JPH0583843A - 過電流保護回路と半導体装置 - Google Patents

過電流保護回路と半導体装置

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JPH0583843A
JPH0583843A JP3236121A JP23612191A JPH0583843A JP H0583843 A JPH0583843 A JP H0583843A JP 3236121 A JP3236121 A JP 3236121A JP 23612191 A JP23612191 A JP 23612191A JP H0583843 A JPH0583843 A JP H0583843A
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type junction
junction field
type
field effect
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Masaya Maruo
昌也 圓尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に負荷に直列に接続することができ、使
用する周囲温度が低い程、遮断時間が遅くなるように温
度補償をした交流形の過電流保護回路。 【構成】 N型接合形電界効果半導体2のソースとP型
接合形電界効果半導体3のソースとを接続し、P型接合
形電界効果半導体3のドレインとP型接合形電界効果半
導体4のドレインと接続し、P型接合形電界効果半導体
4のソースとN型接合形電界効果半導体5のソースとを
接続し、N型接合形電界効果半導体2のゲートはN型接
合形電界効果半導体5のドレインに接続し、N型接合形
電界効果半導体5のゲートはN型接合形電界効果半導体
2のドレインに接続し、P型接合形電界効果半導体4の
ゲートはN型接合形電界効果半導体2のドレインに接続
し、P型接合形電界効果半導体3のゲートはN型接合形
電界効果半導体5のドレインに接続し、各々のN型・P
型接合形電界効果半導体のゲートにダイオードを接続し
てなる交流形の過電流保護回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷である回路を過電
流から保護する過電流保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】負荷に直列に接続して、過電流から負荷
を保護する装置として、ヒューズやブレーカ等が使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒューズは、過電流が
流れると溶断するため、その度に、交換しなければなら
ない。ブレーカは、遮断速度が遅いために、速動性を必
要とする回路には使用できない。本発明者は、ヒューズ
やブレーカのように、必要なところに簡単に負荷に直列
に接続することができ、過電流が流れるたびに交換する
必要がなく、遮断特性を負荷に合わせて、速動形にも、
遅延形にもできる過電流保護回路の1実施例として、特
願平3−204998において、第1のN型接合形電界
効果半導体(以下N型FETと略す)のソースとP型接
合形電界効果半導体(以下P型FETと略す)のソース
とを接続し、P型FETのドレインと第2のN型FET
のソースとを接続し、第1のN型FETのゲートは抵抗
等を通じて第2のN型FETのドレインに接続し、第2
のN型FETのゲートは抵抗等を通じて第1のN型FE
Tのドレインに接続し、P型FETのゲートは一方の抵
抗等を通じて第1のN型FETのドレインに接続し、同
時に、他方の抵抗等を通じて第2のN型FETのドレイ
ンに接続してなる交流形の過電流保護回路を提供した。
この過電流保護回路は、第1のN型FET、P型FE
T、第2のN型FETのそれぞれに、過電圧から保護す
るための両方向ツェナー・ダイオードを接続して構成し
ている。本発明は、両方向ツェナー・ダイオードを使用
しない、そして、周囲温度が低くなるにしたがって遮断
時間が遅くなるように温度補償した交流形の過電流保護
回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】特願平3−204998
の過電流保護回路においては、1個のP型FETで両方
向の遮断ができるように構成しているために、そのP型
FETにかかる両方向の過電圧から、そのP型FETを
保護するために両方向ツェナー・ダイオードを接続して
