JPH0579374B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0579374B2 JPH0579374B2 JP59174252A JP17425284A JPH0579374B2 JP H0579374 B2 JPH0579374 B2 JP H0579374B2 JP 59174252 A JP59174252 A JP 59174252A JP 17425284 A JP17425284 A JP 17425284A JP H0579374 B2 JPH0579374 B2 JP H0579374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- oil
- acid monoglyceride
- protein
- viscosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Grain Derivatives (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Dairy Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
本発明は巾広いPH領域において粘度変化のな
いO/W型エマルジヨン組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、PH2〜9という広範なPH領
域において、所定のPHで最初から調整する事
も、また所定のPHで調製したものを酸液等を用
いてPHを変動しても、可塑化したり分離等の状
態変化がなく安定で、さらに、ホイツプクリー
ム、コーヒークリーム、マヨネーズ、ドレツシン
グ等の所要の機能をPHの変化によつて損なうこ
とのない新規なO/W型エマルジヨン組成物に関
するものである。 「従来の技術」「発明が解決しようとする問題点」 近年、食品、化粧品等の多様化の結果として各
種O/Wエマルジヨンが開発され、市場に供給さ
れている。ここで言うO/Wエマルジヨンとは、
水を分散媒とする連続層が油を分散相とする層を
分散しているものであり、例えば、ホイツプ用ク
リーム、コーヒー用、クリームチーズ様食品、ガ
ナツシユ様食品、マヨネーズ、ドレツシング、離
型用エマルジヨン、アイスクリーム、ソフトクリ
ーム、ハム、ソーセージ練り込み用O/Wエマル
ジヨン、焼き菓子用エマルジヨン等全てのO/W
型エマルジヨンを含むものである。更に、化粧品
のごときものでO/W型エマルジヨンに含まれる
ものも包含する。 これらの食品については、通常そのまま食すか
或いは他の食品と混合したり、併せたりといつた
調理または簡単な操作をして食す場合が多い。中
でも酸味を付与したり酸性物質中へ添加するもの
が多く、前者には、マヨネーズ、ドレツシング様
食品等があり、また後者としては、コーヒー用ク
リーム、ハム、ソーセージ練り込み用O/W型エ
マルジヨン等が挙げられる。 しかし、これら天然あるいは加工調製されたエ
マルジヨンは全てPHに対して不安定である。即
ち、何等かの調理加工を目的に酸液あるいは塩基
を添加した場合、粘度の極端な変化があつたり、
更には、分離、可塑化といつた現象を引き起こ
す。これら状態変化を利用して調理加工する場合
もあるが、近年の様に食品が多様化してくると却
つて弊害となる事が多く、状態変化のないものが
望まれるが、そのためには過大な設備投資を行な
う必要があり、かかる品質の安定したものを安価
に供給することはほとんど不可能な状況にある。 「問題点を解決するための手段」 そこで本発明者らは、これらの問題点を解決す
るために鋭意研究の結果、PH2〜9という極端
なPH域において、安定なエマルジヨン組成物を
得ることに成功し、本発明を提供するに至つたも
のである。 即ち、本発明は蛋白質としてホエー蛋白質を含
有しカゼイン含量が0.3重量%以下であつて、乳
化剤としてクエン酸モノグリセライド及び/又は
乳酸モノグリセライドを0.01〜0.9重量%含有し
てなるO/W型エマルジヨン組成物を内容とする
ものである。ここでいう安定とは、状態変化が殆
どないことを云い、粘度変化がない、分離、可塑
化しない等の要素を含んでおり、微視的には分散
脂肪球の粒径分布や連続層粘度に変化がない事を
言う。 本発明者らは各種O/WエマルジヨンがPH変
