JPH057957U - バルブ装置 - Google Patents

バルブ装置

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JPH057957U
JPH057957U JP6087991U JP6087991U JPH057957U JP H057957 U JPH057957 U JP H057957U JP 6087991 U JP6087991 U JP 6087991U JP 6087991 U JP6087991 U JP 6087991U JP H057957 U JPH057957 U JP H057957U
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JP
Japan
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needle valve
valve
pressure
fluid
injection
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JP6087991U
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康行 榊原
猪頭  敏彦
悦朗 安田
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Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体昇圧時は流体圧力による開弁作動を妨げ
ず、昇圧が停止された時にのみバルブ装置内部から流体
が流出することを防止することの可能な小型化された装
置を実現する。 【構成】 昇圧された流体圧力を開弁力とするニードル
弁104に当接する駆動端部材128を介して閉弁時は
圧電アクチュエータ120の駆動力を直接ニードル弁1
04に伝達することにより、流体圧力の昇圧時における
開弁,閉弁作動を、圧電アクチュエータ120とニード
ル弁104とを一体的に駆動することで実現可能とし、
さらに駆動端部材128とニードル弁104との間に、
昇圧流体がニードル弁104の受圧部107に作用する
力よりも小さく、非昇圧時の流体が作用する力よりも大
きな設定荷重を有し、流体の非昇圧時のみニードル弁と
圧電アクチュエータを一体とせずに隔離してニードル弁
のみを閉弁させる専用のスプリング113を配設した。

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本考案は圧電アクチュエータを利用したバルブ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来、圧電アクチュエータを利用したバルブ装置として、例えば実開昭57− 136859号公報(資料1)の図1,図2および、特公昭49−6043号公 報(資料2)の図2,図3,図4に示されたものが知られている。 【0003】 資料1の図1,資料2の図4には、圧電アクチュエータとニードル弁とが一体 となっており、圧電アクチュエータを収縮させることによりニードル弁を開弁さ せ、圧電アクチュエータを伸長させることによりニードル弁を閉弁させるものが 示されている。しかし、このようなものでは、圧電アクチュエータに対する電圧 の印加・遮断のみでニードル弁の開弁・閉弁状態が一義的に定まってしまうため 、仮に圧電アクチュエータを駆動する回路が故障して圧電アクチュエータが通電 しっ放しになったりあるいは全く通電されなくなったような場合に、ニードル弁 が開放されたまま動かなくなってしまうことがある。従って例えばエンジンを停 止すれば流体の昇圧が終了する構造のものにおいて、故障に気づいてエンジンを 停止させたとしてもバルブ装置内の流体が外部に流出してしまうという問題があ る。 【0004】 また、資料2の図2,図3は、いずれもニードル弁を閉弁方向に付勢するスプ リング66を備えているため上述の問題は回避できるものの、ニードル弁の弁頭 64に加わる油溜67内の流体圧力を上回るスプリング力が必要となり、結局、 通常の昇圧状態で使用するには巨大なスプリングが不可欠となり、装置が大型化 してしまうという問題があった。また、資料1の図2に示されたバルブ装置も、 ニードル弁を閉弁方向に付勢するスプリング16を備えているが、このスプリン グ16は圧電アクチュエータを支持する強大な力を必要とするので、やはり資料 2の図2,図3のものと同様少なくとも昇圧後の流体圧力がニードル弁に作用す る荷重以上のセット荷重を要し、装置が大型化してしまうという問題があった。 【0005】 また、特公昭53−28564号公報(資料3)には、ニードル弁2を閉弁方 向に付勢するスプリング4が示されているが、資料3のアクチュエータ6は、ス プリング4のセット荷重の変更を行うものに過ぎず、従ってニードル弁2とアク チュエータ6とは絶対に当接しない構造となっている。従って資料3では、ニー ドル弁2の開閉タイミングは全てスプリング4のセット荷重で決められるため、 やはり資料2と同様、スプリング4には昇圧後の流体圧力がニードル弁に作用す る荷重以上のセット荷重を要し、体格が大きくなるという問題があった。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、昇圧された流体圧力を 開弁力とするニードル弁と、このニードル弁に当接する駆動端部材を有し、駆動 力を直接ニードル弁に伝達してニードル弁を閉弁方向に駆動する圧電アクチュエ ータとを備えて応答性向上を図るようにすることはもちろん、さらに流体の非昇 圧時のみニードル弁と圧電アクチュエータとを一体とせずに隔離してニードル弁 のみを閉弁方向に付勢する専用のスプリングを設け、即ちこのスプリングの設定 荷重を昇圧流体がニードル弁に作用する力よりも小さく非昇圧時の流体圧力がニ ードル弁に作用する圧力よりも大きいものにすることにより、流体の昇圧時は流 体圧力による開弁作動を妨げず、昇圧が停止された時にのみバルブ装置内部から 流体が流出することを防止するという格別なる効果を発揮すると共に、バルブ装 置自体の小型化を実現する装置とすることを目的とする。 