JPH0578104A - 過酸化水素水溶液の精製法 - Google Patents

過酸化水素水溶液の精製法

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JPH0578104A JP31128991A JP31128991A JPH0578104A JP H0578104 A JPH0578104 A JP H0578104A JP 31128991 A JP31128991 A JP 31128991A JP 31128991 A JP31128991 A JP 31128991A JP H0578104 A JPH0578104 A JP H0578104A
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、アンスラキノン類の酸化・還元法によって
過酸化水素を生成させる方法(いわゆるアンスラキノン
法)によって調製された反応液を水抽出して得られる
『リン酸成分等を多量に含有する高濃度の過酸化水素水
溶液』を、特定の活性アルミナ粒子(層)と、0〜50
℃の温度で6〜500分間接触させて、過酸化水素の分
解を実質的に生じることなく、前記高濃度の過酸化水素
水溶液からリン酸成分などを高い割合で除去することが
できる過酸化水素水溶液の精製法に係わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンスラキノン類の
酸化・還元法によって過酸化水素を生成させる方法(い
わゆるアンスラキノン法)によって調製された反応液を
水抽出して得られる『リン酸等を多量に含有する過酸化
水素水溶液』を、特定の活性アルミナ粒子と、比較的低
温で特定時間接触させて、過酸化水素の分解を実質的に
生じることなく前記過酸化水素水溶液からリン酸成分を
高い割合で除去することができる過酸化水素水溶液の精
製法に係わる。
【0002】
【従来技術の説明】一般に、過酸化水素水溶液を製造す
る方法としては、アンスラキノン類の酸化・還元法によ
って過酸化水素を生成させる方法(いわゆるアンスラキ
ノン法)によって調製された反応液を水抽出して得られ
る過酸化水素水溶液を得る方法が採用されており、その
場合に、前述の製法において、種々の目的でリン酸類を
添加することがしばしば行われている。
【0004】従来、過酸化水素水溶液中のリン酸成分、
硫酸、酢酸などの酸成分を除去する方法として、例え
ば、特公昭39−3002号公報に記載されているよう
に、アンバーライト(オルガノ(株)製)等のイオン交
換樹脂を用いて吸着除去するイオン交換樹脂法が知られ
ているが、この方法では、リン酸などの酸成分の除去が
可能であるけれども、過酸化水素によってイオン交換樹
脂粒子自体が分解してしまい、数回の再生で使用できな
くなるという問題があり実用的ではなかった。
【0005】また、過酸化水素水溶液中のリン酸イオン
成分を除去する方法として、前記過酸化水素水溶液中の
リン酸イオンを、カルシウム化合物、バリウム化合物、
マグネシウム化合物等のアルカリ土類金属化合物と塩基
性雰囲気(pH7〜8.5)で反応させてリン酸カルシ
ウム等の沈澱物を生成させて、その沈澱物を濾過によっ
て除去することによる沈澱法が、アメリカ特許第366
4812号明細書などに開示されている。しかし、前記
の沈澱法では、反応液が塩基性となるために、過酸化水
素が極めて分解されやすいという問題があった。
【0006】なお、特公昭48−41158号公報に
は、過酸化水素水溶液中の微量の金属又は有機不純物な
どを除去して過酸化水素水溶液を安定化する目的で、リ
ン酸を実質的に含有していない過酸化水素水溶液を活性
アルミナに室温付近の温度で1〜5分間の短時間接触さ
せて前記の微量の不純物を吸着除去して精製する吸着法
が開示されている。
【0007】しかしながら、前記の活性アルミナの吸着
