JPH0583373B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0583373B2 JPH0583373B2 JP23152282A JP23152282A JPH0583373B2 JP H0583373 B2 JPH0583373 B2 JP H0583373B2 JP 23152282 A JP23152282 A JP 23152282A JP 23152282 A JP23152282 A JP 23152282A JP H0583373 B2 JPH0583373 B2 JP H0583373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- flow path
- energy
- orifice
- bubble
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 116
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 25
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 18
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 8
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 239000000976 ink Substances 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910004298 SiO 2 Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000009993 protective function Effects 0.000 description 1
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 1
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14088—Structure of heating means
- B41J2/14112—Resistive element
- B41J2/14129—Layer structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/1404—Geometrical characteristics
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/14056—Plural heating elements per ink chamber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14379—Edge shooter
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Description
本発明は、液体噴射記録ヘツドに関し、より詳
しくは、階調性のある記録を行なうことの出来る
液体噴射記録装置に関する。 従来、ノンインパクト記録法は、記録時に於け
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいと
いう点に於いて関心を集めている。その中で高速
記録が可能であり、しかも普通紙に定着という特
別な処理を必要とせずに記録の行える液体噴射記
録法(インクジエツト記録法)は極めて有力な記
録法であつて、これまでにも様々な方式の提案と
それを具現化する装置が考案され、改良が加えら
れて商品化された物もあれば現在も実用化への努
力が続けられているものもある。 その中で、例えば特開昭54−51837号公報、ド
イツ公開(DOLS)第2843064号公報に記載され
てある熱エネルギーを液体に作用させて、飛翔的
液滴を形成する為の原動力を得るという点に於い
て、他のインクジエツト記録法とは異なる特徴を
有している。 即ち、上記の公報に開示されてある記録法で
は、熱エネルギーの作用を受けた液体が気泡の発
生を含む急唆な体積の増大を伴う状態変化を起
し、該状態変化に基づく作用力によつて、記録ヘ
ツド部の先端であつて大気に連通するオリフイス
より液滴が吐出、飛翔して被記録部材に付着し記
録が行なわれる。 殊に、DOLS2843064に開示されているインク
ジエツト記録法は、所謂drop−on demand記録
法に極めて有効に適用されるばかりでなく、記録
ヘツド部をfull lineタイプで高密度マルチオリフ
イス化して容易に実現出来るので、高解像度、高
品質の画像を高速で得られるという利点を有して
いる。 この様に、上記の液体噴射記録法は多くの利点
を有するものではあるが、更に高解像度、高品質
の画像を記録しようとする場合には記録画素に階
調性を持たせ、中間調(ハーフトーン)の情報を
含む画像記録を行なう必要がある。 従来、この様な、階調制御性を画像記録方法
は、先ず第1の方法として一画素を像形成素体の
1つのみによつてだけ占領され得る複数のセルに
マトリクス状に細分化し、そのマトリクス状にさ
れたセルを構成するセルの中を像形成素体によつ
て占領されているセルの個数とセルを占領してい
る像形成素体の配列状態に応じて所望のレベルの
階調性がデジタル的に表現される記録方法があ
る。次に、第2の方法として、一画素を像形成素
体の1つのみによつて構成し、像形成素体の光学
的濃度を変えることによつて所望の階調性表現を
アナログ的に表現する記録方法がある。 しかし、熱エネルギーによつて液体を吐出させ
て記録を行なう液体噴射記録ヘツドに於いては、
第1の階調制御方法によると、一画素自体の面積
が大きくなり、鮮明度等の低下を招きやすい。
又、デジタル制御であるところから階調のステツ
プが粗くなり、画像品位が木目細かさに欠けると
いう問題があつた。第2の階調制御方法は、一般
に吐出される液滴の大きさを加える電気エネルギ
ーを変化させることによつて一画素、詰り像形成
素体の大きさを変化させる方法である。しかし、
この方法では階調性の制御範囲が狭く充分な階調
