JPH0580370A - 有機機能薄膜とその作製方法 - Google Patents
有機機能薄膜とその作製方法Info
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- JPH0580370A JPH0580370A JP23955991A JP23955991A JPH0580370A JP H0580370 A JPH0580370 A JP H0580370A JP 23955991 A JP23955991 A JP 23955991A JP 23955991 A JP23955991 A JP 23955991A JP H0580370 A JPH0580370 A JP H0580370A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非線形光学材料や有機半導体材料などの種々
の有機機能材料として有用な有機機能薄膜を実現するこ
とを目的とする。 【構成】 2重または3重結合で結合するような複数種
類の分子を連結させてなるポリマーであって、連続した
π電子共役長が10Å以上の部分を有するポリマー、ま
たは2重または3重結合で結合するような複数種類の分
子を連結させてなるポリマーであって、結合に与かる分
子単位間の共役系の一部が単結合により分断されている
ポリマーからなる。このポリマーは、分子単位の少なく
とも一部にドナー性またはアクセプター性を有していて
もよい。
の有機機能材料として有用な有機機能薄膜を実現するこ
とを目的とする。 【構成】 2重または3重結合で結合するような複数種
類の分子を連結させてなるポリマーであって、連続した
π電子共役長が10Å以上の部分を有するポリマー、ま
たは2重または3重結合で結合するような複数種類の分
子を連結させてなるポリマーであって、結合に与かる分
子単位間の共役系の一部が単結合により分断されている
ポリマーからなる。このポリマーは、分子単位の少なく
とも一部にドナー性またはアクセプター性を有していて
もよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機機能薄膜およびそ
の作成方法に関する。本発明にかかる有機機能薄膜は、
特に非線形光学材料や有機半導体材料として有利に利用
することができる。
の作成方法に関する。本発明にかかる有機機能薄膜は、
特に非線形光学材料や有機半導体材料として有利に利用
することができる。
【0002】
【従来の技術】非線形光学材料や有機半導体材料をはじ
めとする有機機能材料のための有力な材料系として、共
役ポリマーがある。かかる材料の性能を向上させるため
には、長く、乱れの少ない共役π電子系を実現すること
が必要である。また、共役ポリマーへのドナー基もしく
はアクセプター基の選択的付加もしくはドープを行った
り、あるいは共役鎖長の制御を行うことが必要である。
共役ポリマーとして、これまで、ポリジアセチレン、ポ
リフェニレンビニレンなどの各種ポリマーが開発されて
いる。しかしながら、前者は、光錯乱損失が大きく、分
子構造に自由度が少なく、またMLD(Molecular Laye
r Deposition)法による成膜ができにくいなどの理由か
ら、これを用いて散乱の少ない高性能な膜を得ることは
困難であった。後者については、MLD法による成膜が
困難であることに加えて、共役系の乱れが大きく、共役
鎖長の制御が困難であり、またドナー基やアクセプター
基の制御が困難であるという問題があった。
めとする有機機能材料のための有力な材料系として、共
役ポリマーがある。かかる材料の性能を向上させるため
には、長く、乱れの少ない共役π電子系を実現すること
が必要である。また、共役ポリマーへのドナー基もしく
はアクセプター基の選択的付加もしくはドープを行った
り、あるいは共役鎖長の制御を行うことが必要である。
共役ポリマーとして、これまで、ポリジアセチレン、ポ
リフェニレンビニレンなどの各種ポリマーが開発されて
いる。しかしながら、前者は、光錯乱損失が大きく、分
子構造に自由度が少なく、またMLD(Molecular Laye
r Deposition)法による成膜ができにくいなどの理由か
ら、これを用いて散乱の少ない高性能な膜を得ることは
困難であった。後者については、MLD法による成膜が
困難であることに加えて、共役系の乱れが大きく、共役
鎖長の制御が困難であり、またドナー基やアクセプター
基の制御が困難であるという問題があった。
【0003】一方、下記式、
【化1】 で示されるように、-CHO基と-NH2基との反応により、2
重結合(アゾメチン結合)が生じることが知られてい
る。例えば、飯島らは、上記反応を利用して蒸着重合法
によりポリマーの薄膜化に成功している(日経ニューマ
テリアル、1989年12月11日号、93〜101
頁)。また、本発明者らは、1分子オーダーでの分子配
列が可能なMLD法を開発した(特願平3─13244
8)。
重結合(アゾメチン結合)が生じることが知られてい
る。例えば、飯島らは、上記反応を利用して蒸着重合法
によりポリマーの薄膜化に成功している(日経ニューマ
テリアル、1989年12月11日号、93〜101
頁)。また、本発明者らは、1分子オーダーでの分子配
列が可能なMLD法を開発した(特願平3─13244
8)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来技術の問題点を解消しようとするものである。
従来技術の問題点を解消しようとするものである。
【0005】従って、本発明の目的は、2重または3重
結合により分子間が結合するような反応を利用して、共