構成している。本発明の過電流保護回路においては、交
流の1方向の遮断のための第1のP型FETと、反対方
向の遮断のための第2のP型FETを設けることによ
り、第1のP型FETと第2のP型FETに過電圧がか
からないようにして、両方向ツェナー・ダイオードを使
用しないようにする。そして、第1、第2のN型FE
T、第1、第2のP型FET、それぞれのゲートにダイ
オードを接続することにより、周囲温度が低くなるにし
たがって遮断時間が遅くなるように温度補償をするよう
にしたものである。
【0005】
【実施例】本発明を実施例により、説明する。図1は本
発明の過電流保護回路を示し、図5は特願平3−204
998の過電流保護回路を示す。N型FET1のソース
とN型FET2のドレインとを接続し、N型FET2の
ソースとP型FET3のソースとを接続し、P型FET
3のドレインとP型FET4のドレインとを接続し、P
型FET4のソースとN型FET5のソースとを接続
し、N型FET5のドレインとN型FET6のソースと
を接続する。N型FET2、5とP型FET3、4のピ
ンチオフ電圧とコンダクタンスは、絶対値において、ほ
ぼ同じ大きさの特性であり、N型FET1、6のピンチ
オフ電圧とコンダクタンスは、絶対値において、N型F
ET2、5とP型FET3、4のピンチオフ電圧とコン
ダクタンスより大きい特性である。そして、N型FET
1のゲートはN型FET2のゲートと接続し、N型FE
T2のゲートは、ダイオード8のアノードに接続し、ダ
イオード8のカソードは、抵抗9を通じてP型FET10
のドレインに接続し、P型FET10のソースはN型FE
T11のソースに接続し、N型FET11のドレインはN型
FET5のドレインに接続する。P型FET10のゲート
は抵抗12を通じてN型FET11のドレインに接続し、N
型FET11のゲートは抵抗13を通じてP型FET10のド
レインに接続する。コンデンサー7をN型FET2のゲ
ートとドレインの間に接続する。P型FET4のゲート
はN型FET26のドレインに接続し、N型FET26のソ
ースはP型FET25のソースに接続し、P型FET25の
ドレインは抵抗24を通じてダイオード23のカソードに接
続し、ダイオード23のアノードはN型FET2のドレイ
ンに接続する。そして、P型FET25のゲートは抵抗27
を通じてN型FET26のドレインに接続し、N型FET
26のゲートは抵抗28を通じてP型FET25のドレインに
接続する。N型FET6のゲートはN型FET5のゲー
トと接続し、N型FET5のゲートは、ダイオード18の
アノードに接続し、ダイオード18のカソードは、抵抗17
を通じてP型FET16のドレインに接続し、P型FET
16のソースはN型FET15のソースに接続し、N型FE
T15のドレインはN型FET2のドレインに接続する。
P型FET16のゲートは抵抗20を通じてN型FET15の
ドレインに接続し、N型FET15のゲートは抵抗21を通
じてP型FET16のドレインに接続する。コンデンサー
19をN型FET5のゲートとドレインの間に接続する。
P型FET3のゲートはN型FET30のドレインに接続
し、N型FET30のソースはP型FET31のソースに接
続し、P型FET31のドレインは抵抗32を通じてダイオ
ード33のカソードに接続し、ダイオード33のアノードは
N型FET5のドレインに接続する。そして、N型FE
T30のゲートは抵抗35を通じてP型FET31のドレイン
に接続し、P型FET31のゲートは抵抗34を通じてN型
FET30のドレインに接続する。N型FET2のソース
は抵抗37を通じてダイオード36のアノードに接続し、ダ
イオード36のカソードはN型FET2のドレインに接続
する。また、N型FET5のソースは抵抗38を通じてダ
イオード39のアノードに接続し、ダイオード39のカソー
ドはN型FET5のドレインに接続する。そして、図1
はN型FET1のドレインを外部への端子Aとし、N型
FET6のドレインを外部への端子Bとした過電流保護
回路である。
【0006】この接続により、端子Aにプラス、端子B
にマイナスの電圧VABがかかる時、P型FET4におけ
る電位差は、N型FET1、2のゲート電圧になり、N
型FET2における電位差は、P型FET4のゲート電
圧になる。そして、端子Aがマイナス、端子Bがプラス
の電圧VABがかかる時、P型FET3における電位差
は、N型FET5、6のゲート電圧になり、N型FET
5における電位差は、P型FET3のゲート電圧にな