制御範囲が得られず、又、記録ヘツドの吐出不
良、信頼性等の低下を招くという問題があつた。 本発明は、上記の諸点に鑑み成されたもので、
本発明は高い光学濃度から低い光学濃度までの広
い濃度範囲にわたつて木目細かな階調表現が出来
る液体噴射記録装置を提供することを目的とす
る。又、本発明は、電気熱変換体及び記録ヘツド
の信頼性、液滴吐出安定性を向上させた液体噴射
記録装置を提供する事も目的とする。更には、製
造上のバラツキによる吐出特性のバラツキを簡単
に無くし、歩留りを向上させた液体噴射記録装置
を提供することも目的とする。 上述の目的を達成するための、本発明の液体噴
射記録ヘツドは、液体を吐出するオリフイスと、
該オリフイスに連通する液流路と、該液流路に備
えられ、前記オリフイスから液体を吐出する圧力
を生じるためのエネルギーを発生するエネルギー
発生体と、前記液流路外の領域に設けられ大気に
連通せず前記液流路に連通し、前記エネルギー発
生体が前記エネルギーを発生し始めるときに気泡
を存在させることによつて、液体を吐出するため
の前記圧力を減少するように間接的に前記液体の
吐出に関与する気泡発生手段が備えられた気泡発
生部と、を具備することを特徴とする。 本発明によれば階調の制御性に富み且つ従来の
液体噴射記録ヘツドより優れた液体噴射記録ヘツ
ドが提供される。 以下、本発明を図面に従つて、更に具体的に説
明する。 第1図aは、本発明が適用される液体噴射記録
ヘツドのオリフイス面に平行な面で切断した正面
切断面部分図(第1図b及び第1図cに示される
一点鎖線AA′で切断した図)、第1図bは、第1
図aに一点鎖線BB′で示す部分で切断した場合の
切断面部分図である。第1図cは、第1図aに一
点鎖線CC′で示す部分で切断した場合の切断面部
分図である。 図に示される記録ヘツド101は、その表面に
電気熱変換体111が設けられている基板103
の表面に、所定の線密度で所定の巾と深さの溝が
所定数設けられている溝付板104,116で覆
う様に接合することによつて、オリフイス105
と液吐出部106が形成された構造を有してい
る。液吐出部106は、その終端に液滴を吐出さ
せるために大気に開放したオリフイス105と、
電気熱変換体111より発生される熱エネルギー
が液体に作用して気泡を発生し、その体積の膨張
と収縮に依る急激な状態変化を引起す処である熱
作用部107とを有する。 熱作用部107は、電気熱変換体111の熱発
生部108の上部に位置し、熱発生部108の液
体と接触する熱作用面109をその底面としてい
る。 熱発生部108は、基板103上に設けられた
下部層110、該下部層110上に設けられた電
気熱変換体111、該電気熱変換体層111上に
設けられた上部層112とで構成される。電気熱
変換体層111には、熱を発生させる為に該変換
体111に通電する為の電極113,114がそ
の表面に設けられてある。電極113は、各液吐
出部の熱発生部に共通の電極であり、電極114
は、各液吐出部の熱発生部を選択して発熱させる
為の選択電極であつて、液吐出部の流路に沿つて
設けられてある。 上部層112は、電気熱変換体111を、使用
する液体から化学的・物理的に保護する為に電気
熱変換体111と液吐出部106にある液体とを
隔絶すると共に、液体を通じて電極113,11
4間が短絡するのを防止する電気熱変換体111
の保護的機能を有している。 上部層112は、上記の様な機能を有するもの
であるが、電気熱変換体111が、耐液性があ
り、且つ液体を通じて電極113,114間が電
気的に短絡する心配が全くない場合には、必ずし
も設ける必要はなく、電気熱変換体111の表面
に直ちに液体が接触する構造の電気熱変換体とし
て設計しても良い。 下部層110は、主に熱流量制御機能を有す
る。即ち、液滴吐出の際には、電気熱変換体11
1で発生する熱が基板103側の方に伝導するよ
りも、熱作用部107側の方に伝導する割合が出
来る限り多くなり、液滴吐出後、詰り電気熱変換
体111への通電がOFFされた後には、熱作用
部107及び熱発生部108にある熱が速かに基
板103側に放出されて熱作用部107にある液
体及び発生した気泡が急冷される為に設けられ
る。 以上のような液滴噴射記録ヘツドに於いて、電
気信号をON−OFF動作で電気熱変換体111に
入力することにより、熱作用面109上では液体
が気化して有効な気泡が発生すると、同時に液吐
出部106内の圧力Pが気泡の体積増加と共に高
まり、オリフイスより液滴が飛翔する。 ここで、記録紙への記録の階調制御を行なう為
に飛翔液滴のサイズDを変化させるには、熱作用
部109上に発生する気泡の体積Vを調節し、吐
出エネルギーを制御する方法がある。しかし、吐
出エネルギーがある値以下(装置等の条件によつ
て決まる)になると、不要な気泡が液吐出部10
6や液流路内に滞留し、液吐出不安定を引き起こ
す。さらに、強いては吐出が止まつてしまう。 そこで、液流路外の領域に、大気に連通せず液
流路に連通し、気泡発生手段を備えた気泡発生部
117を設け、熱作用面109上に発生する気泡
によつて液吐出部106に発生した圧力Pを、気
泡発生部117内に発生させた気泡に吸収させ、
吐出エネルギーを低減させて階調制御を行なう。 前記気泡発生部117は、基板103上に設け
られた下部層110、該下部層110上に設けら
れた電気熱変換体115、該電気熱変換体115
上に設けられた上部層112及び溝付板104で
構成される。電気熱変換体115には熱を発生さ
せる為に電気熱変換体115に通電する為の電極
113,121がその表面に設けられている。 気泡発生部117は、電気熱変換体115の熱
発生部123の液体と接触する熱作用面124を
その1つの面としている。尚上部層112は液も
れや電極の短絡が生じなければ必須のものでな
い。 以上の様な構造の液体噴射記録ヘツドに於い
て、電気信号をON−OFF動作で電気熱変換体1
15に入力することで熱作用面124上では液体
が気化し、気泡が発生する。該気泡が存在する時
刻t0〜Tの間に、液滴吐出の為の電気信号を電気
熱変換体111に入力すれば、時刻t0〜tの時間
に対応して大きさの異なる液滴が吐出される。 第2図aは本発明の実施態様例1を説明する為
