JPH061440Y2 - 磁気黒板 - Google Patents

磁気黒板

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JPH061440Y2
JPH061440Y2 JP12757587U JP12757587U JPH061440Y2 JP H061440 Y2 JPH061440 Y2 JP H061440Y2 JP 12757587 U JP12757587 U JP 12757587U JP 12757587 U JP12757587 U JP 12757587U JP H061440 Y2 JPH061440 Y2 JP H061440Y2
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magnetic
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magnet
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JP12757587U
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JPS6432180U (ja
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伊久衛 川島
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Ricoh Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は磁性ペンにより分解能の高い書き込みが可能
で、しかも部分消去および全体消去が簡単にできる磁気
黒板に関する。
〔従来技術〕
従来、磁性を利用した磁気黒板としては、強磁性の微粒
子を溶液中に閉じ込めたものや偏平な磁石を溶液中に閉
じ込めたものが知られている。
前者の強磁性の微粒子を溶液中に閉じ込めた磁気黒板の
構成は第2図に示すように、多数に分割されたハニカム
コア1内に内包液2とともに強磁性微粒子6′が分散さ
れ、表面シート4および裏面シート5で構成されるもの
である。このような磁気黒板において、磁性微粒子6′
が外力が加わらない時には移動せず、表面シート4の上
から磁性ペンを当てた時には磁性ペンから発生する磁場
によって引き付けられて表面部に集まる。内包液2は乳
白色をしており、磁性微粒子6′が裏面側ある時は表面
から白く見え、磁性微粒子6′が表面シート側にある時
は微粒子の色(通常は黒)が見えることになる。そし
て、文字、図形等の消去は裏面シートの裏面に磁石をス
ライドさせて磁性微粒子6′を裏面シート側に集めるこ
とによって行うものである。このような強磁性微粒子
6′を使用した磁気黒板では、一度書いた文字や図形等
を消去するには、黒板裏面から磁石を近づけなければな
らず、全体を消去することは可能だが、部分的に消去、
修正等をする機能をもたせるのは難しく、使用される用
途は限定されるものである。
一方、後者の偏平な磁石を使った磁気黒板は、書き込む
磁気ペンの極性を変える事によって表面から文字を消
去、修正する事ができるが、透明な溶液中に表裏の色を
違えた偏平磁石を置いているため、文字、図形等のコン
トラストに難点があるものである。
そして、これら両者の磁気黒板とも磁気ペンの先から発
生する漏れ磁場を使って書き込みを行うため、高い分解
能を得ることは難しいという問題点を有するものであっ
てた。
〔目的〕
本考案はコントラスト、分解能が優れ、かつ表示部表面
から、文字、図形等を消去する事ができる磁気黒板を提
供することを目的とするものである。
〔構成〕
かかる技術課題を達成するために、本発明者は先に部分
消去可能な磁気黒板として、室温を越える温度に相転移
点をもつ磁性粒子を使用し、書き込み時は熱と磁界の両
方を発生するペンを用いて磁気シートに接触せしめペン
の熱により熱誘起性磁性粒子を熱して磁化させ、同時に
ペンの磁界により磁性粒子を表面シート側に移動させる
ことにより行う磁気黒板を考案し、出願した(実願昭62
-82994)。しかしながら、この磁気黒板は書き込み前に
裏面シート側にあった磁性粒子を表面側から内包液を介
して熱する必要があり、熱の伝達速度が遅い場合、換言
するとペンの移動速度があまりに速い場合には磁性粒子
が熱せられる前にペンが移動してしまい、磁性粒子が表
面シート側に移動しなくなるおそれがあるものである。
本考案者のその後の検討によれば、反強磁性−強磁性転
移または反強磁性−フェリ磁性転移を起こすReRhやMnCr
Sb合金において、反強磁性相においても若干の磁化が存
在するという現象を見出し、これに着目した。
第3図は本考案に適用されるMnCrSb合金の熱磁化曲線を
示す。第3図より、飽和磁化Msは40℃付近を境にして
温度上昇に伴って急激に増大することがわかる。それと
ともに40℃以下においても磁化は若干生じている。実際
に、室温付近において、この合金粒子に磁石を近づけた
場合、プラスチツク磁石等の弱い磁石に対しては何の反
応も示さないが、サマリウムーコバルト磁石等などのよ
うに強い磁場を発生する磁石には吸い付けられることが
観測される。温度50〜70℃程度まで上昇させた場合には
当然のことながら弱い磁石にも吸い寄せられる。
本考案者はこのような反強磁性−強磁性転移または反強
磁性−フェリ磁性転移を起こす磁性合金の挙動を応用
し、部分消去が可能な磁気黒板を開発したものである。
以下に本考案の構成をその一実施例を示す第1図を参照
して説明する。
第1図において、多数に分割されたハニカムコア1、表
面シート4、裏面シート5および内包液2は第2図に示
した従来例と同様であるが、この内包液2中に分散され
る磁性粒子が室温を越える温度にて強磁性もしくはフェ
リ磁性をもつ熱誘起磁性粒子6で形成されている。従っ
て、この熱誘起磁性粒子6は室温を越える温度になると
強磁性を有し、室温(40℃)以下では弱い磁石には吸い
寄せられないが強い磁石には吸い寄せられるものであ
る。そして、上記のように構成される黒板本体部の裏面
全体に磁石板7が配置され、さらにその裏面には黒板の
端部から他端部に移動可能な磁石棒8が配置されてい
