JPH0579935U - コンデンサの固定構造 - Google Patents

コンデンサの固定構造

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JPH0579935U
JPH0579935U JP2814092U JP2814092U JPH0579935U JP H0579935 U JPH0579935 U JP H0579935U JP 2814092 U JP2814092 U JP 2814092U JP 2814092 U JP2814092 U JP 2814092U JP H0579935 U JPH0579935 U JP H0579935U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐電圧性および耐振動性のいずれもが高いコ
ンデンサの固定構造を実現すること。 【構成】 コンデンサバンク1において、コンデンサ取
り付け板11のコンデンサ封口部側固定穴111には、
コンデンサ2の封口部側が樹脂製のコンデンサ封口部側
受容体3を介して差し込まれているとともに、その底面
側は樹脂製のコンデンサ底面側受容体4の張り出し部4
8を介して取り付け補助板12に支持されている。ここ
で、コンデンサ封口部側受容体3のフランジ状の軸線方
向位置決め用突起部38はコンデンサ取り付け板11に
当接した状態にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電源装置などのコンデンサ取り付け体に対するコンデンサの固定構造 に関し、特に、ねじ端子型アルミニウム電解コンデンサなどの大型コンデンサの 固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種のコンデンサのうち、ねじ端子型アルミニウム電解コンデンサのような大 型のコンデンサは、その自重が大きいため、電源装置の金属製のコンデンサ取り 付け体に固定すると、耐振動性が低いので、コンデンサの側面部に固着された金 属製のバンドなどを介してコンデンサ取り付け体に固定されている。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、金属製のバンドを利用してコンデンサを取り付けた場合には、 バンドとコンデンサとの絶縁性は、コンデンサ側面部に被覆された薄い絶縁チュ ーブによって確保された状態にあるため、絶縁チューブが損傷した場合には、電 源装置自体の耐電圧が低下するという問題点がある。そこで、金属製のバンドに 代えて樹脂製のバンドを採用したコンデンサの固定構造、または金属製のコンデ ンサ取り付け体に代えて樹脂製のコンデンサ取り付け体を採用したコンデンサの 固定構造を採用することも検討されているが、樹脂製のバンドおよび樹脂製のコ ンデンサ取り付け体では、いずれも、その強度が初期的および経時的にも低いた め、高い耐振動性が要求される用途には不向きである。
【0003】 以上の問題点に鑑みて、本考案の課題は、コンデンサの封口部側を絶縁性の固 定用補助部材を介して金属製のコンデンサ取り付け体に取り付けする一方で、コ ンデンサの底面側を取り付け補助体で支持することにより、耐電圧性および耐振 動性のいずれもが高いコンデンサの固定構造を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案に係るコンデンサの固定構造において講じ た手段は、一方端側の開口部からコンデンサの封口部側が装着され、他方端側の 端子穴からコンデンサの端子が突出する絶縁性のコンデンサ封口部側受容体は、 このコンデンサ封口部側受容体の他方端側を挿抜可能な開口形状をもって金属製 のコンデンサ取り付け体に開口されたコンデンサ封口部側固定部に差し込まれ、 この状態で、コンデンサの底面側は取り付け補助体のコンデンサ底面側固定部に よって支持されており、コンデンサ取り付け体に対するコンデンサの軸線方向に おける取り付け位置は、コンデンサ封口部側受容体の他方端から所定の位置で外 周側面部から外周側に向けて張り出してコンデンサ封口部側固定部周囲のコンデ ンサ取り付け体に当接し、コンデンサ封口部側固定部に対するコンデンサ封口部 側受容体の差し込み長さを規定する軸線方向位置決め用突起部によって規定され ていることである。