の記録ヘツド101の模式的斜視図である。図に
於いて118は液供給室、126は液流路、11
9は液供給管(不図示)を連結するための貫通孔
である。 図に示される様に、本実施態様例は液供給室1
18に連通する液流路126の終端にオリフイス
105が設けられており、液流路126の液供給
室118とオリフイス105の途中に気泡発生部
117と連通する細流路が設けてある。気泡発生
体102は液滴吐出用のもので液流路126内に
設けてあり、気泡発生体(気泡発生手段)120
は気泡発生部117内に設けてある。 第2図bは実施態様例2の記録ヘツド101の
模式的斜視図である。図中の番号の示すものは第
2図aのものと同じである。本実施態様例は、液
供給室118に連通する液流路126の途中に気
泡発生体102及びオリフイス105が設けてあ
り、液流路126の終端に細流路で連通される気
泡発生部117で構成される。気泡発生部117
には気泡発生体120が設けてある。本実施態様
例は図に示される様に、オリフイス105が液滴
の吐出方向が液供給方向に対して垂直に設けられ
ている。 第2図cは実施態様例3の記録ヘツド101の
模式的斜視図である。図中の番号の示すものは第
2図a及び第2図cのものと同じである。本実施
例は、第1図aのものと基本的な構成を同じとす
るが、気泡発生部117が夫々複数個設けられて
いるのが違つている。即ち、第2図cには液供給
室118に連通する液流路126の終端にオリフ
イス105が設けられており、且つ液流路126
の途中に夫々独立した4つの細流路に連通する気
泡発生部117が4つ設けられている構成となつ
ている。 基本的な液吐出の制御のされ方は実施態様例1
乃至3のどれも同じで、液供給室118から供給
された液は気泡発生体102によつて加熱され、
気泡を発生して圧力を生じさせ、オリフイス10
5より液滴を吐出させる。或は先ず気泡発生部1
17の気泡発生体120に通電し、気泡発生部1
17で気泡を発生させ、その後気泡発生体102
に通電し気泡を液流路126内で発生させ液滴を
オリフイス105より吐出させる。後者の場合、
オリフイス105より液滴を吐出させる圧力(吐
出圧力)は、気泡発生部117で発生させた気泡
によつて液流路126で発生させた気泡の圧力を
制御することによつて広い範囲にわたつて変化さ
せることが出来る。従つて、吐出される液滴の大
きさは、吐出圧力によつて変化する為、被記録部
材上には広い範囲の濃度制御を行なうことができ
る。 尚、実施態様例2の様に液滴の吐出方向が液供
給方向に対して垂直になつているものに於いても
吐出エネルギーを制御する気泡発生部117の設
置個数を実施態様例3の様に多数設けることが出
来る。更に実施態様例3に於いて、気泡発生体1
02は2個の吐出エネルギーの制御をする気泡発
生部117に対して1個設けられているが、これ
は吐出エネルギーの制御量に応じて液滴吐出のた
めの気泡発生体102が設けられていればよいの
で、図に示される様に2個の気泡発生部117に
対して気泡発生体102が1個とは規定されない
し、一つのオリフイス105に対して4つの気泡
発生部117を設けるということも規定されな
い。又、液流路126と気泡発生部117とを連
通する細流路の断面積及び長さ、気泡発生部11
7の容積は吐出させる液体の程数、気泡発生体1
20及び102の発熱量、記録濃度の制御量、気
泡発生部の設置数、その他多くの条件に鑑みて最
良な記録画像が得られる様な値に決定される。し
かし、少なくとも気泡発生部117で発生した気
泡の圧力によつてオリフイス105から液滴が吐
出されない様な寸法にされる。 本発明の実施態様例1による記録ヘツドは例え
ば以下の様に作製する事が出来た。 まず、シリコン基板上にSiO2(下部層)がスパ
ツタリングにより3μm厚に形成され、続いて電気
熱変換体としてHfB2が1000Å厚に、電極として
アルミニウムが3000Å厚に積層された後、選択エ
ツチングによつて電気熱変換体パターンが形成さ
れた。次にSiO2層がスパツタリングにより0.5μm
厚に保護層(上部層)として積層され基板上に熱
発生部が形成された後、感光性樹脂が基板にラミ
ネートされ、所望のパターンによりその感光性樹
脂が露光、現像され、液流路、液供給室、吐出エ
ネルギー供給室が形成され、更にその上部に直径
1mmの貫通孔が設けられたガラス板が接合され
た。引き続いて、発熱抵抗体の先端とオリフイス
の距離が300μmになるようオリフイス端面が研磨
され、記録ヘツドが作製された。 この記録ヘツドに黒色染料とエタノールを主成
分とするインクを0.01気圧の背圧で熱作用部に供
給しながら、矩形電圧パルス印字信号を電気熱変
換体に印加して画像を記録し評価した。 実施態様例1を例にとつて、本発明の液体噴射
記録装置による階調性の制御方法の具体的な方法
を説明する。 第3図aは電気熱変換体への信号入力と、それ
によつて生ずる気泡の体積変化と、液流路内の圧
力変化を示すタイミングチヤートである。 図に示される様に、時刻t0に電気パルスE1を気
泡発生体120に与えると、時刻t1に熱作用部上
に気泡が発生し始め、時刻t2に気泡体積V1は最大
となる。この時刻t1とt2の間に液流路内圧力Pは
正圧となり極大値P1を持つ。この極大値P1は、
吐出に必要なエネルギーPthを超えない値とすれ
ば、この気泡発生によつてオリフイスからの液滴
飛翔は生じない。次に、時刻t3に電気パルスE2を
気泡発生体120へ与えると、熱作用部上に気泡
が発生し始め、時刻t4に気泡体積V2は最大とな
る。この間、吐出エネルギーを吸収するための気
泡の体積V1は、この気泡が大気に開放していな
い気泡発生部にあり、この気泡発生部が連通して
いる液流路内の圧力が上昇するために、減少す
る。これによつて、吐出エネルギー吸収の為の気
泡が存在しない場合の液流路内圧力P′の最大値
P4に比べ、該気泡が存在する場合の液流路内圧
力Pの最大値P3は低い値となる。詰り、吐出の
為のエネルギーは減少する。更に、時刻t4に於い
て電気パルスE2を取除くと(OFFにすると)気
泡体積V2は減少し始め、時刻t5に於いて消滅す
る。その後時刻t6に於いて電気パルスE1を取除く
と、気泡体積V1が減少し始め時刻t7に於いて消滅
する。 この様な階調性制御の為の駆動方法が実施出来
