JPH0576122U - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
- Publication number
- JPH0576122U JPH0576122U JP1212992U JP1212992U JPH0576122U JP H0576122 U JPH0576122 U JP H0576122U JP 1212992 U JP1212992 U JP 1212992U JP 1212992 U JP1212992 U JP 1212992U JP H0576122 U JPH0576122 U JP H0576122U
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- Japan
- Prior art keywords
- acoustic wave
- surface acoustic
- electrically connected
- wave filter
- electrodes
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 共振子型弾性表面波フィルタの周波数特性を
改善する。 【構成】 二つの二重モードフィルタA,Bのうち、近
接する二つの交差指形電極(IDT)11,12同士を
ワイヤ33等で電気的に接続して成る共振子型弾性表面
波フィルタにおいて、一方のIDT11の交差指電極数
と他方のIDT13の交差指電極数とを異ならしめ、ス
プリアスの要因となる高次分布変位モードの周波数を両
二重モードフィルタA,B間で異なるものとする。 【効果】 両二重モードフィルタA,Bをワイヤ33で
接続することでスプリアス成分が抑圧され、通過帯域外
の減衰量を大きくすることができる。
改善する。 【構成】 二つの二重モードフィルタA,Bのうち、近
接する二つの交差指形電極(IDT)11,12同士を
ワイヤ33等で電気的に接続して成る共振子型弾性表面
波フィルタにおいて、一方のIDT11の交差指電極数
と他方のIDT13の交差指電極数とを異ならしめ、ス
プリアスの要因となる高次分布変位モードの周波数を両
二重モードフィルタA,B間で異なるものとする。 【効果】 両二重モードフィルタA,Bをワイヤ33で
接続することでスプリアス成分が抑圧され、通過帯域外
の減衰量を大きくすることができる。
Description
【0001】
本考案は、弾性表面波(Surface Acoustic Wave、以下、SAWと称する)フ ィルタに関し、特に、圧電基板上に形成された複数の共振子の振動結合と電気的 結合とを併用して所定の周波数特性を得るSAWフィルタの構造に関する。
【0002】
共振子型SAWフィルタが高周波帯において低損失且つ狭帯域特性を呈するこ とは広く知られている。この種の共振子型SAWフィルタは、通常、圧電基板上 に複数の共振子を並列配置し、これらを互いに振動結合させるとともに、近接す る少なくとも二つの共振子同士を電気的に接続する構造を有する。
【0003】 図5は本考案が適用される従来のSAWフィルタの要部構造図であり、30は 圧電基板、31は交差指形電極(Inter Digital Transducer、以下、IDTと称 する)、32はグレーティング電極から成る反射器を示す。
【0004】 図5を参照すると、各IDT31の両側、即ち励振されたSAWの伝搬方向に 夫々反射器32を配して四つの共振子a1,a2,b1,b2形成されており、更に 、共振子a1と共振子a2との間、及び、共振子b1と共振子b2との間が夫々振動 結合されて二つの二重モードフィルタA,Bが形成されている。これら二重モー ドフィルタA,Bの近接するIDT31同士は、ワイヤ33にて電気的に接続さ れており、これにより二段結合の共振子型フィルタが構成される。
【0005】 図6は二重モードフィルタの原理図であり、(a)に示すように、同一構造の 二つの共振子を並列に近接配置し、SAWをx方向に伝搬させることにより、二 つの共振モードが励起される。その一つは、SAWのスカラーポテンシャルψが 各共振子のメタライズ領域zに対して対称な変位分布を持つ対称モードで、(b )の左側波形に対応する。他の一つはメタライズ領域zに対して点対称な変位分 布をもつ反対称モードで、(b)の右側波形に対応する。
【0006】 これら対称モード、反対称モードは、夫々、反射器32による振動エネルギー の閉込め度合や各共振子間距離に応じた共振周波数を持ち、その周波数差が当該 フィルタの通過帯域幅を決定する。
【0007】 上記構造の共振子型フィルタでは、その周波数特性が二つの二重モードフィル タA,Bの積となり、通過帯域外周波数でのレベル減衰量がより大きくなる。
【0008】 なお、二重モードフィルタを二段結合した場合の外、多重モードフィルタを多 段結合した共振子型フィルタもあるが、その動作原理は上記共振子型フィルタと 同様となる。
【0009】
ところで、二重モードフィルタを構成する場合、二つの変位分布モード(対称 モード、反対称モード)のみ励起されることが理想であるが、実際には不要な高 次変位分布モードも発生する。この高次変位分布モードによる有害なスプリアス の故に、同一構造の二重モードフィルタを数段結合(図5の例では二段結合)し ても通過帯域外周波数でのレベル減衰量が不十分となる場合がある。しかしなが ら、従来の共振子形フィルタでは、スプリアスの抑制策については何ら考慮がな されていなかった。