【0007】 【実施例】 以下本考案のバルブ装置をエンジンの燃料噴射装置に適用した実施例について 説明する。 【0008】 図1は本考案の構成を示すシステム図である。1は燃料ポンプで燃料タンク2 から吸い上げた燃料を圧送供給する。3はレギュレータバルブで、設定圧(例え ば20MPa)以上になると開弁することにより、ポンプ1吐出圧力および管路 4の内部圧力を一定に保つ。5はアキュームレータで一定圧の燃料を蓄えること により、燃料噴射,停止による管路4内燃料の過渡的な圧力変動を抑える。6は 電磁リリーフバルブで通電時には閉じており、非通電時(例えばエンジンキース イッチOFF時)にはドレイン側と導通することにより、管路4内部の圧力を大 気圧に開放することで燃料噴射を停止し、エンジンを止めるために設けてある。 【0009】 100は本考案のバルブ装置をなす燃料噴射ノズルで、その詳細構成は以下の ようになっている。101はノズルボデーでその下部にはエンジン等への取り付 け用ネジ部102および締め付け用六角部103が一体で形成してある。104 はニードル弁でその先端部105は円錐状で、ノズルボデー101の先端中央部 にあけられた少なくとも1個の噴射孔106の上流部に設けられたテーパ状の弁 座107を油密に閉じるようになっている。弁座107の上部には、ニードル弁 104の円周に沿って、燃料を導くための油室108が設けてある。この油室1 08へ燃料を供給するための通路109がノズルボデー101内部を通り、ユニ オン110へ通じており、前記管路4につながっている。ニードル弁104はノ ズルボデー101のシリンダ部111内に、油密にかつ上下に摺動自在に配置さ れている。さらに、ニードル弁104の中央部には保持穴112が形成され、こ の保持穴112内にスプリング113が入っておりニードル弁104を下方へ付 勢している。120は電歪アクチュエータ(圧電アクチュエータ)で、電圧を印 加すると伸長する。この電歪アクチュエータ120については後で詳述する。 115はノズルボデー101の上部に刻設されたネジ部116に螺入するボルト で、その頭部には締め付け用六角穴117が形成されている。そして、このボル ト115の先端部118は前記電歪アクチュエータ120に当接し、アクチュエ ータ120,スプリング113,ニードル弁104をノズルボデー101内に収 納保持するようになっている。 【0010】 弁座107,ニードル弁104,スプリング113,電歪アクチュエータ12 0,ボルト115の位置関係は以下のようになっている。電歪アクチュエータ1 20に例えば1000Vを通電したときにおける伸びをΔl(例えば50μm) とすると、非通電時には電歪アクチュエータ120は伸びないため、スプリング 113の伸び力によって電歪アクチュエータ120はボルト115に押しつけら れる。一方ニードル弁104は弁座107に押しつけられており、電歪アクチュ エータ120とニードル弁104の間にはΔlよりわずかに短い距離Δl´の隙 間があいている。 【0011】 ノズルボデー101の横部は、電歪アクチュエータ120に通電するための電 線119を通すための穴130があいている。この穴130はまた、ノズルボデ ーのシリンダ部111とニードル弁104との間隙を通ってもれた燃料のドレイ ン機能を有する。前記電線119はコンピュータ200へ接続されている。コン ピュータ200は、後述の如くエンジン回転センサ201,スロットル開度セン サ210,水温センサ212,吸気管圧力センサ213,スタータスイッチ23 8等の信号が接続されており、これらの信号をもとに最適な噴射時期,噴射量, 噴射パターンを計算し、燃料噴射ノズル100および電磁リリーフバルブ6を駆 動するようになっている。 【0012】 図2は電歪アクチュエータ120の詳細構造を示す一部断面図である。121 は絶縁材料(例えばPPS)から成る円筒状のインシュレータハウジングで、そ の側面には溝部122が設けてある。123,124は同じく絶縁材料から成る インシュレータディスクで、インシュレータハウジング121の開口端を覆うも のである。尚、インシュレータディスク123,124には電歪アクチュエータ に発生した力がそのまま加わるため強度が必要である。125は例えばPZTか ら成る圧電素子で、本実施例においては直径30mm,厚さ0.5mmのものを 100枚使用している。126は前記圧電素子125に電圧を供給する電極板で 厚さ30μmのベリウム銅ハクを使用している。前記インシュレータハウジング 121内に電極板126と圧電素子125を交互に、かつ圧電素子125が電気 的に並列接続となるように積層し、インシュレータディスク123,124で両 端をふさいだ後、前記電極板126に設けたタブ127をハンダ付によって接続 している。128は圧電素子125がニードル弁104を駆動するための駆動端 部材である。 【0013】 次に上記構成におけるニードル弁104の作動について説明する。 図3は燃料噴射ノズルの動作を説明するための断面図である。まず、運転停止 時を考えると、(図3(a))電磁リリーフバルブ6は通電されていないためド レイン側と導通しており、管路4,アキュームレータ5,通路109,油室10 8は大気圧に開放されている為油室108内の燃料は昇圧されていない。従って 、ニードル弁104は駆動端部128から隔離してスプリング113の伸長力に よって弁座107に押しつけられており、噴射孔106から燃料は噴射されない 。 【0014】 次に運転時を考えると、電磁リリーフバルブ6は通電されているため閉じてお り、燃料ポンプ1から供給される圧力により前記配管系である管路4,アキュー ムレータ5,通路109,油室108はレギュレータバルブ3で設定された圧力 (例えば20MPa)に加圧されている。この油圧はニードル弁104の下部の テーパ部(受圧部)に作用し、ニードル弁104を上へ押し上げる力を発生する 。スプリング113はこの力に対して十分小さい値(例えば20N)に設定され ているため、電歪アクチュエータ120が非通電時にはニードル弁104が駆動 端部128に当接するまでのクリアランスの分だけ上昇する。