JPH0581920A - 導電性高分子組成物 - Google Patents
導電性高分子組成物Info
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- JPH0581920A JPH0581920A JP14197391A JP14197391A JPH0581920A JP H0581920 A JPH0581920 A JP H0581920A JP 14197391 A JP14197391 A JP 14197391A JP 14197391 A JP14197391 A JP 14197391A JP H0581920 A JPH0581920 A JP H0581920A
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- polyaniline
- polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 (A)ポリアニリン、(B)アルキレンオキ
シド単量体の単独重合体、ブロック共重合体およびラン
ダム共重合体からなる群より選択された少なくとも1種
のアルキレンオキシド重合体を架橋させて得られる架橋
体、ならびに(C)プロトン酸のアニオン、電子受容物
質、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩からなる
群より選択された少なくとも1種、からなる。 【効果】 本発明の導電性高分子組成物は、用途に応じ
て電子伝導性および/またはイオン伝導性を選択でき
る。また、加工性に富み柔軟であるため、広範囲の用途
に応用できる。
シド単量体の単独重合体、ブロック共重合体およびラン
ダム共重合体からなる群より選択された少なくとも1種
のアルキレンオキシド重合体を架橋させて得られる架橋
体、ならびに(C)プロトン酸のアニオン、電子受容物
質、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩からなる
群より選択された少なくとも1種、からなる。 【効果】 本発明の導電性高分子組成物は、用途に応じ
て電子伝導性および/またはイオン伝導性を選択でき
る。また、加工性に富み柔軟であるため、広範囲の用途
に応用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池、エレクトロクロ
ミックディスプレイ、コンデンサ等の電子デバイス、帯
電防止材料、電磁波遮蔽材料などに応用できる新規な導
電性高分子組成物に関する。
ミックディスプレイ、コンデンサ等の電子デバイス、帯
電防止材料、電磁波遮蔽材料などに応用できる新規な導
電性高分子組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、導
電性高分子として知られているものにポリアセチレン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフ
ェニレンビニレン等の電子を電荷担体とするものがあ
る。このうちポリピロールは膜の強度が比較的高いため
に、固体電解コンデンサーの固体電解質として用いられ
ている(特開昭63−158829号)。また、ポリア
ニリンは電気化学的にドープ・脱ドープが繰り返し行な
われ、かつドーピング容量が他の導電性高分子と比較し
て大きいため、二次電池の正極活物質として用いられて
いる(第27回電池討論会、3A05L)。
電性高分子として知られているものにポリアセチレン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリフ
ェニレンビニレン等の電子を電荷担体とするものがあ
る。このうちポリピロールは膜の強度が比較的高いため
に、固体電解コンデンサーの固体電解質として用いられ
ている(特開昭63−158829号)。また、ポリア
ニリンは電気化学的にドープ・脱ドープが繰り返し行な
われ、かつドーピング容量が他の導電性高分子と比較し
て大きいため、二次電池の正極活物質として用いられて
いる(第27回電池討論会、3A05L)。
【0003】これらの高分子の製造方法としては、酸化
剤を使用して化学的に酸化重合する方法(化学重合
法)、電気化学的に酸化重合する方法(電解重合法)な
どが知られている。
剤を使用して化学的に酸化重合する方法(化学重合
法)、電気化学的に酸化重合する方法(電解重合法)な
どが知られている。
【0004】このうち、化学重合法は一般に大量合成が
容易である。しかし、得られる導電性高分子が、粉末で
あるうえに不溶・不融のため成形性に劣り、導電材料と
して用いる場合にはバインダーに分散して塗布する必要
があり、導電性カーボンや金属微粉末を用いる場合とな
んら変りなく特徴の乏しいものである。
容易である。しかし、得られる導電性高分子が、粉末で
あるうえに不溶・不融のため成形性に劣り、導電材料と
して用いる場合にはバインダーに分散して塗布する必要
があり、導電性カーボンや金属微粉末を用いる場合とな
んら変りなく特徴の乏しいものである。
【0005】一方、電解重合法では膜状の導電性高分子
が得られる。しかし、ポリピロールの如き導電性高分子
の場合は膜強度の高いものが得られるものの、ポリアニ
リンやポリチオフェンの如き導電性高分子の場合はその
膜強度が低い。また、電解重合法で得られる導電性高分
子に共通する欠点として、電極の大きさにより得られる
導電性高分子膜の大きさが制限されること、さらに、絶
縁体上に薄膜を形成させるためには導電性のプレコート
層を設ける必要があること、などが挙げられる。このよ
うな欠点のために、従来は、大面積の導電性高分子膜あ
るいは導電性高分子層を得ることは困難であった。
が得られる。しかし、ポリピロールの如き導電性高分子
の場合は膜強度の高いものが得られるものの、ポリアニ
リンやポリチオフェンの如き導電性高分子の場合はその
膜強度が低い。また、電解重合法で得られる導電性高分
子に共通する欠点として、電極の大きさにより得られる
導電性高分子膜の大きさが制限されること、さらに、絶
縁体上に薄膜を形成させるためには導電性のプレコート
層を設ける必要があること、などが挙げられる。このよ
うな欠点のために、従来は、大面積の導電性高分子膜あ
るいは導電性高分子層を得ることは困難であった。
【0006】最近、このような欠点を克服するために、
ピロールやチオフェンの如き複素5員環化合物の3位に
アルキル基やアルコキシル基を有する化合物を単量体と
して重合することにより溶媒に可溶な導電性高分子や熱
可塑性を有する導電性高分子が得られることが報告され
た(Macromolecules,20,217(1
987)など)。これらのうち、ポリチオフェン誘導体
は、加工性に優れている反面、電気伝導度の安定性に乏
しいという欠点を有している。さらに、ポリピロール誘
導体は、その単量体が高価であり、また合成に困難が伴
うことが多い。
