JPH0582545U - 印刷用版面等の洗浄装置 - Google Patents
印刷用版面等の洗浄装置Info
- Publication number
- JPH0582545U JPH0582545U JP2377292U JP2377292U JPH0582545U JP H0582545 U JPH0582545 U JP H0582545U JP 2377292 U JP2377292 U JP 2377292U JP 2377292 U JP2377292 U JP 2377292U JP H0582545 U JPH0582545 U JP H0582545U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- plate
- plate cylinder
- scraper
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷用版胴の版面、一対のテーパコーンおよ
び一対の駆動軸を一挙に洗浄することができるようにす
る。 【構成】 版胴1の中心軸に平行に雄螺子の螺設された
トラバースロッド4が配設され、このトラバースロッド
4の一端にはそれを回転させるモータ41が設けられ、
上記トラバースロッド4には雌螺子の螺設されたトラバ
ースブロック42が螺着され、このトラバースブロック
42には回転ブラシ機構5とスクレーパ機構6とが軸周
りに回動自在に軸支され、上記回転ブラシ機構5のブラ
シ面とスクレーパ機構6のスクレーパ63刃先とは、上
記モータ41の回転による上記トラバースブロック42
の移動によって版面11、一対のテーパコーン21およ
び一対の駆動軸2のいずれにも当接するように設定され
ている。
び一対の駆動軸を一挙に洗浄することができるようにす
る。 【構成】 版胴1の中心軸に平行に雄螺子の螺設された
トラバースロッド4が配設され、このトラバースロッド
4の一端にはそれを回転させるモータ41が設けられ、
上記トラバースロッド4には雌螺子の螺設されたトラバ
ースブロック42が螺着され、このトラバースブロック
42には回転ブラシ機構5とスクレーパ機構6とが軸周
りに回動自在に軸支され、上記回転ブラシ機構5のブラ
シ面とスクレーパ機構6のスクレーパ63刃先とは、上
記モータ41の回転による上記トラバースブロック42
の移動によって版面11、一対のテーパコーン21およ
び一対の駆動軸2のいずれにも当接するように設定され
ている。
Description
【0001】
本考案は、印刷機の版胴の版面等を清浄化するための洗浄装置に関するもので ある。
【0002】
グラビア印刷、コータ塗工あるいはラミネート塗工などのいわゆる凹版印刷あ るいは凹版塗工においては、円筒上の版胴あるいは塗工ロールの表面にエッチン グにより凹部(セル)が設けられている。以上の凹版印刷および凹版塗工に関し 、以下凹版印刷を代表させて説明する。
【0003】 上記セルが形成された版胴は駆動軸に軸支された状態で回転させられ、この回 転している版面にインクが供給され、その直後に掻き取り部材であるドクターの 刃を版面に当接させることによって版面のセル以外の部分に付着しているインク は除去される。
【0004】 従って、上記ドクターを通過した後の版面においては、そのセル内にのみイン クが保持された状態になっているため、この状態の版面に接触するように印刷用 の原紙を通過させると、上記セル内のインクは原紙に移るいわゆる凹版印刷が行 われる。通常上記原紙は筒状に巻き取られた原反が使用され、上記版胴に連続的 に供給されるため、版胴の一回転毎に版胴の円周分の連続印刷が完了する。
【0005】 そして、版胴の交換を行わない状態の一区切りの印刷作業が終了すると、版面 のセル内に保持されたインクが固まってつぎの印刷実行時に適正にインクがセル 内に保持されなくなるという不都合を回避するため、従来、版胴は支持軸から取 り外され、溶剤を用いて作業者の手作業により上記セル内のインクを拭い取るこ とが行われていた。
【0006】 また、通常インクは上記支持軸の外周および支持軸と版胴との接続用に使用さ れるテーパコーン部分にも飛び散るため、上記版胴部分のみならず、支持軸部分 およびテーパコーン部分に付着したインクも取り除かなければならない。そこで 従来、これらの部分にはインクが付着しないように、紙テープなどが巻き付けら れ、印刷終了後この紙テープなどを取り除くという作業が行われていた。
【0007】
