JPH05770B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH05770B2 JPH05770B2 JP63322309A JP32230988A JPH05770B2 JP H05770 B2 JPH05770 B2 JP H05770B2 JP 63322309 A JP63322309 A JP 63322309A JP 32230988 A JP32230988 A JP 32230988A JP H05770 B2 JPH05770 B2 JP H05770B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- magnetic
- coercive force
- magnetic layer
- specific information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気カードに関する。
近年、キヤツシユカード、クレジツトカード等
の磁気カードが利用普及するに伴い、カードを偽
造してこれを悪用する等の犯罪が発生している。
の磁気カードが利用普及するに伴い、カードを偽
造してこれを悪用する等の犯罪が発生している。
ここでキヤツシユカードの場合におけるカード
偽造方法の一例を示すと次の通りである。
偽造方法の一例を示すと次の通りである。
1 銀行内部の者が偽造する場合
キヤツシユカードの磁気記録媒体(通常、スト
ライプ状に形成されており、磁気ストライプと俗
称されている)には、銀行コード番号、預金口座
番号、暗誦番号がユーザー情報として磁気記録さ
れている。銀行内部の者、特にカード発行に携わ
つている者は前記ユーザー情報を知得できるため
カード偽造が極めて容易である。即ち、偽造者本
人の所有せるカードを磁気記録装置にかけて自身
のユーザー情報を消去し、偽造しようとする他人
のカードにおけるユーザー情報を前記装置によつ
て新たに磁気記録すれば簡単に偽造が行える。こ
の場合、最初の磁気記録(バーコード)の位置
(磁気記録媒体の端部から最初の磁気記録記号迄
の距離)や磁気記録密度(ビツト数)等の記録条
件はカード発行担当者であれば充分知悉している
ので、何ら支障なく偽造できる。
ライプ状に形成されており、磁気ストライプと俗
称されている)には、銀行コード番号、預金口座
番号、暗誦番号がユーザー情報として磁気記録さ
れている。銀行内部の者、特にカード発行に携わ
つている者は前記ユーザー情報を知得できるため
カード偽造が極めて容易である。即ち、偽造者本
人の所有せるカードを磁気記録装置にかけて自身
のユーザー情報を消去し、偽造しようとする他人
のカードにおけるユーザー情報を前記装置によつ
て新たに磁気記録すれば簡単に偽造が行える。こ
の場合、最初の磁気記録(バーコード)の位置
(磁気記録媒体の端部から最初の磁気記録記号迄
の距離)や磁気記録密度(ビツト数)等の記録条
件はカード発行担当者であれば充分知悉している
ので、何ら支障なく偽造できる。
2 外部の者が偽造する場合
外部の者はユーザー情報は容易には知り得な
い。しかしながら、現金自動支払機にて現金を引
き出している者の操作を盗み見て当該引出者のカ
ードの暗誦番号を知り、且つ当該引出者が捨てた
残高明細書(現金と共に支払機から送出されるも
の。往々にして捨てられることがある)を捨つて
該明細書に記載されている銀行コード番号、預金
口座番号を知ることはできる。そこで偽造者本人
の所有せるカードを磁気記録装置にかけて自身の
ユーザー情報を消去し、上記の如く知り得た他人
のユーザー情報を新たに磁気記録して偽造を行う
ことができる。この場合、偽造者本人のカードを
現像液に浸すと磁気記録記号(バーコード)が像
として現れるので、それをみれば、最初の磁気記
録記号の位置や磁気記録密度(ビツト数)等の記
録条件を判断できるので、他人のカードと全く同
一に磁気記録することができる。
い。しかしながら、現金自動支払機にて現金を引
き出している者の操作を盗み見て当該引出者のカ
ードの暗誦番号を知り、且つ当該引出者が捨てた
残高明細書(現金と共に支払機から送出されるも
の。往々にして捨てられることがある)を捨つて
該明細書に記載されている銀行コード番号、預金
口座番号を知ることはできる。そこで偽造者本人
の所有せるカードを磁気記録装置にかけて自身の
ユーザー情報を消去し、上記の如く知り得た他人
のユーザー情報を新たに磁気記録して偽造を行う
ことができる。この場合、偽造者本人のカードを
現像液に浸すと磁気記録記号(バーコード)が像
として現れるので、それをみれば、最初の磁気記
録記号の位置や磁気記録密度(ビツト数)等の記
録条件を判断できるので、他人のカードと全く同
一に磁気記録することができる。
上記したように磁気記録カードは簡単に情報を
消去したり、新たに記録したりすることできるた
め従来、偽造を防止する有効な手段は確立されて
いなかつた。
