JPH0578112A - 黒鉛材料の製造方法 - Google Patents
黒鉛材料の製造方法Info
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- JPH0578112A JPH0578112A JP3238511A JP23851191A JPH0578112A JP H0578112 A JPH0578112 A JP H0578112A JP 3238511 A JP3238511 A JP 3238511A JP 23851191 A JP23851191 A JP 23851191A JP H0578112 A JPH0578112 A JP H0578112A
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 かさ密度1.65g/cm3以上の特殊炭素黒
鉛材料の製造において、短時間でかつ少ない電力消費量
で亀裂を発生せずに焼成体を黒鉛化する。 【構成】 両端面に炭素質スラリを塗布した炭素の焼成
体4の複数個を、端面同士を向かい合わせて前記炭素質
スラリ10を介して黒鉛化炉1内に黒鉛化炉1の長手方
向に一直線に配列接続する。この並んだ焼成体4の一端
を固定ターミナル電極8で固定し、もう一端を移動ター
ミナル電極7を介して加圧装置により加圧し、焼成体4
を加圧する。この状態で焼成体4に直接通電して発熱さ
せ、黒鉛材料を製造する。
鉛材料の製造において、短時間でかつ少ない電力消費量
で亀裂を発生せずに焼成体を黒鉛化する。 【構成】 両端面に炭素質スラリを塗布した炭素の焼成
体4の複数個を、端面同士を向かい合わせて前記炭素質
スラリ10を介して黒鉛化炉1内に黒鉛化炉1の長手方
向に一直線に配列接続する。この並んだ焼成体4の一端
を固定ターミナル電極8で固定し、もう一端を移動ター
ミナル電極7を介して加圧装置により加圧し、焼成体4
を加圧する。この状態で焼成体4に直接通電して発熱さ
せ、黒鉛材料を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かさ密度が1.65g
/cm3以上の特殊炭素黒鉛材料の製造方法に関する。
/cm3以上の特殊炭素黒鉛材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各種治具、軸受け、シール、るつぼ、放
電加工電極材、発熱体、高温容器内張り、原子炉用など
に用いられるかさ密度が1.65g/cm3以上の特殊炭
素黒鉛材料(以下黒鉛材料と呼ぶ)は、一般的に次のよ
うにして製造される。まず、コークスなどの炭素原料粉
とタールピッチなどの粘結材とを充分に加熱混練し、冷
却後粉砕する。この混練物を粉砕して粒度調整後に成形
し、これを焼成して焼成成形体(以下焼成体と呼ぶ)を
得る。この焼成体を黒鉛化炉において黒鉛化して黒鉛材
料とされる。
電加工電極材、発熱体、高温容器内張り、原子炉用など
に用いられるかさ密度が1.65g/cm3以上の特殊炭
素黒鉛材料(以下黒鉛材料と呼ぶ)は、一般的に次のよ
うにして製造される。まず、コークスなどの炭素原料粉
とタールピッチなどの粘結材とを充分に加熱混練し、冷
却後粉砕する。この混練物を粉砕して粒度調整後に成形
し、これを焼成して焼成成形体(以下焼成体と呼ぶ)を
得る。この焼成体を黒鉛化炉において黒鉛化して黒鉛材
料とされる。
【0003】この中で黒鉛材料の黒鉛化は、一般的に次
にようにして行われる。即ち、図4に示すようにアチソ
ン炉などの黒鉛化炉1中で黒鉛粉などの詰粉5中に焼成
体4を埋め込む。次に、電力供給装置2からターミナル
電極3を通して電流を流す。この電流によって詰粉5が
発熱し、焼成体4の黒鉛化を行う。以下この方法を間接
通電法と呼ぶ。
にようにして行われる。即ち、図4に示すようにアチソ
ン炉などの黒鉛化炉1中で黒鉛粉などの詰粉5中に焼成
体4を埋め込む。次に、電力供給装置2からターミナル
電極3を通して電流を流す。この電流によって詰粉5が
発熱し、焼成体4の黒鉛化を行う。以下この方法を間接
通電法と呼ぶ。
【0004】一方、製鋼アーク炉などに用いられる長尺
型でかつ比較的低密度の黒鉛電極材料は、次のような方
法で黒鉛化が行われる。まず、図5に示すように焼成体
4を黒鉛化炉1の長手方向にその端面同士を向かい合わ
せて一直線上に配列する。この配列された焼成体4の端
部のものの一端を、固定ターミナル電極8に直接又は詰
