力するようにしている。図1(g)の
第7の発明における量子化誤差低減方法では、連続的な
信号S10をA/D変換器20で量子化したnビットの
量子化信号S20を用いて信号処理を行う信号処理方法
において、次のような手段を講じている。即ち、A/D
変換器20によるnビットの量子化信号S20の下位ビ
ットiを除去手段で除去した後、前記(n−i)ビット
の量子化信号の階調幅の中に、加算手段40を用いて任
意のビット数のノイズ信号S30を所定領域内でランダ
ムに加算して該量子化信号の再生を行うようにしてい
る。
差低減方法では、第1の発明の加算手段40の出力を演
算手段70で演算し、その演算結果中のnビットのみを
出力するようにしている。図1(f)の第6の発明にお
ける量子化誤差低減方法では、第2の発明の加減算手段
50の出力を演算手段70で演算し、その演算結果中の
nビットのみを出力するようにしている。図1(g)の
第7の発明における量子化誤差低減方法では、連続的な
信号S10をA/D変換器20で量子化したnビットの
量子化信号S20を用いて信号処理を行う信号処理方法
において、次のような手段を講じている。即ち、A/D
変換器20によるnビットの量子化信号S20の下位ビ
ットiを除去手段で除去した後、前記(n−i)ビット
の量子化信号の階調幅の中に、加算手段40を用いて任
意のビット数のノイズ信号S30を所定領域内でランダ
ムに加算して該量子化信号の再生を行うようにしてい
る。
【0019】
【作用】第1の発明によれば、以上のように量子化誤差
低減方法を構成したので、連続的な信号をA/D変換器
20で量子化したnビットの量子化信号S20は、加算
手段40によってノイズ信号S30とランダムに加算さ
れる。これにより、量子化誤差の低減化が図れる。
低減方法を構成したので、連続的な信号をA/D変換器
20で量子化したnビットの量子化信号S20は、加算
手段40によってノイズ信号S30とランダムに加算さ
れる。これにより、量子化誤差の低減化が図れる。
【0020】第2の発明では、加算手段40で加算され
たノイズ信号S30のレベルの平均値が加算手段50で
加減算される。これにより、任意のビット数の信号の出
力が行える。
たノイズ信号S30のレベルの平均値が加算手段50で
加減算される。これにより、任意のビット数の信号の出
力が行える。
【0021】第3及び第4の発明では、加算手段40の
出力または加減算手段50の出力がD/A変換器60で
アナログ信号に変換される。これにより、D/A変換器
60の出力側に、表示装置やプリンタ等の出力装置を接
続すれば、量子化雑音が除去された画像表示等が行え
る。
出力または加減算手段50の出力がD/A変換器60で
アナログ信号に変換される。これにより、D/A変換器
60の出力側に、表示装置やプリンタ等の出力装置を接
続すれば、量子化雑音が除去された画像表示等が行え
る。
【0022】第5及び第6の発明では、加算手段40の
出力または加減算手段50の出力が、それぞれ演算手段
70で演算され、その演算結果中のnビットのみが出力
される。これにより、例えば多数の量子化信号同士を演
算した際にも、量子化雑音の低減化が図れる。
出力または加減算手段50の出力が、それぞれ演算手段
70で演算され、その演算結果中のnビットのみが出力
される。これにより、例えば多数の量子化信号同士を演
算した際にも、量子化雑音の低減化が図れる。
【0023】第7の発明では、A/D変換器20で量子
化されたnビットの量子化信号の下位ビットiが除去手
段110で除去され、再び加算手段40でmビットのノ
イズ信号S30と加算されて量子化信号の再生が行われ
る。これにより、量子化ビットの下位ビットを除去手段
110で切り捨てたために生じる量子化誤差の増加分
が、加算手段40によるノイズ信号S30の重畳によっ
て補われ、量子化誤差の少ないデータ圧縮とその再生が
行える。従って、前記課題を解決できるのである。
化されたnビットの量子化信号の下位ビットiが除去手
段110で除去され、再び加算手段40でmビットのノ
イズ信号S30と加算されて量子化信号の再生が行われ
る。これにより、量子化ビットの下位ビットを除去手段
110で切り捨てたために生じる量子化誤差の増加分
が、加算手段40によるノイズ信号S30の重畳によっ
て補われ、量子化誤差の少ないデータ圧縮とその再生が
行える。従って、前記課題を解決できるのである。
【0024】
【実施例】第1の実施例 図4は、本発明の第1の実施例を示す量子化誤差低減方
法を実施するための画像の信号処理装置の機能ブロック
図である。この画像の信号処理装置は、連続的な絵等の
画像を光/電変換して読取り、連続的な信号(画像信
号)S10を出力するCCDイメージセンサ等のイメー
ジセンサ10を有し、その出力側にはA/D変換器20
が接続されている。A/D変換器20は、連続的な信号