法では、リン酸成分(PO)を過剰に含有する過酸化
水素水溶液について具体的な開示がないので、前述の種
々の目的で使用されて残存する過剰のリン酸成分を含有
する過酸化水素水溶液を使用する場合には、リン酸成分
を高い除去率で除去することができるかどうかまったく
不明であった。
【0008】
【本発明が解決しようとする問題点】この発明は、前述
の種々の目的で使用されて残存する過剰のリン酸を含有
する高濃度の過酸化水素水溶液を使用して、過酸化水素
を実質的に分解させることなく、該過酸化水素水溶液か
らリン酸成分(PO)を容易に高い除去率で除去する
ことができる工業的な方法を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【問題を解決するための手段】この発明は、アンスラキ
ノン類の酸化・還元法によって過酸化水素を生成させた
反応液を水抽出して得られるリン酸成分を50〜100
00ppm含有する過酸化水素水溶液を、アルミナ成分
をAlとして90%以上含有しており、しかも比
表面積が100〜600m/gである活性アルミナ粒
子と、0〜50℃の温度で、6〜500分間接触させ
て、前記過酸化水素水溶液からリン酸成分を除去するこ
とを特徴とする過酸化水素水溶液の精製法に関する。
【0010】この発明において使用する過酸化水素水溶
液は、アンスラキノン類の酸化・還元法によって過酸化
水素を生成させた反応液を水抽出し、必要であれば、そ
の抽出液中に残存する有機溶媒等を有機溶媒抽出で除去
し、そして、その抽出液を濃縮して得られるものであっ
て、過酸化水素を好ましくは20〜80重量%、特に2
5〜75重量%含有しており、さらに、リン酸成分を5
0〜10000ppm、好ましくは100〜1000p
pm程度過剰に含有するものであればよい。この発明の
精製法では、過酸化水素の分解をほとんど伴わない吸着
条件で行うことができるので、過酸化水素を約40〜8
0重量%の高濃度で含有する過酸化水素水溶液からリン
酸成分を除去することに好適に採用することができる。
【0011】前記の過酸化水素水溶液は、鉄、マンガ
ン、クロム、ナトリウム、カルシウム、アルミニウムな
どのような微量の金属又はそのイオンを10ppm以
下、好ましくは1ppm程度以下、あるいは、有機不純
物などを200ppm以下、好ましくは100ppm程
度以下含有していてもよい。
【0012】この発明の精製法において使用される活性
アルミナ粒子としては、アルミナ成分をAlとし
て90%以上、好ましくは95重量%含有しており、し
かも、比表面積が100〜600m/g、好ましくは
120〜500m/gである活性アルミナ粒子、好ま
しくは活性γ−アルミナ粒子であればよい。前記の活性
アルミナ粒子は、粒子径が3〜50メッシュ、特に4〜
30メッシュ、さらに好ましくは5〜20メッシュ程度
であることが好ましい。
【0013】また、前記の活性アルミナ粒子は、鉄原子
がFeとして0.1重量%以下、特に0.5重量
%以下であって、クロム、銅、ニッケル原子がそれぞれ
10ppm以下であり、さらに、ナトリウム分がNa
Oとして0.3重量%以下、特に0.2重量%以下、さ
らに好ましくは0.1重量%以下であるような『アルカ
リ分をほとんど含まない活性アルミナ粒子』が、過酸化
水素の分解を少ない割合とし、リン酸成分の吸着性を高
いレベルとするために、好ましい。
【0014】なお、活性アルミナ粒子は、必要であれ
ば、水、あるいは、希硝酸、塩酸、硫酸等の無機酸水溶
液、特に0.5〜5重量%の硝酸水溶液で洗浄して、活
性アルミナ粒子の表面などのアルカリ成分を実質的に除
去したものであってもよい。
【0015】さらに、活性アルミナ粒子は、そのリン酸
成分の飽和吸着率(リン酸成分の最大吸着量/活性アル
ミナ粒子)が、30℃で2〜20重量%、特に3〜15