る。このために、端子AB間に電圧がかかって、端子A
がプラス、端子Bがマイナスの場合、電圧VABが徐々に
大きくなると、N型FET1、2、5、6とP型FET
3、4を流れる電流IABは、徐々に大きくなる。しか
し、N型FET2における電位差が大きくなると、P型
FET4のゲート電圧が大きくなり、同様に、P型FE
T4における電位差が大きくなると、N型FET1、2
のゲート電圧が大きくなるように接続されているため
に、電圧VABが大きくなると、N型FET2とP型FE
T4における電位差が大きくなり、N型FET2とP型
FET4のゲート電圧がある程度の大きさになるまで
は、電流IABは大きくなるが、電圧V ABがさらに大きく
なって、N型FET2とP型FET4における電位差が
さらに大きくなると、N型FET2とP型FET4のゲ
ート電圧がある程度の大きさになり、N型FET2とP
型FET4は電流IABが大きくなるのを抑えるようにな
る。電圧VABがもっと大きくなると、N型FET2とP
型FET4のゲート電圧がもっと大きくなって、N型F
ET2とP型FET4は電流IABを減らすようになり、
その後、N型FET2とP型FET4のゲート電圧がそ
れぞれのピンチオフ電圧に達して、電流IABを遮断す
る。そして、N型FET2のゲートには、コンデンサー
7と抵抗9が接続されているために、N型FET2とP
型FET4のゲート電圧は、ある遅延時間をもってそれ
ぞれのピンチオフ電圧に達して、電流IABを遮断する。
このように、電流IABはある程度の大きさまでは流れる
が、ある程度以上の大きな過電流が流れると、N型FE
T2とP型FET4のそれぞれにおける電位差が大きく
なり、それによりN型FET2とP型FET4のそれぞ
れのゲート電圧が大きくなる。そして、ゲート電圧が大
きくなると、また、その電位差が大きくなり、また、ゲ
ート電圧が大きくなることを、N型FET2とP型FE
T4は互いに作用し合って繰り返し、そして、ある遅延
時間をもって遮断し、過電流保護のはたらきをする。そ
して、N型FET2とP型FET4が過電流を遮断する
と、電源電圧がN型FET2とP型FET4にかかって
くるが、N型FET1のピンチオフ電圧より大きい電源
電圧がかかると、N型FET1のゲート電圧がN型FE
T1のピンチオフ電圧より大きくなってN型FET1が
遮断して、電源電圧の大部分はN型FET1にかかり、
N型FET2とP型FET4には、大きな電源電圧はか
からない。同様に、端子AB間に電圧VABがかかって、
端子Aがマイナス、端子Bがプラスの場合は、N型FE
T5とP型FET3が互いに作用し合って過電流をある
遅延時間をもって遮断する。また、N型FET5とP型
FET3が過電流を遮断すると、電源電圧の大部分はN
型FET6にかかり、N型FET5とP型FET3に
は、大きな電源電圧はかからない。コンデンサー7、19
と抵抗9、17の大きさを変えることにより、遮断特性を
調整することができる。この過電流保護回路の遮断の静
特性を図6に示す。
【0007】次に、N型FET2のゲートに接続されて
いるP型FET10とN型FET11の作用について説明す
る。P型FET10のソースはN型FET11のソースに接
続し、P型FET10のゲートは抵抗12を通じてN型FE
T11のドレインに接続し、N型FET11のゲートは抵抗
13を通じてP型FET10のドレインに接続しているため
に、P型FET10からN型FET11へ流れる電流に対し
ては、低抵抗状態になるが、N型FET11からP型FE
T10へ流れる電流に対しては、N型FET11における電
位差がP型FET10のゲート電圧になり、P型FET10
における電位差がN型FET11のゲート電圧になるため
に、高抵抗状態あるいは遮断状態になる。従って、端子
Aがプラス、端子Bがマイナスの電圧VABがかかると、
コンデンサー7の充電電流とN型FET1、2のゲート
の充電電流は、ダイオード8と抵抗9と低抵抗状態のP
型FET10とN型FET11を通って、N型FET5のド
レインに流れる。今、コンデンサー7が充電されて、過
電流保護回路が遮断した後、電圧VABがゼロになった
時、N型FET11からP型FET10に流すことができる
電流容量を小さく設定すれば、コンデンサー7の放電電
流とN型FET1、2のゲートの放電電流に対して、N
型FET11とP型FET10は遮断状態になるために、遮
断時のコンデンサー7の充電電圧とN型FET1、2の
ゲート電圧は保持され、過電流保護回路の遮断状態は保
持される。そして、N型FET11からP型FET10に流