消去したり、新たに記録したりすることできるた
め従来、偽造を防止する有効な手段は確立されて
いなかつた。
本発明は叙上の点に鑑み、カード偽造を的確に
防止できる磁気カードを提供することを目的とす
る。
防止できる磁気カードを提供することを目的とす
る。
本発明は上記課題を解決するため、以下に示す
構成を有するものである。
構成を有するものである。
即ち、本発明は、
(1) それぞれにカード固有情報記録エリアとユー
ザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と
高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異な
らしめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成
してなることを特徴とする磁気カード。
ザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と
高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異な
らしめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成
してなることを特徴とする磁気カード。
(2) それぞれにカード固有情報記録エリアとユー
ザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と
高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上なら
しめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成し
てなる磁気カードであつて、高抗磁力磁性層の
カード固有情報記録エリアにカード固有情報が
磁気記録されていることを特徴とする磁気カー
ド。
ザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と
高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上なら
しめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成し
てなる磁気カードであつて、高抗磁力磁性層の
カード固有情報記録エリアにカード固有情報が
磁気記録されていることを特徴とする磁気カー
ド。
を要旨とするものである。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
第1図及び第2図において1は本発明の第1の
発明の磁気カードを示し、この磁気カード1は低
抗磁力磁性層2と高抗磁力磁性層3とからなる多
層磁気記録媒体4をカード基材5に形成してなる
ものであり、低抗磁力磁性層2と高抗磁力磁性層
3との間においては磁材の抗磁力が少なくとも3
倍以上異なつている。即ち、高抗磁力磁性層3に
おける抗磁力は低抗磁力磁性層2における抗磁力
の3倍以上の値を有している。磁性層2及び3の
抗磁力は任意に選択でき両者の組み合わせは種々
のものが可能であり、一般に、磁気記録方式にお
いて規格化されている磁性層の抗磁力には300
Oe、650 Oe、3000 Oeがあり、キヤツシユカー
ドの場合には現在650 Oeが使用されている。従
つて本発明においても磁性層2として例えば抗磁
力650 Oeのものを用いることができる。この場
合、磁性層3は磁性層2の抗磁力650 Oeの3倍
以上の抗磁力を有する必要があるから、該磁性層
3として例えば抗磁力3000 Oeのものを用いるこ
とができる。
発明の磁気カードを示し、この磁気カード1は低
抗磁力磁性層2と高抗磁力磁性層3とからなる多
層磁気記録媒体4をカード基材5に形成してなる
ものであり、低抗磁力磁性層2と高抗磁力磁性層
3との間においては磁材の抗磁力が少なくとも3
倍以上異なつている。即ち、高抗磁力磁性層3に
おける抗磁力は低抗磁力磁性層2における抗磁力
の3倍以上の値を有している。磁性層2及び3の
抗磁力は任意に選択でき両者の組み合わせは種々
のものが可能であり、一般に、磁気記録方式にお
いて規格化されている磁性層の抗磁力には300
Oe、650 Oe、3000 Oeがあり、キヤツシユカー
ドの場合には現在650 Oeが使用されている。従
つて本発明においても磁性層2として例えば抗磁
力650 Oeのものを用いることができる。この場
合、磁性層3は磁性層2の抗磁力650 Oeの3倍
以上の抗磁力を有する必要があるから、該磁性層
3として例えば抗磁力3000 Oeのものを用いるこ
とができる。
又、各磁力磁性層2,3には、それぞれカード
固有情報記録エリア6aとユーザー情報記録エリ
ア7a(低抗磁力磁性層)及びカード固有情報記
録エリア6bとユーザー情報記録エリア7b(高
抗磁力磁性層)が設けられている。