る本発明の液体噴射記録装置において前記電気パ
ルスE2の電圧を30V、パルス幅を10μSとし、更
に、電気パルスE1のパルス幅を50μSとし、電気
パルスE1とE2の印加される時間差を20μsとした
場合の電気パルスE1の電圧と吐出された液滴が
被記録部材に付着した際のドツト径との相関を第
4図に示す。 電気パルスE1の印加電圧が12Vを超えると、熱
作用部に気泡が発生し始め付着したドツトサイズ
(ドツト径)は減少し始めた(以後この様な現象
が現われる電気パルスE1の印加電圧をVthと称
す)。気泡発生体120に与えたVth以上の電圧V
が増加するとともにドツトサイズは減少する。ド
ツトサイズの最大と最小の差△Dは150μmにも達
した。この△Dは染料含有量3wt.%(weight
%)、ドツト密度5pelで印画した場合の光学的平
均反射濃度値0.6〜1.4の変調幅に対応していた。 第1表に、上記の記録ヘツドを用いて、染料含
有量3wt.%,1.5wt.%,0.5wt.%の3種の液(イ
ンク)を用いた場合の光学的平均反射濃度の変調
幅と、従来の記録ヘツドで電気熱変換体へ与える
電圧の値を変化させた時の光学的平均反射濃度の
変調幅を前記濃度の最大値。最小値で示す。
しくは、階調性のある記録を行なうことの出来る
液体噴射記録装置に関する。 従来、ノンインパクト記録法は、記録時に於け
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいと
いう点に於いて関心を集めている。その中で高速
記録が可能であり、しかも普通紙に定着という特
別な処理を必要とせずに記録の行える液体噴射記
録法(インクジエツト記録法)は極めて有力な記
録法であつて、これまでにも様々な方式の提案と
それを具現化する装置が考案され、改良が加えら
れて商品化された物もあれば現在も実用化への努
力が続けられているものもある。 その中で、例えば特開昭54−51837号公報、ド
イツ公開(DOLS)第2843064号公報に記載され
てある熱エネルギーを液体に作用させて、飛翔的
液滴を形成する為の原動力を得るという点に於い
て、他のインクジエツト記録法とは異なる特徴を
有している。 即ち、上記の公報に開示されてある記録法で
は、熱エネルギーの作用を受けた液体が気泡の発
生を含む急唆な体積の増大を伴う状態変化を起
し、該状態変化に基づく作用力によつて、記録ヘ
ツド部の先端であつて大気に連通するオリフイス
より液滴が吐出、飛翔して被記録部材に付着し記
録が行なわれる。 殊に、DOLS2843064に開示されているインク
ジエツト記録法は、所謂drop−on demand記録
法に極めて有効に適用されるばかりでなく、記録
ヘツド部をfull lineタイプで高密度マルチオリフ
イス化して容易に実現出来るので、高解像度、高
品質の画像を高速で得られるという利点を有して
いる。 この様に、上記の液体噴射記録法は多くの利点
を有するものではあるが、更に高解像度、高品質
の画像を記録しようとする場合には記録画素に階
調性を持たせ、中間調(ハーフトーン)の情報を
含む画像記録を行なう必要がある。 従来、この様な、階調制御性を画像記録方法
は、先ず第1の方法として一画素を像形成素体の
1つのみによつてだけ占領され得る複数のセルに
マトリクス状に細分化し、そのマトリクス状にさ
れたセルを構成するセルの中を像形成素体によつ
て占領されているセルの個数とセルを占領してい
る像形成素体の配列状態に応じて所望のレベルの
階調性がデジタル的に表現される記録方法があ
る。次に、第2の方法として、一画素を像形成素
体の1つのみによつて構成し、像形成素体の光学
的濃度を変えることによつて所望の階調性表現を
アナログ的に表現する記録方法がある。 しかし、熱エネルギーによつて液体を吐出させ
て記録を行なう液体噴射記録ヘツドに於いては、
第1の階調制御方法によると、一画素自体の面積
が大きくなり、鮮明度等の低下を招きやすい。
又、デジタル制御であるところから階調のステツ
プが粗くなり、画像品位が木目細かさに欠けると
いう問題があつた。第2の階調制御方法は、一般
に吐出される液滴の大きさを加える電気エネルギ
ーを変化させることによつて一画素、詰り像形成
素体の大きさを変化させる方法である。しかし、
この方法では階調性の制御範囲が狭く充分な階調
制御範囲が得られず、又、記録ヘツドの吐出不
良、信頼性等の低下を招くという問題があつた。 本発明は、上記の諸点に鑑み成されたもので、
本発明は高い光学濃度から低い光学濃度までの広
い濃度範囲にわたつて木目細かな階調表現が出来
る液体噴射記録装置を提供することを目的とす
る。又、本発明は、電気熱変換体及び記録ヘツド
の信頼性、液滴吐出安定性を向上させた液体噴射
記録装置を提供する事も目的とする。更には、製
造上のバラツキによる吐出特性のバラツキを簡単
に無くし、歩留りを向上させた液体噴射記録装置
を提供することも目的とする。 上述の目的を達成するための、本発明の液体噴
射記録ヘツドは、液体を吐出するオリフイスと、
該オリフイスに連通する液流路と、該液流路に備
えられ、前記オリフイスから液体を吐出する圧力
を生じるためのエネルギーを発生するエネルギー
発生体と、前記液流路外の領域に設けられ大気に
連通せず前記液流路に連通し、前記エネルギー発
生体が前記エネルギーを発生し始めるときに気泡
を存在させることによつて、液体を吐出するため
の前記圧力を減少するように間接的に前記液体の
吐出に関与する気泡発生手段が備えられた気泡発
生部と、を具備することを特徴とする。 本発明によれば階調の制御性に富み且つ従来の
液体噴射記録ヘツドより優れた液体噴射記録ヘツ
ドが提供される。 以下、本発明を図面に従つて、更に具体的に説
明する。 第1図aは、本発明が適用される液体噴射記録
ヘツドのオリフイス面に平行な面で切断した正面
切断面部分図(第1図b及び第1図cに示される
一点鎖線AA′で切断した図)、第1図bは、第1
図aに一点鎖線BB′で示す部分で切断した場合の
切断面部分図である。第1図cは、第1図aに一
点鎖線CC′で示す部分で切断した場合の切断面部
分図である。 図に示される記録ヘツド101は、その表面に
電気熱変換体111が設けられている基板103
の表面に、所定の線密度で所定の巾と深さの溝が
所定数設けられている溝付板104,116で覆