S10を量子化してnビットの量子化信号S20を出力
する回路であり、その出力側にはn本の信号線21が接
続されている。また、この信号処理装置には、擬似信号
発生用の演算子等で構成され、mビットのノイズ信号S
30を発生するノイズ源30が設けられ、その出力側
に、m本の信号線31が接続されている。
法を実施するための画像の信号処理装置の機能ブロック
図である。この画像の信号処理装置は、連続的な絵等の
画像を光/電変換して読取り、連続的な信号(画像信
号)S10を出力するCCDイメージセンサ等のイメー
ジセンサ10を有し、その出力側にはA/D変換器20
が接続されている。A/D変換器20は、連続的な信号
S10を量子化してnビットの量子化信号S20を出力
する回路であり、その出力側にはn本の信号線21が接
続されている。また、この信号処理装置には、擬似信号
発生用の演算子等で構成され、mビットのノイズ信号S
30を発生するノイズ源30が設けられ、その出力側
に、m本の信号線31が接続されている。
【0025】n本の信号線21とm本の信号線31と
は、加算手段40を介してD/A変換器60に接続され
ている。加算手段40は、n本の信号線21の最下位ビ
ットの下に、その量子化信号S20の1階調幅(全振幅
の1/2n )を2m 分割するように、m本の信号線31
が追加された構成を成す。D/A変換器60は、加算手
段40からの(n+m)ビットの信号をアナログ信号に
変換する回路であり、その出力側には、表示装置駆動用
の電圧変換回路86を介して、表示装置90が接続され
ている。表示装置90は、アナログ的に輝度変調可能な
CRT等で構成されている。
は、加算手段40を介してD/A変換器60に接続され
ている。加算手段40は、n本の信号線21の最下位ビ
ットの下に、その量子化信号S20の1階調幅(全振幅
の1/2n )を2m 分割するように、m本の信号線31
が追加された構成を成す。D/A変換器60は、加算手
段40からの(n+m)ビットの信号をアナログ信号に
変換する回路であり、その出力側には、表示装置駆動用
の電圧変換回路86を介して、表示装置90が接続され
ている。表示装置90は、アナログ的に輝度変調可能な
CRT等で構成されている。
【0026】図5(a),(b)は、図4のノイズ源3
0の構成例を示す図であり、同図(a)は例えばベイヤ
配列を用いた演算子でノイズ源30を構成したときの説
明図、及び同図(b)は同図(a)の演算子の配列例を
示す部分図である。
0の構成例を示す図であり、同図(a)は例えばベイヤ
配列を用いた演算子でノイズ源30を構成したときの説
明図、及び同図(b)は同図(a)の演算子の配列例を
示す部分図である。
【0027】図5では、説明の簡単化のために、連続的
な信号S10の量子化ビット数n=4(即ち、階調数は
16)、ノイズ源30としてはm=4で4×4のベイヤ
配列のディザ信号を重畳可能な構成になっている。
な信号S10の量子化ビット数n=4(即ち、階調数は
16)、ノイズ源30としてはm=4で4×4のベイヤ
配列のディザ信号を重畳可能な構成になっている。
【0028】図5(a)に示す演算子の働きは、図5
(b)に示すように、例えば(A,a)の番地の信号に
は1/16の1階調幅を元の信号に加算し、さらに8/
16=1/2の1階調幅を差し引いた値を、その番地の
新しい値とするように作用する。同様に、(D,d)の
番地では、6/16の1階調幅を加算し、1/2階調幅
を減算してその番地の新しい値になるように作用する。
図5(b)に示すように、4×4のベイヤ配列は、この
組を繰り返し配列したものを元の信号に作用させるよう
にしてある。即ち、番地(A,a),(E,a),
(A,e),…は、同じ値となっている。
(b)に示すように、例えば(A,a)の番地の信号に
は1/16の1階調幅を元の信号に加算し、さらに8/
16=1/2の1階調幅を差し引いた値を、その番地の
新しい値とするように作用する。同様に、(D,d)の
番地では、6/16の1階調幅を加算し、1/2階調幅
を減算してその番地の新しい値になるように作用する。
図5(b)に示すように、4×4のベイヤ配列は、この
組を繰り返し配列したものを元の信号に作用させるよう
にしてある。即ち、番地(A,a),(E,a),
(A,e),…は、同じ値となっている。
【0029】次に、図6(a)〜(c)を参照しつつ、
図4の信号処理装置における量子化誤差低減方法につい
て説明する。なお、図6(a)〜(c)は、図4の信号
処理装置における演算後の各画素の数値例を示す図であ
り、同図(a)は4ビット(16階調)で量子化された
量子化信号S20の例、同図(b)はノイズ信号S30
を付加した後の例、同図(c)は表示装置90を用いた
8ビット表示(256階調表示)の例を示す図である。
図4の信号処理装置における量子化誤差低減方法につい