この上昇によりニ ードル弁104と弁座107との間に間隙が生じ、この隙間を通して燃料が流出 し、噴射孔106から噴射する(図3(b))。尚、先のニードル弁104を上 へ押し上げる力は、例えば油圧を20MPa,ニードル弁104の油圧が作用す る面積を10mm2 とすると、200Mという値となり、ニードル弁104が前 記クリアランスを上昇するのに要する時間は極めて短く(約100μsec)で すむため高速応答が可能となる。 【0015】 次に、この状態で電歪アクチュエータ120に通電した時を考えると、電歪ア クチュエータ120はΔl(例えば50μm)伸長しようとする。電歪アクチュ エータ120の発生する力は極めて大きい(本例では約200N)ので、油圧が ニードル弁104を押し上げる力(200N)に打ち勝って、アクチュエータの 駆動端部材128がニードル弁104を下方へ押し下げ、ニードル弁104と弁 座107が密着し燃料の噴射を停止する(図3(c))。電歪アクチュエータ1 20の応答時間は約50〜100μsecと極めて速く、その強大な力とあいま ってノズル閉動作に要する時間も極めて短く高速応答が可能となる。 【0016】 以上の基本的な開度,閉弁動作説明に基づき、次にシステムの動作説明を行う 。 図4はシステムの動作説明に供する各部の動作波形図である。 【0017】 まず、エンジンキースイッチをONする図4a中iで示すと、コンピュータ2 00が作動し始め、電磁リリーフバルブ6に通電することによってこれを閉じ( 図4d中aで示す)、さらに電歪アクチュエータ120に通電することによって 燃料噴射ノズルを閉じる(図4f中eで示す)。続いてエンジンを回転始動する ことによって(図4b中fで示す)燃料ポンプ1より燃料が供給され、配管系の 圧力が上昇する(図4e中gで示す)。コンピュータ200は規定の回転数(例 えば5回)だけエンジンが回転したかを判断し、この回転数を超えた時点で圧力 が設定値まで上がったとみなし燃料噴射の制御を開始する(図4f中b点で示す )。 【0018】 燃料噴射制御は基本的には燃料噴射ノズル100を開弁,閉弁することによっ て行なう。コンピュータ200はエンジン回転数N,スロットル開度θ,水温T ,吸気管圧力P等の信号を基に最適の噴射時期,噴射量を計算し、エンジンクラ ンクアングルの基準位置信号(図4c)、角度信号から割り出したタイミングに て燃料噴射ノズルを開弁,閉弁する(図4f中bで示す)。燃料の供給圧はレギ ュレータバルブ3およびアキュームレータ5により一定に保たれ、ニードル弁1 04の間隙も一定であるため、燃料噴射量は燃料噴射ノズル100の開弁時間に 比例することになる。そして、ノズルの開弁動作時間,閉弁動作時間も極めて短 いため、高精度な制御が可能となる。 【0019】 その後エンジンキースイッチをOFFとすると(図4a中hで示す)、コンピ ュータ200は作動を停止し、電磁リリーフバルブ6に通電されなくなるため開 弁する(図4d中c点で示す)。そのためドレイン側と導通し、配管系の圧力が 抜け(図4e中dで示す)、噴射が停止しエンジンが止まる。この時、ニードル 弁104はスプリング113によって弁座107に押しつけられているため配管 4系に残留している燃料が噴射孔106から漏れることを防止する。 【0020】 次にコンピュータ200の構成および動作を説明する。 図5はコンピュータ200の構成を示すブロック図である。201はエンジン 回転センサで、この回転軸は前述の燃料ポンプ1の駆動軸1001に直結されて いる。更に燃料ポンプ1の駆動軸1001はエンジン1003のクランクシャフ ト1004の1/2の回転数比となるようにプーリー1002,1005で結合 されている。エンジン回転センサ201には1回転1パルスの基準位置信号を出 力するために、円周上に1個の切り欠きを検出する基準位置センサ203と、1 回転に360パルスの角度信号を出力するために円周上に360個の切り欠きを 有する回転板204およびこの切り欠きを検出する角度センサ205とから構成 されている。尚、基準位置信号と、角度信号との位相関係は最適となるように調 整されている。 【0021】 210は例えばポテンショメータを利用したスロットル開度センサでその駆動 軸はアクセル211に連結されており、アクセルの踏み加減すなわちスロットル 開度を電気信号として出力する。212は例えばサーミスタを利用した温水セン サで、エンジン冷却水の温度に応じて抵抗値が変化して電気信号として出力する ものである。213は例えば半導体ダイアフラム上に作られた抵抗ブリッジのバ ランスが圧力により変化することを利用した吸気管圧力センサで、エンジン吸気 管内圧力を電気信号として出力するものである。 【0022】 220は第1整形回路で、基準位置センサ203からの信号を波形整形し、基 準位置センサ203信号の立下りに同期した時間幅の短い1レベルの基準位置パ ルスを出力する。221は第2整形回路で、角度センサ信号205を波形整形し 、その立上りと立下りのエッジで時間幅の短い1レベルの角度パルスを出力する 。すなわちエンジン回転センサ201、1回転当り720パルスの信号が得られ る。222は第1AD変換回路で、スロットル開度センサ210からの信号をA D変換し12bitのデジタル値に変換しCPU235のバスライン260に接 続する。232は第2AD変換回路で水温センサ212から信号をAD変換し1 2bitのデシタル値に変換しCPU235のバスライン260に接続する。2 24は第3AD変換回路で吸気管圧力センサ213からの信号をAD変換し12 bitのデジタル値に変換してCPU235のバスライン260に接続する。 【0023】 225はクロック発生回路で周波数の安定したクロック信号φ1,φ2 を発生す る。226は12bitのバイナリカウンタAで、前記第1成形回路220から の基準位置パルスによってラッチ,リセットされクロック信号φ1 によってアッ プカウントされる。すなわち、カウンタA226は基準位置パルスから基準位置 パルスまでの間のクロック信号φ1 をその都度カウントするようになっている。 従って、このカウント値は基準位置パルスの周期に対応した値になり、この逆数 はエンジン回転数に対応する。