JPH0581918B2 - - Google Patents
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- JPH0581918B2 JPH0581918B2 JP25746888A JP25746888A JPH0581918B2 JP H0581918 B2 JPH0581918 B2 JP H0581918B2 JP 25746888 A JP25746888 A JP 25746888A JP 25746888 A JP25746888 A JP 25746888A JP H0581918 B2 JPH0581918 B2 JP H0581918B2
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- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L15/00—Speech recognition
- G10L15/08—Speech classification or search
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Description
以下にしたがつてこの発明を説明する。
A 産業上の利用分野
B 従来の技術(第1図)
C 発明の要旨
D 実施例
D1 ラベルおよびマルコフ・モデル単語ベース
フオームの相互依存的な特定(第2図〜第12
図) D2 フイーニーム・マルコフ・モデル単語ベー
スフオームの構築(表1) D3 遷移確率およびラベル出力確率の決定(表
1) D4 カウント値の決定(第15図、第16図お
よび第17図) D5 音声認識システム環境(第18図) E 発明の効果 F 表1 A 産業上の利用分野 この発明はラベル・アルフアベツト中のラベル
がマルコフ・モデルの出力を表わすようなマルコ
フ・モデルのシーケンスとして単語を確率的に記
述することによつて音声の認識を行う音声認識装
置に関する。 B 従来の技術 言語処理においては、音声学者が単語を音声要
素のシーケンスに分割するのが通常である。この
音声要素は国際音声アルフアベツトから選ばれる
のが普通である。典型的な例では、音声学者は単
語を聞き、自らの専門知識に基づいてその単語の
継続部分を対応する音声要素に対応付けその単語
の音声学的スペルを決定する。 そのような音声学的シーケンスは標準的な辞書
に供給されてきた。またその音声学的シーケンス
は一般的に音声認識に適用されてきており、また
具体的にはマルコフ・モデルの音声認識に適用さ
れてきた。 マルコフ・モデル音声認識の場合、種々の音声
学的要素が対応するマルコフ・モデルで表現され
る。したがつて各単語は音声学的マルコフ・モデ
ルのシーケンスに対応付けられる。 第1図は1つの音声学的要素を記述する単純な
マルコフ・モデルを示している。この音声学的要
素のマルコフ・モデルの例は7つの状態S1〜S7
と状態から状態へと延びる13個のアーク(遷移)
とを有している。いくつかのアークは自己回帰的
に単にループするのみであり、他のアークは1の
状態から他の状態への推移している。学習セツシ
ヨンにおいては、既知の単語が発声され、各マル
コフ・モデルの各アークの確率が決定され、スト
アされる。 いくつかのアークは空アークと呼ばれ、破線で
示されている。非空アークは実線で示されてい
る。各非空アークには、複数のラベル出力確率が
関係付けられている。ラベル出力確率は所与のマ
ルコフ・モデルの所与の非空アークにおいて所与
のラベルが出力される確率である。これらラベル
出力確率も学習セツシヨンで決定される。 認識過程においては、マルコフ・モデルは音響
プロセツサと関連して使用される。音響プロセツ
サは、簡単にいえば、入力音声を受け取り、継続
した時間間隔ごとに予め定められたパラメータに
基づいて処理を行うものである。従来のパラメー
タの例は種々の周波数バンドにおけるエネルギ振
幅を含んでいた。各パラメータ特性(たとえば各
周波数の振幅)をベクトルの要素として扱い、こ
れら振幅を合わせて音声空間におけるベクトルを
記述する。音響プロセツサは複数の予め定められ
たプロトタイプ・ベクトル(このベクトルは予め
定められたベクトル要素すなわちパラメータの値
を有している)を保持しており、各プロトタイ
プ・ベクトルに1つのラベルを割り当てている。
継続した時間間隔ごとに、発声入力に応じて音響
プロセツサ202がベクトルを生成する。このベ
クトルは特徴ベクトルと呼ばれる。特徴ベクトル
の各要素は、所与の時間間隔についてのパラメー
タのうちの対応するものの振幅に該当する。各時
間間隔についてその特徴ベクトルに最も近いプロ
トタイプ・ベクトルのラベルが選択される。そし
て各時間間隔で1個のラベルが音響プロセツサか
ら生成される。 音響プロセツサが生成するラベルは、マルコ
フ・モデルのアークに沿つてラベル出力として生
成されるラベルと同一のものである。学習セツシ
ヨンにおいてアーク確率およびラベル出力確率が
割り当てられたのち、音響プロセツサがあるラベ
ル・ストリングを生成した場合の所定のマルコ
フ・モデルまたはマルコフ・モデルのシーケンス
のゆう度を決定する手順が実行される。このシー
ケンスは単語ベースフオームに対応する。すなわ
ち、音響プロセツサが音声の継続時間間隔におい
てラベルf1、f2、f3…を生成する場合に、マルコ
フ・モデル(またはマルコフ・モデルのシーケン
ス)の各パスに沿つて処理が行われ、生成ストリ
ングを出力するゆう度が決定される。語彙中の単
語についてこの計算を実行してその単語のゆう度
の測定値とする。 マルコフ・モデル音声認識装置の精度は(a)ラベ
ル・アルフアベツト中のラベルのパラメータ値を
適切に選定するかどうか、(b)マルコフ・モデルの
構造およびアークの統計値を適切に選定するかど
うかに大幅に依存している。音声学者に依拠して
単語の構成部分を定義するとモデル化に恣意を含
むこととなり単語ベースフオームの一貫性がなく
なりやすいことがわかつている。そして精度は満
足のゆくものでないこともわかつている。なお単
語ベースフオームは単語を構成する部分からなる
シーケンスである。 さらに、ラベル・アルフアベツトに固定したパ
ラメータ値を用いると、予め定められたクラスタ
リング・アルゴリズムに依存し、最適な認識は得
られなかつた。 C 発明の要旨 この発明によれば、ラベル・パラメータ値およ
びマルコフ・モデル単語ベースフオームは相互に
依存して決定される。すなわち初めにアルフアベ
ツト中のラベルのパラメータ値が特定される。つ
ぎにマルコフ・モデル単語ベースフオームが定義
される。そしてアルフアベツト中のラベルのパラ
メータ値が、単語ベースフオームを定義するのに
用いたデータに基づいて再度特定される。 この発明ではラベル・パラメータ値を固定して
しまうのでなく、ラベルの特定および単語ベース
フオームの定義を相互に従属するようにしている
のである。 この発明では、音声学的要素に対応するのでは
なく、ラベルに対応するマルコフ・モデルを採用
している。ラベルごとにラベル関連のすなわち
「フイーニミツク」(fenemic)なマルコフ・モデ
ルが存在する。そのようなモデルは複数のアーク
を有しており、そのアークのうち少なくとも1つ
は非空アークすなわちラベルを生成できるアーク
である。音声のゆらぎに起因して、モデル集合の
うちのj番目のマルコフ・モデル(これはラベ
ル・アルフアベツト中のj番目のラベルに対応す
る)は典型的にはj番目以外のラベルがゼロでな
い確率で衆力されるアークを含んでいる。各単語
はフイーニーム・マルコフ・モデルのシーケンス
として記述される。 所定の単語ベースフオームに対応する単語が発
生されると、フイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスが音響プロセツサにより生成されたラ
ベルと整列させられる。そのシーケンス中の各フ
イーニーム・マルコフ・モデルごとに、そのモデ
ルに整列させられたラベルが識別される。さらに
そのラベルのもとになつて特徴ベクトルが識別さ
れる。所与のフイーニーム・マルコフ・モデルに
整列させられるすべての特徴ベクトルの平均値お
よび共分散値を用いて所与のフイーニーム・マル
コフ・モデルに関連付けられたプロトタイプ・ベ
クトルを再特定する。このような処理をすべての
フイーニーム・マルコフ・モデルのすべてについ
て行い再特定されたラベルすなわち再特定された
パラメータ値を有するラベルからなる新しいラベ
ル・アルフアベツトを生成する。 この再特定ラベル・アルフアベツトを用いて単
語ベースフオーム構造および確率を更新する。 このような操作は再帰的に行える。すなわち更
新した単語ベースフオーム・データを用いて再度
アルフアベツト中のラベル・パラメータを再特定
でき、さらにこの再特定されたラベルを用いて単
語ベースフオーム・データを更新することができ
る。この操作は所望回数行う。 ラベル・パラメータ値および単語ベースフオー
ムを相互に従属的にすることにより音声認識の効
率および精度が向上する。 D 実施例 D1 ラベルおよびマルコフ・モデル単語ベース
フオームの相互依存的な特定 以下この発明の一実施例について説明しよ
う。 第2図において、音声入力は音響プロセツサ
202に供給される。音声入力は音響的な形態
をしている。音響プロセツサ202には200個
のラベルL1、L2、L3、…、L200からなるアル
フアベツトのパラメータがストアされている。
ラベル・パラメータ値は表1に示されるように
「ラベル」の見出しの下でメモリにストアされ
ている。 ロケーシヨン1〜l11にはラベル・パラメー
タ値f1 11〜fl1111がそれぞれ保持されている。た
だしlinはi番目の単語のn番目の発声に含まれ
るラベルの個数を表わす。 音声を座標空間として把握すると、各ラベル
はその空間における個々のクラスタを特定す
る。すなわち音声空間中のベクトルの各クラス
タは対応するプロトタイプ・ベクトルで表現さ
れ、各プロトタイプ・ベクトルは対応するラベ
ルで特定される。音声入力に対して音響プロセ
ツサ202はラベル・ストリングを出力する。
ここで継続するラベルの各々は音声の時間間隔
に対応する。簡単にいえば、音響プロセツサ2
02は音声入力を変換して時間間隔ごとに継続
して特徴ベクトルを生成し、この特徴ベクトル
にラベルを割り当てる。 時間間隔の各々について、パラメータ値に基
づいて特徴ベクトルが決定され、この特徴ベク
トルがどのクラスタに属するかの判断がなされ
る。判断されたクラスタを特定するラベルがそ
の時間間隔の出力として送出される。 音響プロセツサ202の好ましい形態は米国
特許出願第665401号に記載されている。この例
では各特徴ベクトルの要素を表わすパラメータ
は「神経発火率」であり、各神経発火率は個々
の周波数バンドに対応する。各バンドの神経発
火率は人間の耳のモデルおよびそのモデルから
導かれた(周波数バンドごとの)神経発火式に
基づいて決定される。各神経発火率(対応する
周波数バンドの)は各特徴ベクトルの1つの要
素である。任意の公知のクラスタリング手法を
用いて、神経発火率の要素を有する実現可能な
特徴ベクトルをすべて包含する座標空間を個別
なクラスタに分割する。これらクラスタは各々
対応するプロトタイプ・ベクトルを有し、それ
ぞれラベルL1、L2、L3、…、L200により特定
される。継続する時間間隔(たとえば百分の一
秒)ごとに、好ましくは20の神経発火率が決定
される。決定された神経発火率を要素として有
する特徴ベクトルは200個のクラスタ(すなわ
ちプロトタイプ・ベクトル)の各々と比較さ
れ、所定の目安でどのクラスタに最も近いかが
決定される。そして最も近いプロトタイプ・ベ
クトルのラベルがその音声の時間間隔における
音響プロセツサの出力とされる。 音声の継続時間間隔にラベルを割り当てる処
理に用いる音響波形を用意する際に、音声のア
ナログ波形がデジタル化され、時間間隔が区切
られ、デジタル信号が高速フーリエ変換され
る。 音響プロセツサ202の出力はラベルf1f2f3
…および特徴ベクトルy1y2y3…を含む。すなわ
ち音声の各時間間隔に、対応する特徴ベクトル
と対応するラベルとが取り出される。 ラベルf1f2…はベースフオーム学習部204
に供給される。このベースフオーム学習部20
4を用いて各単語ベースフオームにおいてマル
コフ・モデルに適用されるべき確率を決定す
る。ここで各「ベースフオーム」はマルコフ・
モデルの予め定められたシーケンスを表わす。
各マルコフ・モデルごとにメモリの記憶域が割
り当てられ(表1参照)、アーク確率およびラ
ベル確率が保持される。学習セツシヨンでは既
知のテキストを発声し、確率が計算される。 既知のテキストについては、対応する既知の
マルコフ・モデル・シーケンスが存在する。話
者が既知のテキストを音響プロセツサ(たとえ
ばプロセツサ202)に入力したとき、ラベ
ル・ストリングが生成される。周知のフオワー
ド・バツクワード・アルゴリズムを用いて(詳
細は後述する)、アークの確率および非空アー
クでラベルを出力する確率がベースフオーム学
習部204で計算される。ベースフオーム学習
部204で計算された確率統計値はベースフオ
ーム構築部206に供給される。ベースフオー
ム構築部206は各単語のマルコフ・モデル・
シーケンスを決定する。各単語のマルコフ・モ
デル・シーケンス、ならびにマルコフ・モデル
のアーク確率および各非空アークのラベル出力
確率はベースフオーム辞書208に含まれる。
ベースフオーム辞書208の記憶構造は表1の
見出し「ベースフオーム」および「統計値」の
欄に示されるとおりである。 具体的にはベースフオーム辞書208はつぎ
の種類のデータ項目を記憶する。 NNODESi:i番目の単語ベースフオームのノ
ードの数 NIDij:i番目の単語ベースフオームのj番目
のノードの識別子 NTij:ノードNIDijからのアーク(遷移)の数 Tijk:ノードNIDijからのk番目のアークが到
達するノードの識別子 Sijk:アークTijkの統計値ポインタ、空アーク
には0がポイントされ、非空アークには表1
の行がポイントされる。 表1の「ベースフオーム」および「統計値」
に記憶されるデータ項目は重要である。この点
は以下で説明する。 学習時、ベースフオーム・データ(すなわち
マルコフ・モデル・シーケンスおよび確率統計
値)および継続した音声時間間隔に対応する特
徴ベクトルはラベル再特定部210に供給され
る。ラベル再特定部210は、単語ベースフオ
ーム構築時に生成されたデータに基づいて、ラ
ベルに関連するプロトタイプ・ベクトルおよび
クラスタを定義し直す。 第2図の装置の動作が第3図に示される。第
3図はこの発明の4つの主たるステツプを示
す。ステツプ302では単語ベースフオームが構
築させられる。より詳しくいえば、マルコフ・
モデルのシーケンスおよびこれらマルコフ・モ
デルの統計値がコンピユータ・メモリにストア
される。この点については後に詳細に説明す
る。学習時には、単語が既知の順序で発声さ
れ、この発声に応じてラベルが生成される。マ
ツチング手順のステツプ304では(以下ビター
ビ整列という)、学習テキストの発声に応じて
