JPH0580276B2 - - Google Patents
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- JPH0580276B2 JPH0580276B2 JP60278882A JP27888285A JPH0580276B2 JP H0580276 B2 JPH0580276 B2 JP H0580276B2 JP 60278882 A JP60278882 A JP 60278882A JP 27888285 A JP27888285 A JP 27888285A JP H0580276 B2 JPH0580276 B2 JP H0580276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinylidene fluoride
- fluoride polymer
- coating
- polymer
- solvent
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、フツ化ビニリデン系重合体を含む塗
料組成物の塗装方法に関し、更に詳しくはフツ化
ビニリデン系重合体(A)とアクリル系重合体(B)とを
溶剤中で混合しかつその混合物を加熱溶解して得
た均一溶液に必要に応じて着色顔料又は金属粉末
を含有せしめた塗料組成物をフツ化ビニリデン系
重合体が加温下溶解状態で基材に塗布し低温焼付
けすることを特徴とする塗装方法に関する。 (従来の技術及びその問題点) フツ化ビニリデン系重合体は、一般の樹脂に比
べ耐候性、耐紫外線性、耐腐食性、耐汚れ付着性
が良好なため無機成形物、金属成形物、樹脂成形
物の塗装用樹脂として使用されているがフツ素樹
脂特有の物性のために成形物基材との接着性が悪
いという欠点があつた。その解決策としてフツ化
ビニリデン系重合体にアクリル系重合体を混合す
るという方法(特公昭43−10363号公報)が知ら
れている。この方法は、フツ化ビニリデン系重合
体とアクリル系重合体と潜伏性溶剤とからなる分
散体を基材上に被覆し、そして200℃以上の高温
で焼き付けることにより塗膜を形成するものであ
る。この方法で得られた塗膜は、基材に対する密
着性は向上するものの光沢等の外観が悪いという
欠点がある。又、焼き付けに200℃以上の高温が
必要であり、そのため被塗物が限定されてしまう
欠点があり工業的に不利であつた。 又、一般に常温下ではフツ化ビニリデン系重合
体を溶解する溶剤は、ごく一部に限られており、
溶解してもアクリル系重合体の混合が出来ない等
実用上問題があつた。更に溶解性を改善する方法
としては、相当量のフルオロオレフインを共重合
せしめたフツ化ビニリデン共重合体(例えばフツ
素ゴムと称せられる共重合体)が知られている
が、基材との付着性等の物性が低下するので好ま
しくない。 そこで、本発明者らは、低温焼付けでかつ光沢
等の外観が良好なフツ化ビニリデン系重合体の塗
膜を得る塗装方法を提供することを目的に鋭意研
究を重ねた結果、従来にない全く新規な方法で低
温焼き付けでかつ光沢等の外観が良好なフツ化ビ
ニリデン系重合体の塗膜を得る塗装方法を見い出
し本発明を完成するに至つた。 (問題点を解決する為の手段) 即ち、本発明は、溶剤中でフツ化ビニリデン系
重合体(A)とアクリル系重合体(B)とを加熱溶解して
得た溶液をフツ化ビニリデン系重合体(A)が溶解状
態で基材に塗布し低温焼付けすることを特徴とす
るフツ化ビニリデン系重合体を含む塗料組成物の
塗装方法を提供するものである。 本発明で使用されるフツ化ビニリデン系重合体
(A)は、少なくとも80重量%以上、好ましくは90重
量%以上のフツ化ビニリデン部分を含んでおり特
にフツ化ビニリデンの単独重合体が好ましい。ま
たテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロ
ピレン、フツ化ビニルの如き他のフルオロオレフ
インユニツトを含む共重合体であつても良い。 本発明で使用されるアクリル系重合体(B)はアル
キル基の炭素数が1個〜4個のアルキルメタクリ
レート又はアルキルアクリレートの単独重合体も
しくは共重合体又は前記単量体を主成分とするモ
ノマーと他のエチレン性モノマーとの混合物を重
合して得られる共重合体である。アルキル基の炭
素数が4個より多いアクリル系重合体を使用する
とフツ化ビニリデン系重合体との相溶性が悪く生
成した塗膜の光沢等の外観が悪い状態となり好ま
