JPH057618Y2 - - Google Patents

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JPH057618Y2
JPH057618Y2 JP10327788U JP10327788U JPH057618Y2 JP H057618 Y2 JPH057618 Y2 JP H057618Y2 JP 10327788 U JP10327788 U JP 10327788U JP 10327788 U JP10327788 U JP 10327788U JP H057618 Y2 JPH057618 Y2 JP H057618Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種コントロール装置等に設けられ
るノブ装置に関し、とくに、車両用ヒータコント
ロール装置やエアコンデイシヨナ装置のノブに用
いて最適な装置構造に関する。
[従来の技術] ノブ装置を備え、ノブの装置を手で操作してコ
ントロールポジシヨンを設定できるようにした各
種コントロール装置はよく知られている。たとえ
ば第6図に車両用ヒータコントロール装置1を示
すように、該装置前面側には、通常、ヒータのオ
ン、オフ、強弱、送風等のコントロールポジシヨ
ン設定用のノブ2が設けられる。そして、このノ
ブ2には、ノブ2の設定位置を正確に認識できる
ようにするため、認識線3が設けられることが多
い。
認識線を有するノブ装置は、従来、たとえば第
7図ないし第10図に示すように構成されてい
る。第7図において、4はノブ本体、5は実質的
に認識線を構成するリテーナを示している。ノブ
本体4には、第8図にも示すように、内部にスリ
ツト状の空間6が形成され、該空間6内に、第9
図に示すような形状のリテーナ5が、第7図に示
したように嵌め込まれる。このリテーナ5の外部
に現われる面5aが認識線を形成するが、リテー
ナ5は、第9図の紙面と垂直方向にある厚みをも
つており、この厚みが第7図のような組み込み状
態において、認識線の幅となつている。7は、コ
ントロール装置本体内へと延びるレバーを示して
いる。レバー7の先端部には、第10図にも示す
ように、係合穴8が穿設されており、レバー7差
し込み状態にて係合穴8端縁がクリツプ形状のリ
テーナ5の爪部5bに係合するようになつてい
る。また、リテーナ5の爪部5cはノブ本体4の
係止部4aに係合するようになつており、レバー
7を差し込むことにより、爪部5bでリテーナ5
とレバー7との連結が保証されるとともに、爪部
5cでリテーナ5のノブ本体4から抜け防止も保
証されている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記のような構造のノブ装置には、
以下に述べるような問題がある。
リテーナ5をクリツプ(爪)形状としてノブ本
体4に嵌め込んでいるが、レバー7を差し込みリ
テーナ5とレバー7との係合によりレバー7の抜
け強度も保証する構造となつているため、リテー
ナ5の板厚として少なくとも2.5mm程度必要にな
つている。つまり、板厚が小さすぎると、レバー
7を差し込んでもレバー7が抜けるおそれがあ
り、レバー7の抜け強度が保証されない。
しかしながら、認識線の幅(太さ)として、1
mm程度の細い線が要求される場合も多く、そのよ
うな場合には、認識線を構成するリテーナとノブ
本体とを別体構成として極めて明瞭な認識線を形
成できるという利点がありながら上記従来構造を
採用することは困難である。
したがつて、従来、1mm程度の細い認識線を形
成する場合には、第11図に示すようにノブ本体
9を一つの部分として作成し、溝10を刻設して
該溝10に塗料を注入する色さし作業に頼つてい
た。この色さし作業は、注射器(図示略)に塗料
を入れ手作業で溝10に塗料を注入するものであ
るが細かい作業のため時間がかかるとともに塗料
はみ出しのミスも多いという問題がある。また、
塗料を乾燥させる時間も必要であり、製品作成に
時間を要するという問題もある。
本考案は、色さし作業が不要でかつ意匠ポイン
トとなるリテーナの別体品構成の利点を活かしつ
つ、幅1mm程度のあるいはそれ以下の幅の認識線
であつての構成可能なノブ装置の構造を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案のノブ装置は、略コ字状
の形状を有し、略コ字状の両腕部が互に離反する
コ字状外方へ向けての拡張が可能な弾性を有し、
少なくとも一方の腕部の先端部に、コ字状内方に
向かつて延びる係止爪とコ字状外方に対し切り欠
かれた係合部とが形成された、実質的に認識線を
構成するリテーナと、 該リテーナの外周面の少なくとも一部が外部に
現われる状態で該リテーナを嵌着可能な溝を有
し、該溝内にリテーナが嵌着された状態におい
て、前記リテーナの係止爪をリテーナ抜け方向に
対し係止する係止部と、前記リテーナの係合部に
リテーナの腕部のコ字状外方へ向けての拡張を阻
止する方向に係合する係合部とを有するノブ本体
と、を備えたものから成る。
[作用] このようなノブ装置においては、リテーナがノ