化によつて、粘度変化、分離、可塑化といつた現
象がどのようなメカニズムで起きるのか検討した
ところ、先づ第1に、酸性領域における蛋白質の
等電点沈澱あるいは凝集によるものであり、第2
に、O/W界面強度の酸性領域下での低下による
ことをつきとめ、その結果、油/水界面に吸着す
る蛋白質をPH変化に対して影響を受けにくい蛋
白質、即ち、ホエー蛋白質を使用してO/W型エ
マルジヨン中のカゼイン含量が0.3重量%以下、
より好ましくは0.1重量%以下とし、乳化剤とし
て、酸性PH域において油/水界面強度を強化す
る有機酸モノグリセライド、又はこれとポリグリ
セリン脂肪酸エステルを使用する事により解決し
たものである。 使用する蛋白質として、ホエー蛋白質を使用
し、乳化剤として、有機酸モノグリセライド中特
に好ましいクエン酸モノグリセライド、乳酸モノ
グリセライドの単独または混合物、更には、これ
らにポリグリセリン脂肪酸エステルを組合せて使
用する。カゼイン含量が0.3重量%を越えると、
エマルジヨンが破壊される傾向が現われる。各種
O/Wエマルジヨンは、油/水比によつて粘度が
決定される事が多い。更に、油のSCIや連続層に
分散する分散物、被膜に吸着する蛋白質、乳化剤
が相互に関係し合つて粘度を決定する。 そこで今、前記の蛋白質、乳化剤を用いて調製
した油脂含量20%、50%、70%(重量%、以下同
じ)のそれぞれのエマルジヨンのPHによる粘度
変化を表1にに示す。表より判明するがごとく、
該エマルジヨンPH2〜9の領域において全く粘
度変化が見られない。このような物性は従来の
O/W型エマルジヨンでは得られなかつたもので
画期的なものである。 本発明では、蛋白質としてPH変化に影響され
ないホエー蛋白質を、乳化剤として、クエン酸モ
ノグリセライド及び/又は乳酸モノグリセライド
を添加するが、その量はエマルジヨン全量に対し
て、ホエー蛋白質0.5〜5.0%、クエン酸モノグリ
セライド及び/又は乳酸モノグリセライド0.01〜
0.9%、好ましくは0.05〜0.3%、ポリグリセリン
脂肪酸エステル0.01〜0.5%、好ましくは0.05〜
0.3%である。クエン酸モノグリセライド及び/
又は乳酸モノグリセライド0.9%、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル0.5%をそれぞれ越えると、風
味の点で好ましくなく、一方、0.01未満では乳化
効果が十分でなくなる。またホエー蛋白質が0.5
%未満あるいは5.0%を越えると、乳化が不安定
になつたり、エマルジヨン粘度の増加が発生した
りして好ましくない場合がある。 本発明の実施に際しては、先ず、前記ホエー蛋
白質、ポリグリセリン脂肪酸エステルをエマルジ
ヨン全量に対して、それぞれ、0.5〜5.0%、0.01
〜0.5%を60℃に加温した水に溶解せしめ、それ
とは別にクエン酸モノグリセライド及び/又は乳
酸モノグリセライドをエマルジヨン全量に対して
0.01〜0.3%を約60℃に加温した油に溶解してお
く。次いで、前記蛋白質溶液混合物80〜30%と前
記油脂混合物20〜70%を、ホモミキサーを用いて
予備乳化し、その後、ホモゲナイザーにより均質
化圧約100Kg/cm2で均質化し、殺菌後5℃以下の
温度に冷却する。得られたO/W型エマルジヨン
は、PH変化に対して安定で且つ可塑化を発生し
ない。 今、好ましい一例を示すと、硬化なたね油、や
し油、とうもろこし油を60℃にて加温溶解し、こ
れにクエン酸モノグリセライド0.1%、グリセリ
ン脂肪酸エステル0.1%を溶解する。一方でホエ
ー蛋白質1.0%、ポリグリセリン脂肪酸エステル
0.3%を60℃に加温した水に溶解し、これに前記
油脂混合物を50:50の割合でホモミキサーを用い
て予備乳化し、次いでホモゲナイザーにより均質
化、滅菌、冷却する。得られたO/W型エマルジ
ヨンのPHによる粘度変化及び含気量(オーバー
ラン:OR)変化を表2に示す。表2より明らか
な如く、得られたエマルジヨンの粘度はPHに全
く影響されず、また、含気量もアルカリ領域でや
や低下が見られるものの酸性領域では高い値を示
し、このような優れた物性は従来のホツイプクリ
ームでは得られないものである。また、このよう
にして得られたO/W型エマルジヨンのコーヒー
中添加によるフエザーリングの程度及び分離した
油の量(FFの測定)をPHに変えて測定した。結
果を表3に示したが、カゼイン(1重量%)を使
