JPH0581745A - ビデオテープレコーダ用シリンダベースおよびその製造法 - Google Patents
ビデオテープレコーダ用シリンダベースおよびその製造法Info
- Publication number
- JPH0581745A JPH0581745A JP3242221A JP24222191A JPH0581745A JP H0581745 A JPH0581745 A JP H0581745A JP 3242221 A JP3242221 A JP 3242221A JP 24222191 A JP24222191 A JP 24222191A JP H0581745 A JPH0581745 A JP H0581745A
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- Japan
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- cylinder base
- weight
- inorganic filler
- video tape
- tape recorder
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ビデオテープレコーダの鉄製シャーシに取り付
けるプラスチック製のシリンダベースの熱膨張係数を鉄
製シャーシの熱膨張係数(1.1×10~5cm/cm・℃)に
近づけて熱によるシリンダベースの歪みの発生を抑え、
機械強度も保持させる。 【構成】シリンダベースを、フェノールノボラック樹脂
の硬化物で構成する。無機充填材を60重量%以上含有
させ、かつ繊維状の無機充填材を20重量%以上含有さ
せる。成形を射出成形で行なう場合は、成形材料のフェ
ノールノボラック樹脂の重量平均分子量を2000〜3
000とし、繊維状の無機充填材の配合を50重量%以
下にして繊維状充填材の配向を小さくする。
けるプラスチック製のシリンダベースの熱膨張係数を鉄
製シャーシの熱膨張係数(1.1×10~5cm/cm・℃)に
近づけて熱によるシリンダベースの歪みの発生を抑え、
機械強度も保持させる。 【構成】シリンダベースを、フェノールノボラック樹脂
の硬化物で構成する。無機充填材を60重量%以上含有
させ、かつ繊維状の無機充填材を20重量%以上含有さ
せる。成形を射出成形で行なう場合は、成形材料のフェ
ノールノボラック樹脂の重量平均分子量を2000〜3
000とし、繊維状の無機充填材の配合を50重量%以
下にして繊維状充填材の配向を小さくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄製のシャーシに取付
け固定されるビデオテープレコーダのシリンダベースお
よびその製造法に関する。
け固定されるビデオテープレコーダのシリンダベースお
よびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記シリンダベースは、アルミダ
イキャストよりなるものが使用されている。図2は、そ
の一般的な形状を示したものであり、2c,3cは、シ
リンダモータの位置決めボスである。2a,3a,4a
は、シリンダモータの取付座、2b,3b,4bは、鉄
製シャーシへのシリンダベースの取付け部であり、ダイ
キャスト製品では十分な寸法精度が得られないために機
械加工をして所定の精度を確保している。前記取付座2
a,3a,4aや取付け部2b,3b,4bの穴加工も
後から行なっている。このようにダイキャスト製品では
後加工が必要であり、量産に向かないことから、熱可塑
性のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリフェ
ニレンサルファイド:PPS)の成形によるシリンダベ
ースが検討されている。
イキャストよりなるものが使用されている。図2は、そ
の一般的な形状を示したものであり、2c,3cは、シ
リンダモータの位置決めボスである。2a,3a,4a
は、シリンダモータの取付座、2b,3b,4bは、鉄
製シャーシへのシリンダベースの取付け部であり、ダイ
キャスト製品では十分な寸法精度が得られないために機
械加工をして所定の精度を確保している。前記取付座2
a,3a,4aや取付け部2b,3b,4bの穴加工も
後から行なっている。このようにダイキャスト製品では
後加工が必要であり、量産に向かないことから、熱可塑
性のエンジニアリングプラスチック(例えば、ポリフェ
ニレンサルファイド:PPS)の成形によるシリンダベ
ースが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のエンジ
ニアリングプラスチック製のシリンダベースは、これを
取り付ける鉄製シャーシに比べて熱膨張係数が大きく、
歪みが出やすい。特に、車載用のビデオテープレコーダ
では、車内温度が80〜100℃になることがあり、ク
リープによりシリンダベースに歪みが発生して再生した
映像の品質が悪くなる。本発明が解決しようとする課題
は、鉄製シャーシに取り付けるプラスチック製のシリン
ダベースの熱膨張係数を鉄製シャーシの熱膨張係数
(1.1×10~5cm/cm・℃)に近づけてシリンダベース
の歪みの発生を抑えることである。また、シリンダベー
スとして必要な強度も保持させることである。
ニアリングプラスチック製のシリンダベースは、これを
取り付ける鉄製シャーシに比べて熱膨張係数が大きく、
歪みが出やすい。特に、車載用のビデオテープレコーダ
では、車内温度が80〜100℃になることがあり、ク
リープによりシリンダベースに歪みが発生して再生した
映像の品質が悪くなる。本発明が解決しようとする課題
は、鉄製シャーシに取り付けるプラスチック製のシリン
ダベースの熱膨張係数を鉄製シャーシの熱膨張係数