通常上記のような版面の拭き取り清掃は、版面を取り替えるいわゆる版替えの 都度行われ、通常この版替えは一日当たり5〜6回行われる。しかも版面等の清 浄化作業は、それを取り外して完全洗浄が行われるため、はなはだ多くの人手と 時間を要し、印刷作業合理化のネックとなっていた。
【0008】 そこで、日々行われる上記のような版面の拭き取り作業は、版胴は取り付け状 態での洗浄だけで済ませることもある。これらの仮洗浄等も一般には手作業で行 われており、手が汚れる他危険な作業も伴い、かつ、はなはだ面倒でかつ非能率 なものであった。
【0009】 そこで、このような不都合を解消するために、版面に付着しているインクを掻 き取るように設定されたスクレーパを版面に当接させた状態で水平方向に移動さ せ、同時に版胴を回転させことによって版面を清浄にするような洗浄装置が採用 されていることもあるが、このような装置では、版胴の版面に付着しているイン クのみは掻き取ることは可能であるが、特に版胴の両端面などに付着しているイ ンクは拭き取ることができないという欠点があった。
【0010】 さらに、版胴を回転させる駆動軸には、印刷作業開始前に前に巻き付けてある 汚れた紙テープなどを取り去り、新たな紙テープなどに交換しなければならず、 この作業も煩雑であり、上記同様印刷作業を簡素化するうえでネックとなってい た。
【0011】 ところで、版面については作業者の手拭きによるインクの完全除去を行う必要 はないこと、および支持軸部分やテーパコーン部分は印刷には直接関与するもの ではないことから、版胴の長期保管を行う前に手拭きによる完全清浄化は実施す るとしても、日々の洗浄作業は付着しているインクがあらかた落ちる程度の仮洗 浄でも差し支えがないという事実もある。
【0012】 本考案は、従来の版面その他の洗浄の上記問題点を解決するためになされたも のであり、版胴取り付け状態で印刷用版胴の版面、版胴の両端面およびそれに連 続したその他の部分を一挙に洗浄することができる印刷用版面等の洗浄装置を提 供することを目的としている。
【0013】
本考案の請求項1記載の印刷用版面等の洗浄装置は、印刷用版胴の版面等を清 浄化する洗浄装置であって、上記版胴の近傍にはその中心軸に平行なガイド軸に 沿って移動可能なトラバースブロックとこのトラバースブロックを移動させる移 動手段とが設けられ、上記トラバースブロックには版胴の中心軸に向かう方向に 移動可能なブラシおよびスクレーパとこれらブラシおよびスクレーパを駆動させ る駆動手段とが設けられ、上記移動手段および駆動手段に移動指令および駆動指 令を発信する制御手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0014】 本考案の請求項2記載の印刷用版面等の洗浄装置は、請求項1記載の印刷用版 面等の洗浄装置において、上記ブラシのブラシ面とスクレーパの刃先とには印刷 インクを洗浄するための溶剤が供給されるように構成されていることを特徴とす るものである。
【0015】
上記請求項1記載の印刷用版面等の洗浄装置によれば、版面等を清浄化するに 際して上記制御手段を作動させれば、それから発信される移動指令に基づいてト ラバースブロックはガイド軸に沿って移動し、駆動指令に基づいてトラバースブ ロックに設けられた駆動手段が駆動し、ブラシとスクレーパとは版胴の中心軸に 向かう方向に移動して版面その他に当接し、さらに版面その他を清浄化するよう に駆動するため、版面その他は清浄化される。
【0016】 そして、版面その他はブラシによっても清浄化されるため、版面など水平面の みならず版胴の両端面など垂直面も清浄化することができる。
【0017】 上記請求項2記載の印刷用版面等の洗浄装置によれば、上記回転ブラシのブラ シ面とスクレーパの刃先とには印刷インクを洗浄するための溶剤が供給されるよ うに構成されているため、版面その他に付着しているインクは上記溶剤によって 溶解され、粘度が低下して除去が容易になる。
【0018】
図1は、本考案の印刷用版面等の洗浄装置を有する印刷機の要部を例示してい る。まずこれらの図を基に本考案の対象となる版胴1について説明する。版胴1 はグラビア印刷で代表される凹版印刷用の回転ドラムである。回転しているこの 版胴1の凹凸が形成された版面11にインクが供給され、即掻き取られてセル内 にのみインクが保持されている状態とされ、この状態の版面11に原紙を供給し て上記インクを原紙に移行させることによって印刷が行なわれる。
