JPH0577087A - 半田極細線およびその製造方法 - Google Patents
半田極細線およびその製造方法Info
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- JPH0577087A JPH0577087A JP3159127A JP15912791A JPH0577087A JP H0577087 A JPH0577087 A JP H0577087A JP 3159127 A JP3159127 A JP 3159127A JP 15912791 A JP15912791 A JP 15912791A JP H0577087 A JPH0577087 A JP H0577087A
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- H10W72/0115—Apparatus for manufacturing bond wires
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- H10W72/015—Manufacture or treatment of bond wires
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- H10W72/00—Interconnections or connectors in packages
- H10W72/50—Bond wires
- H10W72/551—Materials of bond wires
- H10W72/552—Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver
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- Metal Extraction Processes (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 線径が0.1mm以下であり線径のばらつき
が小さくかつソフトエラーを生じる確率が小さい半田極
細線を製造する。 【構成】 Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸
素濃度が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が
0.5CPH/cm2以下の半田材料に、温度10℃以下の条
件で伸線加工を施して半田極細線を製造した。 【効果】 テンション切れやボイドを生じる確率が小さ
く、また長尺にわたって製造することが可能である。ま
た、メモリー素子等の接続材料に用いても、ソフトエラ
ーを生じる確率が小さい。
が小さくかつソフトエラーを生じる確率が小さい半田極
細線を製造する。 【構成】 Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸
素濃度が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が
0.5CPH/cm2以下の半田材料に、温度10℃以下の条
件で伸線加工を施して半田極細線を製造した。 【効果】 テンション切れやボイドを生じる確率が小さ
く、また長尺にわたって製造することが可能である。ま
た、メモリー素子等の接続材料に用いても、ソフトエラ
ーを生じる確率が小さい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HIC(ハイブリッド
IC)、TAB(テープ・オートメイテッド・ボンディ
ング)、フリップチップ等におけるバンプ形成や、超電
導用IC、センサ等における配線材として好適に用いら
れる半田極細線およびその製造方法に関する。
IC)、TAB(テープ・オートメイテッド・ボンディ
ング)、フリップチップ等におけるバンプ形成や、超電
導用IC、センサ等における配線材として好適に用いら
れる半田極細線およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体装置等の接続用半田材
料として、Pb,In,Snや、これらのいずれかを主
成分とした材料が用いられている。
料として、Pb,In,Snや、これらのいずれかを主
成分とした材料が用いられている。
【0003】このような半田材料は、一般に室温で伸線
加工が施されて直径が0.1mm程度のワイヤにされ、
そのまま配線材として使用されたり、このワイヤの先端
部に線径の2〜3倍の径を有するボールを形成して、バ
ンプ形成用ボールとされる。
加工が施されて直径が0.1mm程度のワイヤにされ、
そのまま配線材として使用されたり、このワイヤの先端
部に線径の2〜3倍の径を有するボールを形成して、バ
ンプ形成用ボールとされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さらに、近年、電子機
器の小型化に伴い、用いられる半田線の細線化が要望さ
れており、線径が30μm〜100μm程度のものが望
まれている。しかしながら、前述したようなPb,I
n,Snや、これらのいずれかを主成分とした材料では
材料自体の強度が不足しているために、伸線加工により
線径が0.1mm以下の半田線を製造しようとすると、
テンション切れが多発してしまうという問題点があっ
た。このため、このような材料を急冷凝固して細線化し
ようとする試みも行われている。しかしこの急冷凝固法
により製造された半田線では、線径の変動が大きいもの
となってしまい、また長尺化するために大掛かりな装置
が必要になってしまう。
器の小型化に伴い、用いられる半田線の細線化が要望さ
れており、線径が30μm〜100μm程度のものが望
まれている。しかしながら、前述したようなPb,I
n,Snや、これらのいずれかを主成分とした材料では
材料自体の強度が不足しているために、伸線加工により
線径が0.1mm以下の半田線を製造しようとすると、
テンション切れが多発してしまうという問題点があっ
た。このため、このような材料を急冷凝固して細線化し
ようとする試みも行われている。しかしこの急冷凝固法
により製造された半田線では、線径の変動が大きいもの
となってしまい、また長尺化するために大掛かりな装置
が必要になってしまう。
【0005】また、一方、Pb等の半田材料には、不可
避不純物としてU,Th等の放射性同位元素が含まれて
いるため、この半田材料を半導体チップ周辺の接続材料
として使用した際に、上記U,Th等のα放射によりメ
モリー素子等のソフトエラーを引き起こす場合があっ
た。
避不純物としてU,Th等の放射性同位元素が含まれて
いるため、この半田材料を半導体チップ周辺の接続材料
として使用した際に、上記U,Th等のα放射によりメ
モリー素子等のソフトエラーを引き起こす場合があっ
た。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、線径が0.1mm以下であり線径のばらつきが小さ