生成された継続した部分ラベル・ストリングが
単語ベースフオーム中の各マルコフ・モデルに
関連付けられる。したがつて、学習テギスト中
の第1の発声単語中の第1のマルコフ・モデル
に対して整列させられた部分ラベル・ストリン
グがある。また学習テキスト中の第1の発声単
語中の第2のマルコフ・モデルに対して整列さ
せられた部分ラベル・ストリングがある。さら
に第1の単語の最後のマルコフ・モデルに対し
て整列させられた部分ラベル・ストリングがあ
る。学習テキストの他の単語についても同様で
ある。 各ラベルはプロトタイプ・ベクトルに対応
し、各ラベルの選択は、音声の単位時間間隔に
おいて入力された特徴ベクトルを各プロトタイ
プ・ベクトルに比較して行われる。最も近いプ
ロトタイプ・ベクトルのラベルがその時間間隔
に割り当てられる。 この発明によれば、マルコフ・モデル組中の
各マルコフ・モデルがラベル・アルフアベツト
中のラベルにそれぞれ対応し、好ましくは第1
図の音声学的要素のマルコフ・モデルより単純
になつている。構成の一例(フイーニーム・マ
ルコフ・モデルと呼ぶ)400が第4図に示され
る。「フイーニーム」は「ラベル」と等価な表
現である。具体的には、フイーニーム・マルコ
フ・モデル400は2つの状態S1およびS2、状態
S1からS1自体に戻つてくる非空ループ・アー
ク、状態S1からS2に伸びる非空アークおよび
状態S1からS2に伸びる空アークを有している。
3つのアークの各々はそれぞれそれが採られる
確率すなわちp〔tr1〕、p〔tr2〕およびp〔tr3〕
を有している。これら確率は学習時に計算され
る。非空アークにはラベル出力確率があり、第
1のアークには P1L1 L2 〓 L200 があり、第2のアークには P2L1 L2 〓 L200 がある。 マルコフ・モデルをフイーニーム・マルコ
フ・モデルとして定義すると、音声学的要素で
はなくてラベルに対応するモデルのシーケンス
として単語ベースフオームが特徴付けられるこ
とがわかる。すなわち、単語“THE”を音声
学的要素のマルコフ・モデルのシーケンス(第
1図)として定義するかわりに(モデルの1つ
1つが音声学的要素DH、UH1およびXXに対
応する)、第3図に示すような約60個のフイー
ニーム・マルコフ・モデルのシーケンスで定義
する。たとえば単語“THE”は
F30F30F30F32F12…F5というフイーニーム・マ
ルコフ・モデルのシーケンスによつて表わされ
る。ここでFtはアルフアベツト中のt番目のラ
ベルに対応する。実際に単語“THE”が発声
されるとき、生成されたラベルと発声に対応す
るモデルとは一対一には関係付けられないであ
ろう。時間軸上の音声の変形、ノイズおよび文
脈により音声の変形のためである。したがつ
て、単語“THE”はたとえばF30F30F30F32F12
…F5のフイーニーム・マルコフ・モデルから
なるとしても、実際の発生ラベルがL30−L30
−L30−L32−L12…である必要はない。0個
の、1個または2個以上のラベルが所定のフイ
ーニーム・マルコフ・モデルに対応する単語セ
グメントの発声に応じて生成されるかもしれな
い。この事実は、各フイーニーム・マルコフ・
モデルについて学習時にストアされる遷移確率
およびラベル出力確率によつて表わされる。通
常所定のフイーニーム・マルコフ・モデルに対
応するラベルの確率は高い(たとえばフイーニ
ーム・マルコフ・モデルF20についてラベル
L20の確率は高い)。そして1つの発声につい
て、フイーニーム・マルコフ・モデルはそれに
対応するラベルのみ出力することができる。し
かし、各マルコフ・モデルに多くの非零の確率
があることは、他のラベルも同様に出力される
かもしれないということを示している。上述の
例では、発声時単にラベルL30を第1のフイー
ニーム・マルコフ・モデルF30が生成するかも
しれないし、また発声によつては、ラベル
L28、L30およびL28のストリングを生成する
かもしれないし、さらに他のラベル・ストリン
グを生成するかもしれない。 単語ベースフオームをどのようにメモリに記
憶するかは表1の見出し「ベースフオーム」お
よび「統計値」の部分に示されている。用語
「アーク」および「遷移」は同義であり、また
「ノード」および「状態」が同義であることを
付け加え、メモリ項目についての検討に移るこ
とにする。メモリの「ベースフオーム」部のロ
ケーシヨン1に第1のベースフオームのノード
の個数すなわちNNODESが保持される。ロケ
ーシヨン2には第1の単語ベースフオームの第
1ノードの識別子すなわちNID11が保持され
る。ロケーシヨン3にはノードNID11から伸び
るアークの個数に対応する値が保持される。ロ
ケーシヨン4にはノードNID11から伸びる第1
のアークの宛先ノードの識別子が保持される。
ロケーシヨン5には統計識別子S111が保持され
る。この統計識別子S111はアークT111のデータ
をポイントする。さらに他のデータも保持され
る。 テーブル1の「統計値」のメモリ部には、各
アークにおいて各ラベルが生成される確率がス
トアされる。第1の行にはP11からPINLABELS
(NLABELSはアルフアベツト中のラベルの個
数)が付され、ラベルL1が第1のアークで生
成される確率、ラベルL2が第1のアークで生
成される確率…アルフアベツト中の最後のラベ
ルが第1のアークで生成される確率がストアさ
れている。好ましくはアルフアベツト中のラベ
ルの個数は200である(NLABELS=200)。第
2の行は第2のアークにおけるラベル確率に関
する。最後の行は最後のアークに適用されるラ
ベル確率に関する。アークの個数はNARCSに
よつて表わされている。 第4図を参照して、「ベースフオーム」部お
よび「統計値」部に保持されているデータ項目
が重要であることを示す。典型的な単語(この
例では英単語)、60個から100個のフイーニー
ム・マルコフ・モデルが連結される。1つのフ
イーニーム・マルコフ・モデルの状態S2はつ
ぎのフイーニーム・マルコフ・モデルの状態
S1である。i番目の単語が70個のフイーニー
ム・マルコフ・モデルを含んでいるならば、
NNODESiは「ベースフオーム」部のロケーシ
ヨン1に71としてストアされる。71個のノード
の各々はロケーシヨン2、ロケーシヨン(3+
2×NT11+1)、特にストアされている対応す
るID番号を有する。第4図に示すようなフイ
ーニーム・マルコフ・モデルでは各ノード(状
態)から伸びるアークの個数は同一である。ア
ークには自己ループ・アークと当該ノードおよ
び次のノードの間のアークとがある。後者には
(a)空アークと(b)非空アークとがある。したがつ
てこの例のNTijは3つである。自己ループに
ついてはk=1とする。そうするとT111は第1
のノードを特定する値を含む。第1のノードか
らの他の2つのアークはともに第2のノードに
伸びる。したがつてT112およびT113は第2ノー
ドを宛先ノードとして特定する。1つの単語ベ
ースフオームからつぎの単語ベースフオームへ
と推移しながら、また各単語ベースフオーム中
のノードからつぎのノードへ推移しながら、
「ベースフオーム」部はベースフオームに関連
するデータ項目の記憶域を割り当てる。 一般的にいえば、ポインタSijkは所定のi番
目のベースフオームのk番目のアークに適用さ
れる確率をポイントする。第1のアークについ
てはメモリの「統計値」部の第1行が適用され
る。第2のアークについては第2行が適用さ
れ、ベースフオームのすべてのアークについて
も以下同様となる。 フイーニーム・マルコフ・モデルの単語ベー
スフオームの構築については米国特許出願第
697174号および第738933号に記載がある。 第3図において、ステツプ302のベースフオ
ームは好ましくはフイーニーム・マルコフ・モ
デルのシーケンスであり、ステツプ304のビタ
ービ整列では各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルをラベルに関連付けていることに留意された
い。 ステツプ304において所定のフイーニーム・
マルコフ・モデルに整列させられ関連付けられ
たラベルが特定される。またそのフイーニー
ム・マルコフ・モデルに対応するラベルを導出
した特徴ベクトルが特定される。各フイーニー
ム・マルコフ・モデルに対して零個、1個また
は2個以上の特徴ベクトルが特定される。ステ
ツプ306では各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルに対して特定された特徴ベクトルが結合さ
れ、平均値および共分散値が計算される。単語
“THE”のフイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスの一例すなわちF30F30F30F32F12…
を再度参照する。そして最初のF30はラベル
L30に整列させられ、つぎのF30はラベルL28、
L30およびL28に整列させられ、3番目のF30は
どのラベルとも整列させられないとする。ステ
ツプ306において、ラベルL30の生成に寄与し
た特徴ベクトル(最初のラベルF30)、ラベル
28、ラベル30およびラベル28の生成に寄与した
特徴ベクトル(第2番目のラベルF30)および
無の特徴ベクトルの平均を計算する。フイーニ
ーム・マルコフ・モデルF30の共分散値もまた
計算される。同様にフイーニーム・マルコフ・
モデルの各々について平均値および共分散値が
ステツプ306で計算される。所与のフイーニー
ム・マルコフ・モデルについて決定された平均
値および共分散値は当該フイーニーム・マルコ
フ・モデルに対応するラベルのプロトタイプ・
ベクトル(すなわちパラメータ値)およびクラ
スタを定義する。 各フイーニーム・マルコフ・モデルについて
計算した平均値および共分散値を用いてステツ
プ308において入力音声データを再ラベル付け
する。具体的には所定の時間間隔の音声に対応
するラベルを選択する際に、その音声に対して
生成された特徴ベクトルを、各ラベルにつき特
定された平均値および共分散値(ステツプ306
で特定する)と比較する。すなわちラベルjに
対応するフイーニーム・マルコフ・モデルの平
均値および共分散値を用いて入力特徴ベクトル
およびjの間の距離を求める。簡単にいえば、
j番目のラベルに応じたフイーニーム・マルコ
フ・モデルの平均値および共分散値に基づいて
j番目のラベルを特定しなおすのである。 ラベルの新しい仕様は第2図の音響プロセツ
サ202に供給される。そして特定しなおされ
たラベルに基づいて音響プロセツサ202が音
声のラベル付けを行う。 ステツプ302において、再特定されたラベル
に基づいてフイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスおよび対応する統計値が新しい単語
ベースフオームとして更新され、構築される。
ステツプ302から308は好ましくは数回繰り返さ
れる。ラベルの仕様およびベースフオームの構
築を合致させることにより音声認識が改善され
る。 第5図はラベル再特定部210を示してい
る。第5図においてラベル再特定部210はビ
タービ整列プロセツサ502を含む。このプロ
セツサは入力として(a)直近に構築された単語ベ
ースフオーム、(b)学習時に決定された統計値お
よび(c)学習時に生成されたラベル・ストリング
を受け取る。すでに述べたように、ビタービ整
列プロセツサ502の目的は単語ベースフオー
ムにおいてラベル部分ストリングをマルコフ・
モデルにマツチングさせることである。 ビタービ整列プロセツサ502の動作を第6図
を参照して説明する。第6図ではつぎのように
定義する。 Pi j=発声単語テキスト中の第i番目の単語の第
j番目のフイーニーム・マルコフ・モデル di=発声単語テキスト中の第i番目の単語に関
連するフイーニーム・マルコフ・モデルの個
数 fin k=n回目の発声に係る第i番目の単語の第k
番目のラベル lio=発声単語テキスト中のn回目の発声に係る
第i番目の単語に関連するラベルの個数 vin k=発声単語テキスト中のn回目の発声に係
る第i番目の単語の第k番目のラベルのマツ
ピング 第6図において、少なくともいくつかの語彙
単語が2度以上発声されると仮定する。ステツ
プ602では、ビタービ整列プロセツサ502が
ラベルfin k(lio≧k≧1)を読み込む。すなわち
学習時に音響プロセツサ202によつて生成さ
れたラベル・ストリング中のラベルが特定され
る。ステツプ604では、学習テキスト中の既知
の単語の1つのj番目のフイーニーム・マルコ
フ・モデルが特定される。すなわちビタービ整
列プロセツサ502がPi j(di≧j≧1)を読み
込む。ステツプ606では、k番目のラベルが値
Vin kにマツピングされる。この値Vin kはステツプ
608でメモリにストアされる。各単語の各発声
について、その発声のk番目のラベルが、決定
されストアされたVin k値を保持する。 表1の「ビタービ整列」部は値Vin kを保持し、
再ラベル付部210に関連するメモリを示す。
第1の単語の1回目の発声に応じたラベルの
Vin k値は第1行のメモリ・ロケーシヨン1〜l11
に配置される。第2行のロケーシヨンl11+1
からl11+l12は第1の単語の2回目の発声のVin k
値を保持する。最終行(示していない)には、
最終単語の最終回の発声に応じたラベルのVin k
値がストアされている。行の継続したエントリ
が、i番目の単語のj番目の発声に応じて継続
して生成されたラベルに対応することは明らか
である。 Vin k値は発声単語のk番目のラベルと発声単
語のベースフオーム中のマルコフ・モデルとの
間の関係を表わしている。第7図において、第
1番目の単語はフイーニーム・マルコフ・モデ
ルのシーケンスF7F8F10F20…を有する。第1の
単語を1回目に発声したとき、音響プロセツサ
202はラベルL10、L7、L7、L8、L8、L20、
L21…を発声した。まるラベルL10を調べ、ビ
タービ整列プロセツサ502はラベルL10をフ
イーニーム・マルコフ・モデルF7にマツピン
グさせ、その結果を表1のメモリ・ロケーシヨ
ン1にストアする。つぎの2つのラベルL7お
よびL7もまたフイーニーム・マルコフ・モデ
ルF7に整列させられる。したがつて表1の
「ビタービ整列」部の第1行のロケーシヨン2
および3はF7へのマツピングを保持する。つ
ぎの2つのラベルL8およびL8はフイーニー
ム・マルコフ・モデルF8に整列させられ、そ
のVin k値をロケーシヨン4および5にストアし
てマツピングを表わす。ラベルL20およびL21
はフイーニーム・マルコフ・モデルF20に整列
させられ、以下同様である。第7図に示すよう
に、以降の単語および以降の発声につき繰り返
される。 ラベルとマルコフ・モデルとがどのように整
列させられるかについては多くの論文で検討が
なされている。たとえばL.R.Bahl、F.Jelinek
およびR.L.Mercerの“Continuous Speech
Recognition by Statistical Methods”、
Proceedings of IEEE、Vol.64、pp.532−556
