JPH0584296B2 - - Google Patents
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- JPH0584296B2 JPH0584296B2 JP19067585A JP19067585A JPH0584296B2 JP H0584296 B2 JPH0584296 B2 JP H0584296B2 JP 19067585 A JP19067585 A JP 19067585A JP 19067585 A JP19067585 A JP 19067585A JP H0584296 B2 JPH0584296 B2 JP H0584296B2
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Description
「産業上の利用分野」
本発明は、一般式
(RC)2CHCOOR ()
(式中、Rは低級アルキルまたは低級アルコキシ
低級アルキルを意味する) で示されるジアルコキシ酢酸エステル化合物の製
造法に関する。 さらに詳細には、本発明はグリオキシル酸に好
ましくは酸触媒存在下、オルトエステルを作用さ
せることを特徴とする、ジアルコキシ酢酸エステ
ル化合物の製造法に関する。 本発明の製造法により得られるジアルコキシ酢
酸エステル化合物()は、例えば特公昭59−
48827号公報および特開昭55−62065号公報に記載
された、医薬として有用な1,4−ジヒドロピリ
ジン化合物を合成する中間体として有用である。 「従来の技術」 従来のジアルコキシ酢酸エステル化合物の製造
法としては、例えばジクロロ酢酸にナトリウムア
ルコキシドを反応させ(第1工程)、得られるジ
アルコキシ酢酸ナトリウムに、塩化水素含有アル
コールを反応させる(第2工程)ことにより得る
方法[例えば、ORGANIC SYNTHESES、
COLLECTIVE VOLUME 、第427頁(1963
年)]等が知られている。 「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記の従来法においては、 (1) 第1工程は塩基性下の反応であり、一方第2
工程は酸触媒を用いる酸性下の反応であるた
め、2工程の反応操作が必要である、 (2) 第1工程のナトリウム低級アルコキシドとの
反応はスラリー反応であり、大量合成には不適
当である、 (3) 第2工程の塩化水素含有アルコールとの反応
においては、原料のジクロロ酢酸に対して約2
当量の塩化水素を用いなければならず、しかも
長時間の反応時間を必要とする、 (4) 反応後目的物を単離する際に行なう中和操作
において、多量の不溶物が析出し、目的物の分
離・抽出操作が困難である、 (5) 収率が45〜50%と低い、 等の問題点があり、工業的製造法としては満足し
得るものではなかつた。 「問題点を解決するための手段」 本発明の発明者らは、ジアルコキシ酢酸エステ
ル化合物の工業製造法を確立するために鋭意研究
の結果、緩和な条件下に単工程で、しかも高収率
で目的化合物を製造する方法を見出し、本発明を
完成した。 本発明の製造法は次の反応式によつて示され
る。 OHC−COOH () +HC(OR)3 ()→(RO)2 CHCOOR () (式中、Rは前記と同じ意味) この明細書において使用される定義の好適な例
および説明を以下詳細に述べる。 「低級」なる語とは、特に指示がなければ、炭
素原子1〜6個を意味するものとする。 「低級アルキル」の例としては例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、第3級ペ
ンチル、ヘキシル等のような、1〜6個の炭素数
を有する直鎖または分枝鎖状のアルキル基が挙げ
られ、その好ましい例としてはC1〜C4アルキル
が、さらに好ましい例としてはメチル、エチル、
プロピル、ブチルが挙げられる。 「低級アルコキシ低級アルキル」の例としては
例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、メト
キシプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチ
ル、メトキシヘキシル、エトキシメチル、エトキ
シエチル、プロポキシプロピル、イソプロポキシ
メチル、ブトキシブチル、ペンチルオキシペンチ
ル、ヘキシルオキシヘキシル等のような、それぞ
れのアルキル部分に1〜6個の炭素数を有する直
鎖または分枝鎖状のアルコキシアルキルが挙げら
れ、その好ましい例としてはC1〜C4アルコキシ
C1〜C4アルキルが、さらに好ましい例としては
2−メトキシエチルが挙げられる。 本発明は原料化合物としてグリオキシル酸
()を用い、好ましくは酸触媒の存在下オルト
エステル()を作用させて、単工程で目的とす
