JPH057919Y2 - - Google Patents
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- JPH057919Y2 JPH057919Y2 JP1986082264U JP8226486U JPH057919Y2 JP H057919 Y2 JPH057919 Y2 JP H057919Y2 JP 1986082264 U JP1986082264 U JP 1986082264U JP 8226486 U JP8226486 U JP 8226486U JP H057919 Y2 JPH057919 Y2 JP H057919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- shaft
- inner shaft
- temperature
- outer shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、船舶の推進器として使用される二重
反転プロペラの軸装置に関し、特にその軸受温度
を検出し異常時に警報を発するようにした、舶用
二重反転プロペラ軸装置に関する。
反転プロペラの軸装置に関し、特にその軸受温度
を検出し異常時に警報を発するようにした、舶用
二重反転プロペラ軸装置に関する。
一般に、船舶の推進装置としての二重反転プロ
ペラ装置としては第2,3図に示すようなものが
あり、通常の船尾形状を有する船舶の船尾部にお
いて、前側プロペラ12′を回転駆動するパイプ
状外軸2′と、同外軸2′の内部に嵌挿され後側プ
ロペラ11′を回転駆動する内軸1′とが、船体外
板13′を貫通し船尾側へ突出してそなえられて
いる。
ペラ装置としては第2,3図に示すようなものが
あり、通常の船尾形状を有する船舶の船尾部にお
いて、前側プロペラ12′を回転駆動するパイプ
状外軸2′と、同外軸2′の内部に嵌挿され後側プ
ロペラ11′を回転駆動する内軸1′とが、船体外
板13′を貫通し船尾側へ突出してそなえられて
いる。
そして、これらの内軸1′と外軸2′とは、図示
しない船内主機に接続され、互いに逆方向へ回転
駆動されるようになつている。
しない船内主機に接続され、互いに逆方向へ回転
駆動されるようになつている。
また、前側プロペラ12′付近の外軸2′と内軸
1′との間においては、ホワイトメタル4′により
外周面および内周面にそれぞれ油溝24′および
5′を形成された軸受ブツシユ3′が外軸2′内に
挿入されるとともに、同軸受ブツシユ3′と内軸
1′との間にホワイトメタル7′により外周面およ
び内周面に油溝8′を形成された浮動ブツシユ
6′が挿入されて、船尾側内軸軸受が構成されて
いる。これと同様に、船体内の機関室後部隔壁1
4′の前方部付近における外軸2′と内軸1′との
間においても、軸受ブツシユ3′と浮動ブツシユ
6′とが挿入されて、船首側内軸軸受が構成され
ている。
1′との間においては、ホワイトメタル4′により
外周面および内周面にそれぞれ油溝24′および
5′を形成された軸受ブツシユ3′が外軸2′内に
挿入されるとともに、同軸受ブツシユ3′と内軸
1′との間にホワイトメタル7′により外周面およ
び内周面に油溝8′を形成された浮動ブツシユ
6′が挿入されて、船尾側内軸軸受が構成されて
いる。これと同様に、船体内の機関室後部隔壁1
4′の前方部付近における外軸2′と内軸1′との
間においても、軸受ブツシユ3′と浮動ブツシユ
6′とが挿入されて、船首側内軸軸受が構成され
ている。
一方、機関室後部隔壁14′の前方部における
外軸2′の外周には、上記軸受へ潤滑油を供給す
るための潤滑油入口穴19′と、潤滑後の油を排
出するための潤滑油出口穴20′,21′とが配設
されている。
外軸2′の外周には、上記軸受へ潤滑油を供給す
るための潤滑油入口穴19′と、潤滑後の油を排
出するための潤滑油出口穴20′,21′とが配設
されている。
そして、潤滑油を流通させるため、内軸1′に
は内軸穴26′が形成されるとともに、外軸2′に
は外軸穴23′,25′,27′が形成されている。
は内軸穴26′が形成されるとともに、外軸2′に
は外軸穴23′,25′,27′が形成されている。
また、船体には、外軸2′を支持すべく後部固
定ブツシユ9′と前部固定ブツシユ10′とがそな
えられ、これらの固定ブツシユ9′,10′により
外軸軸受が構成されている。
定ブツシユ9′と前部固定ブツシユ10′とがそな
えられ、これらの固定ブツシユ9′,10′により
外軸軸受が構成されている。