(1.1×10~5cm/cm・℃)に近づけてシリンダベース
の歪みの発生を抑えることである。また、シリンダベー
スとして必要な強度も保持させることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鉄製シャー
シに取り付けるシリンダベースは、フェノールノボラッ
ク樹脂の硬化物よりなる。そして、無機充填材の含有量
が全体の60重量%以上であり、かつ繊維状の無機充填
材が20重量%以上であることを特徴とする。また、こ
のシリンダベースの製造法として射出成形法を採用する
ことができるが、この場合、無機充填材を60重量%以
上含有し、かつ繊維状の無機充填材含有量が20〜50
重量%である重量平均分子量2000〜3000のフェ
ノールノボラック樹脂成形材料を射出成形する。
シに取り付けるシリンダベースは、フェノールノボラッ
ク樹脂の硬化物よりなる。そして、無機充填材の含有量
が全体の60重量%以上であり、かつ繊維状の無機充填
材が20重量%以上であることを特徴とする。また、こ
のシリンダベースの製造法として射出成形法を採用する
ことができるが、この場合、無機充填材を60重量%以
上含有し、かつ繊維状の無機充填材含有量が20〜50
重量%である重量平均分子量2000〜3000のフェ
ノールノボラック樹脂成形材料を射出成形する。
【0005】
【作用】本発明に係るシリンダベースは、フェノールノ
ボラック樹脂の硬化物からなるのでガラス転移温度が高
く(230℃)、無機充填材を60重量%以上含有させ
ることにより、その熱膨張係数を鉄製シャーシの熱膨張
係数と近い値とすることができる。そして、硬化物中に
含有させる無機充填材として、繊維状の無機充填材を2
0重量%以上とすることにより、シリンダベースとして
必要な機械強度を保持させることができる。また、上記
シリンダベースを射出成形で製造する場合、フェノール
ノボラック樹脂成形材料の重量平均分子量を2000〜
3000に限定することにより、多量の無機充填材を含
有する成形材料を良好に射出成形することができる。射
出成形の場合、繊維状の無機充填材を含有させるとこれ
が成形時に配向して熱膨張係数や機械強度の方向性が現
れやすいが、繊維状無機充填材の含有量を50重量%以
下に限定することにより、前記特性の方向性の少ないシ
リンダベースとすることができる。
ボラック樹脂の硬化物からなるのでガラス転移温度が高
く(230℃)、無機充填材を60重量%以上含有させ
ることにより、その熱膨張係数を鉄製シャーシの熱膨張
係数と近い値とすることができる。そして、硬化物中に
含有させる無機充填材として、繊維状の無機充填材を2
0重量%以上とすることにより、シリンダベースとして
必要な機械強度を保持させることができる。また、上記
シリンダベースを射出成形で製造する場合、フェノール
ノボラック樹脂成形材料の重量平均分子量を2000〜
3000に限定することにより、多量の無機充填材を含
有する成形材料を良好に射出成形することができる。射
出成形の場合、繊維状の無機充填材を含有させるとこれ
が成形時に配向して熱膨張係数や機械強度の方向性が現
れやすいが、繊維状無機充填材の含有量を50重量%以
下に限定することにより、前記特性の方向性の少ないシ
リンダベースとすることができる。
【0006】
実施例1〜4,比較例1〜3 次の工程により、重量平均分子量2000〜3000の
フェノールノボラック樹脂を得た。フェノール940
g、37%ホルムアルデヒド水溶液669gを、シュウ
酸触媒下で95℃で2時間反応させ、反応生成物のゲル
化時間(150℃熱盤上)が110秒になった時点で反
応を停止した。上記フェノールノボラック樹脂に、表1
に示す配合割合でガラスパウダとガラス繊維を配合し、
混合混練して粒状の成形材料とした。この成形材料を射
出成形して(成形条件:シリンダ温度85℃,金型温度
185℃,射出2次圧40Kg/cm2)、図1に示すよう
に、テープをシリンダモータにローディングするときシ
リンダモータに対してテープを位置決めするポストスト
ッパ10e,11eを一体化したシリンダベースを製造
した。
フェノールノボラック樹脂を得た。フェノール940
g、37%ホルムアルデヒド水溶液669gを、シュウ
酸触媒下で95℃で2時間反応させ、反応生成物のゲル
化時間(150℃熱盤上)が110秒になった時点で反
応を停止した。上記フェノールノボラック樹脂に、表1
に示す配合割合でガラスパウダとガラス繊維を配合し、
混合混練して粒状の成形材料とした。この成形材料を射
出成形して(成形条件:シリンダ温度85℃,金型温度
185℃,射出2次圧40Kg/cm2)、図1に示すよう
に、テープをシリンダモータにローディングするときシ
リンダモータに対してテープを位置決めするポストスト
ッパ10e,11eを一体化したシリンダベースを製造
した。
【0007】
【表1】
【0008】実施例5 上記比較例3における成形材料を加圧成形して、上記と
同様のシリンダベースを製造した。加圧成形では配向が
起こらないので、繊維状の充填材を多量に配合すること
が可能である。
同様のシリンダベースを製造した。加圧成形では配向が
起こらないので、繊維状の充填材を多量に配合すること
が可能である。
【0009】上記実施例ならびに比較例におけるシリン
ダベースの熱膨張係数、機械的特性を、PPS(充填
材:ガラス繊維40重量%含有)の射出成形によるシリ
ンダベース(従来例1)、アルミダイキャスト製シリン
ダベース(従来例2)の特性と共に表2に示す。
ダベースの熱膨張係数、機械的特性を、PPS(充填
材:ガラス繊維40重量%含有)の射出成形によるシリ
ンダベース(従来例1)、アルミダイキャスト製シリン
ダベース(従来例2)の特性と共に表2に示す。
【0010】
【表2】
【0011】
【発明の効果】表2から明らかなように、本発明に係る
フェノール樹脂製シリンダベースの熱膨張係数は、鉄製
