JPH0580679U - 電動ホッチキス - Google Patents
電動ホッチキスInfo
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- JPH0580679U JPH0580679U JP2866792U JP2866792U JPH0580679U JP H0580679 U JPH0580679 U JP H0580679U JP 2866792 U JP2866792 U JP 2866792U JP 2866792 U JP2866792 U JP 2866792U JP H0580679 U JPH0580679 U JP H0580679U
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- Japan
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- link
- clincher arm
- clincher
- stapler
- staple
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- Pending
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】第3リンク17と第2リンク16との連結部に
は、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間
が所定の間隔の範囲内で固定されたときのみ、第2リン
ク16がスタートスイッチ18を押圧可能な程度まで回
動するのを許容するとともに、クリンチャアーム6のマ
ガジン5側への近接動作時において、クリンチャアーム
6の移動変位を第2リンク16に伝達しない遊びを設け
た。 【効果】クリンチャアーム6とステープルマガジン5と
の間隔が所定よりも大きい状態で指を挟んだような場合
は、第2リンク16が回動しないので、ホッチキスは作
動しない。スタートボタン14の操作によらずにクリン
チャアーム6を移動させても遊びによって第2リンクは
回動せず、ホッチキスは作動しない。
は、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間
が所定の間隔の範囲内で固定されたときのみ、第2リン
ク16がスタートスイッチ18を押圧可能な程度まで回
動するのを許容するとともに、クリンチャアーム6のマ
ガジン5側への近接動作時において、クリンチャアーム
6の移動変位を第2リンク16に伝達しない遊びを設け
た。 【効果】クリンチャアーム6とステープルマガジン5と
の間隔が所定よりも大きい状態で指を挟んだような場合
は、第2リンク16が回動しないので、ホッチキスは作
動しない。スタートボタン14の操作によらずにクリン
チャアーム6を移動させても遊びによって第2リンクは
回動せず、ホッチキスは作動しない。
Description
【0002】
本考案はドライバと可動クリンチャアームとの間に被綴り材を差込み、クリン チャアームをマガジン側に駆動してステープルを被綴り材に打ち込んだ後に折り 曲げる電動ホッチキスに関する。
【0003】
この種の電動ホッチキスの例として、実願平3ー55291号明細書のように 電動モータと手動スイッチとを備えた携帯用ピストル型電動ホッチキスまたは鋏 型電動ホッチキスが知られている。これらのピストル型または鋏型電動ホッチキ スによれば、操作者は、一方の手で電動ホッチキスを握り、電動ホッチキスの対 向した静止位置にあるステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャと を被綴り材の両側へ移動し、その後、始動スイッチの押圧操作及び解放操作を行 なう一方、これらの操作中は他方の手で被綴り材を保持する。上記ピストン型ま たは鋏型電動ホッチキスによれば、静止位置にあるステープルマガジンのステー プル打出し口とクリンチャとの間の距離は、操作者がステープルマガジンとクリ ンチャとの間の間隔は、被綴り材が容易に差込めるように、適用対象として想定 される被綴り材の厚さに比べてかなり大きく設定されている。したがって、操作 者が静止位置にあるステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャとを 被綴り材の両側へ移動する時、被綴り材を保持している操作者の他方の手の指が ステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャとの間に誤って差込んだ ときに、これを知らずに操作者が他方の指で電動ホッチキスの始動スイッチを押 圧してしまうことがある。その結果、ステープルがドライバによってステープル 打出し口から打出され、操作者の指にステープルが突きささる事故を起こすおそ れがあった。
【0004】
