JPH0579272B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0579272B2 JPH0579272B2 JP9602587A JP9602587A JPH0579272B2 JP H0579272 B2 JPH0579272 B2 JP H0579272B2 JP 9602587 A JP9602587 A JP 9602587A JP 9602587 A JP9602587 A JP 9602587A JP H0579272 B2 JPH0579272 B2 JP H0579272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- polyfunctional monomer
- acrylate
- meth
- microspherical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、初期接着性に優れ、かつ再剥離性の
良好な感圧性接着剤に関する。 (従来の技術) 上質紙などの基材の一部に感圧性粘着剤層が形
成された再剥離性メモ用紙パツドや開閉自在封筒
がオフイスなどで利用されている。例えば感圧性
接着剤層を有する上記メモ用紙は、再剥離性が良
好であり、接着対象物から剥離後再び他の接着対
象物に接着させることも可能である。このような
用途に使用される接着剤は、初期接着性に優れ、
かつ再剥離性の良好であることが必要である。つ
まり、基材に該接着剤の層が形成されたシートを
接着対象物に軽く押しつけて接着させたときの接
着力が比較的高く、かつ強く押しつけて接着させ
たときにも接着力がそれほど上昇しないため比較
的小さな力で剥離され得ることが望まれる。さら
い、いわゆる糊残りがなく、かつ再び他の接着対
象物に良好な接着性をもつて接着しうることが望
まれる。 このような再剥離・再接着性を有する接着剤
(以下再剥離性接着剤という)およびこの接着剤
の層が形成されたシートが、例えば米国特許第
3691140号、米国特許第3857731号、米国特許第
4166152号、特開昭50−2736号公報および特開昭
60−11569号に開示されている。ここに記載され
た接着剤は、いずれもアルキルアクリレートモノ
マーと極性モノマーと水性懸濁重合して得られる
微球状の接着剤である。接着剤の形状を微球状と
したため比較的良好に再剥離がなされる。しか
し、例えば特開昭50−2736号公報に記載のモノマ
ー組成物を水性懸濁重合させると、重合反応時の
温度、時間、攪拌状態により得られる微球状接着
剤の品質が一定しない。このような接着剤を用い
て、例えば粘着シートを調製すると、得られるシ
ートの接着力などにバラツキを生じ、一定した品
質のシートが得られない。上記懸濁重合時には、
生じたラジカルにより(メタ)アクリレートモノ
マーが重合し主鎖を形成すると同時に、生じた
(メタ)アクリレートポリマーとラジカルとの間
のラジカル連鎖移動反応により架橋反応が起こる
と考えられる。しかし、このラジカルの連鎖移動
反応は、不確定性要素が大きく、ラジカル反応の
結果常に一定の架橋状態を有する安定した品質の
ポリマーは得られない。その結果、上記のような
品質のバラツキがもたらされると考えられる。さ
らに、このような接着剤は、微球状であるため基
材に対する接着性の度合もまたそれ程高くないた
め、この微球状接着剤を基材に接着させる接着剤
層、つまり下塗り層が必要となる(米国特許第
3857731号および特開昭60−11569号公報)。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり
その目的とするところは、初期接着性および再剥
離性に優れた感圧性接着剤を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、アクリル系モノマーの
重合反応により得られる安定した品質の微球状再
剥離性接着剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、上記優れた性質を有し、かつ下
塗り層を必要としない再剥離性接着剤を提供する
ことにある。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明の微球状感圧性接着剤は、(メタ)アク
リレート、および分子内に2個以上の重合性不飽
和基を有し水溶性の多官能性モノマーを含有する
組成物を、油溶性開始剤および界面活性剤の存在
下で水性懸濁重合して得られる平均粒径10〜
150μmの微球状であり、そのことにより上記目的
が達成される。 本発明の微球状感圧性接着剤に使用される(メ