う様に接合することによつて、オリフイス105
と液吐出部106が形成された構造を有してい
る。液吐出部106は、その終端に液滴を吐出さ
せるために大気に開放したオリフイス105と、
電気熱変換体111より発生される熱エネルギー
が液体に作用して気泡を発生し、その体積の膨張
と収縮に依る急激な状態変化を引起す処である熱
作用部107とを有する。 熱作用部107は、電気熱変換体111の熱発
生部108の上部に位置し、熱発生部108の液
体と接触する熱作用面109をその底面としてい
る。 熱発生部108は、基板103上に設けられた
下部層110、該下部層110上に設けられた電
気熱変換体111、該電気熱変換体層111上に
設けられた上部層112とで構成される。電気熱
変換体層111には、熱を発生させる為に該変換
体111に通電する為の電極113,114がそ
の表面に設けられてある。電極113は、各液吐
出部の熱発生部に共通の電極であり、電極114
は、各液吐出部の熱発生部を選択して発熱させる
為の選択電極であつて、液吐出部の流路に沿つて
設けられてある。 上部層112は、電気熱変換体111を、使用
する液体から化学的・物理的に保護する為に電気
熱変換体111と液吐出部106にある液体とを
隔絶すると共に、液体を通じて電極113,11
4間が短絡するのを防止する電気熱変換体111
の保護的機能を有している。 上部層112は、上記の様な機能を有するもの
であるが、電気熱変換体111が、耐液性があ
り、且つ液体を通じて電極113,114間が電
気的に短絡する心配が全くない場合には、必ずし
も設ける必要はなく、電気熱変換体111の表面
に直ちに液体が接触する構造の電気熱変換体とし
て設計しても良い。 下部層110は、主に熱流量制御機能を有す
る。即ち、液滴吐出の際には、電気熱変換体11
1で発生する熱が基板103側の方に伝導するよ
りも、熱作用部107側の方に伝導する割合が出
来る限り多くなり、液滴吐出後、詰り電気熱変換
体111への通電がOFFされた後には、熱作用
部107及び熱発生部108にある熱が速かに基
板103側に放出されて熱作用部107にある液
体及び発生した気泡が急冷される為に設けられ
る。 以上のような液滴噴射記録ヘツドに於いて、電
気信号をON−OFF動作で電気熱変換体111に
入力することにより、熱作用面109上では液体
が気化して有効な気泡が発生すると、同時に液吐
出部106内の圧力Pが気泡の体積増加と共に高
まり、オリフイスより液滴が飛翔する。 ここで、記録紙への記録の階調制御を行なう為
に飛翔液滴のサイズDを変化させるには、熱作用
部109上に発生する気泡の体積Vを調節し、吐
出エネルギーを制御する方法がある。しかし、吐
出エネルギーがある値以下(装置等の条件によつ
て決まる)になると、不要な気泡が液吐出部10
6や液流路内に滞留し、液吐出不安定を引き起こ
す。さらに、強いては吐出が止まつてしまう。 そこで、液流路外の領域に、大気に連通せず液
流路に連通し、気泡発生手段を備えた気泡発生部
117を設け、熱作用面109上に発生する気泡
によつて液吐出部106に発生した圧力Pを、気
泡発生部117内に発生させた気泡に吸収させ、
吐出エネルギーを低減させて階調制御を行なう。 前記気泡発生部117は、基板103上に設け
られた下部層110、該下部層110上に設けら
れた電気熱変換体115、該電気熱変換体115
上に設けられた上部層112及び溝付板104で
構成される。電気熱変換体115には熱を発生さ
せる為に電気熱変換体115に通電する為の電極
113,121がその表面に設けられている。 気泡発生部117は、電気熱変換体115の熱
発生部123の液体と接触する熱作用面124を
その1つの面としている。尚上部層112は液も
れや電極の短絡が生じなければ必須のものでな
い。 以上の様な構造の液体噴射記録ヘツドに於い
て、電気信号をON−OFF動作で電気熱変換体1
15に入力することで熱作用面124上では液体
が気化し、気泡が発生する。該気泡が存在する時
刻t0〜Tの間に、液滴吐出の為の電気信号を電気
熱変換体111に入力すれば、時刻t0〜tの時間
に対応して大きさの異なる液滴が吐出される。 第2図aは本発明の実施態様例1を説明する為
の記録ヘツド101の模式的斜視図である。図に
於いて118は液供給室、126は液流路、11
9は液供給管(不図示)を連結するための貫通孔
である。 図に示される様に、本実施態様例は液供給室1
18に連通する液流路126の終端にオリフイス
105が設けられており、液流路126の液供給
室118とオリフイス105の途中に気泡発生部
117と連通する細流路が設けてある。気泡発生
体102は液滴吐出用のもので液流路126内に
設けてあり、気泡発生体(気泡発生手段)120
は気泡発生部117内に設けてある。 第2図bは実施態様例2の記録ヘツド101の
模式的斜視図である。図中の番号の示すものは第
2図aのものと同じである。本実施態様例は、液
供給室118に連通する液流路126の途中に気
泡発生体102及びオリフイス105が設けてあ
り、液流路126の終端に細流路で連通される気
泡発生部117で構成される。気泡発生部117
には気泡発生体120が設けてある。本実施態様
例は図に示される様に、オリフイス105が液滴
の吐出方向が液供給方向に対して垂直に設けられ
ている。 第2図cは実施態様例3の記録ヘツド101の
模式的斜視図である。図中の番号の示すものは第
2図a及び第2図cのものと同じである。本実施
例は、第1図aのものと基本的な構成を同じとす
るが、気泡発生部117が夫々複数個設けられて
いるのが違つている。即ち、第2図cには液供給
室118に連通する液流路126の終端にオリフ
イス105が設けられており、且つ液流路126
の途中に夫々独立した4つの細流路に連通する気
泡発生部117が4つ設けられている構成となつ
ている。 基本的な液吐出の制御のされ方は実施態様例1
乃至3のどれも同じで、液供給室118から供給
された液は気泡発生体102によつて加熱され、
気泡を発生して圧力を生じさせ、オリフイス10
5より液滴を吐出させる。或は先ず気泡発生部1
17の気泡発生体120に通電し、気泡発生部1
17で気泡を発生させ、その後気泡発生体102
に通電し気泡を液流路126内で発生させ液滴を