て説明する。なお、図6(a)〜(c)は、図4の信号
処理装置における演算後の各画素の数値例を示す図であ
り、同図(a)は4ビット(16階調)で量子化された
量子化信号S20の例、同図(b)はノイズ信号S30
を付加した後の例、同図(c)は表示装置90を用いた
8ビット表示(256階調表示)の例を示す図である。
【0030】例えば、連続的な絵からなる画像は、イメ
ージセンサ10で読取られ、その連続的な信号(画像信
号)S10がA/D変換器20で量子化されてnビット
の量子化信号S20がn本の信号線21へ出力される。
図6(a)に示す量子化信号S20の例では、16階調
のほぼ中間値である8階調目と7階調目がn本の信号線
21へ出力されていることが示されている。
ージセンサ10で読取られ、その連続的な信号(画像信
号)S10がA/D変換器20で量子化されてnビット
の量子化信号S20がn本の信号線21へ出力される。
図6(a)に示す量子化信号S20の例では、16階調
のほぼ中間値である8階調目と7階調目がn本の信号線
21へ出力されていることが示されている。
【0031】ノイズ源30を構成する図5の演算子を作
用させると、該ノイズ源30からmビットのノイズ信号
S30がm本の信号線31へ出力される。n本の信号線
21とm本の信号線31とは、加算手段40を構成する
(n+m)本の信号線41を介して加算される。このノ
イズ信号S30の付加後の(n+m)ビットの信号が、
図6(b)に示されている。
用させると、該ノイズ源30からmビットのノイズ信号
S30がm本の信号線31へ出力される。n本の信号線
21とm本の信号線31とは、加算手段40を構成する
(n+m)本の信号線41を介して加算される。このノ
イズ信号S30の付加後の(n+m)ビットの信号が、
図6(b)に示されている。
【0032】ノイズ信号が付加された(n+m)ビット
の信号は、D/A変換器60でアナログ信号に変換さ
れ、電圧変換回路80で電圧に変換された後、表示装置
90でアナログ的に表示される。この表示装置90で8
ビット表示した例が図6(c)に示されている。
の信号は、D/A変換器60でアナログ信号に変換さ
れ、電圧変換回路80で電圧に変換された後、表示装置
90でアナログ的に表示される。この表示装置90で8
ビット表示した例が図6(c)に示されている。
【0033】図6(a)〜(c)に示すように、4ビッ
ト(16階調)の量子化信号S20が表示装置90で8
ビット(256階調)表示されるので、16階調の信号
が256階調の信号に変換されたことになる。この16
階調の信号と256階調の信号の濃度の平均値Zは、共
に118であり、4×4のベイヤ配列の四角の中を見る
と、同じ濃度に見える。ところが、本実施例のように量
子化信号S20にノイズ信号S30を加算手段40で加
算しているので、図6(a)ではレベル8からレベル7
への変化の仕方が1/16の割合で変化するのに対し、
図6(b)においては1/256の変化となっている。
そのため、その変化の仕方が少ない分、表示装置90で
表示された画像の輪郭部分における濃淡の段差が目立た
なくなり、従来の欠点である島状の偽輪郭が消える利点
がある。これは、次の理由による。
ト(16階調)の量子化信号S20が表示装置90で8
ビット(256階調)表示されるので、16階調の信号
が256階調の信号に変換されたことになる。この16
階調の信号と256階調の信号の濃度の平均値Zは、共
に118であり、4×4のベイヤ配列の四角の中を見る
と、同じ濃度に見える。ところが、本実施例のように量
子化信号S20にノイズ信号S30を加算手段40で加
算しているので、図6(a)ではレベル8からレベル7
への変化の仕方が1/16の割合で変化するのに対し、
図6(b)においては1/256の変化となっている。
そのため、その変化の仕方が少ない分、表示装置90で
表示された画像の輪郭部分における濃淡の段差が目立た
なくなり、従来の欠点である島状の偽輪郭が消える利点
がある。これは、次の理由による。
【0034】例えば、画像全体で考えて、真値がSoで
ある絵を読取って表示する場合を考える。この絵をA/
D変換器20で量子化した値をSbとし、量子化雑音を
Seとすると、前記(1)式が成立する。この量子化し
た値Sbの一例が図6(a)である。つまり、量子化し
た値Sbのみをそのまま表示装置90に表示すると、量
子化誤差Seを含んだ画像として表示される。量子化誤
差Seは、画像全体ではランダムに発生しているので、
(2)式に示す量子化誤差X=(Σx)はランダムであ
るといえる。そこで、本実施例では、画像を表示すると
きに、量子化信号S20にノイズ信号S30を重畳させ
て Sb1=Sb+Se1・・・(3) という信号として表示させることにより、量子化誤差X
を低減するようにしている。ここで、(3)式のSb1