くかつソフトエラーを生じる確率が小さい半田極細線お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
で、線径が0.1mm以下であり線径のばらつきが小さ
くかつソフトエラーを生じる確率が小さい半田極細線お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半田極細
線では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし、表
面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下、線
径を10〜100μmにすることを課題解決の手段とし
た。
線では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし、表
面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下、線
径を10〜100μmにすることを課題解決の手段とし
た。
【0008】請求項2記載の半田極細線では、Pb,I
n,Snのいずれかを主成分とし、表面酸化皮膜の酸素
を含む酸素濃度を100ppm以下、放射性α粒子のカウ
ント数を0.5CPH/cm2以下、線径を10〜100μm
にすることを課題解決の手段とした。
n,Snのいずれかを主成分とし、表面酸化皮膜の酸素
を含む酸素濃度を100ppm以下、放射性α粒子のカウ
ント数を0.5CPH/cm2以下、線径を10〜100μm
にすることを課題解決の手段とした。
【0009】請求項3記載の半田極細線では、請求項1
または2記載の半田極細線の表面に、10Å〜100Å
径の界面活性剤をコーティングすることを課題解決の手
段とした。
または2記載の半田極細線の表面に、10Å〜100Å
径の界面活性剤をコーティングすることを課題解決の手
段とした。
【0010】請求項4記載の半田極細線の製造方法で
は、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃度
が20ppm以下の半田材料に、10℃以下の温度条件で
伸線加工を施して半田極細線を製造することを課題解決
の手段とした。
は、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃度
が20ppm以下の半田材料に、10℃以下の温度条件で
伸線加工を施して半田極細線を製造することを課題解決
の手段とした。
【0011】請求項5記載の半田極細線の製造方法で
は、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃度
が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が0.5CPH
/cm2以下の半田材料に、温度10℃以下の条件で伸線加
工を施して半田極細線を製造することを課題解決の手段
とした。
は、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃度
が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が0.5CPH
/cm2以下の半田材料に、温度10℃以下の条件で伸線加
工を施して半田極細線を製造することを課題解決の手段
とした。
【0012】請求項6記載の半田極細線の製造方法で
は、請求項4または5記載の半田極細線の製造方法より
得られた半田極細線の表面に、10Å〜100Å径の界
面活性剤をコーティングすることを課題解決の手段とし
た。
は、請求項4または5記載の半田極細線の製造方法より
得られた半田極細線の表面に、10Å〜100Å径の界
面活性剤をコーティングすることを課題解決の手段とし
た。
【0013】請求項1記載の半田極細線において、表面
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下に規定
したのは、酸素濃度が100ppmを越えると、細線内に
ボイドや酸化物が発生し易くなるため、伸線可能な長さ
が大幅に低下してしまうと共に線径を100μm以下に
出来なくなるためである。
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下に規定
したのは、酸素濃度が100ppmを越えると、細線内に
ボイドや酸化物が発生し易くなるため、伸線可能な長さ
が大幅に低下してしまうと共に線径を100μm以下に
出来なくなるためである。
【0014】請求項2記載の半田極細線において、放射
性α粒子のカウント数を0.5CPH/cm2以下に規定した
のは、0.5CPH/cm2を越えると、メモリー素子等の配
線材に用いた場合に、ソフトエラーを生じ易くなるため
である。
性α粒子のカウント数を0.5CPH/cm2以下に規定した
のは、0.5CPH/cm2を越えると、メモリー素子等の配
線材に用いた場合に、ソフトエラーを生じ易くなるため
である。
【0015】請求項3記載の半田極細線において、界面
活性剤の径を10Å〜100Åに規定したのは、10Å
より小さくなると、半田極細線を保護する効果が得られ
なくなるためであり、100Åを越えると、除去工程の
手間が増すだけで効果は向上していかないためである。
活性剤の径を10Å〜100Åに規定したのは、10Å
より小さくなると、半田極細線を保護する効果が得られ
なくなるためであり、100Åを越えると、除去工程の
手間が増すだけで効果は向上していかないためである。
【0016】請求項4記載の半田極細線の製造方法にお
いて、酸素濃度を20ppm以下に設定したのは、酸素濃
度が20ppmを越えると、得られた半田極細線の酸素濃
度が100ppmを越えてしまい、前述したように伸線可
能な長さが大幅に低下してしまうと共に線径を100μ
m以下に出来なくなるためである。
いて、酸素濃度を20ppm以下に設定したのは、酸素濃
度が20ppmを越えると、得られた半田極細線の酸素濃
度が100ppmを越えてしまい、前述したように伸線可
能な長さが大幅に低下してしまうと共に線径を100μ
m以下に出来なくなるためである。
【0017】また、請求項4ないし請求項6の半田極細
線の製造方法において、10℃以下の温度条件に設定し
たのは、温度条件が10℃を越えると、低温での加工硬
化が期待できず、材料自体の強度不足のためにテンショ
ン切れを生じ易くなるためである。
線の製造方法において、10℃以下の温度条件に設定し
たのは、温度条件が10℃を越えると、低温での加工硬
化が期待できず、材料自体の強度不足のためにテンショ
ン切れを生じ易くなるためである。
【0018】
【作用】Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素
濃度が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が0.