ピロールやチオフェンの如き複素5員環化合物の3位に
アルキル基やアルコキシル基を有する化合物を単量体と
して重合することにより溶媒に可溶な導電性高分子や熱
可塑性を有する導電性高分子が得られることが報告され
た(Macromolecules,20,217(1
987)など)。これらのうち、ポリチオフェン誘導体
は、加工性に優れている反面、電気伝導度の安定性に乏
しいという欠点を有している。さらに、ポリピロール誘
導体は、その単量体が高価であり、また合成に困難が伴
うことが多い。
【0007】また、最近になり、化学重合法を用いて得
られたポリアニリンを脱ドープすると溶媒に可溶となる
ことが見い出された(特開平3−28229号)。この
ポリアニリンは、熱処理により強じんなフィルムを与え
るとともに、プロトン酸等を用いて再ドープすることに
より高い電気伝導度をもつ自立性の膜を与えるため、重
合方法の簡便性と併せて考えるときわめて優れたもので
ある。しかしながら、帯電防止処理剤として他の基材上
に塗布する場合には、基材によっては密着性や柔軟性に
問題があるためにバインダーの併用が必要となり、本来
ポリアニリンの有する導電性が損なわれる結果となる。
られたポリアニリンを脱ドープすると溶媒に可溶となる
ことが見い出された(特開平3−28229号)。この
ポリアニリンは、熱処理により強じんなフィルムを与え
るとともに、プロトン酸等を用いて再ドープすることに
より高い電気伝導度をもつ自立性の膜を与えるため、重
合方法の簡便性と併せて考えるときわめて優れたもので
ある。しかしながら、帯電防止処理剤として他の基材上
に塗布する場合には、基材によっては密着性や柔軟性に
問題があるためにバインダーの併用が必要となり、本来
ポリアニリンの有する導電性が損なわれる結果となる。
【0008】一方、この可溶性のポリアニリンを二次電
池の正極活物質として用いることも可能である。この可
溶性のポリアニリンは形状を種々変えることができるた
めに、従来の化学重合法や電解重合法で得られたポリア
ニリンを正極活物質として用いる方法に比べ、電極設計
が容易である。しかしながら、ポリアニリン、ポリチオ
フェンまたはポリピロールを正極活物質として用いる二
次電池の共通の問題点として、充放電にともなうアニオ
ンの拡散が律速になることが挙げられ、このため大容量
二次電池の実現の障害となっているが、この溶媒可溶性
ポリアニリンを二次電池の正極活物質として用いる場合
にもこの問題点を克服することはできない。
池の正極活物質として用いることも可能である。この可
溶性のポリアニリンは形状を種々変えることができるた
めに、従来の化学重合法や電解重合法で得られたポリア
ニリンを正極活物質として用いる方法に比べ、電極設計
が容易である。しかしながら、ポリアニリン、ポリチオ
フェンまたはポリピロールを正極活物質として用いる二
次電池の共通の問題点として、充放電にともなうアニオ
ンの拡散が律速になることが挙げられ、このため大容量
二次電池の実現の障害となっているが、この溶媒可溶性
ポリアニリンを二次電池の正極活物質として用いる場合
にもこの問題点を克服することはできない。
【0009】本発明の課題は、上記の問題を解消し得
て、成形性に優れた新規な導電性高分子組成物を提供す
る処にある。さらに、電子伝導性とイオン伝導性の双方
の電気伝導性を併せもつことにより新規の導電材料たり
うる導電性高分子組成物を提供する処にある。
て、成形性に優れた新規な導電性高分子組成物を提供す
る処にある。さらに、電子伝導性とイオン伝導性の双方
の電気伝導性を併せもつことにより新規の導電材料たり
うる導電性高分子組成物を提供する処にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性高分子組
成物は、(A)ポリアニリン、(B)アルキレンオキシ
ド単量体の単独重合体、ブロック共重合体およびランダ
ム共重合体からなる群より選択された少なくとも1種の
アルキレンオキシド重合体を架橋させて得られる架橋
体、ならびに(C)プロトン酸のアニオン、電子受容物
質、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩からなる
群より選択された少なくとも1種からなる。
成物は、(A)ポリアニリン、(B)アルキレンオキシ
ド単量体の単独重合体、ブロック共重合体およびランダ
ム共重合体からなる群より選択された少なくとも1種の
アルキレンオキシド重合体を架橋させて得られる架橋
体、ならびに(C)プロトン酸のアニオン、電子受容物
質、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩からなる
群より選択された少なくとも1種からなる。
【0011】本発明においては、(A)成分と(B)成
分が相互溶解し、分子分散して、(A)成分と(B)成
分の複合体からなるポリマーアロイが形成されるが、こ
のポリマーアロイ中の(A)成分および/または(B)
成分が(C)成分と錯体形成することにより、電子伝導
性および/またはイオン伝導性を示す。
分が相互溶解し、分子分散して、(A)成分と(B)成
分の複合体からなるポリマーアロイが形成されるが、こ
のポリマーアロイ中の(A)成分および/または(B)
成分が(C)成分と錯体形成することにより、電子伝導
性および/またはイオン伝導性を示す。
【0012】また、(A)成分と(B)成分は完全に相
溶するため、形成されるポリマーアロイは相互貫入型網
目構造(IPN構造)を有し、(A)成分の単独フィル
ムには見られない柔軟性を示す。
溶するため、形成されるポリマーアロイは相互貫入型網
目構造(IPN構造)を有し、(A)成分の単独フィル
ムには見られない柔軟性を示す。
【0013】以下、本発明においては、(A)成分、
(B)成分、または、(A)成分および(B)成分の複
合体に(C)成分を加えて錯体形成せしめることを「ド
ープ」という。
(B)成分、または、(A)成分および(B)成分の複
合体に(C)成分を加えて錯体形成せしめることを「ド
ープ」という。
【0014】本発明に用いる(A)成分のポリアニリン
は、例えば、水、メタノール等の溶媒にアニリンを分散
または溶解せしめ、硫酸、塩酸等のプロトン酸の存在下
で過硫酸アンモニウム、過酸化水素、二酸化マンガン等
の酸化剤を加えて重合させてドープ状態のポリアニリン
を得、さらにこれをアンモニア、水酸化ナトリウム等の
塩基で脱ドープ処理することにより容易に得ることがで
きる。さらに、脱ドープ処理したポリアニリンを還元処
理したものも用いることができる。
は、例えば、水、メタノール等の溶媒にアニリンを分散
または溶解せしめ、硫酸、塩酸等のプロトン酸の存在下
で過硫酸アンモニウム、過酸化水素、二酸化マンガン等
の酸化剤を加えて重合させてドープ状態のポリアニリン
を得、さらにこれをアンモニア、水酸化ナトリウム等の
塩基で脱ドープ処理することにより容易に得ることがで
きる。さらに、脱ドープ処理したポリアニリンを還元処