および“A Maximum Likelihovel
Approach to Continuous Speech
Recognition”、Vol.PAM−5、No.2に記載
があるので、参照されたい。 第5図に戻る。第5図において、ビタービ整
列プロセツサからの整列結果は平均値共分散値
推定部504に供給される。平均値共分散値推
定部504は入力として、継続した特徴ベクト
ルも受けとる。この特徴ベクトルは音響プロセ
ツサ202(第2図)がラベルを作るために用
いるものである。単語の各発声ごとに生成され
る特徴ベクトルは表1の「特徴ベクトル」部に
ストアされている。ベースフオームの構造もま
た平均値共分散値推定部504に入力として供
給されている。平均値共分散値推定部504は
第8図に示すように動作する。先に検討したよ
うに推定部504は順次に1つのフイーニー
ム・マルコフ・モデルに対して生成されたラベ
ルに関するすべての特徴ベクトルの平均値を生
成する。また各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルに関連する特徴ベクトルの共分散値も計算さ
れる。 平均値および共分散値を計算する際に、推定
部504はまずステツプ800においてすべての
平均値および共分散値をゼロに初期設定する。
すなわち、i番目のフイーニーム・マルコフ・
モデルの平均ベクトルM(i)、共分散マトリクス
C(i)およびカウント値COUNT(i)がゼロに設定
される。マルコフ・モデルの総個数は変数
Nphonesで特定される。 ステツプ802において第1の単語が選ばれる。
ステツプ804では選択された単語のフイーニー
ム・マルコフ・モデルがPwordとして読み出さ
れる。選択単語の最初の発声について、最初の
フイーニーム・マルコフ・モデルが選ばれる
(ステツプ806および808)。ステツプ810では、
i番目の単語のj回目の発声のk番目のラベル
の特徴ベクトルおよびそのVin k値が読み出され
る。ステツプ812では、第10図に示すように
して平均値および共分散値が計算される。 すなわち、jがVin kの値に設定され、平均値
M(Pword j)が更新される。この更新は選択され
た単語のj番目のマルコフ・モデルの前の値M
(Pword j)に特徴ベクトルyin kを付加して行われ
る。共分散マトリクスC(Pword j)も同様にyin k×
(yin k)Tを共分散の先のセツトに付加して更新さ
れる。カウントCOUNT(Pword j)は先の値に1
を付加して増分される。平均値、共分散値およ
びCOUNT値の各々は当初ゼロとされることを
思い出されたい。 ステツプ814および816で規定されるループに
応じて各k番目のラベルの平均値、共分散値が
累積されていく。平均値、共分散値および
COUNT値の累積値は継続したラベルにつき、
kが所定の単語(すなわち最初の繰り返しの最
初の単語)およびその発声に対して整列させら
れる特徴ベクトルの個数を上まわるまで計算さ
れ続ける。平均値、共分散値およびCOUNTの
累積プロセスでは継続する発声についてステツ
プ810から820を繰り返す。これは第1の単語の
すべての発声が検査され、処理されるまで続け
られる。つぎの単語についてステツプ804から
822が繰り返される。すべての単語のすべての
発声が処理されたのち(ステツプ824)、ステツ
プ826において平均値M(i)および共分散値C(i)
が推定される。 ステツプ826の詳細は第11図に示される。
第11図において、i番目のフイーニーム・マ
ルコフ・モデルについて、平均値M(i)がM(i)/
COUNT(i)として計算され、共分散値C(i)がC
(i)=〔C(i)/COUNT(i)〕+M(i)M(i)Tとして計
算される。M(i)TはM(i)の転置マトリクスであ
る。 再び表1に戻る。表1において、再ラベル付
部210のメモリにおける平均値および共分散
値の記憶態様が示される。メモリの第1行はロ
ケーシヨン1からNを有し、平均値M1(1)から
M1(N)を保持している。ただしNは所定の1つ
のラベルの特徴ベクトルの個数であり、Miは
i番目のラベルの平均値である。メモリの第2
行はロケーシヨン(NT1)から2Nを有し、平
均値M2(1)からM2(N)を保持している。平均値用
のメモリの最後の行はロケーシヨン〔N×
(nphpoes−1)+1〕からN×nphpoesを有し、平
均値Mnphpoes(1)からMnphpoes(N)を保持している。
ただしnphpoesはマルコフ・モデルの個数であ
る。 共分散値の記憶態様も表1に示される。第1
の行はロケーシヨン1から〔N×(N+1)/
2〕を有し、これらロケーシヨンが共分散値
C1(1、1)からC1(N、N)を保持している。
最終行はロケーシヨン〔(nphpoes−1)×N×
(N+1)/2〕+1からnphpoes(N×(N+
1)/2)を有し、これらロケーシヨンが共分
散値Cnphpoes(1、1)からCnphpoes(N、N)保
持している。 推定部504で計算された平均値および共分
散値は、音響プロセツサ202(第2図)によ
つて生成されたパラメータ・ベクトルとともに
ラベル特定部506に供給される。ラベル特定
部506は第12図のフローチヤートにしたが
つてラベル・アルフアベツト中のラベルの定義
を更新する。 第12図において、特徴ベクトルyword、nutt k
が読み出される。最初の繰り返しでは、最初の
単語の最初の発声に対して生成されたラベル・
ストリング中の最初の特徴ベクトルすなわち
y1、1 1が読み出される(ステツプ850、851、852
および854参照)。この特徴ベクトルに最も近い
マルコフ・モデルがステツプ854で決定される。
ステツプ854は第13図で詳細に示される。 第13図において、現に読んでいる特徴ベク
トルと各マルコフ・モデルにつきストアされて
いる平均値および共分散値との間の距離が測定
される。M(j)はj番目のフイーニーム・マルコ
フ・モデルの平均値に対応し、C(j)はj番目の
フイーニーム・マルコフ・モデルの共分散値に
対応するとすると、距離測度はつぎのように定
義される。 d←log(detC(j)) +〔yword、nutt k−M(j)〕TC(j)-1 ×(yword、nutt k−M(j)) 距離の測定は、順次フイーニーム・マルコ
フ・モデルにつき実行され、d値を最小にする
jの値がjnioとしてストアされる。これがk番
目の特徴ベクトルに最も近いフイーニーム・マ
ルコフ・モデルである。 第12図において、k番目の特徴ベクトルが
順次処理され、この処理は1つの単語の1つの
発声における各特徴ベクトルについて最も近い
フイーニーム・マルコフ・モデルを決定するま
で続けられる(ステツプ854、856および858参
照)。現行単語の継続する発声もステツプ852か
ら856にしたがつて処理され、現行単語のすべ
ての発声が処理されるまでこの処理が続く。し
たがつて現行単語の発声の各々につき順次、す
べての特徴ベクトルが処理されそれぞれ最も近
いフイーニーム・マルコフ・モデルが決定され
ていく。こののち、つぎの単語が選択され、n
個の単語についてステツプ850から866が適用さ
れる。 第12図を吟味すると、各フイーニーム・マ
ルコフ・モデルについて平均値および共分散値
がストアされていることがわかる。所定のフイ
ーニーム・マルコフ・モデルの平均値および共
分散値は、そのフイーニーム・マルコフ・モデ
ルに対応するラベルのプロトタイプ・ベクトル
およびクラスタを定義している。したがつて、
生成された特徴ベクトルについて、j番目のマ
ルコフ・モデルおよびjnio番目のラベル(jnio番
目のフイーニーム・マルコフ・モデルに対応す
る)の平均値および共分散値とを用いて距離が
測定される。 再定義されたラベルおよびそれに対応するフ
イーニーム・マルコフ・モデルが与えられる
と、更新されたデータに基づいて新しい単語ベ
ースフオームが構築される。フイーニーム単語
ベースフオームの構築については先の米国特許
出願第845155号および第845201号に記載があ
る。 表1のメモリの「ベースフオーム」部および
「統計値」部は新たなベースフオームおよび統
計値として更新される。 D2 フイーニーム・マルコフ・モデル単語ベー
スフオームの構築 フイーニーム・マルコフ・モデル・ベースフ
オームを構築する簡易な手法では、既知の時間
に各単語を一度発声する。既知の時間に既知の
1つの単語について音響プロセツサ202(第
2図)によつて生成されたラベル・ストリング
がストアされる。たとえば既知の単語XXXに
対してラベルL1−L5−L5−L6−…が生成され
たとしよう。単一発声手法に基づいて、単語
XXXのフイーニーム・マルコフ・モデル・ベ
ースフオームがF1F5F5F6…となる。 以上のかわりに、好ましいフイーニーム・マ
ルコフ・モデル単語ベースフオームが1つの単
語についての複数の発声に基づいて構築され
る。この手法では、単語ベースフオームが所定
の単語の発音の変化を記述する。この目的を達
成する1つの方法が米国特許出願第738933号に
記載されている。 この米国特許出願の手法ではフイーニーム・
ベースフオームを語彙中の各単語セグメント
(たとえば各単語、予め定められた音節または
それらの部分)に対して構築する際に、つぎの
ようなステツプを実行する。具体的にはこの手
法は、(a)単語セグメントの複数の発声の各々を
それぞれラベル・ストリングに変形し、(b)フイ
ーニーム・マルコフ・モデルの組を定義し、(c)
複数のラベル・ストリングを生成するのに最も
適した単一のモデルP1を決定し、(d)複数のラ
ベル・ストリングを生成するのに最も適した
P1P2またはP2P1の形の2つのモデルからなる
ベースフオームを決定し、(e)各ラベル・ストリ
ングに、最適の2モデル・ベースフオームを整
列させ、(f)各ラベル・ストリングを左部分およ
び右部分に分割し、左部分の2モデル・ベース
フオームの第1のモデルに対応させ、右部分を
第2のモデルに対応させ、(g)左部分を左サブ・
ストリングとして特定し、右部分を右サブ・ス
トリングとして特定し、(h)左サブ・ストリング
の組を複数の発声に対応するラベル・ストリン
グの組と同様の態様で処理し、単一モデル・ベ
ースフオームが2モデル・ベースフオームより
も高い確率でサブストリングを生成するときに
サブ・ストリングの分割を止め、(i)右サブ・ス
トリングの組を複数の発声に応じたラベル・ス
トリングの組と同様の態様で処理し、単一モデ
ル・ベースフオームが2モデル・ベースフオー
ムよりも高い確率でサブストリングを生成する
ときにサブ・ストリングの分割を止め、(j)未分
割の単一モデルを、これに対応するラベル・サ
ブ・ストリングと同一の順次で連結するという
ステツプを有する。具体的には、以上の手法は
さらに(k)連結ベースフオームをラベル・ストリ
ングの各々に整列させ、連結ベースフオーム中
の各モデルに対して各ラベル・ストリング中の
サブ・ストリングを特定し、サブ・ストリング
を共通サブ・ストリングの組であるところの所
定のモデルに対応させ、(l)共通サブ・ストリン
グの組ごとにその共通サブ・ストリングを最も
高い結合確率で生成するモデルを決定し、(m)共
通サブ・ストリングごとに連結ベースフオーム
中のモデルを、最高連結確率のモデルで置き換
えるというステツプを有する。モデルの置換が
行われたベースフオームはより洗練されたもの
になる。ステツプ(k)から(m)を繰り返しモデルの
置換がすべて終了すると、ベースフオームは一
層洗練されたものとなる。 第14図のフローチヤートは複数の発声から
フイーニーム単語ベースフオームを構築する好
ましい手法を示している。このフローチヤート
において、用語「フオーン」はマルコフ・モデ
ルに対応する。したがつて単一フオーン・ベー
スフオームは単一マルコフ・モデルからなるベ
ースフオームである。またP1およびP2は2つ
のフオーンに対応する。すなわち2つのマルコ
フ・モデルに対応する。基本的には分割および
一致の手法が採用されている。 D3 遷移確率およびラベル出力確率の決定 表1にストアされる遷移確率およびラベル出
力確率は「カウント」によつて定義される。
「カウント」は典型的には所定のイベントが起
こる回数(予想回数)と定義できる。ここで
は、「単一カウント」および「累積カウント」
を考える。とくに規定しないかぎり、「カウン
ト」は「単一カウント」を意味するのに用いら
れる。 確率項目は学習時に蓄積されたデータに基づ
いて計算される。この学習時には、既知の単語
が発声され、ラベル・ストリングが生成され
る。各単語はフイーニーム・マルコフ・モデル
の既知のシーケンスとして表わされる。 すなわち確率項目に対する推定値Θおよび学
習時のラベル・ストリングが与えられると、所
定の遷移τiおよび状態Sjが(a)所定のラベルスト
リングY、(b)定義された推定値Θ′および(c)所
定の時間tにおいて起こる確率として「単一カ
ウント」が計算される。このような単一カウン
トの各々は周知のフオワード・バツクワード・
アルゴリズムを用いて決定される。 以上の定義によれば単一カウントは Pr(Sj、τi|Y、Θ′、t) によつて表わされる。 このような単一カウントを計算する際に、
Θ′はPr′として特徴付けられる確率において暗
に含まれるとして省略することができる。ベイ
ズ理論を適用して上の式はつぎのようになる。 Pr′(τi、Sj、Y|t)/Pr′(Y) Pr′は周知のフオワード・バツクワード・ア
ルゴリズムでパラメータΘ′を用いて計算され
たフオワード・パス確率から得られた確率であ
る。問題はつぎの確率を計算することに帰着す
る。 Pr′(τi、Sj、Y|t)、すべてのi、tについ
て この式はi、tの各々について所定のマルコ
フ・モデルがラベル・ストリングYを生成し、
かつマルコフ・モデルが時刻tにおいて遷移τi
をとる確率を表わす。 各時刻tにおける個々のSj、τi、Yおよび
Θ′に対する単一カウントを合計することによ
つて、遷移の「累積値」が対応する遷移確率項
目に対して決定される。遷移累積値は確率値の
合計であるから、1を上まわることがありう
る。各遷移確率項目について、それぞれの累積
カウントがストアされる。所定の遷移τiの累積
カウントをその遷移τiと最初の状態と同一とす
るすべての遷移の累積カウントの合計で割るこ
とにより、その遷移確率項目の現在の確率値が
計算される。現在の確率値は好ましくはストア
されその遷移確率項目に関連付けられる。 各遷移確率項目は好ましくはつぎのような推
定式で定義される。
フオームの相互依存的な特定(第2図〜第12
図) D2 フイーニーム・マルコフ・モデル単語ベー
スフオームの構築(表1) D3 遷移確率およびラベル出力確率の決定(表
1) D4 カウント値の決定(第15図、第16図お
よび第17図) D5 音声認識システム環境(第18図) E 発明の効果 F 表1 A 産業上の利用分野 この発明はラベル・アルフアベツト中のラベル
がマルコフ・モデルの出力を表わすようなマルコ
フ・モデルのシーケンスとして単語を確率的に記
述することによつて音声の認識を行う音声認識装
置に関する。 B 従来の技術 言語処理においては、音声学者が単語を音声要