は、任意に発生させるランダムノイズであり、量子化雑
音Seとほぼ等しいように選択したノイズである。
ある絵を読取って表示する場合を考える。この絵をA/
D変換器20で量子化した値をSbとし、量子化雑音を
Seとすると、前記(1)式が成立する。この量子化し
た値Sbの一例が図6(a)である。つまり、量子化し
た値Sbのみをそのまま表示装置90に表示すると、量
子化誤差Seを含んだ画像として表示される。量子化誤
差Seは、画像全体ではランダムに発生しているので、
(2)式に示す量子化誤差X=(Σx)はランダムであ
るといえる。そこで、本実施例では、画像を表示すると
きに、量子化信号S20にノイズ信号S30を重畳させ
て Sb1=Sb+Se1・・・(3) という信号として表示させることにより、量子化誤差X
を低減するようにしている。ここで、(3)式のSb1
は、任意に発生させるランダムノイズであり、量子化雑
音Seとほぼ等しいように選択したノイズである。
【0035】図5の演算子を用いてノイズ源30とした
場合、量子化雑音Seとして約1.7%が得られてい
る。連続的な絵を量子化したときの量子化雑音Seは、
(2)式に従い約1.8%であり、ほぼ等しい雑音値が
得られている。但し、ノイズ信号S30を前記のような
ベイヤ配列ではなく、理想的にランダムに加算手段40
に入力すると、前記の2つの値は等しい。
場合、量子化雑音Seとして約1.7%が得られてい
る。連続的な絵を量子化したときの量子化雑音Seは、
(2)式に従い約1.8%であり、ほぼ等しい雑音値が
得られている。但し、ノイズ信号S30を前記のような
ベイヤ配列ではなく、理想的にランダムに加算手段40
に入力すると、前記の2つの値は等しい。
【0036】量子化対象となる連続的な絵と、図6
(c)に示す表示画像との間の雑音eは、
(c)に示す表示画像との間の雑音eは、
【0037】
【数3】
【0038】となる。従って、連続的な絵を単にA/D
変換器20で量子化して表示装置90に表示した場合の
雑音が1.8%に対し、本実施例では約1/3に雑音が
低減できることになる。
変換器20で量子化して表示装置90に表示した場合の
雑音が1.8%に対し、本実施例では約1/3に雑音が
低減できることになる。
【0039】また、図4では、ノイズ信号付加後の(n
+m)ビットの信号を、D/A変換器60でアナログ信
号に変換した後、表示装置90で表示しているので、図
5(a)に示す第2項(−1/n・1/2)は、演算し
なくても、該表示装置90の基準信号をその分調整する
ことで、画質の良い画像が得られる。
+m)ビットの信号を、D/A変換器60でアナログ信
号に変換した後、表示装置90で表示しているので、図
5(a)に示す第2項(−1/n・1/2)は、演算し
なくても、該表示装置90の基準信号をその分調整する
ことで、画質の良い画像が得られる。
【0040】第2の実施例 図7は、本発明の第2の実施例を示す画像の信号処理装
置の機能ブロック図であり、図4中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この信号処理装置で
は、A/D変換器20の出力側と加算手段40の入力側
との間にデータ一時記憶用のメモリ100が設けられて
いる。さらに、加算手段40の出力側に、加減算手段5
0を介して演算手段70が接続されている。加減算手段
50は、nビットの量子化信号S20にmビットのノイ
ズ信号S30が重畳された(n+m)ビットの信号を入
力し、そのmビットのノイズ信号S30のレベルの平均
値を任意に加減算し、その加減算結果を演算手段70へ
与える機能を有している。演算手段70は、加減算手段
50の出力を演算し、その演算結果中のmビットはカッ
トしてnビットのみを出力する機能を有している。
置の機能ブロック図であり、図4中の要素と共通の要素
には共通の符号が付されている。この信号処理装置で
は、A/D変換器20の出力側と加算手段40の入力側
との間にデータ一時記憶用のメモリ100が設けられて
いる。さらに、加算手段40の出力側に、加減算手段5
0を介して演算手段70が接続されている。加減算手段
50は、nビットの量子化信号S20にmビットのノイ
ズ信号S30が重畳された(n+m)ビットの信号を入
力し、そのmビットのノイズ信号S30のレベルの平均
値を任意に加減算し、その加減算結果を演算手段70へ
与える機能を有している。演算手段70は、加減算手段
50の出力を演算し、その演算結果中のmビットはカッ
トしてnビットのみを出力する機能を有している。
【0041】図7の信号処理装置において、量子化信号
S20をいくつか用いて計算等を行うことを考えてみ
る。例えば、3つの同じビット数で量子化された信号S
20を用いると、そのノイズが
S20をいくつか用いて計算等を行うことを考えてみ
る。例えば、3つの同じビット数で量子化された信号S