るジアルコキシ酢酸エステル()を高収率で得
るものである。 ここで原料化合物として用いられるグリオキシ
ル酸()はその水和物またはその塩としても使
用でき、その塩の好適な例としては、例えば、4
級アンモニウム塩、ナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属との塩、カルシウム等のアルカリ土類
金属との塩、等が挙げられるが、この反応におい
て最も好ましいのは該化合物()の1水和物で
ある。 もう一方の原料化合物であるオルトエステル
()のうち、Rがメチルおよびエチルである化
合物は市販されており、また他の化合物は常法に
より製造される。 このオルトエステル()の使用量は適宜選択
されるが、目的化合物()をより高収率で得る
にはグリオキシル酸()に対して3〜5倍モ
ル、より好ましくは約4倍モルが使用される。 この反応で使用される酸触媒としては、例えば
塩化水素、硫酸、臭化水素、等の無機酸、酢酸、
トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メ
タンスルホン酸等の有機酸、例えば酸弗化ほう素
等のルイス酸およびトリメチルシリルクロライド
等のトリアルキルシリルハライドなどが挙げられ
る。 使用される酸の量としては通常、原料であるグ
リオキシル酸に対して触媒量〜2倍モル、好まし
くは0.05〜0.5倍モル、さらに好ましくは約0.1倍
モルが使用される。 本反応は通常非水条件で溶媒の非存在下に行な
われるが、この反応に悪影響を及ぼさない非水溶
媒中でも行なうことができ、そのような溶媒とし
てはメタノール、エタノール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、2−メトキシエタノール
等が挙げられる。 反応温度は特に限定されないが、通常、加温な
いし溶媒の沸点程度の加熱下に行われる。 本反応により得られる化合物()は反応液を
塩基で中和した後に慣用の方法により単離・精製
されるが、場合により、中和反応を省略すること
も可能である。単離・精製の方法としては、例え
ば抽出、沈殿、分別結晶化、再結晶化、クロマト
グラフイ、蒸溜等の慣用の方法が挙げられる。 「発明の効果」 本発明の製造法を上述した従来法と比較する
と、本発明の方法は単工程反応であり、目的物が
高収率で得られ、反応時間が大幅に短縮され、ま
た使用する酸触媒が少量でよく、反応後処理時の
中和による不溶物の析出が少なく、場合により中
和を省略することができるので、目的物の分離・
抽出等の操作が容易になる、等の特徴を有してお
り、工業的製造法として優れたものである。 この発明により製造されたジアルコキシ酢酸エ
ステル化合物は、例えば下記に示す常法の反応に
よりジアルコキシアセト酢酸エステルに変換さ
れ、更に血管拡張作用を有し、医薬として有用な
4,1−ジヒドロピリジン化合物に変換される。
低級アルキルを意味する) で示されるジアルコキシ酢酸エステル化合物の製
造法に関する。 さらに詳細には、本発明はグリオキシル酸に好
ましくは酸触媒存在下、オルトエステルを作用さ
せることを特徴とする、ジアルコキシ酢酸エステ
ル化合物の製造法に関する。 本発明の製造法により得られるジアルコキシ酢
酸エステル化合物()は、例えば特公昭59−
48827号公報および特開昭55−62065号公報に記載
された、医薬として有用な1,4−ジヒドロピリ
ジン化合物を合成する中間体として有用である。 「従来の技術」 従来のジアルコキシ酢酸エステル化合物の製造
法としては、例えばジクロロ酢酸にナトリウムア
ルコキシドを反応させ(第1工程)、得られるジ
アルコキシ酢酸ナトリウムに、塩化水素含有アル
コールを反応させる(第2工程)ことにより得る
方法[例えば、ORGANIC SYNTHESES、
COLLECTIVE VOLUME 、第427頁(1963
年)]等が知られている。 「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記の従来法においては、 (1) 第1工程は塩基性下の反応であり、一方第2
工程は酸触媒を用いる酸性下の反応であるた
め、2工程の反応操作が必要である、 (2) 第1工程のナトリウム低級アルコキシドとの
反応はスラリー反応であり、大量合成には不適
当である、 (3) 第2工程の塩化水素含有アルコールとの反応
においては、原料のジクロロ酢酸に対して約2
当量の塩化水素を用いなければならず、しかも
長時間の反応時間を必要とする、 (4) 反応後目的物を単離する際に行なう中和操作
において、多量の不溶物が析出し、目的物の分
離・抽出操作が困難である、 (5) 収率が45〜50%と低い、 等の問題点があり、工業的製造法としては満足し
得るものではなかつた。 「問題点を解決するための手段」 本発明の発明者らは、ジアルコキシ酢酸エステ