なお、第2図中の符号15′〜18′は、シール
装置、28′は逆流防止リツプを示している。
装置、28′は逆流防止リツプを示している。
上述の構成により、船舶の航行の際には、内軸
1′と外軸2′とが互いに逆方向にほぼ同じ回転速
度で回転駆動されるため、プロペラ11′,1
2′の後方に流出していた回転エネルギが回収さ
れて、一般の単一プロペラを有する船舶に比較
し、その推進効率を高めることができる。
1′と外軸2′とが互いに逆方向にほぼ同じ回転速
度で回転駆動されるため、プロペラ11′,1
2′の後方に流出していた回転エネルギが回収さ
れて、一般の単一プロペラを有する船舶に比較
し、その推進効率を高めることができる。
このとき、潤滑油入口穴19′より供給された
潤滑油は、第2図中に矢印で示す如く、前部固定
ブツシユ10′、後部固定ブツシユ9′と外軸2′
の外周面との間および後部の外軸穴23′を経て
外軸2′内へ流入し、油溝5′,8′,24′により
船尾側内軸軸受を潤滑した後、内軸1′と外軸
2′との間を前方へ流れ、船尾側内軸軸受と同様
に船首側内軸軸受を潤滑し、外軸穴25′を経て
潤滑油出口穴20′から排出される。
潤滑油は、第2図中に矢印で示す如く、前部固定
ブツシユ10′、後部固定ブツシユ9′と外軸2′
の外周面との間および後部の外軸穴23′を経て
外軸2′内へ流入し、油溝5′,8′,24′により
船尾側内軸軸受を潤滑した後、内軸1′と外軸
2′との間を前方へ流れ、船尾側内軸軸受と同様
に船首側内軸軸受を潤滑し、外軸穴25′を経て
潤滑油出口穴20′から排出される。
また、船首側内軸軸受を潤滑した潤滑油の一部
は、内軸穴26′を経てシール装置17′へ送ら
れ、ついで前部外軸穴27′を経てシール装置1
8′へ送られた後、潤滑油出口穴21′から排出さ
れる。
は、内軸穴26′を経てシール装置17′へ送ら
れ、ついで前部外軸穴27′を経てシール装置1
8′へ送られた後、潤滑油出口穴21′から排出さ
れる。
このようにして、潤滑油により各軸受は潤滑さ
れるとともに、シール装置17′,18′が冷却さ
れるのである。
れるとともに、シール装置17′,18′が冷却さ
れるのである。
上述した二重反転プロペラ軸装置では、軸受ブ
ツシユ3′および浮動ブツシユ6′により内軸軸受
が構成されているが、このような内軸軸受におい
ては、ほぼ等速で互いに反転する内軸1′と外軸
2′との間で浮動ブツシユ6′が静止することによ
り、内軸1′と浮動ブツシユ6′との間および浮動
ブツシユ6′と外軸2′(軸受ブツシユ3′)との
間に、油膜が形成され内軸軸受としての機能が得
られるようになつている。
ツシユ3′および浮動ブツシユ6′により内軸軸受
が構成されているが、このような内軸軸受におい
ては、ほぼ等速で互いに反転する内軸1′と外軸
2′との間で浮動ブツシユ6′が静止することによ
り、内軸1′と浮動ブツシユ6′との間および浮動
ブツシユ6′と外軸2′(軸受ブツシユ3′)との
間に、油膜が形成され内軸軸受としての機能が得
られるようになつている。
なお、内軸軸受としては、上述した浮動ブツシ
ユ6′によるもののほか、静圧軸受やころがり軸
受等を用いたものも考えられる。
ユ6′によるもののほか、静圧軸受やころがり軸
受等を用いたものも考えられる。
また、潤滑油は図示しない配管およびポンプに
より循環され、必要に応じて潤滑油冷却装置もそ
なえられる。
より循環され、必要に応じて潤滑油冷却装置もそ
なえられる。
さらに、シール装置16′,17′は、外水に接
しており、この外水により冷却される。
しており、この外水により冷却される。
ところで、一般に、舶用二重反転プロペラ装置
において、内軸軸受(第2,3図においては浮動
ブツシユ6′により構成されているが、他に静圧
軸受やころがり軸受等の種々の型式が考えられ
る)は、その構成に最も技術的な困難を要する部
分である。なぜならば、内軸軸受が互いに反転す
る内軸および外軸(それぞれ第2図の符号1′お
よび2′参照)の相互間に介装されるものである
からだけでなく、後側プロペラ(第2図の符号1
1′参照)の重量により内軸がたわむために内軸
軸受において片当たりが発生しやすく、この内軸
軸受に焼付きを生じる可能性が極めて高いからで
ある。この内軸軸受の焼付きは、航行不能を招く
程の重大な影響を軸系に与える。
において、内軸軸受(第2,3図においては浮動
ブツシユ6′により構成されているが、他に静圧
軸受やころがり軸受等の種々の型式が考えられ
る)は、その構成に最も技術的な困難を要する部
分である。なぜならば、内軸軸受が互いに反転す