20を用いると、そのノイズが
【0042】
【数4】
【0043】になってしまう。各量子化信号S20が4
ビットの場合では、約3%のノイズとなる。これに対し
て本実施例では、A/D変換器20で量子化された量子
化信号S20に対してノイズ信号S30を加算手段40
で重畳し、その(n+m)ビットの信号を加減算手段5
0で加減算した後、演算手段70で演算し、必要なnビ
ットの信号のみを出力するようにしている。このよう
に、本実施例では量子化信号S20にノイズ信号S30
を重畳するので、加減算手段50及び演算手段70を用
いて所望の計算等を行う場合、統計量として扱って約1
%のノイズとなるだけであり、1つの量子化信号S20
のノイズ1.8%よりも小さくなる。
ビットの場合では、約3%のノイズとなる。これに対し
て本実施例では、A/D変換器20で量子化された量子
化信号S20に対してノイズ信号S30を加算手段40
で重畳し、その(n+m)ビットの信号を加減算手段5
0で加減算した後、演算手段70で演算し、必要なnビ
ットの信号のみを出力するようにしている。このよう
に、本実施例では量子化信号S20にノイズ信号S30
を重畳するので、加減算手段50及び演算手段70を用
いて所望の計算等を行う場合、統計量として扱って約1
%のノイズとなるだけであり、1つの量子化信号S20
のノイズ1.8%よりも小さくなる。
【0044】従って、本実施例では、3原色を扱うカラ
ー信号等をA/D変換器20で量子化してその量子化信
号S20を処理する場合にも、低ノイズで画像を再生で
きることになる。なお、3原色へのノイズは、それぞれ
別の形のノイズを入れても良い。
ー信号等をA/D変換器20で量子化してその量子化信
号S20を処理する場合にも、低ノイズで画像を再生で
きることになる。なお、3原色へのノイズは、それぞれ
別の形のノイズを入れても良い。
【0045】次に、3原色の計算後に、本来の信号のビ
ット数にするために、上位4ビットだけを取り出すこと
を考える。これは再度、あらく量子化したことに相当す
る。加減算手段50の出力を演算手段70で演算し、そ
の演算結果中の上位4ビットだけを取り出す。すると、
演算手段70による計算後の信号と、量子化対象となる
本来の絵との雑音が約1%であり、量子化雑音Seが
1.8%であるので、演算手段70を用いた再度の量子
化における雑音Ssaiは、
ット数にするために、上位4ビットだけを取り出すこと
を考える。これは再度、あらく量子化したことに相当す
る。加減算手段50の出力を演算手段70で演算し、そ
の演算結果中の上位4ビットだけを取り出す。すると、
演算手段70による計算後の信号と、量子化対象となる
本来の絵との雑音が約1%であり、量子化雑音Seが
1.8%であるので、演算手段70を用いた再度の量子
化における雑音Ssaiは、
【0046】
【数5】
【0047】であり、従来の雑音の約2/3に低減した
信号を得ることができる。
信号を得ることができる。
【0048】また、例えば雑音約2%を含む4ビットの
信号を、図4のような表示装置90に表示する場合、他
の加算手段40を設けて改めてノイズを重畳して表示す
ることもできる。この場合には、ノイズSdisが
信号を、図4のような表示装置90に表示する場合、他
の加算手段40を設けて改めてノイズを重畳して表示す
ることもできる。この場合には、ノイズSdisが
【0049】
【数6】
【0050】程度に低減できる。これは、3つの量子化
信号S20を用いて計算した結果の下位4ビット分が新
たなランダムノイズと考えられるので、これをカットし
て表示装置90に表示するときに、新たなランダムノイ
ズを加算しても、統計的には等しいからである。
信号S20を用いて計算した結果の下位4ビット分が新
たなランダムノイズと考えられるので、これをカットし
て表示装置90に表示するときに、新たなランダムノイ
ズを加算しても、統計的には等しいからである。
【0051】第3の実施例 図8は、本発明の第3の実施例を示す画像の信号処理装
置の機能ブロック図であり、図4及び図7中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。この信号処理
装置では、A/D変換器20の出力側に接続されたn本
の信号線21を、除去手段110を介して加算手段40
に接続すると共に、ノイズ源30をm本の信号線31を
介して該加算手段40へ接続し、該加算手段40の出力
を表示装置90へ出力するようにしている。除去手段1
10は、nビットの量子化信号S20の下位ビットiを
除去して加算手段40へ与える機能を有している。この
除去手段110は、例えば(n−i)本の信号線111
で構成されている。図8の信号処理装置において、例え
ば6ビットの量子化信号S20の最下位1ビットを除去
手段110で除去し、それを5本の信号線111を介し
