JPH057614A - 連続加熱滅菌装置 - Google Patents
連続加熱滅菌装置Info
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- JPH057614A JPH057614A JP3153666A JP15366691A JPH057614A JP H057614 A JPH057614 A JP H057614A JP 3153666 A JP3153666 A JP 3153666A JP 15366691 A JP15366691 A JP 15366691A JP H057614 A JPH057614 A JP H057614A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 水蒸気供給管2と被処理液供給管3とを有す
るスチームエジェクター1、加温設備4、ホールディン
グチューブ5および冷却設備6が順次連設されてなる連
続加熱滅菌装置。 【効果】 本発明の連続加熱滅菌装置によって培地およ
び諸施設からの生物細胞を含有する廃液などを効率よく
滅菌することができ、しかも長期間にわたって装置の故
障はなく、この装置の故障に起因する施設の不測の停止
を防止することが可能となる。
るスチームエジェクター1、加温設備4、ホールディン
グチューブ5および冷却設備6が順次連設されてなる連
続加熱滅菌装置。 【効果】 本発明の連続加熱滅菌装置によって培地およ
び諸施設からの生物細胞を含有する廃液などを効率よく
滅菌することができ、しかも長期間にわたって装置の故
障はなく、この装置の故障に起因する施設の不測の停止
を防止することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続加熱滅菌装置に関
し、さらに詳細には、培地および微生物培養施設などか
らの微生物菌体含有廃液などの滅菌に好適に使用される
連続加熱滅菌装置に関する。
し、さらに詳細には、培地および微生物培養施設などか
らの微生物菌体含有廃液などの滅菌に好適に使用される
連続加熱滅菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、培
地および微生物培養施設などからの微生物菌体含有廃液
などの滅菌に連続加熱滅菌装置が使用されているが、こ
の滅菌装置では被処理液の供給は一般にポンプによって
行なわれている (たとえば、特開平1−148180
号公報)。しかしながら、ポンプは回転機器であり、回
転部および摺動部からの漏液を防止する必要性などから
その構造は複雑となり、そのために不測の故障が発生す
ることが多い。
地および微生物培養施設などからの微生物菌体含有廃液
などの滅菌に連続加熱滅菌装置が使用されているが、こ
の滅菌装置では被処理液の供給は一般にポンプによって
行なわれている (たとえば、特開平1−148180
号公報)。しかしながら、ポンプは回転機器であり、回
転部および摺動部からの漏液を防止する必要性などから
その構造は複雑となり、そのために不測の故障が発生す
ることが多い。
【0003】被処理液の供給に、このように不測の故障
が発生し易いポンプを使用している従来の連続加熱滅菌
装置を、たとえば、微生物培養施設に適用した場合に
は、ポンプの不測の故障によって微生物培養装置の運転
を停止せざるを得ないことになる場合が多いが、たとえ
ば、遺伝子組換えおよび細胞融合などのような高度な物
理的封じ込めを要する工程を含む微生物培養施設などに
おいては、このような連続加熱滅菌装置の不測の故障は
バイオハザード対策上好ましくないとの欠点がある。こ
の欠点を回避するために複数のポンプを並設することに
なるが、このようにしても、ポンプを使用していること
による欠点を本質的に回避することは不可能である。
が発生し易いポンプを使用している従来の連続加熱滅菌
装置を、たとえば、微生物培養施設に適用した場合に
は、ポンプの不測の故障によって微生物培養装置の運転
を停止せざるを得ないことになる場合が多いが、たとえ
ば、遺伝子組換えおよび細胞融合などのような高度な物
理的封じ込めを要する工程を含む微生物培養施設などに
おいては、このような連続加熱滅菌装置の不測の故障は
バイオハザード対策上好ましくないとの欠点がある。こ
の欠点を回避するために複数のポンプを並設することに