粉などの中間物6を介して接触させる。他端の焼成体の
一端も同様の方法で移動式ターミナル電極7に接触させ
る。移動式ターミナル電極7を加圧装置9で加圧して、
各焼成体4及び中間物6を加圧する。この状態で電流を
焼成体4に流して、焼成体4自体を発熱させることによ
って黒鉛化を行う。以下この方法を直接通電法と呼ぶ。
この直接通電法では、電極材料と電極材料との間で電流
が偏流すると温度差が起り、亀裂が発生し易くなる。そ
こでこの問題を解決するために、電極材料と電極材料と
の間の中間物として、例えば特開昭58−115013号公報で
は炭素フェルト等を、特開昭60−11216号公報では膨張
黒鉛等を使うことが示されている。
型でかつ比較的低密度の黒鉛電極材料は、次のような方
法で黒鉛化が行われる。まず、図5に示すように焼成体
4を黒鉛化炉1の長手方向にその端面同士を向かい合わ
せて一直線上に配列する。この配列された焼成体4の端
部のものの一端を、固定ターミナル電極8に直接又は詰
粉などの中間物6を介して接触させる。他端の焼成体の
一端も同様の方法で移動式ターミナル電極7に接触させ
る。移動式ターミナル電極7を加圧装置9で加圧して、
各焼成体4及び中間物6を加圧する。この状態で電流を
焼成体4に流して、焼成体4自体を発熱させることによ
って黒鉛化を行う。以下この方法を直接通電法と呼ぶ。
この直接通電法では、電極材料と電極材料との間で電流
が偏流すると温度差が起り、亀裂が発生し易くなる。そ
こでこの問題を解決するために、電極材料と電極材料と
の間の中間物として、例えば特開昭58−115013号公報で
は炭素フェルト等を、特開昭60−11216号公報では膨張
黒鉛等を使うことが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記黒鉛材料は、焼成
体を黒鉛化炉に詰め、間接通電法では3000℃付近の
温度まで加熱され、製造されている。しかしながらこの
間接通電法では、焼成体間に充填する詰粉部分の抵抗値
を一定にするのが困難であり、炉内電流に偏りを生じ、
部分的な昇温が起こりやすい。そして昇温した部分は電
気抵抗が減少して電流が大量に流れ、更にその部分の温
度を上昇させる。その結果、焼成体中で温度差が発生
し、亀裂発生の原因となる。これを防止するため、密度
の高い焼成体では通常60〜80時間かけて徐々に昇温
している。このため熱効率が悪く、黒鉛化末期では投入
電力量の数%しか昇温に寄与せず、残りは熱損失とな
る。しかも、長時間にわたって黒鉛化を行うため、炉壁
の温度も上昇し、炉構成部材の痛みが激しく、修理費が
かさむ傾向が大きい。
体を黒鉛化炉に詰め、間接通電法では3000℃付近の
温度まで加熱され、製造されている。しかしながらこの
間接通電法では、焼成体間に充填する詰粉部分の抵抗値
を一定にするのが困難であり、炉内電流に偏りを生じ、
部分的な昇温が起こりやすい。そして昇温した部分は電
気抵抗が減少して電流が大量に流れ、更にその部分の温
度を上昇させる。その結果、焼成体中で温度差が発生
し、亀裂発生の原因となる。これを防止するため、密度
の高い焼成体では通常60〜80時間かけて徐々に昇温
している。このため熱効率が悪く、黒鉛化末期では投入
電力量の数%しか昇温に寄与せず、残りは熱損失とな
る。しかも、長時間にわたって黒鉛化を行うため、炉壁
の温度も上昇し、炉構成部材の痛みが激しく、修理費が
かさむ傾向が大きい。
【0006】一方、直接通電法による黒鉛化を採用した
場合には、以下のような問題点がある。まず、黒鉛材料
は黒鉛電極材料と比較して密度が高いために非常に熱衝
撃に弱い。このため、黒鉛化中に焼成体内部に温度差が
生ずると、電極材料で亀裂が入らない場合でも、黒鉛材
料では亀裂が発生する。更に、黒鉛材料は黒鉛電極材料
と異なり寸法が短いので、電流が安定して流れる焼成体
の区間が短く、材料を接続した部分の影響を非常に受け
易い。これを単位重量当りの接続部分の面積で比較する
と、形状にもよるが黒鉛材料では電極材料の実に数十倍
にもなることがある。このため、接続部分に電極材料で
有効な黒鉛板、黒鉛粉、炭素フェルト、膨張黒鉛等を使
用しても、状態によって電流が偏流し、焼成体に温度差
が生じ、亀裂が発生するという問題があった。
場合には、以下のような問題点がある。まず、黒鉛材料
は黒鉛電極材料と比較して密度が高いために非常に熱衝
撃に弱い。このため、黒鉛化中に焼成体内部に温度差が