て加算手段40へ送り、さらにノイズ源30から5ビッ
トのノイズ信号S30を発生し、その5ビットのノイズ
信号S30を5本の信号線31を介して加算手段40へ
与える場合を考える。
置の機能ブロック図であり、図4及び図7中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。この信号処理
装置では、A/D変換器20の出力側に接続されたn本
の信号線21を、除去手段110を介して加算手段40
に接続すると共に、ノイズ源30をm本の信号線31を
介して該加算手段40へ接続し、該加算手段40の出力
を表示装置90へ出力するようにしている。除去手段1
10は、nビットの量子化信号S20の下位ビットiを
除去して加算手段40へ与える機能を有している。この
除去手段110は、例えば(n−i)本の信号線111
で構成されている。図8の信号処理装置において、例え
ば6ビットの量子化信号S20の最下位1ビットを除去
手段110で除去し、それを5本の信号線111を介し
て加算手段40へ送り、さらにノイズ源30から5ビッ
トのノイズ信号S30を発生し、その5ビットのノイズ
信号S30を5本の信号線31を介して加算手段40へ
与える場合を考える。
【0052】前記第1又は第2の実施例においては、量
子化誤差を約1/3に減少させている。このことは、量
子化ビット数が約1.6ビット多いことと等価であるこ
とを意味している。そのため、例えばnビットの量子化
信号S20を(n−1)ビットの信号線111を用いて
画像再生を行っても、なお0.6ビット分のノイズの少
ない画像として再生できることになる。
子化誤差を約1/3に減少させている。このことは、量
子化ビット数が約1.6ビット多いことと等価であるこ
とを意味している。そのため、例えばnビットの量子化
信号S20を(n−1)ビットの信号線111を用いて
画像再生を行っても、なお0.6ビット分のノイズの少
ない画像として再生できることになる。
【0053】そこで、本実施例では、6ビットの量子化
信号S20を除去手段110で最下位1ビットを除去
し、その4ビットの信号を信号線111を介して加算手
段40へ送る。ノイズ源30では、階調幅が全振幅の1
/2n-1 、つまり4ビットのノイズ信号S30を信号線
31を介して加算手段40へ与える。加算手段40で
は、5ビットの信号線111の信号と、4ビットの信号
線31のノイズ信号S30とを加算し、その9ビットの
再生信号を表示装置90へ送り、該表示装置90で表示
させる。
信号S20を除去手段110で最下位1ビットを除去
し、その4ビットの信号を信号線111を介して加算手
段40へ送る。ノイズ源30では、階調幅が全振幅の1
/2n-1 、つまり4ビットのノイズ信号S30を信号線
31を介して加算手段40へ与える。加算手段40で
は、5ビットの信号線111の信号と、4ビットの信号
線31のノイズ信号S30とを加算し、その9ビットの
再生信号を表示装置90へ送り、該表示装置90で表示
させる。
【0054】この実施例では、本来の量子化ビットの下
位ビットを除去手段110で切り捨て、それによって生
じる量子化誤差増加分を、ノイズ信号S30を加算手段
40で重畳させることにより補っているので、量子化誤
差を低減でき、高画質の画像が得られる。
位ビットを除去手段110で切り捨て、それによって生
じる量子化誤差増加分を、ノイズ信号S30を加算手段
40で重畳させることにより補っているので、量子化誤
差を低減でき、高画質の画像が得られる。
【0055】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、例えば図4の表示装置90に代えて、階調的あるい
はアナログ的にプリント濃度の変調可能なプリンタ等と
いった他の出力装置を設けたり、或いは上記実施例を画
像以外の信号処理装置に適用する等、種々の変形が可能
である。
ず、例えば図4の表示装置90に代えて、階調的あるい
はアナログ的にプリント濃度の変調可能なプリンタ等と
いった他の出力装置を設けたり、或いは上記実施例を画
像以外の信号処理装置に適用する等、種々の変形が可能
である。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、連続的な信号をA/D変換器で量子化した量
子化信号に、加算手段を用いてランダムなノイズ信号を
一つの量子化階調幅内にディジタル的に重畳するように
しているので、量子化雑音を的確に低減できる。しか
も、アナログ的な信号の取り扱いをせずに、取り扱いが
簡便なディジタル回路のみで構成できるので、A/D変
換器のビット数の減少とそれによる回路構成の簡単化が
図れる。
によれば、連続的な信号をA/D変換器で量子化した量
子化信号に、加算手段を用いてランダムなノイズ信号を
一つの量子化階調幅内にディジタル的に重畳するように