重量%程度、さらに5〜12重量%程度であることが、
多量の過酸化水素水溶液中のリン酸成分の吸着操作を連
続的に長時間行うことができ、充填塔の充填層の活性ア
ルミナ粒子を適当な間隔で再活性化することができるの
で好ましい。
【0016】この発明の精製法では、前記の活性アルミ
ナ粒子は、過酸化水素水溶液からリン酸成分等を吸着し
て除去する吸着塔への充填密度が500〜1000g
(活性アルミナ粒子)/リットル(吸着塔の充填部の容
量)、特に好ましくは600〜900g/リットル程度
となるように、活性アルミナ粒子を吸着塔の充填部に充
填して、活性アルミナ粒子充填層が形成されて使用され
ることが好ましい。
【0017】この発明の精製法では、前述の過酸化水素
水溶液を、前記の活性アルミナ粒子と、0〜50℃、好
ましくは5〜40℃の温度で、6〜500分間、好まし
くは6〜200分間、さらに好ましくは8〜100分間
接触させて、前記過酸化水素水溶液からリン酸成分を吸
着して除去するのである。この発明では、前記の吸着時
の温度が低くなるほど過酸化水素水溶液中の過酸化水素
の分解率が低下する傾向にあるが、リン酸の活性アルミ
ナ粒子への吸着量は0℃に近い低温での吸着において低
下する傾向がある。
【0018】この発明の精製法では、活性アルミナ粒子
を過酸化水素水溶液中に適当な割合で分散させて攪拌し
ながらリン酸成分を吸着させ除去するバッチ的な方法を
採用することができ、その場合には、活性アルミナ粒子
と過酸化水素水溶液との重量比が1/2〜1/100、
特に1/5〜1/50程度であることが好ましい。
【0019】さらに、この発明の精製法は、充填密度が
500〜1000g/リットル程度となるように、活性
アルミナ粒子を吸着塔の充填部に充填して、活性アルミ
ナ粒子充填層を形成して、過酸化水素水溶液を連続的に
吸着塔に供給して、リン酸成分を吸着させ除去する連続
法を採用することもでき、この連続的な手段が好適であ
る。この場合に、SV値(1/Hr:過酸化水溶液の供
給量/活性アルミナ粒子層の容積)が、0.5〜10、
特に0.6〜6程度とすることが好ましく、過酸化水素
水溶液が活性アルミナ粒子層と接触する時間(過酸化水
素水溶液の充填層での滞留時間)が、6〜120分間、
特に10〜100分間程度であることが好ましい。
【0020】この発明において、前記の充填塔は、どの
ような形式であってもよいが、例えば、過酸化水素水溶
液の供給口、及び、リン酸等が除去された過酸化水素水
溶液の排出口を両端部に有する筒状の容器であって、そ
の充填塔の中央部に活性アルミナ粒子が適当な充填層高
さ(L)で充填されているものが好ましい。前記の充填
層の底部には多孔板が設置されていて前記活性アルミナ
粒子の充填層を支持していることが好ましい。
【0021】前記の充填塔は、必要であれば、約0〜4
0℃の低温で吸着を行うことができるように、高温の過
酸化水素水溶液を冷却するための冷却手段(例えば、充
填塔周囲を囲む冷却用ジャケット、充填塔内の供給側に
内設した冷却管など)が設置されていてもよい。
【0022】この発明においては、過酸化水素水溶液
は、前記充填塔を垂直に設置して使用することが好まし
く、その場合に、過酸化水素水溶液は、その充填塔の上
部から下部へ向かって流しても、又は、充填塔の下部か
ら上部へ流してもよい。
【0023】この発明においては、前記の精製を行って
リン酸等を吸着した活性アルミナ粒子は、0〜100
℃、特に0〜50℃の温度で、苛性ソーダ、苛性カリ等
のアルカリ金属水酸化物の水溶液(約0.5〜20重量
%、特に1〜10重量%)で、1〜5回、特に1〜3回
洗浄し、必要であれば、さらに、純水、及び/又は、硝
酸等の無機酸の水溶液(約0.1〜10重量%、特に
0.5〜5重量%)で洗浄することによって、吸着され
たリン酸成分を除去して吸着性能を容易に再生させるこ