生ずると、電極材料で亀裂が入らない場合でも、黒鉛材
料では亀裂が発生する。更に、黒鉛材料は黒鉛電極材料
と異なり寸法が短いので、電流が安定して流れる焼成体
の区間が短く、材料を接続した部分の影響を非常に受け
易い。これを単位重量当りの接続部分の面積で比較する
と、形状にもよるが黒鉛材料では電極材料の実に数十倍
にもなることがある。このため、接続部分に電極材料で
有効な黒鉛板、黒鉛粉、炭素フェルト、膨張黒鉛等を使
用しても、状態によって電流が偏流し、焼成体に温度差
が生じ、亀裂が発生するという問題があった。
【0007】本発明は上記した問題を解消する黒鉛材料
の製造方法を提供するものである。
の製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端面に炭素
質スラリを塗布した炭素の焼成体の複数個を、端面同士
を向かい合わせて前記炭素質スラリを介して黒鉛化炉の
長手方向に一直線に配列接続し、焼成体の両端の電極か
ら加圧した状態で焼成体に通電加熱して黒鉛化する黒鉛
材料の製造方法に関する。
質スラリを塗布した炭素の焼成体の複数個を、端面同士
を向かい合わせて前記炭素質スラリを介して黒鉛化炉の
長手方向に一直線に配列接続し、焼成体の両端の電極か
ら加圧した状態で焼成体に通電加熱して黒鉛化する黒鉛
材料の製造方法に関する。
【0009】本発明において、焼成体の接続に炭素質ス
ラリを用いるのは、焼成体間に均一な導電層を形成して
炉内電流の偏流を防止し、局所加熱による亀裂を防ぐた
めである。焼成体を炭素質スラリで接続するには、まず
焼成体の両端面に炭素質スラリを塗布し、次に焼成体に
手やバイブレータで振動を加えながら二つの焼成体の端
面を向かい合わせて接続する。この接続を焼成体に手や
バイブレータで振動を加えながら行うと、接続面が均一
になり、安定した導電層が形成されるので好ましい。炭
素質スラリは、炭素質粉及び水を含んだものであり、焼
成体に振動を加えたときに流動化するものが好ましい。
炭素質スラリに用いる炭素質粉としては黒鉛粉、コーク
ス粉、カーボンブラック或いはこれらの混合粉等があ
る。炭素質粉は平均粒径500μm以下でかつ成形圧力
20kgf/cm2で成形したときの電気比抵抗が500mΩ・
cm以下であることが好ましい。粒径が大きすぎると安定
な導電層を形成することが困難になり、比抵抗が大きす
ぎると黒鉛化時に焼成体内に温度差が生じ易くなり、亀
裂の発生原因となる。なお、比抵抗測定において成形圧
力を20kgf/cm2としたのは、被測定体が粉体であるた
め、安定した測定値を得るためである。炭素質スラリを
作るために加える水の量は炭素質粉100重量部に対し
40〜200重量部が好ましい。水の量が少ないと充分
な流動性が得られず、多すぎると炭素質粒子の濃度が低
すぎて、安定な導電層の形成が困難となる。水の量は上
記範囲内で炭素質粉の種類や平均粒径によって多少異な
る。平均粒径が500μmの黒鉛粉ではその100重量
部に対して水40〜120重量部が好ましく、平均粒径
が10μmの炭素粉ではその100重量部に対して水6
0〜180重量部を加えるのが良い。また、粉体の分散
性を良くするため、界面活性剤、アルコールなどを加え
ても良い。
ラリを用いるのは、焼成体間に均一な導電層を形成して
炉内電流の偏流を防止し、局所加熱による亀裂を防ぐた
めである。焼成体を炭素質スラリで接続するには、まず
焼成体の両端面に炭素質スラリを塗布し、次に焼成体に
手やバイブレータで振動を加えながら二つの焼成体の端
面を向かい合わせて接続する。この接続を焼成体に手や
バイブレータで振動を加えながら行うと、接続面が均一
になり、安定した導電層が形成されるので好ましい。炭
素質スラリは、炭素質粉及び水を含んだものであり、焼
成体に振動を加えたときに流動化するものが好ましい。
炭素質スラリに用いる炭素質粉としては黒鉛粉、コーク
ス粉、カーボンブラック或いはこれらの混合粉等があ
る。炭素質粉は平均粒径500μm以下でかつ成形圧力
20kgf/cm2で成形したときの電気比抵抗が500mΩ・
cm以下であることが好ましい。粒径が大きすぎると安定
な導電層を形成することが困難になり、比抵抗が大きす
ぎると黒鉛化時に焼成体内に温度差が生じ易くなり、亀
裂の発生原因となる。なお、比抵抗測定において成形圧
力を20kgf/cm2としたのは、被測定体が粉体であるた
め、安定した測定値を得るためである。炭素質スラリを
作るために加える水の量は炭素質粉100重量部に対し