理したものも用いることができる。
【0015】(B)成分のアルキレンオキシド重合体の
架橋体とは、アルキレンオキシド単量体の単独重合体、
ブロック共重合体およびランダム共重合体からなる群よ
り選択された少なくとも1種のアルキレンオキシド重合
体を架橋させて得られる架橋体であり、通常は、下記の
如き活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加(開
環)重合反応させた後に適当な架橋剤を用いて架橋反応
させて得られる。
架橋体とは、アルキレンオキシド単量体の単独重合体、
ブロック共重合体およびランダム共重合体からなる群よ
り選択された少なくとも1種のアルキレンオキシド重合
体を架橋させて得られる架橋体であり、通常は、下記の
如き活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加(開
環)重合反応させた後に適当な架橋剤を用いて架橋反応
させて得られる。
【0016】活性水素化合物としては、メタノール、エ
タノール等の一価アルコール類、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等の二
価アルコール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ソルビトール、シュークローズ、ポリグリセリン等
の多価アルコール類、モノエタノールアミン、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、2−エチルヘキシル
アミン、ヘキサメチレンジアミン等のアミン類、ビスフ
ェノールA、ハイドロキノン等のフェノール性活性水素
含有化合物類等がある。
タノール等の一価アルコール類、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール等の二
価アルコール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ソルビトール、シュークローズ、ポリグリセリン等
の多価アルコール類、モノエタノールアミン、エチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、2−エチルヘキシル
アミン、ヘキサメチレンジアミン等のアミン類、ビスフ
ェノールA、ハイドロキノン等のフェノール性活性水素
含有化合物類等がある。
【0017】アルキレンオキシド単量体としては、エチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキシ
ブタン、1,2−エポキシペンタン、1,2−エポキシ
ヘキサン、1,2−エポキシヘプタン、1,2−エポキ
シオクタン、1,2−エポキシノナン等の炭素数2〜9
のα−オレフィンオキシド、さらに炭素数10以上のα
−オレフィンオキシド、スチレンオキシド等がいずれも
使用できるが、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、1,2−エポキシブタンの使用が特に好ましい。
レンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−エポキシ
ブタン、1,2−エポキシペンタン、1,2−エポキシ
ヘキサン、1,2−エポキシヘプタン、1,2−エポキ
シオクタン、1,2−エポキシノナン等の炭素数2〜9
のα−オレフィンオキシド、さらに炭素数10以上のα
−オレフィンオキシド、スチレンオキシド等がいずれも
使用できるが、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、1,2−エポキシブタンの使用が特に好ましい。
【0018】重合反応に際しては、ナトリウムメトキシ
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチウ
ム、トリエチルアミン、カリウム−t−ブトキシド等の
塩基性触媒や過塩素酸、ボロントリフルオライド等の酸
性触媒を用いるが、特に塩基性触媒が好適に用いられ
る。
ド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸リチウ
ム、トリエチルアミン、カリウム−t−ブトキシド等の
塩基性触媒や過塩素酸、ボロントリフルオライド等の酸
性触媒を用いるが、特に塩基性触媒が好適に用いられ
る。
【0019】アルキレンオキシド重合体の数平均分子量
は100〜20,000が好ましい。
は100〜20,000が好ましい。
【0020】アルキレンオキシド重合体の架橋方法とし
ては、イソシアネート架橋、エステル架橋等の方法が挙
げられる。
ては、イソシアネート架橋、エステル架橋等の方法が挙
げられる。
【0021】それぞれの架橋に用いられる架橋剤として
は、イソシアネート架橋の場合、例えば、2,4−トリ
レンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−ト
リレンジイソシアネート(2,6−TDI)、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホロン
ジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネー
ト、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェー
ト、リジンエステルトリイソシアネート、1,8−ジイ
ソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、
1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,
3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロ
ヘプタントリイソシアネート、ビューレット結合HMD
I、イソシアヌレート結合HMDI、トリメチロールプ
ロパンTDI3モル付加物、またはこれらの混合物等が
挙げられ、エステル架橋の場合、例えば、マロン酸、コ
ハク酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、イタコン
酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、ダイマー酸等の多価
カルボン酸;これらの多価カルボン酸のモノメチルエス
テル、ジメチルエステル、モノエチルエステル、ジエチ
ルエステル、モノプロピルエステル、ジプロピルエステ
ル、モノブチルエステル、ジブチルエステル等の低級ア
ルキルエステル;前記多価カルボン酸の酸無水物等が挙
げられる。
は、イソシアネート架橋の場合、例えば、2,4−トリ
レンジイソシアネート(2,4−TDI)、2,6−ト