5CPH/cm2以下の半田材料に、10℃以下の温度条件で
伸線加工を施して半田極細線を製造すると、表面酸化皮
膜の酸素を含む酸素濃度が100ppm以下、放射性α粒
子のカウント数が0.5CPH/cm2以下、線径が10〜1
00μmの半田極細線をテンション切れやボイドを生じ
ることなく長尺にわたって製造することができる。
濃度が20ppm以下で放射性α粒子のカウント数が0.
5CPH/cm2以下の半田材料に、10℃以下の温度条件で
伸線加工を施して半田極細線を製造すると、表面酸化皮
膜の酸素を含む酸素濃度が100ppm以下、放射性α粒
子のカウント数が0.5CPH/cm2以下、線径が10〜1
00μmの半田極細線をテンション切れやボイドを生じ
ることなく長尺にわたって製造することができる。
【0019】また、半田極細線の表面に、10Å〜10
0Å径の界面活性剤をコーティングすると、半田表面の
酸化を防止すると共にすべりを良くし、伸線時の半田粉
発生を抑制し、半田極細線自身への半田粉混入が防止さ
れる。
0Å径の界面活性剤をコーティングすると、半田表面の
酸化を防止すると共にすべりを良くし、伸線時の半田粉
発生を抑制し、半田極細線自身への半田粉混入が防止さ
れる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の半田極細線お
よびその製造方法について詳しく説明する。
よびその製造方法について詳しく説明する。
【0021】
【実施例1】本発明の半田極細線の製造に使用される製
造装置の一例を図1(a),(b)に示す。 この図におい
て、符号1は装置本体であり、この装置本体1には液体
窒素等の冷却液2が満たされている。装置本体1の内部
には、ハンダワイヤ6に伸線加工を施すためのダイス
9,10,11が設けられ、低温状態で行うために、冷
却液2に浸した状態となっている。さらに装置本体1内
には、ハンダワイヤ6を移動させるためのローラ12,
13が設置されている。このローラ12,13は、装置
本体1外部で、ベルト14を介してモータ15の動力が
伝達されるようになっている。また、装置本体1の外部
には、冷却液2の温度を一定に保つための熱交換器3が
接続されている。さらに、装置本体1の上部には、ハン
ダワイヤ6を巻き出すための巻き出し器4と、ハンダワ
イヤ6を低温伸線する前に予め所定量だけ室温伸線して
おくためのダイス7、低温伸線されたハンダワイヤ6を
最終的に室温伸線して線径を整えるためのダイス8、製
造されたハンダワイヤ6を巻き取るための巻き取り器5
が設けられている。
造装置の一例を図1(a),(b)に示す。 この図におい
て、符号1は装置本体であり、この装置本体1には液体
窒素等の冷却液2が満たされている。装置本体1の内部
には、ハンダワイヤ6に伸線加工を施すためのダイス
9,10,11が設けられ、低温状態で行うために、冷
却液2に浸した状態となっている。さらに装置本体1内
には、ハンダワイヤ6を移動させるためのローラ12,
13が設置されている。このローラ12,13は、装置
本体1外部で、ベルト14を介してモータ15の動力が
伝達されるようになっている。また、装置本体1の外部
には、冷却液2の温度を一定に保つための熱交換器3が
接続されている。さらに、装置本体1の上部には、ハン
ダワイヤ6を巻き出すための巻き出し器4と、ハンダワ
イヤ6を低温伸線する前に予め所定量だけ室温伸線して
おくためのダイス7、低温伸線されたハンダワイヤ6を
最終的に室温伸線して線径を整えるためのダイス8、製
造されたハンダワイヤ6を巻き取るための巻き取り器5
が設けられている。
【0022】このように構成された製造装置を用いて半
田極細線を製造するには、まず、予め巻き出し器4より
取り出したハンダワイヤ6を図に示すように装置本体1
内に配して巻き取り器5にセットした後、冷却液2を満
たして、熱交換器3により装置本体1内を一定温度に保
つ。次に、モータ15を作動させてローラ12,13を
一定速度で同じ向きに回転させると共に、巻き出し器4
および巻き取り器5を一定速度で矢印の向きに回転さ
せ、ハンダワイヤ6を一定速度で送り出す。すると、ハ
ンダワイヤ6は、ダイス7を通って室温伸線された後、
冷却液2で冷却された雰囲気で、ダイス9,10,11
を通されて低温伸線される。その後、ダイス8により最
終的に室温伸線されて線径を調整され、巻き取り器5に
よって回収される。
田極細線を製造するには、まず、予め巻き出し器4より
取り出したハンダワイヤ6を図に示すように装置本体1
内に配して巻き取り器5にセットした後、冷却液2を満
たして、熱交換器3により装置本体1内を一定温度に保
つ。次に、モータ15を作動させてローラ12,13を
一定速度で同じ向きに回転させると共に、巻き出し器4
および巻き取り器5を一定速度で矢印の向きに回転さ
せ、ハンダワイヤ6を一定速度で送り出す。すると、ハ
ンダワイヤ6は、ダイス7を通って室温伸線された後、
冷却液2で冷却された雰囲気で、ダイス9,10,11
を通されて低温伸線される。その後、ダイス8により最
終的に室温伸線されて線径を調整され、巻き取り器5に
よって回収される。
【0023】この製造装置では、液体窒素による冷却液
2により冷却された雰囲気でダイス9,10,11によ
り伸線を行っているため、線径が10〜100μmの半
田極細線をテンション切れやボイドを生じることなく長
尺にわたって製造することができる。
2により冷却された雰囲気でダイス9,10,11によ
り伸線を行っているため、線径が10〜100μmの半