40〜200重量部が好ましい。水の量が少ないと充分
な流動性が得られず、多すぎると炭素質粒子の濃度が低
すぎて、安定な導電層の形成が困難となる。水の量は上
記範囲内で炭素質粉の種類や平均粒径によって多少異な
る。平均粒径が500μmの黒鉛粉ではその100重量
部に対して水40〜120重量部が好ましく、平均粒径
が10μmの炭素粉ではその100重量部に対して水6
0〜180重量部を加えるのが良い。また、粉体の分散
性を良くするため、界面活性剤、アルコールなどを加え
ても良い。
【0010】このようにして順次焼成体を接続して行
き、最後に焼成体をターミナル電極に接続し、黒鉛化炉
の長手方向に焼成体を一直線状に配列させる。なお、タ
ーミナル電極が焼成体に比較して小さいときは両者の間
に黒鉛板等の整流板を入れて接続してもよい。また、タ
ーミナル電極と焼成体との接続は、作業性等から炭素質
スラリよりも黒鉛粉等が良い場合があり、接続法は特に
制限しない。次に、焼成体の上部に保温及び酸化防止の
ための詰め粉を入れ、加圧装置等によりターミナル電極
を加圧して接触を良好にし、電流を流して焼成体を発熱
させて黒鉛化を行う。ターミナル電極を加圧する圧力は
特に制限しない。図1は同一寸法の焼成体を黒鉛化する
例である。まず複数の焼成体4の各々の両端面に炭素質
スラリ10を塗布し、次に焼成体4を黒鉛化炉1の長手
方向に一直線に配列接続する。これらの焼成体のうちの
一つは整流板11を介して固定ターミナル電極8に、他
の一つも整流板11を介して移動ターミナル電極7に接
続する。焼成体の上部には詰粉5を入れる。そして図示
しない加圧装置を用いて移動ターミナル電極7を加圧す
る。次に電流を流し、焼成体4を発熱させて黒鉛化を行
う。図2は、異なる寸法の焼成体を黒鉛化する例であ
る。図2のように異なる寸法の焼成体を黒鉛化する場合
には、寸法の異なる接着体間に黒鉛板等の整流板11を
置くことが好ましい。図3は単数の接着体を黒鉛化する
例である。
き、最後に焼成体をターミナル電極に接続し、黒鉛化炉
の長手方向に焼成体を一直線状に配列させる。なお、タ
ーミナル電極が焼成体に比較して小さいときは両者の間
に黒鉛板等の整流板を入れて接続してもよい。また、タ
ーミナル電極と焼成体との接続は、作業性等から炭素質
スラリよりも黒鉛粉等が良い場合があり、接続法は特に
制限しない。次に、焼成体の上部に保温及び酸化防止の
ための詰め粉を入れ、加圧装置等によりターミナル電極
を加圧して接触を良好にし、電流を流して焼成体を発熱
させて黒鉛化を行う。ターミナル電極を加圧する圧力は
特に制限しない。図1は同一寸法の焼成体を黒鉛化する
例である。まず複数の焼成体4の各々の両端面に炭素質
スラリ10を塗布し、次に焼成体4を黒鉛化炉1の長手
方向に一直線に配列接続する。これらの焼成体のうちの
一つは整流板11を介して固定ターミナル電極8に、他
の一つも整流板11を介して移動ターミナル電極7に接
続する。焼成体の上部には詰粉5を入れる。そして図示
しない加圧装置を用いて移動ターミナル電極7を加圧す
る。次に電流を流し、焼成体4を発熱させて黒鉛化を行
う。図2は、異なる寸法の焼成体を黒鉛化する例であ
る。図2のように異なる寸法の焼成体を黒鉛化する場合
には、寸法の異なる接着体間に黒鉛板等の整流板11を
置くことが好ましい。図3は単数の接着体を黒鉛化する
例である。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。
【0012】実施例1 コークス粉とコールタールピッチとを加熱混練し、粉
砕、成形、焼成して寸法150×200×100mmの焼
成体を得た。一方平均粒径2μm、成形圧力20kgf/c
m2で成形したときの比抵抗が450mΩ・cmの黒鉛粉10
0重量部及び水道水200重量部で炭素質スラリを作っ
た。次にこの炭素質スラリを5枚の炭素焼成体の両端面
に塗布した後、焼成体の1枚を手で振動を加えながら図
3のように固定ターミナル電極8に接続し、同様にして
他の焼成体の4枚を続けて接続し、最後に焼成体4と移
動ターミナル電極7とを加圧しながら接続した。焼成体
の接続面は、焼成体の150×200mmの面である。次
いで周囲に詰粉5を詰めて、加圧装置により単位面積当
たりの圧力が20kgf/cm2になるように総圧6tの圧力
を加えながら電流を流し、15時間で3000℃まで昇