素のシーケンスに分割するのが通常である。この
音声要素は国際音声アルフアベツトから選ばれる
のが普通である。典型的な例では、音声学者は単
語を聞き、自らの専門知識に基づいてその単語の
継続部分を対応する音声要素に対応付けその単語
の音声学的スペルを決定する。 そのような音声学的シーケンスは標準的な辞書
に供給されてきた。またその音声学的シーケンス
は一般的に音声認識に適用されてきており、また
具体的にはマルコフ・モデルの音声認識に適用さ
れてきた。 マルコフ・モデル音声認識の場合、種々の音声
学的要素が対応するマルコフ・モデルで表現され
る。したがつて各単語は音声学的マルコフ・モデ
ルのシーケンスに対応付けられる。 第1図は1つの音声学的要素を記述する単純な
マルコフ・モデルを示している。この音声学的要
素のマルコフ・モデルの例は7つの状態S1〜S7
と状態から状態へと延びる13個のアーク(遷移)
とを有している。いくつかのアークは自己回帰的
に単にループするのみであり、他のアークは1の
状態から他の状態への推移している。学習セツシ
ヨンにおいては、既知の単語が発声され、各マル
コフ・モデルの各アークの確率が決定され、スト
アされる。 いくつかのアークは空アークと呼ばれ、破線で
示されている。非空アークは実線で示されてい
る。各非空アークには、複数のラベル出力確率が
関係付けられている。ラベル出力確率は所与のマ
ルコフ・モデルの所与の非空アークにおいて所与
のラベルが出力される確率である。これらラベル
出力確率も学習セツシヨンで決定される。 認識過程においては、マルコフ・モデルは音響
プロセツサと関連して使用される。音響プロセツ
サは、簡単にいえば、入力音声を受け取り、継続
した時間間隔ごとに予め定められたパラメータに
基づいて処理を行うものである。従来のパラメー
タの例は種々の周波数バンドにおけるエネルギ振
幅を含んでいた。各パラメータ特性(たとえば各
周波数の振幅)をベクトルの要素として扱い、こ
れら振幅を合わせて音声空間におけるベクトルを
記述する。音響プロセツサは複数の予め定められ
たプロトタイプ・ベクトル(このベクトルは予め
定められたベクトル要素すなわちパラメータの値
を有している)を保持しており、各プロトタイ
プ・ベクトルに1つのラベルを割り当てている。
継続した時間間隔ごとに、発声入力に応じて音響
プロセツサ202がベクトルを生成する。このベ
クトルは特徴ベクトルと呼ばれる。特徴ベクトル
の各要素は、所与の時間間隔についてのパラメー
タのうちの対応するものの振幅に該当する。各時
間間隔についてその特徴ベクトルに最も近いプロ
トタイプ・ベクトルのラベルが選択される。そし
て各時間間隔で1個のラベルが音響プロセツサか
ら生成される。 音響プロセツサが生成するラベルは、マルコ
フ・モデルのアークに沿つてラベル出力として生
成されるラベルと同一のものである。学習セツシ
ヨンにおいてアーク確率およびラベル出力確率が
割り当てられたのち、音響プロセツサがあるラベ
ル・ストリングを生成した場合の所定のマルコ
フ・モデルまたはマルコフ・モデルのシーケンス
のゆう度を決定する手順が実行される。このシー
ケンスは単語ベースフオームに対応する。すなわ
ち、音響プロセツサが音声の継続時間間隔におい
てラベルf1、f2、f3…を生成する場合に、マルコ
フ・モデル(またはマルコフ・モデルのシーケン
ス)の各パスに沿つて処理が行われ、生成ストリ
ングを出力するゆう度が決定される。語彙中の単
語についてこの計算を実行してその単語のゆう度
の測定値とする。 マルコフ・モデル音声認識装置の精度は(a)ラベ
ル・アルフアベツト中のラベルのパラメータ値を
適切に選定するかどうか、(b)マルコフ・モデルの
構造およびアークの統計値を適切に選定するかど
うかに大幅に依存している。音声学者に依拠して
単語の構成部分を定義するとモデル化に恣意を含
むこととなり単語ベースフオームの一貫性がなく
なりやすいことがわかつている。そして精度は満
足のゆくものでないこともわかつている。なお単
語ベースフオームは単語を構成する部分からなる
シーケンスである。 さらに、ラベル・アルフアベツトに固定したパ
ラメータ値を用いると、予め定められたクラスタ
リング・アルゴリズムに依存し、最適な認識は得
られなかつた。 C 発明の要旨 この発明によれば、ラベル・パラメータ値およ
びマルコフ・モデル単語ベースフオームは相互に
依存して決定される。すなわち初めにアルフアベ
ツト中のラベルのパラメータ値が特定される。つ
ぎにマルコフ・モデル単語ベースフオームが定義
される。そしてアルフアベツト中のラベルのパラ
メータ値が、単語ベースフオームを定義するのに
用いたデータに基づいて再度特定される。 この発明ではラベル・パラメータ値を固定して
しまうのでなく、ラベルの特定および単語ベース
フオームの定義を相互に従属するようにしている
のである。 この発明では、音声学的要素に対応するのでは
なく、ラベルに対応するマルコフ・モデルを採用
している。ラベルごとにラベル関連のすなわち
「フイーニミツク」(fenemic)なマルコフ・モデ
ルが存在する。そのようなモデルは複数のアーク
を有しており、そのアークのうち少なくとも1つ
は非空アークすなわちラベルを生成できるアーク
である。音声のゆらぎに起因して、モデル集合の
うちのj番目のマルコフ・モデル(これはラベ
ル・アルフアベツト中のj番目のラベルに対応す
る)は典型的にはj番目以外のラベルがゼロでな
い確率で衆力されるアークを含んでいる。各単語
はフイーニーム・マルコフ・モデルのシーケンス
として記述される。 所定の単語ベースフオームに対応する単語が発
生されると、フイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスが音響プロセツサにより生成されたラ
ベルと整列させられる。そのシーケンス中の各フ
イーニーム・マルコフ・モデルごとに、そのモデ
ルに整列させられたラベルが識別される。さらに
そのラベルのもとになつて特徴ベクトルが識別さ
れる。所与のフイーニーム・マルコフ・モデルに
整列させられるすべての特徴ベクトルの平均値お
よび共分散値を用いて所与のフイーニーム・マル
コフ・モデルに関連付けられたプロトタイプ・ベ
クトルを再特定する。このような処理をすべての
フイーニーム・マルコフ・モデルのすべてについ
て行い再特定されたラベルすなわち再特定された
パラメータ値を有するラベルからなる新しいラベ
ル・アルフアベツトを生成する。 この再特定ラベル・アルフアベツトを用いて単
語ベースフオーム構造および確率を更新する。 このような操作は再帰的に行える。すなわち更
新した単語ベースフオーム・データを用いて再度
アルフアベツト中のラベル・パラメータを再特定
でき、さらにこの再特定されたラベルを用いて単
語ベースフオーム・データを更新することができ
る。この操作は所望回数行う。 ラベル・パラメータ値および単語ベースフオー
ムを相互に従属的にすることにより音声認識の効
率および精度が向上する。 D 実施例 D1 ラベルおよびマルコフ・モデル単語ベース
フオームの相互依存的な特定 以下この発明の一実施例について説明しよ
う。 第2図において、音声入力は音響プロセツサ
202に供給される。音声入力は音響的な形態
をしている。音響プロセツサ202には200個
のラベルL1、L2、L3、…、L200からなるアル
フアベツトのパラメータがストアされている。
ラベル・パラメータ値は表1に示されるように
「ラベル」の見出しの下でメモリにストアされ
ている。 ロケーシヨン1〜l11にはラベル・パラメー
タ値f1 11〜fl1111がそれぞれ保持されている。た
だしlinはi番目の単語のn番目の発声に含まれ
るラベルの個数を表わす。 音声を座標空間として把握すると、各ラベル
はその空間における個々のクラスタを特定す
る。すなわち音声空間中のベクトルの各クラス
タは対応するプロトタイプ・ベクトルで表現さ
れ、各プロトタイプ・ベクトルは対応するラベ
ルで特定される。音声入力に対して音響プロセ
ツサ202はラベル・ストリングを出力する。
ここで継続するラベルの各々は音声の時間間隔
に対応する。簡単にいえば、音響プロセツサ2
02は音声入力を変換して時間間隔ごとに継続
して特徴ベクトルを生成し、この特徴ベクトル
にラベルを割り当てる。 時間間隔の各々について、パラメータ値に基
づいて特徴ベクトルが決定され、この特徴ベク
トルがどのクラスタに属するかの判断がなされ
る。判断されたクラスタを特定するラベルがそ
の時間間隔の出力として送出される。 音響プロセツサ202の好ましい形態は米国
特許出願第665401号に記載されている。この例
では各特徴ベクトルの要素を表わすパラメータ
は「神経発火率」であり、各神経発火率は個々
の周波数バンドに対応する。各バンドの神経発
火率は人間の耳のモデルおよびそのモデルから
導かれた(周波数バンドごとの)神経発火式に
基づいて決定される。各神経発火率(対応する
周波数バンドの)は各特徴ベクトルの1つの要
素である。任意の公知のクラスタリング手法を
用いて、神経発火率の要素を有する実現可能な
特徴ベクトルをすべて包含する座標空間を個別
なクラスタに分割する。これらクラスタは各々
対応するプロトタイプ・ベクトルを有し、それ
ぞれラベルL1、L2、L3、…、L200により特定
される。継続する時間間隔(たとえば百分の一
秒)ごとに、好ましくは20の神経発火率が決定
される。決定された神経発火率を要素として有
する特徴ベクトルは200個のクラスタ(すなわ
ちプロトタイプ・ベクトル)の各々と比較さ
れ、所定の目安でどのクラスタに最も近いかが
決定される。そして最も近いプロトタイプ・ベ
クトルのラベルがその音声の時間間隔における
音響プロセツサの出力とされる。 音声の継続時間間隔にラベルを割り当てる処
理に用いる音響波形を用意する際に、音声のア
ナログ波形がデジタル化され、時間間隔が区切
られ、デジタル信号が高速フーリエ変換され
る。 音響プロセツサ202の出力はラベルf1f2f3
…および特徴ベクトルy1y2y3…を含む。すなわ
ち音声の各時間間隔に、対応する特徴ベクトル
と対応するラベルとが取り出される。 ラベルf1f2…はベースフオーム学習部204
に供給される。このベースフオーム学習部20
4を用いて各単語ベースフオームにおいてマル
コフ・モデルに適用されるべき確率を決定す
る。ここで各「ベースフオーム」はマルコフ・
モデルの予め定められたシーケンスを表わす。
各マルコフ・モデルごとにメモリの記憶域が割
り当てられ(表1参照)、アーク確率およびラ
ベル確率が保持される。学習セツシヨンでは既
知のテキストを発声し、確率が計算される。 既知のテキストについては、対応する既知の
マルコフ・モデル・シーケンスが存在する。話
者が既知のテキストを音響プロセツサ(たとえ
ばプロセツサ202)に入力したとき、ラベ
ル・ストリングが生成される。周知のフオワー
ド・バツクワード・アルゴリズムを用いて(詳
細は後述する)、アークの確率および非空アー
クでラベルを出力する確率がベースフオーム学
習部204で計算される。ベースフオーム学習
部204で計算された確率統計値はベースフオ
ーム構築部206に供給される。ベースフオー
ム構築部206は各単語のマルコフ・モデル・
シーケンスを決定する。各単語のマルコフ・モ
デル・シーケンス、ならびにマルコフ・モデル
のアーク確率および各非空アークのラベル出力
確率はベースフオーム辞書208に含まれる。
ベースフオーム辞書208の記憶構造は表1の
見出し「ベースフオーム」および「統計値」の
欄に示されるとおりである。 具体的にはベースフオーム辞書208はつぎ
の種類のデータ項目を記憶する。 NNODESi:i番目の単語ベースフオームのノ
ードの数 NIDij:i番目の単語ベースフオームのj番目
のノードの識別子 NTij:ノードNIDijからのアーク(遷移)の数 Tijk:ノードNIDijからのk番目のアークが到
達するノードの識別子 Sijk:アークTijkの統計値ポインタ、空アーク
には0がポイントされ、非空アークには表1
の行がポイントされる。 表1の「ベースフオーム」および「統計値」
に記憶されるデータ項目は重要である。この点
は以下で説明する。 学習時、ベースフオーム・データ(すなわち
マルコフ・モデル・シーケンスおよび確率統計
値)および継続した音声時間間隔に対応する特
徴ベクトルはラベル再特定部210に供給され
る。ラベル再特定部210は、単語ベースフオ
ーム構築時に生成されたデータに基づいて、ラ
ベルに関連するプロトタイプ・ベクトルおよび
クラスタを定義し直す。 第2図の装置の動作が第3図に示される。第
3図はこの発明の4つの主たるステツプを示
す。ステツプ302では単語ベースフオームが構
築させられる。より詳しくいえば、マルコフ・
モデルのシーケンスおよびこれらマルコフ・モ
デルの統計値がコンピユータ・メモリにストア
される。この点については後に詳細に説明す
る。学習時には、単語が既知の順序で発声さ
れ、この発声に応じてラベルが生成される。マ
ツチング手順のステツプ304では(以下ビター
ビ整列という)、学習テキストの発声に応じて
生成された継続した部分ラベル・ストリングが
単語ベースフオーム中の各マルコフ・モデルに
関連付けられる。したがつて、学習テギスト中
の第1の発声単語中の第1のマルコフ・モデル
に対して整列させられた部分ラベル・ストリン
グがある。また学習テキスト中の第1の発声単
語中の第2のマルコフ・モデルに対して整列さ
せられた部分ラベル・ストリングがある。さら
に第1の単語の最後のマルコフ・モデルに対し
て整列させられた部分ラベル・ストリングがあ
る。学習テキストの他の単語についても同様で
ある。 各ラベルはプロトタイプ・ベクトルに対応
し、各ラベルの選択は、音声の単位時間間隔に
おいて入力された特徴ベクトルを各プロトタイ
プ・ベクトルに比較して行われる。最も近いプ
ロトタイプ・ベクトルのラベルがその時間間隔
に割り当てられる。 この発明によれば、マルコフ・モデル組中の
各マルコフ・モデルがラベル・アルフアベツト
中のラベルにそれぞれ対応し、好ましくは第1
図の音声学的要素のマルコフ・モデルより単純
になつている。構成の一例(フイーニーム・マ
ルコフ・モデルと呼ぶ)400が第4図に示され
る。「フイーニーム」は「ラベル」と等価な表
現である。具体的には、フイーニーム・マルコ
フ・モデル400は2つの状態S1およびS2、状態
S1からS1自体に戻つてくる非空ループ・アー
ク、状態S1からS2に伸びる非空アークおよび
状態S1からS2に伸びる空アークを有している。
3つのアークの各々はそれぞれそれが採られる
確率すなわちp〔tr1〕、p〔tr2〕およびp〔tr3〕
を有している。これら確率は学習時に計算され
る。非空アークにはラベル出力確率があり、第
1のアークには P1L1 L2 〓 L200 があり、第2のアークには P2L1 L2 〓 L200 がある。 マルコフ・モデルをフイーニーム・マルコ
フ・モデルとして定義すると、音声学的要素で
はなくてラベルに対応するモデルのシーケンス
として単語ベースフオームが特徴付けられるこ
とがわかる。すなわち、単語“THE”を音声
学的要素のマルコフ・モデルのシーケンス(第