タ)アクリレート(アクリレートおよび/または
メタクリレートという)は、
良好な感圧性接着剤に関する。 (従来の技術) 上質紙などの基材の一部に感圧性粘着剤層が形
成された再剥離性メモ用紙パツドや開閉自在封筒
がオフイスなどで利用されている。例えば感圧性
接着剤層を有する上記メモ用紙は、再剥離性が良
好であり、接着対象物から剥離後再び他の接着対
象物に接着させることも可能である。このような
用途に使用される接着剤は、初期接着性に優れ、
かつ再剥離性の良好であることが必要である。つ
まり、基材に該接着剤の層が形成されたシートを
接着対象物に軽く押しつけて接着させたときの接
着力が比較的高く、かつ強く押しつけて接着させ
たときにも接着力がそれほど上昇しないため比較
的小さな力で剥離され得ることが望まれる。さら
い、いわゆる糊残りがなく、かつ再び他の接着対
象物に良好な接着性をもつて接着しうることが望
まれる。 このような再剥離・再接着性を有する接着剤
(以下再剥離性接着剤という)およびこの接着剤
の層が形成されたシートが、例えば米国特許第
3691140号、米国特許第3857731号、米国特許第
4166152号、特開昭50−2736号公報および特開昭
60−11569号に開示されている。ここに記載され
た接着剤は、いずれもアルキルアクリレートモノ
マーと極性モノマーと水性懸濁重合して得られる
微球状の接着剤である。接着剤の形状を微球状と
したため比較的良好に再剥離がなされる。しか
し、例えば特開昭50−2736号公報に記載のモノマ
ー組成物を水性懸濁重合させると、重合反応時の
温度、時間、攪拌状態により得られる微球状接着
剤の品質が一定しない。このような接着剤を用い
て、例えば粘着シートを調製すると、得られるシ
ートの接着力などにバラツキを生じ、一定した品
質のシートが得られない。上記懸濁重合時には、
生じたラジカルにより(メタ)アクリレートモノ
マーが重合し主鎖を形成すると同時に、生じた
(メタ)アクリレートポリマーとラジカルとの間
のラジカル連鎖移動反応により架橋反応が起こる
と考えられる。しかし、このラジカルの連鎖移動
反応は、不確定性要素が大きく、ラジカル反応の
結果常に一定の架橋状態を有する安定した品質の
ポリマーは得られない。その結果、上記のような
品質のバラツキがもたらされると考えられる。さ
らに、このような接着剤は、微球状であるため基
材に対する接着性の度合もまたそれ程高くないた
め、この微球状接着剤を基材に接着させる接着剤
層、つまり下塗り層が必要となる(米国特許第
3857731号および特開昭60−11569号公報)。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の欠点を解決するものであり
その目的とするところは、初期接着性および再剥
離性に優れた感圧性接着剤を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、アクリル系モノマーの
重合反応により得られる安定した品質の微球状再
剥離性接着剤を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、上記優れた性質を有し、かつ下
塗り層を必要としない再剥離性接着剤を提供する
ことにある。 (問題点を解決するための手段および作用) 本発明の微球状感圧性接着剤は、(メタ)アク
リレート、および分子内に2個以上の重合性不飽
和基を有し水溶性の多官能性モノマーを含有する
組成物を、油溶性開始剤および界面活性剤の存在
下で水性懸濁重合して得られる平均粒径10〜
150μmの微球状であり、そのことにより上記目的
が達成される。 本発明の微球状感圧性接着剤に使用される(メ
タ)アクリレート(アクリレートおよび/または
メタクリレートという)は、
【式】で示
され、R3は炭素数4〜9の飽和炭化水素基、そ
してR4はHまたはCH3を表す。このような(メ
タ)アクリレートとしては、n−ブチルアクリレ
ート、n−ヘキシルメタクリレート、n−オクチ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、シキロヘキシルアクリレートなどが挙げら
れる。 分子内に2個以上の重合性不飽和基を有する水
溶性の多官能性モノマーは、次式()で示され
る:
してR4はHまたはCH3を表す。このような(メ
タ)アクリレートとしては、n−ブチルアクリレ
ート、n−ヘキシルメタクリレート、n−オクチ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、シキロヘキシルアクリレートなどが挙げら
れる。 分子内に2個以上の重合性不飽和基を有する水