【0010】 本考案はかかる背景の下になされたもので、減衰域におけるスプリアスレベル を低減する電極構造の共振子型SAWフィルタを提供することを目的とする。
【0011】
本考案のSAWフィルタは、IDTと反射器とから成る複数の共振子を圧電基 板上に並列配置して互いに振動結合させるとともに、近接する少なくとも二つの 共振子のIDT同士を電気的に接続する構造を有する共振子型SAWフィルタに おいて、電気的に接続された一方のIDTの交差指電極数と他方のIDTの交差 指電極数とを異ならしめたものである。
【0012】 また、本考案のSAWフィルタは、上記共振子型SAWフィルタにおいて、電 気的に接続された一方のIDTの交差幅と他方のIDTの交差幅とを異ならしめ たものである。
【0013】 更に、本考案のSAWフィルタは、上記SAWフィルタにおいて、電気的に接 続された一方のIDTの交差指電極数及び交差幅と他方のIDTの交差指電極数 及び交差幅とを異ならしめたものである。
【0014】
電気的に接続されたIDT同士の交差指電極数あるいは交差幅を異ならしめる ことにより、各二重モードフィルタにおける高次分布変位モードの周波数が夫々 異なるものとなる。したがって、両二重モードフィルタを電気的に接続すること でスプリアスが互いに強め合って強調されることがなく、従来に比べて通過帯域 外の周波数のレベルが大きく減衰される。
【0015】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。なお、本考案は、従来の共 振子型SAWフィルタの構造を改良したものなので、図5に示した従来構造のも のと同一の構成部品については同一符号を付して説明する。
【0016】 (第一実施例) 図1は本考案の第一実施例にかかるSAWフィルタの電極構造図である。図1 を参照すると、本実施例のSAWフィルタは、二つの二重モードフィルタA,B を並列配置するとともに、近接する二つの共振子のIDT11,12同士をワイ ヤ33で電気的に接続する構造を有する。
【0017】 この場合において、一方の二重モードフィルタAのIDT10,11の交差指 電極数を4対、他方の二重モードフィルタBのIDT12,13の交差指電極数 を3対とし、両者間の電極数を僅かに異ならしめている。
【0018】 このような電極構造を有するSAWフィルタでは、通過帯域における中心周波 数は変わらないが、スプリアスの要因となる高次分布変位モードの周波数は両二 重モードフィルタA,B間で大きくずれる。したがって、ワイヤ33で両者を電 気的に接続することで、通過帯域外のスプリアスレベルが互いに強め合って強調 されることがなく、十分な減衰量が得られる。
【0019】 図3は従来型と本実施例による共振子型フィルタの周波数特性比較図であり、 破線は従来型、実線は本実施例のものの特性を示す。この図から明らかなように 、本実施例によれば、通過帯域でのレベルは従来型のものと同様であるが、通過 帯域外でのスプリアスレベルが従来のものより大きく抑圧されることがわかる。
【0020】 (第二実施例) 図2は本考案の第二実施例にかかるSAWフィルタの電極構造図である。
【0021】 本実施例では、上記第一実施例において、電気的に接続された一方のIDT1 1の交差幅W1と他方のIDT12の交差幅W2とを異ならしめたものである。 このような電極構造を有するSAWフィルタでは、第一実施例の場合と同様、 通過帯域における中心周波数は変わらないが、スプリアスの要因となる高次分布 変位モードの周波数は両二重モードフィルタA,B間で大きくずれる。したがっ て、ワイヤ33で両者を電気的に接続することで、通過帯域外のスプリアスレベ ルが互いに強め合って強調されることがなく、十分な減衰量が得られる。
【0022】 図4は従来型と本実施例による共振子型フィルタの周波数特性比較図であり、 破線は従来型、実線は本実施例のものの特性を示す。この図から明らかなように 、本実施例によれば、第一実施例同様、通過帯域外でのスプリアスレベルが従来 のものより大きく抑圧されることがわかる。
【0023】 (第三実施例) 図示を省略したが、上記第一および第二実施例の電極構造を組み合わせること もできる。即ち、一方の二重モードフィルタAと他方の二重モードフィルタBと でIDTの交差指電極数を異ならしめ、且つ、その交差幅も異ならしめる。
【0024】 これにより、通過帯域以外のスプリアスレベルをより有効に抑圧することがで きる。
【0025】 なお、第一〜第三実施例では、二重モードフィルタA,Bを二段結合した場合 の例を説明したが、多重モードフィルタを多段結合した場合においても本考案を 適用することができる。
【0026】
以上説明したように、本考案のSAWフィルタでは、電気的に接続されたID T同士の交差指電極数あるいは交差幅を僅かに異ならしめたので、スプリアスの 要因となる高次変位分布モードの周波数成分が抑圧され、通過帯域外周波数のレ ベルのみが大きく減衰される効果がある。したがって、SAWフィルタの周波数 特性が従来のものに比べて改善される。
【0027】 本考案は、圧電基板の形状、寸法はそのままで、電極パターンを僅かに変える だけで実現できるので、その効果には顕著なものがある。