【0019】 図2は図1のA−A線図であり、図3は図1のB−B線図である。両図はシリ ンダCのロッドを上昇させることにより、その下部に設けられた圧胴Pを上昇さ せ、圧胴Pと版胴1の版面11との当接を解除した状態(すなわち、印刷が行わ れていない状態)を示しているため、圧胴Pの表面と版胴1の版面11との間に 配置されている原紙Sは圧胴P側に当接し、版面11側には当接していない印刷 中断状態を例示する図であるが、印刷中はシリンダCが作動して圧胴Pが下降し 、シリンダCと版胴1との間に原紙Sが挾持された状態とされ、版胴1の回転に よって原紙Sに印刷されるようにされている。
【0020】 上記版胴1はその両側部外方に設けられた一対の支持軸2によって、その先端 に固設された一対のテーパコーン21を介して、それらに挾持されるように軸支 され、上記一対の支持軸2は、一対のフレーム3によって回転自在に軸支されて いる。
【0021】 左側のフレーム3には、その外方に向かって歯車機構を内蔵する第一ケーシン グ31が設けられており、右側のフレーム3の外方にも歯車機構を内蔵する第二 ケーシング36が設けられている。そして、第一ケーシング31の外壁部にはシ ンクロナスモータ32が設けられており、このシンクロナスモータ32の回転は 、第一ケーシング31に内設された四つの歯車33を介して支持軸2に伝達され るように構成されている。シンクロナスモータ32の回転軸の右端にはその回転 数を検知するためのロータリーエンコーダ32aが設けられている。
【0022】 左の支持軸2の中間部には雄ネジが螺装されており、第一ケーシング31に螺 設されて雌ネジに螺着しているため、この支持軸2が回転すると、その回転方向 によって、この支持軸2は左方または右方に移動する。この支持軸2の左端には ハンドル35が設けられ、このハンドル35を手動操作することによっても支持 軸2を回転させることができるようになされている。この左方の支持軸2を左右 に水平動させることによって、版胴1の左右の位置合わせが行われる。
【0023】 上記第二ケーシング36の外壁部にはサーボモータ37が設けられている。こ のサーボモータ37の回転軸の先端にはロータリーエンコーダ37aが設けられ ている。そして、第二ケーシング36の内部には互いに噛合した歯車38、38 ’が内設されており、それらのうちの一方の歯車38’は支持軸2の端部に形成 されたスプライン軸22に摺動自在に嵌合されている。サーボモータ37の内部 にはクラッチ装置が内蔵されており、このクラッチ装置のクラッチが入っている ときのみサーボモータ37の回転は歯車38、38’およびスプライン軸22を 介して右側の支持軸2に伝達され、版面11の円周方向の位置合わせが行われる 。
【0024】 第二ケーシング36の右端外方にはエアシリンダ39が設けられており、この エアシリンダ39のロッドは上記スプライン軸22の右端に接続され、上記ロッ ドが引き戻されることによって、支持軸2の先端のテーパコーン21は版胴1か ら引く抜かれた状態になる。エアシリンダ39に圧縮空気が供給されると、右方 の支持軸2は版胴1を左方に押圧した状態になっている。
【0025】 第二ケーシング36には駆動モータ23が設けられており、この駆動モータ2 3の駆動軸23’回転は所定の歯車を介して支持軸2に伝達されるようになされ ている。従って、左右一対の支持軸2によって版胴1を挾持し、上記駆動モータ 23を駆動させると、それらに挾持された版胴1も回転する。この回転している 版胴1の版面11に図外のインクパン内に貯溜されているインクがフィニシャロ ールを介して塗布され、ドクターDの刃先で掻き取られて版面11のセル内にイ ンクが残る。このセル内に残留したインクが版面11に供給される原紙Sに移行 して印刷が行われる。
【0026】 本考案の印刷用版面等の洗浄装置は、印刷作業終了後、上記のような版胴1の 版面11を移動しながら清浄化するための清浄化トラバース装置に関するもので ある。
【0027】 版面を清浄化するために、本実施例においては図1および図6に示すように、 版胴1の中心軸に平行に雄螺子が螺設されたガイド軸としてのトラバースロッド 4が配設されている。このトラバースロッド4は、その両端部に設けられた支持 ブラケット3’に回転自在に軸支され、その一端はモータ41にベルトを介して 接続され、このモータ41を駆動させることによってトラバースロッド4を回転 させるように構成されている。このようなトラバースロッド4と駆動モータ41 とでトラバースブロックを移動させる移動手段が形成されている。