溶性の多官能性モノマーは、次式()で示され
る:
【式】
ここでR1はHまたはCH3;R2はこの多官能性
モノマー()が任意の割合で水と相溶し得るよ
うな性質を与えるn価の炭化水素基、またはこの
多官能性モノマー()が任意の割合で水と相溶
し得るような性質を与えるn価の基であつてオキ
シエチレン単位を有する基であり;そしてn≧2
である。 多官能性モノマーのうち特に好ましいのは、オ
キシエチレン単位(−0−CH2−CH2)を4単位
以上含むモノマーである。それには例えば、次式
()で表される化合物がある:
モノマー()が任意の割合で水と相溶し得るよ
うな性質を与えるn価の炭化水素基、またはこの
多官能性モノマー()が任意の割合で水と相溶
し得るような性質を与えるn価の基であつてオキ
シエチレン単位を有する基であり;そしてn≧2
である。 多官能性モノマーのうち特に好ましいのは、オ
キシエチレン単位(−0−CH2−CH2)を4単位
以上含むモノマーである。それには例えば、次式
()で表される化合物がある:
【化】
ここでR1はHまたはCH3、そしてn≧4であ
る。 本発明の接着剤調製のための原料組成物は、上
記(メタ)アクリレートを95〜99.0モル%の割合
で、そして上記多官能性モノマーを0.1〜5モル
%、好ましくは0.3〜1モル%の割合で含有する。
上記以外の重合性モノマーが4.9モル%以下の割
合で含有されていてもよい。(メタ)アクリレー
トの含有量が過少であり多官能性モノマーが過剰
であると得られるポリマーの架橋度が高すぎるた
め接着性が低下する。逆に(メタ)アクリレート
が過剰であり多官能性が過少であると得られるポ
リマーの架橋度が一定せず、物性にバラツキを生
じる。 開始剤(重合反応開始剤)は熱などにより分解
してラジカルを発生する性質を有する。本発明で
は、この開始剤としては、実質的に水に不溶であ
り(油溶性であり)、アクリル系モノマーに可溶
なものが使用される。例えば、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゾイルパーオ
キシドなどの過酸化物が好適に利用される。油溶
性開始剤は全モノマー成分100重量部に対し、
0.05〜0.5重量部の割合で使用される。 界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムなどのイオン性界面活性剤、ポリ
オキシエチレンラウリルアルコールエーテルなど
の非イオン性界面活性剤が利用され得る。界面活
性剤は臨界ミセル濃度以上で使用され、通常、水
100重量部あたり0.3〜1.0重量部の割合で使用さ
れる。 本発明の微球状感圧性接着剤を得るには、上記
(メタ)アクリレート、多官能性モノマー、界面
活性剤および油溶性開始剤を水もしくは水性溶媒
に加えて攪拌しながら重合反応を行う、重合条件
は通常の水性懸濁重合反応に準じる。例えば75℃
前後で約2時間攪拌を行う。このようにして、平
均粒径が10〜150μmの粒径の揃つた微球状ポリマ
ーが得られる。この微球状接着剤は架橋度にバラ
ツキが少なく品質の安定した接着性を有する。こ
の接着剤を用いて、例えば粘着シートを調製する
には、得られた微球状の接着剤をトルエンなどの
有機溶媒に分散させて紙、プラスチツクフイルム
などの基材表面に塗布・乾燥して粘着剤層を形成
させる。この微球状感圧性接着剤を基剤に接着さ
せるための接着層(下塗り層)を必要としない。 このようにして、高品質の再剥離性感圧性接着
剤が得られる。この接着剤を調製する上記水性懸
濁重合反応においては、多官能性モノマーは水溶
性であるため反応液に溶解する。重合反応が開始
し、(メタ)アクリレートの重合が起こると形成
される微球状の(メタ)アクリレート重合体の表
面に上記多官能性モノマーが吸着し、微球体の表
面付近で主として架橋反応が起こり、微球体の中
心部の架橋度は低いと考えられる。この微球体ポ
リマーを上記のように例えばトルエンなどの有機
溶媒に懸濁させて基材表面に塗布すると、架橋度
の高い微球表面は有機溶媒に溶解しないため粒球
の形状を保持する。他方、中心部のポリマーは架
橋度が低いためその一部が溶媒に溶解して微球体
表面に浸出する。基材表面塗布後、乾燥させると
微球表面に浸出したポリマーが固化し、微球体が
基材表面に強固に接着する。つまりアンカー(投
錨)効果が得られる。そのため、従来の微球体接
着剤を使用するときのような下塗り層を必要とし
ない。さらに微球の中心は架橋度が低く柔軟性を
有するため初期接着性に優れ、小さい力でも例え
ば上記粘着シートを接着させることができる。 架橋構造を有する接着剤としては、特開昭57−
111368号公報にエマルジヨン系ポリマー100重量
部に架橋剤が2重量部以下の割合で配合された接