ル化合物の工業製造法を確立するために鋭意研究
の結果、緩和な条件下に単工程で、しかも高収率
で目的化合物を製造する方法を見出し、本発明を
完成した。 本発明の製造法は次の反応式によつて示され
る。 OHC−COOH () +HC(OR)3 ()→(RO)2 CHCOOR () (式中、Rは前記と同じ意味) この明細書において使用される定義の好適な例
および説明を以下詳細に述べる。 「低級」なる語とは、特に指示がなければ、炭
素原子1〜6個を意味するものとする。 「低級アルキル」の例としては例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、第3級ペ
ンチル、ヘキシル等のような、1〜6個の炭素数
を有する直鎖または分枝鎖状のアルキル基が挙げ
られ、その好ましい例としてはC1〜C4アルキル
が、さらに好ましい例としてはメチル、エチル、
プロピル、ブチルが挙げられる。 「低級アルコキシ低級アルキル」の例としては
例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、メト
キシプロピル、メトキシブチル、メトキシペンチ
ル、メトキシヘキシル、エトキシメチル、エトキ
シエチル、プロポキシプロピル、イソプロポキシ
メチル、ブトキシブチル、ペンチルオキシペンチ
ル、ヘキシルオキシヘキシル等のような、それぞ
れのアルキル部分に1〜6個の炭素数を有する直
鎖または分枝鎖状のアルコキシアルキルが挙げら
れ、その好ましい例としてはC1〜C4アルコキシ
C1〜C4アルキルが、さらに好ましい例としては
2−メトキシエチルが挙げられる。 本発明は原料化合物としてグリオキシル酸
()を用い、好ましくは酸触媒の存在下オルト
エステル()を作用させて、単工程で目的とす
るジアルコキシ酢酸エステル()を高収率で得
るものである。 ここで原料化合物として用いられるグリオキシ
ル酸()はその水和物またはその塩としても使
用でき、その塩の好適な例としては、例えば、4
級アンモニウム塩、ナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属との塩、カルシウム等のアルカリ土類
金属との塩、等が挙げられるが、この反応におい
て最も好ましいのは該化合物()の1水和物で
ある。 もう一方の原料化合物であるオルトエステル
()のうち、Rがメチルおよびエチルである化
合物は市販されており、また他の化合物は常法に
より製造される。 このオルトエステル()の使用量は適宜選択
されるが、目的化合物()をより高収率で得る
にはグリオキシル酸()に対して3〜5倍モ
ル、より好ましくは約4倍モルが使用される。 この反応で使用される酸触媒としては、例えば
塩化水素、硫酸、臭化水素、等の無機酸、酢酸、
トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、メ
タンスルホン酸等の有機酸、例えば酸弗化ほう素
等のルイス酸およびトリメチルシリルクロライド
等のトリアルキルシリルハライドなどが挙げられ
る。 使用される酸の量としては通常、原料であるグ
リオキシル酸に対して触媒量〜2倍モル、好まし
くは0.05〜0.5倍モル、さらに好ましくは約0.1倍
モルが使用される。 本反応は通常非水条件で溶媒の非存在下に行な
われるが、この反応に悪影響を及ぼさない非水溶
媒中でも行なうことができ、そのような溶媒とし
てはメタノール、エタノール、プロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、2−メトキシエタノール
等が挙げられる。 反応温度は特に限定されないが、通常、加温な
いし溶媒の沸点程度の加熱下に行われる。 本反応により得られる化合物()は反応液を
塩基で中和した後に慣用の方法により単離・精製
されるが、場合により、中和反応を省略すること
も可能である。単離・精製の方法としては、例え
ば抽出、沈殿、分別結晶化、再結晶化、クロマト
グラフイ、蒸溜等の慣用の方法が挙げられる。 「発明の効果」 本発明の製造法を上述した従来法と比較する
と、本発明の方法は単工程反応であり、目的物が
高収率で得られ、反応時間が大幅に短縮され、ま
た使用する酸触媒が少量でよく、反応後処理時の
中和による不溶物の析出が少なく、場合により中
和を省略することができるので、目的物の分離・
抽出等の操作が容易になる、等の特徴を有してお
り、工業的製造法として優れたものである。 この発明により製造されたジアルコキシ酢酸エ
ステル化合物は、例えば下記に示す常法の反応に
よりジアルコキシアセト酢酸エステルに変換さ
れ、更に血管拡張作用を有し、医薬として有用な
4,1−ジヒドロピリジン化合物に変換される。
【化】
(式中、R1およびR3はそれぞれRにおける低級