【0028】 上記トラバースロッド4の先端部にはロータリーエンコーダ45が設けられて いる。このロータリーエンコーダ45からは、一定周期幅のパルス信号が発信さ れる。そして、このパルス数に見合った回転ブラシ機構5およびスクレーパ機構 6の水平方向の所定の作業位置が予め設定されており、このパルス数と作業位置 との関係は、予め後述する制御手段8に入力されるように設定されている。
【0029】 そして、上記トラバースロッド4には雌螺子の螺設されたトラバースブロック 42が螺着されている。このトラバースブロック42の下部に設けられた支持枠 体43にはブラシとして回転ブラシ53を用いた回転ブラシ機構5とスクレーパ 機構6とが並設されている。そして、図1および図4ないし図6に示すように、 トラバースロッド4に隣接してそれより版胴1寄りにトラバースロッド4に平行 に上下にレール面が形成されたガイドレールRが配設されており、このガイドレ ールRはさらにこのガイドレールRに平行に設けられたレール支持体R1によっ て支持されている。
【0030】 また、トラバースブロック42には、上記ガイドレールRを挾むように上下二 対の車輪44が設けられており、これら車輪44の車輪溝はガイドレールRの上 下レール面に嵌まり込んでそれを挾持した状態とされ、トラバースブロック42 がトラバースロッド4周りに回動するのを阻止している。
【0031】 スクレーパ機構6は、図2、図4および図6に示すように、トラバースロッド 4に螺着されたトラバースブロック42の下部の支持枠体43に固設されている 。このスクレーパ機構6は、外枠であるケーシング61と、このケーシング61 の内部に設けられた駆動手段としてのエアシリンダ62と、このエアシリンダ6 2のシリンダロッド62’の先端に設けられたスクレーパ63と、このスクレー パ63の上部に設けられた溶剤噴射ノズル64とから構成されている。このスク レーパ63の先端は支持軸2の表面や版胴1の版面11に当接しながらトラバー スロッド4の回転によって水平移動し、それらに付着しているインクを掻き取る ためのものである。
【0032】 上記溶剤噴射ノズル64からはスクレーパ63が支持軸2の表面や版胴1の版 面11に付着しているインクを掻き取っている状態でインクを溶かす溶剤がその 部分の版面11に噴射されるようにされている。
【0033】 上記エアシリンダ62は、通常は圧縮空気の供給を受けてスクレーパ63が突 出し版面11などに押し付けられるように作動させられおり、スクレーパ63が 支持軸2の表面からテーパコーン21の表面に移るときや、テーパコーン21の 表面から版胴1の版面11に移るときなど、いわゆる段差があるような部位を越 その部分の洗浄は後述する回転ブラシ機構5に任される。
【0034】 なお、スクレーパ63の押し付け力は、版胴1の半径に変更があっても、エア シリンダ62に供給される圧縮空気の圧力に変化がなければ、押し付け力に変動 はないので、同一条件で版胴1等を押圧することができる。
【0035】 一方、スクレーパ機構6と同様に支持枠体43に設けられた回転ブラシ機構5 は、図3、図5および図6に示すように、支持枠体43の先端に設けられた水平 軸5a周りに回動自在に軸支されたモータ支持板51と、このモータ支持板51 の先端部に固設された駆動手段としてのブラシ駆動モータ52と、ブラシ駆動モ ータ52と支持枠体43の間を架橋するように設けられたもう一つの駆動手段と してのエアシリンダ55と、上記ブラシ駆動モータ52の回転軸に接続された回 転ブラシ53と、この回転ブラシ53上に溶剤を噴射する溶剤噴射ノズル54と から構成されている。ブラシ駆動モータ52としては通常エアモータが採用され ている。
【0036】 上記エアシリンダ55は、回転ブラシ機構5の先端に設けられた回転ブラシ5 3の被洗浄面に対する位置を設定するために、ブラシ駆動モータ52の位置を変 化させるためのものであり、エアシリンダ55の基端部は軸周りに回動自在に支 持枠体43に支持され、先端側のシリンダロッド55aはブラシ駆動モータ52 に軸周りに回動自在に軸支されている。このエアシリンダ55を適正に作動させ ることによって、上記被洗浄面の段差を乗り越えることができる。
【0037】 上記回転ブラシ53は円筒形状のブラシであり、回転軸53a周りに螺旋状に ブラシ毛53bが植毛されている。そして、このブラシ毛53bの表面のブラシ 面は支持軸2の表面、テーパコーン21の表面および版胴1の版面11のいずれ にも当接するように寸法設定がなされている。