リレンジイソシアネート(2,6−TDI)、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホロン
ジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネー
ト、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェー
ト、リジンエステルトリイソシアネート、1,8−ジイ
ソシアネート−4−イソシアネートメチルオクタン、
1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、1,
3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、ビシクロ
ヘプタントリイソシアネート、ビューレット結合HMD
I、イソシアヌレート結合HMDI、トリメチロールプ
ロパンTDI3モル付加物、またはこれらの混合物等が
挙げられ、エステル架橋の場合、例えば、マロン酸、コ
ハク酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、イタコン
酸、トリメリト酸、ピロメリト酸、ダイマー酸等の多価
カルボン酸;これらの多価カルボン酸のモノメチルエス
テル、ジメチルエステル、モノエチルエステル、ジエチ
ルエステル、モノプロピルエステル、ジプロピルエステ
ル、モノブチルエステル、ジブチルエステル等の低級ア
ルキルエステル;前記多価カルボン酸の酸無水物等が挙
げられる。
【0022】イソシアネート架橋を行なう場合、その反
応は、例えば、イソシアネート類とアルキレンオキシド
重合体とをNCO/OH当量比1.5〜0.5の範囲で
混合し、温度80〜150℃で1〜5時間行なう。
応は、例えば、イソシアネート類とアルキレンオキシド
重合体とをNCO/OH当量比1.5〜0.5の範囲で
混合し、温度80〜150℃で1〜5時間行なう。
【0023】また、エステル架橋を行なう場合、その反
応(例えば、エステル化反応またはエステル交換反応)
は、例えば、アルキレンオキシド重合体と多価カルボン
酸、その低級アルキルエステル、またはその酸無水物と
を、官能比として1:2〜2:1で混合し、温度120
〜250℃、10-4〜10Torrの条件下で行なう。
応(例えば、エステル化反応またはエステル交換反応)
は、例えば、アルキレンオキシド重合体と多価カルボン
酸、その低級アルキルエステル、またはその酸無水物と
を、官能比として1:2〜2:1で混合し、温度120
〜250℃、10-4〜10Torrの条件下で行なう。
【0024】本発明の導電性高分子組成物を得るには、
例えば、(A)成分、アルキレンオキシド重合体、およ
び前記した架橋剤をこれらの共通溶媒であるジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−
ピロリドン等に溶解し、これを加熱乾燥して溶媒を除去
すると共に架橋反応を行なうことにより(A)成分およ
び(B)成分の複合体を得、この複合体に(C)成分を
ドープすればよい。
例えば、(A)成分、アルキレンオキシド重合体、およ
び前記した架橋剤をこれらの共通溶媒であるジメチルス
ルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−
ピロリドン等に溶解し、これを加熱乾燥して溶媒を除去
すると共に架橋反応を行なうことにより(A)成分およ
び(B)成分の複合体を得、この複合体に(C)成分を
ドープすればよい。
【0025】また、予め(A)成分および/または
(B)成分に(C)成分をドープした後に、これらを混
合して導電性高分子組成物を得ることもできる。
(B)成分に(C)成分をドープした後に、これらを混
合して導電性高分子組成物を得ることもできる。
【0026】すなわち、(A)成分のポリアニリンは通
常ドープ状態では溶媒に不溶であるが、脱ドープ状態の
ポリアニリンをヒドラジン、フェニルヒドラジン、塩酸
ヒドラジン等の還元剤で処理した後にテトラシアノキノ
ジメタン、クロラニル、テトラシアノエチレン等の電子
受容物質でドープすることにより、ドープ状態でも溶媒
に可溶の導電性ポリアニリンとなる。従って、このよう
な電子受容物質でドープしたポリアニリンを用いれば、
複合体を形成した後にドープを行なわずとも良い。ま
た、通常の脱ドープ状態のポリアニリンまたはその還元
体を(A)成分として用いた場合には、複合体を形成し
た後に、過塩素酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸等の
プロトン酸にこの複合体を浸漬処理することにより、容
易にドープすることができる。さらに、電気化学的なド
ープ方法も可能である。
常ドープ状態では溶媒に不溶であるが、脱ドープ状態の
ポリアニリンをヒドラジン、フェニルヒドラジン、塩酸
ヒドラジン等の還元剤で処理した後にテトラシアノキノ
ジメタン、クロラニル、テトラシアノエチレン等の電子
受容物質でドープすることにより、ドープ状態でも溶媒
に可溶の導電性ポリアニリンとなる。従って、このよう
な電子受容物質でドープしたポリアニリンを用いれば、
複合体を形成した後にドープを行なわずとも良い。ま
た、通常の脱ドープ状態のポリアニリンまたはその還元
体を(A)成分として用いた場合には、複合体を形成し
た後に、過塩素酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸等の
プロトン酸にこの複合体を浸漬処理することにより、容
易にドープすることができる。さらに、電気化学的なド
ープ方法も可能である。
【0027】またさらに、本発明の導電性高分子組成物
においては、アルキレンオキシド重合体の架橋体を
(B)成分として複合しているために、アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩を用いて、複合体中のアルキ
レンオキシド重合体の架橋体にドープすることが可能で
ある。これらの塩を、複合体を形成する前にアルキレン
オキシド重合体にドープすることも可能であり、また複
合体を形成した後に塩の溶液を用いてドープすることも
可能である。
においては、アルキレンオキシド重合体の架橋体を
(B)成分として複合しているために、アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩を用いて、複合体中のアルキ
レンオキシド重合体の架橋体にドープすることが可能で
ある。これらの塩を、複合体を形成する前にアルキレン
オキシド重合体にドープすることも可能であり、また複
合体を形成した後に塩の溶液を用いてドープすることも
可能である。
【0028】(B)成分にドープするアルカリ金属塩ま
たはアルカリ土類金属塩は、特に限定されないが、例え
ば、LiI、LiCl、LiClO4、LiSCN、L
iBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiCF
3CO2、LiHgI3、NaI、NaSCN、NaB
r、CaCl2、Ca(SCN)2、Ca(ClO4)
2等が好ましい。
たはアルカリ土類金属塩は、特に限定されないが、例え
ば、LiI、LiCl、LiClO4、LiSCN、L
iBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiCF
3CO2、LiHgI3、NaI、NaSCN、NaB
r、CaCl2、Ca(SCN)2、Ca(ClO4)
2等が好ましい。
【0029】予めアルキレンオキシド重合体にドープし
ておく場合には、アセトン、メタノール、テトラヒドロ
フラン等の、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およ
びアルキレンオキシド重合体に対する共通溶媒を用いて
これらを混合した後に溶媒を留去する方法を用いること
ができる。複合体形成後にドープする場合には、アルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩を溶解した溶媒にこ
の複合体を浸漬する方法が好適に用いられる。
ておく場合には、アセトン、メタノール、テトラヒドロ
フラン等の、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およ
びアルキレンオキシド重合体に対する共通溶媒を用いて
これらを混合した後に溶媒を留去する方法を用いること
ができる。複合体形成後にドープする場合には、アルカ
リ金属塩またはアルカリ土類金属塩を溶解した溶媒にこ
の複合体を浸漬する方法が好適に用いられる。
【0030】本発明の導電性高分子組成物は、その構造
体中に電子伝導性およびイオン伝導性を示す高分子鎖を
含有するために、電子/イオン混合導電性を示す。この
ため、二次電池用の電極として好適に使用できる。ま
た、必要に応じて電子伝導性またはイオン伝導性の一方
のみを発現することも可能である。
体中に電子伝導性およびイオン伝導性を示す高分子鎖を
含有するために、電子/イオン混合導電性を示す。この
ため、二次電池用の電極として好適に使用できる。ま
た、必要に応じて電子伝導性またはイオン伝導性の一方
のみを発現することも可能である。
【0031】(A)成分および(B)成分は完全に相溶
するために、形成された複合体は相互貫入型網目構造
(IPN構造)を有するポリマーアロイとなり、(A)
成分のみの単独フィルムに見られない柔軟性を示す。
するために、形成された複合体は相互貫入型網目構造
(IPN構造)を有するポリマーアロイとなり、(A)
成分のみの単独フィルムに見られない柔軟性を示す。
【0032】
【実施例】以下にポリアニリンの合成例を示す。
【0033】合成例1(脱ドープポリアニリンの合成) 撹拌機、温度計、冷却管、滴下ロートを装着した1リッ
トル四つ口フラスコにアニリン20g、塩酸18ml、
および水250mlを加えた。これを0℃に冷却した
後、過硫酸アンモニウム49gを水120gに溶解した
液を滴下ロートより4時間かけて滴下した。滴下終了後
さらに1時間撹拌した後、折出した固体を濾別、水洗し
た後、メタノールで濾液が透明になるまで洗浄した。次
いで、この固体を4Nアンモニア水500mlに分散
し、4時間撹拌した。撹拌終了後、固体を濾別し、濾液
が中性になるまで水洗した後、メタノールで濾液が透明
になるまで洗浄した。濾別した固体を真空乾燥して、濃
褐色の脱ドープポリアニリン10.2gを得た。このも
のはN−メチル−2−ピロリドンに可溶であった。
トル四つ口フラスコにアニリン20g、塩酸18ml、
および水250mlを加えた。これを0℃に冷却した
後、過硫酸アンモニウム49gを水120gに溶解した
液を滴下ロートより4時間かけて滴下した。滴下終了後
さらに1時間撹拌した後、折出した固体を濾別、水洗し
た後、メタノールで濾液が透明になるまで洗浄した。次
いで、この固体を4Nアンモニア水500mlに分散
し、4時間撹拌した。撹拌終了後、固体を濾別し、濾液
が中性になるまで水洗した後、メタノールで濾液が透明
になるまで洗浄した。濾別した固体を真空乾燥して、濃
褐色の脱ドープポリアニリン10.2gを得た。このも
のはN−メチル−2−ピロリドンに可溶であった。
【0034】合成例2(脱ドープポリアニリン還元体の
合成) 合成例1にて得られた脱ドープポリアニリン2gをN−
メチル−2−ピロリドン98gに溶解し、この溶液にフ
ェニルヒドラジン0.8gを加えた。反応終了後、アセ
トンにて再沈殿させ、折出した固体を濾別後、アセトン
で洗浄した後、乾燥して灰色の標題ポリアニリン1.6
gを得た。
合成) 合成例1にて得られた脱ドープポリアニリン2gをN−
メチル−2−ピロリドン98gに溶解し、この溶液にフ
ェニルヒドラジン0.8gを加えた。反応終了後、アセ
トンにて再沈殿させ、折出した固体を濾別後、アセトン
で洗浄した後、乾燥して灰色の標題ポリアニリン1.6
gを得た。
【0035】次にアルキレンオキシド重合体の合成例を
示す。
示す。
【0036】合成例3(アルキレンオキシド重合体B−
1の合成) ジエチレングリコール212gを出発物質とし、触媒に
水酸化カリウム4gを用い、エチレンオキシド1,78
8gを5リットルオートクレーブ中において120℃で
8時間反応させた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量
1,000(水酸基価より算出)のエチレンオキシド単
独重合体1,950gを得た。
1の合成) ジエチレングリコール212gを出発物質とし、触媒に
水酸化カリウム4gを用い、エチレンオキシド1,78
8gを5リットルオートクレーブ中において120℃で
8時間反応させた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量
1,000(水酸基価より算出)のエチレンオキシド単
独重合体1,950gを得た。
【0037】合成例4(アルキレンオキシド重合体B−
2の合成) ジエチレングリコール212gを出発物質とし、触媒に
水酸化カリウム12gを用い、エチレンオキシド1,8
94gおよびプロピレンオキシド1,894gを5リッ
トルオートクレーブ中において120℃で8時間反応さ
せた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量4,000
(水酸基価より算出)のエチレンオキシド−プロピレン
オキシドランダム共重合体3,980gを得た。
2の合成) ジエチレングリコール212gを出発物質とし、触媒に
水酸化カリウム12gを用い、エチレンオキシド1,8
94gおよびプロピレンオキシド1,894gを5リッ
トルオートクレーブ中において120℃で8時間反応さ
せた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量4,000
(水酸基価より算出)のエチレンオキシド−プロピレン