なるが、このようにしても、ポンプを使用していること
による欠点を本質的に回避することは不可能である。
【0004】
【課題を解決するための手段、作用】本発明者らは、高
度な物理的封じ込めが必要とされる微生物培養施設など
においてさえも好適に使用することができる連続加熱滅
菌装置を開発すべく研究を積み重ねてきた結果、本発明
に到達した。すなわち、本発明は、水蒸気供給管と被処
理供給管とを有するスチームエジェクター、加温設備、
ホールディングチューブおよび冷却設備が順次連設され
てなることを特徴とする連続加熱滅菌装置である。
度な物理的封じ込めが必要とされる微生物培養施設など
においてさえも好適に使用することができる連続加熱滅
菌装置を開発すべく研究を積み重ねてきた結果、本発明
に到達した。すなわち、本発明は、水蒸気供給管と被処
理供給管とを有するスチームエジェクター、加温設備、
ホールディングチューブおよび冷却設備が順次連設され
てなることを特徴とする連続加熱滅菌装置である。
【0005】本発明におけるスチームエジェクターは、
たとえば、化学工学辞典(第3版)(社団法人化学工学
協会編昭和61年丸善株式会社発行)第48頁に記載さ
れているように、第一流体として水蒸気をノズルから吸
引室に噴出させ、ついでディフューザーに流入させ、こ
のため低圧になった吸引室に第二流体を吸引させてデフ
ューザーからの水蒸気と混合昇圧して排出させる装置と
定義される。本発明において、スチームエジェクターに
吸引される第二流体は、たとえば、培地および微生物培
養施設などから排出される廃液などの、微生物を含有す
る被処理液である。この培地には特に制限はなく、微生
物(藻類および細胞なども包含される 以下同様)培養
用培地、植物組織培養用培地および動物組織培養用培地
のいずれでもよい。また、廃液は微生物を含有していれ
ば特に制限はなく、前記の微生物培養施設などからの廃
液のほかに、植物組織培養施設、動物組織培養施設、病
院、医院、動物家禽飼育施設およびグリーンハウスなど
からの廃液などである。これらの中で動物家禽飼育施設
およびグリーンハウスなどからの廃液のように固形物を
含んでいる廃液の場合には、この固形物を予め粉砕およ
びまたは除去しておくことが好ましい。また、本発明の
装置は微生物培養施設、植物組織培養施設および動物組
織培養施設からの廃液特に遺伝子組換えおよび細胞融合
などのように高度な物理的封じ込めを要する工程を含む
施設からの廃液に好適に使用される。
たとえば、化学工学辞典(第3版)(社団法人化学工学
協会編昭和61年丸善株式会社発行)第48頁に記載さ
れているように、第一流体として水蒸気をノズルから吸
引室に噴出させ、ついでディフューザーに流入させ、こ
のため低圧になった吸引室に第二流体を吸引させてデフ
ューザーからの水蒸気と混合昇圧して排出させる装置と
定義される。本発明において、スチームエジェクターに
吸引される第二流体は、たとえば、培地および微生物培
養施設などから排出される廃液などの、微生物を含有す
る被処理液である。この培地には特に制限はなく、微生
物(藻類および細胞なども包含される 以下同様)培養
用培地、植物組織培養用培地および動物組織培養用培地
のいずれでもよい。また、廃液は微生物を含有していれ
ば特に制限はなく、前記の微生物培養施設などからの廃
液のほかに、植物組織培養施設、動物組織培養施設、病
院、医院、動物家禽飼育施設およびグリーンハウスなど
からの廃液などである。これらの中で動物家禽飼育施設
およびグリーンハウスなどからの廃液のように固形物を
含んでいる廃液の場合には、この固形物を予め粉砕およ
びまたは除去しておくことが好ましい。また、本発明の
装置は微生物培養施設、植物組織培養施設および動物組
織培養施設からの廃液特に遺伝子組換えおよび細胞融合
などのように高度な物理的封じ込めを要する工程を含む
施設からの廃液に好適に使用される。
【0006】培地は、その組成などには特に制限はない
が、高度な物理的な封じ込めを要する工程を含む施設へ
供給するための培地が好適である。被処理液の温度には
特に制限はないが、一般に10〜60℃程度が好まし
い。スチームエジェクターに供給される水蒸気は、圧力
が高い程好ましいが、培地を滅菌する場合には培地組成
によって適宜選択される。培地中に熱によって分解され