とができ、再び前述の過酸化水素水溶液の吸着に使用す
ることができる。
【0024】
【実施例】この実施例において、過酸化水素水溶液の過
酸化水素濃度は、JISK1463に準拠する過マンガ
ン酸カリウム溶液での滴定法で行い、リン酸成分の濃度
は、バンドモモリブドリン酸による吸光光度法〔分析化
学便覧(改定二版)208頁、出版社:丸善,発行日:
昭和53年2月〕に従って行った。
【0025】なお、以下の実施例などで使用した活性ア
ルミナ粒子の化学的な組成及び物性を第1表に示す。各
実施例において、活性アルミナ粒子は、希硝酸水溶液
(濃度:5重量%)で洗浄して得られたものをそれぞれ
使用した。
【0026】
【表1】
【0027】参考例1 アンスラキノンを触媒の存在下に酸化・還元して過酸化
水素を生成させた反応液を、リン酸を含有する水で抽出
して過酸化水素を含有する抽出液を得て、その抽出液中
に残存する有機溶媒等を有機溶媒抽出で除去し抽出液を
精製し、そして、その抽出液を濃縮して、過酸化水素水
溶液〔過酸化水素(H):60重量%、リン酸成
分(PO):442ppm、その他の有機・無機成
分:200ppm程度〕を得た。
【0028】参考例2 前記参考例1における水抽出においてリン酸の使用量等
の条件を変えたほかは参考例1と同様にして、リン酸成
分(PO)の濃度が354ppmであり、過酸化水素
(H)の濃度が60重量%である過酸化水素水溶
液を調製した。
【0029】参考例3 前記参考例1で得られた反応液の水抽出において、リン
酸の使用量等の条件を変えたほかは参考例1と同様にし
て、リン酸成分(PO)の濃度が463ppmであ
り、過酸化水素(H)の濃度が60重量%である
過酸化水素水溶液を調製した。
【0030】参考例4 前記参考例1で得られた反応液の水抽出において、リン
酸の使用量等の条件を変えたほかは参考例1と同様にし
て、リン酸成分(PO)の濃度が386ppmであ
り、過酸化水素(H)の濃度が60重量%である
過酸化水素水溶液を調製した。
【0031】参考例5 参考例1で得られた反応液の水抽出においてリン酸の使
用量等の条件を変え、そして、抽出液の濃縮条件を一部
変えたほかは参考例1と同様にして、過酸化水素(H
)の濃度が60重量%であって、そして、リン酸成
分(PO)の濃度が1740ppmである過酸化水素
水溶液を調製した。
【0032】実施例1〜3 吸着塔として、下部に過酸化水素水溶液の供給口及び上
部に吸着処理された過酸化水素水溶液を排出する排出
口、並びに、周囲に冷却用ジャケットが被覆されてい
る、長さが400mmであって内径が約22mmである
筒状の容器からなり、そして、平均粒子径が3mmであ
って比表面積が180m/gである活性アルミナ粒子
(Aタイプ:水澤化学工業(株)製、活性アルミナR
N、第1表に概略の組成を示した。)100ミリリット
ルが、充填高さ(L)300mmで充填されている充填
層(充填層下部に孔径1mmの孔を多数有する多孔板が
設置されている)が形成された吸着塔を使用して、そし
て、前記の吸着塔を、過酸化水素水溶液の供給手段、お
よび、吸着処理液の回収容器へと接続して、垂直に設置
した。
【0033】前記の容量100ミリリットルの活性アル
ミナ粒子の充填層(L:300mm)の形成された充填
塔へ、前記参考例1で得られた過酸化水素水溶液を、2
00ミリリットル/hr(実施例1、SV値:2)、5
00ミリリットル/hr(実施例2、SV値:5)、お
よび1000ミリリットル/hr(実施例3、SV値:
10)の供給速度でそれぞれ供給して、吸着温度:30
℃、および、滞留時間:30分間、12分間、及び6分
間で、リン酸成分などの吸着を10時間行って、リン酸
成分などを吸着・除去して精製された過酸化水素水溶液
をそれぞれ得た。その過酸化水素水溶液の分析結果を第
2表に示す。
【0034】実施例4 参考例2で得られた過酸化水素水溶液を使用し、活性ア