役系の乱れや共役鎖長のばらつきが少なく、構造が制御
された共役ポリマーからなる有機機能薄膜を実現するこ
とにある。
結合により分子間が結合するような反応を利用して、共
役系の乱れや共役鎖長のばらつきが少なく、構造が制御
された共役ポリマーからなる有機機能薄膜を実現するこ
とにある。
【0006】本発明の他の目的は、2重または3重結合
により分子間が結合するような反応を利用して、ドナー
基もしくはアクセプター基の選択的付加もしくはドープ
を行ったり、あるいは共役鎖長の制御を行い、非線形光
学材料や有機半導体材料などの種々の有機機能材料とし
て有用な有機機能薄膜を実現すること、並びにそれらを
用いたデバイスを実現することにある。
により分子間が結合するような反応を利用して、ドナー
基もしくはアクセプター基の選択的付加もしくはドープ
を行ったり、あるいは共役鎖長の制御を行い、非線形光
学材料や有機半導体材料などの種々の有機機能材料とし
て有用な有機機能薄膜を実現すること、並びにそれらを
用いたデバイスを実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、2重または3重結合で結合するよう
な複数種類の分子を連結させてなるポリマーであって、
連続したπ電子共役長が10Å以上の部分を有するポリ
マーからなる有機機能薄膜が提供される。
題を解決するため、2重または3重結合で結合するよう
な複数種類の分子を連結させてなるポリマーであって、
連続したπ電子共役長が10Å以上の部分を有するポリ
マーからなる有機機能薄膜が提供される。
【0008】このポリマーは、好ましくは、複数の-CHO
基を持つ分子と複数の-NH2基を持つ分子を交互に結合さ
せてなるポリマーであり、微結晶質であってもよい。
基を持つ分子と複数の-NH2基を持つ分子を交互に結合さ
せてなるポリマーであり、微結晶質であってもよい。
【0009】本発明によれば、また、2重または3重結
合で結合するような複数種類の分子を連結させてなるポ
リマーであって、結合に与かる分子単位間の共役系の一
部が単結合により分断されているポリマーからなる有機
機能薄膜が提供される。
合で結合するような複数種類の分子を連結させてなるポ
リマーであって、結合に与かる分子単位間の共役系の一
部が単結合により分断されているポリマーからなる有機
機能薄膜が提供される。
【0010】好ましくは、上記単結合は、上記複数種類
の単位分子の少なくとも一部に含まれている基の他分子
との結合により形成されるか、または連続する2個以上
の単結合を含む分子を共重合させることにより導入され
たものである。
の単位分子の少なくとも一部に含まれている基の他分子
との結合により形成されるか、または連続する2個以上
の単結合を含む分子を共重合させることにより導入され
たものである。
【0011】本発明によれば、さらに、2重または3重
結合で結合するような複数種類の分子を連結させてなる
ポリマーであって、分子単位の少なくとも一部がドナー
性および/またはアクセプター性を有するポリマーから
なる有機機能薄膜が提供される。
結合で結合するような複数種類の分子を連結させてなる
ポリマーであって、分子単位の少なくとも一部がドナー
性および/またはアクセプター性を有するポリマーから
なる有機機能薄膜が提供される。
【0012】このドナー性は、例えば、-NH2, -N(C
H3)2, -OCH3, -OHなどのドナー基により与えられ、また
アクセプター性は、例えば、-NO2, -CN, -CF3 などのア
クセプター基により与えられる。また、このポリマー
は、複数の-CHO基を持つ分子と複数の-NH2基を持つ分子
を交互に結合させてなるポリマーであり、微結晶質であ
ってもよい。あるいは、このポリマーは、結合に与かる
分子単位間の共役系の一部が単結合により分断されてい
るポリマーであるのが好ましく、この単結合は上記複数
種類の単位分子の少なくとも一部に含まれている基の他
分子との結合により形成されるかもしくは連続する2個
以上の単結合を含む分子を共重合させることにより導入
されたものであるのがよい。
H3)2, -OCH3, -OHなどのドナー基により与えられ、また
アクセプター性は、例えば、-NO2, -CN, -CF3 などのア
クセプター基により与えられる。また、このポリマー
は、複数の-CHO基を持つ分子と複数の-NH2基を持つ分子
を交互に結合させてなるポリマーであり、微結晶質であ
ってもよい。あるいは、このポリマーは、結合に与かる
分子単位間の共役系の一部が単結合により分断されてい
るポリマーであるのが好ましく、この単結合は上記複数
種類の単位分子の少なくとも一部に含まれている基の他
分子との結合により形成されるかもしくは連続する2個
以上の単結合を含む分子を共重合させることにより導入
されたものであるのがよい。
【0013】本発明は、また、上記の如き有機機能薄膜
を作成するに当たり、分子を真空中に導入するかもしく
は真空中で蒸発させ、基板上において結合および/また
は重合させて薄膜の形となすことを特徴とする方法を提
供する。
を作成するに当たり、分子を真空中に導入するかもしく
は真空中で蒸発させ、基板上において結合および/また
は重合させて薄膜の形となすことを特徴とする方法を提
供する。
【0014】本発明の有機機能薄膜は、非線形光学材
料、光導波路、pまたはn型半導体、pn接合、TF
T、発光素子などに広範囲に用いることができる。
料、光導波路、pまたはn型半導体、pn接合、TF
T、発光素子などに広範囲に用いることができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の好ましい実施態様につい