オリフイス105より吐出させる。後者の場合、
オリフイス105より液滴を吐出させる圧力(吐
出圧力)は、気泡発生部117で発生させた気泡
によつて液流路126で発生させた気泡の圧力を
制御することによつて広い範囲にわたつて変化さ
せることが出来る。従つて、吐出される液滴の大
きさは、吐出圧力によつて変化する為、被記録部
材上には広い範囲の濃度制御を行なうことができ
る。 尚、実施態様例2の様に液滴の吐出方向が液供
給方向に対して垂直になつているものに於いても
吐出エネルギーを制御する気泡発生部117の設
置個数を実施態様例3の様に多数設けることが出
来る。更に実施態様例3に於いて、気泡発生体1
02は2個の吐出エネルギーの制御をする気泡発
生部117に対して1個設けられているが、これ
は吐出エネルギーの制御量に応じて液滴吐出のた
めの気泡発生体102が設けられていればよいの
で、図に示される様に2個の気泡発生部117に
対して気泡発生体102が1個とは規定されない
し、一つのオリフイス105に対して4つの気泡
発生部117を設けるということも規定されな
い。又、液流路126と気泡発生部117とを連
通する細流路の断面積及び長さ、気泡発生部11
7の容積は吐出させる液体の程数、気泡発生体1
20及び102の発熱量、記録濃度の制御量、気
泡発生部の設置数、その他多くの条件に鑑みて最
良な記録画像が得られる様な値に決定される。し
かし、少なくとも気泡発生部117で発生した気
泡の圧力によつてオリフイス105から液滴が吐
出されない様な寸法にされる。 本発明の実施態様例1による記録ヘツドは例え
ば以下の様に作製する事が出来た。 まず、シリコン基板上にSiO2(下部層)がスパ
ツタリングにより3μm厚に形成され、続いて電気
熱変換体としてHfB2が1000Å厚に、電極として
アルミニウムが3000Å厚に積層された後、選択エ
ツチングによつて電気熱変換体パターンが形成さ
れた。次にSiO2層がスパツタリングにより0.5μm
厚に保護層(上部層)として積層され基板上に熱
発生部が形成された後、感光性樹脂が基板にラミ
ネートされ、所望のパターンによりその感光性樹
脂が露光、現像され、液流路、液供給室、吐出エ
ネルギー供給室が形成され、更にその上部に直径
1mmの貫通孔が設けられたガラス板が接合され
た。引き続いて、発熱抵抗体の先端とオリフイス
の距離が300μmになるようオリフイス端面が研磨
され、記録ヘツドが作製された。 この記録ヘツドに黒色染料とエタノールを主成
分とするインクを0.01気圧の背圧で熱作用部に供
給しながら、矩形電圧パルス印字信号を電気熱変
換体に印加して画像を記録し評価した。 実施態様例1を例にとつて、本発明の液体噴射
記録装置による階調性の制御方法の具体的な方法
を説明する。 第3図aは電気熱変換体への信号入力と、それ
によつて生ずる気泡の体積変化と、液流路内の圧
力変化を示すタイミングチヤートである。 図に示される様に、時刻t0に電気パルスE1を気
泡発生体120に与えると、時刻t1に熱作用部上
に気泡が発生し始め、時刻t2に気泡体積V1は最大
となる。この時刻t1とt2の間に液流路内圧力Pは
正圧となり極大値P1を持つ。この極大値P1は、
吐出に必要なエネルギーPthを超えない値とすれ
ば、この気泡発生によつてオリフイスからの液滴
飛翔は生じない。次に、時刻t3に電気パルスE2を
気泡発生体120へ与えると、熱作用部上に気泡
が発生し始め、時刻t4に気泡体積V2は最大とな
る。この間、吐出エネルギーを吸収するための気
泡の体積V1は、この気泡が大気に開放していな
い気泡発生部にあり、この気泡発生部が連通して
いる液流路内の圧力が上昇するために、減少す
る。これによつて、吐出エネルギー吸収の為の気
泡が存在しない場合の液流路内圧力P′の最大値
P4に比べ、該気泡が存在する場合の液流路内圧
力Pの最大値P3は低い値となる。詰り、吐出の
為のエネルギーは減少する。更に、時刻t4に於い
て電気パルスE2を取除くと(OFFにすると)気
泡体積V2は減少し始め、時刻t5に於いて消滅す
る。その後時刻t6に於いて電気パルスE1を取除く
と、気泡体積V1が減少し始め時刻t7に於いて消滅
する。 この様な階調性制御の為の駆動方法が実施出来
る本発明の液体噴射記録装置において前記電気パ
ルスE2の電圧を30V、パルス幅を10μSとし、更
に、電気パルスE1のパルス幅を50μSとし、電気
パルスE1とE2の印加される時間差を20μsとした
場合の電気パルスE1の電圧と吐出された液滴が
被記録部材に付着した際のドツト径との相関を第
4図に示す。 電気パルスE1の印加電圧が12Vを超えると、熱
作用部に気泡が発生し始め付着したドツトサイズ
(ドツト径)は減少し始めた(以後この様な現象
が現われる電気パルスE1の印加電圧をVthと称
す)。気泡発生体120に与えたVth以上の電圧V
が増加するとともにドツトサイズは減少する。ド
ツトサイズの最大と最小の差△Dは150μmにも達
した。この△Dは染料含有量3wt.%(weight
%)、ドツト密度5pelで印画した場合の光学的平
均反射濃度値0.6〜1.4の変調幅に対応していた。 第1表に、上記の記録ヘツドを用いて、染料含
有量3wt.%,1.5wt.%,0.5wt.%の3種の液(イ
ンク)を用いた場合の光学的平均反射濃度の変調
幅と、従来の記録ヘツドで電気熱変換体へ与える
電圧の値を変化させた時の光学的平均反射濃度の
変調幅を前記濃度の最大値。最小値で示す。
【表】
第1表にも示される様に本発明も従来のものも
被記録部材の最大濃度については差は認められな
かつたが、最小濃度(全く液滴が飛翔していない
場合を除いた、最も薄く印画出来た時の濃度)に
於いては本発明の方が著しく小さな値となつた。
即ち、本発明は従来の約2倍の変調幅を持つので
より広い階調制御が行なえるのである。 さらに、前記駆動方法による電気パルスE1の
OFFされる時刻t6と次のパルスがONされる時刻
t0が同時刻とし、常に気泡発生体120に電圧が
印加される駆動方法によつても同様な効果が得ら
れた。 また、電気パルスE1の形状は矩形状でなくな
めらかであつても良い。又、時刻t0からt6の間に
おいて電圧を変化させても良い。 第2図bに示すようにインク供給方向に対し垂