1図)として定義するかわりに(モデルの1つ
1つが音声学的要素DH、UH1およびXXに対
応する)、第3図に示すような約60個のフイー
ニーム・マルコフ・モデルのシーケンスで定義
する。たとえば単語“THE”は
F30F30F30F32F12…F5というフイーニーム・マ
ルコフ・モデルのシーケンスによつて表わされ
る。ここでFtはアルフアベツト中のt番目のラ
ベルに対応する。実際に単語“THE”が発声
されるとき、生成されたラベルと発声に対応す
るモデルとは一対一には関係付けられないであ
ろう。時間軸上の音声の変形、ノイズおよび文
脈により音声の変形のためである。したがつ
て、単語“THE”はたとえばF30F30F30F32F12
…F5のフイーニーム・マルコフ・モデルから
なるとしても、実際の発生ラベルがL30−L30
−L30−L32−L12…である必要はない。0個
の、1個または2個以上のラベルが所定のフイ
ーニーム・マルコフ・モデルに対応する単語セ
グメントの発声に応じて生成されるかもしれな
い。この事実は、各フイーニーム・マルコフ・
モデルについて学習時にストアされる遷移確率
およびラベル出力確率によつて表わされる。通
常所定のフイーニーム・マルコフ・モデルに対
応するラベルの確率は高い(たとえばフイーニ
ーム・マルコフ・モデルF20についてラベル
L20の確率は高い)。そして1つの発声につい
て、フイーニーム・マルコフ・モデルはそれに
対応するラベルのみ出力することができる。し
かし、各マルコフ・モデルに多くの非零の確率
があることは、他のラベルも同様に出力される
かもしれないということを示している。上述の
例では、発声時単にラベルL30を第1のフイー
ニーム・マルコフ・モデルF30が生成するかも
しれないし、また発声によつては、ラベル
L28、L30およびL28のストリングを生成する
かもしれないし、さらに他のラベル・ストリン
グを生成するかもしれない。 単語ベースフオームをどのようにメモリに記
憶するかは表1の見出し「ベースフオーム」お
よび「統計値」の部分に示されている。用語
「アーク」および「遷移」は同義であり、また
「ノード」および「状態」が同義であることを
付け加え、メモリ項目についての検討に移るこ
とにする。メモリの「ベースフオーム」部のロ
ケーシヨン1に第1のベースフオームのノード
の個数すなわちNNODESが保持される。ロケ
ーシヨン2には第1の単語ベースフオームの第
1ノードの識別子すなわちNID11が保持され
る。ロケーシヨン3にはノードNID11から伸び
るアークの個数に対応する値が保持される。ロ
ケーシヨン4にはノードNID11から伸びる第1
のアークの宛先ノードの識別子が保持される。
ロケーシヨン5には統計識別子S111が保持され
る。この統計識別子S111はアークT111のデータ
をポイントする。さらに他のデータも保持され
る。 テーブル1の「統計値」のメモリ部には、各
アークにおいて各ラベルが生成される確率がス
トアされる。第1の行にはP11からPINLABELS
(NLABELSはアルフアベツト中のラベルの個
数)が付され、ラベルL1が第1のアークで生
成される確率、ラベルL2が第1のアークで生
成される確率…アルフアベツト中の最後のラベ
ルが第1のアークで生成される確率がストアさ
れている。好ましくはアルフアベツト中のラベ
ルの個数は200である(NLABELS=200)。第
2の行は第2のアークにおけるラベル確率に関
する。最後の行は最後のアークに適用されるラ
ベル確率に関する。アークの個数はNARCSに
よつて表わされている。 第4図を参照して、「ベースフオーム」部お
よび「統計値」部に保持されているデータ項目
が重要であることを示す。典型的な単語(この
例では英単語)、60個から100個のフイーニー
ム・マルコフ・モデルが連結される。1つのフ
イーニーム・マルコフ・モデルの状態S2はつ
ぎのフイーニーム・マルコフ・モデルの状態
S1である。i番目の単語が70個のフイーニー
ム・マルコフ・モデルを含んでいるならば、
NNODESiは「ベースフオーム」部のロケーシ
ヨン1に71としてストアされる。71個のノード
の各々はロケーシヨン2、ロケーシヨン(3+
2×NT11+1)、特にストアされている対応す
るID番号を有する。第4図に示すようなフイ
ーニーム・マルコフ・モデルでは各ノード(状
態)から伸びるアークの個数は同一である。ア
ークには自己ループ・アークと当該ノードおよ
び次のノードの間のアークとがある。後者には
(a)空アークと(b)非空アークとがある。したがつ
てこの例のNTijは3つである。自己ループに
ついてはk=1とする。そうするとT111は第1
のノードを特定する値を含む。第1のノードか
らの他の2つのアークはともに第2のノードに
伸びる。したがつてT112およびT113は第2ノー
ドを宛先ノードとして特定する。1つの単語ベ
ースフオームからつぎの単語ベースフオームへ
と推移しながら、また各単語ベースフオーム中
のノードからつぎのノードへ推移しながら、
「ベースフオーム」部はベースフオームに関連
するデータ項目の記憶域を割り当てる。 一般的にいえば、ポインタSijkは所定のi番
目のベースフオームのk番目のアークに適用さ
れる確率をポイントする。第1のアークについ
てはメモリの「統計値」部の第1行が適用され
る。第2のアークについては第2行が適用さ
れ、ベースフオームのすべてのアークについて
も以下同様となる。 フイーニーム・マルコフ・モデルの単語ベー
スフオームの構築については米国特許出願第
697174号および第738933号に記載がある。 第3図において、ステツプ302のベースフオ
ームは好ましくはフイーニーム・マルコフ・モ
デルのシーケンスであり、ステツプ304のビタ
ービ整列では各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルをラベルに関連付けていることに留意された
い。 ステツプ304において所定のフイーニーム・
マルコフ・モデルに整列させられ関連付けられ
たラベルが特定される。またそのフイーニー
ム・マルコフ・モデルに対応するラベルを導出
した特徴ベクトルが特定される。各フイーニー
ム・マルコフ・モデルに対して零個、1個また
は2個以上の特徴ベクトルが特定される。ステ
ツプ306では各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルに対して特定された特徴ベクトルが結合さ
れ、平均値および共分散値が計算される。単語
“THE”のフイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスの一例すなわちF30F30F30F32F12…
を再度参照する。そして最初のF30はラベル
L30に整列させられ、つぎのF30はラベルL28、
L30およびL28に整列させられ、3番目のF30は
どのラベルとも整列させられないとする。ステ
ツプ306において、ラベルL30の生成に寄与し
た特徴ベクトル(最初のラベルF30)、ラベル
28、ラベル30およびラベル28の生成に寄与した
特徴ベクトル(第2番目のラベルF30)および
無の特徴ベクトルの平均を計算する。フイーニ
ーム・マルコフ・モデルF30の共分散値もまた
計算される。同様にフイーニーム・マルコフ・
モデルの各々について平均値および共分散値が
ステツプ306で計算される。所与のフイーニー
ム・マルコフ・モデルについて決定された平均
値および共分散値は当該フイーニーム・マルコ
フ・モデルに対応するラベルのプロトタイプ・
ベクトル(すなわちパラメータ値)およびクラ
スタを定義する。 各フイーニーム・マルコフ・モデルについて
計算した平均値および共分散値を用いてステツ
プ308において入力音声データを再ラベル付け
する。具体的には所定の時間間隔の音声に対応
するラベルを選択する際に、その音声に対して
生成された特徴ベクトルを、各ラベルにつき特
定された平均値および共分散値(ステツプ306
で特定する)と比較する。すなわちラベルjに
対応するフイーニーム・マルコフ・モデルの平
均値および共分散値を用いて入力特徴ベクトル
およびjの間の距離を求める。簡単にいえば、
j番目のラベルに応じたフイーニーム・マルコ
フ・モデルの平均値および共分散値に基づいて
j番目のラベルを特定しなおすのである。 ラベルの新しい仕様は第2図の音響プロセツ
サ202に供給される。そして特定しなおされ
たラベルに基づいて音響プロセツサ202が音
声のラベル付けを行う。 ステツプ302において、再特定されたラベル
に基づいてフイーニーム・マルコフ・モデルの
シーケンスおよび対応する統計値が新しい単語
ベースフオームとして更新され、構築される。
ステツプ302から308は好ましくは数回繰り返さ
れる。ラベルの仕様およびベースフオームの構
築を合致させることにより音声認識が改善され
る。 第5図はラベル再特定部210を示してい
る。第5図においてラベル再特定部210はビ
タービ整列プロセツサ502を含む。このプロ
セツサは入力として(a)直近に構築された単語ベ
ースフオーム、(b)学習時に決定された統計値お
よび(c)学習時に生成されたラベル・ストリング
を受け取る。すでに述べたように、ビタービ整
列プロセツサ502の目的は単語ベースフオー
ムにおいてラベル部分ストリングをマルコフ・
モデルにマツチングさせることである。 ビタービ整列プロセツサ502の動作を第6図
を参照して説明する。第6図ではつぎのように
定義する。 Pi j=発声単語テキスト中の第i番目の単語の第
j番目のフイーニーム・マルコフ・モデル di=発声単語テキスト中の第i番目の単語に関
連するフイーニーム・マルコフ・モデルの個
数 fin k=n回目の発声に係る第i番目の単語の第k
番目のラベル lio=発声単語テキスト中のn回目の発声に係る
第i番目の単語に関連するラベルの個数 vin k=発声単語テキスト中のn回目の発声に係
る第i番目の単語の第k番目のラベルのマツ
ピング 第6図において、少なくともいくつかの語彙
単語が2度以上発声されると仮定する。ステツ
プ602では、ビタービ整列プロセツサ502が
ラベルfin k(lio≧k≧1)を読み込む。すなわち
学習時に音響プロセツサ202によつて生成さ
れたラベル・ストリング中のラベルが特定され
る。ステツプ604では、学習テキスト中の既知
の単語の1つのj番目のフイーニーム・マルコ
フ・モデルが特定される。すなわちビタービ整
列プロセツサ502がPi j(di≧j≧1)を読み
込む。ステツプ606では、k番目のラベルが値
Vin kにマツピングされる。この値Vin kはステツプ
608でメモリにストアされる。各単語の各発声
について、その発声のk番目のラベルが、決定
されストアされたVin k値を保持する。 表1の「ビタービ整列」部は値Vin kを保持し、
再ラベル付部210に関連するメモリを示す。
第1の単語の1回目の発声に応じたラベルの
Vin k値は第1行のメモリ・ロケーシヨン1〜l11
に配置される。第2行のロケーシヨンl11+1
からl11+l12は第1の単語の2回目の発声のVin k
値を保持する。最終行(示していない)には、
最終単語の最終回の発声に応じたラベルのVin k
値がストアされている。行の継続したエントリ
が、i番目の単語のj番目の発声に応じて継続
して生成されたラベルに対応することは明らか
である。 Vin k値は発声単語のk番目のラベルと発声単
語のベースフオーム中のマルコフ・モデルとの
間の関係を表わしている。第7図において、第
1番目の単語はフイーニーム・マルコフ・モデ
ルのシーケンスF7F8F10F20…を有する。第1の
単語を1回目に発声したとき、音響プロセツサ
202はラベルL10、L7、L7、L8、L8、L20、
L21…を発声した。まるラベルL10を調べ、ビ
タービ整列プロセツサ502はラベルL10をフ
イーニーム・マルコフ・モデルF7にマツピン
グさせ、その結果を表1のメモリ・ロケーシヨ
ン1にストアする。つぎの2つのラベルL7お
よびL7もまたフイーニーム・マルコフ・モデ
ルF7に整列させられる。したがつて表1の
「ビタービ整列」部の第1行のロケーシヨン2
および3はF7へのマツピングを保持する。つ
ぎの2つのラベルL8およびL8はフイーニー
ム・マルコフ・モデルF8に整列させられ、そ
のVin k値をロケーシヨン4および5にストアし
てマツピングを表わす。ラベルL20およびL21
はフイーニーム・マルコフ・モデルF20に整列
させられ、以下同様である。第7図に示すよう
に、以降の単語および以降の発声につき繰り返
される。 ラベルとマルコフ・モデルとがどのように整
列させられるかについては多くの論文で検討が
なされている。たとえばL.R.Bahl、F.Jelinek
およびR.L.Mercerの“Continuous Speech
Recognition by Statistical Methods”、
Proceedings of IEEE、Vol.64、pp.532−556
および“A Maximum Likelihovel
Approach to Continuous Speech
Recognition”、Vol.PAM−5、No.2に記載
があるので、参照されたい。 第5図に戻る。第5図において、ビタービ整
列プロセツサからの整列結果は平均値共分散値
推定部504に供給される。平均値共分散値推
定部504は入力として、継続した特徴ベクト
ルも受けとる。この特徴ベクトルは音響プロセ
ツサ202(第2図)がラベルを作るために用
いるものである。単語の各発声ごとに生成され
る特徴ベクトルは表1の「特徴ベクトル」部に
ストアされている。ベースフオームの構造もま
た平均値共分散値推定部504に入力として供
給されている。平均値共分散値推定部504は
第8図に示すように動作する。先に検討したよ
うに推定部504は順次に1つのフイーニー
ム・マルコフ・モデルに対して生成されたラベ
ルに関するすべての特徴ベクトルの平均値を生
成する。また各フイーニーム・マルコフ・モデ
ルに関連する特徴ベクトルの共分散値も計算さ
れる。 平均値および共分散値を計算する際に、推定
部504はまずステツプ800においてすべての
平均値および共分散値をゼロに初期設定する。
すなわち、i番目のフイーニーム・マルコフ・
モデルの平均ベクトルM(i)、共分散マトリクス
C(i)およびカウント値COUNT(i)がゼロに設定
される。マルコフ・モデルの総個数は変数
Nphonesで特定される。 ステツプ802において第1の単語が選ばれる。
ステツプ804では選択された単語のフイーニー
ム・マルコフ・モデルがPwordとして読み出さ
れる。選択単語の最初の発声について、最初の
フイーニーム・マルコフ・モデルが選ばれる
(ステツプ806および808)。ステツプ810では、
i番目の単語のj回目の発声のk番目のラベル
の特徴ベクトルおよびそのVin k値が読み出され
る。ステツプ812では、第10図に示すように
して平均値および共分散値が計算される。 すなわち、jがVin kの値に設定され、平均値
M(Pword j)が更新される。この更新は選択され
た単語のj番目のマルコフ・モデルの前の値M