る内軸および外軸(それぞれ第2図の符号1′お
よび2′参照)の相互間に介装されるものである
からだけでなく、後側プロペラ(第2図の符号1
1′参照)の重量により内軸がたわむために内軸
軸受において片当たりが発生しやすく、この内軸
軸受に焼付きを生じる可能性が極めて高いからで
ある。この内軸軸受の焼付きは、航行不能を招く
程の重大な影響を軸系に与える。
内軸軸受において片当たりが発生した場合、通
常、摩擦により内軸軸受近傍の温度が上昇するた
め、このような内軸軸受の温度上昇を検出できる
ようにすれば、内軸軸受の焼付きによる重大な損
傷が事前に防止されるようになる。
常、摩擦により内軸軸受近傍の温度が上昇するた
め、このような内軸軸受の温度上昇を検出できる
ようにすれば、内軸軸受の焼付きによる重大な損
傷が事前に防止されるようになる。
プロペラ軸系においてその軸受の温度を検出す
ることは、従来、一軸船の軸系では行なわれてい
る。例えば、第4図に示すように、一軸船のプロ
ペラ軸系においては、プロペラ2″を後端に装着
されたプロペラ軸1″がスタンフレーム7″を貫通
して配設され、同スタンフレーム7″に圧入され
た軸受(すべり軸受)4″および5″によりプロペ
ラ軸1″が支承されている。そして、プロペラ軸
1″のたわみにより最も片当たりの発生する可能
性の高い船尾側の軸受5″の最後端下部近傍位置
の温度を検出すべく、同位置まで、先端に図示し
ない温度検出部を有する温度計測用電線9″が導
かれている。
ることは、従来、一軸船の軸系では行なわれてい
る。例えば、第4図に示すように、一軸船のプロ
ペラ軸系においては、プロペラ2″を後端に装着
されたプロペラ軸1″がスタンフレーム7″を貫通
して配設され、同スタンフレーム7″に圧入され
た軸受(すべり軸受)4″および5″によりプロペ
ラ軸1″が支承されている。そして、プロペラ軸
1″のたわみにより最も片当たりの発生する可能
性の高い船尾側の軸受5″の最後端下部近傍位置
の温度を検出すべく、同位置まで、先端に図示し
ない温度検出部を有する温度計測用電線9″が導
かれている。
この電線9″の基端は、図示しない機関制御室
等にそなえられる高温警報機10″および温度表
示器11″に接続されている。なお、第4図中の
符号3″はシール装置、8″は機関室の後部隔壁を
示す。
等にそなえられる高温警報機10″および温度表
示器11″に接続されている。なお、第4図中の
符号3″はシール装置、8″は機関室の後部隔壁を
示す。
しがたつて、このような軸受温度検出手段をそ
なえた一軸船のプロペラ軸系では、電線9″の先
端の温度検出部により、常時、片当たりが最も発
生しやすい軸受5″の最後端下部近傍の温度が検
出されているため、万一、プロペラ軸1″の片当
たりにより、摩擦熱が発生し軸受5″の温度が上
昇すると、即座に検出されて高温警報機10″や
温度表示器11″により、軸受部の異常等の作動
状態を知ることができ、焼付き等の損傷が事前に
防止される。
なえた一軸船のプロペラ軸系では、電線9″の先
端の温度検出部により、常時、片当たりが最も発
生しやすい軸受5″の最後端下部近傍の温度が検
出されているため、万一、プロペラ軸1″の片当
たりにより、摩擦熱が発生し軸受5″の温度が上
昇すると、即座に検出されて高温警報機10″や
温度表示器11″により、軸受部の異常等の作動
状態を知ることができ、焼付き等の損傷が事前に
防止される。
しかしながら、上述のような一軸船のプロペラ
軸系における軸受温度検出手段を、互いに反転す
る内軸と外軸との間に介装される内軸軸受に適用
するのは困難である。つまり、一軸船のプロペラ
軸系における軸受5″は船体側に固定されている
ので、電線9″を導くのは容易であるのに対し、
二重反転プロペラ軸系における内軸軸受は回転す
る外軸内に配設されているため、一軸船の場合の
ような電線9″を直接内軸軸受まで導くのは極め
て難しい。換言すれば内軸軸受の温度を計測して
も、その計測情報を外部へ取り出すことが難しく
なるのである。
軸系における軸受温度検出手段を、互いに反転す
る内軸と外軸との間に介装される内軸軸受に適用
するのは困難である。つまり、一軸船のプロペラ
軸系における軸受5″は船体側に固定されている
ので、電線9″を導くのは容易であるのに対し、
二重反転プロペラ軸系における内軸軸受は回転す
る外軸内に配設されているため、一軸船の場合の
ような電線9″を直接内軸軸受まで導くのは極め
て難しい。換言すれば内軸軸受の温度を計測して
も、その計測情報を外部へ取り出すことが難しく
なるのである。