本考案は上記問題点を解消し、特に被綴り材の差込み操作が楽に行なえる空間 を有するとともに、万が一誤って上記空間内に指等を差込んでも起動されること がない安全な電動ホッチキスを提供することをその目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案に係る電動ホッチキスは、ホッチキス本体の 一端にドライバを固定し、他端にはステープルを装填したステープルマガジンと ともにクリンチャ溝を備えた先端部がドライバに対して接近離間可能に回動する クリンチャアームを枢着し、 上記ホッチキス本体内には第1リンクと第3リンクとを第2リンクを介して連 結するとともに、所定の押圧力により縮小するよう第1リンクを伸縮可能に形成 し、且つその遊端部を第1リンクの長手方向に押圧可能に設けられたスタートボ タンに連結し、第2リンクは中間部をホッチキス本体に軸支し、その回動時にホ ッチキス本体に設けたスタートスイッチを押圧する押圧部を一端に形成し、第3 リンクの遊端部を上記クリンチャアームの中間部に連結させることにより、スタ ートボタンの押圧可能範囲における第3リンクの上動停止による第2リンクの非 回動時においても第1リンクの縮小によりスタートボタンの押圧を可能にする一 方 上記ホッチキス本体に設けられたモータに連係された減速歯車列の最終歯車の 一側から偏心軸を突出させ、該偏心軸に駆動リンクの一端を回転自在に軸着し、 且つ駆動リンクの他端を上記クリンチャアームの他の中間部に連結させ、 上記第2リンクの一端の押圧部部によりスタートスイッチをオンしてモータが 作動し、最終歯車の回転によって上記駆動リンクを介してクリンチャアームを上 記ドライバ側に移動させて上記ステープルマガジンの先端のステープルをドライ バによって打ち出させてクリンチャアームの先端で上記ステープルの脚部を折り 曲げるとともに、 上記第3リンクと第2リンク又はクリンチャアームとの連結部には、クリンチ ャアームとドライバとの間が所定の間隔の範囲内で固定されたときは、第2リン クがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを許容し、スタートボタ ンの押圧操作によらないクリンチャアームのマガジン側への近接動作時において 、クリンチャアームの移動変位を第2リンクに伝達しない遊びを設けた ことを特徴とする。
【0006】
上述の電動ホッチキスによれば、所定の押圧力により縮小するバネを備えた第 1リンクは、クリンチャアームとマガジンとの間が所定の間隔の範囲内で固定さ れたときは、第2リンクがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを 許容し、クリンチャアームとマガジンとの間が所定の間隔よりも大きい状態に固 定されたとき、スタートボタンへの押圧力により縮小することによって第2リン クがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを抑止するように形成さ れているので、上記間隔が大きい状態のときは被綴り材をクリンチャアームとス テープルマガジンとの間に差込む差込み操作が楽であるから、作業性が向上する とともに、万一クリンチャアームとステープルマガジンとの間に指を挟んだ状態 でスタートボタンを押しても、ホッチキスは作動しない。また、クリンチャアー ムが誤って強制的に上動させられた場合も、第3リンクの移動は遊びに吸収され るから第2リンクは回動されず、スタートスイッチが押圧されることはない。し たがって、作業時の安全が確保される。
【0007】
以下、図面によって本考案の実施例について説明すると、図1は電動ホッチキ スを示すもので、この電動ホッチキスはそれぞれ中空に形成された駆動部1と駆 動部1の上方に突出されたグリップ2とからホッチキス本体を構成するとともに 、駆動部1内に綴り機構と電動駆動機構を、グリップ2内にはスイッチ機構をそ れぞれ配置したものである。
【0008】 綴り機構は、駆動部1内の一端に固定されたドライバ3と、他端に支軸7を中 心に回動可能に枢着されたステープルマガジン5及びクリンチャアーム6とから なり、ドライバ3は下方に突出した状態で固定され、ステープルマガジン5には 連結ステープル4が装填され、クリンチャアーム6の前端部にはクリンチャ溝9 が形成され、該クリンチャ溝9がドライバ3に対して接近離間するように回動す る。支軸7と駆動部1の上部底面との間には厚み調整バネ8が装着されている。 なお、クリンチャアーム6が下死点位置にあるときにはクリンチャアーム6とス テープルマガジン5との間の間隔は十分に大きくなるように設定されている。
【0009】 また、駆動部1には電動モータMと、該モータMに連係された減速歯車10と が設けられているとともに、減速歯車10の最終歯車10aの一側からは偏心軸 11が突出し、該偏心軸11には駆動リンク12の一端が回転自在に軸着されて いる。駆動リンク12の他端には長孔13が形成され、駆動リンク12は長孔1 3内にクリンチャアーム6の中間部のピン13aを配置することによってクリン チャアーム6に連結されている。