着剤が開示されている。架橋剤としては、多官能
エポキシ化合物、メラミン化合物、イソシアネー
ト化合物などが用いられ、例えば、溶剤塗工など
で基材上に塗布後、加熱することにより架橋反応
が起こるという点で本発明の接着剤とは異なる。
さらに、この接着剤を基材上に塗布して架橋反応
を起こさせるべく加熱すると球状のポリマーの型
がくずれフイルム状となるため、本発明のような
再剥離性接着剤としては適当とはいえない。この
他、架橋構造を有する微球体のポリマーとして
は、スチレン系の微粒子がクロマトグラフイー用
に製造されているが、これはTgが高いため接着
性を有しておらず、さらにビニル系の架橋剤を使
用しないことから、本発明の接着剤とは全く異な
る。 (実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。 実施例 2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA;三
菱油化(株)製)297gおよびベンゾイルパーオキシ
ド0.9gを2のセパラブルフラスコに入れ、こ
れに純水1000g、界面活性剤としてドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム6.66gおよび多官能性
ポリマーとして次式で示されるポリエチレングリ
コールジアクリレート(新中村化学(株)製)3g
(0.36モル%)を加えた。
る。 本発明の接着剤調製のための原料組成物は、上
記(メタ)アクリレートを95〜99.0モル%の割合
で、そして上記多官能性モノマーを0.1〜5モル
%、好ましくは0.3〜1モル%の割合で含有する。
上記以外の重合性モノマーが4.9モル%以下の割
合で含有されていてもよい。(メタ)アクリレー
トの含有量が過少であり多官能性モノマーが過剰
であると得られるポリマーの架橋度が高すぎるた
め接着性が低下する。逆に(メタ)アクリレート
が過剰であり多官能性が過少であると得られるポ
リマーの架橋度が一定せず、物性にバラツキを生
じる。 開始剤(重合反応開始剤)は熱などにより分解
してラジカルを発生する性質を有する。本発明で
は、この開始剤としては、実質的に水に不溶であ
り(油溶性であり)、アクリル系モノマーに可溶
なものが使用される。例えば、アゾビスイソブチ
ロニトリルなどのアゾ化合物、ベンゾイルパーオ
キシドなどの過酸化物が好適に利用される。油溶
性開始剤は全モノマー成分100重量部に対し、
0.05〜0.5重量部の割合で使用される。 界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムなどのイオン性界面活性剤、ポリ
オキシエチレンラウリルアルコールエーテルなど
の非イオン性界面活性剤が利用され得る。界面活
性剤は臨界ミセル濃度以上で使用され、通常、水
100重量部あたり0.3〜1.0重量部の割合で使用さ
れる。 本発明の微球状感圧性接着剤を得るには、上記
(メタ)アクリレート、多官能性モノマー、界面
活性剤および油溶性開始剤を水もしくは水性溶媒
に加えて攪拌しながら重合反応を行う、重合条件
は通常の水性懸濁重合反応に準じる。例えば75℃
前後で約2時間攪拌を行う。このようにして、平
均粒径が10〜150μmの粒径の揃つた微球状ポリマ
ーが得られる。この微球状接着剤は架橋度にバラ
ツキが少なく品質の安定した接着性を有する。こ
の接着剤を用いて、例えば粘着シートを調製する
には、得られた微球状の接着剤をトルエンなどの
有機溶媒に分散させて紙、プラスチツクフイルム
などの基材表面に塗布・乾燥して粘着剤層を形成
させる。この微球状感圧性接着剤を基剤に接着さ
せるための接着層(下塗り層)を必要としない。 このようにして、高品質の再剥離性感圧性接着
剤が得られる。この接着剤を調製する上記水性懸
濁重合反応においては、多官能性モノマーは水溶
性であるため反応液に溶解する。重合反応が開始
し、(メタ)アクリレートの重合が起こると形成
される微球状の(メタ)アクリレート重合体の表
面に上記多官能性モノマーが吸着し、微球体の表
面付近で主として架橋反応が起こり、微球体の中
心部の架橋度は低いと考えられる。この微球体ポ
リマーを上記のように例えばトルエンなどの有機
溶媒に懸濁させて基材表面に塗布すると、架橋度
の高い微球表面は有機溶媒に溶解しないため粒球
の形状を保持する。他方、中心部のポリマーは架
橋度が低いためその一部が溶媒に溶解して微球体
表面に浸出する。基材表面塗布後、乾燥させると
微球表面に浸出したポリマーが固化し、微球体が
基材表面に強固に接着する。つまりアンカー(投
錨)効果が得られる。そのため、従来の微球体接