固有情報記録エリア6aとユーザー情報記録エリ
ア7a(低抗磁力磁性層)及びカード固有情報記
録エリア6bとユーザー情報記録エリア7b(高
抗磁力磁性層)が設けられている。
記録媒体4は第1図に示す如くストライプ状に
形成されているが、本発明において、記録媒体4
は前記ストライプ状のものに限定されず、該記録
媒体4の面積も任意に選択でき、また記録媒体4
の長手方向端部とカード基材5の端部とが整合し
ていない構成のものでもよい。
形成されているが、本発明において、記録媒体4
は前記ストライプ状のものに限定されず、該記録
媒体4の面積も任意に選択でき、また記録媒体4
の長手方向端部とカード基材5の端部とが整合し
ていない構成のものでもよい。
第3図〜第6図は本第1の発明の他の実施例を
示すものである。
示すものである。
第3図に示す実施例におていは磁性層2及び3
の表面に剥離層8が設けられている構成を有する
ものである。尚、同図中9は接着剤層(ヒートシ
ールタイプ)を示す。この様な構成を有する磁気
カード1は転写法により製造することができ、例
えば、第7図に示す如く、支持体10上に剥離層
8、低抗磁力磁性層2、高抗磁力磁性層3、接着
材層9を順次積層してなる磁気転写テープを接着
剤層9を介してカード基材5に密接させ加熱加圧
して熱転写した後、支持体10を剥離し、更に加
熱加圧してカード基材5に埋め込み相互に面一に
する。支持体10として例えば25μ厚のポリエス
テルフイルム等を、剥離層8として例えば1〜
3μ厚のポリエステル樹脂、ブチラール樹脂等を、
カード基材5として例えば塩化ビニル樹脂等をそ
れぞれ用いることができる。接着剤層9の厚さは
通常、5〜10μである。磁性層2,3の厚さはそ
れぞれ通常、10〜15μであり、且つそれら磁性層
として残留磁束1.4maxwell/cmのものが通常用
いられる。
の表面に剥離層8が設けられている構成を有する
ものである。尚、同図中9は接着剤層(ヒートシ
ールタイプ)を示す。この様な構成を有する磁気
カード1は転写法により製造することができ、例
えば、第7図に示す如く、支持体10上に剥離層
8、低抗磁力磁性層2、高抗磁力磁性層3、接着
材層9を順次積層してなる磁気転写テープを接着
剤層9を介してカード基材5に密接させ加熱加圧
して熱転写した後、支持体10を剥離し、更に加
熱加圧してカード基材5に埋め込み相互に面一に
する。支持体10として例えば25μ厚のポリエス
テルフイルム等を、剥離層8として例えば1〜
3μ厚のポリエステル樹脂、ブチラール樹脂等を、
カード基材5として例えば塩化ビニル樹脂等をそ
れぞれ用いることができる。接着剤層9の厚さは
通常、5〜10μである。磁性層2,3の厚さはそ
れぞれ通常、10〜15μであり、且つそれら磁性層
として残留磁束1.4maxwell/cmのものが通常用
いられる。
第4図に示す実施例では、磁性層2と磁性層3
との間における両者の相互作用(例えば磁性層2
と磁性層3を積層する際、下層の表面が溶剤によ
り溶解して表面凹凸となる)を防止する為、磁性
層2と磁性層3との間に例えば厚み10μ以下のバ
リアー層11を介在させたものである。該バリア
ー層11としては合成樹脂フイルム、アルミ箔等
を用いることができる。
との間における両者の相互作用(例えば磁性層2
と磁性層3を積層する際、下層の表面が溶剤によ
り溶解して表面凹凸となる)を防止する為、磁性
層2と磁性層3との間に例えば厚み10μ以下のバ
リアー層11を介在させたものである。該バリア
ー層11としては合成樹脂フイルム、アルミ箔等
を用いることができる。
又、第5図に示す実施例では、磁性層2と磁性
層3の上面に合成樹脂フイルムからなる保護層1
2が設けられたものである。この様な磁気カード
1はコーテイング法により製造することができ、
カード基材5上に磁性層3、磁性層2、保護層1
2を順次コーテイングし、加熱加圧してカード基
材5に埋め込み相互に面一とすることにより得ら
れる。
層3の上面に合成樹脂フイルムからなる保護層1
2が設けられたものである。この様な磁気カード
1はコーテイング法により製造することができ、
カード基材5上に磁性層3、磁性層2、保護層1
2を順次コーテイングし、加熱加圧してカード基
材5に埋め込み相互に面一とすることにより得ら
れる。
又、第6図に示す実施例では、上面から保護層
12,磁性層2,磁性層3,ベースフイルム13
が接着剤層14によりカード基材5に貼着されて
いるものである。この様な磁気カード1は貼合わ
せ法により製造することができ、ベースフイルム
13上に磁性層3、磁性層2、保護層12を順次
積層してなるものを、ベースフイルム13がカー
ド基材5側となるように接着剤層14を介してカ
ード基材5に貼着し、加熱加圧してカード基材5
に埋め込み相互に面一とすることにより得られ
る。第5図、第6図に示す構造体においても磁性
層2と3との間にバリアー層11を設けることが
できる。
12,磁性層2,磁性層3,ベースフイルム13