易い成分が含有されている場合には、その成分を別途殺
菌すれば、水蒸気の圧力の上限には理論上特に制限はな
い。また、水蒸気の供給量は、水蒸気の圧力、被処理液
の処理量などによって異り、一概に特定しえない。水蒸
気の圧力は実用上、通常は6kg/cm2 G以上、好ましく
は7〜10kg/cm2 G程度とされ、また水蒸気の供給量
は、実用上、たとえば、被処理液1m3/hrあたり50〜
80kg/hr程度、好ましくは60kg/hr程度とされる。
なお、スチームエジェクターは実用上、通常は1個でよ
いが、複数のスチームエジェクターを連結して使用する
こともできる。スチームエジェクター出口は、加温設備
に接続され、スチームエジェクターから排出された流出
物は加温設備で再加熱される。
が、高度な物理的な封じ込めを要する工程を含む施設へ
供給するための培地が好適である。被処理液の温度には
特に制限はないが、一般に10〜60℃程度が好まし
い。スチームエジェクターに供給される水蒸気は、圧力
が高い程好ましいが、培地を滅菌する場合には培地組成
によって適宜選択される。培地中に熱によって分解され
易い成分が含有されている場合には、その成分を別途殺
菌すれば、水蒸気の圧力の上限には理論上特に制限はな
い。また、水蒸気の供給量は、水蒸気の圧力、被処理液
の処理量などによって異り、一概に特定しえない。水蒸
気の圧力は実用上、通常は6kg/cm2 G以上、好ましく
は7〜10kg/cm2 G程度とされ、また水蒸気の供給量
は、実用上、たとえば、被処理液1m3/hrあたり50〜
80kg/hr程度、好ましくは60kg/hr程度とされる。
なお、スチームエジェクターは実用上、通常は1個でよ
いが、複数のスチームエジェクターを連結して使用する
こともできる。スチームエジェクター出口は、加温設備
に接続され、スチームエジェクターから排出された流出
物は加温設備で再加熱される。
【0007】加温設備の構造および熱源などには特に制
限はない。その構造は、出来る限り均一に加熱され局部
的に過熱されないような構造が好ましく、一般には熱交
換器が好ましい。また熱源としては、一般に水蒸気、電
気およびガスのいずれをも使用し得るが、水蒸気が最も
好ましい。この加温設備での被処理液の温度は、下限が
被処理液に含有される微生物が実質的に死滅するような
温度であればよく、また上限には特に制限はないが、被
処理液が培地である場合には培地組成によって適宜選択
されるが、実用上は通常は下限は130℃程度上限は1
45℃程度とされる。
限はない。その構造は、出来る限り均一に加熱され局部
的に過熱されないような構造が好ましく、一般には熱交
換器が好ましい。また熱源としては、一般に水蒸気、電
気およびガスのいずれをも使用し得るが、水蒸気が最も
好ましい。この加温設備での被処理液の温度は、下限が
被処理液に含有される微生物が実質的に死滅するような
温度であればよく、また上限には特に制限はないが、被
処理液が培地である場合には培地組成によって適宜選択
されるが、実用上は通常は下限は130℃程度上限は1
45℃程度とされる。
【0008】加温設備はホールディングチューブに接続
される。加温設備から排出された流出物は、ホールディ
ングチューブを流れつゝこの流出物に含まれている微生
物が実質的に完全に殺滅される温度で所要時間滞留せし
められる。こゝでの温度および滞留時間は、被処理液の
種類および量、含有されている菌の数および種類ならび
に目的−培養施設に使用するかまたは廃棄するか−など
によって異り、特定しえないが、130〜145℃程度
の温度範囲では5〜60秒間程度とされる。ホールディ
ングチューブの径および長さは、ホールディングチュー
ブからの留出物の温度および量、チューブの保温の程度
および材質などによって異るが、前記の温度と滞留時間
を満足できれば特に制限はない。ホールディングチュー
ブは、冷却設備に接続され、ホールディングチューブか
ら排出された留出物は、冷却設備で、たとえば、培養温
度および室温乃至常温などの所望の温度まで冷却され
る。
される。加温設備から排出された流出物は、ホールディ
ングチューブを流れつゝこの流出物に含まれている微生
物が実質的に完全に殺滅される温度で所要時間滞留せし
められる。こゝでの温度および滞留時間は、被処理液の
種類および量、含有されている菌の数および種類ならび
に目的−培養施設に使用するかまたは廃棄するか−など