着剤を使用するときのような下塗り層を必要とし
ない。さらに微球の中心は架橋度が低く柔軟性を
有するため初期接着性に優れ、小さい力でも例え
ば上記粘着シートを接着させることができる。 架橋構造を有する接着剤としては、特開昭57−
111368号公報にエマルジヨン系ポリマー100重量
部に架橋剤が2重量部以下の割合で配合された接
着剤が開示されている。架橋剤としては、多官能
エポキシ化合物、メラミン化合物、イソシアネー
ト化合物などが用いられ、例えば、溶剤塗工など
で基材上に塗布後、加熱することにより架橋反応
が起こるという点で本発明の接着剤とは異なる。
さらに、この接着剤を基材上に塗布して架橋反応
を起こさせるべく加熱すると球状のポリマーの型
がくずれフイルム状となるため、本発明のような
再剥離性接着剤としては適当とはいえない。この
他、架橋構造を有する微球体のポリマーとして
は、スチレン系の微粒子がクロマトグラフイー用
に製造されているが、これはTgが高いため接着
性を有しておらず、さらにビニル系の架橋剤を使
用しないことから、本発明の接着剤とは全く異な
る。 (実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。 実施例 2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA;三
菱油化(株)製)297gおよびベンゾイルパーオキシ
ド0.9gを2のセパラブルフラスコに入れ、こ
れに純水1000g、界面活性剤としてドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム6.66gおよび多官能性
ポリマーとして次式で示されるポリエチレングリ
コールジアクリレート(新中村化学(株)製)3g
(0.36モル%)を加えた。
【式】
この懸濁液を40℃にて1時間、回転速度
270rpmで攪拌した後、液温を75℃に上げて重合
反応を開始させた。75℃にて2時間反応させた
後、温度を下げて重合反応を終了させた。重合懸
濁液にメタノールを加え、生成物を取り出し、乾
燥させた後、トルエン中に分散させた。ポリマー
の平均粒子径は約50μmであつた。このトルエン
分散液を上質紙に固型分が10g/m2となるように
バーコーターで塗布し、乾燥させて紙粘着シート
を得た。 この粘着シートの性能を次のようにして評価し
た。その結果を下表に示す。 (1) 初期粘着性 ASTMによるプローブタツクテストを行う。 (2) 粘着力 JIS Z−0237に記載の方法によるSP粘着力で
評価する。 (3) アンカー(投錨)性 粘着シートを平滑なガラス板にJIS Z−0237に
記載の方法に従つて貼りつける。このガラス板を
60℃にて100時間放置した後、該粘着シートを剥
離し、ガラス面上の微細球の付着状況を観察す
る。 比較例 2EHAの量を100gとし、ポリエチレングリコ
ールジアクリレートを使用しなかつたこと以外は
実施例と同様に反応を行つた。この重合反応によ
り平均粒子径約50μmのポリマーが得られた。実
施例1と同様に粘着シートを調製し、その評価を
行つた。その結果を下表に示す。
270rpmで攪拌した後、液温を75℃に上げて重合
反応を開始させた。75℃にて2時間反応させた
後、温度を下げて重合反応を終了させた。重合懸
濁液にメタノールを加え、生成物を取り出し、乾
燥させた後、トルエン中に分散させた。ポリマー
の平均粒子径は約50μmであつた。このトルエン
分散液を上質紙に固型分が10g/m2となるように
バーコーターで塗布し、乾燥させて紙粘着シート
を得た。 この粘着シートの性能を次のようにして評価し
た。その結果を下表に示す。 (1) 初期粘着性 ASTMによるプローブタツクテストを行う。 (2) 粘着力 JIS Z−0237に記載の方法によるSP粘着力で
評価する。 (3) アンカー(投錨)性 粘着シートを平滑なガラス板にJIS Z−0237に
記載の方法に従つて貼りつける。このガラス板を
60℃にて100時間放置した後、該粘着シートを剥
離し、ガラス面上の微細球の付着状況を観察す
る。 比較例 2EHAの量を100gとし、ポリエチレングリコ
ールジアクリレートを使用しなかつたこと以外は
実施例と同様に反応を行つた。この重合反応によ
り平均粒子径約50μmのポリマーが得られた。実
施例1と同様に粘着シートを調製し、その評価を
行つた。その結果を下表に示す。
【表】
(発明の効果)
本発明により、このように、初期接着性に優れ
再剥離性の良好な微球状感圧性接着剤が得られ
る。この接着剤を用いて粘着シートを調製すると
該接着剤がアンカー効果を有するため下塗り層を
必要としない。このような感圧性接着剤は、接着
層を有するメモ用紙パツドや開閉自在の封筒など