【0038】 なお、このような回転ブラシ機構5において、上記被洗浄面の段差が比較的小 さい場合には、特に上記エアシリンダ55を設けなくてもよい。すなわち、回転 ブラシ機構5は、トラバースブロック42の支持枠体43の先端部から、版胴1 方向に突出した状態で水平軸5aに回動自在に軸支されているため、ブラシ毛5 3bが支持軸2の表面からテーパコーン21の表面に移る場合や、テーパコーン 21の表面から版胴1の版面11に移る場合に、それらの段差が小さければ、回 転ブラシ機構5は上記段差を乗り越えることができる。
【0039】 回転ブラシ53が回転して版面11などを清浄化している状態においては、上 記溶剤噴射ノズル54からは上記と同じ溶剤が回転ブラシ53上に供給されるよ うにされている。
【0040】 上記溶剤噴射ノズル64および溶剤噴射ノズル54に供給されるインク溶解用 の溶剤は、図1に示すように、系外に設けられた溶剤槽7に貯蔵されているもの を使用する。溶剤槽7からは溶剤噴射ノズル64および溶剤噴射ノズル54に到 る溶剤配管71が配設されており、この溶剤配管71の途中には吸引ポンプが設 けられている。従って、吸引ポンプ72を作動させれば、溶剤槽7内の溶剤は溶 剤噴射ノズル64および溶剤噴射ノズル54に供給され、それより噴出する状態 になる。
【0041】 なお、ドクターDの刃先部分にも溶剤噴射ノズルD1が配置されており、この 溶剤噴射ノズルD1にも溶剤配管71を介して溶剤が供給されるようになされて いる。上記溶剤噴射ノズルD1に到る溶剤配管71にはコック73が設けられて いるから、このコック73を開通状態にしておけば、吸引ポンプ72を稼働させ た状態で溶剤噴射ノズルD1からも溶剤が噴出することになる。
【0042】 つぎに、本考案の印刷用版面の洗浄装置の制御について説明する。この制御を 行うために、図1に示すように、いわゆるマイクロコンピュータからなる制御手 段8が設けられている。
【0043】 この制御手段8には、ロータリーエンコーダ45から発信されるトラバースブ ロック42の位置情報(すなわちパルス数)を基に、駆動モータ41、スクレー パ機構6、回転ブラシ機構5および吸引ポンプ72に所定の作動をさせるための 指令を発信するように設定されたプログラムが予め入力されている。
【0044】 そして、このプログラムに従って制御手段8からは適宜駆動モータ41、スク レーパ機構6、回転ブラシ機構5および吸引ポンプ72に所定の指令が発信され るように構成されている。
【0045】 この移動指令を受けた駆動モータ41は駆動してトラバースロッド4を回転さ せ、トラバースブロック42に所定の移動や停止を行わせ、駆動指令を受けたス クレーパ機構6および回転ブラシ機構5は、スクレーパ63の突出量および回転 ブラシ53の位置を予め設定された適正なものにし、回転ブラシ53はブラシ駆 動モータ52によって回転させられ、吸引ポンプ72は駆動して溶剤槽7から溶 剤を吸い揚げて溶剤噴射ノズル54、64から溶剤を噴出させる。
【0046】 本考案は以上のように構成されているので、印刷が終了して版胴1の版面11 等を洗浄するに際しては、まずインクパン内のインクを排出し、ドクターDの版 面11への当接を解除し、図2および図3に示すように、シリンダCを作動させ てその下部に設けられている圧胴Pを引き上げ、原紙Sと版胴1の版面11との 当接をも解除する。この場合、サーボモータ37およびシンクロナスモータ32 の運転はそのまま継続させたアイドリング状態としておく。なお、トラバースブ ロック42は、最初は収納位置である図1に示すトラバースロッド4の左端に位 置している。このような状態でスイッチオンして上記制御手段8を機能させ、版 面11等の洗浄操作は開始される。
【0047】 まず、制御手段8からは吸引ポンプ72に駆動指令が発信されるので、それを 受けた吸引ポンプ72は駆動して溶剤槽7内の溶剤を汲み揚げ、上記溶剤噴射ノ ズル54、64から溶剤が噴射されて、スクレーパ機構6のスクレーパ63の刃 先部分および回転ブラシ機構5の回転ブラシ53部分の版面11は溶剤で濡らさ れた状態になる。
【0048】 つぎに、制御手段8からは駆動モータ41に移動指令が発信されるため、それ を受けた駆動モータ41は駆動してトラバースロッド4を回転させ、トラバース ブロック42を図1の左方に移動させる。
【0049】 上記と同時に制御手段8は回転ブラシ機構5のブラシ駆動モータ52に駆動信 号が発信されるため、それを受けたブラシ駆動モータ52は駆動して回転ブラシ 53を回転させる。従って、溶剤の供給を受けつつ回転ブラシ53は回転しなが ら駆動軸2の表面を移動し、それに付着しているインクを掃き取るように取り除 き、その後スクレーパ63でインクが掻き取られる状態になる。