しくない。前記アクリル系重合体は反応性の官能
基を含有していてもよいし含有しなくてもよい。
含有する場合には、水酸基、カルボキシル基、ヒ
ドロキシメチルアミド基、アルコキシメチルアミ
ド基、アルコキシシリル基等の官能基を有する単
量体を得られる塗膜の光沢等の外観が低下しない
程度の量を共重合すればよい。この様にして得ら
れるアクリル系重合体を使用する場合には、必要
に応じてエポキシ樹脂、アミノ樹脂、ポリイソシ
アネート、ブロツク化ポリイソシアネート等の硬
化剤を配合することも可能である。また前記アク
リル系重合体は、UV硬化型樹脂も含んでも良
く、その量は塗膜の光沢等の外観が低下しない程
度の量である。 本発明におけるフツ化ビニリデン系重合体(A)と
アクリル系重合体(B)の混合重量比は、50:50〜
90:10が良くさらに好ましくは60:40〜80:20で
ある。フツ化ビニリデン系重合体の量が50以下で
あると得られる塗膜は耐候性、耐熱性等のフツ素
系塗膜としての性質が発現されなくなり又90以上
であると得られる塗膜の光沢等の外観と基剤との
付着性が悪くなる。 本発明で使用される溶剤とは、フツ化ビニリデ
ン系重合体(A)、アクリル系重合体(B)を溶解する溶
剤であり、沸点が280℃以下、好ましくは215℃以
下特に180℃以下の有機溶剤である。例えば、シ
クロヘキサノンイソホロン、メシチルオキサイ
ド、ジアセトンアルコール、メチルエチルケトン
等のケトン類、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジ
エチル、フタル酸ジメチル、2−メトキシエチル
アセテート等の脂肪族及び芳香族カルボン酸のア
ルキル及びアルコキシアルキルエステル類、ジエ
チレングリコール、モノエチルエーテルアセテー
ト等のグリコールエーテルエステル類、ジオキサ
ン、テトラハイドロフラン等の環状エーテル類、
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート
等のカーボネートエステル類、ブチロラクトン等
のラクトン類、ジメルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド等のアミド類等である。これらの溶剤
は単独で又は2種以上の溶剤を混合して溶剤とし
て使うことが可能である。 本発明における塗工溶液のフツ化ビニリデン系
重合体(A)とアクリル系重合体(B)との混合物の重量
基準での温度は50%以下がよく好ましくは40%以
下である。50%以上の場合、塗工液混合物を加熱
溶解させた時の溶液粘度が異常に高くなり塗布す
ることが出来なくなる。 前記溶剤中でフツ化ビニリデン系重合体(A)とア
クリル系重合体(B)とを溶解する方法としては、特
に制限はないが、好ましくは溶剤中に分散状態に
した各々の重合体混合物を沸点近くまで撹拌、加
熱することにより溶解するか、別々に溶解したも
のを混合しても良い。好ましくは、200℃以下に
加熱し、より好ましくは100〜150℃に加熱して撹
拌溶解すれば良い。 本発明の塗工溶液では、必要に応じて着色顔料
又は金属粉末が用いられる。着色顔料は通常用い
られる有機顔料(キナクリドン系、シアニン系
等)、無機顔料(酸化チタンなど)であり、金属
粉末はアルミニウム、銅、真ちゆう、金、銀、ニ
ツケル等である。その添加量は樹脂固形分100重
量部に対して1〜100重量部である。また紫外線
吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤も添加するこ
とが出来る。 本発明における塗工溶液の基材に対する塗布方
法は、刷毛塗り法、スプレー法、フローコーター
法、浸漬法等の一般塗工方法が適用される。 本発明において塗膜の低温焼き付け条件は、温
度120℃〜170℃で30分〜3時間が良く、120℃以
下では得られた塗膜が白化してしまう。 得られたフツ化ビニリデン系塗膜は、フツ化ビ
ニリデン系重合体単独の塗膜に比べ基材との付着
性及び光沢等の外観が良好でありかつ耐候性、耐
薬品性、耐熱性等のフツ素系塗料の特長を有して
いる。そのため本発明の塗装方法は瓦、スレート
板等の無機成型物、鋼板等の金属成形物、OA機
器のハウジング等の樹脂成形物等の付着性、外
観、耐候性の良好であることが要求される被塗布
基材に対して適用される。 (効果) 本発明によれば、フツ化ビニリデン系重合体を
溶剤で、加熱溶解して使用する為に低温焼付けが
可能であり、かつ光沢等の外観の良好な塗膜が得
られる。従つて、従来、高温、長時間の加熱によ