【0010】 次に、グリップ2には、上端に配置されたスタートボタン14と、3つのリン ク15、16、17からなるリンク機構と、スタートスイッチ18とからなるス イッチ機構が設けられている。スタートボタン14は上下方向に移動可能に設け られている。リンク機構は第1リンク15と第3リンク17とを第2リンク16 を介してZ字形に連結してなるもので、第1リンク15は上下一対のリンク部材 15a、15bから構成され、上部リンク部材15aの上端部は上記スタートボ タン14に連結され、下端部はピン19を下部リンク部材15bの上部に形成さ れた筒部20の側壁の長孔に遊嵌し、下端部は下部リンク部材15bの上部に形 成された筒部20内に挿入され、該筒部20内に配置されたバネ21の上端に係 合している。これにより第1リンク15は上記バネ21のバネ力により伸縮可能 になっている。下部リンク部材15bの下端部は第2リンク16の一端とピン2 2を介して連結され、且つ上記端部にはスタートスイッチ18を押圧する押圧部 23が形成されている。第2リンク16の中間部はグリップ2に設けられた支軸 24に軸支され、また第2リンク16の他端にはピン25が形成され、該ピン2 5は第3リンク17の上端に形成された長孔26に摺動自在に挿入されて第2リ ンク16と第3リンク17とが連結されている。第3リンク17の下端は軸27 によってクリンチャアーム6の中間部に軸着されている。なお、上記バネ21の バネ力は、クリンチャアーム6に負荷がないときにスタートボタン14を押した 際に上記ピン25が第3リンク17の長孔26に係合した状態で第2リンク16 を回動させるに十分な程度に設定されている。
【0011】 上記構成により、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に被綴り 材28を差し込んだ後、図2のようにスタートボタン14を下方に押圧操作する ことにより第1リンク15が下方に移動し、第2リンク16が中間部の支軸24 を中心に図の反時計方向に回動し、押圧部23がスタートスイッチ18を押圧し てモータMの駆動回路が閉じられてスイッチがオンされる。これにより、電動モ ータMが回転するので、この回転力は減速歯車10を介して最終歯車10aに伝 達されて最終歯車10aが回転し、偏心軸11に軸着された駆動リンク12が上 下動する。駆動リンク12が上動すると、駆動リンク12がクリンチャアーム6 をドライバ3側に上動させる。上動したクリンチャアーム6はステープルマガジ ン5を上方に押圧するので、ステープルマガジン5も支軸7を中心に回動する。 そして、ステープルマガジン5の前端のステープル4aがドライバ3に係合し、 さらに上動すると、ステープル4はドライバ3によって打ち出されて被綴り材2 8を貫通した後、クリンチャアーム6のクリンチャ溝9に当たり、折り曲げられ る。これによって綴りがなされる。さらに最終歯車が回転し続けると、クリンチ ャアーム6は下動して初期位置の下死点に復帰するとともに、最終歯車10aの 他側に配列されたカム29との係合によりステープルマガジン5も初期位置に復 帰し、ワンサイクルが終了する。
【0012】 なお、被綴り材28が厚すぎると、厚み調整バネ8が撓んでクリンチャアーム 6の支点となる支軸7が移動するから、モータMのロックが防止される。
【0013】 ところで、初期状態において第2リンク16のピン25は第3リンク17の長 孔26の上縁に係合し、長孔26とピン25の下方には遊びSが形成されるよう に構成されている。
【0014】 したがって、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に指等の異物 Pが挟まれている場合に、クリンチャアーム6に負荷がかかってクリンチャアー ム6とステープルマガジン5との間が所定の間隔よりも大きい状態に固定された ときには、第3リンク17は移動できないから第2リンク16も回動できず、ス タートスイッチ18も押圧されることはないからホッチキスは起動されない。ま た、第2リンク16は回動しないので、第1リンク15の下部リンク部材15b も動かない。スタートボタン14とともに下動した上部リンク部材15aの変位 はバネ21の撓みによって吸収される。つまり、上記移動変位は図3のように第 1リンク15が全体として縮小することによって吸収されるのである。
【0015】 また、クリンチャアーム6が誤って何らかの部材と接触して強制的に上動した 場合、第3リンク17の上端の長孔26とピン25との間に遊びSがあるため、 第3リンク17が上動しても第2リンク16は回動しない状態に保持される。し たがって、スタートスイッチ18が押圧されることはない。また、クリンチャア ーム6のピン13aも駆動リンク12の長孔13を自由に上方に移動できるため 、ピン13aにより駆動リンク12が押圧されることがない。
