JPH0578370B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0578370B2 JPH0578370B2 JP63282597A JP28259788A JPH0578370B2 JP H0578370 B2 JPH0578370 B2 JP H0578370B2 JP 63282597 A JP63282597 A JP 63282597A JP 28259788 A JP28259788 A JP 28259788A JP H0578370 B2 JPH0578370 B2 JP H0578370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- mercury
- concentration
- mercury concentration
- hypochlorite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treating Waste Gases (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、ごみ焼却炉等から排出される排ガス
中の水銀濃度を制御する方法に関するものであ
る。 [従来の技術] 次亜塩素酸塩を添加した洗浄液と排ガスを接触
させて、排ガス中から水銀を除去する装置は以前
から考えられており、水銀除去方法に関する発明
として、洗浄液PHを所定の範囲に制御するもの、
次亜塩素酸塩が水銀と最もよく反応すべく、予冷
塔において排ガス温度を下げたのち、洗浄液と接
触させるものなどが提案されているが、いずれ
も、原ガス水銀濃度や原ガス還元成分濃度の変動
に対して、処理ガス水銀濃度を制御するものでは
ない。したがつて、処理ガス水銀濃度が作業環境
基準値(0.05mg/Nm3)を下廻る保証はなく、ま
た、原ガス水銀濃度が低い場合は、過剰な次亜塩
素酸塩を消費する可能性もある。 このようなプロセスに対して、最も一般的な制
御方法としては、処理ガス水銀濃度を計測し、こ
の値と目標値との偏差に応じて、操作量である次
亜塩素酸塩の流量を計算するPID制御方法が考え
られる。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、このPID制御においては、次の
ような問題がある。 (1) 先ず、第1にはプロセスが有するむだ時間に
関するものである。第4図は次亜塩素酸塩の流
量に対する処理ガス水銀濃度のステツプ応答の
一例を示す線図である。第4図によれば、水銀
除去プロセスの動特性は、「むだ時間+一次遅
れ」系で近似できることがわかる。第4図よ
り、むだ時間(L)≒3.5分、時定数(T)=≒6.5分が
求められる。 このように、動特性がL/T≪1でない性質
をもつような制御対象を、汎用のPID制御で制
御することは困難で、PID制御で安定に運転す
るためには制御系のゲインを下げざるを得ず、
そのため偏差の解消に時間がかゝる。 (2) 第2のプロセスの非線形性の問題がある。第
5図は洗浄液中の酸化剤濃度に対する水銀除去
特性を示したもので、洗浄液中の酸化剤濃度が
高いほど水銀除去の割合が低下する非線形性が
あることがわかる。このため、制御系が不安定
にならないように、制御対象である水銀除去プ
ロセスのゲインが高いところで制御装置のゲイ
ンを調整しなければならない。この結果、処理
ガスの水銀濃度が低い領域では制御対象のゲイ
ンが低くなり、閉ループ系の一巡伝達関数のゲ
インが低下し、偏差の解消に時間がかゝる。 本発明は、上記の課題を解決すべくなされたも
ので、閉ループからのむだ時間が除外され、非線
形の問題も解消できる排ガス中の水銀濃度制御方
法をうることを目的としたものである。 [課題を解決するための手段] 先ず、制御対象である洗浄装置の動的モデルを
構成する。洗浄塔を循環している洗浄液ラインの
途中から添加される次亜塩素酸塩は、排ガス中の
水銀を除去する酸化剤となる。したがつて、次亜
塩素酸の流量が洗浄液中の酸化剤の濃度に関与
し、酸化剤が排ガス中の水銀と反応し、洗浄液中
に溶解して除去される。処理ガス中の水銀濃度
は、次亜塩素酸塩の流量、洗浄液中の酸化剤の濃
度と密接な関係があるので、この3つを変数とし
てモデル化すると、一般には非線形系であるた
め、ある定常点回りで線形化した次のように定式
化する。 d/dtx1(t) x2(t)= A・x1(t) x2(t)+b・u(t−L) y(t)=C・x1(t) x2(t) ……[1] x1(t):処理ガス水銀濃度[mg/Nm3] x2(t):洗浄液中の酸化剤濃度[ppm] u(t−L):次亜塩素酸塩流量[c.c./min] y(t):観測量 L:むだ時間[min] A,b,c:パラメータ ここで、処理ガス水銀濃度目標値に、実際値が
追従するように制御装置内に目標値と実際値の偏