(Pword j)に特徴ベクトルyin kを付加して行われ
る。共分散マトリクスC(Pword j)も同様にyin k×
(yin k)Tを共分散の先のセツトに付加して更新さ
れる。カウントCOUNT(Pword j)は先の値に1
を付加して増分される。平均値、共分散値およ
びCOUNT値の各々は当初ゼロとされることを
思い出されたい。 ステツプ814および816で規定されるループに
応じて各k番目のラベルの平均値、共分散値が
累積されていく。平均値、共分散値および
COUNT値の累積値は継続したラベルにつき、
kが所定の単語(すなわち最初の繰り返しの最
初の単語)およびその発声に対して整列させら
れる特徴ベクトルの個数を上まわるまで計算さ
れ続ける。平均値、共分散値およびCOUNTの
累積プロセスでは継続する発声についてステツ
プ810から820を繰り返す。これは第1の単語の
すべての発声が検査され、処理されるまで続け
られる。つぎの単語についてステツプ804から
822が繰り返される。すべての単語のすべての
発声が処理されたのち(ステツプ824)、ステツ
プ826において平均値M(i)および共分散値C(i)
が推定される。 ステツプ826の詳細は第11図に示される。
第11図において、i番目のフイーニーム・マ
ルコフ・モデルについて、平均値M(i)がM(i)/
COUNT(i)として計算され、共分散値C(i)がC
(i)=〔C(i)/COUNT(i)〕+M(i)M(i)Tとして計
算される。M(i)TはM(i)の転置マトリクスであ
る。 再び表1に戻る。表1において、再ラベル付
部210のメモリにおける平均値および共分散
値の記憶態様が示される。メモリの第1行はロ
ケーシヨン1からNを有し、平均値M1(1)から
M1(N)を保持している。ただしNは所定の1つ
のラベルの特徴ベクトルの個数であり、Miは
i番目のラベルの平均値である。メモリの第2
行はロケーシヨン(NT1)から2Nを有し、平
均値M2(1)からM2(N)を保持している。平均値用
のメモリの最後の行はロケーシヨン〔N×
(nphpoes−1)+1〕からN×nphpoesを有し、平
均値Mnphpoes(1)からMnphpoes(N)を保持している。
ただしnphpoesはマルコフ・モデルの個数であ
る。 共分散値の記憶態様も表1に示される。第1
の行はロケーシヨン1から〔N×(N+1)/
2〕を有し、これらロケーシヨンが共分散値
C1(1、1)からC1(N、N)を保持している。
最終行はロケーシヨン〔(nphpoes−1)×N×
(N+1)/2〕+1からnphpoes(N×(N+
1)/2)を有し、これらロケーシヨンが共分
散値Cnphpoes(1、1)からCnphpoes(N、N)保
持している。 推定部504で計算された平均値および共分
散値は、音響プロセツサ202(第2図)によ
つて生成されたパラメータ・ベクトルとともに
ラベル特定部506に供給される。ラベル特定
部506は第12図のフローチヤートにしたが
つてラベル・アルフアベツト中のラベルの定義
を更新する。 第12図において、特徴ベクトルyword、nutt k
が読み出される。最初の繰り返しでは、最初の
単語の最初の発声に対して生成されたラベル・
ストリング中の最初の特徴ベクトルすなわち
y1、1 1が読み出される(ステツプ850、851、852
および854参照)。この特徴ベクトルに最も近い
マルコフ・モデルがステツプ854で決定される。
ステツプ854は第13図で詳細に示される。 第13図において、現に読んでいる特徴ベク
トルと各マルコフ・モデルにつきストアされて
いる平均値および共分散値との間の距離が測定
される。M(j)はj番目のフイーニーム・マルコ
フ・モデルの平均値に対応し、C(j)はj番目の
フイーニーム・マルコフ・モデルの共分散値に
対応するとすると、距離測度はつぎのように定
義される。 d←log(detC(j)) +〔yword、nutt k−M(j)〕TC(j)-1 ×(yword、nutt k−M(j)) 距離の測定は、順次フイーニーム・マルコ
フ・モデルにつき実行され、d値を最小にする
jの値がjnioとしてストアされる。これがk番
目の特徴ベクトルに最も近いフイーニーム・マ
ルコフ・モデルである。 第12図において、k番目の特徴ベクトルが
順次処理され、この処理は1つの単語の1つの
発声における各特徴ベクトルについて最も近い
フイーニーム・マルコフ・モデルを決定するま
で続けられる(ステツプ854、856および858参
照)。現行単語の継続する発声もステツプ852か
ら856にしたがつて処理され、現行単語のすべ
ての発声が処理されるまでこの処理が続く。し
たがつて現行単語の発声の各々につき順次、す
べての特徴ベクトルが処理されそれぞれ最も近
いフイーニーム・マルコフ・モデルが決定され
ていく。こののち、つぎの単語が選択され、n
個の単語についてステツプ850から866が適用さ
れる。 第12図を吟味すると、各フイーニーム・マ
ルコフ・モデルについて平均値および共分散値
がストアされていることがわかる。所定のフイ
ーニーム・マルコフ・モデルの平均値および共
分散値は、そのフイーニーム・マルコフ・モデ
ルに対応するラベルのプロトタイプ・ベクトル
およびクラスタを定義している。したがつて、
生成された特徴ベクトルについて、j番目のマ
ルコフ・モデルおよびjnio番目のラベル(jnio番
目のフイーニーム・マルコフ・モデルに対応す
る)の平均値および共分散値とを用いて距離が
測定される。 再定義されたラベルおよびそれに対応するフ
イーニーム・マルコフ・モデルが与えられる
と、更新されたデータに基づいて新しい単語ベ
ースフオームが構築される。フイーニーム単語
ベースフオームの構築については先の米国特許
出願第845155号および第845201号に記載があ
る。 表1のメモリの「ベースフオーム」部および
「統計値」部は新たなベースフオームおよび統
計値として更新される。 D2 フイーニーム・マルコフ・モデル単語ベー
スフオームの構築 フイーニーム・マルコフ・モデル・ベースフ
オームを構築する簡易な手法では、既知の時間
に各単語を一度発声する。既知の時間に既知の
1つの単語について音響プロセツサ202(第
2図)によつて生成されたラベル・ストリング
がストアされる。たとえば既知の単語XXXに
対してラベルL1−L5−L5−L6−…が生成され
たとしよう。単一発声手法に基づいて、単語
XXXのフイーニーム・マルコフ・モデル・ベ
ースフオームがF1F5F5F6…となる。 以上のかわりに、好ましいフイーニーム・マ
ルコフ・モデル単語ベースフオームが1つの単
語についての複数の発声に基づいて構築され
る。この手法では、単語ベースフオームが所定
の単語の発音の変化を記述する。この目的を達
成する1つの方法が米国特許出願第738933号に
記載されている。 この米国特許出願の手法ではフイーニーム・
ベースフオームを語彙中の各単語セグメント
(たとえば各単語、予め定められた音節または
それらの部分)に対して構築する際に、つぎの
ようなステツプを実行する。具体的にはこの手
法は、(a)単語セグメントの複数の発声の各々を
それぞれラベル・ストリングに変形し、(b)フイ
ーニーム・マルコフ・モデルの組を定義し、(c)
複数のラベル・ストリングを生成するのに最も
適した単一のモデルP1を決定し、(d)複数のラ
ベル・ストリングを生成するのに最も適した
P1P2またはP2P1の形の2つのモデルからなる
ベースフオームを決定し、(e)各ラベル・ストリ
ングに、最適の2モデル・ベースフオームを整
列させ、(f)各ラベル・ストリングを左部分およ
び右部分に分割し、左部分の2モデル・ベース
フオームの第1のモデルに対応させ、右部分を
第2のモデルに対応させ、(g)左部分を左サブ・
ストリングとして特定し、右部分を右サブ・ス
トリングとして特定し、(h)左サブ・ストリング
の組を複数の発声に対応するラベル・ストリン
グの組と同様の態様で処理し、単一モデル・ベ
ースフオームが2モデル・ベースフオームより
も高い確率でサブストリングを生成するときに
サブ・ストリングの分割を止め、(i)右サブ・ス
トリングの組を複数の発声に応じたラベル・ス
トリングの組と同様の態様で処理し、単一モデ
ル・ベースフオームが2モデル・ベースフオー
ムよりも高い確率でサブストリングを生成する
ときにサブ・ストリングの分割を止め、(j)未分
割の単一モデルを、これに対応するラベル・サ
ブ・ストリングと同一の順次で連結するという
ステツプを有する。具体的には、以上の手法は
さらに(k)連結ベースフオームをラベル・ストリ
ングの各々に整列させ、連結ベースフオーム中
の各モデルに対して各ラベル・ストリング中の
サブ・ストリングを特定し、サブ・ストリング
を共通サブ・ストリングの組であるところの所
定のモデルに対応させ、(l)共通サブ・ストリン
グの組ごとにその共通サブ・ストリングを最も
高い結合確率で生成するモデルを決定し、(m)共
通サブ・ストリングごとに連結ベースフオーム
中のモデルを、最高連結確率のモデルで置き換
えるというステツプを有する。モデルの置換が
行われたベースフオームはより洗練されたもの
になる。ステツプ(k)から(m)を繰り返しモデルの
置換がすべて終了すると、ベースフオームは一
層洗練されたものとなる。 第14図のフローチヤートは複数の発声から
フイーニーム単語ベースフオームを構築する好
ましい手法を示している。このフローチヤート
において、用語「フオーン」はマルコフ・モデ
ルに対応する。したがつて単一フオーン・ベー
スフオームは単一マルコフ・モデルからなるベ
ースフオームである。またP1およびP2は2つ
のフオーンに対応する。すなわち2つのマルコ
フ・モデルに対応する。基本的には分割および
一致の手法が採用されている。 D3 遷移確率およびラベル出力確率の決定 表1にストアされる遷移確率およびラベル出
力確率は「カウント」によつて定義される。
「カウント」は典型的には所定のイベントが起
こる回数(予想回数)と定義できる。ここで
は、「単一カウント」および「累積カウント」
を考える。とくに規定しないかぎり、「カウン
ト」は「単一カウント」を意味するのに用いら
れる。 確率項目は学習時に蓄積されたデータに基づ
いて計算される。この学習時には、既知の単語
が発声され、ラベル・ストリングが生成され
る。各単語はフイーニーム・マルコフ・モデル
の既知のシーケンスとして表わされる。 すなわち確率項目に対する推定値Θおよび学
習時のラベル・ストリングが与えられると、所
定の遷移τiおよび状態Sjが(a)所定のラベルスト
リングY、(b)定義された推定値Θ′および(c)所
定の時間tにおいて起こる確率として「単一カ
ウント」が計算される。このような単一カウン
トの各々は周知のフオワード・バツクワード・
アルゴリズムを用いて決定される。 以上の定義によれば単一カウントは Pr(Sj、τi|Y、Θ′、t) によつて表わされる。 このような単一カウントを計算する際に、
Θ′はPr′として特徴付けられる確率において暗
に含まれるとして省略することができる。ベイ
ズ理論を適用して上の式はつぎのようになる。 Pr′(τi、Sj、Y|t)/Pr′(Y) Pr′は周知のフオワード・バツクワード・ア
ルゴリズムでパラメータΘ′を用いて計算され
たフオワード・パス確率から得られた確率であ
る。問題はつぎの確率を計算することに帰着す
る。 Pr′(τi、Sj、Y|t)、すべてのi、tについ
て この式はi、tの各々について所定のマルコ
フ・モデルがラベル・ストリングYを生成し、
かつマルコフ・モデルが時刻tにおいて遷移τi
をとる確率を表わす。 各時刻tにおける個々のSj、τi、Yおよび
Θ′に対する単一カウントを合計することによ
つて、遷移の「累積値」が対応する遷移確率項
目に対して決定される。遷移累積値は確率値の
合計であるから、1を上まわることがありう
る。各遷移確率項目について、それぞれの累積
カウントがストアされる。所定の遷移τiの累積
カウントをその遷移τiと最初の状態と同一とす
るすべての遷移の累積カウントの合計で割るこ
とにより、その遷移確率項目の現在の確率値が
計算される。現在の確率値は好ましくはストア
されその遷移確率項目に関連付けられる。 各遷移確率項目は好ましくはつぎのような推
定式で定義される。
【化】
以上の式から各遷移確率がカウントによつて
定義されることがわかる。分子は累積カウント
である。すなわち時刻T+1にいたるまでの任
意の時刻で所定の遷移τiをとる単一カウントの
合計である。他方分母は実現可能なすべての遷
移τiからτkにわたつてとられる単一カウントの
合計を表わす。ただし、その遷移は時刻T+1
までの間のもので、τiと同一の最初の状態を有
するものである。 さらに任意の非空遷移における各ラベル出力
確率もまた好ましくはカウントの形で表わされ
ることに留意されたい。すなわちラベルfhが所
定の遷移τiおよび状態Sjにおいて生成される推
定ラベル出力確率は数学的に
定義されることがわかる。分子は累積カウント
である。すなわち時刻T+1にいたるまでの任
意の時刻で所定の遷移τiをとる単一カウントの
合計である。他方分母は実現可能なすべての遷
移τiからτkにわたつてとられる単一カウントの
合計を表わす。ただし、その遷移は時刻T+1
までの間のもので、τiと同一の最初の状態を有
するものである。 さらに任意の非空遷移における各ラベル出力
確率もまた好ましくはカウントの形で表わされ
ることに留意されたい。すなわちラベルfhが所
定の遷移τiおよび状態Sjにおいて生成される推
定ラベル出力確率は数学的に
【化】
で表わされる。ここでfhはラベル・アルフアベ
ツトから選択された個々のラベルを意味し、yt
は時間間隔tで生成されたラベルに対応する。 分子における被加算項の各々は、生成ラベル
出力がストリングYのときに、ストリングY中
で生成されたラベルytがラベルfhであり、ラベ
ルytが状態Sjからの遷移τiで生成される確率を
意味する。 分子の加算値はラベル「出力累積カウント」
であり、好ましくは対応するラベル出力確率項
目に関連してストアされる。個々のSj、τi、Y
およびΘ′について、このような累積カウント
を、すべてのラベル時間にわたる単一カウント
の加算値で割つて、対応するラベル出力確率項
目について現在の確率値を決定する。 カウント調整の各繰り返しののち、遷移確率
およびラベル出力確率を容易に計算することが
できる。 D4 カウント値の決定 カウント値を決定するには、周知のフオワー
ド・バツクワード・アルゴリズムを用いる。す
べてのi、j、tの値についてPr′(Sj、τi|Y、
t)の値が決定され、対応するカウントとして
ストアされる。 フオワード・バツクワード・アルゴリズムの
基本概念について第15図、第16図および第
17図を参照して説明する。第15図におい
て、単語ベースフオームの一例のうちの6個の
フイーニーム・マルコフ・モデルFA、FB、FC、
FD、FEおよびFFが示されている。単語ベース
フオームは典型的には60から100個のフイーニ
ーム・マルコフ・モデルからなるけれども、説
明の都合上単語ベースフオームの一例はS〓か
ら始まつて状態S〓で終るものとする。例示と