によって異り、特定しえないが、130〜145℃程度
の温度範囲では5〜60秒間程度とされる。ホールディ
ングチューブの径および長さは、ホールディングチュー
ブからの留出物の温度および量、チューブの保温の程度
および材質などによって異るが、前記の温度と滞留時間
を満足できれば特に制限はない。ホールディングチュー
ブは、冷却設備に接続され、ホールディングチューブか
ら排出された留出物は、冷却設備で、たとえば、培養温
度および室温乃至常温などの所望の温度まで冷却され
る。
【0009】冷却設備として、水冷または空冷などによ
る熱交換器が使用されるほかフラッシュ蒸発による冷却
装置および自然冷却による冷却装置を使用することもで
きる。このようにして冷却された冷却処理液が培地であ
る場合には、各種培養施設などに供給され、また廃液で
ある場合には、そのまゝ、またはさらに必要の処理が施
されたのち廃棄される。また、ホールディングチューブ
からの流出物と、スチームエジェクターに供給する被処
理液とを熱交換させるための熱交換器を冷却設備とする
かまたは、この熱交換器を冷却設備の一部とすることが
でき、さらに、ホールディングチューブからの流出物と
スチームエジェクターからの流出物とを熱交換させるた
めの熱交換器を冷却設備の一部とすることができる。こ
のようにすれば水蒸気原単位および冷却媒体の原単位を
低減させることができるので好ましい。
る熱交換器が使用されるほかフラッシュ蒸発による冷却
装置および自然冷却による冷却装置を使用することもで
きる。このようにして冷却された冷却処理液が培地であ
る場合には、各種培養施設などに供給され、また廃液で
ある場合には、そのまゝ、またはさらに必要の処理が施
されたのち廃棄される。また、ホールディングチューブ
からの流出物と、スチームエジェクターに供給する被処
理液とを熱交換させるための熱交換器を冷却設備とする
かまたは、この熱交換器を冷却設備の一部とすることが
でき、さらに、ホールディングチューブからの流出物と
スチームエジェクターからの流出物とを熱交換させるた
めの熱交換器を冷却設備の一部とすることができる。こ
のようにすれば水蒸気原単位および冷却媒体の原単位を
低減させることができるので好ましい。
【0010】さらに、スチームエジェクターへ供給され
る被処理液の温度が、たとえば90℃のように著しく高
くなると被処理液がスチームエジェクターに吸引されに
くゝなるので、被処理液の経路に冷却器を配設して、被
処理液を冷却することが好ましい。被処理液の量が少な
くスチームエジェクターの能力が相対的に過大となる場
合にはスチームエジェクター出口液の一部を循環パイプ
によって被処理液供給管を経由してスチームエジェクタ
ーへ戻すことができ、かつ好ましい。この場合にも循環
液の温度が高すぎると、循環液と被処理液との混合液の
温度もそれに伴って高くなりこの混合液がスチームエジ
ェクターに吸引されにくくなる場合があるので、これを
防止するために循環パイプの途中に冷却器を設けて循環
液を冷却することが好ましい。さらに循環液の圧力が過
大である場合には循環パイプに減圧弁を設けることが好
ましい。
る被処理液の温度が、たとえば90℃のように著しく高
くなると被処理液がスチームエジェクターに吸引されに
くゝなるので、被処理液の経路に冷却器を配設して、被
処理液を冷却することが好ましい。被処理液の量が少な
くスチームエジェクターの能力が相対的に過大となる場
合にはスチームエジェクター出口液の一部を循環パイプ
によって被処理液供給管を経由してスチームエジェクタ
ーへ戻すことができ、かつ好ましい。この場合にも循環
液の温度が高すぎると、循環液と被処理液との混合液の
温度もそれに伴って高くなりこの混合液がスチームエジ
ェクターに吸引されにくくなる場合があるので、これを
防止するために循環パイプの途中に冷却器を設けて循環
液を冷却することが好ましい。さらに循環液の圧力が過
大である場合には循環パイプに減圧弁を設けることが好
ましい。
【0011】本発明において、被処理液は水蒸気と接触
させられ、その凝縮水と混合され稀釈されて本発明の装
置から排出させる液量は水蒸気の凝縮水の分だけ増加す
る。従って、被処理液が培地である場合には、水蒸気の
凝縮水によって稀釈されることを考慮し、この凝縮水を
控除した濃厚培地とすることが必要である。本発明の装