しているので、量子化雑音を的確に低減できる。しか
も、アナログ的な信号の取り扱いをせずに、取り扱いが
簡便なディジタル回路のみで構成できるので、A/D変
換器のビット数の減少とそれによる回路構成の簡単化が
図れる。
【0057】第2の発明のよれば、加減算手段で、重畳
されたノイズ信号のレベルの平均値を任意に加減算する
ようにしたので、加減算手段によって任意のビット数の
信号を出力でき、それによって該加減算手段の出力側に
接続される装置の適用範囲が広くなる。
されたノイズ信号のレベルの平均値を任意に加減算する
ようにしたので、加減算手段によって任意のビット数の
信号を出力でき、それによって該加減算手段の出力側に
接続される装置の適用範囲が広くなる。
【0058】第3及び第4の発明によれば、加算手段の
出力または加減算手段の出力を、(n+m)ビットのD
/A変換器でアナログ信号に変換するようにしたので、
例えば該D/A変換器の出力側に表示装置やプリンタ等
を接続すれば、量子化対象となる原画像と表示された画
像との間の量子化雑音を低減し、高画質の画像表示が可
能となる。しかも、アナログ的な信号の取り扱いをせず
に、取り扱いが簡便なディジタル回路のみで画質低下を
防止できる。そのため、A/D変換器のビット数の削減
化と、作製しやすく、再現性の良い高画質の画像表示が
行える。
出力または加減算手段の出力を、(n+m)ビットのD
/A変換器でアナログ信号に変換するようにしたので、
例えば該D/A変換器の出力側に表示装置やプリンタ等
を接続すれば、量子化対象となる原画像と表示された画
像との間の量子化雑音を低減し、高画質の画像表示が可
能となる。しかも、アナログ的な信号の取り扱いをせず
に、取り扱いが簡便なディジタル回路のみで画質低下を
防止できる。そのため、A/D変換器のビット数の削減
化と、作製しやすく、再現性の良い高画質の画像表示が
行える。
【0059】第5及び第6の発明によれば、加算手段の
出力または加減算手段の出力を演算手段で演算し、その
演算結果中のnビットのみを出力するようにしたので、
例えば多数の量子化信号同士を演算した際にも、量子化
ノイズを的確に低減できる。この際、本来の信号のビッ
ト数のみを信号として扱った後に、再度第1の発明のよ
うにランダムなノイズ信号を重畳させることにより、量
子化誤差をより低減できる。また、カラーイメージセン
サ等を用いてB,G,Rの3原色等を演算して記憶させ
るようなときにも、量子化誤差を効率良く低減できるの
で、量子化ビットを削減でき、低ビット数のA/D変換
器で高画質を得ることができる。
出力または加減算手段の出力を演算手段で演算し、その
演算結果中のnビットのみを出力するようにしたので、
例えば多数の量子化信号同士を演算した際にも、量子化
ノイズを的確に低減できる。この際、本来の信号のビッ
ト数のみを信号として扱った後に、再度第1の発明のよ
うにランダムなノイズ信号を重畳させることにより、量
子化誤差をより低減できる。また、カラーイメージセン
サ等を用いてB,G,Rの3原色等を演算して記憶させ
るようなときにも、量子化誤差を効率良く低減できるの
で、量子化ビットを削減でき、低ビット数のA/D変換
器で高画質を得ることができる。
【0060】第7の発明によれば、本来の量子化ビット
の下位ビットを除去手段で切り捨て、その切り捨てによ
って生じる量子化誤差の増加分を、加算手段を用いて任
意のビット数のランダムなノイズ信号を重畳することに
よって補うようにしている。そのため、本来の量子化ビ
ット数を除去手段で除去することによって量子化ビット
数を圧縮し、それを伝送して加算手段で量子化ビット数
の再生が行えるので、例えば伝送容量の少ない回線を用
いて量子化された画像信号を送ることができ、その送ら
れてきた信号を表示装置やプリンタ等で表示すれば、高
画質の画像が得られる。
の下位ビットを除去手段で切り捨て、その切り捨てによ
って生じる量子化誤差の増加分を、加算手段を用いて任
意のビット数のランダムなノイズ信号を重畳することに
よって補うようにしている。そのため、本来の量子化ビ
ット数を除去手段で除去することによって量子化ビット
数を圧縮し、それを伝送して加算手段で量子化ビット数
の再生が行えるので、例えば伝送容量の少ない回線を用
いて量子化された画像信号を送ることができ、その送ら
れてきた信号を表示装置やプリンタ等で表示すれば、高
画質の画像が得られる。
【図1】本発明の機能ブロック図を示す図であり、同図
中の(a)〜(g)は第1〜第7の発明を示す機能ブロ
ック図である。
中の(a)〜(g)は第1〜第7の発明を示す機能ブロ
ック図である。
【図2】従来の画像の信号処理装置を示す機能ブロック
図である。
図である。
【図3】図2の量子化誤差の説明図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す画像の信号処理装