る。
このような磁気黒板において、文字、図形等を書き込む
には、第1図に示すように強い磁場を発生させる磁気ペ
ン3を使用するが、この磁気ペン3は強い磁界を発生さ
せるものであって、裏面に配置された磁石板7の磁界よ
りも十分強いため、熱誘起磁性粒子6が第3図に示す40
℃以下(室温)において有するわずかの磁化を利用し
て、これをコア1内において、裏面から表面側に移動さ
せ、ここに書き込みが行われる。
第4図は部分消去する場合を示すもので、消去したい部
分の表面シート4側に熱ブロツク9を接触させる。これ
により熱誘起磁性粒子6は通常40℃以上では第3図に示
した強い磁化範囲にまで熱せられることになる。従っ
て、黒板本体の裏面側に配置させた弱い磁界を有する磁
石板7による磁界によって容易に引き寄せられ、表面側
から裏面側に移動し、ここに所望の部分の部分消去が行
われることになる。
また、第5図は全体消去する場合を示すもので、この場
合には磁石板7のさらに裏面側に配置させた強い磁界を
発生させる磁石棒8を黒板全体の端部から他端部へ移動
させることにより、この磁石棒8の強い磁界の作用によ
り、表面側に移動した磁性粒子6をすべて裏面側に移動
することができ、これにより全体消去が行われることに
なる。
以上のように、本考案の磁気黒板では磁性粒子6として
室温を越える温度にて強磁性もしくはフェリ磁性となる
熱誘起性磁性粒子を用い、しかも磁気ペン3および全体
消去用の磁石棒8から発生する磁界強度を磁石板7から
発生する磁界強度よりも強くすること、そしてまた部分
消去は上記のような磁性粒子6を加熱することにより弱
い磁界を発生する磁石板7によって消去することを特徴
とするものである。
本考案で用いられる熱誘起磁性粒子6としてはFe-Rh合
金粒子等の室温を越える温度で反強磁性−強磁性転移点
をもつ粒子、MnCrSb合金粒子等の室温を越える温度で反
強磁性−フェリ磁性転移点をもつ粒子等が挙げられる。
以下具体的な一例として、熱誘起磁性粒子としてMnCrSb
合金を用いた場合を示す。
MnCrSb合金の組成はMn62・9Cr3・8Sb33・3である。この組
成における熱磁化曲線は第3図に示したとおりである。
粒子を作成する手順は、まず初めにMnCrSbの原料を上記
組成の割合でアーク溶解し、次に、アンゴン雰囲気中の
高温炉内で1500℃以上に加熱し、徐冷する。この作業に
より結晶粒径が2〜3mm程度の多結晶が出来る。次にこ
の多結晶を結晶のへき開面に沿ってへき開する。この時
のへき開の幅50μm〜100μm程度である。さらにこの
へき開した薄板を大きさが50μm〜100μm/個程度に
なる様に細かく粉砕し、黒色に着色する。
この微粒子を、第1図に示されているポリエステル等で
出来たハニカムコア中に、1cm2当り10mg〜100mgの割合
で分布させ、微粒子と一緒に、白色繊維を混合させたヘ
キサメタリン酸ナトリウム溶液を分散液として封じる。
ハニカムコアは必要に応じて0.1〜10mm2程度の面積に仕
切られている。ハニカムコアの厚さ0.1〜1mmであり、コ
アの表面側と裏面側の内壁は、MnCrSb微粒子が吸着しや
すい様に、フッ素系樹脂で表面が被覆されている。
以上のような構造を持つ磁気黒板本体の裏面には、表面
磁場強さが200〜1000Oe程度の値を持つプラスチツク磁
石が黒板本体裏面全体に渡って置かれている。
第1図に示した磁気ペン3の先端からは2000〜10000Oe
程度の磁場が発生される。また第5図に示してある磁石
棒8からも同様の磁場が発生される。また、第4図に示
した消去用熱ブロツク9は50〜70℃になるように表面が
熱せられるが、磁場は発生しない。
〔効果〕
以上のような本考案によれば、分解能が優れ、かつ消去
スピードの速い、部分消去および全体消去をすることが
できる磁気黒板が実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る磁気黒板の実施例を示すもので、
書き込み時の状態を示す説明図である。 第2図は従来の磁気黒板を示す説明図である。 第3図は本考案で使用するMnCrSb合金の磁性粒子におけ
る熱磁化曲線図である。 第4図は第1図に示した磁気黒板の部分消去時の状態を
示す説明図である。 第5図は第1図に示した磁気黒板の全体消去時の状態を
示す説明図である。 1…ハニカムコア 2…内包液 3…磁気ペン 4…表面シート 5…裏面シート 6…熱誘起磁性粒子 7…磁石板 8…磁石棒 9…消去用熱ブロツク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のコアに分割され、各コア内に内包液
    と共に磁性粒子が分散された黒板本体部と、その裏面全
    体に磁石板とさらにその下方に磁石棒が配置されてな
    り、磁性ペンにより前記磁性粒子を表面側に移動せしめ
    ることにより書き込み、前記磁石棒を裏面に移動させる
    ことにより消去を行なう磁気黒板において、前記磁性粒
    子が室温を越える温度にて強磁性、もしくはフェリ磁性
    となる熱誘起性磁性粒子であり、部分的消去時に表面に
    配する熱ブロックを設け、かつ磁性ペンおよび磁石棒か
    ら発生する磁界強度を磁石板から発生する磁界強度より
    大とし、磁石板の磁界強度が磁性粒子が強磁性もしくは
    フェリ磁性である場合はこれを誘引する強度であること
    を特徴とする磁気黒板。
JP12757587U 1987-08-21 1987-08-21 磁気黒板 Expired - Lifetime JPH061440Y2 (ja)

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JP12757587U JPH061440Y2 (ja) 1987-08-21 1987-08-21 磁気黒板

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Publication Number Publication Date
JPS6432180U JPS6432180U (ja) 1989-02-28
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