温し、黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は1.82
g/cm3で、5枚とも亀裂はなかった。
砕、成形、焼成して寸法150×200×100mmの焼
成体を得た。一方平均粒径2μm、成形圧力20kgf/c
m2で成形したときの比抵抗が450mΩ・cmの黒鉛粉10
0重量部及び水道水200重量部で炭素質スラリを作っ
た。次にこの炭素質スラリを5枚の炭素焼成体の両端面
に塗布した後、焼成体の1枚を手で振動を加えながら図
3のように固定ターミナル電極8に接続し、同様にして
他の焼成体の4枚を続けて接続し、最後に焼成体4と移
動ターミナル電極7とを加圧しながら接続した。焼成体
の接続面は、焼成体の150×200mmの面である。次
いで周囲に詰粉5を詰めて、加圧装置により単位面積当
たりの圧力が20kgf/cm2になるように総圧6tの圧力
を加えながら電流を流し、15時間で3000℃まで昇
温し、黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は1.82
g/cm3で、5枚とも亀裂はなかった。
【0013】比較例1 実施例1と同様の焼成体5枚を、実施例1で使用した黒
鉛化炉に一直線に並べて入れ、炭素質スラリを用いず
に、各焼成体4の間に中間物として黒鉛粉を詰めた。実
施例1と同様の圧力で加圧し、15時間で3000℃に
なるように昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度
は1.82g/cm3であったが、5枚全部に亀裂が発生
していた。
鉛化炉に一直線に並べて入れ、炭素質スラリを用いず
に、各焼成体4の間に中間物として黒鉛粉を詰めた。実
施例1と同様の圧力で加圧し、15時間で3000℃に
なるように昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度
は1.82g/cm3であったが、5枚全部に亀裂が発生
していた。
【0014】比較例2 平均粒径50nm、成形圧力20kgf/cm2で成形したと
きの比抵抗が2100mΩ・cmのカーボンブラック100
重量部及び水道水200重量部で炭素質スラリを作っ
た。実施例1と同様の焼成体をこの炭素質スラリを用い
て接続し、実施例1と同様の方法で黒鉛化した。得られ
た黒鉛材料の密度は1.82g/cm3であったが、5枚
全部に亀裂が発生していた。
きの比抵抗が2100mΩ・cmのカーボンブラック100
重量部及び水道水200重量部で炭素質スラリを作っ
た。実施例1と同様の焼成体をこの炭素質スラリを用い
て接続し、実施例1と同様の方法で黒鉛化した。得られ
た黒鉛材料の密度は1.82g/cm3であったが、5枚
全部に亀裂が発生していた。
【0015】比較例3 実施例1で使用した黒鉛化炉に黒鉛粉の詰粉を充填し、
この中に実施例1と同様の焼成体5枚を、図4のように
埋め込んだ。詰粉5の両端にターミナル電極3を配し、
加圧せずに15時間で3000℃になるように昇温し黒
鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は1.82g/cm3
であったが、5枚中3枚に亀裂が発生していた。そこ
で、昇温時間に32時間かけたところ、亀裂が発生しな
かった。このときの必要電力量を実施例1と比較したと
ころ、単位重量当り1.8倍の電力量を消費した。
この中に実施例1と同様の焼成体5枚を、図4のように
埋め込んだ。詰粉5の両端にターミナル電極3を配し、
加圧せずに15時間で3000℃になるように昇温し黒
鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は1.82g/cm3
であったが、5枚中3枚に亀裂が発生していた。そこ
で、昇温時間に32時間かけたところ、亀裂が発生しな
かった。このときの必要電力量を実施例1と比較したと
ころ、単位重量当り1.8倍の電力量を消費した。
【0016】実施例2 コークス粉とコールタールピッチを加熱混練し、粉砕・
成形・焼成して寸法300×200×150mmの焼成体
を得た。一方、平均粒径500μm、成形圧力20kgf
/cm2で成形したときの比抵抗が80mΩ・cmの黒鉛粉1
00重量部に水道水40重量部及び分散剤としてNa系
金属石鹸0.5重量部を加えて炭素質スラリを作った。
図1に示すようにターミナル電極8に整流板11を取付
け、焼成体の両端面には炭素質スラリを塗布した後、焼