すなわち、コンデンサの封口部側が絶縁性の固定用補助部材 (コンデンサ封口部側受容体)を介してコンデンサ封口部側固定部に差し込まれ た状態、その底面側を取り付け補助体で支持することを特徴とする。なお、本考 案において、金属製のコンデンサ取り付け体とは、その全体が金属製にある場合 は勿論のこと、その主要部分のみが金属製であるものも含む。
【0005】 また、取り付け補助体をも金属製とする目的に、コンデンサの底面側は、それ が一方端側の開口部から装着された絶縁性のコンデンサ底面側受容体を介して取 り付け補助体のコンデンサ底面側固定部に支持されていることが好ましい。この 場合には、コンデンサ封口部側固定部は、たとえば、取り付け補助体にコンデン サ底面側受容体の他方端側を挿抜可能な開口形状をもって開口されており、コン デンサ底面側受容体は、その他方端側から所定の位置で外周側面部から外周側に 向かって張り出してコンデンサ底面側固定部周囲の取り付け補助体に当接する張 り出し部を有し、この張り出し部を介して、取り付け補助体はコンデンサの底面 側を支持する状態にある。すなわち、コンデンサの底面側も絶縁性の固定用補助 部材(コンデンサ封口部側受容体)を介してコンデンサ封口部側固定部に差し込 まれた状態にあることを特徴とする。ここで、コンデンサの底面側からの放熱性 を高める目的に、コンデンサ底面側受容体は、その他方端側の端面に、それに装 着されたコンデンサの底面部の一部を開放状態とすべき窓開け部を設けておくこ とが好ましい。さらに、コンデンサの封口部側およびコンデンサ底面側と、金属 製のコンデンサ取り付け体および金属製の取り付け補助体との縁面距離を実質的 に延長可能なように、コンデンサ封口部側受容体およびコンデンサ底面側受容体 の少なくとも一方の側には、その外周側面部周囲に凹凸が形成されていることが 好ましい。
【0006】 また、本考案において、コンデンサ封口部側受容体の端子穴は、コンデンサの 2つの端子に対して係合可能な開口形状を有し、それらの係合によって、コンデ ンサ封口部側受容体に対するコンデンサの軸線回り方向の取り付け位置が規定さ れていることが好ましい。
【0007】 さらに、コンデンサ封口部側受容体の他方端側の外周側面部とコンデンサ封口 部側固定部とは、互いに係合可能な形状に形成されて、コンデンサ取り付け体に 対するコンデンサ封口部側受容体のコンデンサの軸線回り方向の取り付け位置が 規定されていることが好ましい。たとえば、コンデンサ封口部側受容体の外周形 状が角形であれば、その形状にコンデンサ封口部側固定部の開口形状を対応させ て、コンデンサ取り付け体に対するコンデンサ封口部側受容体のコンデンサの軸 線回り方向の取り付け位置を規定し、コンデンサ封口部側受容体の外周形状が円 形であれば、コンデンサ封口部側受容体の外周側面部に突起部などを設ける。
【0008】 そして、コンデンサをコンデンサ封口部側受容体に装着するときなどにおいて 、コンデンサの端子角度が視認可能なように、コンデンサ封口部側受容体の外面 のいずれかの位置には、それに装着されるコンデンサの端子方向を表示する極性 表示部を備えていることが好ましい。
【0009】 このようなコンデンサ取り付け体には複数のコンデンサ封口部側固定部が形成 されている一方、取り付け体にも複数のコンデンサ封口部側固定部が形成されて 、複数のコンデンサを一括して固定可能とすることが好ましい。
【0010】
【作用】