用したエマルジヨン(ブランク)では酸性領域で
油の分離が激しいのに対して、本発明のエマルジ
ヨン(サンプル)は低PHにおいても熱に安定
で、コーヒーホワイトナーとしても十分使用可能
なものであつた。 「実施例」 以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらにより何ら制限されるもので
はない。 実施例 1 とうもろこし油を80℃に加温して溶解せしめ、
これに、クエン酸モノグリセライド0.2%とソル
ビタン脂肪酸エステル0.3%を添加し、均一に混
合した。また、蛋白質溶液は、全量に対して1.0
%のホエー蛋白質を調製し、これに0.1%リン酸
塩、0.3%ポリグリセリン脂肪酸エステルを加え、
約60℃に加熱した。前記油脂調製物4.7Kgと前記
蛋白質溶液5.3Kgをホモミキサーを用いて60℃に
保温しながら混合し、次いでホモゲナイザーによ
り均質化圧100Kg/cm2で均質化した。140℃で2秒
の滅菌後、直ちに5℃に冷却した。 得られたO/W型エマルジヨンは、PH2〜9
の範囲において風味の変化も増粘することもな
く、極めて安定なものであつた。 実施例 2 とうもろこし油を70℃に加温して溶解せしめ、
これに乳酸モノグリセライド0.5%とポリグリセ
リン脂肪酸エステルを0.3%添加し、均一に混合
した。また、蛋白質溶液はエマルジヨン全量に対
して2.0%のホエー蛋白質溶液を調製し、これに、
0.1%リン酸塩、0.5%ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを加え約60℃に加熱した。前記油脂調製物
2.0Kgと前記蛋白質溶液8.0Kgをホモミキサーを用
いて60℃に保温しながら混合し、次いで実施例1
と同様の操作により、O/W型エマルジヨンを得
た。 得られたエマルジヨンはPH2〜9の範囲にお
いて増粘することもなく、離水も全く認められな
かつた。 実施例 3 実施例2において乳酸モノグリセライドを0.3
%に減少させ、クエン酸モノグリセライドを0.3
%添加してエマルジヨンを調整した。得られたエ
マルジヨンは実施例2より粘度が若干高めとなつ
たが、PH2〜9の範囲において全く粘度に変化
が、更にPH変化に影響されることなく優れたホ
イツプ性を示した。 実施例 4 実施例3において、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルをゼロとしたものは、PH1.5付近において油
脂の分離が僅かにみられたものの、PH2〜9の
範囲において粘度に変化は見られなかつた。
いO/W型エマルジヨン組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、PH2〜9という広範なPH領
域において、所定のPHで最初から調整する事
も、また所定のPHで調製したものを酸液等を用
いてPHを変動しても、可塑化したり分離等の状
態変化がなく安定で、さらに、ホイツプクリー
ム、コーヒークリーム、マヨネーズ、ドレツシン
グ等の所要の機能をPHの変化によつて損なうこ
とのない新規なO/W型エマルジヨン組成物に関
するものである。 「従来の技術」「発明が解決しようとする問題点」 近年、食品、化粧品等の多様化の結果として各
種O/Wエマルジヨンが開発され、市場に供給さ
れている。ここで言うO/Wエマルジヨンとは、
水を分散媒とする連続層が油を分散相とする層を
分散しているものであり、例えば、ホイツプ用ク
リーム、コーヒー用、クリームチーズ様食品、ガ
ナツシユ様食品、マヨネーズ、ドレツシング、離
型用エマルジヨン、アイスクリーム、ソフトクリ
ーム、ハム、ソーセージ練り込み用O/Wエマル
ジヨン、焼き菓子用エマルジヨン等全てのO/W
型エマルジヨンを含むものである。更に、化粧品
のごときものでO/W型エマルジヨンに含まれる
ものも包含する。 これらの食品については、通常そのまま食すか
或いは他の食品と混合したり、併せたりといつた
調理または簡単な操作をして食す場合が多い。中
でも酸味を付与したり酸性物質中へ添加するもの
が多く、前者には、マヨネーズ、ドレツシング様
食品等があり、また後者としては、コーヒー用ク
リーム、ハム、ソーセージ練り込み用O/W型エ
マルジヨン等が挙げられる。 しかし、これら天然あるいは加工調製されたエ
マルジヨンは全てPHに対して不安定である。即