そして、このカウンタA226の出力はCPU2 35が読み込むことができるようにバスライン260に接続されている。227 は12bitのバイナリカウンタBで、前記第1整形回路220からの基準位置 パルスがリセット入力に、第2整形回路221からの角度パルスがクロック入力 に接続されている。従ってカウンタB227の内容は燃料ポンプの駆動軸の回転 に同期した基準位置からの時々刻々の回転角度を示している。これをψとする。 228は12bitのラッチAで、後述するCPU235が演算した燃料噴射時 期ψ1 をラッチして出力する。229は12bitのコンパレータAで、前記基 準位置からの回転角度ψと、燃料噴射時期ψ1 とを比較しψ=ψ1 となった時点 でレベルの一致信号を出力する。230は12bitのバイナリカウンタCで、 そのリセット入力には前述のψ=ψ1 なる一致信号が、クロック入力にはクロッ ク信号φ2 が接続されている。従ってカウンタCの内容はψ=ψ1 となった時点 からの時々刻々の経過時間を示している。これをtとする。231は12bit のラッチBで後述するCPU235が演算した燃料噴射期間t1 をチッチして出 力する。232は12bitのコンパレータBで前述するψ=ψ1 からの経過時 間tと噴射時間t1 とを比較しt=t1 となった時点で1レベルの一致信号を出 力する。232はセットリセットフリップフロップで、そのセット入力にはψ= ψ1 なる一致信号が、リセット入力にはt=t1 なる一致信号が接続されている 。従ってこのフリップフロップは燃料噴射時期ψ1 でセットされて1レベルとな り、そのt1 後にリセットされてOレベルとなる信号が出力端子Qに出力される 。この出力は燃料噴射ノズル100の電歪アクチュエータ120を駆動する駆動 回路240に入力される。 【0024】 234はスタータスイッチ239の読み込み回路で、スタータスイッチ239 のON,OFFをバスライン260へ接続するものである。CPU235は12 bitでその割り込み端子INT1には前記第1整形回路220からの基準位置 パルスが入力されており、エンジン回転センサ201,スロットル開度センサ2 10,水温センサ212,吸気管圧力センサ213からの信号を基に最適な燃料 噴射時期ψ1 を噴射期間t1 を演算して出力する。236はプログラムおよびデ ータを記憶してあるROM、237はCPU作業用のRAMである。 【0025】 250はバッテリ300よりエンジンキースイッチ238を介して接続されて いる電源回路で、コンピュータ200各部に定電圧を供給する。さらに電歪アク チュエータ駆動用として1000Vの直流電圧を発生させ駆動回路240に供給 する。なおエンジンキースイッチ238を介して電磁リリーフバルブ6のバッテ リ電圧が供給されており、エンジンキースイッチON時には電磁リリーフバルブ 6へ通電し閉弁するようになっている。 【0026】 以上の構成によるコンピュータの動作について以下説明する。 図6は説明に供する各部波形図、図7はプログラムのフローチャートである。 まず、エンジンキースイッチ238をONするとコンピュータ200へ電源が供 給され作動を開始する。同時に電磁リリーフバルブ6に通電され閉弁する。MA INルーチンで各種イニシャライズ処理を行ないスタータスイッチ239がON になるまで待つ(ステップ1S1 )。スタータスイッチ239がONになるとス テップ2S2 にてスタータフラグを1にセットし、ステップ3S3 で割り込みを 許可してアイドル状態になる。 【0027】 エンジンが回転始動され基準位置パルスが発生すると、この割り込みによって INT1が起動する(ステップ4S4 )。INT1ルーチンではスタータフラグ をチェックし(ステップ5S5 )、これが1であれば基準位置パルスが5回くる までは配管系の圧力が上昇していないため噴射できないと判断し噴射時期ψ1 = 0、噴射期間t1 =0としてリターンする(ステップ6S6 )。エンジンが5回 以上回転するとスタータフラグをOにリセットし(ステップ7S7 )、運転状態 に移る。まずカウンタA226から基準位置パルスの周期を読みこみ(ステップ 8S8 )、この値からエンジン回転数N1 を計算する(ステップ9S9 )。次に 第1AD変換回路222からスロットル開度信号を読みこみ(ステップ10S10 )、スロットル開度θ1 を計算する(ステップ11S11)。このN1,θ1 から予 め台上試験で求めてROMにデータとして記憶してあるNθψマップをひき、N 1, θ1 時の燃料噴射時期ψ1 を補間計算で求める(ステップ12S12)。次に同 様にしてNOtマップからN1 θ1 時の噴射期間t1 を補間計算により求める( ステップ13S13)。次に第2AD変換回路223より水温センサ213の値を 読み込み(ステップ14S14)、水温THW1を計算する(ステップ15S15) 。続いて第3AD変換回路224より吸気管圧力センサ213の値を読み込み( ステップ16S16)、吸気管圧力P1を計算する(ステップ17S17)。次いで 上記THW1,P1の値から噴射時期,噴射期間の補正量を計算し先に求めた噴 射時期ψ1,噴射期間t1 を補正し(ステップ18S18)、ラッチA228にψ1 をラッチB231にt1 を夫々出力し(ステップ19S19)リターンする。 【0028】 そして、この信号に基づき、上述の如くカウンタB227,カウンタC230 ,コンパレータA229,コンパレータB232,フリップフロップ233,駆 動回路240によって所定の信号が電歪アクチュエータに出力され燃料噴射を行 なう。尚、ステップ4S4 のINT1ルーチンは基準パルス到来するたびに行な われ、エンジン条件に応じて噴射をセンサすることになる。そして、エンジンキ ースイッチ238をOFFすると、電磁リリーフバルブ6への通電は行なわれな くなり開弁し配管系の圧力が抜けて噴射不能となりエンジンが停止する。 【0029】 なお、以上の説明では簡単のため単気筒を想定したが、多気筒の場合にはカウ ンタB227,カウンタC230,コンパレータA229,コンパレータB23 2,ラッチA228,ラッチB231,フリップフロップ233,駆動回路24 0を各気筒毎に用意し、基準パルスを各気筒毎の基準位置に発生してやることで 対応できる。 