【0016】 以上のように、上述の電動ホッチキスによれば、第2リンク16と第3リンク 17との連結部の遊びSは、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間 が所定の間隔の範囲内で固定されたときは、第2リンク16がスタートスイッチ 18を押圧可能な程度まで回動するのを許容し、クリンチャアーム6とドライバ 3との間が所定の間隔よりも大きい状態に固定されたときに、第2リンク16が スタートスイッチ18を押圧可能な程度まで回動するのを抑止するように形成さ れているので、上記間隔が大きい状態のときは被綴り材28をクリンチャアーム 6とステープルマガジン5との間に差込む差込み操作が楽であるから、作業性が 向上するとともに、万一クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に指 を挟んだ状態でスタートボタン14を押すようなことがあっても、ホッチキスは 作動しない。また、クリンチャアーム6が誤って強制的に上動させられた場合も 、ピン13aは駆動リンク12の長孔13を上方に移動し、第3リンク17の上 動は上記遊びSに吸収されるから第2リンク16は回動されず、スタートスイッ チ18が押圧されることはない。したがって、作業時の安全が確保される。
【0017】 なお、上記遊びSはクリンチャアーム6と第3リンク17との間に設けてもよ い。
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案はドライバと可動クリンチャアームとの間に被綴り材を差込み、クリン チャアームをマガジン側に駆動してステープルを被綴り材に打ち込んだ後に折り 曲げる電動ホッチキスに関する。
【0002】
この種の電動ホッチキスの例として、実願平3ー55291号明細書のように 電動モータと手動スイッチとを備えた携帯用ピストル型電動ホッチキスまたは鋏 型電動ホッチキスが知られている。これらのピストル型または鋏型電動ホッチキ スによれば、操作者は、一方の手で電動ホッチキスを握り、電動ホッチキスの対 向した静止位置にあるステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャと を被綴り材の両側へ移動し、その後、始動スイッチの押圧操作及び解放操作を行 なう一方、これらの操作中は他方の手で被綴り材を保持する。上記ピストン型ま たは鋏型電動ホッチキスによれば、静止位置にあるステープルマガジンのステー プル打出し口とクリンチャとの間の距離は、操作者がステープルマガジンとクリ ンチャとの間の間隔は、被綴り材が容易に差込めるように、適用対象として想定 される被綴り材の厚さに比べてかなり大きく設定されている。したがって、操作 者が静止位置にあるステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャとを 被綴り材の両側へ移動する時、被綴り材を保持している操作者の他方の手の指が ステープルマガジンのステープル打出し口とクリンチャとの間に誤って差込んだ ときに、これを知らずに操作者が他方の指で電動ホッチキスの始動スイッチを押 圧してしまうことがある。その結果、ステープルがドライバによってステープル 打出し口から打出され、操作者の指にステープルが突きささる事故を起こすおそ れがあった。
【0003】
本考案は上記問題点を解消し、特に被綴り材の差込み操作が楽に行なえる空間 を有するとともに、万が一誤って上記空間内に指等を差込んでも起動されること がない安全な電動ホッチキスを提供することをその目的とする。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案に係る電動ホッチキスは、ホッチキス本体の 一端にドライバを固定し、他端にはステープルを装填したステープルマガジンと ともにクリンチャ溝を備えた先端部がドライバに対して接近離間可能に回動する クリンチャアームを枢着し、 上記ホッチキス本体内には第1リンクと第3リンクとを第2リンクを介して連 結するとともに、所定の押圧力により縮小するよう第1リンクを伸縮可能に形成 し、且つその遊端部を第1リンクの長手方向に押圧可能に設けられたスタートボ タンに連結し、第2リンクは中間部をホッチキス本体に軸支し、その回動時にホ ッチキス本体に設けたスタートスイッチを押圧する押圧部を一端に形成し、第3 リンクの遊端部を上記クリンチャアームの中間部に連結させることにより、スタ ートボタンの押圧可能範囲における第3リンクの上動停止による第2リンクの非 回動時においても第1リンクの縮小によりスタートボタンの押圧を可能にする一 方 上記ホッチキス本体に設けられたモータに連係された減速歯車列の最終歯車の 一側から偏心軸を突出させ、該偏心軸に駆動リンクの一端を回転自在に軸着し、 且つ駆動リンクの他端を上記クリンチャアームの他の中間部に連結させ、 上記第2リンクの一端の押圧部部によりスタートスイッチをオンしてモータが 作動し、最終歯車の回転によって上記駆動リンクを介してクリンチャアームを上 記ドライバ側に移動させて上記ステープルマガジンの先端のステープルをドライ バによって打ち出させてクリンチャアームの先端で上記ステープルの脚部を折り 曲げるとともに、 上記第3リンクと第2リンク又はクリンチャアームとの連結部には、クリンチ ャアームとドライバとの間が所定の間隔の範囲内で固定されたときは、第2リン クがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを許容し、スタートボタ ンの押圧操作によらないクリンチャアームのマガジン側への近接動作時において 、クリンチャアームの移動変位を第2リンクに伝達しない遊びを設けた ことを特徴とする。