置は、微生物を含有する液体−たとえば培地および廃液
−の滅菌に使用されるものであるが、高度な物理的封じ
込めを要する工程を含んでいる諸施設への培地およびこ
れらの設備からの廃液の処理に極めて好適に使用され
る。
させられ、その凝縮水と混合され稀釈されて本発明の装
置から排出させる液量は水蒸気の凝縮水の分だけ増加す
る。従って、被処理液が培地である場合には、水蒸気の
凝縮水によって稀釈されることを考慮し、この凝縮水を
控除した濃厚培地とすることが必要である。本発明の装
置は、微生物を含有する液体−たとえば培地および廃液
−の滅菌に使用されるものであるが、高度な物理的封じ
込めを要する工程を含んでいる諸施設への培地およびこ
れらの設備からの廃液の処理に極めて好適に使用され
る。
【0012】
【実施例】本発明を、図面によってさらに具体的に説明
する。本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。図1乃至図5は、本発明の装置の実施態様を
示すフローシートである。すなわち、図1において、ス
チームエジェクター1には、第一流体である水蒸気をこ
のスチームエジェクター1に供給するための水蒸気供給
管2および第二流体である被処理液をこのスチームエジ
ェクター1に吸引させて供給するための被処理液供給管
3がそれぞれ配設されている。このスチームエジェクタ
ー1の出口は加温設備4が接続されている。この加温設
備4の出口は、ホールディングチューブ5を介して冷却
設備6と接続されている。
する。本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。図1乃至図5は、本発明の装置の実施態様を
示すフローシートである。すなわち、図1において、ス
チームエジェクター1には、第一流体である水蒸気をこ
のスチームエジェクター1に供給するための水蒸気供給
管2および第二流体である被処理液をこのスチームエジ
ェクター1に吸引させて供給するための被処理液供給管
3がそれぞれ配設されている。このスチームエジェクタ
ー1の出口は加温設備4が接続されている。この加温設
備4の出口は、ホールディングチューブ5を介して冷却
設備6と接続されている。
【0013】図2は、図1の装置において、スチームエ
ジェクター1に供給する被処理液とホールディングチュ
ーブ5の流出物とを熱交換させるための熱交換器7が、
ホールディングチューブの流出物を冷却するための冷却
設備として配設された装置を示している。なお、熱交換
器7において圧力損失が大きい場合には、被処理液供給
管3の熱交換器7の上流側に昇圧用のポンプを設けるこ
ともできる。
ジェクター1に供給する被処理液とホールディングチュ
ーブ5の流出物とを熱交換させるための熱交換器7が、
ホールディングチューブの流出物を冷却するための冷却
設備として配設された装置を示している。なお、熱交換
器7において圧力損失が大きい場合には、被処理液供給
管3の熱交換器7の上流側に昇圧用のポンプを設けるこ
ともできる。
【0014】図3は、図1の装置において、スチームエ
ジェクター1の流出物とホールディングチューブ5の流
出物とを熱交換させるための熱交換器8が、ホールディ
ングチューブ5の流出物を冷却するための冷却設備の一
部として配設された装置を示し、冷却設備6の負担は軽
減され前記図1の装置における冷却設備6よりも小型化
されている。
ジェクター1の流出物とホールディングチューブ5の流
出物とを熱交換させるための熱交換器8が、ホールディ
ングチューブ5の流出物を冷却するための冷却設備の一
部として配設された装置を示し、冷却設備6の負担は軽
減され前記図1の装置における冷却設備6よりも小型化
されている。
【0015】図4は、図1の装置において、被処理液供
給管3に、冷却器9が配設された装置を示している。図
5は、図1の装置において、スチームエジェクター1の
出口と被処理液供給管3とが循環パイプ10で接続さ
れ、かつ、循環パイプ10に冷却器11および減圧弁1
2が配設された装置を示している。
給管3に、冷却器9が配設された装置を示している。図
5は、図1の装置において、スチームエジェクター1の
出口と被処理液供給管3とが循環パイプ10で接続さ
れ、かつ、循環パイプ10に冷却器11および減圧弁1
2が配設された装置を示している。