ルミナ粒子Aを活性アルミナ粒子Bに代え、しかも過酸
化水素水溶液の供給量及びSV値を第1表に示すように
したほかは、実施例2と同様にして、リン酸などを吸着
・除去して精製された過酸化水素水溶液を得た。その精
製された過酸化水素水溶液の分析結果を第2表に示す。
【0035】実施例5 活性アルミナ粒子Cに代えて、しかも過酸化水素水溶液
の供給量及びSV値を第1表に示すようにしたほかは、
実施例4と同様にして、リン酸成分などを吸着・除去し
て精製された過酸化水素水溶液を得た。その過酸化水素
水溶液の分析結果を第2表に示す。
【0036】実施例6〜7 参考例3で得られた過酸化水素水溶液を使用し、吸着温
度を10℃としたほかは、実施例2(活性アルミナ粒子
A)及ひ実施例4(活性アルミナ粒子B)と同様にし
て、リン酸などを吸着・除去して精製された過酸化水素
水溶液をそれぞれ得た。その過酸化水素水溶液の分析結
果を第2表に示す。
【0037】
【表2】
【0038】実施例8 参考例4において得られた過酸化水素水溶液39gに、
実施例1で使用されたと同様な活性アルミナ粒子(Aタ
イプ)2gを添加して攪拌しながら、活性アルミナ粒子
を過酸化水素水溶液中に分散させて、30℃で5時間、
リン酸などの吸着を行って精製された過酸化水素水溶液
を得た。その過酸化水素水溶液の分析結果を第3表に示
す。
【0039】実施例9〜10 活性アルミナ粒子として、第1表に示す活性アルミナ粒
子B(実施例9)、および活性アルミナ粒子C(実施例
10)をそれぞれ2g使用したほかは、実施例8と同様
にして、精製された過酸化水素水溶液を得た。その過酸
化水素水溶液の分析結果を第3表に示す。
【0040】実施例11 参考例5で得られた過酸化水素水溶液40g、及び、活
性アルミナ粒子D2gを使用して、吸着温度を40℃と
したほかは、実施例11と同様にして、リン酸などの吸
着を行って精製された過酸化水素水溶液を得た。その過
酸化水素水溶液の分析結果を第3表に示す。
【0041】実施例12 実施例11で使用したリン酸成分などの吸着された活性
アルミナ粒子Dを、苛性ソーダ水溶液(5重量%)で2
回洗浄し、次いで、純水で洗浄し、さらに、希硝酸(2
重量%)で洗浄し、最後に純水で洗浄することによっ
て、再生された活性アルミナ粒子Dを調製した。前記の
再生アルミナ粒子D(再生D)を使用したほかは、実施
例11と同様にして、リン酸などの吸着を行って精製さ
れた過酸化水素水溶液を得た。その過酸化水素水溶液の
分析結果を第3表に示す。
【0042】
【表3】
【0043】
【本発明の作用効果】この発明の精製法によって、アン
スラキノン法によって生成した反応液から得られた多量
のリン酸成分を含有する過酸化水素水溶液から、該水溶
液中の過酸化水素を実質的に分解させることなく、リン
酸成分などを効果的に活性アルミナ粒子へ吸着させ、そ
の結果、リン酸成分を効率的に除去された過酸化水素水
溶液を得ることができる。
フロントページの続き (72)発明者 村上 徹 山口県宇部市大字小串1978番の10 宇部興 産株式会社宇部統合事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンスラキノン類の酸化・還元法によっ
    て過酸化水素を生成させた反応液を水抽出して得られる
    リン酸成分を50〜10000ppm含有する過酸化水
    素水溶液を、アルミナ成分をAlとして90%以
    上含有しておりしかも比表面積が100〜600m
    gである活性アルミナ粒子と、0〜50℃の温度で、6
    〜500分間接触させて、前記過酸化水素水溶液からリ
    ン酸成分を除去することを特徴とする過酸化水素水溶液
    の精製法。
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