JPH0580180U - 渦電流式減速装置の風損低減構造 - Google Patents
渦電流式減速装置の風損低減構造Info
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- JPH0580180U JPH0580180U JP2800592U JP2800592U JPH0580180U JP H0580180 U JPH0580180 U JP H0580180U JP 2800592 U JP2800592 U JP 2800592U JP 2800592 U JP2800592 U JP 2800592U JP H0580180 U JPH0580180 U JP H0580180U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で、非制動時の制動ドラムの冷却
フインによる空気の流れを抑え、風損を低減する。 【構成】 磁石支持環14の外周壁に、多数の永久磁石
24を周方向等間隔かつ外端の極性が周方向交互に異な
るように結合する。回転軸1に結合した制動ドラム7の
内部へ突出する制動位置と、制動ドラム7から引退する
非制動位置とへ移動可能に、磁石支持環14を固定枠1
0に支持する。C字形に湾曲した複数のロツド31の基
端を磁石支持環14の端壁に、ロツド31の先端を制動
ドラム7の外周側を覆う筒形のカバー32にそれぞれ結
合する。非制動時、カバー32により制動ドラム7の外
周壁に設けた冷却フイン8を覆う。
フインによる空気の流れを抑え、風損を低減する。 【構成】 磁石支持環14の外周壁に、多数の永久磁石
24を周方向等間隔かつ外端の極性が周方向交互に異な
るように結合する。回転軸1に結合した制動ドラム7の
内部へ突出する制動位置と、制動ドラム7から引退する
非制動位置とへ移動可能に、磁石支持環14を固定枠1
0に支持する。C字形に湾曲した複数のロツド31の基
端を磁石支持環14の端壁に、ロツド31の先端を制動
ドラム7の外周側を覆う筒形のカバー32にそれぞれ結
合する。非制動時、カバー32により制動ドラム7の外
周壁に設けた冷却フイン8を覆う。
Description
【0001】
本考案は大型車両などの摩擦ブレーキを補助する渦電流式減速装置、特に変速 機の出力回転軸などに結合されて常時回転される制動ドラムの冷却フインによる 風損を低減し、機関の燃費を向上する、渦電流式減速装置の風損低減構造に関す るものである。
【0002】
特願平1-218498号公報などに開示されるように、渦電流式減速装置は磁石支持 環の外周壁に多数の永久磁石(以下これを単に磁石という)を周方向等間隔かつ 外端の極性が周方向交互に異なるように結合し、回転軸に結合した制動ドラムの 内部へ突出する固定枠に、磁石支持環を軸方向移動可能に支持してなり、制動時 、磁石支持環を制動ドラムの内部へ突出すると、磁石支持環の磁石が制動ドラム の内周面に対向接近し、回転する制動ドラムが磁石からの磁界を横切る時、制動 ドラムは渦電流に基づく制動トルクを受ける。非制動時、磁石支持環を制動ドラ ムの内部から引き出すと、磁石は制動ドラムに磁界を及ぼさなくなり、制動ドラ ムは制動トルクを受けない。
【0003】 上述の渦電流式減速装置では、制動時発生する渦電流による熱を放散するため に、制動ドラムは外周壁に多数の冷却フインを備えている。しかし、制動ドラム は非制動時も回転するから、冷却フインの風損は無視できないものとなる。
【0004】 冷却フインの風損を完全になくするためには、制動ドラムと回転軸との間にク ラツチを設け、非制動時クラツチを遮断し、制動ドラムを停止することが好まし いが、クラツチを設けるとなれば、構造が複雑になり、形状が大型になり回転体 の重量が増加して車両への搭載が難しくなり、熱に対するクラツチの信頼性を考 慮しなければならないなど種々の問題が生じる。
【0005】
本考案の目的は上述の問題に鑑み、非制動時の冷却フインによる空気の流れを 抑えることにより風損を低減する、構成が簡単な渦電流式減速装置の風損低減構 造を提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案の構成は磁石支持環の外周壁に多数の永久 磁石を周方向等間隔かつ外端の極性が周方向交互に異なるように結合し、回転軸 に結合した制動ドラムの内部へ突出する制動位置と、制動ドラムから引退する非 制動位置とへ移動可能に、磁石支持環を固定枠に支持した渦電流式減速装置にお いて、C字形に湾曲した複数のロツドの基端を磁石支持環の端壁に、ロツドの先 端を制動ドラムの外周側を覆う筒形のカバーにそれぞれ結合し、非制動時カバー により制動ドラムの外周壁に設けた冷却フインを覆うものである。
【0007】
制動ドラムの外周側を覆う筒形のカバーは、C字形に湾曲した複数のロツドに より磁石支持環の端部に結合される。磁石支持環が制動ドラムの内部から引退す る時、カバーは磁石支持環と一緒に軸方向へ移動し、制動ドラムの外周側を覆う 。したがつて、常時回転する制動ドラムの冷却フインにより送られる風量がカバ ーにより抑えられ、空気の流れがカバーにより安定したものとなるので、風損が 低減され、騒音が抑えられる。