差の積分項を導入する。 d/dtx3(t)=r(t)−x1(t) ……[2] x3(t):偏差積分値[mg/Nm3・min] r(t):処理ガス水銀濃度目標値[mg/Nm3] したがつて、[1]、[2]式を合わせた拡大系
は、次のように表現される。
中の水銀濃度を制御する方法に関するものであ
る。 [従来の技術] 次亜塩素酸塩を添加した洗浄液と排ガスを接触
させて、排ガス中から水銀を除去する装置は以前
から考えられており、水銀除去方法に関する発明
として、洗浄液PHを所定の範囲に制御するもの、
次亜塩素酸塩が水銀と最もよく反応すべく、予冷
塔において排ガス温度を下げたのち、洗浄液と接
触させるものなどが提案されているが、いずれ
も、原ガス水銀濃度や原ガス還元成分濃度の変動
に対して、処理ガス水銀濃度を制御するものでは
ない。したがつて、処理ガス水銀濃度が作業環境
基準値(0.05mg/Nm3)を下廻る保証はなく、ま
た、原ガス水銀濃度が低い場合は、過剰な次亜塩
素酸塩を消費する可能性もある。 このようなプロセスに対して、最も一般的な制
御方法としては、処理ガス水銀濃度を計測し、こ
の値と目標値との偏差に応じて、操作量である次
亜塩素酸塩の流量を計算するPID制御方法が考え
られる。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、このPID制御においては、次の
ような問題がある。 (1) 先ず、第1にはプロセスが有するむだ時間に
関するものである。第4図は次亜塩素酸塩の流
量に対する処理ガス水銀濃度のステツプ応答の
一例を示す線図である。第4図によれば、水銀
除去プロセスの動特性は、「むだ時間+一次遅
れ」系で近似できることがわかる。第4図よ
り、むだ時間(L)≒3.5分、時定数(T)=≒6.5分が
求められる。 このように、動特性がL/T≪1でない性質
をもつような制御対象を、汎用のPID制御で制
御することは困難で、PID制御で安定に運転す
るためには制御系のゲインを下げざるを得ず、
そのため偏差の解消に時間がかゝる。 (2) 第2のプロセスの非線形性の問題がある。第
5図は洗浄液中の酸化剤濃度に対する水銀除去
特性を示したもので、洗浄液中の酸化剤濃度が
高いほど水銀除去の割合が低下する非線形性が
あることがわかる。このため、制御系が不安定
にならないように、制御対象である水銀除去プ
ロセスのゲインが高いところで制御装置のゲイ
ンを調整しなければならない。この結果、処理
ガスの水銀濃度が低い領域では制御対象のゲイ
ンが低くなり、閉ループ系の一巡伝達関数のゲ
インが低下し、偏差の解消に時間がかゝる。 本発明は、上記の課題を解決すべくなされたも
ので、閉ループからのむだ時間が除外され、非線
形の問題も解消できる排ガス中の水銀濃度制御方
法をうることを目的としたものである。 [課題を解決するための手段] 先ず、制御対象である洗浄装置の動的モデルを
構成する。洗浄塔を循環している洗浄液ラインの
途中から添加される次亜塩素酸塩は、排ガス中の
水銀を除去する酸化剤となる。したがつて、次亜
塩素酸の流量が洗浄液中の酸化剤の濃度に関与
し、酸化剤が排ガス中の水銀と反応し、洗浄液中
に溶解して除去される。処理ガス中の水銀濃度
は、次亜塩素酸塩の流量、洗浄液中の酸化剤の濃
度と密接な関係があるので、この3つを変数とし
てモデル化すると、一般には非線形系であるた
め、ある定常点回りで線形化した次のように定式
化する。 d/dtx1(t) x2(t)= A・x1(t) x2(t)+b・u(t−L) y(t)=C・x1(t) x2(t) ……[1] x1(t):処理ガス水銀濃度[mg/Nm3] x2(t):洗浄液中の酸化剤濃度[ppm] u(t−L):次亜塩素酸塩流量[c.c./min] y(t):観測量 L:むだ時間[min] A,b,c:パラメータ ここで、処理ガス水銀濃度目標値に、実際値が
追従するように制御装置内に目標値と実際値の偏
差の積分項を導入する。 d/dtx3(t)=r(t)−x1(t) ……[2] x3(t):偏差積分値[mg/Nm3・min] r(t):処理ガス水銀濃度目標値[mg/Nm3] したがつて、[1]、[2]式を合わせた拡大系
は、次のように表現される。
【表】
A ̄
b ̄
〓x1(t)〓
b ̄
〓x1(t)〓
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水銀含有排ガス中の水銀を次亜塩素酸塩を添
加した洗浄液と接触させて除去し、排出される排
ガス中の水銀濃度を制御する方法において、 排出される排ガス中の水銀濃度と添加する次亜
塩素酸塩の流量を測定して洗浄液中の酸化剤濃度
を測定又は推定し、添加する次亜塩素酸塩の流量
の変動が排出される排ガス中の水銀濃度変動に影
響するまでの無駄時間をLとするとき、前記測定
又は推定量、排ガス中の水銀濃度、次亜塩素酸塩
流量及び排出される排ガス中の水銀濃度の目標値
を入力として、前記Lだけ後に排出される排ガス