て、さらに説明する。本発明のポリマーを得るのに有用
な分子の例を下記に示す。
て、さらに説明する。本発明のポリマーを得るのに有用
な分子の例を下記に示す。
【0016】ドナー性もしくはアクセプター性が弱いか
またはそのような性質を持たず、-CHO基を2個以上有す
る分子の例
またはそのような性質を持たず、-CHO基を2個以上有す
る分子の例
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【0017】ドナー性もしくはアクセプター性が弱いか
またはそのような性質を持たず、-NH2基を2個以上有す
る分子の例
またはそのような性質を持たず、-NH2基を2個以上有す
る分子の例
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【0018】連続する2個以上の単結合を含み、-CHO基
を2個以上有する分子の例
を2個以上有する分子の例
【化10】
【化11】
【化12】
【0019】連続する2個以上の単結合を含み、-NH2基
を2個以上有する分子の例
を2個以上有する分子の例
【化13】
【化14】
【化15】
【0020】アクセプター性を持ち、-CHO基を2個以上
有する分子の例
有する分子の例
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【0021】アクセプター性を持ち、-NH2基を2個以上
有する分子の例
有する分子の例
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【0022】ドナー性を持ち、-CHO基を2個以上有する
分子の例
分子の例
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【0023】ドナー性を持ち、-NH2基を2個以上有する
分子の例
分子の例
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【0024】アクセプター性とドナー性を持ち、-CHO基
を2個以上有する分子の例
を2個以上有する分子の例
【化36】
【化37】
【化38】
【0025】アクセプター性とドナー性を持ち、-NH2基
を2個以上有する分子の例
を2個以上有する分子の例
【化39】
【化40】
【化41】
【0026】また、前述した如き、他分子との反応によ
り単結合を形成する基の例としては、下記を挙げること
ができる。
り単結合を形成する基の例としては、下記を挙げること
ができる。
【化42】
【化43】
【0027】いま、例えば、図10に示す成膜装置を用
い、テレフタルアルデヒド(TPA) とパラフェニレンジア
ミン(PPDA)を種々の条件下に、CVD(Chemical Vapor
Deposition) 法により製膜した膜の吸収スペクトルを、
図1〜図4に、示す。図1はガス圧2〜10×10-3to
rr、基板温度24℃、レート 100〜 300Å/min で作製
した膜の吸収スペクトルであり、PPDAおよびTPA のメタ
ノール溶液の吸収もいっしょに示されている。PPDAまた
はTPA 単独では可視領域において透明である。一方、膜
は、 500〜 350nmの領域で強い吸収を示す。このことか
ら、10Å以上の長い共役結合が得られていることがわ
かる。さらに、480nm 付近の鋭い吸収ピークにより確認
できるように、本発明の膜により、エキシトンの生成が
可能となった。このことも長い共役ポリマーの形成をう
らづけている。一方、図2に示すように、吸収スペクト
ル測定に際し、入射光に対して基板を傾けると、60〜
100 Å/min と成膜速度が速い場合、光の入射角θが0
°から45°および60°に変化するに従って、エキシ
トン吸収が減少している。このことから、成膜速度が速
い場合、きれいな共役鎖は基板と平行に成長する傾向に
あることがわかる。一方、図3の場合のように、レート
20〜60Å/min で製膜すると、逆に基板の傾きの増
大とともにエキシトン吸収が顕著になる。従って、きれ
いな共役系は基板と垂直方向に伸びる傾向にあることが
わかる。このように、本発明によれば、製膜条件により
配向を制御することもできる。尚、図4の場合のよう
に、膜厚が薄いかまたはレートが0.5 Å/min と著しく
遅い場合は、エキシトンがほとんど現れないこともあ
る。また、基板を0℃以下に冷却して成膜した場合、鋭
いエキシトン吸収が観測された。これらのことから、共
役ポリマー作成には成膜条件の適正化が不可欠であると
言える。
い、テレフタルアルデヒド(TPA) とパラフェニレンジア
ミン(PPDA)を種々の条件下に、CVD(Chemical Vapor
Deposition) 法により製膜した膜の吸収スペクトルを、
図1〜図4に、示す。図1はガス圧2〜10×10-3to
rr、基板温度24℃、レート 100〜 300Å/min で作製
した膜の吸収スペクトルであり、PPDAおよびTPA のメタ
ノール溶液の吸収もいっしょに示されている。PPDAまた
はTPA 単独では可視領域において透明である。一方、膜
は、 500〜 350nmの領域で強い吸収を示す。このことか
ら、10Å以上の長い共役結合が得られていることがわ
かる。さらに、480nm 付近の鋭い吸収ピークにより確認
できるように、本発明の膜により、エキシトンの生成が
可能となった。このことも長い共役ポリマーの形成をう
らづけている。一方、図2に示すように、吸収スペクト
ル測定に際し、入射光に対して基板を傾けると、60〜
100 Å/min と成膜速度が速い場合、光の入射角θが0