【0008】 制動時、磁石支持環を制動ドラムの内部へ突出すると、カバーは同方向へ移動 し、制動ドラムの外周側から引退するので、冷却フインによる風量が増大し、制 動ドラムの熱放射を妨げない。
【0009】
図1は本考案に係る風損低減構造を備えた渦電流式減速装置の側面断面図であ る。渦電流式減速装置は例えば車両用変速機の後端部に配設されるもので、変速 機の出力回転軸1に結合される制動ドラム7と、断面長方形の内空部を有する環 状の固定枠10と、固定枠10の内空部にあつて制動ドラム7の内部へ突出可能 の磁石支持環14とからなる。変速機の出力回転軸1の端部に取付フランジ2が スプライン嵌合され、かつ外れないようにナツト1aにより締結される。取付フ ランジ2に、周知の駐車ブレーキの制動ドラム3の端壁と、減速装置の制動ドラ ム7のフランジ部5aとが重ね合され、複数のボルト4とナツトにより結合され る。
【0010】 フランジ部5aと一体の円筒形のボス5に、周方向等間隔かつ径外方へ延びる 複数のスポーク6が結合される。スポーク6の外端部に、導体である制動ドラム 7の端縁部が結合される。制動ドラム7は外周面に、周方向等間隔に並ぶ多数の 冷却フイン8を備えられる。
【0011】 固定枠10の端壁に、図示してない複数(好ましくは3個)の流体圧アクチユ エータが周方向等間隔に支持される。アクチユエータのシリンダに嵌合したピス トンから延びるロツドの端部に磁石支持環14が結合される。固定枠10は磁性 体からなる断面C字形をなす環状の枠部分10aと、非磁性体からなる断面逆L 字形の非磁性枠部分10bとを多数のボルトにより結合して構成され、制動ドラ ム7の内部へ突出する枠部分10bの円筒壁に設けた開口に、各磁石24に対応 する多数の強磁性板(ポールピース)15が結合される。
【0012】 図3に示すように、磁石支持環14は固定枠10の断面長方形の内部に軸方向 摺動可能に支持される。具体的には、磁石支持環14は枠部分10aの内筒に摺 動可能かつ回動不能に外嵌される。磁石支持環14の外周面に、周方向等間隔に かつ極性が周方向に1つずつ(2つずつでもよい)交互に異なるよう多数の磁石 24が結合される。
【0013】 本考案によれば、非制動時の風損を低減するために、制動ドラム7の外周の冷 却フイン8を覆う筒形のカバー32が、磁石支持環14と一緒に軸方向移動可能 に配設される。このため、コ字形ないしC字形に湾曲された多数のロツド31の 基端31aは、固定枠10の端壁を貫通して内空部へ臨み、磁石支持環14に結 合される。ロツド31の先端31bはカバー32の外面に沿つて延び、カバー3 2の端縁から径外方へ突出する取付片33へ貫通され、ナツト34により締結さ れる。好ましくは、カバー32は薄い金属板などで形成し、カバー32の補強を 兼ねるロツド31はカバー32の外周面を適当な手段により結合される。
【0014】 次に、本考案による渦電流式減速装置の風損低減構造の作動について説明する 。図1に示す制動時、磁石支持環14は制動ドラム7の内部へ突出し、各磁石2 4は強磁性板15を透過して制動ドラム7の内周面へ磁界を及ぼす。この時、ロ ツド31に支持されたカバー32は制動ドラム7の右側へ移動し、冷却フイン8 を解放する。回転する制動ドラム7が磁石24からの磁界を横切る時、制動ドラ ム7は渦電流に基づく制動トルクを受ける。図3に示すように、制動時、各磁石 24は磁石支持環14と制動ドラム7との間に磁気回路Wを形成する。
【0015】 制動ドラム7は渦電流により加熱されて高温になる。しかし、制動ドラム7は 冷却フイン8を備えており、かつカバー32が引退しているので、制動ドラム7 からの放熱と冷却フイン8により制動ドラム7の内外周面へ送られる空気により 効果的に冷却される。
【0016】 非制動時、図1において前述の流体圧アクチユエータにより磁石支持環14が 左方へ引かれると、磁石24は強磁性板15に対向しなくなり、磁性体からなる 枠部分10aの外筒に対向する。同時に、ロツド31によりカバー32がストロ ークsだけ左方へ引き寄せられて、図1に鎖線で示すように、冷却フイン8を覆 う。カバー32の内部を通過する風量が抑えられ、カバー32を吹き抜ける空気 の乱れが抑えられるので、制動ドラム7と冷却フイン8の回転に伴う風損が低減 され、騒音も低減される。
【0017】
【考案の効果】 本考案は上述のように、C字形に湾曲したロツドの基端を磁石支持環の端壁に 、ロツドの先端を制動ドラムの外周側を覆う筒形のカバーにそれぞれ結合し、非 制動時カバーにより制動ドラムの外周壁に設けた冷却フインを覆うようにしたか ら、非制動時、カバーの内部を通過する風量が抑えられ、かつカバーを吹き抜け る空気の乱れが抑えられるので、制動ドラムと冷却フインの回転に伴う風損が低 減され、騒音も低減される結果、機関の燃費を節減できる。