アルキルと同じ意味) 次にこの発明を実施例により説明する。 オルトエステルの製造 製造例 オルト蟻酸エチル(54.2g)に室温で2−メト
キシエタノール(112.5g)および硫酸10滴を加
え、101−122℃で70分間加熱撹拌しながら生成す
るエタノールを留去する(約46ml)。2−メトキ
シエタノール(20ml)を加え同様に30分間を要し
てエタノールを留去し、この操作を2回繰り返し
て合計65mlのエタノールを留去する。反応液を冷
却後、減圧蒸溜し、無色オイルのオルト蟻酸2−
メトキシエチルエステル(17.45g)を得る。 沸点:125−130℃6(6mmHg)1 HNMRδ(ppm、CDC13):3.37(9H、s)、3.50
−3.90(12H、m)、5.33(1H、s) ジアルコキシ酢酸エステル化合物の合成法 実施例 1 グリオキシル酸1水和物(100.0g)に、オル
ト蟻酸メチルエステル(461.1g)を加え、溶解
後室温で濃硫酸(10.7g)を加え1時間還流す
る。反応液を冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶
液(800ml)中へ加える。水層を塩化メチレン
(400ml)で2回抽出する。塩化メチレン層をあわ
せた後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留物を
減圧蒸溜して無色オイルの2,2−ジメトキシ酢
酸エチルエステル(129.2g)を得る。 沸点:75−84℃(32mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):3.30(6H、s)、3.80
(3H、s)、4.80(1H、s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 2 グリオキシル酸1水和物(10.0g)にオルト蟻
酸エチルエステル(64.4g)を加え、溶解後室温
で濃硫酸(10.6g)を加え70℃で5時間撹拌す
る。反応液を冷却し5%重炭酸ナトリウム水溶液
(100ml)中へ加える。水層を塩化メチレン(50
ml)で2回抽出する。塩化メチレン層をあわせた
後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留物を減圧
蒸溜して無色オイルの2,2−ジメトキシ酢酸エ
チルエステル(16.11g)を得る。 沸点:90−95℃(25mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):1.07−1.50(9H、
m)、3.63(4H、q、J=7Hz)、4.23(2H、q、
J=7Hz)4.87(1H、s) IRνフイルム max:1740cm-1 実施例 3 グリオキシル酸1水和物(2.50g)にオルト蟻
酸n−プロピルエステル(20.6g)を加え、溶解
後、濃硫酸(0.27g)を加え70℃で2時間撹拌す
る。反応液を冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶
液(100ml)中へ加え、塩化メチレン(50ml)で
2回抽出する。塩化メチレン層をあわせた後、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。濾過後溶媒を留去し、残留物を減圧蒸溜し
て無色オイルの2,2−ジ−n−プロポキシ酢酸
n−プロピルエステル(4.56g)を得る。 沸点:105−110℃(19mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):0.70−1.17(9H、
m)、1.33−2.00(6H、m)3.57(4H、t、J=
7Hz)、4.13(2H、t、J=7Hz)4.80(1H、
s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 4 グリオキシル酸1水和物(4.00g)にオルト蟻
酸n−ブチル(40.3g)を加え、溶解後室温で濃
硫酸(0.43g)を加え70℃で2時間撹拌する。反
応液を濃縮後減圧蒸溜し、無色オイルの2,2−
ジ−n−ブトキシ酢酸n−ブチルエステル(8.53
g)を得る。 沸点:120−125℃(6mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):0.75−1.80(21H、
n)、3.57(4H、t、J=6Hz)、4.17(2H、t、
J=6Hz)4.80(1H、s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 5 グリオキシル酸1水和物(1.61g)にオルト蟻
酸2−メトキシエチルエステル(15.0g)を加
え、溶解後、室温で濃硫酸(0.27g)を加え、70