直に液滴の吐出方向を設けたいわゆるL型吐出ヘ
ツドにおいても本発明を適用することが出来た。 さらに、第2図cに示すような、気泡発生部が
多数、液流路126に連通した記録ヘツドにおい
ては、前記実施例以上の木目細かな階調制御を行
なうことが出来た。 第3図bに示すように、電気パルスE1により
発生した気泡V1が消失し、液流路内圧力が負圧
になる時刻t6からt7の間に電気パルスE2により気
泡V2を成長させ、液吐出エネルギを調整し、階
調制御を行う駆動方法によつても先の実施例と同
様な効果が得られた。 以上説明した様に、本発明の液体噴射記録装置
は液吐出エネルギー調整用の気泡を発生させて、
吐出される液滴の大きさ、詰りドツトサイズ、を
変化させて、画像階調を幅広く制御することが出
来る。その結果、高解像度、高鮮明度は画像を形
成することが出来る。更に、光学的濃度の低い領
域での液滴の吐出の安定性を向上させることも出
来る。加えて、本発明によれば、装置製造上のバ
ラツキによるドツトサイズの不揃いを液吐出エネ
ルギー調整用の気泡により調整し光学的濃度の不
均一を無くすことも出来る。 詰り、本発明によれば従来にない画像階調性の
制御が良好な優れた液体噴射記録装置が提供され
る。
被記録部材の最大濃度については差は認められな
かつたが、最小濃度(全く液滴が飛翔していない
場合を除いた、最も薄く印画出来た時の濃度)に
於いては本発明の方が著しく小さな値となつた。
即ち、本発明は従来の約2倍の変調幅を持つので
より広い階調制御が行なえるのである。 さらに、前記駆動方法による電気パルスE1の
OFFされる時刻t6と次のパルスがONされる時刻
t0が同時刻とし、常に気泡発生体120に電圧が
印加される駆動方法によつても同様な効果が得ら
れた。 また、電気パルスE1の形状は矩形状でなくな
めらかであつても良い。又、時刻t0からt6の間に
おいて電圧を変化させても良い。 第2図bに示すようにインク供給方向に対し垂
直に液滴の吐出方向を設けたいわゆるL型吐出ヘ
ツドにおいても本発明を適用することが出来た。 さらに、第2図cに示すような、気泡発生部が
多数、液流路126に連通した記録ヘツドにおい
ては、前記実施例以上の木目細かな階調制御を行
なうことが出来た。 第3図bに示すように、電気パルスE1により
発生した気泡V1が消失し、液流路内圧力が負圧
になる時刻t6からt7の間に電気パルスE2により気
泡V2を成長させ、液吐出エネルギを調整し、階
調制御を行う駆動方法によつても先の実施例と同
様な効果が得られた。 以上説明した様に、本発明の液体噴射記録装置
は液吐出エネルギー調整用の気泡を発生させて、
吐出される液滴の大きさ、詰りドツトサイズ、を
変化させて、画像階調を幅広く制御することが出
来る。その結果、高解像度、高鮮明度は画像を形
成することが出来る。更に、光学的濃度の低い領
域での液滴の吐出の安定性を向上させることも出
来る。加えて、本発明によれば、装置製造上のバ
ラツキによるドツトサイズの不揃いを液吐出エネ
ルギー調整用の気泡により調整し光学的濃度の不
均一を無くすことも出来る。 詰り、本発明によれば従来にない画像階調性の
制御が良好な優れた液体噴射記録装置が提供され
る。
第1図a、乃至第1図cは、本発明の記録ヘツ
ド部分の構成を説明する為のものであつて、第1
図aは正面切断部分図、第1図b及び第1図cは
横切断部分図である。第2図a乃至第2図cは記
録ヘツド部分の模式的斜視図である。第3図a及
び第3図bは本発明を説明する為の説明図であ
る。第4図は本発明の効果を説明する為の説明図
である。 101……記録ヘツド、102,120……気
泡発生体、103……基板、104……板部材、
105……オリフイス、106……液吐出部、1
07,123……熱作用部、108……熱発生
部、109,124……熱作用面、110……下
部層、111,115……電気熱変換体、112
……上部層、113,114,121……電極
層、117……気泡発生部、118……液供給
室、119……貫通孔、129……吐出エネルギ
ー吸収部、126……液流路。
ド部分の構成を説明する為のものであつて、第1
図aは正面切断部分図、第1図b及び第1図cは
横切断部分図である。第2図a乃至第2図cは記
録ヘツド部分の模式的斜視図である。第3図a及
び第3図bは本発明を説明する為の説明図であ
る。第4図は本発明の効果を説明する為の説明図
である。 101……記録ヘツド、102,120……気
泡発生体、103……基板、104……板部材、
105……オリフイス、106……液吐出部、1
07,123……熱作用部、108……熱発生
部、109,124……熱作用面、110……下
部層、111,115……電気熱変換体、112
……上部層、113,114,121……電極
層、117……気泡発生部、118……液供給
室、119……貫通孔、129……吐出エネルギ
ー吸収部、126……液流路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 液体を吐出するオリフイスと、 該オリフイスに連通する液流路と、 該液流路に備えられ、前記オリフイスから液体
を吐出する圧力を生じるためのエネルギーを発生
するエネルギー発生体と、 前記液流路外の領域に設けられ大気に連通せず
前記液流路に連通し、前記エネルギー発生体が前
記エネルギーを発生し始めるときに気泡を存在さ
せることによつて、液体を吐出するための前記圧
力を減少するように間接的に前記液体の吐出に関
与する気泡発生手段が備えらた気泡発生部と、 を具備することを特徴とする液体噴射記録ヘツ
ド。 2 前記エネルギー発生体は前記エネルギーとし
て熱エネルギーを発生する電気熱変換体である特
許請求の範囲第1項に記載の液体噴射記録ヘツ
ド。 3 前記オリフイスから液体が吐出する方向と前
記液流路内の前記エネルギー発生体が備えられた
位置へ液体が供給される方向とがほぼ同じである
特許請求の範囲第1項に記載の液体噴射記録ヘツ
ド。 4 前記オリフイスから液体が吐出する方向と前
記液流路内の前記エネルギー発生体が備えられた
位置へ液体が供給される方向とがほぼ直角である
特許請求の範囲第1項に記載の液体噴射記録ヘツ
ド。 5 前記気泡発生手段は電気熱変換体である特許
請求の範囲第1項に記載の液体噴射記録ヘツド。 6 前記気泡発生部は一つの前記エネルギー発生