すことができる電流容量は、使用する周囲温度が変わっ
てもあまり変化しないので、高温(例、85℃)から低
温(例、−55℃)まで、過電流保護回路の遮断状態は
保持される。同様にして、P型FET4のゲートに接続
されているP型FET25とN型FET26は、P型FET
4のゲートの充電電流に対しては低抵抗状態になるが、
ゲートの放電電流に対しては遮断状態になり、遮断時の
ゲート電圧は保持される。また、同様にして、N型FE
T5のゲートに接続されているP型FET16とN型FE
T15は、電圧VABがかかって、端子Aがマイナス、端子
Bがプラスの時、低抵抗状態になって、コンデンサー19
の充電電流とN型FET5、6のゲートの充電電流を流
し、端子Aがプラス、端子Bがマイナスの時、遮断状態
になってコンデンサー19の放電電流とN型FET5、6
のゲートの放電電流を遮断して、遮断時のコンデンサー
19の充電電圧とN型FET5、6のゲート電圧を保持
し、過電流保護回路の遮断状態を保持する。P型FET
3のゲートに接続されているP型FET31とN型FET
30は、P型FET3のゲートの充電電流に対しては低抵
抗状態になるが、ゲートの放電電流に対しては遮断状態
になり、遮断時のゲート電圧は保持される。
【0008】このことにより、交流の過電流が流れ、端
子Aがプラス、端子Bがマイナスの時、N型FET1、
2とP型FET4が遮断すると、遮断時のコンデンサー
7の充電電圧、N型FET1、2のゲート電圧、そし
て、P型FET4のゲート電圧は端子Aがマイナス、端
子Bがプラスの周期になっても放電されず、保持される
ために、端子Aがプラス、端子Bがマイナスの次の周期
までN型FET1、2とP型FET4の遮断状態が保持
でき、周期ごとに尖頭状のパルスが流れることがなく交
流の過電流を遮断することができる。同様に、端子Aが
マイナス、端子Bがプラスの時、N型FET5、6とP
型FET3が遮断すると、遮断時のコンデンサー19の充
電電圧、N型FET5、6のゲート電圧、そして、P型
FET3のゲート電圧は端子Aがプラス、端子Bがマイ
ナスの周期になっても放電されず、保持されるために、
端子Aがマイナス、端子Bがプラスの次の周期までN型
FET5、6とP型FET3の遮断状態が保持でき、周
期ごとに尖頭状のパルスが流れることがなく交流の過電
流を遮断することができる。
【0009】次に、ダイオード8、18、23、33の作用に
ついて説明する。ダイオードは、使用する温度により順
方向の内部抵抗が大きく変わる。ダイオードの内部抵抗
は、室温(25℃)を基準にすると、高温(例、85
℃)では非常に小さく、低温(例、−55℃)では非常
に大きくなる。N型FET2のゲートにダイオード8と
抵抗9、そして、低抵抗状態のP型FET10とN型FE
T11を接続して、N型FET5のドレインに接続する
と、N型FET2のゲートに接続されている全体の抵抗
値は、高温では、ほぼ抵抗9の抵抗値になり、室温では
(抵抗9+ダイオード8の内部抵抗)の少し大きな抵抗
値になり、低温では(抵抗9+ダイオード8の大きな内
部抵抗)の大きな抵抗値になる。同様に、N型FET2
のドレインからダイオード23と抵抗24、そして、低抵抗
状態のP型FET25とN型FET26を通じてP型FET
4のゲートに接続されているので、P型FET4のゲー
トに接続されている全体の抵抗値は、高温では、ほぼ抵
抗24の抵抗値になり、室温では(抵抗24+ダイオード23
の内部抵抗)の少し大きな抵抗値になり、低温では(抵
抗24+ダイオード23の大きな内部抵抗)の大きな抵抗値
になる。N型FET5のゲートに接続したダイオード18
も、P型FET3のゲートに接続したダイオード33も、
同様の作用をする。従って、この過電流保護回路は、使
用する温度(周囲温度)が低くなればなる程、N型FE
T、P型FETそれぞれのゲートの抵抗の抵抗値が大き
くなるために、ある過電流を遮断した時、使用する温度
が低い程、遮断時間が長くなる。同じ大きさの過電流に
対して、機器内部の温度が、高い時は速く遮断し、低い
時は遅く遮断することができる。その遮断特性の温度特
性を図7に示す。
【0010】ダイオード36、39の作用について説明す
る。ダイオード39は、端子Aがプラス、端子Bがマイナ
スの大きな過電流が流れた場合、N型FET5の両端に
大きな電圧がかかることがあるが、その大きな電圧を抵
抗38とダイオード39を通じて流して、大きな電圧によっ
てN型FET5が壊れるのを防ぐためのものである。同
様に、ダイオード36は、端子Aがマイナス、端子Bがプ