【0005】
上述の電動ホッチキスによれば、所定の押圧力により縮小するバネを備えた第 1リンクは、クリンチャアームとマガジンとの間が所定の間隔の範囲内で固定さ れたときは、第2リンクがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを 許容し、クリンチャアームとマガジンとの間が所定の間隔よりも大きい状態に固 定されたとき、スタートボタンへの押圧力により縮小することによって第2リン クがスタートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを抑止するように形成さ れているので、上記間隔が大きい状態のときは被綴り材をクリンチャアームとス テープルマガジンとの間に差込む差込み操作が楽であるから、作業性が向上する とともに、万一クリンチャアームとステープルマガジンとの間に指を挟んだ状態 でスタートボタンを押しても、ホッチキスは作動しない。また、クリンチャアー ムが誤って強制的に上動させられた場合も、第3リンクの移動は遊びに吸収され るから第2リンクは回動されず、スタートスイッチが押圧されることはない。し たがって、作業時の安全が確保される。
【0006】
以下、図面によって本考案の実施例について説明すると、図1は電動ホッチキ スを示すもので、この電動ホッチキスはそれぞれ中空に形成された駆動部1と駆 動部1の上方に突出されたグリップ2とからホッチキス本体を構成するとともに 、駆動部1内に綴り機構と電動駆動機構を、グリップ2内にはスイッチ機構をそ れぞれ配置したものである。
【0007】 綴り機構は、駆動部1内の一端に固定されたドライバ3と、他端に支軸7を中 心に回動可能に枢着されたステープルマガジン5及びクリンチャアーム6とから なり、ドライバ3は下方に突出した状態で固定され、ステープルマガジン5には 連結ステープル4が装填され、クリンチャアーム6の前端部にはクリンチャ溝9 が形成され、該クリンチャ溝9がドライバ3に対して接近離間するように回動す る。支軸7と駆動部1の上部底面との間には厚み調整バネ8が装着されている。 なお、クリンチャアーム6が下死点位置にあるときにはクリンチャアーム6とス テープルマガジン5との間の間隔は十分に大きくなるように設定されている。
【0008】 また、駆動部1には電動モータMと、該モータMに連係された減速歯車10と が設けられているとともに、減速歯車10の最終歯車10aの一側からは偏心軸 11が突出し、該偏心軸11には駆動リンク12の一端が回転自在に軸着されて いる。駆動リンク12の他端には長孔13が形成され、駆動リンク12は長孔1 3内にクリンチャアーム6の中間部のピン13aを配置することによってクリン チャアーム6に連結されている。
【0009】 次に、グリップ2には、上端に配置されたスタートボタン14と、3つのリン ク15、16、17からなるリンク機構と、スタートスイッチ18とからなるス イッチ機構が設けられている。スタートボタン14は上下方向に移動可能に設け られている。リンク機構は第1リンク15と第3リンク17とを第2リンク16 を介してZ字形に連結してなるもので、第1リンク15は上下一対のリンク部材 15a、15bから構成され、上部リンク部材15aの上端部は上記スタートボ タン14に連結され、下端部はピン19を下部リンク部材15bの上部に形成さ れた筒部20の側壁の長孔に遊嵌し、下端部は下部リンク部材15bの上部に形 成された筒部20内に挿入され、該筒部20内に配置されたバネ21の上端に係 合している。これにより第1リンク15は上記バネ21のバネ力により伸縮可能 になっている。下部リンク部材15bの下端部は第2リンク16の一端とピン2 2を介して連結され、且つ上記端部にはスタートスイッチ18を押圧する押圧部 23が形成されている。第2リンク16の中間部はグリップ2に設けられた支軸 24に軸支され、また第2リンク16の他端にはピン25が形成され、該ピン2 5は第3リンク17の上端に形成された長孔26に摺動自在に挿入されて第2リ ンク16と第3リンク17とが連結されている。第3リンク17の下端は軸27 によってクリンチャアーム6の中間部に軸着されている。なお、上記バネ21の バネ力は、クリンチャアーム6に負荷がないときにスタートボタン14を押した 際に上記ピン25が第3リンク17の長孔26に係合した状態で第2リンク16 を回動させるに十分な程度に設定されている。