体に対し複数設けられている特許請求の範囲第1
項または第5項に記載の液体噴射記録ヘツド。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23152282A JPS59124863A (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 液体噴射記録ヘッド |
| US06/564,412 US4646110A (en) | 1982-12-29 | 1983-12-22 | Liquid injection recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23152282A JPS59124863A (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 液体噴射記録ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59124863A JPS59124863A (ja) | 1984-07-19 |
| JPH0583373B2 true JPH0583373B2 (ja) | 1993-11-25 |
Family
ID=16924800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23152282A Granted JPS59124863A (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | 液体噴射記録ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59124863A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2836749B2 (ja) * | 1989-05-09 | 1998-12-14 | 株式会社リコー | 液体噴射記録ヘッド |
| US5600356A (en) * | 1989-07-25 | 1997-02-04 | Ricoh Company, Ltd. | Liquid jet recording head having improved radiator member |
| JP3179834B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2001-06-25 | 株式会社リコー | 液体飛翔記録装置 |
-
1982
- 1982-12-29 JP JP23152282A patent/JPS59124863A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59124863A (ja) | 1984-07-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6594899B2 (en) | Variable drop mass inkjet drop generator | |
| US4646110A (en) | Liquid injection recording apparatus | |
| US4410899A (en) | Method for forming liquid droplets | |
| JP3339724B2 (ja) | インクジェット記録方法及びその装置 | |
| JP3152259B2 (ja) | ルーフシュータ型熱インクジェット印字ヘッド | |
| JP3071869B2 (ja) | 液体噴射記録装置及び記録方法 | |
| US6412920B1 (en) | Ink jet printing head, ink jet head cartridge and printing apparatus | |
| JPS6345308B2 (ja) | ||
| JPH0583373B2 (ja) | ||
| JPH0583374B2 (ja) | ||
| JPH05261941A (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録ヘッド | |
| JP3127646B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP3127663B2 (ja) | インクジェット記録装置および記録方法 | |
| JPH0466703B2 (ja) | ||
| JP3312894B2 (ja) | インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 | |
| JP3384797B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 | |
| JP3678315B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JPH0441242A (ja) | インクジェット記録装置 | |
| JP2882487B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及び該記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置 | |
| JP3081222B2 (ja) | インク飛翔記録方法及びその装置 | |
| JP2818003B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及び該記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置 | |
| JPH0237301B2 (ja) | Ekitaifunshakirokuho | |
| JPS6246358B2 (ja) | ||
| JP2664220B2 (ja) | 液体噴射記録ヘッド | |
| JPH06316078A (ja) | インクジェットプリントヘッド,該プリントヘッドを用いたインクジェットヘッドカートリッジ及びプリント装置 |