シャーシの熱膨張係数と近似しており、鉄製シャーシと
の熱膨張の違いによるゆがみが起こりにくく、きれいな
ビデオ映像の再生を確保することができる。そして、十
分な機械強度を保持しており、機械強度と熱膨張係数の
ばらつきも小さい。また、本発明に係る方法によれば、
無機充填材を多量に含有するフェノール樹脂製シリンダ
ベースを射出成形により良好に製造することができる。
フェノール樹脂製シリンダベースの熱膨張係数は、鉄製
シャーシの熱膨張係数と近似しており、鉄製シャーシと
の熱膨張の違いによるゆがみが起こりにくく、きれいな
ビデオ映像の再生を確保することができる。そして、十
分な機械強度を保持しており、機械強度と熱膨張係数の
ばらつきも小さい。また、本発明に係る方法によれば、
無機充填材を多量に含有するフェノール樹脂製シリンダ
ベースを射出成形により良好に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のシリンダベースの平面図
である。
である。
【図2】従来のアルミダイキャスト製シリンダベースの
斜視図である。
斜視図である。
2a,3a,4aはシリンダモータの取付座 2b,3b,4bはシリンダベースの鉄製シャーシへの
取付け部 2c,3cはシリンダモータの位置決めボス 10e,11eはポストストッパ
取付け部 2c,3cはシリンダモータの位置決めボス 10e,11eはポストストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田上 義貴 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 吉田 昌充 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 上田 浩 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 太田 真吾 香川県高松市寿町2丁目2番10号 松下寿 電子工業株式会社内 (72)発明者 大内 一文 香川県高松市寿町2丁目2番10号 松下寿 電子工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】鉄製のシャーシに取付け固定されるシリン
ダベースであって、フェノールノボラック樹脂の硬化物
よりなり、無機充填材の含有量が60重量%以上であ
り、かつ繊維状の無機充填材が20重量%以上であるこ
とを特徴とするビデオテープレコーダ用シリンダベー
ス。 - 【請求項2】鉄製のシャーシに取付け固定されるシリン
ダベースであって、無機充填材を60重量%以上含有
し、かつ繊維状の無機充填材含有量が20〜50重量%
である重量平均分子量2000〜3000のフェノール
ノボラック樹脂成形材料を射出成形することを特徴とす
るビデオテープレコーダ用シリンダベースの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3242221A JP2828803B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | ビデオテープレコーダ用シリンダベースの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3242221A JP2828803B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | ビデオテープレコーダ用シリンダベースの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0581745A true JPH0581745A (ja) | 1993-04-02 |
| JP2828803B2 JP2828803B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17086041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3242221A Expired - Lifetime JP2828803B2 (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | ビデオテープレコーダ用シリンダベースの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2828803B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747634A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-18 | Hitachi Ltd | Thermoplastic resin parts for precision mechanism |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP3242221A patent/JP2828803B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5747634A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-18 | Hitachi Ltd | Thermoplastic resin parts for precision mechanism |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2828803B2 (ja) | 1998-11-25 |
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