JPH058158Y2 - - Google Patents

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JPH058158Y2
JPH058158Y2 JP8299487U JP8299487U JPH058158Y2 JP H058158 Y2 JPH058158 Y2 JP H058158Y2 JP 8299487 U JP8299487 U JP 8299487U JP 8299487 U JP8299487 U JP 8299487U JP H058158 Y2 JPH058158 Y2 JP H058158Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はコア内に内包液とともに分散される磁
性粒子として熱誘起磁性粒子を用いた磁気黒板に
関する。
〔従来技術〕
従来、磁性を利用した磁気黒板としては、強磁
性の微粒子を溶液中に閉じ込めたものや偏平な磁
石を溶液中に閉じ込めたものが知られている。
前者の強磁性の微粒子を溶液中に閉じ込めた磁
気黒板の構成は第2図に示すように、多数に分割
されたハニカムコア1内に内包液2とともに強磁
性微粒子3が分散され、表面シート4および裏面
シート5で構成されるものである。このような磁
気黒板において、磁性微粒子3は外力が加わらな
い時には移動せず、表面シート4の上から磁性ペ
ンを当てた時には磁性ペンから発生する磁場によ
つて引き付けられて表面部に集まる。内包液2は
白濁しており、磁性微粒子3が裏面側にある時は
表面から白く見え、磁性微粒子3が表面シート側
にある時は微粒子の色(通常は黒)が見えること
になる。そして、文字、図形等の消去は裏面シー
トの裏面に磁石をスライドさせて磁性微粒子3を
裏面シート側に集めることによつて行うものであ
る。このような強磁性微粒子3を使用した磁気黒
板では、一度書いた文字や図形等を消去するに
は、黒板裏面から磁石を近づけなければならず、
全体を消去することは可能だが、部分的に消去、
修正等をする機能をもたせるのは難しく、使用さ
れる用途は限定されるものである。
一方、後者の偏平な磁石を使つた磁気黒板は、
書き込む磁気ペンの極性を変える事によつて表面
から文字を消去、修正する事ができるが、透明な
溶液中に表裏の色を違えた偏平磁石を置いている
ため、文字、図形等のコントラストに難点がある
ものである。
そして、これら両者の磁気黒板とも磁気ペンの
先から発生する漏れ磁場を使つて書き込みを行う
ため、高い分解能を得ることは難しいという問題
点を有するものであつた。
〔目的〕
本考案はコントラスト、分解能が優れ、かつ表
示部表面から、文字、図形等を消去する事ができ
る磁気黒板を提供することを目的とするものであ
る。
〔構成〕
本考案に係る磁気黒板の特徴とするところは、
従来の磁気黒板に用いられている強磁性微粒子の
代りに、室温を越える温度にて例えば50℃で強磁
性となる熱誘起磁性粒子を用いたことにある。
以下に本考案をその実施例を示す第1図および
第3図を参照して説明する。
第1図において、多数に分割されたハニカムコ
ア1、表面シート4、裏面シート5および内包液
2は第2図に示した従来例と同様であるが、この
内包液2中に分散される磁性粒子が室温を越える
温度にて強磁性となる熱誘起磁性粒子6で形成さ
れている。従つて、この熱誘起磁性粒子6は室温
を越える温度で強磁性を有し、室温以下では非磁
性的な振る舞いをするものである。そして、上記
のように構成される黒板本体部の裏面全体に磁石
板7が配置されている。
このような磁気黒板において、文字、図形等を
書き込むには、第1図に示すように磁場を発生さ
せる磁気ペン3を使用するが、従来と異なるとこ
ろは磁場と同時にペンの先が熱を発生することが
できるようになつていることである。即ち、図示
のように、ペン8と黒板とが接触すると、ペン8
下方の磁性粒子6の温度上昇が起こり、強磁性を
もつようになつた磁性粒子6のみが、ペン8の磁
場によつて表面シート5側に移動し、表示が行わ
れることになる。この時、熱のみ、あるいは磁場
のみがかかつている磁性粒子6は移動しない。そ
して、このような書き込み時には、黒板本体部裏
面に配置された磁石板7は黒板本体から離してお
き、あるいは鉄板等で遮蔽して磁性粒子6に磁場
がかからないようにする。
第3図は消去方法を示したもので、消去時には
裏面の磁石板7を黒板本体に近づけ、黒板全体に
渡る磁場がかかるようにしたうえで、消去したい
部分に表面から熱ブロツク9を消したい部分にの
み接触させる。するとブロツク9によつて熱つせ
られた粒子のみに磁性が生じ、裏面の磁石の方へ
移動する。
上記した実施例においては、書き込み時は、裏
面の磁石板7を離し、消去時には近づけるという
構成を取つたが、熱磁気ペン8が発生する磁場が