ち、何等かの調理加工を目的に酸液あるいは塩基
を添加した場合、粘度の極端な変化があつたり、
更には、分離、可塑化といつた現象を引き起こ
す。これら状態変化を利用して調理加工する場合
もあるが、近年の様に食品が多様化してくると却
つて弊害となる事が多く、状態変化のないものが
望まれるが、そのためには過大な設備投資を行な
う必要があり、かかる品質の安定したものを安価
に供給することはほとんど不可能な状況にある。 「問題点を解決するための手段」 そこで本発明者らは、これらの問題点を解決す
るために鋭意研究の結果、PH2〜9という極端
なPH域において、安定なエマルジヨン組成物を
得ることに成功し、本発明を提供するに至つたも
のである。 即ち、本発明は蛋白質としてホエー蛋白質を含
有しカゼイン含量が0.3重量%以下であつて、乳
化剤としてクエン酸モノグリセライド及び/又は
乳酸モノグリセライドを0.01〜0.9重量%含有し
てなるO/W型エマルジヨン組成物を内容とする
ものである。ここでいう安定とは、状態変化が殆
どないことを云い、粘度変化がない、分離、可塑
化しない等の要素を含んでおり、微視的には分散
脂肪球の粒径分布や連続層粘度に変化がない事を
言う。 本発明者らは各種O/WエマルジヨンがPH変
化によつて、粘度変化、分離、可塑化といつた現
象がどのようなメカニズムで起きるのか検討した
ところ、先づ第1に、酸性領域における蛋白質の
等電点沈澱あるいは凝集によるものであり、第2
に、O/W界面強度の酸性領域下での低下による
ことをつきとめ、その結果、油/水界面に吸着す
る蛋白質をPH変化に対して影響を受けにくい蛋
白質、即ち、ホエー蛋白質を使用してO/W型エ
マルジヨン中のカゼイン含量が0.3重量%以下、
より好ましくは0.1重量%以下とし、乳化剤とし
て、酸性PH域において油/水界面強度を強化す
る有機酸モノグリセライド、又はこれとポリグリ
セリン脂肪酸エステルを使用する事により解決し
たものである。 使用する蛋白質として、ホエー蛋白質を使用
し、乳化剤として、有機酸モノグリセライド中特
に好ましいクエン酸モノグリセライド、乳酸モノ
グリセライドの単独または混合物、更には、これ
らにポリグリセリン脂肪酸エステルを組合せて使
用する。カゼイン含量が0.3重量%を越えると、
エマルジヨンが破壊される傾向が現われる。各種
O/Wエマルジヨンは、油/水比によつて粘度が
決定される事が多い。更に、油のSCIや連続層に
分散する分散物、被膜に吸着する蛋白質、乳化剤
が相互に関係し合つて粘度を決定する。 そこで今、前記の蛋白質、乳化剤を用いて調製
した油脂含量20%、50%、70%(重量%、以下同
じ)のそれぞれのエマルジヨンのPHによる粘度
変化を表1にに示す。表より判明するがごとく、
該エマルジヨンPH2〜9の領域において全く粘
度変化が見られない。このような物性は従来の
O/W型エマルジヨンでは得られなかつたもので
画期的なものである。 本発明では、蛋白質としてPH変化に影響され
ないホエー蛋白質を、乳化剤として、クエン酸モ
ノグリセライド及び/又は乳酸モノグリセライド
を添加するが、その量はエマルジヨン全量に対し
て、ホエー蛋白質0.5〜5.0%、クエン酸モノグリ
セライド及び/又は乳酸モノグリセライド0.01〜
0.9%、好ましくは0.05〜0.3%、ポリグリセリン
脂肪酸エステル0.01〜0.5%、好ましくは0.05〜
0.3%である。クエン酸モノグリセライド及び/
又は乳酸モノグリセライド0.9%、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル0.5%をそれぞれ越えると、風
味の点で好ましくなく、一方、0.01未満では乳化
効果が十分でなくなる。またホエー蛋白質が0.5
%未満あるいは5.0%を越えると、乳化が不安定
になつたり、エマルジヨン粘度の増加が発生した
りして好ましくない場合がある。 本発明の実施に際しては、先ず、前記ホエー蛋
白質、ポリグリセリン脂肪酸エステルをエマルジ
ヨン全量に対して、それぞれ、0.5〜5.0%、0.01
〜0.5%を60℃に加温した水に溶解せしめ、それ
とは別にクエン酸モノグリセライド及び/又は乳
酸モノグリセライドをエマルジヨン全量に対して
0.01〜0.3%を約60℃に加温した油に溶解してお
く。次いで、前記蛋白質溶液混合物80〜30%と前
記油脂混合物20〜70%を、ホモミキサーを用いて
