JPH058337Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH058337Y2 JPH058337Y2 JP1986162308U JP16230886U JPH058337Y2 JP H058337 Y2 JPH058337 Y2 JP H058337Y2 JP 1986162308 U JP1986162308 U JP 1986162308U JP 16230886 U JP16230886 U JP 16230886U JP H058337 Y2 JPH058337 Y2 JP H058337Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- crankshaft
- bearing member
- oil
- grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、クランクシヤフトのメインジヤーナ
ルの支持に適用される軸受構造に関する。
ルの支持に適用される軸受構造に関する。
内燃機関が軽量化されるに従い、その低振動、
低騒音化はますます重要視されてきており、従来
種々の対策が施されている。例えばクランクシヤ
フトのメインジヤーナルの軸受においては、キヤ
ツプ側すなわち下側の軸受内周面の油溝を廃止し
て軸受面の面圧を小さくしたり(実開昭59−
51211号公報参照)、メインジヤーナルの軸径を大
きくして軸受面の面圧を小さくしたり、あるいは
オイルクリアランスを小さくして潤滑油圧のピー
ク値を下げることが行われている。すなわちこれ
らの対策により、クランクシヤフトと軸受の間の
潤滑状態が改善され、潤滑油膜によるクランクシ
ヤフトの振動の減衰効果が得られる。
低騒音化はますます重要視されてきており、従来
種々の対策が施されている。例えばクランクシヤ
フトのメインジヤーナルの軸受においては、キヤ
ツプ側すなわち下側の軸受内周面の油溝を廃止し
て軸受面の面圧を小さくしたり(実開昭59−
51211号公報参照)、メインジヤーナルの軸径を大
きくして軸受面の面圧を小さくしたり、あるいは
オイルクリアランスを小さくして潤滑油圧のピー
ク値を下げることが行われている。すなわちこれ
らの対策により、クランクシヤフトと軸受の間の
潤滑状態が改善され、潤滑油膜によるクランクシ
ヤフトの振動の減衰効果が得られる。
ところが、油溝の廃止により軸受摺動面を大き
くしたり、軸径を増加させたり、あるいはオイル
クリアランスを小さくすると、クランクシヤフト
と軸受の間における摩擦損失が大きくなるという
問題を生じる。すなわち、クランクシヤフトの振
動を抑えて騒音の低減を図ろうとすると軸受部分
における摩擦損失が増大することとなり、従来、
騒音低減と摩擦損失の低減を両立させることはで
きなかつた。
くしたり、軸径を増加させたり、あるいはオイル
クリアランスを小さくすると、クランクシヤフト
と軸受の間における摩擦損失が大きくなるという
問題を生じる。すなわち、クランクシヤフトの振
動を抑えて騒音の低減を図ろうとすると軸受部分
における摩擦損失が増大することとなり、従来、
騒音低減と摩擦損失の低減を両立させることはで
きなかつた。
上記問題点を解決するために、本考案に係るク
ランクシヤフトの軸受構造は、軸受内周面に円周
方向に延び潤滑油を保持可能な条痕を成形すると
共に、この軸受を構成してシリンダブロツク側に
位置する上側軸受部材の条痕のピツチを、上記軸
受を構成してキヤツプ側に位置する下側軸受部材
の条痕のピツチよりも大きくしたことを特徴とし
ている。
ランクシヤフトの軸受構造は、軸受内周面に円周
方向に延び潤滑油を保持可能な条痕を成形すると
共に、この軸受を構成してシリンダブロツク側に
位置する上側軸受部材の条痕のピツチを、上記軸
受を構成してキヤツプ側に位置する下側軸受部材
の条痕のピツチよりも大きくしたことを特徴とし
ている。
以下図示実施例により本考案を説明する。
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、これはクランクシヤフトのメインジヤーナル
11を支持する軸受に本考案を適用した例であ
る。軸受21は、シリンダブロツク12に形成さ
れた円筒状支持面13とキヤツプ14に形成され
た円筒状支持面15とにより挟持され、この軸受
21内には、メインジヤーナル11がクリアラン
ス16をもつて回転自在に支持される。シリンダ
ブロツク12および軸受21には油通路17が穿
設され、図示しない油供給部から吐出される潤滑