ブ本体の溝内に嵌着された状態において、リテー
ナの係止爪がノブ本体の係止部に係止され、リテ
ーナの係合部が腕部の拡張を阻止するようにノブ
本体の係合部に係合され、リテーナがノブ本体の
溝内に保持されつつその抜けが防止される。リテ
ーナは、ノブ本体との間の係止および係合により
所定位置に保持されるので、前述の従来構造のよ
うにレバーとの係合機能を有する必要がなくな
る。したがつてレバーとの係合機能は、たとえば
ノブ本体内の適当な位置にもたせればよく、適切
なレバーとの係合構造を採用することによりレバ
ーとノブ本体との係合強度は容易に保証される。
その結果、リテーナ自身は板厚の小さいものでも
十分となり、幅の小さい認識線が容易に構成され
る。
[実施例] 以下に、本考案の望ましい実施例を、図面を参
照して説明する。
第1実施例 第1図ないし第3図は、本考案の第1実施例に
係るノブ装置を示している。図において、11は
ノブ本体を示しており、ノブ本体11内には、実
質的に平行に延び互に離反する方向に対し弾性を
有する一対の係合腕12a,12bが形成されて
いる。係合腕12a,12bの互に対向する内面
側には、爪13a,13bが形成されており、該
爪13a,13bがノブ本体内に挿入されるレバ
ー14の穴15に係合し、ノブ本体11とレバー
14とが連結されるようになつている。したがつ
てこの連結部の構造は、前述の従来構造における
リテーナとレバーとの係合構造と実質的に同構造
であるが、この部分の構造は他の構造であつても
よい。
ノブ本体11には、略コ字状に延びる溝16が
刻設されており、溝16内に、実質的に認識線を
構成するリテーナ17が嵌着される。
リテーナ17は、第3図に示すように、略コ字
状の形状を有し、略コ字状形状の両腕部18a,
18bが互に離反するコ字状外方へ向けての拡張
が可能な弾性を有している。両腕部18a,18
bの先端部には、それぞれコ字状内方に向かつて
鉤状に延びる係止爪19a,19bとコ字状外方
に対し段付き状に切り欠かれた係合部20a,2
0bとが設けられている。係止爪19a,19b
から係合部20a,20bに至る外周面21a,
21bは、半円形状のリテーナ面に形成されてい
るが、残りの係合部外面部22a,22bは直線
状に形成されている。
ノブ本体11の溝16は、本実施例では、リテ
ーナ17のコ字状形状と実質的に同じコ字状形状
で延びており、溝16の幅はリテーナ17の板厚
と実質的に同じ大きさに設定されている。このリ
テーナ17の板厚は、たとえば0.8mm程度に設定
される。ノブ本体11には、リテーナ17が溝1
6内に嵌着された状態において、リテーナ17の
係止爪19a,19bをリテーナ抜け方向(第3
図の右方向)に対し係止する係止部23a,23
bが、リテーナ嵌着状態の係止爪19a,19b
に対応する位置にそれぞれ形成されている。また
ノブ本体11には、嵌着状態のリテーナ17の係
合部20a,20bに対応する位置に、該係合部
20a,20bに対し両腕部18a,18bのそ
れ以上の拡張を阻止する方向に係合する係合部2
4a,24bが設けられている。本実施例では、
係合部24a,24bは、その部分に溝16を刻
設せずにノブ本体11の肉を残すことにより形成
されている。そして係合部24a,24bは、よ
り詳しくは、リテーナ17が溝16の所定位置に
嵌着された状態にて、リテーナ係合部20a,2
0bの前記直線部22a,22bに係合されるよ
うになつている。
なお、ノブ本体11およびリテーナ17の材質
としては、上記形状にて係合腕12a,12b、
両腕18a,18bが相手部材との嵌合のために
拡張方向に必要な弾性をもつことができるもので
あればとくに限定されない。そのような材質とし
て、若干の弾性を有する樹脂、とくに塩化ビニル
樹脂が好適である。
上記のように構成された実施例装置において
は、ノブ本体11とレバー15との係合、連結
と、ノブ本体11へのリテーナ17の嵌着とは、
互に独立に行うことができ、かつ結合、連結状態
および嵌着状態にて、両者は作用的に影響を及ぼ
し合わない。
つまり、コ字状形状のリテーナ17は、ノブ本
体11の溝16に沿つて挿入されていくが、この
ときリテーナ17の係止爪19a,19bの先端
が溝16の底面にガイドされて両腕部18a,1
8bが次第に離反方向に拡張されていき、やがて
両腕部18a,18bの先端部が溝16の底面と
係合部24a,24bとの間に挿入されていく。
このとき両腕部18a,18bの先端はリテーナ
形状に形成されているので、該先端部はノブ本体
11の係合部24a,24bに止められることな
く前進することができる。リテーナ17が所定位
置まで進められると、つまり係止爪19a,19
bが溝16の底面端部を越えると、それまで拡張
されていた両腕部18a,18bが自身の弾性に
よりコ字状内方に戻り、係止爪19a,19bが
ノブ本体11の係止部23a,23bにリテーナ
抜け方向に対し係止される。また同時に、ノブ本
体11の係合部24a,24bが、リテーナ17
の係合部20a,20bの直線部22a,22b
と実質的に係合する状態となり、両腕部18a,
18bの拡張が阻止される。したがつてこの状態
