JPH0578307B2 - - Google Patents

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JPH0578307B2
JPH0578307B2 JP63050092A JP5009288A JPH0578307B2 JP H0578307 B2 JPH0578307 B2 JP H0578307B2 JP 63050092 A JP63050092 A JP 63050092A JP 5009288 A JP5009288 A JP 5009288A JP H0578307 B2 JPH0578307 B2 JP H0578307B2
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mouse
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immunosuppressive substance
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Tetsuo Fujita
Ryosuke Tooyama
Shigeo Sasaki
Takeki Okumoto
Kenji Chiba
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Taito Co Ltd
Tanabe Pharma Corp
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Taito Co Ltd
Yoshitomi Pharmaceutical Industries Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、微生物を用いた免疫抑制物質、就中
マイリオシンの新しい製造法に関する。 〔従来の技術〕 従来、微生物由来の免疫抑制物質はシリンドロ
カルボン(Cylindrocapon)属、トリポクラジウ
ム(Tolypocladium)属またはフザリウム
(Fusarium)属に属する免疫抑制物質生産菌株を
培養することにより製造できることが知られてい
る。特に、トリポクラジウム属から生産されるシ
クロスポリンは臓器移植の際の拒絶反応防止に広
く用いられている。 〔発明の目的〕 本発明者らは、このような事情に鑑み、免疫抑
制物質の生産菌を探索した結果、従来免疫抑制物
質を生産することが知られていないある属に属す
る微生物から免疫抑制物質生産菌を見出し、本発
明に到達した。 〔発明の構成〕 すなわち、本発明の要旨はイザリア(Isaria)
属に属する免疫抑制物質生産菌を培養し、培養物
から免疫抑制物質を採取することを特徴とする免
疫抑制物質の製造法に関する。 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明方法で使用される微生物はイザリア属に
属し、培養物中に充分な量の免疫抑制物質を生産
しうる能力を有する免疫抑制物質生産菌である。
このような菌株としては、たとえば、イザリア属
に属するシンクレイリー(sinclairii)菌が挙げ
られ、アメリカン・タイプ・カルチユア・コレク
シヨン(American Type Culture Collection)
にIsaria sinclairii ATCC No.24400として寄託
されている。 本発明に用いる免疫抑制物質生産菌はこの菌株
に限定されるものではなく、たとえば、常用され
る紫外線、高周波放射線、薬品などによる人工変
異手段で変更された変異株を含むことは勿論であ
る。 本発明に用いる免疫抑制物質生産菌は通常のか
び用栄養源を含む種々の培養基で培養されうる。
たとえば、炭素源としてグルコース、澱粉、グリ
セリン、糖水あめ、デキストリン、糖蜜、マルト
ースなど、および窒素源としてコーンステイープ
リカー、ペプトン、イーストエキス、ジヤガイモ
煎汁、肉汁、大豆粉、小麦胚芽、硝酸カリウム、
硝酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、アミノ酸な
どがあげられ、その他通常の無機塩および菌の発
育を助け、免疫抑制物質の生産を促進する有機お
よび無機物や消泡剤などの培養に常用される添加