油は油通路17を通り、軸受21の内周面に形成
された油溝22、およびメインジヤーナル11に
穿設された油孔23を介してクリアランス16に
供給される。
し、これはクランクシヤフトのメインジヤーナル
11を支持する軸受に本考案を適用した例であ
る。軸受21は、シリンダブロツク12に形成さ
れた円筒状支持面13とキヤツプ14に形成され
た円筒状支持面15とにより挟持され、この軸受
21内には、メインジヤーナル11がクリアラン
ス16をもつて回転自在に支持される。シリンダ
ブロツク12および軸受21には油通路17が穿
設され、図示しない油供給部から吐出される潤滑
油は油通路17を通り、軸受21の内周面に形成
された油溝22、およびメインジヤーナル11に
穿設された油孔23を介してクリアランス16に
供給される。
軸受21は、上側軸受部材24と、下側軸受部
材25と、これらの軸受部材24,25の外周側
に設けられる裏金26,27とから成る。軸受部
材24,25は共にアルミ合金から半円筒状に成
形され、相互に接合されて円筒状に形成される。
裏金26,27も半円筒状を有し、それぞれ上側
および下側軸受部材24,25の外周側に密着固
定される。
材25と、これらの軸受部材24,25の外周側
に設けられる裏金26,27とから成る。軸受部
材24,25は共にアルミ合金から半円筒状に成
形され、相互に接合されて円筒状に形成される。
裏金26,27も半円筒状を有し、それぞれ上側
および下側軸受部材24,25の外周側に密着固
定される。
上側軸受部材24の内周面には、その円周方向
に延びる油溝22および条痕31が形成される。
油溝22は内周面の中央に刻設され、例えば約4
mmの幅および約0.1〜0.2mmの深さを有する。これ
に対し条痕31は油溝22の両側に0.15〜0.3mm
のピツチで形成され、例えば約4μの深さを有す
る。これらの油溝22および条痕31はボーリン
グ加工により成形され、軸受部材24の内周面は
このボーリング加工後ブローチ加工により円筒面
状の摺動面32が成形される。一方、下側軸受部
材25の内周面にも同様に円周方向に延びる条痕
33が形成される。この下側軸受部材25の条痕
33もボーリング加工により成形され、約4μの
深さを有するが、ピツチは上側軸受部材24のも
のよりも大きく、例えば0.3〜0.5mmである。下側
軸受部材25もボーリング加工後、ブローチ加工
により摺動面34が成形される。
に延びる油溝22および条痕31が形成される。
油溝22は内周面の中央に刻設され、例えば約4
mmの幅および約0.1〜0.2mmの深さを有する。これ
に対し条痕31は油溝22の両側に0.15〜0.3mm
のピツチで形成され、例えば約4μの深さを有す
る。これらの油溝22および条痕31はボーリン
グ加工により成形され、軸受部材24の内周面は
このボーリング加工後ブローチ加工により円筒面
状の摺動面32が成形される。一方、下側軸受部
材25の内周面にも同様に円周方向に延びる条痕
33が形成される。この下側軸受部材25の条痕
33もボーリング加工により成形され、約4μの
深さを有するが、ピツチは上側軸受部材24のも
のよりも大きく、例えば0.3〜0.5mmである。下側
軸受部材25もボーリング加工後、ブローチ加工
により摺動面34が成形される。
このような条痕31,33は油通路17に連通
せず、また深さが小さいため、潤滑油を保持する
ことができ、これにより摺動面32,34上には
常に良好な潤滑油膜が形成される。そしてこれら
の条痕31,33は円周方向に延びるものである
ため、潤滑油が横方向すなわちメインジヤーナル
11の軸方向に流動してクリアランス16から逃
げることがなく、油保持の機能が高い。また下側
軸受部材25の条痕33のピツチは上側軸受部材
24の条痕31のピツチよりも大きく定められて
いる。これは、下側軸受部材25が上側軸受部材
24よりも大きなエンジンの爆発荷重を受けるの
で、上側軸受部材24と同じピツチにしておくと
摺動面34が摩耗しやすくなるからである。しか
して下側軸受部材25の摺動面34は上側軸受部
材24の摺動面32よりも広い面積を有する。
せず、また深さが小さいため、潤滑油を保持する
ことができ、これにより摺動面32,34上には
常に良好な潤滑油膜が形成される。そしてこれら
の条痕31,33は円周方向に延びるものである
ため、潤滑油が横方向すなわちメインジヤーナル
11の軸方向に流動してクリアランス16から逃
げることがなく、油保持の機能が高い。また下側
軸受部材25の条痕33のピツチは上側軸受部材