上記手段を講じた本考案に係るコンデンサの固定構造において、まず、絶縁性 のコンデンサ封口部側受容体に対して、その一方端側の開口部からコンデンサの 封口部側を装着した状態で、このコンデンサ封口部側受容体をコンデンサ取り付 け体のコンデンサ封口部側固定部に差し込むと共に、コンデンサの底面側から取 り付け補助体のコンデンサ底面側固定部によって支持すると、コンデンサはコン デンサ取り付け体のコンデンサ封口部側固定部と、取り付け補助体のコンデンサ 底面側固定部との間に固定された状態にある。ここで、コンデンサの封口部側は 絶縁性の固定用補助部材(コンデンサ封口部側受容体)を介してコンデンサ封口 部側固定部に差し込まれているため、その耐電圧はコンデンサ封口部側受容体に よって高く確保されているので、コンデンサの絶縁チューブに損傷が生じても、 耐電圧が損なわれることがない。また、コンデンサ取り付け体の側にコンデンサ 封口部側固定部を開口すると、その強度が低下しやすいが、本発明においては、 上記のとおりの高耐電圧構造を採用することによって、耐電圧を犠牲とすること なく、コンデンサ取り付け体を金属製で構成しているため、その強度は初期的お よび経時的のいずれにおいても高く、耐振動性が高い。一方、取り付け補助体は 、そのコンデンサ底面側固定部を開口部として形成しない場合には、強度的な制 約が小さいので、金属製または樹脂製のものなどを用いることができる。ここで 、取り付け補助体が金属製であっても、コンデンサの底面側が絶縁性のコンデン サ底面側受容体を介して取り付け補助体に支持されている場合には、耐電圧はコ ンデンサ底面側受容体によって高く確保される。
【0011】
【実施例】
つぎに、添付図面に基づいて、本考案の一実施例について説明する。
【0012】 図1は本考案のコンデンサの固定構造を採用したコンデンサバンクの要部を示 す側面図、図2はその平面図である。
【0013】 本例において、コンデンサバンク1(電源装置)は、銅ブスバー7によって直 列接続された6個のねじ端子型アルミニウム電解コンデンサ2(以下、コンデン サと称す。)を備えるバンクユニット1aを、複数、各コンデンサが並列接続す るように配線接続して構成されており、それらのうちの1つのバンクユニット1 aを図示してある。ここで、バンクユニット1aの各コンデンサ2は、コンデン サ固定位置として、6つの円形のコンデンサ封口部側固定穴111(コンデンサ 封口部側固定部)が開口された金属製のコンデンサ取り付け板11(コンデンサ 取り付け体)と、コンデンサ取り付け板11の側のフランジ部112にビス止め されるフランジ部122を備え、6つの円形のコンデンサ底面側固定穴121( コンデンサ底面側固定部)が開口された金属製の取り付け補助板12(取り付け 補助体)との間に固定された状態にある。ここで、コンデンサ2は、その封口部 側21がコンデンサ封口部側受容体3に装着されて、コンデンサ封口部側受容体 3を介してコンデンサ取り付け板11のコンデンサ封口部側固定穴111に差し 込まれた状態で固定されている一方、その底面側22がコンデンサ底面側受容体 4に装着されて、コンデンサ底面側受容体4を介して取り付け補助板11のコン デンサ底面側固定穴121に差し込まれた状態で固定されている。
【0014】 このような構成のコンデンサの固定構造に用いたコンデンサ封口部側受容体3 は、図3(a)に平面形状を、図3(b)に正面形状を、図3(c)に側面形状 を示すように、一方端側31が開口して、そこからコンデンサ2の封口部側21 を挿入可能に形成された封口部側装着部32を有する一方、他方端側33である 端面34には、装着されたコンデンサ2の端子23,24が突出できる2つの端 子穴35a,35bが形成されている。また、端面34には、コンデンサ2の端 子23,24の間に並列接続される抵抗5をはんだ固着するための抵抗取り付け 用ターミナル部36a,36bが形成されていると共に、コンデンサ2の防爆弁 を開放状態とするための防爆弁用開口部37も形成されている。さらに、コンデ ンサ封口部側受容体3の外面のうちの端面34には、端子23,24の両側にそ れぞれプラス表示部23aおよびマイナス表示部24aが印されている。