剤を適当に加えることができる。 培養法は特に限定されるものではないが、好気
的な深部培養法が適している。培養に適当な温度
は20〜35℃、好適には25〜30℃で培養する。 本発明方法により培養物中に生産された免疫抑
制物質は抽出、吸着など常用される操作を必要に
応じて適宜組み合わせ、培養物中より取り出され
る。たとえば、培養液から菌体などの不溶物を濾
過、遠心分離などの方法で分離し、培養濾液をア
ンバーライトXAD−2に通液させ、免疫抑制物
質を吸着させることによつて取り出される。かく
して得られた免疫抑制物質をさらに、たとえば、
メタノールで溶出させ、溶出部を更に逆相クロマ
トグラフイーにかけて、分画することによつて免
疫抑制物質の高度精製物が得られる。 かくして得られた高度精製免疫抑制物質は、ミ
リオコツカム・アルボミセス(Myriococcum
albomyces)およびマイセリア・ステリリア
(Mycelia sterilia)等の菌からも産生されるマ
イリオシン(Myriocin)、別名サーモザイモシデ
イン(Thermozymocidin)〔米国特許第3928572
号明細書参照〕であることを、NMR、紫外線吸
収スペクトル、赤外線吸収スペクトル、マス分析
等より推認した。この物質もまた強い免疫抑制活
性を持つものである。 〔作用〕 本発明により、生産される免疫抑制物質は優れ
た免疫抑制作用を示しヒト、ウシ、ウマ、イヌ、
マウス、ラツトなどの哺乳動物に対して、たとえ
ば臓器や骨髄移植の際の拒絶反応の抑制剤やエリ
テマトーデス、関節リウマチ、アレルギーなどの
自己免疫疾患またはリンパ球増殖異常に基づく疾
患などにおける予防または治療剤として、あるい
は医学、薬学における試薬として用いることがで
きる。 上記医薬として、本発明の免疫抑制物質を用い
る場合には担体、賦形剤、希釈剤などと混合して
散剤、カプセル剤、錠剤、注射剤などに製剤化し
て患者に投与することができる。また、凍結乾燥
させてもよい。 その投与量は、疾患、症状、体重、性別、年令
などによつて変わりうるが、たとえば腎移植にお
ける拒否反応の抑制には通常、成人1日当たり
0.1〜10mg(力価)を1日1〜数回に分けて投与
される。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下
の実施例により何等の限定も受けるものではな
い。なお、免疫抑制物質の活性測定は、下記の方
法で行なつた。 免疫抑制物質の活性測定法としては、マウス、
ラツトあるいはヒトのリンパ球を用いた種々の免
疫反応を用いることができるが、たとえば、本発
明の免疫抑制物質は、マウス、ラツト、ヒトの同
種リンパ球混合反応(同種MLR)を用いること
により、感度よく測定できる。同種MLRとは、
同種でしかも主要組織適合性抗原が異なる2個体
由来のリンパ球、たとえば、脾細胞、リンパ節細
胞、末梢血リンパ球などを混合培養することによ
つて誘導されるリンパ球の幼若化反応である。こ
の同種MLRは、リンパ球の供与者間の主要組織
適合性抗原の違いを反映し、誘導される現象であ
りたとえば、一卵性双生児のリンパ球の混合培養
によるリンパ球の幼若化現象は認められない。そ
こで、同種MLRはたとえば、臓器移植における
供与者−受容者の選択に広く用いられている方法
である。 通常、同種MLRを行なう場合には、一方のリ
ンパ球をX線照射あるいはマイトマイシンC処理
などを行なうことによつて、分裂増殖を阻止した
状態で刺激細胞として用い、他方のリンパ球(反
応細胞)の幼若化反応を測定する方法(one
way−MLR)を用いることができる。 さらに、本発明の免疫抑制物質の活性は、同種
MLRの際に誘導される主要組織適合性抗原拘束
性を有する細胞障害性T細胞の誘導を抑制する活
性としても測定することができる。 また、本発明の免疫抑制物質の活性は、同種
MLRの他に、種々のマイトジエン(コンカナバ
リンA、フイトヘムアグルチニン、ポークウイー
ドマイトジエンなど)の刺激により誘導されるリ
ンパ球の幼若化反応を抑制する活性、または、T
細胞、B細胞などのリンパ球の分裂増殖を増強も
しくは分化を促進する活性を有するようなサイト
カイン(インターロイキン1、2、3、4、5、
6など)により誘導されるリンパ球の分裂増殖反
応、または機能の誘導活性を抑制する活性として