る焼付けであつた為に基材が限定されていたが、
本発明は、今まで塗装できなかつた高温に弱い基
材への塗装も可能となつたものである。 次に本発明を実施例及び比較例により具体的に
説明する。以下において部及び%は特に断りのな
い限りすべて重量基準であるものとする。 実施例 1 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 、
100%フツ化ビニリデン重合体、ペンウオルト社
製)3.0部、シクロヘキサノン37.0部、ポリメチ
ルメタクリレート(30万)の20%シクロヘキ
サノン溶液の10.0部を混合し沸騰するまで加熱し
透明均一塗工溶液を得た。この100℃の塗工溶液
をスプレー法で鋼板の上に塗布し130℃、1時間
の焼き付けを行なつた。得られた塗膜は表面光沢
があり、付着性はゴバン目テストにより100%付
着であつた。 実施例 2 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 )
2.5部、メチルメタクリレート・エチルアクリレ
ート共重合体(MMA:EA=95:5、20万)
2.5部、シクロヘキサノン20.0部、ジメチルフタ
レート8.3部を混合し沸騰するまで加熱し透明均
一溶液を得た。この溶液に酸化チタンを2.14部添
加し塗工溶液とした。この100℃の塗工溶液を浸
漬法でスレート板に塗布し130℃、2時間の焼き
付けを行なつた。得られた塗膜は表面光沢があ
り、付着性はゴバン目テストにより100%付着で
あつた。 実施例 3〜5 表−1に示される様な配合割合及び焼き付けに
より実施例1に準じて塗膜を得た。それぞれの塗
膜の状態及び付着性についての試験結果を同表に
示した。 比較例 1 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 )
3.0部、シクロヘキサノン12.0部、ポリメチルメ
タクリレート(30万)の20%シクロヘキサノ
ン溶液の10.0部を混合し分散体を得た。この分散
体をスプレー法で鋼板の上に塗布し130℃、1時
間の焼き付けを行なつた。得られた塗膜は不透明
で表面光沢がなかつた。付着性はゴバン目テスト
により90%付着であつた。 実施例 6 和型スレート瓦を250℃の熱風乾燥機で25分間
加熱して瓦内の残留水分を除去する。次に表面温
度を80℃に設定し、その表面に実施例2で用いた
塗工溶液をスプレー法で塗布し130℃、1時間の
焼き付けを行なつた。得られた和型スレート瓦
は、表面光沢があり塗膜の付着性はゴバン目テス
トにより100%付着であつた。 【表】
料組成物の塗装方法に関し、更に詳しくはフツ化
ビニリデン系重合体(A)とアクリル系重合体(B)とを
溶剤中で混合しかつその混合物を加熱溶解して得
た均一溶液に必要に応じて着色顔料又は金属粉末
を含有せしめた塗料組成物をフツ化ビニリデン系
重合体が加温下溶解状態で基材に塗布し低温焼付
けすることを特徴とする塗装方法に関する。 (従来の技術及びその問題点) フツ化ビニリデン系重合体は、一般の樹脂に比
べ耐候性、耐紫外線性、耐腐食性、耐汚れ付着性
が良好なため無機成形物、金属成形物、樹脂成形
物の塗装用樹脂として使用されているがフツ素樹
脂特有の物性のために成形物基材との接着性が悪
いという欠点があつた。その解決策としてフツ化
ビニリデン系重合体にアクリル系重合体を混合す
るという方法(特公昭43−10363号公報)が知ら
れている。この方法は、フツ化ビニリデン系重合
体とアクリル系重合体と潜伏性溶剤とからなる分
散体を基材上に被覆し、そして200℃以上の高温
で焼き付けることにより塗膜を形成するものであ
る。この方法で得られた塗膜は、基材に対する密
着性は向上するものの光沢等の外観が悪いという
欠点がある。又、焼き付けに200℃以上の高温が
必要であり、そのため被塗物が限定されてしまう
欠点があり工業的に不利であつた。 又、一般に常温下ではフツ化ビニリデン系重合
体を溶解する溶剤は、ごく一部に限られており、
溶解してもアクリル系重合体の混合が出来ない等
実用上問題があつた。更に溶解性を改善する方法
としては、相当量のフルオロオレフインを共重合
せしめたフツ化ビニリデン共重合体(例えばフツ
素ゴムと称せられる共重合体)が知られている
が、基材との付着性等の物性が低下するので好ま
しくない。 そこで、本発明者らは、低温焼付けでかつ光沢
等の外観が良好なフツ化ビニリデン系重合体の塗
膜を得る塗装方法を提供することを目的に鋭意研