ここで 、端子穴35a,35bの内径寸法は、コンデンサ2の端子23,24の外径寸 法に比してやや大きく設定され、封口部側装着部32の内部にコンデンサ2の封 口部側21が装着された状態で、端子穴35a,35bからは端子23,24が それぞれ突出して、端子23,24に対する配線が可能になっていると共に、端 子23,24と端子穴35a,35bとが係合した状態となって、装着されたコ ンデンサ2はコンデンサ封口部側受容体3に対して相対的に回転できず、コンデ ンサ封口部側受容体3に対するコンデンサ2の軸線回り方向の取り付け位置が規 定されている。さらに、コンデンサ封口部側受容体3の外周側面部3aには、そ の外周囲に向けてフランジ状の軸線方向位置決め用突起部38が張り出しており 、図3(b)に示すように、コンデンサ封口部側受容体3を、その他方端側33 からコンデンサ取り付け板11(一点鎖線で示す。)のコンデンサ封口部側固定 穴111に差し込んだときに、コンデンサ封口部側固定穴111における取り付 け補助板12の側の周囲111aに当接し、コンデンサ封口部側固定穴111に 対するコンデンサ封口部側受容体11の差し込み長さが規定される結果、コンデ ンサ取り付け板11に対するコンデンサ2の軸線方向における取り付け位置が規 定されている。また、コンデンサ封口部側受容体3の外周側面部3aには、凹凸 3bが形成されて、コンデンサ2の封口部側21とコンデンサ取り付け板11と の実質的な縁面距離が長く、その間の耐電圧が高くなっている。さらに、コンデ ンサ封口部側受容体3の外周側面部3aにおける軸線方向位置決め用突起部38 の形成位置から他方端側33(端面34)にかけては、そこから外周側に向けて 突出する1条の円周方向位置決め用突状部39(円周方向位置決め用突状部)を 備える一方、コンデンサ封口部側固定穴111には、図5にも示すように、円周 方向位置決め用突状部39と係合してコンデンサ取り付け板11に対するコンデ ンサ封口部側受容体3のコンデンサ2の軸線回り方向の取り付け位置を規定する キー溝状の拡張開口部113が形成されている。
【0015】 一方、コンデンサ2の底面側22については、図1および図3(b)に示すよ うに、コンデンサ封口部側受容体3をコンデンサ封口部側固定穴111に差し込 んだ状態で、コンデンサ2の底面側を樹脂製または金属製の取り付け補助板で直 接支持する構造を採用することもできるが、本例においては、この取り付け補助 板12にも金属製のものを採用する一方、そのコンデンサ底面側固定部は開口部 (コンデンサ底面側固定穴121)として形成されている。そして、コンデンサ 2の底面側22は、コンデンサ底面側受容体4を介して支持されている。このコ ンデンサ底面側受容体4は、図4(a)に平面形状を、図4(b)に正面形状を 、図4(c)に側面形状を示すように、一方端側41が開口して、そこからコン デンサ2の底面側22を挿入可能に形成された底面側装着部42を有する一方、 他方端側43たる端面44には、装着されたコンデンサ2の底面の一部を開放状 態として、そこからの放熱性を高めるための窓開け部45が形成されている。さ らに、コンデンサ底面部側受容体4の外周側面部4aには、その外周囲に向けて フランジ状の張り出し部48が張り出しており、図4(b)に示すように、コン デンサ底面側受容体4を、その他方端側43(端面44の側)から取り付け補助 板12(一点鎖線で示す。)のコンデンサ底面側固定穴121に差し込んだとき に、張り出し部48はコンデンサ底面側固定穴121におけるコンデンサ取り付 け板11の側の周囲121aに当接可能になっており、この張り出し部48を介 して、取り付け補助板12はコンデンサ2の底面側22を支持している。また、 コンデンサ底面部側受容体4の外周側面部4aには、凹凸4bが形成されて、コ ンデンサ2の底面側22と取り付け補助板12との実質的な縁面距離が長く、そ の間の耐電圧が高くなっている。
【0016】 このような構成のコンデンサの固定構造におけるコンデンサ2の取り付け手順 の一例を図5を参照して説明する。