が接着剤層14によりカード基材5に貼着されて
いるものである。この様な磁気カード1は貼合わ
せ法により製造することができ、ベースフイルム
13上に磁性層3、磁性層2、保護層12を順次
積層してなるものを、ベースフイルム13がカー
ド基材5側となるように接着剤層14を介してカ
ード基材5に貼着し、加熱加圧してカード基材5
に埋め込み相互に面一とすることにより得られ
る。第5図、第6図に示す構造体においても磁性
層2と3との間にバリアー層11を設けることが
できる。
尚、第3図〜第6図は第1図のY−Y線縦断面
図を示す。
図を示す。
本発明の第2の発明における磁気カードは上記
の第1の発明における磁気カードの高抗磁力磁性
層にカード固有情報が磁気記録されたものであ
る。
の第1の発明における磁気カードの高抗磁力磁性
層にカード固有情報が磁気記録されたものであ
る。
以下、磁性層2の抗磁力を650 Oe、磁性層3
の抗磁力を3000 Oeとした場合を例にとつて第2
の発明における磁気カードのカード固有情報を磁
気記録する場合について述べる。
の抗磁力を3000 Oeとした場合を例にとつて第2
の発明における磁気カードのカード固有情報を磁
気記録する場合について述べる。
多層磁気記録媒体4を有する第1発明の磁気カ
ード1を製造した後、磁気カード製造者が該磁気
カード1を磁気記録装置にかけて記録媒体4にカ
ード固有情報aを磁気記録する。この場合、予め
記録媒体4に設けられた各カード固有情報記録エ
リア6a,6bに上記カード固有情報aを記録す
る。前記カード固有情報aを記録すべき目的の磁
性層は低抗磁力磁性層2ではなく高抗磁力磁性層
3である。一般に磁性層に磁気記録する場合、該
磁性層の有する抗磁力の最低3倍の磁界をかける
必要がある。従つてこの場合、カード固有情報a
を磁性層3に記録するためには9000 Oe〜10000
Oeの磁界をかける必要がある。この時、同時の
磁性層2にも情報aが記録される(第8図B)。
記録されるカード固有情報aはカード番号、カー
ド記号等任意であるが、当該カードを特定するも
のでなければならない。従つて、或る一つのカー
ド固有情報aは或る一つのカードについてのみ与
えられ、他のカードには別のカード固有情報が与
えられる。
ード1を製造した後、磁気カード製造者が該磁気
カード1を磁気記録装置にかけて記録媒体4にカ
ード固有情報aを磁気記録する。この場合、予め
記録媒体4に設けられた各カード固有情報記録エ
リア6a,6bに上記カード固有情報aを記録す
る。前記カード固有情報aを記録すべき目的の磁
性層は低抗磁力磁性層2ではなく高抗磁力磁性層
3である。一般に磁性層に磁気記録する場合、該
磁性層の有する抗磁力の最低3倍の磁界をかける
必要がある。従つてこの場合、カード固有情報a
を磁性層3に記録するためには9000 Oe〜10000
Oeの磁界をかける必要がある。この時、同時の
磁性層2にも情報aが記録される(第8図B)。
記録されるカード固有情報aはカード番号、カー
ド記号等任意であるが、当該カードを特定するも
のでなければならない。従つて、或る一つのカー
ド固有情報aは或る一つのカードについてのみ与
えられ、他のカードには別のカード固有情報が与
えられる。
次に磁気カード製造者は磁気記録装置を用いて
磁性層2に記録された情報aを消去する作業を行
う。一般に磁性層に記録された情報を消去するに
は記録の場合と同様、該磁性層の有する抗磁力の
最低3倍の磁界をかける必要がある。従つてこの
場合、磁性層2から情報aを消去するには2000
Oeの磁界をかける必要がある。今、2000 Oeの
磁界をかけて磁性層2から情報aを消去したとす
る。ここにおいて、磁性層3の情報aまでも消去
するには最低9000 Oeの磁界が必要であるから、
磁性層3の情報aは消去されず、磁性層2の情報
aのみが消去される。この場合、磁性層3の抗磁
力が磁性層2の抗磁力の3倍未満の値であると磁
性層3は影響を受け、減磁される虞れを生じる。
本発明においては磁性層3の抗磁力は磁性層2の
抗磁力の3倍以上の値を有しているので係る不具
合は生じない。しかして、磁性層3にのみカード
固有情報aが記録された本発明第2の発明の磁気
カード1aが得られる(第8図C)。
磁性層2に記録された情報aを消去する作業を行
う。一般に磁性層に記録された情報を消去するに
は記録の場合と同様、該磁性層の有する抗磁力の
最低3倍の磁界をかける必要がある。従つてこの
場合、磁性層2から情報aを消去するには2000
Oeの磁界をかける必要がある。今、2000 Oeの
磁界をかけて磁性層2から情報aを消去したとす
る。ここにおいて、磁性層3の情報aまでも消去
するには最低9000 Oeの磁界が必要であるから、
磁性層3の情報aは消去されず、磁性層2の情報
aのみが消去される。この場合、磁性層3の抗磁
力が磁性層2の抗磁力の3倍未満の値であると磁
性層3は影響を受け、減磁される虞れを生じる。
本発明においては磁性層3の抗磁力は磁性層2の