も評価することができる。さらにこれらサイトカ
インのT細胞、マクロフアージなどからの産生を
抑制する活性として評価することが可能である。 さらに、本発明の免疫抑制物質はマウスなどに
腹腔内、経口、静脈内または皮内投与をすること
によつて、たとえば、異種赤血球などであらかじ
め免疫されたマウスの脾細胞内に誘導される抗異
種赤血球抗体を産生する形質細胞の誘導を抑制す
る活性、または同種マウスの皮膚移植により誘導
される移植片対借主反応、あるいは遅延型アレル
ギー、アジユバント関節炎などを抑制する活性と
しても評価することができる。 また、自己免疫疾患のモデルマウスである
MRL/prマウス、NZB/WF1マウス、BXSB
マウスなどに本発明の免疫抑制物質を投与するこ
とにより、たとえば、抗DNA抗体の産生、リウ
マチ因子の産生、腎炎、リンパ球の増殖異常など
の抑制活性あるいは延命効果としても評価するこ
とができる。 〔実施例〕 実施例1 (シンクレイリー菌株のジヤー培養) GPY培地(1あたり、グリコース30g、ペプ
トン5g、酵母エキス3g、KH2PO4 0.3g、K2
HPO4 0.3g、MgSO4・7H2O 0.3g、PH5.5)を
500ml容首長振盪フラスコ2本に100mlずつ分注
し、121℃、20分間オートクレーブで滅菌後、ポ
テトデキストロース寒天培地上で成育したイザリ
ア・シンクレイリーATCC No.24400の菌糸体の
約1cm2を各フラスコに接種し、25℃、6日間往復
振盪培養(145rpm、振復巾8cm)を行なつた。
得られた培養液を種母として上記のGPY培地5
を仕込んだ10容ジヤーフアーメンタに接種
し、25℃で、10日間、通気攪拌培養(1VVM、
300rpm)を行なつた。 実施例2 (シンクレイリー菌の培養液からの免
疫抑制物質の採取) 実施例1で得られた培養液4.5から濾過によ
り菌体および不溶物を除き、培養濾液4.0を得
た。得られた培養濾液をアンバーライトXAD−
2(φ40mm×750mm)に通液し、免疫抑制物質を吸
着させた。さらに水4を通液し洗浄した。その
後メタノール6を通液し、免疫抑制物質を溶出
させた。これを減圧濃縮後、酢酸エチル200mlに
溶解し、水200mlで3回分漏液斗にて抽出した。 水抽出部および酢酸エチル部それぞれを減圧濃
縮後、凍結乾燥して免疫抑制物質2.23gおよび
0.34gをそれぞれ得た。 実施例3 (マイリオシンの採取) 実施例2で得られた水抽出部を凍結乾燥して得
られた免疫抑制物質2.23gを5mlの水で溶解し、
逆相クロマトグラフイー(ODS DM−1020Tフ
ジ−デビソン ケミカル社製)カラム(φ30mm×
h85mm)にかけた。水にて溶出を開始し、漸次メ
タノールの濃度を上げながら溶出し、分画を行な
つた。70%メタノール溶出部を減圧下濃縮乾固し
た後、少量の熱メタノールに溶解し、放冷により
マイリオシンの結晶を析出させた。本析出結晶を
再度熱メタノールに溶かし、再結晶操作を行ない
純粋なマイリオシン40mgを得た。 〔実験例〕 実験例1 (採取免疫抑制物質の免疫抑制作用の
測定) 本発明の免疫抑制物質の活性の測定は、マウス
同種リンパ球混合反応(以下、MLRと称するこ
ともある。)を用いて行なつた。マウス同種MLR
は、反応細胞としてBALB/cマウス(H−2d)
の脾細胞を、刺激細胞としてC57BL/6(H−2b)
マウスの脾細胞をマイトマイシンC処理したもの
を用い、等比で混合培養することによつて行なつ
た。 反応細胞の調製法としては、以下の方法で行な
つた。5〜6週齢の雄性BALB/cマウスより
脾臓を摘出し、熱不活性牛胎児血清(以下、FCS
と称することもある。)を5%添加した
RPM11640培地(硫酸カナマイシン60μg/ml、
L−グルタミン2mM、N−2−ヒドロキシエチ
ルピペラジン−N′−2−エタンスルホネート
(HEPES)10mM、0.1%炭酸水素ナトリウム含
有)を用いて、脾細胞の単細胞浮遊液を得た。溶
血処理後、10-4M2−メルカプトエタノールおよ
び20%FCSを含むRPM11640培地を用いて、107
個/mlに調製し、反応細胞浮遊液として用いた。 刺激細胞の調製法は以下の方法で行なつた。5
〜6週齢の雄性C57BL/6マウスより脾臓を摘
出し、RPM11640培地を用いて脾細胞の単細胞浮