【0010】 上記構成により、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に被綴り 材28を差し込んだ後、図2のようにスタートボタン14を下方に押圧操作する ことにより第1リンク15が下方に移動し、第2リンク16が中間部の支軸24 を中心に図の反時計方向に回動し、押圧部23がスタートスイッチ18を押圧し てモータMの駆動回路が閉じられてスイッチがオンされる。これにより、電動モ ータMが回転するので、この回転力は減速歯車10を介して最終歯車10aに伝 達されて最終歯車10aが回転し、偏心軸11に軸着された駆動リンク12が上 下動する。駆動リンク12が上動すると、駆動リンク12がクリンチャアーム6 をドライバ3側に上動させる。上動したクリンチャアーム6はステープルマガジ ン5を上方に押圧するので、ステープルマガジン5も支軸7を中心に回動する。 そして、ステープルマガジン5の前端のステープル4aがドライバ3に係合し、 さらに上動すると、ステープル4はドライバ3によって打ち出されて被綴り材2 8を貫通した後、クリンチャアーム6のクリンチャ溝9に当たり、折り曲げられ る。これによって綴りがなされる。さらに最終歯車が回転し続けると、クリンチ ャアーム6は下動して初期位置の下死点に復帰するとともに、最終歯車10aの 他側に配列されたカム29との係合によりステープルマガジン5も初期位置に復 帰し、ワンサイクルが終了する。
【0011】 なお、被綴り材28が厚すぎると、厚み調整バネ8が撓んでクリンチャアーム 6の支点となる支軸7が移動するから、モータMのロックが防止される。
【0012】 ところで、初期状態において第2リンク16のピン25は第3リンク17の長 孔26の上縁に係合し、長孔26とピン25の下方には遊びSが形成されるよう に構成されている。
【0013】 したがって、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に指等の異物 Pが挟まれている場合に、クリンチャアーム6に負荷がかかってクリンチャアー ム6とステープルマガジン5との間が所定の間隔よりも大きい状態に固定された ときには、第3リンク17は移動できないから第2リンク16も回動できず、ス タートスイッチ18も押圧されることはないからホッチキスは起動されない。ま た、第2リンク16は回動しないので、第1リンク15の下部リンク部材15b も動かない。スタートボタン14とともに下動した上部リンク部材15aの変位 はバネ21の撓みによって吸収される。つまり、上記移動変位は図3のように第 1リンク15が全体として縮小することによって吸収されるのである。
【0014】 また、クリンチャアーム6が誤って何らかの部材と接触して強制的に上動した 場合、第3リンク17の上端の長孔26とピン25との間に遊びSがあるため、 第3リンク17が上動しても第2リンク16は回動しない状態に保持される。し たがって、スタートスイッチ18が押圧されることはない。また、クリンチャア ーム6のピン13aも駆動リンク12の長孔13を自由に上方に移動できるため 、ピン13aにより駆動リンク12が押圧されることがない。
【0015】 以上のように、上述の電動ホッチキスによれば、第2リンク16と第3リンク 17との連結部の遊びSは、クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間 が所定の間隔の範囲内で固定されたときは、第2リンク16がスタートスイッチ 18を押圧可能な程度まで回動するのを許容し、クリンチャアーム6とドライバ 3との間が所定の間隔よりも大きい状態に固定されたときに、第2リンク16が スタートスイッチ18を押圧可能な程度まで回動するのを抑止するように形成さ れているので、上記間隔が大きい状態のときは被綴り材28をクリンチャアーム 6とステープルマガジン5との間に差込む差込み操作が楽であるから、作業性が 向上するとともに、万一クリンチャアーム6とステープルマガジン5との間に指 を挟んだ状態でスタートボタン14を押すようなことがあっても、ホッチキスは 作動しない。また、クリンチャアーム6が誤って強制的に上動させられた場合も 、ピン13aは駆動リンク12の長孔13を上方に移動し、第3リンク17の上 動は上記遊びSに吸収されるから第2リンク16は回動されず、スタートスイッ チ18が押圧されることはない。したがって、作業時の安全が確保される。
【0016】 なお、上記遊びSはクリンチャアーム6と第3リンク17との間に設けてもよ い。
【図1】本考案に係る電動ホッチキスの要部の縦断面図
である。
である。
【図2】上記電動ホッチキスの作動態様説明図である。
M モータ 3 ドライバ 5 マガジン 6 クリンチャアーム 9 クリンチャ溝 10 減速歯車 11 偏心軸 12 駆動リンク 14 スタートボタン 15 第1リンク 16 第2リンク 17 第3リンク 18 スタートスイッチ 23 押圧部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 電動ホッチキス
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電動ホッチキスの要部の縦断面図
である。
である。
【図2】上記電動ホッチキスの作動態様説明図である。
【図3】上記電動ホッチキスの作動態様説明図である。