°から45°および60°に変化するに従って、エキシ
トン吸収が減少している。このことから、成膜速度が速
い場合、きれいな共役鎖は基板と平行に成長する傾向に
あることがわかる。一方、図3の場合のように、レート
20〜60Å/min で製膜すると、逆に基板の傾きの増
大とともにエキシトン吸収が顕著になる。従って、きれ
いな共役系は基板と垂直方向に伸びる傾向にあることが
わかる。このように、本発明によれば、製膜条件により
配向を制御することもできる。尚、図4の場合のよう
に、膜厚が薄いかまたはレートが0.5 Å/min と著しく
遅い場合は、エキシトンがほとんど現れないこともあ
る。また、基板を0℃以下に冷却して成膜した場合、鋭
いエキシトン吸収が観測された。これらのことから、共
役ポリマー作成には成膜条件の適正化が不可欠であると
言える。
【0028】本発明のポリマーにおいて、分子単位間の
共役系の一部が単結合により分断されているポリマーの
例を下記に示す。
共役系の一部が単結合により分断されているポリマーの
例を下記に示す。
【化44】
【0029】このポリマーは、例えば、下記の分子を適
当な順序で結合させることにより得られる。
当な順序で結合させることにより得られる。
【化45】
【0030】かかるポリマーの他の例は、下記のような
ものである。
ものである。
【化46】
【0031】このポリマーは、例えば、下記の分子を適
当な順序で結合させることにより得られる。
当な順序で結合させることにより得られる。
【化47】
【0032】また、これらの分子を適当な順序で結合さ
せることにより、例えば、図5に示す如きポテンシャル
井戸を形成したポリマーを得ることもできる。このよう
なポリマーは、量子効果を発現させるだけでなく、共役
長を均一にするのにも有効である。
せることにより、例えば、図5に示す如きポテンシャル
井戸を形成したポリマーを得ることもできる。このよう
なポリマーは、量子効果を発現させるだけでなく、共役
長を均一にするのにも有効である。
【0033】図13は、本発明に係る量子井戸構造を持
つポリマーの一例について測定された吸収曲線を示す図
である。図中、(A)は測定されたポリマーを構成する
分子、即ち、テレフタルアルデヒド(TPA)、パラフ
ェニレンジアミン(PPDA)および4,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル(DDE)のそれぞれの吸収を示
し、(B)および(C)はそれらのポリマーの吸収を示
す。尚、これらの分子の構成を図14に示す。(C)で
は、量子井戸構造は形成されていない。(B)では−O
−ボンドがバリアとなり、ベンゼン環3つを含む、長さ
20Å程度の量子井戸が形成されている。(C)はベン
ゼン環1つからなる井戸長さの短い量子井戸である。
(C)、(B)、(A)の順に、吸収帯は短波長側にシ
フトする。これは、量子井戸による電子閉じ込めによる
と考えられる。
つポリマーの一例について測定された吸収曲線を示す図
である。図中、(A)は測定されたポリマーを構成する
分子、即ち、テレフタルアルデヒド(TPA)、パラフ
ェニレンジアミン(PPDA)および4,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル(DDE)のそれぞれの吸収を示
し、(B)および(C)はそれらのポリマーの吸収を示
す。尚、これらの分子の構成を図14に示す。(C)で
は、量子井戸構造は形成されていない。(B)では−O
−ボンドがバリアとなり、ベンゼン環3つを含む、長さ
20Å程度の量子井戸が形成されている。(C)はベン
ゼン環1つからなる井戸長さの短い量子井戸である。
(C)、(B)、(A)の順に、吸収帯は短波長側にシ
フトする。これは、量子井戸による電子閉じ込めによる
と考えられる。
【0034】また、かかるポリマーのバリア部の結合基
の差異による吸収ピークを測定したところ、図7に示す
結果が得られた。結合基は、下記に示すような、−O−
の代わりに−S−または−(CH2) −を持つ分子を用いる
ことで−S−または−(CH2)−に変えられる。−S−、
−O−、−(CH2) −の順に、吸収ピーク位置(エネルギ
ーギャップを反映)は高エネルギー側にシフトしてお
り、この順にバリア高さが高くなり、電子閉じ込め効果
が増大していることがわかる。図5および具体例として
は図14に示す如き本発明のポリマー分子について、井
戸部の長さと吸収ピークとの関係を測定したところ、図
6のような、長さが短くなるとともに、ピークがブルー
シフトするという結果が得られ(丸で示す)、井戸型ポ
テンシャルモデルの計算上のカーブとよく一致してい
る。
の差異による吸収ピークを測定したところ、図7に示す
結果が得られた。結合基は、下記に示すような、−O−
の代わりに−S−または−(CH2) −を持つ分子を用いる
ことで−S−または−(CH2)−に変えられる。−S−、
−O−、−(CH2) −の順に、吸収ピーク位置(エネルギ
ーギャップを反映)は高エネルギー側にシフトしてお
り、この順にバリア高さが高くなり、電子閉じ込め効果
が増大していることがわかる。図5および具体例として
は図14に示す如き本発明のポリマー分子について、井
戸部の長さと吸収ピークとの関係を測定したところ、図
6のような、長さが短くなるとともに、ピークがブルー
シフトするという結果が得られ(丸で示す)、井戸型ポ
テンシャルモデルの計算上のカーブとよく一致してい
る。
【化48】
【0035】図8は、共役鎖を意識的に単結合で分断し
たときの膜の断面構造を模式的に描いたものである。図