このように、二重反転プロペラ軸系においてそ
の内軸軸受あるいはその近傍の温度を検出し同検
出信号を取り出すのは極めて困難であり、その手
段が未だ確率されていないため、内軸軸受におい
て片当たりが発生したような場合に、その状態を
温度検出により知ることができず、内軸軸受の焼
付きによる重大な損傷を招くおそれがある。
の内軸軸受あるいはその近傍の温度を検出し同検
出信号を取り出すのは極めて困難であり、その手
段が未だ確率されていないため、内軸軸受におい
て片当たりが発生したような場合に、その状態を
温度検出により知ることができず、内軸軸受の焼
付きによる重大な損傷を招くおそれがある。
本考案は、このような状況に鑑み、内軸軸受ま
たはその近傍の温度を確実に検出し同検出信号を
軸系の外部へ的確に取り出せるようにして、内軸
軸受において片当たりが発生した場合にその状況
を温度上昇により検知し、内軸軸受の焼付きによ
る重大な損傷が発生するのを防止できるようにし
た、軸受温度警報式舶用二重反転プロペラ軸装置
を提供することを目的とする。
たはその近傍の温度を確実に検出し同検出信号を
軸系の外部へ的確に取り出せるようにして、内軸
軸受において片当たりが発生した場合にその状況
を温度上昇により検知し、内軸軸受の焼付きによ
る重大な損傷が発生するのを防止できるようにし
た、軸受温度警報式舶用二重反転プロペラ軸装置
を提供することを目的とする。
このため、本考案の軸受温度警報式舶用二重反
転プロペラ軸装置は、内軸と、同内軸の外周に配
設された軸受ブツシユと同軸受ブツシユに設けら
れた軸受メタルとからなる内軸軸受と、同内軸軸
受の外周に配設された管状の外軸とをそなえ、上
記内軸軸受またはその近傍に設けられて上記外軸
と一体的に回転しながら上記内軸軸受の温度を検
出しうる軸受温度検出手段と、同検出手段からの
検出信号を上記外軸の外部へ取り出す検出信号取
り出し手段と、同検出信号取り出し手段で取り出
された検出信号に基づき警報を発する警報手段と
が設けられて、上記検出信号取り出し手段が、上
記軸受温度検出手段に接続されるようにして上記
外軸側に固定された発信器と、同発信器から電波
として発信された上記検出信号を受信すべく船体
側に設けられた受信器とで構成されたことを特徴
としている。
転プロペラ軸装置は、内軸と、同内軸の外周に配
設された軸受ブツシユと同軸受ブツシユに設けら
れた軸受メタルとからなる内軸軸受と、同内軸軸
受の外周に配設された管状の外軸とをそなえ、上
記内軸軸受またはその近傍に設けられて上記外軸
と一体的に回転しながら上記内軸軸受の温度を検
出しうる軸受温度検出手段と、同検出手段からの
検出信号を上記外軸の外部へ取り出す検出信号取
り出し手段と、同検出信号取り出し手段で取り出
された検出信号に基づき警報を発する警報手段と
が設けられて、上記検出信号取り出し手段が、上
記軸受温度検出手段に接続されるようにして上記
外軸側に固定された発信器と、同発信器から電波
として発信された上記検出信号を受信すべく船体
側に設けられた受信器とで構成されたことを特徴
としている。
上述の本考案の軸受温度警報式舶用二重反転プ
ロペラ軸装置では、内軸軸受またはその近傍の温
度が、外軸と一体に回転する軸受温度検出手段に
より検出され、その検出信号は検出信号取り出し
手段における外軸側の発信器から船体側の受信器
への送信により外軸の外部へ取り出される。そし
て検出された温度に異常がある場合には、上記検
出信号取り出し手段で取り出された検出信号に基
づき警報手段が警報を発する。
ロペラ軸装置では、内軸軸受またはその近傍の温
度が、外軸と一体に回転する軸受温度検出手段に
より検出され、その検出信号は検出信号取り出し
手段における外軸側の発信器から船体側の受信器
への送信により外軸の外部へ取り出される。そし
て検出された温度に異常がある場合には、上記検
出信号取り出し手段で取り出された検出信号に基
づき警報手段が警報を発する。
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1図は本考案の一実施例として軸受温
度警報式舶用二重反転プロペラ軸装置を示す模式
的な縦断面図である。
すると、第1図は本考案の一実施例として軸受温
度警報式舶用二重反転プロペラ軸装置を示す模式
的な縦断面図である。
第1図に示すように、船尾部において、前側プ
ロペラ5を回転駆動する管状の外軸4と、同外軸
4の内部に嵌挿され図示しない後側プロペラを回
転駆動する内軸1とが、スタンフレーム6を貫通
し船尾側へ突出してそなえられている。そして、
外軸4は、船尾側外軸軸受13および船首側外軸