抗磁力の3倍以上の値を有しているので係る不具
合は生じない。しかして、磁性層3にのみカード
固有情報aが記録された本発明第2の発明の磁気
カード1aが得られる(第8図C)。
次に第2の発明の磁気カード1aを用いて最終
的に使用されるカードを得る方法について述べ
る。
的に使用されるカードを得る方法について述べ
る。
磁気カード発行者(例えば銀行、クレジツト会
社等)が上記磁気カード1aを磁気記録装置にか
けて従来通りユーザー情報bを磁気記録する。こ
の場合、記録媒体4のユーザー情報記録エリア7
に記録が行われる。第1図及び第2図中、記録媒
体4に示した点線15よりも左側の区域がユーザ
ー情報記録エリア7として与えられる。現在、銀
行、クレジツト会社等に設置されている磁気記録
装置は磁界2000 Oe程度のものであるので、磁気
カード発行者が行うユーザー情報記録においては
該情報bは磁性層2にのみ記録され、磁性層3に
は記録されない。ユーザー情報bは従来と同種の
ものでよく、例えばキヤツシユカードの場合は、
銀行、コード番号、預金口座番号、暗誦番号等が
ユーザー情報bとして用いられる。しかして、カ
ード固有情報記録エリア6の高抗磁力磁性層3に
カード固有情報aが記録され、ユーザー情報記録
エリア7の低抗磁力磁性層2にユーザー情報bが
記録された磁気カード1が発行される(第9図)。
社等)が上記磁気カード1aを磁気記録装置にか
けて従来通りユーザー情報bを磁気記録する。こ
の場合、記録媒体4のユーザー情報記録エリア7
に記録が行われる。第1図及び第2図中、記録媒
体4に示した点線15よりも左側の区域がユーザ
ー情報記録エリア7として与えられる。現在、銀
行、クレジツト会社等に設置されている磁気記録
装置は磁界2000 Oe程度のものであるので、磁気
カード発行者が行うユーザー情報記録においては
該情報bは磁性層2にのみ記録され、磁性層3に
は記録されない。ユーザー情報bは従来と同種の
ものでよく、例えばキヤツシユカードの場合は、
銀行、コード番号、預金口座番号、暗誦番号等が
ユーザー情報bとして用いられる。しかして、カ
ード固有情報記録エリア6の高抗磁力磁性層3に
カード固有情報aが記録され、ユーザー情報記録
エリア7の低抗磁力磁性層2にユーザー情報bが
記録された磁気カード1が発行される(第9図)。
次に本発明磁気カードをキヤツシユカードとし
て使用する場合を例に挙げて偽造防止の原理につ
いてて述べる。
て使用する場合を例に挙げて偽造防止の原理につ
いてて述べる。
先ず、銀行内部の者が未発行のカードを用いて
カード偽造を行う場合について述べる。未発行の
カードにおいては第10図Aに示すように磁性層
2にはユーザー情報が記録されていないが磁性層
3にはカード固有情報aが記録されている。ここ
で、カード固有情報aとして“1”が記録されて
いたとする。このカードを用いて、カード偽造者
が職務上知り得た他人のカード固有情報及びユー
ザー情報を記録したとする。ここで、他人のカー
ド固有情報aが“2”であるとする。この場合、
上述したように銀行に設置されている磁気記録装
置は磁界2000 Oe程度のものであるのでカード固
有情報aが“2”と“1”が上下に重合して記録
される(第10図B)。この偽造カードを銀行に
設置されている現金自動支払機にかけて偽造者が
現金を引き出そうとした場合、磁気読取装置にお
いてカード固有情報“1”の波形と“2”の波形
が合成されるため、ノイズが発生し、その結果、
前記装置はカード固有情報を読み取ることができ
ず、現金の引き出しは行われない。また記録エリ
アにカード固有情報“2”を記録しなかつた場
合、カード固有情報aとユーザー情報bとの組み
合わせが異なつたものになるため前記装置は不適
確信号を発生し、同様に現金の引き出しは行われ
ない。また後述するように当初、カード固有情報
“1”を消去しておくことはできない。
カード偽造を行う場合について述べる。未発行の
カードにおいては第10図Aに示すように磁性層
2にはユーザー情報が記録されていないが磁性層
3にはカード固有情報aが記録されている。ここ
で、カード固有情報aとして“1”が記録されて
いたとする。このカードを用いて、カード偽造者
が職務上知り得た他人のカード固有情報及びユー
ザー情報を記録したとする。ここで、他人のカー
ド固有情報aが“2”であるとする。この場合、
上述したように銀行に設置されている磁気記録装
置は磁界2000 Oe程度のものであるのでカード固
有情報aが“2”と“1”が上下に重合して記録
される(第10図B)。この偽造カードを銀行に
設置されている現金自動支払機にかけて偽造者が
現金を引き出そうとした場合、磁気読取装置にお
いてカード固有情報“1”の波形と“2”の波形
が合成されるため、ノイズが発生し、その結果、
前記装置はカード固有情報を読み取ることができ
ず、現金の引き出しは行われない。また記録エリ
アにカード固有情報“2”を記録しなかつた場