ラスの大きな過電流が流れた場合、N型FET2の両端
にかかる大きな電圧によって、N型FET2が壊れるの
を防ぐためのものである。
【0011】次に、この過電流保護回路を、過電流保護
半導体装置として1個のICにする場合の定格電流値の
形成の仕方について説明する。ここでは、1実施例とし
て、定格電流値が5mAから100mAまでの場合につ
いて説明する。1個のチップ(シリコン基板)の上に定
格電流値が5mA、10mA、20mA、30mA、5
0mAの過電流保護回路を並列に設ける。そして、その
チップをパッケージにマウントし、チップとパッケージ
のリードとをワイヤーボンディングで結ぶ時、必要な定
格電流値になるように、個々の過電流保護回路を並列に
接続して、必要な定格電流値の過電流保護半導体装置
(IC)とする。従って、例えば、定格電流値100m
Aは、50mAと30mAと20mAの過電流保護回路
をワイヤーボンディングで並列に接続して形成し、定格
電流値60mAは、50mAと10mAの過電流保護回
路を並列に接続して形成する。図2は、定格電流値の形
成の仕方を図に示したものである。
【0012】過電流保護半導体装置としての定格電流値
の形成の仕方の別の実施例を説明する。1個のチップ
(シリコン基板)の上に定格電流値が5mA、10m
A、20mA、30mA、50mAの過電流保護回路を
並列に設ける。そして、チップ製造の最終のアルミ蒸着
工程において、チップにアルミ配線を行う時に、必要な
定格電流値になるように、それらの過電流保護回路の中
の1回路を、あるいは、並列にいくつかの回路をアルミ
配線でボンディングエリアと接続して、チップの定格電
流値を定める。
【0013】チップ上のボンディングエリアの配置の1
実施例を図3により説明する。チップ上の左の辺に沿っ
て一方の端子である50mA、30mA、20mA、1
0mA、5mAのボンディングエリアを配置し、チップ
上の右の辺に他方の共通の端子であるボンディングエリ
アを配置する。チップ上のボンディングエリアの配置の
別の実施例を図4により説明する。チップ上の左の辺に
沿って50mA、30mA、20mAのボンディングエ
リアを配置し、下の辺に沿って10mA、5mAのボン
ディングエリアを配置し、チップ上の右の辺の上に他方
の共通の端子であるボンディングエリアを配置する。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を示す。この
過電流保護回路は、接合形電界効果半導体で構成されて
いるために、ピンチオフ電圧の小さい接合形電界効果半
導体で回路を構成すれば、正常電流が流れる時の過電流
保護回路における電圧降下を小さくでき、また、負荷回
路の正常電流は接合形電界効果半導体のみを流れ、1つ
のPN接合も横切らないために、正常電流はゼロから正
常値までスムーズに立ち上がることができる。
【0015】負荷回路の回路電流が流れるN型FET
1、2、5、6とP型FET3、4のゲートには、それ
ぞれ、ゲートの充電電流、コンデンサーの充電電流に対
しては低抵抗状態になり、ゲートの放電電流、コンデン
サーの放電電流に対しては遮断状態になるP型FETと
N型FETの組が接続されているので、使用する温度が
高温でも低温でも安定して、遮断時のゲート電圧、コン
デンサーの充電電圧は保持され、過電流保護回路は遮断
状態を保持する。そして、過電流保護回路は、周期ごと
に尖頭状のパルスが流れることがなく交流の過電流を遮
断することができる。
【0016】負荷回路の回路電流が流れるN型FET
1、2、5、6とP型FET3、4のゲートには、それ
ぞれ、ダイオードが接続されているので、この過電流保
護回路は、同じ大きさの過電流に対して、機器内部の温
度が、高い時は速く遮断し、低い時は遅く遮断すること
ができる。このため、機器内部の温度が低い時、電源を
投入すると大きな突入電流が流れるが、この過電流保護
回路はその突入電流に対しては遮断せずに、機器内部の
温度が高い時に同じ程度の過電流が流れると、遮断す
る。このように、ゲートにダイオードを接続することに
より、負荷回路により適した過電流保護を行うことがで
きる。
【0017】定格電流値が5mAから100mAまでの
過電流保護半導体装置を作る場合、1個のチップの上に
定格電流値が5mA、10mA、20mA、30mA、
50mAの過電流保護回路を並列に設けることにより、
安定した1種類のチップから、ワイヤーボンディングの
工程で必要な定格電流値の過電流保護半導体装置を、必