【0030】 次に上記駆動回路240について説明する。 図8に駆動回路240の回路図を示す。前述の説明のフリップフロップ233 の出力が入力端子241に接続されている。この信号は噴射時1レベル,非噴射 時0レベルの信号である。今、非噴射時を考えると入力端子241には0レベル の信号が来ている。この信号はインバータIC1で反転され1レベルとなり抵抗 R1,R2を介してトランジスタQ1をONしさらに抵抗R3,R4を介してト ランジスタQ2をONする。トランジスタQ2のエミッタには前述の電源回路2 50より1000Vの高電圧が供給されており、トランジスタQ2のコレクタを 通り電歪アクチュエータ120に1000Vが供給される。その結果電歪アクチ ュエータ120はΔlだけ伸長しニードル弁104を押し下げ弁座107が閉じ られ噴射が停止する。このときトランジスタQ3,Q4は共にOFFになってい る。 【0031】 一方、噴射時には入力端子241に1レベルの信号が加わるため、インバータ IC1で反転され0レベルとなり抵抗R5,R6を介してトランジスタQ3をO Nし、さらに抵抗R7,R8を介してトランジスタQ4をONする。このときト ランジスタQ1,Q2は共にOFFとなるため、電歪アクチュエータ120の印 加電圧は0Vとなり、Δlだけ縮まりニードル弁104が油圧により押し上げら れ開弁し噴射を開始する。 【0032】 なお本例においてはトランジスタを用いて説明したが、FET,サイリスタ, 真空管等を用いてもよく、さらにエンジン回転数が低速の用途にはリレーを用い ることも可能である。 【0033】 以上のように本考案の第1実施例においては、ノズル開弁を燃料ポンプ1より 供給される一定圧力の油圧によって行ない、一方閉弁を電歪アクチュエータ12 0の伸長により行なっているため、両動作とも極めて単時間に応答するのである 。さらにノズルの開弁時間が燃料噴射量に対応しているため、高速,高精度の電 子制御が可能となり、エンジン条件にマッチした燃料噴射を行なうことにより燃 費向上,排ガス浄化等の改善を容易に達成できる。 【0034】 特に、ノズルの駆動源として圧電素子125を積層した電歪アクチュエータ1 20を用いているため、本質的に高速動作が可能で、従来のソレノイドに比べ小 型で高速応答を得ることができる。さらに従来のこの種のノズルでは、ノズル駆 動源をOFFしたときのリターン動作をスプリングによっているため、駆動源と の力のバランスでスプリング力を大きくできないか、またはスプリング力を大き くするとそれに比例して駆動源の力も強大にする必要があり、大型化せざるを得 なく、そのため、どちらにしても高速応答が得られないという問題があった。と ころが本実施例においては、リターン動作を油圧によっているためスプリングが 不要でリターン時にも高速応答が得られるという特徴がある。 【0035】 次に本考案の第2の実施例について説明する。 エンジンがアイドル時には少量の燃料を比較的緩慢に噴射した方が振動,騒音 等の観点から望ましい。しかし第1の実施例においては印加電圧は例えば0V, 1000Vの2種類であり、燃料噴射ノズル100は全開,全閉の状態でのみ制 御されているので、単位時間当たりの燃料噴射量(以下噴射率という)はエンジ ン条件にかかわらず一定であるため、前記要求に答えられない。 【0036】 圧電素子125は公知のようにその伸長量は印加電圧に比例する。従ってこの 圧電素子125を使用した電歪アクチュエータ120は以下電圧を変化させるこ とによりリニア動作が可能である。そこで第2の実施例はこの特性を利用して電 歪アクチュエータ120をリニア動作させ、以って、ノズル開弁量を可変として 、噴射率の制御も同時に行なうようにするものである。 【0037】 以下、第2の実施例を図9に示す各部動作波形図をもとに説明する。 エンジ ン始動時,停止時の動作は第1実施例と同じであるので省略し、エンジン運転時 についてのみ説明する。運転時には配管形に約20MPaの油圧がかかっており ニードル弁104はこの油圧により上方へ押し上げられる力を受けている。今、 ニードル弁104が弁座107に密着するのに要する電歪アクチュエータ120 の印加電圧を1000Vとすると、この1000Vを印加した状態では電歪アク チュエータ120はΔlだけ伸長しニードル弁104は下方へ押しつけられてい るため燃料噴射は行なわれない。 【0038】 次にコンピュータで計算した所定の噴射時期ψ1 において電歪アクチュエータ 120の印加電圧を1000Vから500Vに変化させると(図9C中aで示す )、電歪アクチュエータ120の伸長量は半分となりニードル弁104と弁座1 07との間にΔl/2の間隙が生じる。この間隙は電歪アクチュエータ120の 印加電圧を0Vとしたとき(全開時)の間隙Δlの半分であるため流路面積も半 分となりノズルより噴出する燃料量も全開時の半分となる。すなわち噴射率を全 開時の1/2にすることができる(図9d中bで示す)。そして、電歪アクチュ エータ120の印加電圧を高くすると(図9c中cで示す)、ニードル弁104 と弁座107との間隙は少なくなり噴射率も小さくなる(図9d中dで示す)。 逆に印加電圧を低くすると噴射率は大きくなる。電歪アクチュエータ120の印 加電圧をリニアに変えることにより噴射率もまたリニアに変化させることが可能 である。 【0039】 そして噴射開始後、所定の噴射期間(図9b中t1 で示す)が経過した後電歪 アクチュエータ120への印加電圧を1000Vにすることにより(図9c中e で示す)、ニードル弁104と弁座107は密着しノズルは全閉となり噴射が停 止する。このように第2実施例においては電歪アクチュエータ120への印加電 圧を種々に変えることによって、ニードル弁104と弁座107との間隙を変化 させることができ噴射率を自由自在に制御することができる。そのためエンジン 条件に応じた最適の噴射率あるいは噴射パターンで燃料噴射を行なうことができ る。 【0040】 次にこの第2実施例におけるコンピュータ200´について説明する。 コンピュータの構成は第1実施例とほとんど同じであるので必要な部分のみ説 明する。