軸受14により船体側に支承される一方、内軸1
は、外軸4内において内軸軸受43,44により
支承されている。これらの内軸軸受43,44
は、いずれも外軸4の内周に装着された軸受ブツ
シユ43a,44aと、同軸受ブツシユ43a,
44aの内周に設けられた図示しない軸受メタル
とからなる静圧軸受として構成される。なお、内
軸1および外軸4は、外軸軸継手3、2つ割れ中
空軸2などを介して図示しない反転装置および主
機に接続され、互いに反対方向へほぼ等速で回転
駆動されるようになつている。
ロペラ5を回転駆動する管状の外軸4と、同外軸
4の内部に嵌挿され図示しない後側プロペラを回
転駆動する内軸1とが、スタンフレーム6を貫通
し船尾側へ突出してそなえられている。そして、
外軸4は、船尾側外軸軸受13および船首側外軸
軸受14により船体側に支承される一方、内軸1
は、外軸4内において内軸軸受43,44により
支承されている。これらの内軸軸受43,44
は、いずれも外軸4の内周に装着された軸受ブツ
シユ43a,44aと、同軸受ブツシユ43a,
44aの内周に設けられた図示しない軸受メタル
とからなる静圧軸受として構成される。なお、内
軸1および外軸4は、外軸軸継手3、2つ割れ中
空軸2などを介して図示しない反転装置および主
機に接続され、互いに反対方向へほぼ等速で回転
駆動されるようになつている。
一方、外軸用シール装置9および10′が、そ
れぞれ船外および船内におけるスタンフレーム6
と外軸4との間に設けられるとともに、内軸用シ
ール装置8および7が、それぞれ船外および船内
における外軸4と内軸1との間に設けられてお
り、これらのシール装置7〜9,10′は、外軸
4、内軸1およびスタンフレーム6それぞれの相
対的な軸方向移動を防止するほか、潤滑油のリー
クを防止するようになつている。
れぞれ船外および船内におけるスタンフレーム6
と外軸4との間に設けられるとともに、内軸用シ
ール装置8および7が、それぞれ船外および船内
における外軸4と内軸1との間に設けられてお
り、これらのシール装置7〜9,10′は、外軸
4、内軸1およびスタンフレーム6それぞれの相
対的な軸方向移動を防止するほか、潤滑油のリー
クを防止するようになつている。
内軸軸受43,44を潤滑するために、内軸1
の内部に形成される内軸内給油通路48は、その
船首側端部において図示しない給油管に接続され
るとともに、内軸軸受43,44付近において、
内軸1に放射状に多数形成それ軸受ブツシユ43
a,44aの内周に連通する給油孔49に接続さ
れていて、給油管から内軸内給油通路48に流入
する潤滑油が、給油孔49を通り内軸軸受43,
44に至るように、潤滑油供給系がそなえられ
る。なお、第1図において潤滑油排出系の図示は
省略されている。
の内部に形成される内軸内給油通路48は、その
船首側端部において図示しない給油管に接続され
るとともに、内軸軸受43,44付近において、
内軸1に放射状に多数形成それ軸受ブツシユ43
a,44aの内周に連通する給油孔49に接続さ
れていて、給油管から内軸内給油通路48に流入
する潤滑油が、給油孔49を通り内軸軸受43,
44に至るように、潤滑油供給系がそなえられ
る。なお、第1図において潤滑油排出系の図示は
省略されている。
本考案の実施例では、上述のごとく構成された
二重反転プロペラ軸系において、第1図に示すよ
うに、内軸1のたわみにより最も片当たりの発生
する可能性の高い船尾側内軸軸受44における軸
受ブツシユ44aの船尾側端部の温度を直接検出
すべく、同位置まで、先端に温度検出手段として
の温度検出部(温度センサ)40aを有する信号
ラインとしての温度計測用電線40が導かれてい
る。
二重反転プロペラ軸系において、第1図に示すよ
うに、内軸1のたわみにより最も片当たりの発生
する可能性の高い船尾側内軸軸受44における軸
受ブツシユ44aの船尾側端部の温度を直接検出
すべく、同位置まで、先端に温度検出手段として
の温度検出部(温度センサ)40aを有する信号
ラインとしての温度計測用電線40が導かれてい
る。
つまり、この電線40は、外軸4と共に回転す
るように設けられており、外軸用シール装置1
0′と外軸軸継手3との間における外軸4に同外
軸4の周壁部を貫通するように形成された電線穴
38を通つて外軸4内へ導かれている。そして、
電線40は、外軸4の内周面に軸方向に沿い形成
された溝37に嵌め込まれて固定され、船尾側の
軸受ブツシユ44aの近傍まで導かれた後、同軸
受ブツシユ44aの周壁部内をその軸方向に沿い