要な数量だけ製造することができる。また、チップの上
の左の辺に沿って一方の端子のボンディングエリアを配
置し、右の辺に沿って他方の端子のボンディングエリア
を配置することにより、パッケージのリードへのワイヤ
ーボンディングを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電流保護回路の実施例を示す回路図
である。
【図2】定格電流値の形成方法を示す図である。
【図3】チップ上のボンディングエリアの配置を示す図
である。
【図4】チップ上のボンディングエリアの配置を示す図
である。
【図5】本発明者の先の特願平3−204998の過電
流保護回路の回路図である。
【図6】本発明の過電流保護回路の遮断の静特性を示す
図である。
【図7】本発明の過電流保護回路の遮断特性の温度特性
を示す図である。
【符号の説明】
1、2、5、6、11、15、26、30 N型接合形電界効果
半導体 3、4、10、16、25、31 P型接合形電界効果半導体 8、18、23、33、36、39 ダイオード 7、19 コンデンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/808 21/338 29/812 H03K 17/08 C 9184−5J 7739−4M H01L 29/80 P

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N型接合形電界効果半導体(1)のソー
    スとN型接合形電界効果半導体(2)のドレインとを接
    続し、N型接合形電界効果半導体(2)のソースとP型
    接合形電界効果半導体(3)のソースとを接続し、P型
    接合形電界効果半導体(3)のドレインとP型接合形電
    界効果半導体(4)のドレインとを接続し、P型接合形
    電界効果半導体(4)のソースとN型接合形電界効果半
    導体(5)のソースとを接続し、N型接合形電界効果半
    導体(5)のドレインとN型接合形電界効果半導体
    (6)のソースとを接続し、 N型接合形電界効果半導体(1)のドレインを外部への
    端子Aとし、N型接合形電界効果半導体(6)のドレイ
    ンを外部への端子Bとした過電流保護回路。
  2. 【請求項2】 N型接合形電界効果半導体(1)のゲー
    トはN型接合形電界効果半導体(2)のゲートと接続
    し、N型接合形電界効果半導体(2)のゲートは、ダイ
    オード(8)のアノードに接続し、ダイオード(8)の
    カソードは、抵抗(9)を通じてP型接合形電界効果半
    導体(10)のドレインに接続し、P型接合形電界効果半
    導体(10)のソースはN型接合形電界効果半導体(11)
    のソースに接続し、N型接合形電界効果半導体(11)の
    ドレインはN型接合形電界効果半導体(5)のドレイン
    に接続し、P型接合形電界効果半導体(10)のゲートは
    抵抗(12)を通じてN型接合形電界効果半導体(11)の
    ドレインに接続し、N型接合形電界効果半導体(11)の
    ゲートは抵抗(13)を通じてP型接合形電界効果半導体
    (10)のドレインに接続し、 P型接合形電界効果半導体(4)のゲートはN型接合形
    電界効果半導体(26)のドレインに接続し、N型接合形
    電界効果半導体(26)のソースはP型接合形電界効果半
    導体(25)のソースに接続し、P型接合形電界効果半導
    体(25)のドレインは抵抗(24)を通じてダイオード
    (23)のカソードに接続し、ダイオード(23)のアノー
    ドはN型接合形電界効果半導体(2)のドレインに接続
    し、P型接合形電界効果半導体(25)のゲートは抵抗
    (27)を通じてN型接合形電界効果半導体(26)のドレ
    インに接続し、N型接合形電界効果半導体(26)のゲー
    トは抵抗(28)を通じてP型接合形電界効果半導体(2
    5)のドレインに接続し、 N型接合形電界効果半導体(6)のゲートはN型接合形
    電界効果半導体(5)のゲートと接続し、N型接合形電
    界効果半導体(5)のゲートは、ダイオード(18)のア
    ノードに接続し、ダイオード(18)のカソードは、抵抗
    (17)を通じてP型接合形電界効果半導体(16)のドレ
    インに接続し、P型接合形電界効果半導体(16)のソー
    スはN型接合形電界効果半導体(15)のソースに接続