田極細線をテンション切れやボイドを生じることなく長
尺にわたって製造することができる。
【0024】
【実施例2】実施例1に記載した製造方法を用いて、下
表に示した組成、酸素濃度、線径の半田極細線を製造
し、線径のばらつき、テンション切れの有無、伸線長さ
を調べた。結果を下表に示す。また比較例として、表面
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度が100ppmを越える半
田極細線を製造した場合の結果も併せて示した(以下余
白)。
表に示した組成、酸素濃度、線径の半田極細線を製造
し、線径のばらつき、テンション切れの有無、伸線長さ
を調べた。結果を下表に示す。また比較例として、表面
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度が100ppmを越える半
田極細線を製造した場合の結果も併せて示した(以下余
白)。
【0025】
【表1】
【0026】以上の結果より、実施例1に示した製造方
法を用いて、Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、表面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm
以下、線径を10〜100μmに設定した半田極細線で
は、線径のばらつきが小さいうえ、テンション切れがな
く伸線長さを極めて長くできることが判った。
法を用いて、Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、表面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm
以下、線径を10〜100μmに設定した半田極細線で
は、線径のばらつきが小さいうえ、テンション切れがな
く伸線長さを極めて長くできることが判った。
【0027】
【実施例3】実施例1に記載した製造方法を用いて、下
表に示した組成、酸素濃度、放射性α粒子のカウント
数、線径の半田極細線を製造し、メモリー材料の接続材
料に用いた場合に発生するソフトエラーの個数を調べ
た。(全体個数n=10000)結果を下表に示す。ま
た比較例として放射性α粒子のカウント数が0.5CPH/
cm2を越えている半田極細線を製造した場合の結果も併
せて示した(以下余白)。
表に示した組成、酸素濃度、放射性α粒子のカウント
数、線径の半田極細線を製造し、メモリー材料の接続材
料に用いた場合に発生するソフトエラーの個数を調べ
た。(全体個数n=10000)結果を下表に示す。ま
た比較例として放射性α粒子のカウント数が0.5CPH/
cm2を越えている半田極細線を製造した場合の結果も併
せて示した(以下余白)。
【0028】
【表2】
【0029】以上の結果より、放射性α粒子のカウント
数が0.5CPH/cm2以下の時、ソフトエラーの個数が極
めて少ないことが分かった。
数が0.5CPH/cm2以下の時、ソフトエラーの個数が極
めて少ないことが分かった。
【0030】
【実施例4】組成が95%Pb−5%Sn、酸素濃度が
20ppm、線径が30μm、放射性α粒子のカウント
数が0.1CPH/cm2である半田極細線に、さらに10Å
〜100Å径の界面活性材をコーティングして、100
0m伸線した場合の断線回数について調べた。結果を下
表に示す。また比較例として界面活性材をコーティング
していないもの、100Åを越える界面活性材をコーテ
ィングしたものについての結果も併せて示した(以下余
白)。
20ppm、線径が30μm、放射性α粒子のカウント
数が0.1CPH/cm2である半田極細線に、さらに10Å
〜100Å径の界面活性材をコーティングして、100
0m伸線した場合の断線回数について調べた。結果を下
表に示す。また比較例として界面活性材をコーティング
していないもの、100Åを越える界面活性材をコーテ
ィングしたものについての結果も併せて示した(以下余
白)。
【0031】
【表3】
【0032】以上の結果より、10Å〜100Å径の界
面活性材をコーティングすることにより、断線回数が減
少し、伸線性が向上することが判明した。
面活性材をコーティングすることにより、断線回数が減
少し、伸線性が向上することが判明した。
【0033】
【実施例5】組成が90%Pb−10%Sn、酸素濃度
が10ppm、放射性α粒子のカウント数が0.2CPH/
cm2である半田材料に、下表に示した温度で伸線加工し
て製造した半田極細線の線径、線径のばらつき、テンシ
ョン切れの有無、伸線長さを調べた。結果を下表に示
す。なお、比較例として室温で伸線加工して製造した半
田極細線の結果についても併せて示した。(以下余白)
が10ppm、放射性α粒子のカウント数が0.2CPH/
cm2である半田材料に、下表に示した温度で伸線加工し
て製造した半田極細線の線径、線径のばらつき、テンシ
ョン切れの有無、伸線長さを調べた。結果を下表に示
す。なお、比較例として室温で伸線加工して製造した半
田極細線の結果についても併せて示した。(以下余白)
【0034】
【表4】
【0035】以上の結果より、10℃以下の温度で伸線
加工を行って製造した半田極細線では、線径のばらつき
が小さいうえ、テンション切れがなく伸線長さを極めて
長くできることが判った。
加工を行って製造した半田極細線では、線径のばらつき
が小さいうえ、テンション切れがなく伸線長さを極めて
長くできることが判った。
【0036】