中の水銀濃度とその目標値との偏差を数式モデル
により推定し、前記推定されたLだけ後に排出さ
れる排ガス中の水銀濃度と目標値との偏差をゼロ
に制御するように次亜塩素酸塩の流量を操作する
ことを特徴とする排ガス中の水銀濃度制御方法。 2 数式モデルが線形モデルより構成され、該線
形モデルのパラメータが排出される排ガス中の水
銀濃度によつて変化するように構成された請求項
1記載の排ガス中の水銀濃度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63282597A JPH02191526A (ja) | 1988-10-11 | 1988-11-10 | 排ガス中の水銀濃度制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63-253909 | 1988-10-11 | ||
| JP25390988 | 1988-10-11 | ||
| JP63282597A JPH02191526A (ja) | 1988-10-11 | 1988-11-10 | 排ガス中の水銀濃度制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02191526A JPH02191526A (ja) | 1990-07-27 |
| JPH0578370B2 true JPH0578370B2 (ja) | 1993-10-28 |
Family
ID=17257741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63282597A Granted JPH02191526A (ja) | 1988-10-11 | 1988-11-10 | 排ガス中の水銀濃度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02191526A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104801152A (zh) * | 2014-01-27 | 2015-07-29 | 阿尔斯通技术有限公司 | 汞再排放控制 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4395315B2 (ja) | 2003-04-11 | 2010-01-06 | 三菱重工業株式会社 | 排ガス中の水銀除去方法およびそのシステム |
| JP2007050334A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 排ガス浄化方法及び設備 |
| US7524473B2 (en) * | 2007-03-23 | 2009-04-28 | Alstom Technology Ltd | Method of mercury removal in a wet flue gas desulfurization system |
| JP2009208078A (ja) * | 2009-06-16 | 2009-09-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス中の水銀処理方法および排ガスの処理システム |
| JP7324159B2 (ja) * | 2020-02-13 | 2023-08-09 | 株式会社東芝 | 酸性ガスの除去装置および除去方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60235630A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-22 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 排ガスの脱硫または脱硝方法 |
| JPS61234914A (ja) * | 1985-04-08 | 1986-10-20 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 排ガス脱硝装置の制御方法 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP63282597A patent/JPH02191526A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104801152A (zh) * | 2014-01-27 | 2015-07-29 | 阿尔斯通技术有限公司 | 汞再排放控制 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02191526A (ja) | 1990-07-27 |
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