ではリテーナ17はノブ本体11の溝16内に完
全に嵌着、保持された状態に保たれる。
一方レバー14はノブ本体11の係合腕12
a,12b間に挿入され、係合腕12a,12b
の弾性を利用したその拡張、復元により係合、連
結が達成される。したがつて、レバー14の連結
とリテーナ17の嵌着とは全く独立した組込みと
なり、かつ組込み状態でも互に全く影響を及ぼさ
ない。換言すれば、機能が完全に分離されたこと
になる。
その結果、リテーナ17の板厚を薄くすること
に関しては、製作可能な範囲であれば実質的に制
限を受けないことになり、容易に1mm以下のリテ
ーナ17、およびその嵌着構造が達成される。リ
テーナ17の外周面は実質的に認識線を構成する
から、リテーナ17のノブ本体11との別体構成
を採りつつ、1mm以下の認識線が形成される。
第2実施例 次に、第4図および第5図に本考案の第2実施
例を示す。
本実施例においては、ノブ本体31に光導体と
してのレンズ32が装着され、実質的に認識線を
構成するリテーナ33a,33bが上下二分割構
成とされている。リテーナ33a,33bは、そ
れぞれ略コ字状の形状に形成されるが、係止爪3
4a,34bおよび係合部35a,35bは各リ
テーナの一方の腕部にのみ設けられている。他方
の腕部は、本実施例では直接レンズ32に当接さ
れている。ノブ本体31には、各リテーナ33
a,33bが嵌着される溝36a,36bが設け
られるとともに、各リテーナ33a,33bの係
止爪34a,34b、係合部35a,35bに対
応する位置に、それぞれ、係止部37a,37b
およびリテーナ拡張阻止用係合部38a,38b
が形成されている。そして本実施例では、リテー
ナ33a,33b側の係合部35a,35bおよ
びノブ本体31側の係合部38a,38bは、段
付き形成に形成されている。このように、コ字状
形状のリテーナの両腕部のうち一方の腕部側のみ
に係止、係合構造を設けるだけでも、各リテーナ
33a,33bの嵌着、保持は可能である。その
他の作用は第1実施例に準じる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のノブ装置による
ときは、略コ字状のリテーナの弾性を利用したノ
ブ本体への嵌着構造およびリテーナの嵌着とノブ
本体のレバー等への連結との完全機能分離によ
り、リテーナの板厚に関する制限を実質的に除去
することができ、ノブ本体とリテーナとを別体構
造としつつ細い認識線を容易に実現できる。その
結果、細い認識線でも色さし作業を行わずに簡単
に鮮明な色づけができるので、製造工程の容易
化、コストダウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るノブ装置の
斜視図、第2図は第1図の装置のノブ本体の縦断
面図、第3図は第1図の装置のリテーナの側面
図、第4図は本考案の第2実施例に係るノブ装置
の斜視図、第5図は第4図の装置の部分拡大縦断
面図、第6図はノブ装置を有するヒータコントロ
ール装置の斜視図、第7図は従来のノブ装置の縦
断面図、第8図は第7図の装置のノブ本体の縦断
面図、第9図は第7図の装置のリテーナの側面
図、第10図は第7図の装置のレバーの部分平面
図、第11図は従来の色さし作業を行うタイプの
ノブの斜視図、である。 11,31……ノブ本体、12a,12b……
係合腕、14……レバー、16,36a,36b
……溝、17,33a,33b……リテーナ、1
8a,18b……腕部、19a,19b,34
a,34b……係止爪、20a,20b,35
a,35b……係合部、23a,23b,37
a,37b……係止部、24a,24b,38
a,38b……係合部、32……レンズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略コ字状の形状を有し、略コ字状の両腕部が互
    に離反するコ字状外方へ向けての拡張が可能な弾
    性を有し、少なくとも一方の腕部の先端部に、コ
    字状内方に向かつて延びる係止爪とコ字状外方に
    対し切り欠かれた係合部とが形成された、実質的
    に認識線を構成するリテーナと、 該リテーナの外周面の少なくとも一部が外部に
    現われる状態で該リテーナを嵌着可能な溝を有
    し、該溝内にリテーナが嵌着された状態におい
    て、前記リテーナの係止爪をリテーナ抜け方向に
    対し係止する係止部と、前記リテーナの係合部に
    リテーナの腕部のコ字状外方へ向けての拡張を阻
    止する方向に係合する係合部とを有するノブ本体
    と、 を備えたことを特徴とするノブ装置。
JP10327788U 1988-08-05 1988-08-05 Expired - Lifetime JPH057618Y2 (ja)

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JPH0227211U JPH0227211U (ja) 1990-02-22
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