して、この単語例が音響プロセツサ202で処
理されるときに、状態〓およびS〓の間で4つの
ラベルfa、fb、fcおよびfdが生成されるとする。 既知の手法により、または無音時の測定によ
り、単語例の終点が時間間隔t4であるとわかつ
ているとする。各時間間隔は、1個のラベルを
生成する期間であることに留意されたい。好ま
しくは、時間間隔は1/100秒である。 状態S〓からS〓の間に4つのラベルを生成し
て時刻t4で終了するパスが複数あることがわか
る。 第16図のトレリスは採ることが可能な任意
のパスを示している。すなわち、トレリスの点
aは時刻t0においてベースフオームの第1のマ
ルコフ・モデルFAが第1の状態であることを
示す。点aから点bへと下方に進むのは、状態
S〓へとマルコフ・モデルFAの空遷移が採られ
たことを示す。点aの右へ水平方向に進むの
は、モデルFAの非空ループが採られ第1のラ
ベルが生成されたことを意味する。点aの右斜
め下に進むのは、状態S〓から状態S〓への非空
アークが採られ、第1のラベルが生成されたこ
とを示す。同様のことは他の時間間隔について
もあてはまる。 時間間隔t4で終了し、状態S〓からS〓に伸びな
がら4つのラベルを生成する際に、点a−b−
c−d−e−fに沿う1つのパスを進むことが
できる。4つのラベルは、アークc−d、d−
e、e−fおよびf−gで生成される。第2の
パスはa−b−c−d′−e′−f′−g′−gの点に
沿うものである。4つのラベルはアークd′−
e′、e′−f′、f′−g′およびg′−gで生成される。
さらに第3のパスはa−b−c−d′−e″−g″−
h″−g′−gに沿うものである。この3番目のパ
スではアークf″−g″、g″−h″、h″−g′および
g′−gにおいてラベルが生成される。他のいく
つかのパスも可能である。 フオワード・バツクワード・アルゴリズムを
採用する際に、状態SjからShへアークτiをとお
つて時刻tにラベルftを出力する確率が決定さ
れる。第17図に示すように、これは確率積に
おける3つの要素を計算することにより行われ
る。 第1に、初期状態S〓から状態Sjに致り、ラベ
ルf1からft-1を生成する種々のパスに基づいて
確率Pr′(Sj、τi、|Y、t)についてのフオワー
ド・パス・確率を決定する。この要素をαt(j)と
表記する。第2の積要素は状態Sjから遷移τiを
採りながらラベルftを出力する確率である。こ
れは、 Pr(τi|Sj)Pr(ft|Sj、τi) のように表わされる。 この第2の要素は、遷移確率項目(遷移τiで
の)につきストアされた現在の値およびラベル
出力確率項目(ラベルfhについての)につきス
トアされた現在の値に依存する。これらは先に
定義されている。 第3の積要素はβt+1(k)と表記される。この第
3の要素は状態Sh(時刻t+1で)で始まつて
ラベルft+1からfTを生成する確率を表わす。 τiが空遷移を表わすとき、上述の要素は簡略
化される。調べている遷移において個々のラベ
ルを生成するという要請がないからである。 α確率はPr(S、t)とも定義できる。継続
するαは時刻t=1から始まつて回帰的につぎ
の式に応じて決定することができる。 α1(1)=1.0 αt=Σ〓〓n(S)αt-1(σ)Pr(ft、σ→S) +Σ〓〓o(S)αt(σ)Pr(σ→S) (t>1のとき) ただしn(S)は状態Sへの空遷移を有する状態
の組を示し、m(S)は状態Sへの非空遷移を有す
る状態の組を表わす。フオワード・パスにした
がつて、順次時刻1、2、…、T+1につい
て、S=1、2、…、SFのαt(S)の値が順次計算
される。ただしSFは最終マルコフ・モデル状態
である。これはαの式を順次解くことによつて
達成される。計算は時間軸上前向きに進行し、
またステートについても前向きに進行する。 バツクワード・パスでは、時刻tで状態Sを
出発しラベル・ストリングを出力する確率βt(S)
が決定される。βはαと同様の計算を満たす。
主たる相違は、フオワード・パスが状態1を出
発して時間について前向きに推移するのに対
し、バツクワード・パスは最終状態(SF)を出
発して時間について後向きに推移する点であ
る。またバツクワード・パスでは状態について
も後向きとなる。 N(S)がSから出発して空遷移を介して推移す
る状態の組を表わし、M(S)がSから出発して非
空遷移を介して推移する状態の組を表わすとす
ると、つぎの式が成立する。 βT+1(SF)=1.0 βt(S)=Σ〓〓M(S)Pr(ft、S→σ)βt+1(σ) +Σ〓〓N(S)Pr(S→σ)βt(σ) (t≦Tのとき) バツクワード・パスでは時刻T+1、T、
…、1、状態SF、SF-1、…、1について順次上
述の式を用いてβt(S)の値が決定される。 上述の3つの要素が所定のi、j、およびt
について決定されれば、対応するカウント値を
容易に計算できる。 D5 音声認識システム環境 相互依存的に定義されるラベルおよび単語ベ
ースフオームは米国特許出願第845155号の音声
認識システム等に用いられる。 マルコフ・モデル音声認識システム1000の全
体の構成を第18図に示す。第18図の構成は
音響プロセツサ1002を具備する。音響プロ
セツサ1002は第2図の音響プロセツサ20
2と同様に動作する。したがつて、継続した時
間間隔(たとえば1/100秒)において、再定義
されたラベルからなるアルフアベツトから継続
してラベルを選択する。これらラベルは継続し
た時間間隔で検出される特徴ベクトルに対応す
る。 ラベルはスタツク・デコーダ1004に供給
される。スタツク・デコーダ1004は音響マ
ツチ・プロセツサ1006、言語モデル・プロ
セツサ1008およびワークステーシヨン10
12に結合されている。音響マツチ・プロセツ
サ1006は音響プロセツサ1004により生
成されたラベルを、再定義されたラベルと相互
依存的に構築された単語ベースフオーム(第3
図のステツプ302)にマツチングさせる。学語
ベースフオームの統計データは表1に示すよう
にストアされている。音響マツチ・プロセツサ
1006は単語ベースフオーム(すなわち語彙
単語のそれぞれのマルコフ・モデル・シーケン
ス)を含み、アークおよびラベル出力について
確率がストアされている。確率統計値は学習時
に決定される。 単語ごとのマルコフ・モデル・シーケンスは
ベースフオーム辞書208(第2図)から導出
される。すなわち最後にラベルが再定義され、
ベースフオームがそれから構築されたのち、そ
のベースフオームのマルコフ・モデル・シーケ
ンスが第18図の音声認識装置のためにセツト
される。話者ごとに、同一のマルコフ・モデ
ル・シーケンスが適用される。音声学的マルコ
フ・モデルの場合に単語「THE」がすべての
話者に対して同一の3つのマルコフ・モデル・
シーケンスDH−UHI−XXで表わされたよう
に、この発明でも話者と無関係に各単語のフイ
ーニーム・マルコフ・モデル・シーケンスを一
意に決定する。 しかしながら、所定の単語のフイーニーム・
マルコフ・モデル・シーケンスに適用される確
率統計値は話者ごとに異なる。換言すれば、ラ
ベル・アルフアベツトが話者ごとに区分として
おり、それは当該話者を特徴付けるパラメータ
値を有している。話者のラベル・アルフアベツ
トに基づいて、またその話者が発声したテキス
ト例に応じて生成されたラベルに基づいて(テ
キスト例は既知のフイーニーム・マルコフ・モ
デル・シーケンスに対応する)、マルコフ・モ
デルのアークおよびラベル出力の確率が当該話
者について決定される。 したがつて、相互依存的にラベルを再定義
し、単語ベースフオームを構築することによ
り、各単語について統一的なフイーニーム・マ
ルコフ・モデル・シーケンスを定義することが
できる。各単語にそのようなシーケンスが付与
されれば、各話者はテキスト例を発声して学習
を行う。すなわちフイーニーム・マルコフ・モ
デルの確率を計算し、ストアする。 所定のラベル・ストリングに対して、音響マ
ツチ・プロセツサ1006は語彙中の単語との
尤度を決定する。この決定はフイーニーム・マ
ルコフ・モデルにつき計算されストアされた音
響的な確率データに基づいて行われる。 言語モデルは予め記憶された単語シーケン
ス・データに基づく。典型的には数百万語の単
語を走査してm個の単語(1m)からなるシ
ーケンスの各々が起こる回数を求める。当該単
語がつぎの単語となる言語モデルのスコアを決
定する際、言語モデル1008は当該単語を2つの
もつともらしい先行単語に連結し、対象トリグ
ラム(三連字)を形成する。単語シーケンスの
データベースおよびデータベース・テキスト中
で当該トリグラムが発生した回数を参照して文
脈の尤度を決定する。データベース中でそのト
リグラムが発声していなかつたら、当該単語
と、もつともらしい先行の1単語とを考慮して
バイグラム(二連字)を形成する。そしてその
単語対のデータベース中の回数を取り出す。単
語対がデータベース中で起こつていなかつた
ら、当該単語が単独でデータベース中で起こる
尤度を考慮する。言語モデル・プロセツサ10
08のより詳細な説明は米国特許出願第844904
号に記載されている。言語モデル・プロセツサ
1008は、同音意義語や音響的に類似してい
る句の間の違いを判別するのに有益である。 スタツク・デコーダ1004は音響プロセツ
サ1006および言語モデル・プロセツサ10
08からの入力を用いて、どの単語シーケンス
が所定の入力音声に対応する単語シーケンスと
考え得るかを決定する。このスタツク・デコー
ダ1004の詳細は米国特許出願第738911号に
記載されている。 ラベルとマルコフ・モデル単語ベースフオー
ムとを相互依存的にすることにより、第18図
の音声認識システムの性能が向上する。 第18図の音声認識システムの好ましい態様
は(a)スタツク・デコーデイングを実現する
IBM4381メインフレーム・コンピユータと、
(b)(i)詳細音響マツチングと、詳細音響マツチを
行うべき候補単語のリストを生成する概算音響
マツチングとを実現し、(ii)入力音声をラベルに
変換する音響処理を行う3つのFPS 190Lアレ
イ・プロセツサと、(c)言語モデルの統計値をス
トアするIBM 3350 DASDユニツトの1バン
クとを含む。 上述の相互依存的なラベルの再定義およびベ
ースフオームの構築は、具体的な例では、
IBM3090メインフレーム・コンピユータで実
現され、つぎのような項目をストアするに足る
メモリ・ストレージが用いられた。 特徴ベクトル …10Kバイト/単語 単語ベースフオーム …1Kバイト/単語 確 率 …200Kバイト 整列データ …4Kバイト/単語 ラベル(プロトタイプ・ベクトル)データ
…200Kバイト ラベルID(フイーニーム) …200バイト/単語 E 発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば、フイー
ニーム・マルコフ・モデル単語ベースフオームを
用いて認識を行うに際し、ラベル・アルフアベツ
トのラベル(ラベル・プロトタイプ)をベースフ
オームを用いて再定義し、さらに、再定義したラ
ベル・アルフアベツトのラベルを用いてベースフ
オームを再構築するようにして、認識の精度を向
上させることができる。 F 表1
ツトから選択された個々のラベルを意味し、yt
は時間間隔tで生成されたラベルに対応する。 分子における被加算項の各々は、生成ラベル
出力がストリングYのときに、ストリングY中
で生成されたラベルytがラベルfhであり、ラベ
ルytが状態Sjからの遷移τiで生成される確率を
意味する。 分子の加算値はラベル「出力累積カウント」
であり、好ましくは対応するラベル出力確率項
目に関連してストアされる。個々のSj、τi、Y
およびΘ′について、このような累積カウント
を、すべてのラベル時間にわたる単一カウント
の加算値で割つて、対応するラベル出力確率項
目について現在の確率値を決定する。 カウント調整の各繰り返しののち、遷移確率
およびラベル出力確率を容易に計算することが
できる。 D4 カウント値の決定 カウント値を決定するには、周知のフオワー
ド・バツクワード・アルゴリズムを用いる。す
べてのi、j、tの値についてPr′(Sj、τi|Y、
t)の値が決定され、対応するカウントとして
ストアされる。 フオワード・バツクワード・アルゴリズムの
基本概念について第15図、第16図および第
17図を参照して説明する。第15図におい
て、単語ベースフオームの一例のうちの6個の
フイーニーム・マルコフ・モデルFA、FB、FC、
FD、FEおよびFFが示されている。単語ベース
フオームは典型的には60から100個のフイーニ
ーム・マルコフ・モデルからなるけれども、説
明の都合上単語ベースフオームの一例はS〓か
ら始まつて状態S〓で終るものとする。例示と
して、この単語例が音響プロセツサ202で処
理されるときに、状態〓およびS〓の間で4つの
ラベルfa、fb、fcおよびfdが生成されるとする。 既知の手法により、または無音時の測定によ
り、単語例の終点が時間間隔t4であるとわかつ
ているとする。各時間間隔は、1個のラベルを
生成する期間であることに留意されたい。好ま
しくは、時間間隔は1/100秒である。 状態S〓からS〓の間に4つのラベルを生成し
て時刻t4で終了するパスが複数あることがわか
る。 第16図のトレリスは採ることが可能な任意
のパスを示している。すなわち、トレリスの点
aは時刻t0においてベースフオームの第1のマ
ルコフ・モデルFAが第1の状態であることを
示す。点aから点bへと下方に進むのは、状態
S〓へとマルコフ・モデルFAの空遷移が採られ
たことを示す。点aの右へ水平方向に進むの
は、モデルFAの非空ループが採られ第1のラ
ベルが生成されたことを意味する。点aの右斜
め下に進むのは、状態S〓から状態S〓への非空
アークが採られ、第1のラベルが生成されたこ
とを示す。同様のことは他の時間間隔について
もあてはまる。 時間間隔t4で終了し、状態S〓からS〓に伸びな
がら4つのラベルを生成する際に、点a−b−
c−d−e−fに沿う1つのパスを進むことが
できる。4つのラベルは、アークc−d、d−
e、e−fおよびf−gで生成される。第2の
パスはa−b−c−d′−e′−f′−g′−gの点に
沿うものである。4つのラベルはアークd′−
e′、e′−f′、f′−g′およびg′−gで生成される。
さらに第3のパスはa−b−c−d′−e″−g″−
h″−g′−gに沿うものである。この3番目のパ
スではアークf″−g″、g″−h″、h″−g′および
g′−gにおいてラベルが生成される。他のいく
つかのパスも可能である。 フオワード・バツクワード・アルゴリズムを
採用する際に、状態SjからShへアークτiをとお
つて時刻tにラベルftを出力する確率が決定さ
れる。第17図に示すように、これは確率積に
おける3つの要素を計算することにより行われ
る。 第1に、初期状態S〓から状態Sjに致り、ラベ
ルf1からft-1を生成する種々のパスに基づいて
確率Pr′(Sj、τi、|Y、t)についてのフオワー
ド・パス・確率を決定する。この要素をαt(j)と
表記する。第2の積要素は状態Sjから遷移τiを
採りながらラベルftを出力する確率である。こ