遊液を得た。溶血処理後、40μg/mlマイトマイ
シンCで37℃、60分間の処理を行なつた。3回洗
浄後、10-4M2−メルカプトエタノールおよび20
%FCSを含むRPM11640培地を用いて、107個/
mlに調製し、刺激細胞浮遊液として用いた。 上述した方法により調製した反応細胞浮遊液
50μと刺激細胞浮遊液50μおよび被検体液
100μとを、96穴マイクロテストプレートに加
え、37℃で5%炭酸ガスの条件下で4日間培養を
行なつた。 リンパ球の幼若化反応の測定方法としては、
MTT(〔3−(4,5−ジメチルアゾール−2−
イル)−2,5−ジフエニルテトラゾリウムブロ
マイド〕)を用いる色素定量法および3H−チミジ
ンの取り込みを指標とする方法を用いた。 1 MTTを用いる色素定量法 培養終了後、各ウエルの上清100μを除去し、
5mg/ml MTT溶液を20μずつ各wellに添加
し、4時間、37℃でインキユベートした。その
後、10%ドデシル硫酸ナトリウムを含む0.01規定
塩酸溶液100μを加え、一晩37℃でインキユベ
ートし、形成された紫色のホルマザンの結晶を溶
解させ、マイクロプレート吸光光度計を用いて
550nmにおける吸光度を測定し、マウス同種
MLRのリンパ球幼若化反応の指標とした。マウ
ス同種MLRの抑制は以下の式により抑制率を算
出することにより評価した。 抑制率(%)=[1−(被検体を添加したMLRの吸光
度)−(反応細胞のみの吸光度)/(被検体未添加のML
Rの吸光度)−(反応細胞のみの吸光度)]×100 2 3Hチミジン取り込みを指標とする方法 培養終了後に、3Hチミジン0.5μCi/ウエルを添
加し、4時間培養後、セルハーベスターにて細胞
を収集し、細胞内に取り込まれた放射活性を液体
シンチレーシヨンカウンターにて測定し、マウス
同種MLRのリンパ球幼若化の指標とした。マウ
ス同種MLRの抑制は、以下の式により抑制率を
算出し評価した。 抑制率(%)=[1−(被検体を添加したMLRのcpm)
−(反応細胞のみのcpm)/(被検体未添加のMLRのcpm
)−(反応細胞のみのcpm)]×100 本発明の免疫抑制物質はメタノールに懸濁後、
RPM11640培地で希釈し、用いた。なお、メタノ
ールは、最終濃度が0.1%以下で用い、この場合
には、同種MLRに全く影響が認められなかつた。 本発明の免疫抑制物質(水抽出画分および酢酸
エチル抽出画分)について、10μg/mlから10-4
μg/mlの範囲の最終濃度で、マウス同種MLRに
おけるリンパ球幼若化反応の抑制活性を測定した
結果、第1表に示すように、本発明の免疫抑制物
質(酢酸エチル抽出)のマウス同種MLRを50%
抑制する濃度(IC50)は1.6×10-3μg/mlであり、
水抽出の免疫抑制物質のIC50は2.5×10-1μg/ml
であることが明らかとなつた。 一方、これらの免疫抑制物質は、10μg/mlの
濃度でも、マウスL929細胞などに対する細胞毒
性は認められなかつた(IC50は50μg/ml以上であ
る)。
【表】 実験例2 (マイリオシンの免疫抑制作用の測
定) 実施例1と同様にしてマイリオシンの免疫抑制
作用を3H−チミジン取り込みを指標とする方法
により測定し、その結果を第2表に示した。な
お、マイリオシンはメタノールに懸濁した。ま
た、メタノールの最終濃度は0.05%以下で用い、
この場合には同種MLRに全く影響が認められな
かつた。 マイリオシンのマウス同種MLRに対するIC50
値はシクロスポリンAの1/100以下である。
【表】 実験例3 マイトジエン刺激によるマウス脾細胞
幼若化反応の抑制効果) フイトヘムアグルチニン(PHA)またはポー
クウイードマイトジエン(PWM)刺激によるマ
ウス脾細胞幼若化反応に対する効果の試験は、以
下の方法で行なつた。 5〜8週齢の雄性BALB/cマウスより脾臓
を摘出し、5%熱不活化牛胎児血清を添加した
RPM11640培地を用いて脾細胞の単細胞浮遊液を
得た。溶血処理後、10-4M2−メルカプトエタノ
ールおよび20%熱不活化牛胎児血清を含む
RPMI1640培地を用いて5×106個/mlに調製し
PHAまたはPWMを添加した。この細胞浮遊液
100μをあらかじめ被検液100μを入れておい
た96穴マイクロテストプレートの各ウエルに加え
た(マウス脾細胞の数は5×105個/ウエルであ