℃で1時間撹拌する。反応液を濃縮後減圧蒸溜
し、無色オイルの2,2−ビス(2−メトキシエ
トキシ)酢酸2−メトキシエチルエステル(3.43
g)を得る。 沸点:140−150℃(5mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):3.40(9H、s)、3.50
−4.00(10H、m)4.20(2H、t、J=5Hz)、
5.10(1H、s) IRνフイルム max:1750cm-1 実施例 6 グリオキシル酸1水和物(10.1g)にオルト蟻
酸メチルエステル(46.1g)を加え、撹拌下、メ
タンスルホン酸(1.05g)を室温で加えた後、1
時間還流する。反応液を冷却し5%重炭酸ナトリ
ウム水溶液(80ml)中へ加える。水層を塩化メチ
レン(40ml)で2回抽出する。塩化メチレン層を
あわせた後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留
物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2−ジメキシ
酢酸メチルエステル(12.5g)を得る。 実施例 7 グリオキシル酸1水和物(5.0g)にオルト蟻
酸メチルエステル(23.0g)を加え撹拌下、トリ
メチルシリルクロライド(11.8g)を室温で加
え、1時間還流する。反応液を冷却し、飽和重炭
酸ナトリウム水溶液(100ml)中へ加える。水層
を塩化メチレン(50ml)で3回抽出する。塩化メ
チレン層をあわせた後、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留
去し、残留物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2
−ジメトキシ酢酸メチルエステル(6.1g)を得
る。 実施例 8 グリオキシル酸1水和物(50.0g)にオルト蟻
酸メチル(230.3g)およびメタノール(300ml)
を加え溶解後、室温で濃硫酸(5.3g)を加え5
時間還流する。常圧でメタノール(約250ml)を
留去後、冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶液
(400ml)と塩化メチレン(250ml)の混液に徐々
に注入する。有機層を分取し、残留する水層を塩
化メチレン(125ml)で2回抽出する。塩化メチ
レン層をあわせた後、飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去
し、残留物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2−
ジメトキシ酢酸メチルエステル(62.9g)を得
る。
アルキルと同じ意味) 次にこの発明を実施例により説明する。 オルトエステルの製造 製造例 オルト蟻酸エチル(54.2g)に室温で2−メト
キシエタノール(112.5g)および硫酸10滴を加
え、101−122℃で70分間加熱撹拌しながら生成す
るエタノールを留去する(約46ml)。2−メトキ
シエタノール(20ml)を加え同様に30分間を要し
てエタノールを留去し、この操作を2回繰り返し
て合計65mlのエタノールを留去する。反応液を冷
却後、減圧蒸溜し、無色オイルのオルト蟻酸2−
メトキシエチルエステル(17.45g)を得る。 沸点:125−130℃6(6mmHg)1 HNMRδ(ppm、CDC13):3.37(9H、s)、3.50
−3.90(12H、m)、5.33(1H、s) ジアルコキシ酢酸エステル化合物の合成法 実施例 1 グリオキシル酸1水和物(100.0g)に、オル
ト蟻酸メチルエステル(461.1g)を加え、溶解
後室温で濃硫酸(10.7g)を加え1時間還流す
る。反応液を冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶
液(800ml)中へ加える。水層を塩化メチレン
(400ml)で2回抽出する。塩化メチレン層をあわ
せた後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留物を
減圧蒸溜して無色オイルの2,2−ジメトキシ酢
酸エチルエステル(129.2g)を得る。 沸点:75−84℃(32mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):3.30(6H、s)、3.80
(3H、s)、4.80(1H、s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 2 グリオキシル酸1水和物(10.0g)にオルト蟻
酸エチルエステル(64.4g)を加え、溶解後室温
で濃硫酸(10.6g)を加え70℃で5時間撹拌す
る。反応液を冷却し5%重炭酸ナトリウム水溶液