【0018】 構造が複雑で高価なクラツチを制動ドラムと回転軸との間に設ける必要がない ので、装置の大型化や重量増加、信頼性の低下などを回避でき、安価に提供でき る。
【0019】 制動時、カバーは流体圧アクチユエータにより駆動される磁石支持環と一緒に 、自動的に制動ドラムから引退するので、特別の駆動源を必要としない。
【図1】本考案に係る渦電流式減速装置の風損低減構造
の側面断面図である。
の側面断面図である。
【図2】同風損低減構造の要部を示す側面断面図であ
る。
る。
【図3】図2の線3A−3Aによる磁石支持環の正面断
面図ある。
面図ある。
1:回転軸 7:制動ドラム 8:冷却フイン 10:
固定枠 14:磁石支持環 31:ロツド 32:カバ
ー
固定枠 14:磁石支持環 31:ロツド 32:カバ
ー
Claims (1)
- 【請求項1】磁石支持環の外周壁に多数の永久磁石を周
方向等間隔かつ外端の極性が周方向交互に異なるように
結合し、回転軸に結合した制動ドラムの内部へ突出する
制動位置と、制動ドラムから引退する非制動位置とへ移
動可能に、磁石支持環を固定枠に支持した渦電流式減速
装置において、C字形に湾曲した複数のロツドの基端を
磁石支持環の端壁に、ロツドの先端を制動ドラムの外周
側を覆う筒形のカバーにそれぞれ結合し、非制動時カバ
ーにより制動ドラムの外周壁に設けた冷却フインを覆う
ことを特徴とする、渦電流式減速装置の風損低減構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2800592U JP2557742Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置の風損低減構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2800592U JP2557742Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置の風損低減構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580180U true JPH0580180U (ja) | 1993-10-29 |
| JP2557742Y2 JP2557742Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=12236677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2800592U Expired - Lifetime JP2557742Y2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 渦電流式減速装置の風損低減構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557742Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018102068A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 新日鐵住金株式会社 | 渦電流式減速装置 |
| WO2018116575A1 (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 新日鐵住金株式会社 | 渦電流式減速装置 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP2800592U patent/JP2557742Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018102068A (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 新日鐵住金株式会社 | 渦電流式減速装置 |
| WO2018116575A1 (ja) * | 2016-12-21 | 2018-06-28 | 新日鐵住金株式会社 | 渦電流式減速装置 |
| CN110089015A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-02 | 日本制铁株式会社 | 涡流式减速装置 |
| EP3562014A4 (en) * | 2016-12-21 | 2020-07-22 | Nippon Steel Corporation | EDDY CURRENT TYPE DECELERATION DEVICE |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2557742Y2 (ja) | 1997-12-17 |
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