24の条痕31のピツチよりも大きく定められて
いる。これは、下側軸受部材25が上側軸受部材
24よりも大きなエンジンの爆発荷重を受けるの
で、上側軸受部材24と同じピツチにしておくと
摺動面34が摩耗しやすくなるからである。しか
して下側軸受部材25の摺動面34は上側軸受部
材24の摺動面32よりも広い面積を有する。
以上のように本実施例は条痕31,33を有す
るので、摺動面32,34上に常に安定した油膜
形成を行うことができる。したがつて、軸受21
とメインジヤーナル11の間における摩耗損失を
増大させることなく、メインジヤーナル11の振
動を低減させることができる。また軸受荷重が相
対的に大きい下側軸受部材25の条痕33のピツ
チを粗く定めたので、摺動面34が摩耗しにく
く、軸受21の耐久性が向上する。
るので、摺動面32,34上に常に安定した油膜
形成を行うことができる。したがつて、軸受21
とメインジヤーナル11の間における摩耗損失を
増大させることなく、メインジヤーナル11の振
動を低減させることができる。また軸受荷重が相
対的に大きい下側軸受部材25の条痕33のピツ
チを粗く定めたので、摺動面34が摩耗しにく
く、軸受21の耐久性が向上する。
なお、軸受部材24,25の製造は、円筒部材
の内周面にボーリング加工およびブローチ加工を
施して油溝と細かいピツチの条痕とを成形した
後、軸心を含む面で切断して2個の上側軸受部材
24を成形し、また同様に、他の円筒部材の内周
面にボーリング加工およびブローチ加工を施して
粗いピツチの条痕を成形した後切断して2個の下
側軸受部材25を成形し、1組の軸受部材24,
25を接合させればよい。もちろん、予め半円筒
状とした部材に上述の加工を施してもよい。
の内周面にボーリング加工およびブローチ加工を
施して油溝と細かいピツチの条痕とを成形した
後、軸心を含む面で切断して2個の上側軸受部材
24を成形し、また同様に、他の円筒部材の内周
面にボーリング加工およびブローチ加工を施して
粗いピツチの条痕を成形した後切断して2個の下
側軸受部材25を成形し、1組の軸受部材24,
25を接合させればよい。もちろん、予め半円筒
状とした部材に上述の加工を施してもよい。
第3図は第2実施例を示す。この実施例は裏金
26,27の外周面に四弗化エチレン樹脂から成
る薄膜層28,29をそれぞれ被覆した構造を有
する。この薄膜層28,29はシリンダブロツク
12あるいはキヤツプ14にそれぞれ密着し、こ
れらと裏金26,27との間における振動を吸収
してメインジヤーナル11の振動減衰効果を高め
る。
26,27の外周面に四弗化エチレン樹脂から成
る薄膜層28,29をそれぞれ被覆した構造を有
する。この薄膜層28,29はシリンダブロツク
12あるいはキヤツプ14にそれぞれ密着し、こ
れらと裏金26,27との間における振動を吸収
してメインジヤーナル11の振動減衰効果を高め
る。
なお軸受21をクランクピンの支持に用いる場
合には上側軸受部材24の油溝22は不要であ
る。
合には上側軸受部材24の油溝22は不要であ
る。
以上のように本考案によれば、摩擦損失が最小
限に抑えられ、クランクシヤフトの振動を効果的
に低減させることができ、耐久性の優れた軸受を
得ることができる。
限に抑えられ、クランクシヤフトの振動を効果的
に低減させることができ、耐久性の優れた軸受を
得ることができる。
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は
第2実施例を示す断面図である。 16……クリアランス、31,33……条痕。
2図は第1図の−線に沿う断面図、第3図は
第2実施例を示す断面図である。 16……クリアランス、31,33……条痕。
Claims (1)
- 軸受内にクランクシヤフトがクリアランスをも
つて回転自在に支持され、該クリアランス内には
潤滑油が供給されて軸受内周面に潤滑油膜が形成
されるクランクシヤフトの軸受構造において、上
記軸受内周面に円周方向に延び潤滑油を保持可能
な条痕を成形すると共に、上記軸受を構成してシ
リンダブロツク側に位置する上側軸受部材の条痕
のピツチを、上記軸受を構成してキヤツプ側に位
置する下側軸受部材の条痕のピツチよりも大きく
したことを特徴とするクランクシヤフトの軸受構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162308U JPH058337Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986162308U JPH058337Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6368514U JPS6368514U (ja) | 1988-05-09 |