【符号の説明】 M モータ 3 ドライバ 5 マガジン 6 クリンチャアーム 9 クリンチャ溝 10 減速歯車 11 偏心軸 12 駆動リンク 14 スタートボタン 15 第1リンク 16 第2リンク 17 第3リンク 18 スタートスイッチ 23 押圧部
Claims (1)
- 【請求項1】 ホッチキス本体の一端にドライバを固定
し、他端にはステープルを装填したステープルマガジン
とともにクリンチャ溝を備えた先端部がドライバに対し
て接近離間可能に回動するクリンチャアームを枢着し、 上記ホッチキス本体内には第1リンクと第3リンクとを
第2リンクを介して連結するとともに、所定の押圧力に
より縮小するよう第1リンクを伸縮可能に形成し、且つ
その遊端部を第1リンクの長手方向に押圧可能に設けら
れたスタートボタンに連結し、第2リンクは中間部をホ
ッチキス本体に軸支し、その回動時にホッチキス本体に
設けたスタートスイッチを押圧する押圧部を一端に形成
し、第3リンクの遊端部を上記クリンチャアームの中間
部に連結させることにより、スタートボタンの押圧可能
範囲における第3リンクの上動停止による第2リンクの
非回動時においても第1リンクの縮小によりスタートボ
タンの押圧を可能にする一方上記ホッチキス本体に設け
られたモータに連係された減速歯車列の最終歯車の一側
から偏心軸を突出させ、該偏心軸に駆動リンクの一端を
回転自在に軸着し、且つ駆動リンクの他端を上記クリン
チャアームの他の中間部に連結させ、 上記第2リンクの一端の押圧部部によりスタートスイッ
チをオンしてモータが作動し、最終歯車の回転によって
上記駆動リンクを介してクリンチャアームを上記ドライ
バ側に移動させて上記ステープルマガジンの先端のステ
ープルをドライバによって打ち出させてクリンチャアー
ムの先端で上記ステープルの脚部を折り曲げるととも
に、 上記第3リンクと第2リンク又はクリンチャアームとの
連結部には、クリンチャアームとドライバとの間が所定
の間隔の範囲内で固定されたときは、第2リンクがスタ
ートスイッチを押圧可能な程度まで回動するのを許容
し、スタートボタンの押圧操作によらないクリンチャア
ームのマガジン側への近接動作時において、クリンチャ
アームの移動変位を第2リンクに伝達しない遊びを設け
たことを特徴とする電動ホッチキス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2866792U JPH0580679U (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 電動ホッチキス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2866792U JPH0580679U (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 電動ホッチキス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0580679U true JPH0580679U (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=12254870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2866792U Pending JPH0580679U (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 電動ホッチキス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0580679U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006109746A1 (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-19 | Max Co., Ltd | 電動ステープラ |
| JP2009078327A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Max Co Ltd | ステープラ |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP2866792U patent/JPH0580679U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006109746A1 (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-19 | Max Co., Ltd | 電動ステープラ |
| JP2009078327A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Max Co Ltd | ステープラ |
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