る)。37℃、5%炭酸ガス条件下で72時間培養し
た後、3H−チミジン0.5μCi/ウエルを加え、同条
件下でさらに4時間培養した。培養終了後、セル
ハーベスターを用いて細胞を回収し、細胞内に取
り込まれた放射活性を液体シンチレーシヨンカウ
タンーにて測定し、マウス脾細胞幼若化反応の指
標とした。その結果を第3表に示す。
【表】 第3表から明らかなように本発明の免疫抑制物
質は同物質を含まない対照に比して、PHAある
いはPWMによつて誘導される3H−チミジン取
り込みを強く抑制した。 実験例4 (インターロイキン2(IL2)により
誘導されるIL2依存性マウス細胞株、CTLL−
2の3H−チミジン取り込みに対する抑制効果) IL2依存性マウス細胞株CTLL−2を30%牛胎
児血清を含むRPMI1640培地にて2×105個/ml
に調製した。この細胞浮遊液50μと、IL2を含
むコンカナバリンA刺激ラツト脾細胞培養上清
50μをあらかじめ被検液100μを入れておいた
96穴マイクロテストプレートの各ウエルに加え
た。37℃、5%炭酸ガス条件下で20、44および68
時間培養した後、3H−チミジン0.5μCi/ウエルを
加え、さらに同条件下で4時間培養した。培養終
了後、サルハーベスターを用いて細胞を回収し、
細胞内に取り込まれた放射活性を液体シンチレー
シヨンカウンターを用いて測定した。その結果を
第4表に示す。
【表】
【表】 第4表から明らかなように、本発明の免疫抑制
物質は、IL2により誘導されるCTLL−2細胞の3
H−チミジン取り込みの上昇を強く抑制した。 実験例5 (マウス同種リンパ球混合培養
(MLC)におけるIL2産生に対する抑制効果) マウス同種MLCは次のように行なつた。すな
わち、実験例1と同様に調製された反応細胞浮遊
液および刺激細胞浮遊液をそれぞれ0.5mlずつ、
あらかじめ被検液1mlを入れておいた24穴マルチ
デイツシユに加え、37℃、5%炭酸ガス条件下で
3日間培養した。培養終了後、上清を回収してマ
ウス同種MLCの上清とした。 マウス同種MLCの上清中のIL2活性の測定は次
のように行なつた。すなわち、IL2依存性マウス
細胞株CTLL−2を30%熱不活化牛胎児血清を含
むRPMI1640培地にて105個/mlに調製し、あら
かじめ上記MLCの上清を100μ入れておいた96
穴マイクロテストプレートの各ウエルに100μ
ずつ加えた。37℃、5%炭酸ガス条件下で20時間
培養した後、3H−チミジン0.5μCi/ウエルを加
え、さらに同条件下で4時間培養した。培養終了
後、セルハーベスターを用いて細胞を回収し、細
胞内に取り込まれた放射活性を液体シンチレーシ
ヨンカウンターを用いて測定し、IL2活性の指標
とした。その結果を第5表に示す。
【表】 第5表に示したように本発明の免疫抑制物質は
マウス同種MLCにおけるIL2産生を抑制すること
が示唆された。 実験例6 (マウス同種リンパ球混合培養
(MLC)により誘導される同種細胞障害性T細
胞に対する抑制効果) 実験例1と同様の方法にて調製したBALB/
cマウス(H−2d)脾細胞浮遊液(2×107個/
ml)0.5mlと、マイトマイシンC処理した
C57BL/6マウス(H−2b)脾細胞浮遊液(2×
107個/ml)0.5mlおよび被検体1.0mlを24穴マルチ
デイツシユに加え、37℃で5%炭酸ガスの条件下
で6日間培養を行なつた。 培養終了後、遠心により細胞を回収し、10%
FCSを含むRPMI1640培地にて5×106〜6.25×
105個/mlに調製し、奏効細胞として用いた。 標的細胞としては、刺激細胞と同系(H−2b)
のC57BL/bマウス由来白血病細胞、EL4を用い
た。EL4細胞106個を100μCiのNa2 51CrO4
(1mCi/ml)を用いて、37℃にて1時間インキユ
ベートすることにより51Crを細胞質内に取り込ま
せた後、洗浄し、104個/mlに調製し、標的細胞
として用いた。 細胞障害活性の測定は、奏効細胞浮遊液0.1ml
と、標的細胞浮遊液0.1mlを、96穴平底プレート
に加え、37℃にて4時間培養した後、上清中に放
出される51Cr量を測定し、以下の式により細胞障
害活性を算出した。 細胞障害活性(%)=[奏効細胞+標的細胞,cpm)
−(標的細胞単独,cpm)/(全放射活性,cpm)−標的