合、カード固有情報aとユーザー情報bとの組み
合わせが異なつたものになるため前記装置は不適
確信号を発生し、同様に現金の引き出しは行われ
ない。また後述するように当初、カード固有情報
“1”を消去しておくことはできない。
次に、銀行内部の者又は外部のものが自身の有
するカードを用いて偽造する場合についてのべ
る。偽造者自身の有するカードには第11図Aに
示すようにカード固有情報a及びユーザー情報b
が記録されており、ここでカード固有情報aが
“3”であるとする。偽造者は自身のカードに記
録されている情報を消去し、他人のカードの情報
を新たに記録しようとする。ここにおいて、前述
したように銀行関係者又は外部の者が使用可能な
磁気記録装置は磁界2000 Oe程度のものであるの
で、磁性層2に記録されたユーザー情報bは消去
できるが、磁性層3に記録されたカード固有情報
“3”は消去されずに残る(第11図B)。このカ
ードに何らかの手段により知り得た他人のカード
におけるカード固有情報a及びユーザー情報bを
記録したとする。ここで他人のカード固有情報a
が前述と同様、“2”であるとする。前述したと
同様の理由により情報a及びbは磁性層2のみし
か記録されず、またカード固有情報“2”と
“3”が上下に重合して記録される(第11図
C)。このカードを用いても前述したと同様の理
由で磁気読取装置が読み取ることができないので
犯罪は防止される。
するカードを用いて偽造する場合についてのべ
る。偽造者自身の有するカードには第11図Aに
示すようにカード固有情報a及びユーザー情報b
が記録されており、ここでカード固有情報aが
“3”であるとする。偽造者は自身のカードに記
録されている情報を消去し、他人のカードの情報
を新たに記録しようとする。ここにおいて、前述
したように銀行関係者又は外部の者が使用可能な
磁気記録装置は磁界2000 Oe程度のものであるの
で、磁性層2に記録されたユーザー情報bは消去
できるが、磁性層3に記録されたカード固有情報
“3”は消去されずに残る(第11図B)。このカ
ードに何らかの手段により知り得た他人のカード
におけるカード固有情報a及びユーザー情報bを
記録したとする。ここで他人のカード固有情報a
が前述と同様、“2”であるとする。前述したと
同様の理由により情報a及びbは磁性層2のみし
か記録されず、またカード固有情報“2”と
“3”が上下に重合して記録される(第11図
C)。このカードを用いても前述したと同様の理
由で磁気読取装置が読み取ることができないので
犯罪は防止される。
次に本発明の具体的実施例を示す。
具体的実施例
磁気記録装置を用いて10000 Oeの磁界により
磁気カードの多層磁気記録媒体におけるカード固
有情報記録エリアに所定のカード固有情報を磁気
記録した後、2000 Oeの磁界により低抗磁力磁性
層のカード固有情報を消去した。次いで、2000
Oeの磁界によりユーザー情報記録エリアに所定
のユーザー情報を記録した。2000 Oeの磁界によ
り前記ユーザー情報を消去し、同2000 Oeの磁界
により前記ユーザー情報及びカード固有情報とは
異なる別のユーザー情報及びカード固有情報を記
録した。この磁気カードを磁気読取装置にかけた
ところ、ノイズの発生がみられ、読み取り不可能
であつた。
磁気カードの多層磁気記録媒体におけるカード固
有情報記録エリアに所定のカード固有情報を磁気
記録した後、2000 Oeの磁界により低抗磁力磁性
層のカード固有情報を消去した。次いで、2000
Oeの磁界によりユーザー情報記録エリアに所定
のユーザー情報を記録した。2000 Oeの磁界によ
り前記ユーザー情報を消去し、同2000 Oeの磁界
により前記ユーザー情報及びカード固有情報とは
異なる別のユーザー情報及びカード固有情報を記
録した。この磁気カードを磁気読取装置にかけた
ところ、ノイズの発生がみられ、読み取り不可能
であつた。
以上説明した様に本発明の第1の発明の磁気カ
ードは、それぞれにカード固有情報記録エリアと
ユーザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層
と高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異なら
しめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成して
なるものであり、又、第2の発明の磁気カードは
高抗磁力磁性層のカード固有情報記録エリアにカ
ード固有情報が磁気記録されているものであるた
め、磁気読み取りに当たつて従来のユーザー情報
の他に新たにカード固有情報もチエツクされるこ
とになりしかも外観上は1層の磁性層が存在する
如く見えるのでカード偽造防止を図る上で有益で
ある。しかも低抗磁力磁性層と高抗磁力磁性層と
における抗磁力が3倍以上異なるため、高抗磁力
磁性層に記録されたカード固有情報をカード偽造
者が消去することは不可能であり、従つて、カー