【実験例】冷却液2として−196℃に冷却された液体
窒素を用い、伸線するスピードを30〜50m/min
となるように巻き出しロール4、巻き取りロール5、ロ
ーラ12,13を回転させた。この結果、線径が38±
1μmの半田極細線が破断なく10000m伸線でき
た。この半田極細線のα値は、0.1cpH/cm2のものを
得る事ができた。
窒素を用い、伸線するスピードを30〜50m/min
となるように巻き出しロール4、巻き取りロール5、ロ
ーラ12,13を回転させた。この結果、線径が38±
1μmの半田極細線が破断なく10000m伸線でき
た。この半田極細線のα値は、0.1cpH/cm2のものを
得る事ができた。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半田極細線
では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし、表面
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下、線径
を10〜100μmにしたものであるため、テンション
切れやボイドを生じる確率が小さく、また長尺にわたっ
て製造することが可能である。
では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし、表面
酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度を100ppm以下、線径
を10〜100μmにしたものであるため、テンション
切れやボイドを生じる確率が小さく、また長尺にわたっ
て製造することが可能である。
【0038】従って本発明の半田極細線によれば、HI
C(ハイブリッドIC)、TAB(テープ・オートメイ
テッド・ボンディング)、フリップチップ等におけるバ
ンプ形成や、超電導用IC、センサ等における配線材と
して好適に用いることができる。また、放射性α粒子の
カウント数を0.5CPH/cm2以下にすると、メモリー素
子等の接続材料に用いても、ソフトエラーを生じる確率
が小さいという効果を奏する。さらに、半田極細線の表
面に10Å〜100Å径の界面活性剤をコーティングす
ると、半田表面の酸化を防止すると共にすべりを良く
し、伸線時の半田粉発生を抑制し半田極細線自身への半
田粉混入を防止できる効果を奏する。
C(ハイブリッドIC)、TAB(テープ・オートメイ
テッド・ボンディング)、フリップチップ等におけるバ
ンプ形成や、超電導用IC、センサ等における配線材と
して好適に用いることができる。また、放射性α粒子の
カウント数を0.5CPH/cm2以下にすると、メモリー素
子等の接続材料に用いても、ソフトエラーを生じる確率
が小さいという効果を奏する。さらに、半田極細線の表
面に10Å〜100Å径の界面活性剤をコーティングす
ると、半田表面の酸化を防止すると共にすべりを良く
し、伸線時の半田粉発生を抑制し半田極細線自身への半
田粉混入を防止できる効果を奏する。
【0039】また、本発明に係る半田極細線の製造方法
では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃
度が20ppm以下の半田材料に、10℃以下の温度条件
で伸線加工を施して半田極細線を製造する方法であるた
め、大掛かりな装置を要せずに、30μm〜100μm
程度の線径を有する半田極細線を、線径のばらつきを小
さくして製造することができる。
では、Pb,In,Snのいずれかを主成分とし酸素濃
度が20ppm以下の半田材料に、10℃以下の温度条件
で伸線加工を施して半田極細線を製造する方法であるた
め、大掛かりな装置を要せずに、30μm〜100μm
程度の線径を有する半田極細線を、線径のばらつきを小
さくして製造することができる。
【図1】本発明の半田極細線を製造するために使用され
る製造装置の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は
断面図である。
る製造装置の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は
断面図である。
6 ハンダワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/321
Claims (6)
- 【請求項1】 Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、表面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度が100ppm以
下、線径が10〜100μmであることを特徴とする半
田極細線。 - 【請求項2】 Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、表面酸化皮膜の酸素を含む酸素濃度が100ppm以
下、放射性α粒子のカウント数が0.5CPH/cm2以下、
線径が10〜100μmであることを特徴とする半田極
細線。 - 【請求項3】 表面に、10Å〜100Å径の界面活性
剤をコーティングしたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載の半田極細線。 - 【請求項4】 Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、酸素濃度が20ppm以下の半田材料に、10℃以下