において、1は共役部(井戸部)であり、2は非共役部
(バリア部)である。分子の配向は、図のような垂直配
向に限られず、水平、斜め、あるいはそれらの混合状態
のこともある。
たときの膜の断面構造を模式的に描いたものである。図
において、1は共役部(井戸部)であり、2は非共役部
(バリア部)である。分子の配向は、図のような垂直配
向に限られず、水平、斜め、あるいはそれらの混合状態
のこともある。
【0036】以上のような膜を作製する方法として、従
来から用いられているCVD法がある。また、さらに進
んだ方法としては、以前に提案したMLD法がある。M
LD法の原理を図9に示す。図に示す如く、MLD法に
よれば、基板3上に例えばドナー性を有する分子の層
4、アクセプター性を有する分子の層5およびバリアと
なる分子の層6を1分子層づつ順次に堆積させて成膜す
ることができる。分子の種類、積層順序および積層数
は、図示したものに限定されず、任意に変えることがで
きることは言うまでもない。
来から用いられているCVD法がある。また、さらに進
んだ方法としては、以前に提案したMLD法がある。M
LD法の原理を図9に示す。図に示す如く、MLD法に
よれば、基板3上に例えばドナー性を有する分子の層
4、アクセプター性を有する分子の層5およびバリアと
なる分子の層6を1分子層づつ順次に堆積させて成膜す
ることができる。分子の種類、積層順序および積層数
は、図示したものに限定されず、任意に変えることがで
きることは言うまでもない。
【0037】かかるMLD法は、例えば、図10に示す
ような成膜装置を用いて実施することができる。また、
同様の装置を用いることにより、CVD法を行うことも
できる。この装置は、2個の分子蒸発用Kセル7(シャ
ッタ8付き)および2個のモノマガスボンベもしくはモ
ノマガス供給セル9(バルブ10付き)を備える。この
装置では、基板ホルダ11により支承された基板3の加
熱および冷却が可能であり、基板に形成された電極12
および13間に電圧を印加することができる。しかしな
がら、電極形成や電場印加は必ずしも必要としない。ま
た、基板3上に形成されるポリマー膜の膜厚を膜厚モニ
ター14により監視し、熱電対15を介して基板温度を
制御することができる。当然ながら、分子蒸発用Kセル
およびモノマガスボンベもしくはモノマガス供給セルの
数は、例示のものに制限されない。また、膜厚モニター
法は、光学式モニターなど種々の方式を併用することが
望ましい。図22にTPAとPPDAによるMLDの例
を示した。ガス分子のバルブによる切り換えにより、1
分子層ステップでの成膜が膜厚モニターで観測されてい
る。成膜スピードは、基板温度、ガス圧などで変えるこ
とができる。
ような成膜装置を用いて実施することができる。また、
同様の装置を用いることにより、CVD法を行うことも
できる。この装置は、2個の分子蒸発用Kセル7(シャ
ッタ8付き)および2個のモノマガスボンベもしくはモ
ノマガス供給セル9(バルブ10付き)を備える。この
装置では、基板ホルダ11により支承された基板3の加
熱および冷却が可能であり、基板に形成された電極12
および13間に電圧を印加することができる。しかしな
がら、電極形成や電場印加は必ずしも必要としない。ま
た、基板3上に形成されるポリマー膜の膜厚を膜厚モニ
ター14により監視し、熱電対15を介して基板温度を
制御することができる。当然ながら、分子蒸発用Kセル
およびモノマガスボンベもしくはモノマガス供給セルの
数は、例示のものに制限されない。また、膜厚モニター
法は、光学式モニターなど種々の方式を併用することが
望ましい。図22にTPAとPPDAによるMLDの例
を示した。ガス分子のバルブによる切り換えにより、1
分子層ステップでの成膜が膜厚モニターで観測されてい
る。成膜スピードは、基板温度、ガス圧などで変えるこ
とができる。
【0038】MLD法は、前述の如く、1分子オーダー
での製膜ができるため、非常に有効であるのみならず、
図11に示すように、膜の平坦性の向上にも効果があ
る。即ち、従来法(a)では、各分子鎖は場所ごとにラ
ンダムに伸びるため、表面が荒れやすくなる。一方、M
LD法(b)では、各分子鎖は1分子ずつ同時に伸びる
ため、表面が平滑になりやすい。
での製膜ができるため、非常に有効であるのみならず、
図11に示すように、膜の平坦性の向上にも効果があ
る。即ち、従来法(a)では、各分子鎖は場所ごとにラ
ンダムに伸びるため、表面が荒れやすくなる。一方、M
LD法(b)では、各分子鎖は1分子ずつ同時に伸びる
ため、表面が平滑になりやすい。
【0039】かかるMLD法においては、基板処理によ
りポリマー分子の配向を制御することができる。例え
ば、図12に示すように、末端にアミノプロトンを持つ
シラン系界面活性材で予め基板3を処理しておくと、そ
の上の膜は基板から立って成長しやすい。また、1,10−
ジアミノデカンの膜をあらかじめ形成しておくと、その
上の膜が垂直配向することが知られており(文献1:A.
Kubono, N. Okui, K. Tanaka, S. Umemoto and T. Saka
i, Thin Solid Films, 199, 385 (1991))、これを利用
することも1方法である。これらの配向処理法はMLD
のみならずCVDにも適用できる。
りポリマー分子の配向を制御することができる。例え
ば、図12に示すように、末端にアミノプロトンを持つ
シラン系界面活性材で予め基板3を処理しておくと、そ
の上の膜は基板から立って成長しやすい。また、1,10−
ジアミノデカンの膜をあらかじめ形成しておくと、その
上の膜が垂直配向することが知られており(文献1:A.