(100ml)中へ加える。水層を塩化メチレン(50
ml)で2回抽出する。塩化メチレン層をあわせた
後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留物を減圧
蒸溜して無色オイルの2,2−ジメトキシ酢酸エ
チルエステル(16.11g)を得る。 沸点:90−95℃(25mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):1.07−1.50(9H、
m)、3.63(4H、q、J=7Hz)、4.23(2H、q、
J=7Hz)4.87(1H、s) IRνフイルム max:1740cm-1 実施例 3 グリオキシル酸1水和物(2.50g)にオルト蟻
酸n−プロピルエステル(20.6g)を加え、溶解
後、濃硫酸(0.27g)を加え70℃で2時間撹拌す
る。反応液を冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶
液(100ml)中へ加え、塩化メチレン(50ml)で
2回抽出する。塩化メチレン層をあわせた後、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。濾過後溶媒を留去し、残留物を減圧蒸溜し
て無色オイルの2,2−ジ−n−プロポキシ酢酸
n−プロピルエステル(4.56g)を得る。 沸点:105−110℃(19mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):0.70−1.17(9H、
m)、1.33−2.00(6H、m)3.57(4H、t、J=
7Hz)、4.13(2H、t、J=7Hz)4.80(1H、
s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 4 グリオキシル酸1水和物(4.00g)にオルト蟻
酸n−ブチル(40.3g)を加え、溶解後室温で濃
硫酸(0.43g)を加え70℃で2時間撹拌する。反
応液を濃縮後減圧蒸溜し、無色オイルの2,2−
ジ−n−ブトキシ酢酸n−ブチルエステル(8.53
g)を得る。 沸点:120−125℃(6mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):0.75−1.80(21H、
n)、3.57(4H、t、J=6Hz)、4.17(2H、t、
J=6Hz)4.80(1H、s) IRνフイルム max:1760cm-1 実施例 5 グリオキシル酸1水和物(1.61g)にオルト蟻
酸2−メトキシエチルエステル(15.0g)を加
え、溶解後、室温で濃硫酸(0.27g)を加え、70
℃で1時間撹拌する。反応液を濃縮後減圧蒸溜
し、無色オイルの2,2−ビス(2−メトキシエ
トキシ)酢酸2−メトキシエチルエステル(3.43
g)を得る。 沸点:140−150℃(5mmHg)1 H NMRδ(ppm、CDC13):3.40(9H、s)、3.50
−4.00(10H、m)4.20(2H、t、J=5Hz)、
5.10(1H、s) IRνフイルム max:1750cm-1 実施例 6 グリオキシル酸1水和物(10.1g)にオルト蟻
酸メチルエステル(46.1g)を加え、撹拌下、メ
タンスルホン酸(1.05g)を室温で加えた後、1
時間還流する。反応液を冷却し5%重炭酸ナトリ
ウム水溶液(80ml)中へ加える。水層を塩化メチ
レン(40ml)で2回抽出する。塩化メチレン層を
あわせた後、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去し、残留
物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2−ジメキシ
酢酸メチルエステル(12.5g)を得る。 実施例 7 グリオキシル酸1水和物(5.0g)にオルト蟻
酸メチルエステル(23.0g)を加え撹拌下、トリ
メチルシリルクロライド(11.8g)を室温で加
え、1時間還流する。反応液を冷却し、飽和重炭
酸ナトリウム水溶液(100ml)中へ加える。水層
を塩化メチレン(50ml)で3回抽出する。塩化メ
チレン層をあわせた後、飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留
去し、残留物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2
−ジメトキシ酢酸メチルエステル(6.1g)を得
る。 実施例 8 グリオキシル酸1水和物(50.0g)にオルト蟻
酸メチル(230.3g)およびメタノール(300ml)
を加え溶解後、室温で濃硫酸(5.3g)を加え5
時間還流する。常圧でメタノール(約250ml)を
留去後、冷却し、5%重炭酸ナトリウム水溶液