れは、 Pr(τi|Sj)Pr(ft|Sj、τi) のように表わされる。 この第2の要素は、遷移確率項目(遷移τiで
の)につきストアされた現在の値およびラベル
出力確率項目(ラベルfhについての)につきス
トアされた現在の値に依存する。これらは先に
定義されている。 第3の積要素はβt+1(k)と表記される。この第
3の要素は状態Sh(時刻t+1で)で始まつて
ラベルft+1からfTを生成する確率を表わす。 τiが空遷移を表わすとき、上述の要素は簡略
化される。調べている遷移において個々のラベ
ルを生成するという要請がないからである。 α確率はPr(S、t)とも定義できる。継続
するαは時刻t=1から始まつて回帰的につぎ
の式に応じて決定することができる。 α1(1)=1.0 αt=Σ〓〓n(S)αt-1(σ)Pr(ft、σ→S) +Σ〓〓o(S)αt(σ)Pr(σ→S) (t>1のとき) ただしn(S)は状態Sへの空遷移を有する状態
の組を示し、m(S)は状態Sへの非空遷移を有す
る状態の組を表わす。フオワード・パスにした
がつて、順次時刻1、2、…、T+1につい
て、S=1、2、…、SFのαt(S)の値が順次計算
される。ただしSFは最終マルコフ・モデル状態
である。これはαの式を順次解くことによつて
達成される。計算は時間軸上前向きに進行し、
またステートについても前向きに進行する。 バツクワード・パスでは、時刻tで状態Sを
出発しラベル・ストリングを出力する確率βt(S)
が決定される。βはαと同様の計算を満たす。
主たる相違は、フオワード・パスが状態1を出
発して時間について前向きに推移するのに対
し、バツクワード・パスは最終状態(SF)を出
発して時間について後向きに推移する点であ
る。またバツクワード・パスでは状態について
も後向きとなる。 N(S)がSから出発して空遷移を介して推移す
る状態の組を表わし、M(S)がSから出発して非
空遷移を介して推移する状態の組を表わすとす
ると、つぎの式が成立する。 βT+1(SF)=1.0 βt(S)=Σ〓〓M(S)Pr(ft、S→σ)βt+1(σ) +Σ〓〓N(S)Pr(S→σ)βt(σ) (t≦Tのとき) バツクワード・パスでは時刻T+1、T、
…、1、状態SF、SF-1、…、1について順次上
述の式を用いてβt(S)の値が決定される。 上述の3つの要素が所定のi、j、およびt
について決定されれば、対応するカウント値を
容易に計算できる。 D5 音声認識システム環境 相互依存的に定義されるラベルおよび単語ベ
ースフオームは米国特許出願第845155号の音声
認識システム等に用いられる。 マルコフ・モデル音声認識システム1000の全
体の構成を第18図に示す。第18図の構成は
音響プロセツサ1002を具備する。音響プロ
セツサ1002は第2図の音響プロセツサ20
2と同様に動作する。したがつて、継続した時
間間隔(たとえば1/100秒)において、再定義
されたラベルからなるアルフアベツトから継続
してラベルを選択する。これらラベルは継続し
た時間間隔で検出される特徴ベクトルに対応す
る。 ラベルはスタツク・デコーダ1004に供給
される。スタツク・デコーダ1004は音響マ
ツチ・プロセツサ1006、言語モデル・プロ
セツサ1008およびワークステーシヨン10
12に結合されている。音響マツチ・プロセツ
サ1006は音響プロセツサ1004により生
成されたラベルを、再定義されたラベルと相互
依存的に構築された単語ベースフオーム(第3
図のステツプ302)にマツチングさせる。学語
ベースフオームの統計データは表1に示すよう
にストアされている。音響マツチ・プロセツサ
1006は単語ベースフオーム(すなわち語彙
単語のそれぞれのマルコフ・モデル・シーケン
ス)を含み、アークおよびラベル出力について
確率がストアされている。確率統計値は学習時
に決定される。 単語ごとのマルコフ・モデル・シーケンスは
ベースフオーム辞書208(第2図)から導出
される。すなわち最後にラベルが再定義され、
ベースフオームがそれから構築されたのち、そ
のベースフオームのマルコフ・モデル・シーケ
ンスが第18図の音声認識装置のためにセツト
される。話者ごとに、同一のマルコフ・モデ
ル・シーケンスが適用される。音声学的マルコ
フ・モデルの場合に単語「THE」がすべての
話者に対して同一の3つのマルコフ・モデル・
シーケンスDH−UHI−XXで表わされたよう
に、この発明でも話者と無関係に各単語のフイ
ーニーム・マルコフ・モデル・シーケンスを一
意に決定する。 しかしながら、所定の単語のフイーニーム・
マルコフ・モデル・シーケンスに適用される確
率統計値は話者ごとに異なる。換言すれば、ラ
ベル・アルフアベツトが話者ごとに区分として
おり、それは当該話者を特徴付けるパラメータ
値を有している。話者のラベル・アルフアベツ
トに基づいて、またその話者が発声したテキス
ト例に応じて生成されたラベルに基づいて(テ
キスト例は既知のフイーニーム・マルコフ・モ
デル・シーケンスに対応する)、マルコフ・モ
デルのアークおよびラベル出力の確率が当該話
者について決定される。 したがつて、相互依存的にラベルを再定義
し、単語ベースフオームを構築することによ
り、各単語について統一的なフイーニーム・マ
ルコフ・モデル・シーケンスを定義することが
できる。各単語にそのようなシーケンスが付与
されれば、各話者はテキスト例を発声して学習
を行う。すなわちフイーニーム・マルコフ・モ
デルの確率を計算し、ストアする。 所定のラベル・ストリングに対して、音響マ
ツチ・プロセツサ1006は語彙中の単語との
尤度を決定する。この決定はフイーニーム・マ
ルコフ・モデルにつき計算されストアされた音
響的な確率データに基づいて行われる。 言語モデルは予め記憶された単語シーケン
ス・データに基づく。典型的には数百万語の単
語を走査してm個の単語(1m)からなるシ
ーケンスの各々が起こる回数を求める。当該単
語がつぎの単語となる言語モデルのスコアを決
定する際、言語モデル1008は当該単語を2つの
もつともらしい先行単語に連結し、対象トリグ
ラム(三連字)を形成する。単語シーケンスの
データベースおよびデータベース・テキスト中
で当該トリグラムが発生した回数を参照して文
脈の尤度を決定する。データベース中でそのト
リグラムが発声していなかつたら、当該単語
と、もつともらしい先行の1単語とを考慮して
バイグラム(二連字)を形成する。そしてその
単語対のデータベース中の回数を取り出す。単
語対がデータベース中で起こつていなかつた
ら、当該単語が単独でデータベース中で起こる
尤度を考慮する。言語モデル・プロセツサ10
08のより詳細な説明は米国特許出願第844904
号に記載されている。言語モデル・プロセツサ
1008は、同音意義語や音響的に類似してい
る句の間の違いを判別するのに有益である。 スタツク・デコーダ1004は音響プロセツ
サ1006および言語モデル・プロセツサ10
08からの入力を用いて、どの単語シーケンス
が所定の入力音声に対応する単語シーケンスと
考え得るかを決定する。このスタツク・デコー
ダ1004の詳細は米国特許出願第738911号に
記載されている。 ラベルとマルコフ・モデル単語ベースフオー
ムとを相互依存的にすることにより、第18図
の音声認識システムの性能が向上する。 第18図の音声認識システムの好ましい態様
は(a)スタツク・デコーデイングを実現する
IBM4381メインフレーム・コンピユータと、
(b)(i)詳細音響マツチングと、詳細音響マツチを
行うべき候補単語のリストを生成する概算音響
マツチングとを実現し、(ii)入力音声をラベルに
変換する音響処理を行う3つのFPS 190Lアレ
イ・プロセツサと、(c)言語モデルの統計値をス
トアするIBM 3350 DASDユニツトの1バン
クとを含む。 上述の相互依存的なラベルの再定義およびベ
ースフオームの構築は、具体的な例では、
IBM3090メインフレーム・コンピユータで実
現され、つぎのような項目をストアするに足る
メモリ・ストレージが用いられた。 特徴ベクトル …10Kバイト/単語 単語ベースフオーム …1Kバイト/単語 確 率 …200Kバイト 整列データ …4Kバイト/単語 ラベル(プロトタイプ・ベクトル)データ
…200Kバイト ラベルID(フイーニーム) …200バイト/単語 E 発明の効果 以上説明したようにこの発明によれば、フイー
ニーム・マルコフ・モデル単語ベースフオームを
用いて認識を行うに際し、ラベル・アルフアベツ
トのラベル(ラベル・プロトタイプ)をベースフ
オームを用いて再定義し、さらに、再定義したラ
ベル・アルフアベツトのラベルを用いてベースフ
オームを再構築するようにして、認識の精度を向
上させることができる。 F 表1
【表】
…
ロケーシヨン値 l11N+1 l1
1N+2 ・ ・ ・ (l11+1)N
y12 1(1)
y12 1(2) ・ ・ ・ y12 1(N)
ロケーシヨン値 l11N+1 l1
1N+2 ・ ・ ・ (l11+1)N
y12 1(1)
y12 1(2) ・ ・ ・ y12 1(N)
【表】
【表】
…
【表】
…
【表】
…
ロケーシヨン値 (NARCS−1)NLABELS+1
・ ・ NARCS*NLABELS
PNARCS1
・ ・ PNARCSINLABE
LS
ロケーシヨン値 (NARCS−1)NLABELS+1
・ ・ NARCS*NLABELS
PNARCS1
・ ・ PNARCSINLABE
LS
第1図は従来例を説明する図、第2図はこの発
明の一実施例を全体として示すブロツク図、第3
図は第2図例のラベル再定義およびベースフオー
ム再構築の動作を説明するフローチヤート、第4
図はフイーニーム・マルコフ・モデルを示す図、
第5図は第2図例のラベル再特定部の構成例を示
すブロツク図、第6図はビタービ整列のステツプ
を示すフローチヤート、第7図はビタービ整列の
プロセスを示す図、第8図は再定義ラベルの平均
値および共分散値を推定するステツプを示すフロ
ーチヤート、第9図は第8図の各値を初期化する
ステツプを示すフローチヤート、第10図は第8
図の各値を累積するステツプを示すフローチヤー
ト、第11図は第8図の各値を最終的に推定する
ステツプを示すフローチヤート、第12図は音声
データのラベル付のステツプを示すフローチヤー
ト、第13図は所定の特徴ベクトルに最も近いマ
ルコフ・モデルを決定するステツプを示すフロー
チヤート、第14図は第14A図および第14B
図の組合せ図、第14A図および第14B図は複
数の発声からマルコフ・モデル単語ベースフオー
ムを構築するステツプを示す図、第15図はフイ
ーニーム・マルコフ・モデル・シーケンスを示す
図、第16図は第15図例のトレリスを示す図、
第17図はフオワード・バツクワード計算を説明
するための図、第18図はこの発明の一実施例が
適用される音声認識システム環境を示すブロツク
図である。 202……音響プロセツサ、204……ベース
フオーム学習部、206……ベースフオーム構築
部、208……ベースフオーム辞書、210……
ラベル再特定部。
明の一実施例を全体として示すブロツク図、第3
図は第2図例のラベル再定義およびベースフオー
ム再構築の動作を説明するフローチヤート、第4
図はフイーニーム・マルコフ・モデルを示す図、
第5図は第2図例のラベル再特定部の構成例を示
すブロツク図、第6図はビタービ整列のステツプ
を示すフローチヤート、第7図はビタービ整列の
プロセスを示す図、第8図は再定義ラベルの平均
値および共分散値を推定するステツプを示すフロ
ーチヤート、第9図は第8図の各値を初期化する
ステツプを示すフローチヤート、第10図は第8
図の各値を累積するステツプを示すフローチヤー
ト、第11図は第8図の各値を最終的に推定する
ステツプを示すフローチヤート、第12図は音声
データのラベル付のステツプを示すフローチヤー
ト、第13図は所定の特徴ベクトルに最も近いマ
ルコフ・モデルを決定するステツプを示すフロー
チヤート、第14図は第14A図および第14B
図の組合せ図、第14A図および第14B図は複
数の発声からマルコフ・モデル単語ベースフオー
ムを構築するステツプを示す図、第15図はフイ
ーニーム・マルコフ・モデル・シーケンスを示す
図、第16図は第15図例のトレリスを示す図、
第17図はフオワード・バツクワード計算を説明
するための図、第18図はこの発明の一実施例が
適用される音声認識システム環境を示すブロツク
図である。 202……音響プロセツサ、204……ベース
フオーム学習部、206……ベースフオーム構築
部、208……ベースフオーム辞書、210……
ラベル再特定部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 音声入力に応じてラベル・アルフアベツトの
ラベルを時間間隔ごとに順次出力する音響プロセ
ツサと、 複数のアークを有するマルコフ・モデルのシー
ケンスにより特徴付けられるマルコフ・モデル単
語ベースフオームとして各語彙単語の統計データ
をストアする辞書手段であつて、各マルコフ・モ
デルの各アークの確率および各マルコフ・モデル
の所定の1または複数アークの各々において上記
ラベル・アルフアベツト中の各ラベルが出力され
る確率をストアする記憶部を有するものと、 上記音響プロセツサに結合させて、上記ラベ
ル・アルフアベツト中のラベルを再定義する再定
義手段と、 上記辞書手段に結合されて、上記マルコフ・モ
デル単語ベースフオーム用にストアされているデ
ータを上記音響プロセツサにより生成された再定
義ラベルに基づいて更新する手段とを有し、 上記再定義手段は上記マルコフ・モデル単語ベ
ースフオーム用に更新されストアされたデータに
基づいてラベルを再定義できるようにした音声認
識装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US11550587A | 1987-10-30 | 1987-10-30 | |
| US115505 | 1987-10-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01137297A JPH01137297A (ja) | 1989-05-30 |
| JPH0581918B2 true JPH0581918B2 (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=22361837
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25746888A Granted JPH01137297A (ja) | 1987-10-30 | 1988-10-14 | 音声認識装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0314908B1 (ja) |
| JP (1) | JPH01137297A (ja) |
| DE (1) | DE3876379T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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