Kubono, N. Okui, K. Tanaka, S. Umemoto and T. Saka
i, Thin Solid Films, 199, 385 (1991))、これを利用
することも1方法である。これらの配向処理法はMLD
のみならずCVDにも適用できる。
【0040】さらに、本発明のポリマーにおいて、ドナ
ー基およびアクセプター基を有するポリマーの例を下記
に示す。
ー基およびアクセプター基を有するポリマーの例を下記
に示す。
【化49】
【0041】このポリマーは、例えば、下記の分子を適
当な順序で結合させることにより得られる。
当な順序で結合させることにより得られる。
【化50】
【0042】かかるポリマーの他の例は、下記のような
ものである。
ものである。
【化51】
【0043】このポリマーは、例えば、下記の分子を適
当な順序で結合させることにより得られる。
当な順序で結合させることにより得られる。
【化52】
【0044】かかるポリマーのさらに他の例は、下記の
ようなものである。
ようなものである。
【化53】
【0045】このポリマーは、例えば、下記の分子を適
当な順序で結合させることにより得られる。
当な順序で結合させることにより得られる。
【化54】
【0046】図15は、共役鎖を意識的に単結合で分断
したときの膜の断面構造を模式的に描いたものである。
図において、16は共役部(井戸部)であり、17は非
共役部(バリア部)である。この場合、共役部にはドナ
ー基(D)とアクセプター基(A)とが存在する。尚、
分子の配向は、図のような垂直配向に限られず、水平、
斜め、あるいはそれらの混合状態のこともある。
したときの膜の断面構造を模式的に描いたものである。
図において、16は共役部(井戸部)であり、17は非
共役部(バリア部)である。この場合、共役部にはドナ
ー基(D)とアクセプター基(A)とが存在する。尚、
分子の配向は、図のような垂直配向に限られず、水平、
斜め、あるいはそれらの混合状態のこともある。
【0047】図16に模式図で示すボリマーでは、共役
系はつながっているが、ドナー性およびアクセプター性
を持たないニュートラル分子単位(H)が挿入されてい
る。図17は、DおよびAを共役鎖に付加し、n型、p
型半導体とした例である。電子は共役鎖に沿って流れ
る。D、Aの付加量により、n、pの強さが調節でき
る。この例では、pn接合を作製した。n型、p型を単
独でつくることもできる。これらは、フォトダイオード
やLEDの機能も持つ。さらに、共振器構造の導入によ
り、レーザー発振も可能である。
系はつながっているが、ドナー性およびアクセプター性
を持たないニュートラル分子単位(H)が挿入されてい
る。図17は、DおよびAを共役鎖に付加し、n型、p
型半導体とした例である。電子は共役鎖に沿って流れ
る。D、Aの付加量により、n、pの強さが調節でき
る。この例では、pn接合を作製した。n型、p型を単
独でつくることもできる。これらは、フォトダイオード
やLEDの機能も持つ。さらに、共振器構造の導入によ
り、レーザー発振も可能である。
【0048】図18は、本発明に係る共役ポリマーを用
いたTFTの例であり、有機薄膜層18の構成材料とし
てDおよびAを有するポリマーが用いられる。図中、1
9はゲートインシュレーターである。図19は、光導波
路の例である。バッファー層20/非線形光学材料層2
1/バッファー層20をポリマー鎖上に連続して現れる
ように作る。バッファー層は、単結合からなる屈折率が
低い層である。この場合、バッファー層を共役ポリマー
で形成してもよい。非線形光学層とバッファー層の屈折
率の差は、共役結合と単結合の割合、置換基の調節など
により可能となる。
いたTFTの例であり、有機薄膜層18の構成材料とし
てDおよびAを有するポリマーが用いられる。図中、1
9はゲートインシュレーターである。図19は、光導波
路の例である。バッファー層20/非線形光学材料層2
1/バッファー層20をポリマー鎖上に連続して現れる
ように作る。バッファー層は、単結合からなる屈折率が
低い層である。この場合、バッファー層を共役ポリマー
で形成してもよい。非線形光学層とバッファー層の屈折
率の差は、共役結合と単結合の割合、置換基の調節など
により可能となる。
【0049】さらに、本発明のポリマーの他の例を図2
0に模式図で示す。図において、3は基板である。ま
た、図21は、本発明に係るポリマーの他の一例につい
て測定された吸収曲線を示す図である。図中、TPAは
テレフタルアルデヒドを示し、NPDAは2−ニトロ−
1,4−フェニレンジアミンを示し、TS は基板温度で
ある。ポリマー化によるNPDA単独の吸収が消失して
いる。以上のドナーおよび/またはアクセプターの導
入、量子井戸の形成、さらにそれらを用いたデバイス
は、MLD法によって形成できるとともに、膜厚制御さ
れたCVDによっても形成できることは言うまでもな
い。
0に模式図で示す。図において、3は基板である。ま
た、図21は、本発明に係るポリマーの他の一例につい
て測定された吸収曲線を示す図である。図中、TPAは
テレフタルアルデヒドを示し、NPDAは2−ニトロ−
1,4−フェニレンジアミンを示し、TS は基板温度で
ある。ポリマー化によるNPDA単独の吸収が消失して
いる。以上のドナーおよび/またはアクセプターの導
入、量子井戸の形成、さらにそれらを用いたデバイス
は、MLD法によって形成できるとともに、膜厚制御さ
れたCVDによっても形成できることは言うまでもな
い。
【0050】以上に説明したように、本発明によれば、
きれいな共役鎖を持つ共役ポリマーが得られるととも
に、共役長の制御や量子井戸の形成などがなされた共役
ポリマーが実現できる。また、高性能な非線系光学材
料、有機半導体材料などの有機機能薄膜やそれらを用い
たデバイスが実現できる。
きれいな共役鎖を持つ共役ポリマーが得られるととも
に、共役長の制御や量子井戸の形成などがなされた共役
ポリマーが実現できる。また、高性能な非線系光学材
料、有機半導体材料などの有機機能薄膜やそれらを用い
たデバイスが実現できる。
【図1】図1は、本発明に係る膜の一例の吸収スペクト
ル図である。
ル図である。
【図2】図2は、本発明に係る膜の他の例の吸収スペク
トル図である。
トル図である。
【図3】図3は、本発明に係る膜の他の例の吸収スペク
トル図である。
トル図である。
【図4】図4は、本発明に係る膜の他の例の吸収スペク
トル図である。
トル図である。
【図5】図5は、ポテンシャル井戸を形成した、本発明
のボリマーの例を示す模式図である。
のボリマーの例を示す模式図である。