【0017】 図5は本例のコンデンサの固定構造における取り付け手順を示す説明図であり 、この図に示すように、まず、コンデンサ2の封口部側21を、その端子23, 24がコンデンサ封口部側受容体3の端面34に形成された端子穴35a,35 bから突出するようにして、コンデンサ封口部側受容体3の内部に装着する。こ の状態で、端子23,24と端子穴35a,35bとが係合して、コンデンサ封 口部側受容体3の内部において、コンデンサ2はその円周方向への回転が規制さ れて、コンデンサ封口部側受容体3に対するコンデンサ2の軸線回り方向の取り 付け位置が規定された状態となる。その後に、コンデンサ2の底面側22をコン デンサ底面側受容体4の内部に装着する。
【0018】 つぎに、コンデンサ封口部側受容体3の他方端側33をコンデンサ取り付け板 11のコンデンサ封口部側固定穴111に差し込む。このとき、コンデンサ封口 部側受容体3の外周側面部3aに形成されている円周方向位置決め用突状部39 をコンデンサ取り付け板11のコンデンサ封口部側固定穴111に形成されてい る拡張開口部113とを位置合わせした状態とし、コンデンサ封口部側受容体3 は、円周方向位置決め用突状部39と拡張開口部113とによって案内されるよ うに差し込まれる。このため、コンデンサ2のコンデンサ取り付け板11に対す る端子角度は所定の状態に規定されたままである。そして、コンデンサ封口部側 受容体3のフランジ状の軸線方向位置決め用突起部38がコンデンサ取り付け板 11に当接して、コンデンサ封口部側固定穴111に対するコンデンサ封口部側 受容体11の差し込み長さが規定される結果、コンデンサ取り付け板11に対す るコンデンサ2の軸線方向における取り付け位置が規定される。
【0019】 つぎに、コンデンサ底面側受容体4の他方端側43に取り付け補助板12のコ ンデンサ底面側固定穴121を位置合わせした後に、コンデンサ底面側受容体4 の他方端側43にコンデンサ底面側固定穴121を差し込みようにして、取り付 け補助板12を移動させ、コンデンサ底面側受容体4のフランジ状の張り出し部 48を介して、取り付け補助板12でコンデンサ底面側受容体4を、すなわち、 コンデンサ2の底面側22を支持する。
【0020】 しかる後に、図1および図2に示すように、コンデンサ取り付け板11のフラ ンジ部112と取り付け補助板12のフランジ部122とをビス止めして、コン デンサ2をコンデンサ取り付け板11と取り付け補助板12との間に固定した状 態とする。そして、コンデンサ2の端子23,24に対する銅ブスバー7による 配線接続および抵抗取り付け用ターミナル部36a,36bへの抵抗5の配線接 続などを行って、バンクユニット1aを製造する。
【0021】 なお、上記の取り付け手順は一例であって、たとえば、取り付け補助板12の コンデンサ底面側固定穴121にコンデンサ底面側受容体4を差し込んだ状態で 、その内部にコンデンサ2の底面側22を装着し、この状態で、コンデンサ2の 封口部側21に対してコンデンサ封口部側受容体11を取り付けた後、コンデン サ封口部側受容体11をコンデンサ取り付け体11のコンデンサ封口部側固定穴 111に差し込んでもよい。
【0022】 以上のとおり、本例のコンデンサバンク1に採用したコンデンサの固定構造に おいて、コンデンサ2の封口部側21は樹脂製の固定用補助部材としてのコンデ ンサ封口部側受容体3を介してコンデンサ取り付け体11のコンデンサ封口部側 固定穴111に差し込まれているため、コンデンサ2とコンデンサ取り付け体1 1との間における耐電圧が高い。一方、コンデンサ2の底面側22も樹脂製の固 定用補助部材としてのコンデンサ底面側受容体4を介して取り付け補助体4に支 持されているため、コンデンサ2と取り付け補助体4との間の耐電圧も高い。従 って、コンデンサ取り付け体11および取り付け補助体4のいずれにも、その初 期的および経時的な強度を考慮して金属製のものを使用して、耐振動性を高く確 保しても、耐電圧も高く確保された状態にある。それ故、コンデン固定用補助部 材としてのコンデンサ底面側受容体4を介して取り付け補コンデンサ2の絶縁チ ューブに損傷が生じても、耐電圧が損なわれることがなく、その定格電圧などに よっては、絶縁チューブを省略することもできる。とくに、コンデンサ取り付け 体11の側は、配線などが設けられるため、コンデンサ2との絶縁性に配慮する 必要があるのに加えて、コンデンサ取り付け体11には、他の回路構成部品など が搭載されることもあるため、強度的にも充分に配慮する必要があるが、金属製 のコンデンサ取り付け体11を採用して耐振動性を確保し、かつ、耐電圧を高く 確保してあるので、高電圧系の電源装置のうち、特に、振動の激しい用途に適し た電源装置を実現できる。