予備乳化し、その後、ホモゲナイザーにより均質
化圧約100Kg/cm2で均質化し、殺菌後5℃以下の
温度に冷却する。得られたO/W型エマルジヨン
は、PH変化に対して安定で且つ可塑化を発生し
ない。 今、好ましい一例を示すと、硬化なたね油、や
し油、とうもろこし油を60℃にて加温溶解し、こ
れにクエン酸モノグリセライド0.1%、グリセリ
ン脂肪酸エステル0.1%を溶解する。一方でホエ
ー蛋白質1.0%、ポリグリセリン脂肪酸エステル
0.3%を60℃に加温した水に溶解し、これに前記
油脂混合物を50:50の割合でホモミキサーを用い
て予備乳化し、次いでホモゲナイザーにより均質
化、滅菌、冷却する。得られたO/W型エマルジ
ヨンのPHによる粘度変化及び含気量(オーバー
ラン:OR)変化を表2に示す。表2より明らか
な如く、得られたエマルジヨンの粘度はPHに全
く影響されず、また、含気量もアルカリ領域でや
や低下が見られるものの酸性領域では高い値を示
し、このような優れた物性は従来のホツイプクリ
ームでは得られないものである。また、このよう
にして得られたO/W型エマルジヨンのコーヒー
中添加によるフエザーリングの程度及び分離した
油の量(FFの測定)をPHに変えて測定した。結
果を表3に示したが、カゼイン(1重量%)を使
用したエマルジヨン(ブランク)では酸性領域で
油の分離が激しいのに対して、本発明のエマルジ
ヨン(サンプル)は低PHにおいても熱に安定
で、コーヒーホワイトナーとしても十分使用可能
なものであつた。 「実施例」 以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらにより何ら制限されるもので
はない。 実施例 1 とうもろこし油を80℃に加温して溶解せしめ、
これに、クエン酸モノグリセライド0.2%とソル
ビタン脂肪酸エステル0.3%を添加し、均一に混
合した。また、蛋白質溶液は、全量に対して1.0
%のホエー蛋白質を調製し、これに0.1%リン酸
塩、0.3%ポリグリセリン脂肪酸エステルを加え、
約60℃に加熱した。前記油脂調製物4.7Kgと前記
蛋白質溶液5.3Kgをホモミキサーを用いて60℃に
保温しながら混合し、次いでホモゲナイザーによ
り均質化圧100Kg/cm2で均質化した。140℃で2秒
の滅菌後、直ちに5℃に冷却した。 得られたO/W型エマルジヨンは、PH2〜9
の範囲において風味の変化も増粘することもな
く、極めて安定なものであつた。 実施例 2 とうもろこし油を70℃に加温して溶解せしめ、
これに乳酸モノグリセライド0.5%とポリグリセ
リン脂肪酸エステルを0.3%添加し、均一に混合
した。また、蛋白質溶液はエマルジヨン全量に対
して2.0%のホエー蛋白質溶液を調製し、これに、
0.1%リン酸塩、0.5%ポリグリセリン脂肪酸エス
テルを加え約60℃に加熱した。前記油脂調製物
2.0Kgと前記蛋白質溶液8.0Kgをホモミキサーを用
いて60℃に保温しながら混合し、次いで実施例1
と同様の操作により、O/W型エマルジヨンを得
た。 得られたエマルジヨンはPH2〜9の範囲にお
いて増粘することもなく、離水も全く認められな
かつた。 実施例 3 実施例2において乳酸モノグリセライドを0.3
%に減少させ、クエン酸モノグリセライドを0.3
%添加してエマルジヨンを調整した。得られたエ
マルジヨンは実施例2より粘度が若干高めとなつ
たが、PH2〜9の範囲において全く粘度に変化
が、更にPH変化に影響されることなく優れたホ
イツプ性を示した。 実施例 4 実施例3において、ポリグリセリン脂肪酸エス
テルをゼロとしたものは、PH1.5付近において油
脂の分離が僅かにみられたものの、PH2〜9の
範囲において粘度に変化は見られなかつた。
【表】
【表】
【表】
ンを分取し、一定加熱、遠心分離、冷却を繰
返し、分離した油量を読みとつた。
「作用」「発明の効果」 叙上の通り、本発明はホエー蛋白質を使用しカ
ゼイン含量を0.3以下とし、且つ特定の乳化剤を
用いることによりPHにより影響を受けない極め
て安定なエマルジヨンを提供するもので、調理加
工及び用途を飛躍的に拡大し、食生活への貢献は
頗る大である。
返し、分離した油量を読みとつた。
「作用」「発明の効果」 叙上の通り、本発明はホエー蛋白質を使用しカ
ゼイン含量を0.3以下とし、且つ特定の乳化剤を
用いることによりPHにより影響を受けない極め