究を重ねた結果、従来にない全く新規な方法で低
温焼き付けでかつ光沢等の外観が良好なフツ化ビ
ニリデン系重合体の塗膜を得る塗装方法を見い出
し本発明を完成するに至つた。 (問題点を解決する為の手段) 即ち、本発明は、溶剤中でフツ化ビニリデン系
重合体(A)とアクリル系重合体(B)とを加熱溶解して
得た溶液をフツ化ビニリデン系重合体(A)が溶解状
態で基材に塗布し低温焼付けすることを特徴とす
るフツ化ビニリデン系重合体を含む塗料組成物の
塗装方法を提供するものである。 本発明で使用されるフツ化ビニリデン系重合体
(A)は、少なくとも80重量%以上、好ましくは90重
量%以上のフツ化ビニリデン部分を含んでおり特
にフツ化ビニリデンの単独重合体が好ましい。ま
たテトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロ
ピレン、フツ化ビニルの如き他のフルオロオレフ
インユニツトを含む共重合体であつても良い。 本発明で使用されるアクリル系重合体(B)はアル
キル基の炭素数が1個〜4個のアルキルメタクリ
レート又はアルキルアクリレートの単独重合体も
しくは共重合体又は前記単量体を主成分とするモ
ノマーと他のエチレン性モノマーとの混合物を重
合して得られる共重合体である。アルキル基の炭
素数が4個より多いアクリル系重合体を使用する
とフツ化ビニリデン系重合体との相溶性が悪く生
成した塗膜の光沢等の外観が悪い状態となり好ま
しくない。前記アクリル系重合体は反応性の官能
基を含有していてもよいし含有しなくてもよい。
含有する場合には、水酸基、カルボキシル基、ヒ
ドロキシメチルアミド基、アルコキシメチルアミ
ド基、アルコキシシリル基等の官能基を有する単
量体を得られる塗膜の光沢等の外観が低下しない
程度の量を共重合すればよい。この様にして得ら
れるアクリル系重合体を使用する場合には、必要
に応じてエポキシ樹脂、アミノ樹脂、ポリイソシ
アネート、ブロツク化ポリイソシアネート等の硬
化剤を配合することも可能である。また前記アク
リル系重合体は、UV硬化型樹脂も含んでも良
く、その量は塗膜の光沢等の外観が低下しない程
度の量である。 本発明におけるフツ化ビニリデン系重合体(A)と
アクリル系重合体(B)の混合重量比は、50:50〜
90:10が良くさらに好ましくは60:40〜80:20で
ある。フツ化ビニリデン系重合体の量が50以下で
あると得られる塗膜は耐候性、耐熱性等のフツ素
系塗膜としての性質が発現されなくなり又90以上
であると得られる塗膜の光沢等の外観と基剤との
付着性が悪くなる。 本発明で使用される溶剤とは、フツ化ビニリデ
ン系重合体(A)、アクリル系重合体(B)を溶解する溶
剤であり、沸点が280℃以下、好ましくは215℃以
下特に180℃以下の有機溶剤である。例えば、シ
クロヘキサノンイソホロン、メシチルオキサイ
ド、ジアセトンアルコール、メチルエチルケトン
等のケトン類、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジ
エチル、フタル酸ジメチル、2−メトキシエチル
アセテート等の脂肪族及び芳香族カルボン酸のア
ルキル及びアルコキシアルキルエステル類、ジエ
チレングリコール、モノエチルエーテルアセテー
ト等のグリコールエーテルエステル類、ジオキサ
ン、テトラハイドロフラン等の環状エーテル類、
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート
等のカーボネートエステル類、ブチロラクトン等
のラクトン類、ジメルアセトアミド、ジメチルホ
ルムアミド等のアミド類等である。これらの溶剤
は単独で又は2種以上の溶剤を混合して溶剤とし
て使うことが可能である。 本発明における塗工溶液のフツ化ビニリデン系
重合体(A)とアクリル系重合体(B)との混合物の重量
基準での温度は50%以下がよく好ましくは40%以
下である。50%以上の場合、塗工液混合物を加熱
溶解させた時の溶液粘度が異常に高くなり塗布す
ることが出来なくなる。 前記溶剤中でフツ化ビニリデン系重合体(A)とア
クリル系重合体(B)とを溶解する方法としては、特
に制限はないが、好ましくは溶剤中に分散状態に
した各々の重合体混合物を沸点近くまで撹拌、加
熱することにより溶解するか、別々に溶解したも
のを混合しても良い。好ましくは、200℃以下に
加熱し、より好ましくは100〜150℃に加熱して撹
拌溶解すれば良い。 本発明の塗工溶液では、必要に応じて着色顔料