置の機能ブロック図である。
置の機能ブロック図である。
【図5】図4のノイズ源の構成例を示す図である。
【図6】図4における演算後の各画素の数値例を示す図
である。
である。
【図7】本発明の第2の実施例を示す画像の信号処理装
置の機能ブロック図である。
置の機能ブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す画像の信号処理装
置の機能ブロック図である。
置の機能ブロック図である。
20 A/D変換器 30 ノイズ源 40 加算手段 50 加減算手段 60 D/A変換器 70 演算手段 110 除去手段 S10 連続的な信号(画像信号) S20 量子化信号 S30 ノイズ信号
Claims (5)
- 【請求項1】 連続的な信号をアナログ/ディジタル変
換器で量子化したnビットの量子化信号を用いて信号処
理を行う信号処理方法において、 前記量子化信号の階調幅の中に、加算手段を用いて任意
のビット数mのノイズ信号を所定領域内でランダムに加
算することを特徴とする量子化誤差低減方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の量子化誤差低減方法にお
いて、 前記量子化信号に加算されたノイズ信号のレベルの平均
値を、加減算手段で任意に加減算することを特徴とする
量子化誤差低減方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の量子化誤差低減
方法において、 前記加算手段の出力または加減算手段の出力を、(n+
m)ビットのディジタル/アナログ変換器でアナログ信
号に変換することを特徴とする量子化誤差低減方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の量子化誤差低減
方法において、 前記加算手段の出力または加減算手段の出力を演算手段
で演算し、その演算結果中のnビットのみを出力するこ
とを特徴とする量子化誤差低減方法。 - 【請求項5】 連続的な信号をアナログ/ディジタル変
換器で量子化したnビットの量子化信号を用いて信号処
理を行う信号処理方法において、 前記nビットの量子化信号の下位ビットiを除去手段で
除去した後、前記(n−i)ビットの量子化信号の階調
幅の中に、加算手段を用いて任意のビット数のノイズ信
号を所定領域内でランダムに加算して該量子化信号の再
生を行うことを特徴とする量子化誤差低減方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03236611A JP3096327B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 量子化誤差低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03236611A JP3096327B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 量子化誤差低減方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575862A true JPH0575862A (ja) | 1993-03-26 |
| JP3096327B2 JP3096327B2 (ja) | 2000-10-10 |
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ID=17003210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2007053691A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Micron Technol Inc | サブlsbを用いた拡張デジタルデータ路構造 |
| JP2023075782A (ja) * | 2021-11-19 | 2023-05-31 | シャープセミコンダクターイノベーション株式会社 | アナログデジタル変換器 |
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1991
- 1991-09-17 JP JP03236611A patent/JP3096327B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2023075782A (ja) * | 2021-11-19 | 2023-05-31 | シャープセミコンダクターイノベーション株式会社 | アナログデジタル変換器 |
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