成体に手で振動を加えながら、実施例1と同様にして焼
成体を順次接続して行った。焼成体4の接続面は、焼成
体の300×200mmの面である。次に加圧装置により
単位面積当たりの圧力が20kgf/cm2になるように総圧
12tの圧力を加えながら電流を流し、18時間で30
00℃まで昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度
は平均で1.81g/cm3で、全数について亀裂はなか
った。
成形・焼成して寸法300×200×150mmの焼成体
を得た。一方、平均粒径500μm、成形圧力20kgf
/cm2で成形したときの比抵抗が80mΩ・cmの黒鉛粉1
00重量部に水道水40重量部及び分散剤としてNa系
金属石鹸0.5重量部を加えて炭素質スラリを作った。
図1に示すようにターミナル電極8に整流板11を取付
け、焼成体の両端面には炭素質スラリを塗布した後、焼
成体に手で振動を加えながら、実施例1と同様にして焼
成体を順次接続して行った。焼成体4の接続面は、焼成
体の300×200mmの面である。次に加圧装置により
単位面積当たりの圧力が20kgf/cm2になるように総圧
12tの圧力を加えながら電流を流し、18時間で30
00℃まで昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度
は平均で1.81g/cm3で、全数について亀裂はなか
った。
【0017】実施例3 コークス粉とコールタールピッチを加熱混練し、粉砕、
成形、焼成して寸法300×200×150mm、300
×400×150mm、300×400×200mmの焼成
体を得た。一方、平均粒径15μm、成形圧力20kgf
/cm2で成形したときの比抵抗が260mΩ・cmの黒鉛粉
100重量部及び水道水85重量部で炭素質スラリを作
った。これらの焼成体の両端面に炭素質スラリを塗布し
た後、図2に示すように固定ターミナル電極8の側から
300×400×150mm、300×200×150mm
(2列)及び300×400×200mmの順で、バイブ
レータで振動を加えながら実施例1と同様にして焼成体
を順次接続して行った。なお異なる焼成体間は黒鉛板の
整流板11を介して接続した。焼成体4の接続面は、焼
成体の300×400mmの面である。次に、加圧装置に
より単位面積当たりの圧力が10kgf/cm2になるよう
に、総圧12tの圧力を加えながら電流を流し、18時
間で3000℃まで昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材
料の密度は平均で1.81g/cm3で、全数亀裂はなか
った。
成形、焼成して寸法300×200×150mm、300
×400×150mm、300×400×200mmの焼成
体を得た。一方、平均粒径15μm、成形圧力20kgf
/cm2で成形したときの比抵抗が260mΩ・cmの黒鉛粉
100重量部及び水道水85重量部で炭素質スラリを作
った。これらの焼成体の両端面に炭素質スラリを塗布し
た後、図2に示すように固定ターミナル電極8の側から
300×400×150mm、300×200×150mm
(2列)及び300×400×200mmの順で、バイブ
レータで振動を加えながら実施例1と同様にして焼成体
を順次接続して行った。なお異なる焼成体間は黒鉛板の
整流板11を介して接続した。焼成体4の接続面は、焼
成体の300×400mmの面である。次に、加圧装置に
より単位面積当たりの圧力が10kgf/cm2になるよう
に、総圧12tの圧力を加えながら電流を流し、18時
間で3000℃まで昇温し黒鉛化した。得られた黒鉛材
料の密度は平均で1.81g/cm3で、全数亀裂はなか
った。
【0018】比較例4 実施例3と同様の焼成体を、バイブレータを用いない以
外は実施例3と同様にして黒鉛化炉に充填し、実施例3
と同様にして黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は平
均で1.81g/cm3であったが、2%の黒鉛材料に亀
裂が発生した。
外は実施例3と同様にして黒鉛化炉に充填し、実施例3
と同様にして黒鉛化した。得られた黒鉛材料の密度は平
均で1.81g/cm3であったが、2%の黒鉛材料に亀
裂が発生した。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、短時間でかつ少ない電