【0016】使用例
図1で示された本発明の連続加熱滅菌装置を使用して、
微生物施設からの廃液を連続加熱滅菌した例を示す。な
お、廃液中には Bacillus stearothermophillus が 5×
109/ml含有されていた。すなわち、水蒸気供給管2か
ら7kg/cm2 Gの飽和水蒸気を15kg/hrの供給速度で
スチームエジェクター1に供給した処、スチームエジェ
クター1の被処理液供給側入口に−0.5〜−1mH2Oの陰
圧を生じた。被処理液供給管3から30℃の微生物培養
装置からの多量の微生物菌体を含有する廃液が吸引され
400kg/hrの供給速度でスチームエジェクター1に供
給された。スチームエジェクター1の出口の圧力は3kg
/cm2 Gであり、流出物の温度は110℃であった。こ
の流出物を、水蒸気を熱源とする加温設備4で加熱して
140℃まで昇温してからホールディングチューブ5を
通過させつゝ20秒間滞留させた後ホールディングチュ
ーブ5からの流出物を冷却設備6で30℃まで冷却して
系外へ排出した。この排出液の排出量は415kg/hrで
あった。なお、この排出液中には微生物の生菌体は実質
的に含有されていなく、廃液を何等問題なく滅菌するこ
とができた。
微生物施設からの廃液を連続加熱滅菌した例を示す。な
お、廃液中には Bacillus stearothermophillus が 5×
109/ml含有されていた。すなわち、水蒸気供給管2か
ら7kg/cm2 Gの飽和水蒸気を15kg/hrの供給速度で
スチームエジェクター1に供給した処、スチームエジェ
クター1の被処理液供給側入口に−0.5〜−1mH2Oの陰
圧を生じた。被処理液供給管3から30℃の微生物培養
装置からの多量の微生物菌体を含有する廃液が吸引され
400kg/hrの供給速度でスチームエジェクター1に供
給された。スチームエジェクター1の出口の圧力は3kg
/cm2 Gであり、流出物の温度は110℃であった。こ
の流出物を、水蒸気を熱源とする加温設備4で加熱して
140℃まで昇温してからホールディングチューブ5を
通過させつゝ20秒間滞留させた後ホールディングチュ
ーブ5からの流出物を冷却設備6で30℃まで冷却して
系外へ排出した。この排出液の排出量は415kg/hrで
あった。なお、この排出液中には微生物の生菌体は実質
的に含有されていなく、廃液を何等問題なく滅菌するこ
とができた。
【0017】
【発明の効果】本発明の連続加熱滅菌装置によって培地
および諸施設からの廃液を効率よく滅菌することがで
き、しかも長期間にわたって装置の故障はなくこの装置
の故障に起因する施設の不測の停止を防止することが可
能となる。本発明の連続加熱滅菌装置は、高度な物理的
封じ込めを要する工程を含む施設への培地およびこのよ
うな施設からの廃液を滅菌する場合に特に大きな効果を
もたらすものである。
および諸施設からの廃液を効率よく滅菌することがで
き、しかも長期間にわたって装置の故障はなくこの装置
の故障に起因する施設の不測の停止を防止することが可
能となる。本発明の連続加熱滅菌装置は、高度な物理的
封じ込めを要する工程を含む施設への培地およびこのよ
うな施設からの廃液を滅菌する場合に特に大きな効果を
もたらすものである。
【0018】
【図1〜5】本発明の装置の実施態様を示すフローシー
トである。
トである。
1 スチームエジェクター
2 水蒸気供給管
3 被処理液供給管
4 加温設備
5 ホールディングチューブ
6 冷却設備
7,8 熱交換器
9 冷却器
10 循環パイプ
11 冷却器
12 減圧弁
Claims (6)
- 【請求項1】 水蒸気供給管と被処理液供給管とを有す
るスチームエジェクター、加温設備、ホールディングチ
ューブおよび冷却設備が順次連設されてなることを特徴
とする連続加熱滅菌装置。 - 【請求項2】 冷却設備の一部または全部が、スチーム
エジェクターに供給する被処理液とホールディングチュ
ーブの流出物とを熱交換させるための熱交換器である
「請求項1」記載の連続加熱滅菌装置。 - 【請求項3】 冷却設備の一部がスチームエジェクター
の流出物とホールディングチューブの流出物とを熱交換
させるための熱交換器である「請求項1」記載の連続加
熱滅菌装置。 - 【請求項4】 スチームエジェクターの被処理液供給管
に冷却器が配設された「請求項1」記載の連続加熱滅菌