裏面の磁石板7の発生する磁場より十分大きく、
書き込み後冷却する過程において、粒子が磁気転
移点まで冷却される時点で、なお粒子への磁場が
裏面の磁石板7からの磁場よりも、熱ペン8から
の磁場の方が強くなる様に設定すれば、磁石板7
は書き込みおよび消去時で近づけたり、離したり
する必要は無く、黒板離面に設置させておくだけ
で良い。
本考案で用いられる熱誘起磁性粒子6としては
Fe−Rh合金粒子等の室温を越える温度で反強磁
性−強磁性転移点をもつ粒子、MnCrSb合金粒子
等の室温を越える温度で反強磁性−フエリ磁性転
移点をもつ粒子が挙げられる。
以下具体的な一例として、熱誘起磁性粒子とし
てMnCrSb合金を用いた場合を示す。
MnCrSb合金NO組成はMn62.9 Cr3.8 Sb33.3
である。この組成において、磁化が発生する温度
は約40℃、飽和磁化の大きさは約2000ガウスであ
る。
粒子を作成する手順は、まず初めにMnCrSbの
原料を上記組成の割合でアーク溶解し、次に、ア
ルゴン雰囲気中の高温内で1500℃以上に加熱
し、徐冷する。この作業により結晶粒径が2〜3
mm程度の多結晶が出来る。次にこの多結晶を結晶
のへき開面に沿つてへき開する。この時のへき開
の幅は50μm〜100μm程度である。さらにこのへ
き開した薄板を大きさが50μm〜100μm/個程度
になる様に細かく粉砕した。なお、この微粒子は
黒色を呈するものであつた。
この微粒子を、第1図に示されているポリエス
テル等で出来たハニカムコア中に、1cm2当り10mg
〜100mgの割合で分布させ、微粒子と一緒に、白
色繊維を混合したエチレングリコール液を分散液
として封じる。ハニカムコアは必要に応じて0.1
〜10mm2程度の面積に仕切られている。ハニカムコ
アの厚さは0.1〜1mmであり、コアの表面側と裏
面側の内壁は、MnCrSb微粒子が吸着しやすい様
に、フツ素系樹脂で表面が被覆されている。
以上の様な構造を持つ磁気黒板本体の裏面に
は、表面磁場強さが200〜1000Oe程度の値を持つ
プラスチツク磁石が黒板本体裏面全体に渡つて置
かれており、文字、図形等の書き込み時には約1
〜2cm黒板本体裏面から離れて置かれ、消去時に
は、黒板本体裏面に密着もしくは近接して置かれ
る。
第1図に示してある熱磁気ペンの先端が50℃程
度に熱せられると同時に、先端から200〜1000Oe
程度の磁場を発生する。また第3図に示してある
消去用熱ブロツクはペンと同様50℃程度に表面が
熱せられるが、磁場は発生しない。
以上の様な構造を取る事により、分解能が優
れ、かつ表示部表面から文字、図形等を消去する
ことができる磁気黒板が実現できた。
〔効果〕
以上のような本考案によれば、表面から書き込
み消去ができ、また磁場と熱の両方がかかつてい
る部分のみに書き込み、消去できるため分解能が
高い磁気黒板が得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気黒板の実施例を示す
もので、書き込み時の状態を示す説明図である。
第2図は従来の磁気黒板を示す説明図である。第
3図は第1図に示した磁気黒板の消去時の状態を
示す説明図である。 1……ハニカムコア、2……内包液、3……磁
性微粒子、4……表面シート、5……裏面シー
ト、6……熱誘起磁性粒子、7……磁石板、8…
…磁気ペン、9……消去用熱ブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数のコアに分割され、各コア内に内包液とと
    もに磁性粒子が分散された黒板本体部と、その裏
    面全体に磁石板が配置されてなる磁気黒板におい
    て、前記磁性粒子が室温を越える温度にて強磁性
    となる熱誘起性磁性粒子であることを特徴とする
    磁気黒板。
JP8299487U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH058158Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299487U JPH058158Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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JP8299487U JPH058158Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS63189694U JPS63189694U (ja) 1988-12-06
JPH058158Y2 true JPH058158Y2 (ja) 1993-03-01

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