【0023】 また、コンデンサ底面側受容体4の端面44に窓開け部45が形成されて、コ ンデンサ2の底面側22の一部が開放状態にあるため、そこからの放熱性が高く 、コンデンサ2の信頼性を高く維持するようになっている。さらに、コンデンサ 封口部側受容体3およびコンデンサ底面側受容体4のいずれの外周側面部3a, 4bにも、凹凸3b,4bが形成されているため、コンデンサ2の封口部側21 および底面側22との縁面距離が実質的に延長されて、それらの間の耐電圧がさ らに向上している。そして、コンデンサ2の2つの端子23,24とコンデンサ 封口部側受容体3に端子穴35a,35bとが係合しているため、コンデンサ2 の軸線回り方向の取り付け位置がずれない。ここで、端子穴35a,35bとが 互いに独立した形状に開口しているものの他に、それらが連通して一体化してい るものであってもよい。さらに、コンデンサ封口部側受容体3の円周方向位置決 め用突状部39とコンデンサ封口部側固定穴111の拡張開口部113とが係合 するため、コンデンサ封口部側受容体3がコンデンサ取り付け体11に対して回 転せず、コンデンサ2の軸線回り方向の取り付け位置がずれない。
【0024】 なお、コンデンサ封口部側受容体の外周形状が円形であれば、コンデンサ封口 部側受容体の円周方向位置決め用突起部を利用して、コンデンサ取り付け体に対 するコンデンサ封口部側受容体のコンデンサの軸線回り方向の取り付け位置を規 定するが、コンデンサ封口部側受容体の外周形状を部分的に異形にする一方、そ の形状にコンデンサ封口部側固定部の開口形状を対応させて、互いに係合可能と することによって、コンデンサ取り付け体に対するコンデンサ封口部側受容体の コンデンサの軸線回り方向の取り付け位置を規定してもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案に係るコンデンサの固定構造においては、金属製のコン デンサ取り付け体に開口されたコンデンサ封口部側固定部に対し、コンデンサを 絶縁性のコンデンサ封口部側受容体を介して差し込んだ状態で、コンデンサの底 面側を取り付け補助体で支持することに特徴を有する。従って、本考案によれば 、耐振動性を確保するために、金属製のコンデンサ取り付け体を採用しても、コ ンデンサとコンデンサ取り付け体との間の耐電圧はコンデンサ封口部側受容体に よって高く確保されるという効果を奏する。
【0026】 また、コンデンサの底面側が絶縁性のコンデンサ底面側受容体を介して取り付 け補助体に支持されている場合には、取り付け補助体として金属製のものを採用 しても、それらの間の耐電圧が高く、さらに耐振動性を高めることができる。
【0027】 さらに、コンデンサ底面側受容体の他方端側の端面に窓開け部を設けた場合に は、コンデンサの底面からの放熱性が高く、コンデンサの信頼性が向上する。
【0028】 そして、コンデンサ封口部側受容体またはコンデンサ底面側受容体の外周側面 部に凹凸を有する場合には、縁面距離が実質的に延長される。
【0029】 また、コンデンサ封口部側受容体の端子穴とコンデンサの2つの端子とが係合 可能な場合には、それらの係合によって、コンデンサ封口部側受容体に対するコ ンデンサの軸線回り方向の取り付け位置がずれない。
【0030】 さらに、コンデンサ封口部側受容体とコンデンサ封口部側固定部とが、互いに 係合可能な形状に形成されている場合には、コンデンサ封口部側受容体が回転せ ず、コンデンサ取り付け体に対して位置ずれしない。
【0031】 そして、コンデンサ封口部側受容体の外周面に極性表示部を備えている場合に は、コンデンサをコンデンサ封口部側受容体に装着するときなどにおいて、コン デンサの端子角度を視認できる。