力消費量で、亀裂を発生せずに焼成体を黒鉛化すること
ができる。
力消費量で、亀裂を発生せずに焼成体を黒鉛化すること
ができる。
【図1】本発明の実施例における黒鉛化の方法を説明す
る図である。
る図である。
【図2】本発明の実施例における黒鉛化の方法を説明す
る図である。
る図である。
【図3】本発明の実施例における黒鉛化の方法を説明す
る図である。
る図である。
【図4】従来の黒鉛化の方法を説明する図である。
【図5】従来の黒鉛化の方法を説明する図である。
1 黒鉛化炉 2 電力供給装置 3 固定ターミナル電極 4 焼成体 5 詰粉 6 中間物 7 移動ターミナル電極 8 固定ターミナ
ル電極 9 加圧装置 10 炭素質スラリ 11 整流板
ル電極 9 加圧装置 10 炭素質スラリ 11 整流板
Claims (2)
- 【請求項1】 両端面に炭素質スラリを塗布した炭素の
焼成体の複数個を、端面同士を向かい合わせて前記炭素
質スラリを介して黒鉛化炉の長手方向に一直線に配列接
続し、焼成体の両端の電極から加圧した状態で焼成体に
通電加熱して黒鉛化することを特徴とする黒鉛材料の製
造方法。 - 【請求項2】炭素質スラリが、平均粒径500μm以下
でかつ成形圧力20kgf/cm2で成形したときの比抵抗が
500mΩ・cm以下の炭素質粉100重量部及び水40〜
200重量部を含む請求項1記載の黒鉛材料の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238511A JPH0578112A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 黒鉛材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3238511A JPH0578112A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 黒鉛材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0578112A true JPH0578112A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=17031340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3238511A Pending JPH0578112A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 黒鉛材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0578112A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012506835A (ja) * | 2008-10-27 | 2012-03-22 | ティムカル ソシエテ アノニム | グラファイト粉末の製造および処理方法 |
| CN119370841A (zh) * | 2024-12-26 | 2025-01-28 | 湖南华夏特变股份有限公司 | 一种石墨化炉送电方法、系统及送电小车 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP3238511A patent/JPH0578112A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012506835A (ja) * | 2008-10-27 | 2012-03-22 | ティムカル ソシエテ アノニム | グラファイト粉末の製造および処理方法 |
| US9102539B2 (en) | 2008-10-27 | 2015-08-11 | Imerys Graphite & Carbon Switzerland Sa | Process for the production and treatment of graphite powders |
| CN119370841A (zh) * | 2024-12-26 | 2025-01-28 | 湖南华夏特变股份有限公司 | 一种石墨化炉送电方法、系统及送电小车 |
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