【0050】 そして、回転ブラシ53がテーパコーン21に到達すると、制御手段8はその ことをロータリーエンコーダ45から入力される信号によって認識し、回転ブラ シ機構5に回転ブラシ53が段差を乗り越えるための駆動指令を発信するため、 それを受けた回転ブラシ機構5は油圧シリンダ55を作動させて回転ブラシ53 を図5の時計方向に回動させ、回転ブラシ53がテーパコーン21に表面に位置 するように設定する。このような駆動信号は、油圧シリンダ62も同様に発信さ れるため、スクレーパ63の刃先も常に被洗浄面に合わせた位置に設定される。
【0051】 つぎに、回転ブラシ機構5の回転ブラシ53が版胴1の端面に到達したときは 、そのことを制御手段8はロータリーエンコーダ45から入力される信号によっ て察知し、駆動モータ41にこの部分で一時的に停止する停止指令を発信するた め、この部分ではトラバースブロック42は予め設定された時間だけ停止する。 従って、この部分では回転ブラシ機構5は停止した状態で回転ブラシ53は回転 を継続するため、従来洗浄することができなかった版胴1の側端面についても回 転ブラシ53によって充分清浄化することができる。
【0052】 なお、回転ブラシ53の代りに通常のブラシを設け、このブラシを版面11に 接触させるようにしたとしても、版胴1が回転しているため、版胴1の版面11 に接触しているブラシによって版面11に付着しているインクは掃き取られ清浄 化される。従って、たとえ回転ブラシ53が回転されない状態で使用されたとし ても、清浄化効果は得られる。
【0053】 版胴1の側端面の洗浄が完了してから、制御手段8の指令のもとにトラバース ブロック42は版胴1の版面11に移行し、上記同様に回転ブラシ機構5および 油圧シリンダ62よって版面11は洗浄され、トラバースブロック42がトラバ ースロッド4の図1の左端に到達すると、それの回転ブラシ機構5およびスクレ ーパ機構6は空運転で、すなわち、回転ブラシ53およびスクレーパ63が版面 11に当接しない状態で、制御手段8の指令のもとに折り返して右方に移動し、 元の定位値に戻る。
【0054】 そして、トラバースブロック42のトラバースロッド4上の所定回数の往復運 動によって洗浄が完了すると、制御手段8は吸引ポンプ72および駆動モータ4 1に駆動停止の指令を発信し、本考案に係る版胴1の版面11等の洗浄操作は終 了する。
【0055】 洗浄に当り、制御手段8に版胴1等の寸法に関する情報を予め入力しておき、 それに基づいてトラバースロッド4方向の移動量と回転ブラシ機構5およびスク レーパ機構6の位置との関係、トラバースブロック42の停止位置(版胴1の側 端位置)等が設定されるようにしておけば、本考案に係る洗浄装置の運転の完全 自動化も可能となる。
【0056】 この洗浄に際して、ドクターDの刃先を版胴1の版面11に当接させたままの 状態とし、コック73を開通しておけば、溶剤噴射ノズルD1からも溶剤が版面 11上に供給され、版面11に付着しているインクはそれに溶かされ、ドクター Dで掻き落されるため、版面11を対象とした洗浄効果はさらにアップする。
【0057】 本考案の印刷用版面の洗浄装置によって版胴1の版面11等を洗浄すれば、ト ラバースロッド4に螺着しているトラバースブロック42の移動によって、この トラバースブロック42に取り付けられているスクレーパ機構6のスクレーパ6 3と、回転ブラシ機構5の回転ブラシ53とは溶剤噴射ノズル64、54から噴 射する溶剤の供給を受けながら被洗浄面を洗浄するため、被洗浄面に付着してい るインクは溶剤に溶かされた状態でまず回転している回転ブラシ53のブラシ毛 53bで浮き上がった状態となり、その後スクレーパ63の刃先で掻き取られる ようにしてより効果的に洗浄される。
【0058】 特に、本考案においては、回転ブラシ53を使用しているため、従来洗浄不可 能とされていた版胴1の側端面についても洗浄が可能となり、手作業を要するこ となく版胴1などを洗浄することが可能となり、作業の簡素化上好都合である。
【0059】 この版面11等の洗浄処理後、通常版胴1は取り外されて本洗浄が行われるが 、上記本考案に係る版胴1をセットした状態での洗浄で充分清浄化が実現するの であれば、従来行われていた上記本洗浄を省略することもできる。