【図1】本考案の第一実施例に係るSAWフィルタの電
極構造図。
極構造図。
【図2】本考案の第二実施例に係るSAWフィルタの電
極構造図。
極構造図。
【図3】本考案の第一実施例に係るSAWフィルタと従
来例との周波数特性比較図。
来例との周波数特性比較図。
【図4】本考案の第二実施例に係るSAWフィルタと従
来例との周波数特性比較図。
来例との周波数特性比較図。
【図5】本考案が適用される従来のSAWフィルタの要
部構造図。
部構造図。
【図6】二重モードフィルタの原理説明図であり、
(a)は電極構造図、(b)はモード説明図である。
(a)は電極構造図、(b)はモード説明図である。
a1,a2,b1,b2…共振子 30…圧電基板 10〜13,31…IDT(交差指形電極) 32…反射器、 33…ワイヤ(電気的接続手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 交差指形電極と反射器とから成る複数の
共振子を圧電基板上に並列配置して互いに振動結合させ
るとともに、近接する少なくとも二つの共振子の交差指
形電極同士を電気的に接続する構造を有する弾性表面波
フィルタにおいて、 電気的に接続された一方の交差指形電極の交差指電極数
と他方の交差指形電極の交差指電極数とを異ならしめた
ことを特徴とする弾性表面波フィルタ。 - 【請求項2】 交差指形電極と反射器とから成る複数の
共振子を圧電基板上に並列配置して互いに振動結合させ
るとともに、近接する少なくとも二つの共振子の交差指
形電極同士を電気的に接続する構造を有する弾性表面波
フィルタにおいて、 電気的に接続された一方の交差指形電極の交差幅と他方
の交差指形電極の交差幅とを異ならしめたことを特徴と
する弾性表面波フィルタ。 - 【請求項3】 交差指形電極と反射器とから成る複数の
共振子を圧電基板上に並列配置して互いに振動結合させ
るとともに、近接する少なくとも二つの共振子の交差指
形電極同士を電気的に接続する構造を有する弾性表面波
フィルタにおいて、 電気的に接続された一方の交差指形電極の交差指電極数
及び交差幅と他方の交差指形電極の交差指電極数及び交
差幅とを異ならしめたことを特徴とする弾性表面波フィ
ルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1212992U JPH0576122U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 弾性表面波フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1212992U JPH0576122U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576122U true JPH0576122U (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=11796929
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1212992U Pending JPH0576122U (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 弾性表面波フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0576122U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018003297A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 株式会社村田製作所 | マルチプレクサ、高周波フロントエンド回路及び通信装置 |
| CN112787627A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-11 | 深圳品创兴科技有限公司 | 一种离散跃层差分信号滤波器 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS519646A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-26 | Nippon Telegraph & Telephone | Danseihyomenhasochi |
| JPS519647A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-26 | Nippon Telegraph & Telephone | Danseihyomenhasochi |
| JP3086627B2 (ja) * | 1995-06-23 | 2000-09-11 | 帝人化成株式会社 | 光学ディスク用ピックアップシャーシ |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP1212992U patent/JPH0576122U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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