穿設された電線穴45に挿入され、軸受ブツシユ
44aの上記検出位置まで導かれている。
るように設けられており、外軸用シール装置1
0′と外軸軸継手3との間における外軸4に同外
軸4の周壁部を貫通するように形成された電線穴
38を通つて外軸4内へ導かれている。そして、
電線40は、外軸4の内周面に軸方向に沿い形成
された溝37に嵌め込まれて固定され、船尾側の
軸受ブツシユ44aの近傍まで導かれた後、同軸
受ブツシユ44aの周壁部内をその軸方向に沿い
穿設された電線穴45に挿入され、軸受ブツシユ
44aの上記検出位置まで導かれている。
また、外軸4の電線穴38から外軸4へ取り出
された電線40は外軸軸継手3の外周に固定され
た発信器46に接続され、温度検出部40aから
送られてきた検出信号を、外軸4の回転状態で船
体固定側へ取り出すため、この船体固定側には上
記発信器46からの電波を受ける受信器47がそ
なえられている。このようにして、発信器46お
よび受信器47により、検出信号を外軸4の外部
へ取り出す検出信号取り出し手段が構成される。
そして、受信器47は、電線40′を介し電気式
温度計41および高温警報機42に接続されてい
る。なお、第1図中の符号15はロープガードを
示す。
された電線40は外軸軸継手3の外周に固定され
た発信器46に接続され、温度検出部40aから
送られてきた検出信号を、外軸4の回転状態で船
体固定側へ取り出すため、この船体固定側には上
記発信器46からの電波を受ける受信器47がそ
なえられている。このようにして、発信器46お
よび受信器47により、検出信号を外軸4の外部
へ取り出す検出信号取り出し手段が構成される。
そして、受信器47は、電線40′を介し電気式
温度計41および高温警報機42に接続されてい
る。なお、第1図中の符号15はロープガードを
示す。
本考案の一実施例としての軸受温度警報式舶用
二重反転プロペラ軸装置は上述の如く構成されて
いるので、最も片当たりの発生しやすい船尾側内
軸軸受44における軸受ブツシユ44aの船尾後
端部の温度が、温度検出部40aにより直接検出
され、その検出信号が、電線40を介し発信器4
6に伝えられて、外軸4と一体的に回転状態にあ
る発信器46から固定側の受信器47へ電波とし
て伝達され、軸系外へ的確に取り出された後、電
線40′から電気式温度計41および高温警報器
42に入力される。
二重反転プロペラ軸装置は上述の如く構成されて
いるので、最も片当たりの発生しやすい船尾側内
軸軸受44における軸受ブツシユ44aの船尾後
端部の温度が、温度検出部40aにより直接検出
され、その検出信号が、電線40を介し発信器4
6に伝えられて、外軸4と一体的に回転状態にあ
る発信器46から固定側の受信器47へ電波とし
て伝達され、軸系外へ的確に取り出された後、電
線40′から電気式温度計41および高温警報器
42に入力される。
このようにして入力された温度検出信号に基づ
き、電気式温度計41は浮動ブツシユ12近傍の
外軸4の温度を表示する一方、高温警報器42
は、検出温度が所定値以上になつた場合、内軸軸
受44に焼付き等の異常が生じたと判断して自動
的に警報を発する。
き、電気式温度計41は浮動ブツシユ12近傍の
外軸4の温度を表示する一方、高温警報器42
は、検出温度が所定値以上になつた場合、内軸軸
受44に焼付き等の異常が生じたと判断して自動
的に警報を発する。
このように、内軸軸受44において片当たり等
が発生してその摩擦熱により潤滑油の温度が上昇
すると、その温度上昇が温度計41により判断さ
れるだけでなく、その温度が所定値以上になつた
場合には高温警報器42から自動的に警報が発せ
られ、内軸軸受44における片当たり等の発生を
事前に検知できるようになる。
が発生してその摩擦熱により潤滑油の温度が上昇
すると、その温度上昇が温度計41により判断さ
れるだけでなく、その温度が所定値以上になつた
場合には高温警報器42から自動的に警報が発せ
られ、内軸軸受44における片当たり等の発生を
事前に検知できるようになる。
また、温度検出部40aにより検出されるデー
タを電気式温度計41により監視することで、特
に片当たりの生じやすい船尾側内軸軸受44の作
動状況を常に把握することができるようになり、
高温警報器42の機能と相まつて、内軸軸受44
の作動状況の監視が可能となる。したがつて、内
軸1および内軸軸受44における焼付き等の事故
を未然に防止でき、舶用二重反転プロペラ軸装置
における内軸軸受の安全性および信頼性が大幅に
向上する。
タを電気式温度計41により監視することで、特