オキシドランダム共重合体3,980gを得た。
【0038】合成例5(アルキレンオキシド重合体B−
4の合成) グリセリン184gを出発物質とし、触媒に水酸化カリ
ウム12.0gを用い、エチレンオキシド3,816g
を5リットルオートクレーブ中において130℃で4時
間反応させた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量2,
000(水酸基価より算出)のエチレンオキシド単独重
合体3,940gを得た。
4の合成) グリセリン184gを出発物質とし、触媒に水酸化カリ
ウム12.0gを用い、エチレンオキシド3,816g
を5リットルオートクレーブ中において130℃で4時
間反応させた後、脱塩精製を行ない、数平均分子量2,
000(水酸基価より算出)のエチレンオキシド単独重
合体3,940gを得た。
【0039】合成例6(アルキレンオキシド重合体B−
5の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム9gを用い、エチレンオキシド2,326gおよびプ
ロピレンオキシド581gを5リットルオートクレーブ
中において120℃で8時間反応させた後、脱塩精製を
行ない、数平均分子量3,000(水酸基価より算出)
のエチレンオキシド−プロピレンオキシドランダム共重
合体2,994gを得た。
5の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム9gを用い、エチレンオキシド2,326gおよびプ
ロピレンオキシド581gを5リットルオートクレーブ
中において120℃で8時間反応させた後、脱塩精製を
行ない、数平均分子量3,000(水酸基価より算出)
のエチレンオキシド−プロピレンオキシドランダム共重
合体2,994gを得た。
【0040】合成例7(アルキレンオキシド重合体B−
6の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム10gを用い、エチレンオキシド2,454gおよび
プロピレンオキシド2,454gを10リットルオート
クレーブ中において120℃で8時間反応させた後、脱
塩精製を行ない、数平均分子量5,000(水酸基価よ
り算出)のエチレンオキシド−プロピレンオキシドラン
ダム共重合体4,990gを得た。
6の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム10gを用い、エチレンオキシド2,454gおよび
プロピレンオキシド2,454gを10リットルオート
クレーブ中において120℃で8時間反応させた後、脱
塩精製を行ない、数平均分子量5,000(水酸基価よ
り算出)のエチレンオキシド−プロピレンオキシドラン
ダム共重合体4,990gを得た。
【0041】合成例8(アルキレンオキシド重合体B−
7の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム21gを用い、エチレンオキシド1,382gおよび
プロピレンオキシド5,526gを10リットルオート
クレーブ中において120℃で8時間反応させた後、脱
塩精製を行ない、数平均分子量7,000(水酸基価よ
り算出)のエチレンオキシド−プロピレンオキシドラン
ダム共重合体6,990gを得た。
7の合成) グリセリン92gを出発物質とし、触媒に水酸化カリウ
ム21gを用い、エチレンオキシド1,382gおよび
プロピレンオキシド5,526gを10リットルオート
クレーブ中において120℃で8時間反応させた後、脱
塩精製を行ない、数平均分子量7,000(水酸基価よ
り算出)のエチレンオキシド−プロピレンオキシドラン
ダム共重合体6,990gを得た。
【0042】合成例9(アルキレンオキシド重合体B−
11の合成) ソルビトール182gを出発物質とし、触媒に水酸化カ
リウム9gを用い、5リットルオートクレーブ中におい
て、最初にエチレンオキシド1,409gを120℃で
4時間反応させ、次に1,2−エポキシブタン1,40
9gを120℃で7時間反応させた後、脱塩精製を行な
い、数平均分子量3,000(水酸基価より算出)のエ
チレンオキシド−1,2−エポキシブタンブロック共重
合体2,990gを得た。
11の合成) ソルビトール182gを出発物質とし、触媒に水酸化カ
リウム9gを用い、5リットルオートクレーブ中におい
て、最初にエチレンオキシド1,409gを120℃で
4時間反応させ、次に1,2−エポキシブタン1,40
9gを120℃で7時間反応させた後、脱塩精製を行な
い、数平均分子量3,000(水酸基価より算出)のエ
チレンオキシド−1,2−エポキシブタンブロック共重
合体2,990gを得た。
【0043】表1に、本発明で用いることのできるアル
キレンオキシド重合体の例を示す。
キレンオキシド重合体の例を示す。
【0044】
【表1】
【0045】実施例1 合成例1で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドン9.5gに溶解した溶液に、合成例4
で得たアルキレンオキシド重合体B−2(0.5g)と
ヘキサメチレンジイソシアネートとをNCO/OH当量
比1.0となるように加え、撹拌、相溶させた。この溶
液をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾燥し
て架橋反応を行ない、濃青色の光沢を示す自立性フィル
ムを得た。このフィルムをp−トルエンスルホン酸の2
0%水溶液に一昼夜浸漬した。浸漬終了後、水洗し、さ
らにアセトンで洗浄した後に乾燥して濃青色の自立性フ
ィルムを得た。
−2−ピロリドン9.5gに溶解した溶液に、合成例4
で得たアルキレンオキシド重合体B−2(0.5g)と
ヘキサメチレンジイソシアネートとをNCO/OH当量
比1.0となるように加え、撹拌、相溶させた。この溶
液をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾燥し
て架橋反応を行ない、濃青色の光沢を示す自立性フィル
ムを得た。このフィルムをp−トルエンスルホン酸の2
0%水溶液に一昼夜浸漬した。浸漬終了後、水洗し、さ
らにアセトンで洗浄した後に乾燥して濃青色の自立性フ
ィルムを得た。
【0046】このフィルムの電気伝導度(電導度)は電
子伝導性で1S/cmであり、電導度の周波数依存性が
少ない。引張強度は710kgf/cm2、伸び率は1
70%であった。
子伝導性で1S/cmであり、電導度の周波数依存性が
少ない。引張強度は710kgf/cm2、伸び率は1
70%であった。
【0047】実施例2 合成例2で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドン9.5gに溶解した溶液に7,7,
8,8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)を0.