【0032】 さらに、このようなコンデンサ取り付け体には複数のコンデンサ封口部側固定 部が形成されている一方、取り付け体にも複数のコンデンサ封口部側固定部が形 成されている場合には、複数のコンデンサを一括して固定でき、コンデンサバン クの製造に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコンデンサの固定構造を
採用したコンデンサバンクの側面図である。
【図2】図1に示すコンデンサバンクの平面図である。
【図3】(a)は図1に示すコンデンサバンクに用いた
コンデンサ封口部側受容体の平面図、(b)はその正面
図、(c)はその側面図である。
【図4】(a)は図1に示すコンデンサバンクに用いた
コンデンサ底面側受容体の平面図、(b)はその正面
図、(c)はその側面図である。
【図5】図1に示すコンデンサの固定構造の組立て手順
を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・コンデンサバンク 1a・・・バンクユニット 2・・・ねじ端子型アルミニウム電解コンデンサ(コン
デンサ) 3・・・コンデンサ封口部側受容体 4・・・コンデンサ底面側受容体 5・・・抵抗 7・・・銅ブスバー 11・・・コンデンサ取り付け板(コンデンサ取り付け
体) 12・・・取り付け補助板(取り付け補助体) 23,24・・・端子 23a・・・プラス表示部 24a・・・マイナス表示部 32・・・封口部側装着部 35a,35b・・・端子穴 36a,36b・・・抵抗取り付け用ターミナル部 37・・・防爆弁用開口部 38・・・軸線方向位置決め用突起部 39・・・円周方向位置決め用突状部(円周方向位置決
め用突状部) 42・・・底面側装着部 45・・・窓開け部 48・・・張り出し部 111・・・コンデンサ封口部側固定穴(コンデンサ封
口部側固定部) 113・・・拡張開口部 121・・・コンデンサ底面側固定穴(コンデンサ底面
側固定部)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方端側の開口部からコンデンサの封口
    部側が装着され、他方端側の端子穴から前記コンデンサ
    の端子が突出する絶縁性のコンデンサ封口部側受容体
    は、このコンデンサ封口部側受容体の他方端側を挿抜可
    能な開口形状をもって金属製のコンデンサ取り付け体に
    開口されたコンデンサ封口部側固定部に差し込まれ、こ
    の状態で、前記コンデンサの底面側は取り付け補助体の
    コンデンサ底面側固定部によって支持されており、前記
    コンデンサ取り付け体に対するコンデンサの軸線方向に
    おける取り付け位置は、前記コンデンサ封口部側受容体
    の他方端から所定の位置で外周側面部から外周側に向け
    て張り出して前記コンデンサ封口部側固定部周囲で前記
    コンデンサ取り付け体に当接し、前記コンデンサ封口部
    側固定部に対する前記コンデンサ封口部側受容体の差し
    込み長さを軸線方向位置決め用突起部によって規定され
    ていることを特徴とするコンデンサの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサ取り付け体には複数の前
    記コンデンサ封口部側固定部が形成されている一方、前
    記取り付け補助体にも複数の前記コンデンサ封口部側固
    定部が形成されて、前記コンデンサ取り付け体と前記取
    り付け補助体の間には複数のコンデンサが固定されてい
    ることを特徴とする請求項1のコンデンサの固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6397229U (ja) * 1986-12-15 1988-06-23

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