図10はコンピュータ200´の説明に供するブロック図で、太線で示 した部分が第1実施例と異なる部分である。225´はクロック発生回路で一定 周波数のクロック信号を発生する。クロック信号φ3 は例えば周期100μse cの信号である。270はANDゲートで一方の入力はフリップフロップ233 で作られた噴射時期ψ1,噴射期間t1 なる噴射信号が、もう一方の入力には前記 クロック信号φ3 が接続されている。ANDゲート270の出力はCPU235 の第2の割り込み端子INT2へ接続されている。第2端子INT2は第1端子 INT1よりも割り込み優先度は低いようになっている。271は12bitの ラッチCでCPU235からロードされた値を記憶する。このラッチC271に はリセット端子Rがついており、前記フリップフロップ233よりインバータ2 72を通った信号がつながっている。すなわちフリップフロップ233の出力が 0のとき(非噴射時)にはインバータ272により1レベルの信号がリセット端 子Rに入力されているため強制的にラッチ内容が0となるようになっている。2 73は12bitのDA変換回路でラッチC271を介してロードされたデジタ ル値をアナログ電圧に変換するものであり、デジタル入力が0のとき(全閉時) 10Vを、デジタル入力がオール1のとき(全開時)には0Vとなるように調整 されている。また、280は電歪アクチュエータの駆動回路である。 【0041】 駆動回路280の詳細を図11に示す。DA変換器273の出力(端子281 )は抵抗R11を介して演算増幅器IC10の非反転入力に接続される。演算増 幅器IC10以降の部分は第1実施例に示した駆動回路240とほとんど同じ構 成で高電圧を出力するためのバッファ部である。ただしリニア動作が要求される ため、各トランジスタのバイアスを変更してある。バッファ部の出力282から は抵抗R20,R21を介して前記演算増幅器IC10の反転入力に負帰還がか かっている。そして抵抗R20,R21の比は99:1に選んであり、バッファ 出力端子282の1/100の電圧が演算増幅器IC10の反転入力に加わるこ とになる。 【0042】 今、入力端子281に5Vの電圧が加わったとする。最初端子282の電圧は 0Vであるから演算増幅器IC10の反転入力は0Vであり演算増幅器IC10 の出力は約11Vまで上昇する。従って抵抗R12,R13を通してトランジスタQ 11 が導通し、また抵抗R14,R15を介してトランジスタQ12が導通し、従って1 000Vの電源から電流が流れる。その後端子282の電圧が上昇するにつれて 演算増幅器IC10の反転入力の電圧も上昇するため演算増幅器IC10の出力 電圧は低下しトランジスタQ12に流れる電流が抑えられる。端子282の電圧が 500Vになったとき演算増幅器IC10の反転入力の電圧は、抵抗R20,R21 で1/100に分圧された5Vとなり、非反転入力の電圧と同じとなって安定す る。何らかの理由で端子282の電圧が上昇したとすると、トランジスタQ13, Q14の働きによって出力が減少され安定する。以上のように図11の駆動回路は 電圧利得が100倍の増幅器と見なすことができる。 【0043】 以上の構成に基づき第2実施例のコンピュータ200´の動作を説明する。 図12はフローチャート、図13は各部信号波形図である。MAINルーチン は始動時処理であり、これは第1実施例と同様である。また、基準φ1 パルスよ りINT1ルーチンが起動され、エンジン条件に対応した噴射時期ψ1,噴射時間 t1 を計算し補正してラッチA,ラッチBに出力するステップも第1実施例と同 様である。この時、フリップフロップ233はリセットされているためラッチC 271もリセットされDA変換器273の出力電圧は10Vとなり、駆動回路2 80で100倍されて1000Vの電圧が電歪アクチュエータ120に印加され 、ノズルは閉弁している(図13e中aで示す)。この後、CPU235は現在 のエンジン条件に対応した100μsec毎の噴射パターンを記憶してあるRO M内の番地ADR1を、指定したRAM内の番地ADR2へ書き込みリターンす る。その後、所定の噴射時期ψ1 に達するとフリップフロップ233がセットさ れ(図13b中bで示す)ラッチC271のリセットが解除され、ANDゲート 270の一方の入力が1レベルとなる。もう一方の入力には周期100μsec のクロック信号φ3 が接続されているから、噴射時期図中、CPUのINT2端 子へ100μsec毎の割り込み信号が加わる(図13c)。INT2ルーチン は、INT1で書き込まれたRAM237のADR2の内容からADR1を読み 出し、ROM236のADR1番地の内容をラッチC271へ出力する。そして ADR1をインクリメントしてRAMのADR2へ書き込みリターンする。ラッ チC271の内容はDA変換器273へ送られアナログ電圧に変換され駆動回路 280で増幅されて電歪アクチュエータ120に加わる(図13e)。 【0044】 以上のINT2の動作を100μsec毎に繰り返し、所定の噴射期間(図1 3b中t1 で示す)後にフリップフロップ23がリセットされ(図13b中cで 示す)、ラッチC271がリセットされて噴射が終了する(図13d中dで示す )。このときANDゲート270も閉じるためINT2の割り込み信号も発生し なくなる。 【0045】 このようにして、噴射期間中、ROMに記憶してある噴射率のパターンが10 0μsec毎に出力され、かつその値は全開から全閉までの任意の値を選ぶこと ができるため、噴射率の制御を自由自在に行なうことが可能である。 【0046】 なお第2実施例における噴射率制御はこの他にも種々考えられる。そのひとつ として図14に示すように、主噴射に先だってパイロット噴射ロを行なうように してもよい。即ち、主噴射イの直前に少なくとも1回の短時間少量の燃料を噴射 するもので低回転時の移動,騒音,コミッション等に効果がある。 【0047】 次に本考案の第3の実施例について説明する。 本実施例で使用している電歪アクチュエータ120の圧電素子125は直径3 0mm,肉厚0.5mmのPZTであり、その共振周波数は約4MHZ であり超 音波領域の周波数である。