の用途に好適に利用され得る。
再剥離性の良好な微球状感圧性接着剤が得られ
る。この接着剤を用いて粘着シートを調製すると
該接着剤がアンカー効果を有するため下塗り層を
必要としない。このような感圧性接着剤は、接着
層を有するメモ用紙パツドや開閉自在の封筒など
の用途に好適に利用され得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (メタ)アクリレート、および分子内に2個
以上の重合性不飽和基を有し水溶性の多官能性モ
ノマーを含有する組成物を、油溶性開始剤および
界面活性剤の存在下で水性懸濁重合して得られる
平均粒径10〜150μmの微球状感圧性接着剤。 2 前記組成物が、(メタ)アクリレートを95〜
99.9モル%の割合で、そして前記多官能性モノマ
ーを0.1〜5モル%の割合で含有する特許請求の
範囲第1項に記載の接着剤。 3 前記多官能モノマーが次式()で示される
特許請求の範囲第1項に記載の接着剤: 【式】 ここでR1はHまたはCH3;R2はこの多官能性
モノマー()が任意の割合で水と相溶し得るよ
うな性質を与えるn価の炭化水素基、またはこの
多官能性モノマー()が任意の割合で水と相溶
し得るような性質を与えるn価の基であつてオキ
シエチレン単位を有する基であり;そしてn≧2
である。 4 前記R2がオキシエチレン単位を4単位以上
含有する特許請求の範囲第3項に記載の接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9602587A JPS63260972A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 微球状感圧性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9602587A JPS63260972A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 微球状感圧性接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63260972A JPS63260972A (ja) | 1988-10-27 |
| JPH0579272B2 true JPH0579272B2 (ja) | 1993-11-01 |
Family
ID=14153797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9602587A Granted JPS63260972A (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 微球状感圧性接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63260972A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0337201A (ja) * | 1989-07-04 | 1991-02-18 | Sekisui Plastics Co Ltd | アクリル系弾性微粒子の製造方法 |
| US5410016A (en) * | 1990-10-15 | 1995-04-25 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Photopolymerizable biodegradable hydrogels as tissue contacting materials and controlled-release carriers |
| US5817206A (en) * | 1996-02-07 | 1998-10-06 | Dtm Corporation | Selective laser sintering of polymer powder of controlled particle size distribution |
| JP2024000274A (ja) * | 2022-06-20 | 2024-01-05 | 株式会社トライフ | 吸水性積層体 |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP9602587A patent/JPS63260972A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63260972A (ja) | 1988-10-27 |
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