ド固有情報を変えることは不可能であるから、確
実に偽造防止を図れるものである。
ードは、それぞれにカード固有情報記録エリアと
ユーザー情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層
と高抗磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性
層と高抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異なら
しめた多層磁気記録媒体をカード基材に形成して
なるものであり、又、第2の発明の磁気カードは
高抗磁力磁性層のカード固有情報記録エリアにカ
ード固有情報が磁気記録されているものであるた
め、磁気読み取りに当たつて従来のユーザー情報
の他に新たにカード固有情報もチエツクされるこ
とになりしかも外観上は1層の磁性層が存在する
如く見えるのでカード偽造防止を図る上で有益で
ある。しかも低抗磁力磁性層と高抗磁力磁性層と
における抗磁力が3倍以上異なるため、高抗磁力
磁性層に記録されたカード固有情報をカード偽造
者が消去することは不可能であり、従つて、カー
ド固有情報を変えることは不可能であるから、確
実に偽造防止を図れるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
磁気カードを示す平面図、第2図は第1図−
線に沿つた縦断面図、第3図〜第6図は磁気カー
ドを示す要部縦断面図、第7図は本発明カードを
製造する際の説明図、第8図は磁気記録の過程を
示す説明図、第9図はユーザー情報及びカード固
有情報が記録された磁気カードを示す説明図、第
10図、第11図はカード偽造の過程を示す説明
図である。 1a,1…磁気カード、2…低抗磁力磁性層、
3…高抗磁力磁性層、4…多層磁気記録媒体、5
…カード基材、6…カード固有情報記録エリア、
8…ユーザー情報記録エリア、a…カード固有情
報、b…ユーザー情報。
磁気カードを示す平面図、第2図は第1図−
線に沿つた縦断面図、第3図〜第6図は磁気カー
ドを示す要部縦断面図、第7図は本発明カードを
製造する際の説明図、第8図は磁気記録の過程を
示す説明図、第9図はユーザー情報及びカード固
有情報が記録された磁気カードを示す説明図、第
10図、第11図はカード偽造の過程を示す説明
図である。 1a,1…磁気カード、2…低抗磁力磁性層、
3…高抗磁力磁性層、4…多層磁気記録媒体、5
…カード基材、6…カード固有情報記録エリア、
8…ユーザー情報記録エリア、a…カード固有情
報、b…ユーザー情報。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 それぞれにカード固有情報記録エリアとユー
ザ情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と高抗
磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性層と高
抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異ならしめた
多層磁気記録媒体をカード基材に形成してなるこ
とを特徴とする磁気カード。 2 それぞれにカード固有情報記録エリアとユー
ザ情報記録エリアを有する低抗磁力磁性層と高抗
磁力磁性層とを積層し且つ、低抗磁力磁性層と高
抗磁力磁性層との抗磁力を3倍以上異ならしめた
多層磁気記録媒体をカード基材に形成してなる磁
気カードであつて、高抗磁力磁性層のカード固有
情報記録エリアにカード固有情報が磁気記録され
ていることを特徴とする磁気カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63322309A JPH03130920A (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カード |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63322309A JPH03130920A (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カード |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56179289A Division JPS5880783A (ja) | 1981-11-09 | 1981-11-09 | 磁気カ−ドの偽造防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03130920A JPH03130920A (ja) | 1991-06-04 |