| JPH058337Y2 true JPH058337Y2 (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=31089447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986162308U Expired - Lifetime JPH058337Y2 (ja) | 1986-10-24 | 1986-10-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058337Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016161014A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 大豊工業株式会社 | すべり軸受の製造方法及びすべり軸受 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5967613U (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-08 | 日野自動車株式会社 | 内燃機関における軸受メタル |
| JPS60231010A (ja) * | 1984-05-02 | 1985-11-16 | Toyota Motor Corp | コネクテイングロツド |
-
1986
- 1986-10-24 JP JP1986162308U patent/JPH058337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6368514U (ja) | 1988-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5072654A (en) | Piston and bearing assemblies | |
| US6634791B2 (en) | Shaft bearing member | |
| US4488826A (en) | Offset wall bearing | |
| US11225998B2 (en) | Half bearing and sliding bearing | |
| GB2112475A (en) | Sleeve bearing comprising halfshells having different eccentricities | |
| US5112145A (en) | Piston and bearing assemblies | |
| JPS5973618A (ja) | 内燃機関のクランク軸 | |
| US20190249711A1 (en) | Main bearing for crankshaft of internal combustion engine | |
| JPH056412Y2 (ja) | ||
| JPH058337Y2 (ja) | ||
| JPH11201166A (ja) | コネクティングロッドのピストンピン用軸受ブシュ | |
| JP2003065021A (ja) | 内燃機関用タペット | |
| JPH07279967A (ja) | すべり軸受の加工装置 | |
| JP2531331B2 (ja) | すべり軸受 | |
| JPH0752415Y2 (ja) | コンロッド軸受の潤滑装置 | |
| JPH0972418A (ja) | 内燃機関用ピストンピン | |
| JPH055292Y2 (ja) | ||
| JPS5827124Y2 (ja) | クランクシヤフト軸受装置 | |
| JPH029138Y2 (ja) | ||
| JPS5943478Y2 (ja) | エンジンのピストン | |
| JPH022086Y2 (ja) | ||
| JPH0444806Y2 (ja) | ||
| JP7705496B1 (ja) | 内燃機関のクランク軸用の軸受装置 | |
| JPS6034819Y2 (ja) | すべり軸受支持装置 | |
| JP2858505B2 (ja) | クランクシャフトのクランクピン構造 |