又は金属粉末が用いられる。着色顔料は通常用い
られる有機顔料(キナクリドン系、シアニン系
等)、無機顔料(酸化チタンなど)であり、金属
粉末はアルミニウム、銅、真ちゆう、金、銀、ニ
ツケル等である。その添加量は樹脂固形分100重
量部に対して1〜100重量部である。また紫外線
吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤も添加するこ
とが出来る。 本発明における塗工溶液の基材に対する塗布方
法は、刷毛塗り法、スプレー法、フローコーター
法、浸漬法等の一般塗工方法が適用される。 本発明において塗膜の低温焼き付け条件は、温
度120℃〜170℃で30分〜3時間が良く、120℃以
下では得られた塗膜が白化してしまう。 得られたフツ化ビニリデン系塗膜は、フツ化ビ
ニリデン系重合体単独の塗膜に比べ基材との付着
性及び光沢等の外観が良好でありかつ耐候性、耐
薬品性、耐熱性等のフツ素系塗料の特長を有して
いる。そのため本発明の塗装方法は瓦、スレート
板等の無機成型物、鋼板等の金属成形物、OA機
器のハウジング等の樹脂成形物等の付着性、外
観、耐候性の良好であることが要求される被塗布
基材に対して適用される。 (効果) 本発明によれば、フツ化ビニリデン系重合体を
溶剤で、加熱溶解して使用する為に低温焼付けが
可能であり、かつ光沢等の外観の良好な塗膜が得
られる。従つて、従来、高温、長時間の加熱によ
る焼付けであつた為に基材が限定されていたが、
本発明は、今まで塗装できなかつた高温に弱い基
材への塗装も可能となつたものである。 次に本発明を実施例及び比較例により具体的に
説明する。以下において部及び%は特に断りのな
い限りすべて重量基準であるものとする。 実施例 1 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 、
100%フツ化ビニリデン重合体、ペンウオルト社
製)3.0部、シクロヘキサノン37.0部、ポリメチ
ルメタクリレート(30万)の20%シクロヘキ
サノン溶液の10.0部を混合し沸騰するまで加熱し
透明均一塗工溶液を得た。この100℃の塗工溶液
をスプレー法で鋼板の上に塗布し130℃、1時間
の焼き付けを行なつた。得られた塗膜は表面光沢
があり、付着性はゴバン目テストにより100%付
着であつた。 実施例 2 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 )
2.5部、メチルメタクリレート・エチルアクリレ
ート共重合体(MMA:EA=95:5、20万)
2.5部、シクロヘキサノン20.0部、ジメチルフタ
レート8.3部を混合し沸騰するまで加熱し透明均
一溶液を得た。この溶液に酸化チタンを2.14部添
加し塗工溶液とした。この100℃の塗工溶液を浸
漬法でスレート板に塗布し130℃、2時間の焼き
付けを行なつた。得られた塗膜は表面光沢があ
り、付着性はゴバン目テストにより100%付着で
あつた。 実施例 3〜5 表−1に示される様な配合割合及び焼き付けに
より実施例1に準じて塗膜を得た。それぞれの塗
膜の状態及び付着性についての試験結果を同表に
示した。 比較例 1 フツ化ビニリデン系重合体(Kynar−500 )
3.0部、シクロヘキサノン12.0部、ポリメチルメ
タクリレート(30万)の20%シクロヘキサノ
ン溶液の10.0部を混合し分散体を得た。この分散
体をスプレー法で鋼板の上に塗布し130℃、1時
間の焼き付けを行なつた。得られた塗膜は不透明
で表面光沢がなかつた。付着性はゴバン目テスト
により90%付着であつた。 実施例 6 和型スレート瓦を250℃の熱風乾燥機で25分間
加熱して瓦内の残留水分を除去する。次に表面温
度を80℃に設定し、その表面に実施例2で用いた
塗工溶液をスプレー法で塗布し130℃、1時間の
焼き付けを行なつた。得られた和型スレート瓦
は、表面光沢があり塗膜の付着性はゴバン目テス
トにより100%付着であつた。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶剤中でフツ化ビニリデン系重合体(A)とアク
リル系重合体(B)とを加熱溶解して得た溶液を、フ
ツ化ビニリデン系重合体(A)が溶解状態で基材に塗
布し低温焼付けすることを特徴とするフツ化ビニ
リデン系重合体を含む塗料組成物の塗装方法。 2 溶剤が、シクロヘキサノン、イソホロン、メ
シチルオキサイド、ジアセトンアルコール、メチ
ルエチルケトン等のケトン類、アジピン酸ジメチ