に片当たりの生じやすい船尾側内軸軸受44の作
動状況を常に把握することができるようになり、
高温警報器42の機能と相まつて、内軸軸受44
の作動状況の監視が可能となる。したがつて、内
軸1および内軸軸受44における焼付き等の事故
を未然に防止でき、舶用二重反転プロペラ軸装置
における内軸軸受の安全性および信頼性が大幅に
向上する。
なお、本実施例では温度検出部(温度センサ)
40aが直接内軸軸受44に設けられているが、
この温度検出器40aは内軸軸受44の近傍の外
軸4内に設けるようにしてもよい。
40aが直接内軸軸受44に設けられているが、
この温度検出器40aは内軸軸受44の近傍の外
軸4内に設けるようにしてもよい。
以上詳述したように、本考案の軸受温度警報式
舶用二重反転プロペラ軸装置によれば、内軸と、
同内軸の外周に配設された軸受ブツシユと同軸受
ブツシユに設けられた軸受メタルとからなる内軸
軸受と、同内軸軸受の外周に配設された管状の外
軸とをそなえ、上記内軸軸受またはその近傍に設
けられて上記外軸と一体的に回転しながら上記内
軸軸受の温度を検出しうる軸受温度検出手段と、
同検出手段からの検出信号を上記外軸の外部へ取
り出す検出信号取り出し手段と、同検出信号取り
出し手段で取り出された検出信号に基づき警報を
発する警報手段とが設けられて、上記検出信号取
り出し手段が、上記軸受温度検出手段に接続され
るようにして上記外軸側に固定された発信器と、
同発信器から電波として発信された上記検出信号
を受信すべく船体側に設けられた受信器とで構成
されるという簡素な構成で、従来困難であつた内
軸軸受の温度を的確に検知できるようになるだけ
でなく、その検出信号に基づき検出温度が所定値
以上になつた場合には警報手段から自動的に警報
が発せられるので、内軸軸受における片当たり等
の発生を検知できるとともに、内軸軸受の作動状
況を監視できるようになり、内軸軸受における焼
付き等の事故を未然に防止できて、舶用二重反転
プロペラ軸装置における内軸軸受の安全性および
信頼性が大幅に向上するのである。
舶用二重反転プロペラ軸装置によれば、内軸と、
同内軸の外周に配設された軸受ブツシユと同軸受
ブツシユに設けられた軸受メタルとからなる内軸
軸受と、同内軸軸受の外周に配設された管状の外
軸とをそなえ、上記内軸軸受またはその近傍に設
けられて上記外軸と一体的に回転しながら上記内
軸軸受の温度を検出しうる軸受温度検出手段と、
同検出手段からの検出信号を上記外軸の外部へ取
り出す検出信号取り出し手段と、同検出信号取り
出し手段で取り出された検出信号に基づき警報を
発する警報手段とが設けられて、上記検出信号取
り出し手段が、上記軸受温度検出手段に接続され
るようにして上記外軸側に固定された発信器と、
同発信器から電波として発信された上記検出信号
を受信すべく船体側に設けられた受信器とで構成
されるという簡素な構成で、従来困難であつた内
軸軸受の温度を的確に検知できるようになるだけ
でなく、その検出信号に基づき検出温度が所定値
以上になつた場合には警報手段から自動的に警報
が発せられるので、内軸軸受における片当たり等
の発生を検知できるとともに、内軸軸受の作動状
況を監視できるようになり、内軸軸受における焼
付き等の事故を未然に防止できて、舶用二重反転
プロペラ軸装置における内軸軸受の安全性および
信頼性が大幅に向上するのである。
第1図は本考案の一実施例としての軸受温度警
報式舶用二重反転プロペラ軸装置を示す模式的な
縦断面図であり、第2,3図は従来の舶用二重反
転プロペラ軸装置を示すもので、第2図はその縦
断面図、第3図はその要部を破断して示す斜視図
であり、第4図は一軸船における軸受温度検出手
段を説明するための模式的な縦断面図である。 1……内軸、1a……拡径肩部、2……2つ割
れ中空軸、3……外軸軸継手、4……外軸、5…
…前側プロペラ、6……スタンフレーム、7,8
……内軸用シール装置、9,10′……外軸用シ
ール装置、13……船尾側外軸軸受、14……船
首側外軸軸受、15……ロープガード、38……
電線穴、40……信号ラインとしての温度計測用
電線、40……電線、40a……軸受温度検出手
段としての温度検出部(温度センサ)、41……
電気式温度計、42……警報手段としての高温警
報器、43……船首側内軸軸受(静圧軸受)、4
3a……軸受ブツシユ、44……船尾側内軸軸受
(静圧軸受)、44a……軸受ブツシユ、45……
電線穴、46……発信器、47……受信器、48
……内軸内給油通路、49……給油孔。
報式舶用二重反転プロペラ軸装置を示す模式的な