    し、N型接合形電界効果半導体(15)のドレインはN型
    接合形電界効果半導体(2)のドレインに接続し、P型
    接合形電界効果半導体(16)のゲートは抵抗(20)を通
    じてN型接合形電界効果半導体(15)のドレインに接続
    し、N型接合形電界効果半導体(15)のゲートは抵抗
    (21)を通じてP型接合形電界効果半導体(16)のドレ
    インに接続し、 P型接合形電界効果半導体(3)のゲートはN型接合形
    電界効果半導体(30)のドレインに接続し、N型接合形
    電界効果半導体(30)のソースはP型接合形電界効果半
    導体(31)のソースに接続し、P型接合形電界効果半導
    体(31)のドレインは抵抗(32)を通じてダイオード
    (33)のカソードに接続し、ダイオード(33)のアノー
    ドはN型接合形電界効果半導体(5)のドレインに接続
    し、N型接合形電界効果半導体(30)のゲートは抵抗
    (35)を通じてP型接合形電界効果半導体(31)のドレ
    インに接続し、P型接合形電界効果半導体(31)のゲー
    トは抵抗(34)を通じてN型接合形電界効果半導体(3
    0)のドレインに接続した請求項1記載の過電流保護回
    路。
  3. 【請求項3】コンデンサー(7)をN型接合形電界効果
    半導体(2)のゲートとドレインの間に接続し、コンデ
    ンサー(19)をN型接合形電界効果半導体(5)のゲー
    トとドレインの間に接続し、N型接合形電界効果半導体
    (2)のソースは抵抗(37)を通じてダイオード(36)
    のアノードに接続し、ダイオード(36)のカソードはN
    型接合形電界効果半導体(2)のドレインに接続し、N
    型接合形電界効果半導体(5)のソースは抵抗(38)を
    通じてダイオード(39)のアノードに接続し、ダイオー
    ド(39)のカソードはN型接合形電界効果半導体(5)
    のドレインに接続した請求項1記載の過電流保護回路。
  4. 【請求項4】定格電流値の大きさが異なる過電流保護回
    路を複数個、1個のチップの上に並列に設け、チップと
    パッケージのリードとをワイヤーボンディングで接続す
    る時に、必要な定格電流値になるように、それらの過電
    流保護回路の中の1回路を、あるいは、並列にいくつか
    の回路を接続して、定格電流値を定める過電流保護半導
    体装置。
  5. 【請求項5】定格電流値の大きさが異なる過電流保護回
    路を複数個、1個のチップの上に並列に設け、チップに
    アルミ蒸着配線を行う時に、必要な定格電流値になるよ
    うに、それらの過電流保護回路の中の1回路を、あるい
    は、並列にいくつかの回路を接続して、チップの定格電
    流値を定める過電流保護半導体装置。
  6. 【請求項6】1個のチップ上に並列に設けた複数個の過
    電流保護回路の一方の端子である各々のボンディングエ
    リアを、チップ上の一方の辺に沿って配置し、複数個の
    過電流保護回路の他方の端子である共通のボンディング
    エリアをチップ上の反対の辺に沿って配置した過電流保
    護半導体装置。
  7. 【請求項7】1個のチップの上に並列に設けた複数個の
    過電流保護回路の一方の端子である各々のボンディング
    エリアの中のいくつかのボンディングエリアを、チップ
    上の左の辺に沿って配置し、残りのボンディングエリア
    をチップの下の辺に沿って配置し、複数個の過電流保護
    回路の他方の端子である共通のボンディングエリアをチ
    ップ上の右の辺の上に配置した過電流保護半導体装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6002566A (en) * 1997-07-22 1999-12-14 Soc Corporation Resettable overcurrent protective circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6002566A (en) * 1997-07-22 1999-12-14 Soc Corporation Resettable overcurrent protective circuit

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