て安定なエマルジヨンを提供するもので、調理加
工及び用途を飛躍的に拡大し、食生活への貢献は
頗る大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蛋白質としてホエー蛋白質を含有しカゼイン
含量が0.3重量%以下であつて、乳化剤としてク
エン酸モノグリセライド及び/又は乳酸モノグリ
セライドを0.01〜0.9重量%含有してなるO/W
型エマルジヨン組成物。 2 乳化剤として、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ルを0.01〜0.5重量%含有する特許請求の範囲第
1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59174252A JPS6154230A (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | O/w型エマルジヨン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59174252A JPS6154230A (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | O/w型エマルジヨン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6154230A JPS6154230A (ja) | 1986-03-18 |
| JPH0579374B2 true JPH0579374B2 (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=15975374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59174252A Granted JPS6154230A (ja) | 1984-08-22 | 1984-08-22 | O/w型エマルジヨン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6154230A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0714318B2 (ja) * | 1986-04-23 | 1995-02-22 | 太陽化学株式会社 | 加熱工程を有する乳成分含有エマルジョンの保存法 |
| JP2539839B2 (ja) * | 1986-07-24 | 1996-10-02 | 旭電化工業株式会社 | 水中油型乳化油脂組成物 |
| JPS6387942A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-19 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | 低油脂含有コ−ヒ−ホワイトナ− |
| JPH0697966B2 (ja) * | 1987-07-20 | 1994-12-07 | 不二製油株式会社 | 起泡性水中油型エマルジョンの製造法 |
| EP0807385A3 (en) * | 1996-05-15 | 1998-06-03 | Unilever N.V. | Acid stable pourable alternative creams |
| US10645967B2 (en) * | 2017-08-08 | 2020-05-12 | The Clorox Company | Shelf-stable acidified aerated food emulsion |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS606161A (ja) * | 1983-01-14 | 1985-01-12 | Fuji Oil Co Ltd | 耐酸性クリームチーズ様食品 |
-
1984
- 1984-08-22 JP JP59174252A patent/JPS6154230A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6154230A (ja) | 1986-03-18 |
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