細胞単独,cpm)]×100 なお、上記方法により誘導された細胞障害性T
細胞は、刺激細胞(H−2b)と同系のEL4細胞
(H−2b)に対しては強い細胞障害活性を示した
が、異系のMeth A細胞(H−2d)に対しては全
く細胞障害活性を示さなかつたことから、H−2b
拘束性の同種細胞障害性T細胞であることが示唆
された。 本発明の免疫抑制物質を0.01〜1μg/mlの濃度
で添加し、同種細胞障害性T細胞の誘導に対する
影響を検討した結果、第6表に示す様に、細胞障
害活性がほとんど認められず、本発明の免疫抑制
物質によつて、同種細胞障害性T細胞の誘導は著
しく抑制された。
【表】 実験例7 (インターロイキン3(IL3)により
誘導されるIL3依存性マウス細胞株FDCP2の増
殖に対する抑制効果) IL3依存性のマウス細胞株FDCP2を10%牛胎児
血清を含むRPMI1640培地にて2×105個/mlに
調製した。この細胞浮遊液100μとIL3を含むマ
ウス白血病細胞WEHI3培養上清50μを、あらか
じめ被検体100μを入れておいた96穴マイクロ
テストプレートの各ウエルに添加し、37℃にて5
%炭酸ガスの条件下で20時間培養した。培養終了
後、3H−チミジン0.5μCi/ウエルを加え、さらに
同条件下で4時間培養した後、セルハーベスター
により細胞を回収し細胞内に取り込まれた放射活
性を液体シンチレーシヨンカウンターを用いて測
定し、IL3依存性増殖の指標とした。 第7表に示したように、本発明の免疫抑制物質
は、IL3により誘導されるFDCP2細胞の3H−チ
ミジン取り込みの上昇を(1μg/mlの濃度で約60
%程度)抑制することから、IL3依存性の増殖を
抑制する活性を本発明の免疫抑制物質は有してい
ることが示唆された。
【表】 実験例8 (マウス胸線細胞のインターロイキン
1(IL1)応答に対する抑制効果) 雄性7週齢C3H/H2Nマウスより胸線を摘出
し、無血清RPMI1640培地を用いて単一細胞浮遊
液とした。同培地で3回洗浄した後、20%牛胎児
血清5×10-5M/2−メルカプトエタノール、2
×10-3M/L−グルタミン、1×10-3Mピルビン
酸ナトリウムフイトヘムアグルチニン(PHA、
ウエルカム社、HA16/17)1μg/mlおよびヒ
ト・ウルトラピユアー・インターロイキン1(ゲ
ンザイム社GUPi−1)2単位/mlを含む
RPMI1640培地中に1.5×10-7細胞/mlの濃度で浮
遊させた。この細胞浮遊液100μと本発明の免
疫抑制物質またはサイクロスポリンAを含む溶液
100μとを96ウエル平底マイクロテストプレー
トの各ウエル中で混合し、37℃、5%炭酸ガス条
件下で66時間培養した後、3H−チミジンを
0.5μCi/ウエル加えさらに6時間培養した。培養
終了後、マルチプル・セル・ハーベスターを用い
て各ウエルの細胞をフイルター上に回収し、細胞
中に取り込まれた放射活性をトルエンベースシン
チレーターを用いた液体シンチレーシヨン法によ
り測定した。 上述の方法により得られた結果を第8表に示
す。表中、SDは標準偏差を表わす。また、抑制
率(%)は以下の式により算出した。 抑制率(%)= [1−
(PHA+IL1に被検液を加えた際の3H−チミジン取り込
み)−(PHA単独の3H−チミジン取り込み)/(PHA+I
L1の3H−チミジン取り込み)−(PHA単独の3H−チミ
ジン取り込み) ×100
【表】 疫抑制物質
2 3973±39 91.
8
0.2 4646±826 83.9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イザリア属に属する免疫抑制物質生産菌を培
    養し、培養物から免疫抑制物質を採取することを
    特徴とする免疫抑制物質の製造法。 2 免疫抑制物質がマイリオシンである請求項1
    記載の免疫抑制物質の製造法。 3 免疫抑制物質生産菌がイザリア属シンクレイ
    リー菌であることを特徴とする請求項1または2
    記載の免疫抑制物質の製造法。
JP63050092A 1987-03-17 1988-03-02 免疫抑制物質の製造法 Granted JPH01104087A (ja)

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