【図6】図6は、本発明のポリマー分子における、井戸
部の長さと吸収ピークとの関係を示す図である。
部の長さと吸収ピークとの関係を示す図である。
【図7】図7は、本発明のポリマー分子における、パリ
ア部の結合基の差異による吸収ピークを示す図である。
ア部の結合基の差異による吸収ピークを示す図である。
【図8】図8は、共役鎖を意識的に単結合で分断したと
きの膜の断面構造を模式的に示す図である。
きの膜の断面構造を模式的に示す図である。
【図9】図9は、MLD法の原理を示す図である。
【図10】図10は、MLD法の実施に有用な成膜装置
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図11】図11は、MLD法による成膜の利点の1つ
を説明する図である。
を説明する図である。
【図12】図12は、末端にアミノプロトンを持つシラ
ン系界面活性材で予め基板を処理した場合の説明図であ
る。
ン系界面活性材で予め基板を処理した場合の説明図であ
る。
【図13】図13は、本発明に係るポリマーの一例につ
いて測定された吸収曲線を示す図である。
いて測定された吸収曲線を示す図である。
【図14】図14は、図13おける分子の構成を示す図
である。
である。
【図15】図15は、共役鎖を意識的に単結合で分断し
たときの膜の他の例の断面構造を模式的に示す図であ
る。
たときの膜の他の例の断面構造を模式的に示す図であ
る。
【図16】図16は、ドナー性およびアクセプター性を
持たないニュートラル分子単位が挿入されているボリマ
ーの模式図である。
持たないニュートラル分子単位が挿入されているボリマ
ーの模式図である。
【図17】図17は、本発明に係るポリマーをn型、p
型半導体とした例を示す図である。
型半導体とした例を示す図である。
【図18】図18は、本発明に係る共役ポリマーを用い
たTFTの例を示す図である。
たTFTの例を示す図である。
【図19】図19は、本発明に係る共役ポリマーを用い
た光導波路の例を示す図である。
た光導波路の例を示す図である。
【図20】図20は、MLD法で得られる本発明のポリ
マーの他の例の模式図である。
マーの他の例の模式図である。
【図21】図21は、本発明に係るポリマーの他の一例
について測定された吸収曲線を示す図である。
について測定された吸収曲線を示す図である。
【図22】図22は、TPAとPPDAによるMLDの
例を説明する図である。
例を説明する図である。
1、16…共役部(井戸部) 2、17…非共役部(バリア部) 3…基板 4…ドナー性を有する分子の層 5…アクセプター性を有する分子の層 6…バリアとなる分子の層 7…分子蒸発用Kセル7 8…シャッタ 9…モノマガスボンベもしくはモノマガス供給セル 10…バルブ 11…基板ホルダ 12、13…電極 14…膜厚モニター 15…熱電対 18…有機薄膜層 19…ゲートインシュレーター 20…バッファー層 21…非線形光学材料層
Claims (26)
- 【請求項1】 2重または3重結合で結合するような複
数種類の分子を連結させてなるポリマーであって、連続
したπ電子共役長が10Å以上の部分を有するポリマー
からなる有機機能薄膜。 - 【請求項2】 前記ポリマーが複数の-CHO基を持つ分子
と複数の-NH2基を持つ分子を交互に結合させてなるポリ
マーである、請求項1記載の薄膜。 - 【請求項3】 前記ポリマーが微結晶質である、請求項
1または2記載の薄膜。 - 【請求項4】 2重または3重結合で結合するような複
数種類の分子を連結させてなるポリマーであって、結合
に与かる分子単位間の共役系の一部が単結合により分断
されているポリマーからなる有機機能薄膜。 - 【請求項5】 前記単結合が前記複数種類の単位分子の
少なくとも一部に含まれている基の他分子との結合によ
り形成されたものである、請求項4記載の薄膜。 - 【請求項6】 前記単結合が連続する2個以上の単結合
を含む分子を共重合させることにより導入されたもので
ある、請求項4記載の薄膜。 - 【請求項7】 2重または3重結合で結合するような複
数種類の分子を連結させてなるポリマーであって、分子
単位の少なくとも一部がドナー性および/またはアクセ
プター性を有するポリマーからなる有機機能薄膜。 - 【請求項8】 ドナー性が-NH2, -N(CH3)2, -OCH3, -OH
などのドナー基により与えられる、請求項7記載の有機
機能薄膜。 - 【請求項9】 アクセプター性が-NO2, -CN, -CF3など
のアクセプター基により与えられる、請求項7記載の有
機機能薄膜。 - 【請求項10】 ドナー基の少なくとも1つは-NH2基以
外の基である、請求項7〜9のいずれかに記載の薄膜。 - 【請求項11】 前記ポリマーが複数の-CHO基を持つ分
子と複数の-NH2基を持つ分子を交互に結合させてなるポ
リマーである、請求項7〜10のいずれかに記載の薄
膜。 - 【請求項12】 前記ポリマーが微結晶質である、請求
項7〜11のいずれかに記載の薄膜。 - 【請求項13】 前記ポリマーが結合に与かる分子単位
間の共役系の一部が単結合により分断されているポリマ
ーである、請求項7〜12のいずれかに記載の薄膜。 - 【請求項14】 前記単結合が前記複数種類の単位分子
の少なくとも一部に含まれている基の他分子との結合に
より形成されたものである、請求項13記載の薄膜。 - 【請求項15】 前記単結合が連続する2個以上の単結
合を含む分子を共重合させることにより導入されたもの
である、請求項13記載の薄膜。 - 【請求項16】 請求項1〜15のいずれかに記載の有
機機能薄膜を作成するに当たり、分子を真空中に導入す
るかもしくは真空中で蒸発させ、基板上において結合お
よび/または重合させて薄膜の形となすことを特徴とす
る方法。 - 【請求項17】 MLD法を用い、重合すべき分子を順
次に基板に飛来させて成膜を行う、請求項16記載の方
法。 - 【請求項18】 前記基板が末端にアミノプロトンを持
つシラン系界面活性材で予め処理されている、請求項1
6または17記載の方法。 - 【請求項19】 アミノプロトンを有する分子からなる
成膜をあらかじめ形成した、請求項16または17記載
の方法。 - 【請求項20】 分子が1,10−ジアミノデカンである、