ル、コハク酸ジエチル、フタル酸ジメチル、2−
メトキシエチルアセテート等の脂肪族及び芳香族
カルボン酸のアルキル及びアルコキシアルキルエ
ステル類、ジエチレングリコールモノエチルエー
テルアセテートの様なグリコールエーテルエステ
ル類、ジオキサン、テトラハイドロフラン等の環
状エーテル類、エチレンカーボネート、プロピレ
ンカーボネート等のカーボネートエステル類、ブ
チロラクトン等のラクトン類、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルホルムアミド等のアミド類よりな
る群から選ばれた1種以上の溶剤であることを特
徴とする特許請求範囲第1項記載の塗装方法。 3 フツ化ビニリデン系重合体(A)とアクリル系重
合体(B)の重量比が(A):(B)=50:50〜90:10である
ことを特徴とする特許請求範囲第1項記載の塗装
方法。 4 焼付け温度が120℃〜170℃であることを特徴
とする特許請求範囲第1項記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27888285A JPS62140683A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27888285A JPS62140683A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 塗装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62140683A JPS62140683A (ja) | 1987-06-24 |
| JPH0580276B2 true JPH0580276B2 (ja) | 1993-11-08 |
Family
ID=17603422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27888285A Granted JPS62140683A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62140683A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0770508A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-03-14 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | フッ素塗料用組成物 |
| US6281280B1 (en) * | 1995-02-03 | 2001-08-28 | Ausimont Usa, Inc. | Low-gloss paints including polyvinylidene fluoride having a high melt viscosity |
| JP4671583B2 (ja) * | 2003-01-10 | 2011-04-20 | Jts株式会社 | 眼精疲労防止用塗料組成物 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5328938A (en) * | 1976-08-30 | 1978-03-17 | Koshihara Sogyo | Feces and urine treating device |
| EP0044702B1 (en) * | 1980-07-23 | 1984-12-27 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Piezoelectric and pyroelectric polymeric blends |
| JPS5857954A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-06 | 三井東圧化学株式会社 | 屋外展張用プラスチツク材料 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP27888285A patent/JPS62140683A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62140683A (ja) | 1987-06-24 |
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