の温度条件で伸線加工を施して半田極細線を製造するこ
とを特徴とする半田極細線の製造方法。 - 【請求項5】 Pb,In,Snのいずれかを主成分と
し、酸素濃度が20ppm以下、放射性α粒子のカウント
数が0.5CPH/cm2以下の半田材料に、10℃以下の温
度条件で伸線加工を施して半田極細線を製造することを
特徴とする半田極細線の製造方法。 - 【請求項6】 半田極細線の表面に、10Å〜100Å
径の界面活性剤をコーティングすることを特徴とする請
求項4または請求項5記載の半田極細線の製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP3159127A JP2913908B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 半田極細線およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3159127A JP2913908B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 半田極細線およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577087A true JPH0577087A (ja) | 1993-03-30 |
| JP2913908B2 JP2913908B2 (ja) | 1999-06-28 |
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ID=15686833
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3159127A Expired - Fee Related JP2913908B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 半田極細線およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2913908B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6148591A (en) * | 1995-10-11 | 2000-11-21 | Sealed Air Corporation | Packaging structure |
| JP2007302496A (ja) * | 2006-05-10 | 2007-11-22 | Nikko Kinzoku Kk | 高純度酸化第一錫、同粉末及び高純度酸化第一錫の製造方法 |
| US9340850B2 (en) | 2005-07-01 | 2016-05-17 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Process for producing high-purity tin |
| US9394590B2 (en) | 2010-03-16 | 2016-07-19 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Low α-dose tin or tin alloy, and method for producing same |
| US9597754B2 (en) | 2011-03-07 | 2017-03-21 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Copper or copper alloy, bonding wire, method of producing the copper, method of producing the copper alloy, and method of producing the bonding wire |
| US9666547B2 (en) | 2002-10-08 | 2017-05-30 | Honeywell International Inc. | Method of refining solder materials |
| US10711358B2 (en) | 2014-02-20 | 2020-07-14 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Method of producing low alpha-ray emitting bismuth, and low alpha-ray emitting bismuth |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101643040B1 (ko) | 2011-09-28 | 2016-07-26 | 제이엑스금속주식회사 | 고순도 란탄의 제조 방법, 고순도 란탄, 고순도 란탄으로 이루어지는 스퍼터링 타깃 및 고순도 란탄을 주성분으로 하는 메탈 게이트막 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3159127A patent/JP2913908B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2913908B2 (ja) | 1999-06-28 |
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