002g加えた。次いで、合成例3で得たアルキレンオ
キシド重合体(B−1)0.2g、テレフタル酸ジメチ
ル8mgおよび水酸化リチウム1%水溶液1滴を加え、
よく撹拌して溶解した。この溶液をガラス板上に流延し
て0.1Torr、160℃にて60分間加熱して架橋
し、濃青色を示す自立性フィルムを得た。
−2−ピロリドン9.5gに溶解した溶液に7,7,
8,8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)を0.
002g加えた。次いで、合成例3で得たアルキレンオ
キシド重合体(B−1)0.2g、テレフタル酸ジメチ
ル8mgおよび水酸化リチウム1%水溶液1滴を加え、
よく撹拌して溶解した。この溶液をガラス板上に流延し
て0.1Torr、160℃にて60分間加熱して架橋
し、濃青色を示す自立性フィルムを得た。
【0048】このフィルムの電導度は0.3S/cmで
電子伝導性であり、電導度の周波数依存性(10Hz〜
200kHz)も殆どない。引張強度は600kgf/
cm2、伸び率は93%であった。
電子伝導性であり、電導度の周波数依存性(10Hz〜
200kHz)も殆どない。引張強度は600kgf/
cm2、伸び率は93%であった。
【0049】実施例3 合成例1で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドンに溶解した溶液に、過塩素酸リチウム
0.05g、合成例6で得たアルキレンオキシド重合体
(B−5)0.5gおよび2,4−トリレンジイソシア
ネートをNCO/OH当量比1となるように加え、撹拌
溶解した。この溶液をガラス板上に流延し、150℃に
て30分間乾燥して、濃青色の光沢を示す自立性フィル
ムを得た。
−2−ピロリドンに溶解した溶液に、過塩素酸リチウム
0.05g、合成例6で得たアルキレンオキシド重合体
(B−5)0.5gおよび2,4−トリレンジイソシア
ネートをNCO/OH当量比1となるように加え、撹拌
溶解した。この溶液をガラス板上に流延し、150℃に
て30分間乾燥して、濃青色の光沢を示す自立性フィル
ムを得た。
【0050】このフィルムの室温における電導度は10
−5S/cmであり、伝導度の温度依存性はイオン伝導
特有のWLF(Williams−Landel−Fe
rry)型の依存性を示した。
−5S/cmであり、伝導度の温度依存性はイオン伝導
特有のWLF(Williams−Landel−Fe
rry)型の依存性を示した。
【0051】このフィルムをHClO4 10%溶液に
10時間浸漬した後、メタノールで洗浄乾燥して濃青色
の柔軟な自立性フィルムを得た。このフィルムの伝導度
は、3S/cmの電子伝導性および10−5S/cmの
イオン伝導性を示すものである。引張強度は600kg
f/cm2、伸び率は123%であった。
10時間浸漬した後、メタノールで洗浄乾燥して濃青色
の柔軟な自立性フィルムを得た。このフィルムの伝導度
は、3S/cmの電子伝導性および10−5S/cmの
イオン伝導性を示すものである。引張強度は600kg
f/cm2、伸び率は123%であった。
【0052】実施例4 合成例2で得たポリアニリン粉末0.5gを、N−メチ
ル−2−ピロリドン9.5gにTCNQ0.005gを
溶解した溶液に加えた。次いで、合成例8で得たアルキ
レンオキシド重合体B−7にNCO/OH当量比1とな
るように2,6−トリレンジイソシアネートを加えて1
20℃で40分間架橋反応を行ない、さらに過塩素酸リ
チウム0.04gをドープした、アルキレンオキシド重
合体の架橋体0.4gを加え、撹拌溶解した。この溶液
をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾燥し
て、濃青色の光沢を示す自立性フィルムを得た。
ル−2−ピロリドン9.5gにTCNQ0.005gを
溶解した溶液に加えた。次いで、合成例8で得たアルキ
レンオキシド重合体B−7にNCO/OH当量比1とな
るように2,6−トリレンジイソシアネートを加えて1
20℃で40分間架橋反応を行ない、さらに過塩素酸リ
チウム0.04gをドープした、アルキレンオキシド重
合体の架橋体0.4gを加え、撹拌溶解した。この溶液
をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾燥し
て、濃青色の光沢を示す自立性フィルムを得た。
【0053】このフィルムの電導度は0.3S/cmの
電子伝導性および10−4S/cmのイオン伝導性を示
した。引張強度は580kgf/cm2、伸び率は12
0%であった。
電子伝導性および10−4S/cmのイオン伝導性を示
した。引張強度は580kgf/cm2、伸び率は12
0%であった。
【0054】実施例5 合成例1で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。次いで、予め過
塩素酸ナトリウムをドープしたアルキレンオキシド重合
体B−11(過塩素酸ナトリウム0.06gをメタノー
ル1gに溶解し、合成例9で得たアルキレンオキシド重
合体B−11を0.4g加えて撹拌して均一にした後、
メタノールを留去することによりドープした。)、およ
びNCO/OH当量比1となるようにイソホロンジイソ
シアネートを加え、撹拌溶解した。この溶液をガラス板
上に流延し、150℃にて30分間乾燥して、濃青色の
光沢を示す自立性のフィルムを得た。
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。次いで、予め過
塩素酸ナトリウムをドープしたアルキレンオキシド重合
体B−11(過塩素酸ナトリウム0.06gをメタノー
ル1gに溶解し、合成例9で得たアルキレンオキシド重
合体B−11を0.4g加えて撹拌して均一にした後、
メタノールを留去することによりドープした。)、およ
びNCO/OH当量比1となるようにイソホロンジイソ
シアネートを加え、撹拌溶解した。この溶液をガラス板
上に流延し、150℃にて30分間乾燥して、濃青色の
光沢を示す自立性のフィルムを得た。
【0055】このフィルムの室温における電導度は10
−5S/cmであり、イオン伝導性を示した。
−5S/cmであり、イオン伝導性を示した。
【0056】実施例6 合成例1で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。この溶液に、合
成例7で得たアルキレンオキシド重合体(B−6)0.