(400ml)と塩化メチレン(250ml)の混液に徐々
に注入する。有機層を分取し、残留する水層を塩
化メチレン(125ml)で2回抽出する。塩化メチ
レン層をあわせた後、飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。濾過後溶媒を留去
し、残留物を減圧蒸溜して無色オイルの2,2−
ジメトキシ酢酸メチルエステル(62.9g)を得
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 OHC−COOH () で示されるグリオキシル酸またはその塩に、一般
式 HC(OR)3 () (式中、Rは低級アルキルまたは低級アルコキシ
低級アルキルを意味する) で示されるオルトエステルを作用させ、一般式 (RO)2CHCOOR () (式中、Rは前記と同じ意味) で示されるジアルコキシ酢酸エステル化合物を得
ることを特徴とするジアルコキシ酢酸エステル化
合物の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067585A JPS6248648A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | ジアルコキシ酢酸エステル化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19067585A JPS6248648A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | ジアルコキシ酢酸エステル化合物の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6248648A JPS6248648A (ja) | 1987-03-03 |
| JPH0584296B2 true JPH0584296B2 (ja) | 1993-12-01 |
Family
ID=16262016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19067585A Granted JPS6248648A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | ジアルコキシ酢酸エステル化合物の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6248648A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9238099B2 (en) | 2004-11-24 | 2016-01-19 | Bayer Healthcare Llc | System and apparatus for modeling pressures generated during an injection procedure |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19543792A1 (de) * | 1995-11-24 | 1997-05-28 | Hoechst Ag | Verfahren zur Herstellung von N-Lauroyl-L-glutaminsäuredimethylester |
| DE10023405A1 (de) * | 2000-05-12 | 2001-11-15 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Sulfonyl-benzoylguanidinum-Salzen |
| CN103980256B (zh) * | 2014-05-08 | 2016-01-13 | 天津师范大学 | 一种双氮氧自由基的制备方法及结构表征 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP19067585A patent/JPS6248648A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9238099B2 (en) | 2004-11-24 | 2016-01-19 | Bayer Healthcare Llc | System and apparatus for modeling pressures generated during an injection procedure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6248648A (ja) | 1987-03-03 |
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