第1,第2の実施例においてはこの電歪アクチュエー タ120に直流の一定電圧または前記共振周波数に比べて十分低い周波数で変化 させることによりニードル弁104と弁座107の間隙を変化させ噴射量の制御 を行なった。超音波で振動している物体に液体を接触させると霧化現象が起こる ことは広く知られている。本実施例においてはノズル開閉用の直流電圧に高周波 数の信号と重畳させニードル弁104が開いた状態でニードル弁104を超音波 振動させることによって燃料の霧化を促進し、噴射孔より噴出した燃料の微粒化 を図ることにより良好な燃焼な得ることを目的としている。 【0048】 以下図15に示す各部波形図で第3実施例を説明する。 エンジン始動時および停止時の作動は図4と同じなので説明を省略し運転時の みを考える。まず最初にノズルを開くために電歪アクチュエータ120の印加電 圧を例えば1000Vから0Vに変化させると(図15c中aで示す)、油圧に よりニードルべっ104が上方に押し上げられ弁座107との間に間隙が生じ燃 料が流出する。この状態で電歪アクチュエータ120に数10KHZ の高周波信 号を印加し超音波振動を発生させる(図15c中bで示す)。ニードル弁104 は油圧により強力に電歪アクチュエータ120に押しつけられているから、電歪 アクチュエータ120の振動はニードル弁104に伝わりニードル弁104が超 音波で振動する。ニードル弁104の下部テーパ部105を通過する燃料は超音 波振動によって、ニードル弁104が上昇するときにはキャビテーションを生じ 、ニードル弁104が下降するときには圧縮力を受けるため微粒化されて噴射孔 106より噴出する。 【0049】 超音波による微粒化を行なう期間はコンピュータ200によって最適に制御さ れ適当な時間でニードル弁104の振動はうち切られる(図15c中cで示す) 。この後電歪アクチュエータ120に例えば1000Vの電圧を印加することに よりニードル弁104を弁座107に密着させ燃料噴射を終了する(図15c中 dで示す)。 【0050】 本実施例においても超音波振動させるタイミングはコンピュータ200によっ て自由自在に制御できるためエンジン条件に適した霧化状態を作ることが可能で ありエンジンの燃料を良好にし、振動,騒音,燃費等に役立つ効果がある。 【0051】 次に第3実施例におけるコンピュータ200について説明する。 コンピュータ200の構成は第1実施例とほとんど同じであるので必要な部分 のみ説明する。図16はコンピュータ200の説明に供するブロック図で太線で 示した部分が第1実施例と異なる部分である。225”はクロック発生回路で一 定周波数のクロック信号を発生する。クロック信号φ4 は超音波振動用の信号で 例えば50KHZ の周波数の信号である。401は12bitのバイナリカウン タDで基準位置パルスがリセット入力に、角度パルスがクロック入力に接続され ている。従って、カウンタD401の内容は基準位置からの時々刻々の回転角度 を示している。これをψとする。なおカウンタDは第1実施例の図4に示したカ ウンタBを共用することもできる。その場合カウンタDは不要である。402は 12bitのラッチDでCPU235が演算した超音波振動開始時刻ψ2 をラッ チして出力する。403は12bitのコンパレータCで前記基準位置からの回 転角度ψと超音波振動開始時期ψ2 とを比較し、ψ=ψ2 となった時点で1レベ ルの一致信号を出力する。404は12bitのバイナリカウンタEでそのリセ ット入力には前記ψ=ψ2 となる一致信号が、クロック入力にはクロック信号ψ 2 が接続されている。従ってカウンタE404の内容はψ=ψ2 となった時点か らの時々刻々の経過時間を示している。これをt´とする。405は12bit のコンパレータDで前記ψ=ψ2 からの経過時間t´と超音波振動期間t2 とを 比較しt´=t2 となった時点で1レベルの一致信号を出力する。407はセッ トリセットフリップフロップでそのセット2 にはψ=ψ2 となる一致信号が、リ セット2 にはt´=t2 なる一致信号が接続されている。したがってこのフリッ プフロップ407は超音波振動開始時期ψ2 でセットされ1レベルとなり、その t2 後にリセットされ0レベルとなる信号が出力端子Qに出力される。この信号 は電歪アクチュエータ120を超音波振動させるための駆動回路B410へ入力 される。250”は電源回路でコンピュータ各部へ安定化された電源を供給する 他に、ノズル開閉用の駆動回路A240に1000Vの高圧を、超音波振動用の 駆動回路B410に50Vの電圧を供給する。駆動回路A240からのノズル開 閉信号は超音波振動用の高周波信号を阻止するためのインダクターL421を介 して出力され、駆動回路B410の超音波振動用信号はノズル開閉用信号の直流 成分を阻止するためにコンデンサC420を介して電歪アクチュエータ120に 供給される。 【0052】 駆動回路A240は第1実施例にて図8に示したものと同じであるため説明を 省略し、駆動回路B410について以下説明する。図17は本実施例にて用いて 超音波振動用の駆動回路Bの回路図である。超音波振動信号はクロック発生回路 225”よりクロック信号φ4 として50KHZ の信号が端子441に接続され ている。この信号はANDゲートIC20の一方の入力に入る。ANDゲートI C20のもう一方の入力には超音波振動タイミング信号を発生するフリップフロ ップ407の出力が接続されており、この信号が1レベルのときのみANDゲー トIC20の出力に50KHZ の信号を出力する。この信号は直流阻止用のコン デンサC21を介し、抵抗R21,R22,R23でバイアスされたトランジス タQ21のベースに入る。トランジスタQ21で増幅され、コレクタ側に入った 結合トランスT1の1次側とコンデンサC22とのタンク回路で高調波分をフィ ルタされ結合トランスT1を介してトランジスタQ22,Q23のベースに入力 される。トランジスタQ22,Q23はR24,R25によりバイアスされてお り出力トランスT2によりB級プッシュプル増幅回路として働く。D21,D2 2はトランジスタQ22,Q23が逆バイアスされたときのベースエミッタ間保 護用である。