| JPH05770B2 true JPH05770B2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=18142191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63322309A Granted JPH03130920A (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 磁気カード |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03130920A (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5473605A (en) * | 1977-11-25 | 1979-06-13 | Fujitsu Ltd | Azimuth recording method using double film |
| JPS5485007A (en) * | 1977-12-19 | 1979-07-06 | Hitachi Maxell | Magnetic recording medium |
| JPS5567912A (en) * | 1978-11-16 | 1980-05-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording and reproducing method |
| JPS57164429A (en) * | 1981-04-01 | 1982-10-09 | Tokyo Jiki Insatsu Kk | Magnetic recording body |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP63322309A patent/JPH03130920A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03130920A (ja) | 1991-06-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5383687A (en) | Value document and embossing foil for the production thereof | |
| US5972438A (en) | Magnetic recording medium and method of manufacture of same | |
| US4672891A (en) | Method of producing an identification card | |
| US4303949A (en) | Magnetic recording device for providing security related information | |
| JPS6259097A (ja) | セキユリイテ−カ−ドとセキユリイテ−カ−ド素材 | |
| US4114029A (en) | Magnetic recording | |
| US4158433A (en) | Method of and apparatus for securing and storing personal information | |
| US4104513A (en) | Magnetic recording | |
| JPH0248949B2 (ja) | ||
| JPS61145727A (ja) | 磁気記録媒体をもつカ−ド類とその記録方法 | |
| US4197989A (en) | Magnetic recording | |
| JPH05770B2 (ja) | ||
| JPH0552797B2 (ja) | ||
| JP2660273B2 (ja) | 多層磁気記録媒体及びその情報記録方法 | |
| JPH05182034A (ja) | 偽造防止方法 | |
| JP2556780B2 (ja) | 情報記録方法 | |
| JP2001202491A (ja) | 偽造防止効果を高めたicカード | |
| JPH05189631A (ja) | 磁気カードの磁気記録媒体形成用転写テープ | |
| JPH05189632A (ja) | 磁気カードの磁気記録媒体形成用貼合せテープ | |
| JPS6321274B2 (ja) | ||
| JP3485627B2 (ja) | 媒体の認証方法 | |
| JPH07117382A (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法 | |
| GB1605042A (en) | Secure information storage | |
| JPH07121864A (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法 | |
| JP2502739Y2 (ja) | 磁気カ―ド |