装置。 - 【請求項5】 スチームエジェクターの出口とスチーム
エジェクターの被処理液供給管とを接続する循環パイプ
が配設された「請求項1」記載の加熱連続滅菌装置。 - 【請求項6】 循環パイプに冷却器が設けられた「請求
項5」記載の連続加熱滅菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153666A JPH057614A (ja) | 1990-08-13 | 1991-05-30 | 連続加熱滅菌装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-211472 | 1990-08-13 | ||
| JP21147290 | 1990-08-13 | ||
| JP3153666A JPH057614A (ja) | 1990-08-13 | 1991-05-30 | 連続加熱滅菌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH057614A true JPH057614A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=26482220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3153666A Pending JPH057614A (ja) | 1990-08-13 | 1991-05-30 | 連続加熱滅菌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057614A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7306834B2 (en) | 2000-04-26 | 2007-12-11 | Kao Corporation | Heat insulating container |
| JP2008043781A (ja) * | 2007-09-27 | 2008-02-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ装置を用いた殺菌処理装置 |
| CN106255664A (zh) * | 2014-01-03 | 2016-12-21 | 制药工业有限公司 | 用于流出物的净化方法和装置 |
| JPWO2023199574A1 (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-19 |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3153666A patent/JPH057614A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7306834B2 (en) | 2000-04-26 | 2007-12-11 | Kao Corporation | Heat insulating container |
| JP2008043781A (ja) * | 2007-09-27 | 2008-02-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ装置を用いた殺菌処理装置 |
| CN106255664A (zh) * | 2014-01-03 | 2016-12-21 | 制药工业有限公司 | 用于流出物的净化方法和装置 |
| US11325844B2 (en) | 2014-01-03 | 2022-05-10 | Pharmtec Sa | Decontamination method and apparatus for effluents |
| US11926535B2 (en) | 2014-01-03 | 2024-03-12 | Pharmtec Sa | Decontamination apparatus for effluents |
| JPWO2023199574A1 (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-19 |
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