縦断面図であり、第2,3図は従来の舶用二重反
転プロペラ軸装置を示すもので、第2図はその縦
断面図、第3図はその要部を破断して示す斜視図
であり、第4図は一軸船における軸受温度検出手
段を説明するための模式的な縦断面図である。 1……内軸、1a……拡径肩部、2……2つ割
れ中空軸、3……外軸軸継手、4……外軸、5…
…前側プロペラ、6……スタンフレーム、7,8
……内軸用シール装置、9,10′……外軸用シ
ール装置、13……船尾側外軸軸受、14……船
首側外軸軸受、15……ロープガード、38……
電線穴、40……信号ラインとしての温度計測用
電線、40……電線、40a……軸受温度検出手
段としての温度検出部(温度センサ)、41……
電気式温度計、42……警報手段としての高温警
報器、43……船首側内軸軸受(静圧軸受)、4
3a……軸受ブツシユ、44……船尾側内軸軸受
(静圧軸受)、44a……軸受ブツシユ、45……
電線穴、46……発信器、47……受信器、48
……内軸内給油通路、49……給油孔。
Claims (1)
- 船尾に設けられた二重反転プロペラ軸装置にお
いて、内軸と、同内軸の外周に配設された軸受ブ
ツシユと同軸受ブツシユに設けられた軸受メタル
とからなる内軸軸受と、同内軸軸受の外周に配設
された管状の外軸とをそなえ、上記内軸軸受また
はその近傍に設けられて上記外軸と一体的に回転
しながら上記内軸軸受の温度を検出しうる軸受温
度検出手段と、同検出手段からの検出信号を上記
外軸の外部へ取り出す検出信号取り出し手段と、
同検出信号取り出し手段で取り出された検出信号
に基づき警報を発する警報手段とが設けられて、
上記検出信号取り出し手段が、上記軸受温度検出
手段に接続されるようにして上記外軸側に固定さ
れた発信器と、同発信器から電波として発信され
た上記検出信号を受信すべく船体側に設けられた
受信器とで構成されたことを特徴とする、軸受温
度警報式舶用二重反転プロペラ軸装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986082264U JPH057919Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986082264U JPH057919Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62192999U JPS62192999U (ja) | 1987-12-08 |
| JPH057919Y2 true JPH057919Y2 (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=30934759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986082264U Expired - Lifetime JPH057919Y2 (ja) | 1986-05-29 | 1986-05-29 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH057919Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0755200Y2 (ja) * | 1989-06-20 | 1995-12-20 | 石川島播磨重工業株式会社 | 遊転プロペラの潤滑装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1921893A (en) * | 1930-10-24 | 1933-08-08 | John G Steele | Propelling device |
| US2457999A (en) * | 1946-03-28 | 1949-01-04 | Continental Aviat & Eng Corp | Lubrication means for dual propeller shaft assemblies |
| JPS5570614U (ja) * | 1978-11-08 | 1980-05-15 |
-
1986
- 1986-05-29 JP JP1986082264U patent/JPH057919Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62192999U (ja) | 1987-12-08 |
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