C23はサージ吸収用である。出力トランスT2によってインピー ダンスマッチングがとられ電歪アクチュエータ120へ超音波振動信号が供給さ れる。 【0053】 以上のコンピュータ200の構成による動作を次に説明する。 図18はフローチャート、図19は説明に供する各部波形図である。MAIN ルーチンは始動時処理であり第1実施例と同様であるので省略する。基準位置パ ルスによりINT1ルーチンが起動され、エンジン条件に応じた噴射時期ψ1,噴 射期間t1 を計算し補正してラッチA,ラッチBへ出力するところまでは第1実 施例と同様である。ひきつづき、コンピュータはN1,1 なるエンジン条件より ROM236内に予め台上試験により求めてデータとして記憶してあるNθψ´ マップをひき、N1,θ1 時の超音波振動開始時期ψ2 を補間計算によって求める 。次に同様にしてNθt´マップをひきN1,θ1 時の超音波振動期間t2 を補間 計算によって求める。次に水温THW1,吸気管負圧P1の値からψ2,2 を補 正しラッチD,ラッチEに出力しリターンする。以後はハードウェアによって自 動的に所定の噴射期間ψ1,噴射期間t1 なる信号がフリップフロップ233に出 力され(図19a)駆動回路A240によってノズル開閉弁を行なう。さらに所 定の超音波振動開始時期ψ2,超音波振動期間t2 なる信号がフリップフロップ4 07に出力され(図19b)駆動回路B410によって超音波振動が加えられる 。 【0054】 なお、第3実施例は第1実施例のみならず第2実施例と組み合わすこともでき ることは容易に推察され、この場合には噴射時期,噴射期間,噴射率,霧化状態 を制御できるため、エンジン条件に対しよりいっそう適した燃料噴射が可能とな り移動,騒音,エミッション,スモーク等の改善に優れた効果がある。 【0055】 なお、超音波振動をさせて霧化促進を図る思想については特開昭54−171 9号公報(資料4)に示されているが、本実施例では高速応答性を有する電歪ア クチュエータ120そのものを利用してニードル弁104を直接加振するもので あるため、資料4に示された噴孔の下流に多孔板を廃してこれを振動させるもの の如く、噴霧の障害物が存在しないので燃料が滞留することもなく、調量精度が 向上する。 【0056】 【考案の効果】 以上説明したように本考案装置では、昇圧された流体圧力を開弁方向に受ける ニードル弁と、このニードル弁に当接し昇圧流体の圧力に抗してニードル弁を閉 弁方向に駆動する駆動端部材を有する圧電アクチュエータとを備え、さらにニー ドル弁を流体の非昇圧時のみ圧電アクチュエータの駆動端部材から隔離して付勢 するスプリングが設けられ、つまりこのスプリングの設定荷重をニードル弁の受 圧部が昇圧流体から受ける圧力よりも小さく非昇圧流体から受ける圧力よりも大 きな値としたことにより、流体が所定圧に昇圧された時は流体圧力による開弁作 動を妨げず、昇圧が停止されて所定圧以下に低下した場合は圧電アクチュエータ が非作動時でもニードル弁を圧電アクチュエータから独立して閉作動させること が可能となり、従ってこのような時にバルブ装置から流体が流出するのを防止す ると共に、スプリングの体格を小さくして小型化が図れるという優れた効果があ る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案装置の第1の実施例を示す断面図。 【図2】図1図示電歪アクチュエータを断面図示する斜
視図。 【図3】図1図示ノズル部を示す断面図。 【図4】図1図示装置の各部の動作波形図。 【図5】図1図示コンピュータの回路図。 【図6】図5図示コンピュータの動作波形図。 【図7】図5図示コンピュータのプログラムを示すフロ
ーチャート。 【図8】図5図示駆動回路図。 【図9】本考案装置の第2の実施例の各部の動作波形
図。 【図10】本考案装置の第2の実施例のコンピュータの
要部を示す回路図。 【図11】図10図示駆動回路の回路図。 【図12】図10図示コンピュータのプログラムを示す
フローチャート。 【図13】本考案装置の第2の実施例の各部の動作波形
図。 【図14】本考案装置の他の実施例の各部の動作波形
図。 【図15】本考案装置の第3の実施例の各部の動作波形
図。 【図16】本考案装置の第3の実施例のコンピュータの
要部を示す回路図。 【図17】図16図示駆動回路を示す回路図。 【図18】図16図示コンピュータのプログラムを示す
フローチャート。 【図19】本考案装置の第3の実施例の各部の動作波形
図。 【符号の説明】 1 燃料ポンプ 2 燃料タンク 104 ニードル弁 120 電歪アクチュエータ 125 圧電素子

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定圧に昇圧された流体が供給される室(10
    8)と、 この室(108)内の昇圧流体を外部に流出させる孔
    (106)と、 前記室(108)の流体圧力を開弁方向に受ける受圧部
    (107)を有し前記孔(106)を開閉するニードル
    弁(104)と、 該ニードル弁に当接し、前記昇圧流体の圧力に抗して前
    記ニードル弁を閉弁方向に駆動して前記孔を閉塞する駆
    動端部材(128)を有する圧電アクチュエータ(12
    0)と、 前記ニードル弁を閉弁方向に付勢して前記流体の非昇圧
    時のみ前記圧電アクチュエータ(120)の駆動端部材
    から隔離せしめることの可能なスプリング(113)
    と、 を備え、 前記スプリング(113)の設定荷重を、前記ニードル
    弁の受圧部(107)が前記昇圧流体から受ける圧力よ
    りも小さく非昇圧流体から受ける圧力よりも大きな値と
    したことを特徴とするバルブ装置。(2) 前記スプリ
    ング(113)を、圧電アクチュエータ(120)の駆
    動端部材(128)とニードル弁(104)との間に配
    設したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載のバルブ装置。
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