【0060】 なお、図2および図3に例示するように、ドクターDの上部にエア噴出用のノ ズル91を設けたエアパイプ90を固設し、そのノズル91から圧縮空気を版面 11に吹き付けるようにしたり、図6に例示するようにスクレーパ機構6の上部 にエアパイプ90を配設して、スクレーパ機構6の移動に伴ってこのエアパイプ 90から版面11に圧縮空気を吹き付けるようにすれば、洗浄後の版面11等の エア吹き付け清掃および乾燥を同時に行うことができ好都合である。
【0061】
以上説明したように本考案の印刷用版面等の洗浄装置は、版胴の近傍にはその 中心軸に平行なガイド軸に沿って移動可能なトラバースブロックとこのトラバー スブロックを移動させる移動手段とが設けられ、上記トラバースブロックには版 胴の中心軸に向かう方向に移動可能なブラシおよびスクレーパとこれらブラシお よびスクレーパを駆動させる駆動手段とが設けられ、上記移動手段および駆動手 段に移動指令および駆動指令を発信する制御手段が設けられているものであるた め、版面等を洗浄するに際して上記制御手段を作動させれば、それから発信され る移動指令に基づいてトラバースブロックはガイド軸に沿って移動し、駆動指令 に基づいてトラバースブロックに設けられた駆動手段が駆動し、ブラシとスクレ ーパとは版胴の中心軸に向かう方向に移動して版面その他に当接し、さらに版面 その他を洗浄するように駆動して版面その他は清浄化される。
【0062】 そして、版面その他はブラシによっても洗浄されるため、版面など水平面のみ ならず従来の洗浄装置では清浄化することができなかった版胴の両端面など垂直 面をも洗浄することができ好都合である。
【0063】 上記ブラシのブラシ面とスクレーパの刃先とに印刷インクを溶解するための溶 剤が供給されるようにすれば、版面その他に付着しているインクは上記溶剤によ って溶解され、粘度が低下して除去が容易になり、より完全に版面その他に付着 しているインクを取り去ることができる。
【図1】本考案に係る印刷用版面等の洗浄装置の一例を
示す一部切欠き平面図である。
示す一部切欠き平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。但し、版胴につ
いては右側面を示し、回転ブラシがその側面を洗浄して
いる状態を示している。
いては右側面を示し、回転ブラシがその側面を洗浄して
いる状態を示している。
【図4】スクレーパ機構の側面図である。
【図5】回転ブラシ機構の側面図である。
【図6】トラバースブロックの正面図である。
1 版胴 11 版面 2 駆動軸 21 テーパコーン 3 フレーム 3’ 支持ブラケット 4 トラバースロッド 41 モータ 42 トラバースブロック 44 車輪 5 回転ブラシ機構 52 ブラシ駆動モータ 53 回転ブラシ 54、64 溶剤噴射ノズル 6 スクレーパ機構 63 スクレーパ 7 溶剤槽 8 制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 印刷用版胴の版面等を清浄化する洗浄装
置であって、上記版胴の近傍にはその中心軸に平行なガ
イド軸に沿って移動可能なトラバースブロックとこのト
ラバースブロックを移動させる移動手段とが設けられ、
上記トラバースブロックには版胴の中心軸に向かう方向
に移動可能なブラシおよびスクレーパとこれらブラシお
よびスクレーパを駆動させる駆動手段とが設けられ、上
記移動手段および駆動手段に移動指令および駆動指令を
発信する制御手段が設けられていることを特徴とする印
刷用版面等の洗浄装置。 - 【請求項2】 上記ブラシのブラシ面とスクレーパの刃
先とには印刷インクを洗浄するための溶剤が供給される
ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
印刷用版面等の洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2377292U JPH0582545U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 印刷用版面等の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2377292U JPH0582545U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 印刷用版面等の洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0582545U true JPH0582545U (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=12119636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2377292U Pending JPH0582545U (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 印刷用版面等の洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0582545U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06238661A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Sekisui Plastics Co Ltd | 樹脂成形品の粉砕方法及び粉砕装置 |
| WO1994023951A1 (fr) * | 1993-04-16 | 1994-10-27 | Nissha Printing Co., Ltd. | Appareil et procede de formation de films minces |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP2377292U patent/JPH0582545U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06238661A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Sekisui Plastics Co Ltd | 樹脂成形品の粉砕方法及び粉砕装置 |
| WO1994023951A1 (fr) * | 1993-04-16 | 1994-10-27 | Nissha Printing Co., Ltd. | Appareil et procede de formation de films minces |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR900003671B1 (ko) | 윤전인쇄기의 가이드로울러 세정방법 및 장치 | |
| JP2004122523A (ja) | 凹版印刷機 | |
| JP2000511835A (ja) | フレキソ印刷プレートを清掃するための方法と装置 | |
| DE102007040565A1 (de) | Tintenstrahldrucker | |
| JPH0582545U (ja) | 印刷用版面等の洗浄装置 | |
| CN118700720A (zh) | 一种布料快速热转印印花机 | |
| CN217396014U (zh) | 橡皮布自动清洗装置 | |
| JPH1170641A (ja) | 印刷胴の洗浄装置 | |
| JPH06297697A (ja) | 円筒体外周面の洗浄装置 | |
| JPH05286121A (ja) | 印刷用版面へのインク供給装置 | |
| JPH08132598A (ja) | ブランケット胴、圧胴共用洗浄装置 | |
| JPS62256657A (ja) | 輪転印刷機のガイドロ−ラ洗浄方法 | |
| JP3564265B2 (ja) | フレキソ印刷機 | |
| JPS63268649A (ja) | 輪転印刷機のガイドロ−ラ拭浄方法 | |
| JP2866038B2 (ja) | 印刷機シリンダの洗浄方法および装置 | |
| JPH081868Y2 (ja) | 枚葉印刷機の圧胴洗浄装置 | |
| JP2918651B2 (ja) | 版胴洗浄方法及び装置 | |
| CN116690985B (zh) | 一种3d打印机透视玻璃洁净机构 | |
| JPH08244213A (ja) | グラビア印刷機の版胴自動洗浄装置 | |
| GB2292340A (en) | Apparatus for washing a cylinder of a rotary printing machine | |
| JP3174010B2 (ja) | 印刷機のドラム清掃装置 | |
| JP2867164B2 (ja) | 印刷機のインキローラ洗浄装置 | |
| JPH08142314A (ja) | 印刷機インキ洗浄方法とその装置 | |
| JPH10193578A (ja) | 輪転印刷機の洗浄装置 | |
| CN211165896U (zh) | 一种印刷机用除尘装置 |