請求項19記載の方法。 - 【請求項21】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いた非線形光学材料。 - 【請求項22】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いた光導波路。 - 【請求項23】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いたpまたはn型半導体。 - 【請求項24】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いたpn接合。 - 【請求項25】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いたTFT。 - 【請求項26】 請求項1〜15のいずれかに記載の膜
を用いた発光素子。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23955991A JPH0580370A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 有機機能薄膜とその作製方法 |
| EP92302579A EP0506368B1 (en) | 1991-03-26 | 1992-03-25 | Organic functional thin film, fabrication and use thereof |
| DE69232758T DE69232758T2 (de) | 1991-03-26 | 1992-03-25 | Organische, funktionnelle, dünne Schicht, Herstellung und Verwendung |
| US07/858,074 US5444811A (en) | 1991-03-26 | 1992-03-26 | Organic functional optical thin film, fabrication and use thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23955991A JPH0580370A (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 有機機能薄膜とその作製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580370A true JPH0580370A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=17046605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23955991A Pending JPH0580370A (ja) | 1991-03-26 | 1991-09-19 | 有機機能薄膜とその作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0580370A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0689067A2 (en) | 1994-06-22 | 1995-12-27 | Fujitsu Limited | Method of producing optical waveguide system, optical device and optical coupler employing the same, optical network and optical circuit board |
| JP2003323988A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置及びそれを用いた電気器具 |
| KR100462712B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2004-12-20 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 유기전자장치와 그 제조방법과 그 동작방법 및 그것을 사용한 표시장치 |
| JP2006131801A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Japan Science & Technology Agency | 導電性有機分子およびそれを用いた電子デバイスならびに導電性有機分子および電子デバイスの製造方法 |
| JP2008216947A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Tetsuzo Yoshimura | ポリマ鎖/薄膜成長法 |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP23955991A patent/JPH0580370A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0689067A2 (en) | 1994-06-22 | 1995-12-27 | Fujitsu Limited | Method of producing optical waveguide system, optical device and optical coupler employing the same, optical network and optical circuit board |
| KR100462712B1 (ko) * | 2000-08-10 | 2004-12-20 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 유기전자장치와 그 제조방법과 그 동작방법 및 그것을 사용한 표시장치 |
| JP2003323988A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-11-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置及びそれを用いた電気器具 |
| JP2006131801A (ja) * | 2004-11-08 | 2006-05-25 | Japan Science & Technology Agency | 導電性有機分子およびそれを用いた電子デバイスならびに導電性有機分子および電子デバイスの製造方法 |
| JP2008216947A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Tetsuzo Yoshimura | ポリマ鎖/薄膜成長法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010925 |