5gおよびNCO/OH当量比1となるように2,4−
トリレンジイソシアネートを加え、撹拌・混合した。こ
の溶液をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾
燥して、濃青色の自立性フィルムを得た。このフィルム
を過塩素酸リチウム5%を含む過塩素酸10%水溶液に
10時間浸漬した後、水洗し、さらにメタノールで洗浄
して乾燥した。
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。この溶液に、合
成例7で得たアルキレンオキシド重合体(B−6)0.
5gおよびNCO/OH当量比1となるように2,4−
トリレンジイソシアネートを加え、撹拌・混合した。こ
の溶液をガラス板上に流延し、150℃にて30分間乾
燥して、濃青色の自立性フィルムを得た。このフィルム
を過塩素酸リチウム5%を含む過塩素酸10%水溶液に
10時間浸漬した後、水洗し、さらにメタノールで洗浄
して乾燥した。
【0057】このフィルムの電導度は1.3S/cmの
電子伝導性と10−5S/cmのイオン伝導性を示し
た。引張強度は600kgf/cm2、伸び率は130
%であった。
電子伝導性と10−5S/cmのイオン伝導性を示し
た。引張強度は600kgf/cm2、伸び率は130
%であった。
【0058】比較例1 合成例1で得たポリアニリン粉末0.5gをN−メチル
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。この溶液をガラ
ス板上に流延し、150℃で30分間乾燥して、赤銅色
の光沢のあるフィルムを得た。このフィルムをp−トル
エンスルホン酸の20%水溶液に一昼夜浸漬した。浸漬
終了後、水およびアセトンで洗浄した後に乾燥して濃青
色の自立性フィルムを得た。
−2−ピロリドン9.5gに溶解した。この溶液をガラ
ス板上に流延し、150℃で30分間乾燥して、赤銅色
の光沢のあるフィルムを得た。このフィルムをp−トル
エンスルホン酸の20%水溶液に一昼夜浸漬した。浸漬
終了後、水およびアセトンで洗浄した後に乾燥して濃青
色の自立性フィルムを得た。
【0059】このフィルムの電導度は電子伝導性で2.
2S/cmであった。引張強度は680kgf/cm2
で伸び率は2%であった。
2S/cmであった。引張強度は680kgf/cm2
で伸び率は2%であった。
【0060】さらに、このフィルムを過塩素酸リチウム
2gを含むメタノール10gに24時間浸漬後、水およ
びアセトンで洗浄して乾燥したのち、電導度の測定を行
なったが、イオン伝導性の発現はなかった。
2gを含むメタノール10gに24時間浸漬後、水およ
びアセトンで洗浄して乾燥したのち、電導度の測定を行
なったが、イオン伝導性の発現はなかった。
【0061】なお、実施例および比較例において、電導
度の測定には複素インピーダンス法および直流電流によ
る四端子法の両測定法を併用した。
度の測定には複素インピーダンス法および直流電流によ
る四端子法の両測定法を併用した。
【0062】
【発明の効果】本発明の導電性高分子組成物は、用途に
応じて電子伝導性および/またはイオン伝導性を選択で
きる。また、加工性に富み柔軟であるため、広範囲の用
途に応用できる。
応じて電子伝導性および/またはイオン伝導性を選択で
きる。また、加工性に富み柔軟であるため、広範囲の用
途に応用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ポリアニリン、(B)アルキレンオ
キシド単量体の単独重合体、ブロック共重合体およびラ
ンダム共重合体からなる群より選択された少なくとも1
種のアルキレンオキシド重合体を架橋させて得られる架
橋体、ならびに(C)プロトン酸のアニオン、電子受容
物質、アルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩からな
る群より選択された少なくとも1種からなる導電性高分
子組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14197391A JPH0581920A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 導電性高分子組成物 |
| EP92118770A EP0596148B1 (en) | 1991-06-13 | 1992-11-02 | Electrically conductive polymer composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14197391A JPH0581920A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 導電性高分子組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0581920A true JPH0581920A (ja) | 1993-04-02 |
Family
ID=15304430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14197391A Pending JPH0581920A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 導電性高分子組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0581920A (ja) |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP14197391A patent/JPH0581920A/ja active Pending
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