JPH0585329A - 車両のスリツプ制御装置 - Google Patents
車両のスリツプ制御装置Info
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- JPH0585329A JPH0585329A JP24383991A JP24383991A JPH0585329A JP H0585329 A JPH0585329 A JP H0585329A JP 24383991 A JP24383991 A JP 24383991A JP 24383991 A JP24383991 A JP 24383991A JP H0585329 A JPH0585329 A JP H0585329A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering angle
- angle sensor
- control
- wheel
- brake
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- Regulating Braking Force (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンコーダ式舵角センサ114により検出さ
れる車両の操舵角に応じてスリップ制御での閾値を変更
するようにしたスリップ制御装置に対し、舵角センサ1
14の出力信号に駒飛び異常が生じたときのスリップ制
御による車両の走行安定性を確保する。 【構成】 舵角センサ114の出力異常を検出手段13
1で検出し、その異常時には補正手段132により、舵
角センサ114から制御手段に入力される信号を操舵角
の大きくなる方向の信号に補正する。
れる車両の操舵角に応じてスリップ制御での閾値を変更
するようにしたスリップ制御装置に対し、舵角センサ1
14の出力信号に駒飛び異常が生じたときのスリップ制
御による車両の走行安定性を確保する。 【構成】 舵角センサ114の出力異常を検出手段13
1で検出し、その異常時には補正手段132により、舵
角センサ114から制御手段に入力される信号を操舵角
の大きくなる方向の信号に補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のスリップ制御装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両用スリップ制御
装置として、例えばアンチスキッドブレーキ装置やトラ
クション制御装置等が知られている。上記アンチスキッ
ドブレーキ装置は、車両のブレーキ油圧を制御して各車
輪の制動力を調節することにより、制動時における車輪
のロックないしはスキッド状態の発生を防止するように
したものである。一方、トラクション制御装置は、車両
の加速時等に駆動輪が過大駆動トルクによりスリップし
て駆動ロスが生じ、加速性が低下することを防止するた
めに、駆動輪のスリップ量を検出し、この駆動輪のスリ
ップ量が路面の摩擦係数に対応する目標スリップ量とな
るように、駆動輪に付与するブレーキ液圧やエンジン出
力を制御する(駆動輪に制動力を付与したり、エンジン
出力を低下させる)ものである。
装置として、例えばアンチスキッドブレーキ装置やトラ
クション制御装置等が知られている。上記アンチスキッ
ドブレーキ装置は、車両のブレーキ油圧を制御して各車
輪の制動力を調節することにより、制動時における車輪
のロックないしはスキッド状態の発生を防止するように
したものである。一方、トラクション制御装置は、車両
の加速時等に駆動輪が過大駆動トルクによりスリップし
て駆動ロスが生じ、加速性が低下することを防止するた
めに、駆動輪のスリップ量を検出し、この駆動輪のスリ
ップ量が路面の摩擦係数に対応する目標スリップ量とな
るように、駆動輪に付与するブレーキ液圧やエンジン出
力を制御する(駆動輪に制動力を付与したり、エンジン
出力を低下させる)ものである。
【0003】斯かるスリップ制御装置の一例として、従
来、特開昭60―1061号公報には、アンチスキッド
ブレーキ装置において、前輪(操舵輪)の操舵角を検出
し、その操舵角に応じてアンチスキッドブレーキ制御の
閾値を変更することで、直進制動時の操舵輪の制動油圧
を高めに制御して、制動距離を短縮するようにしたもの
が提案されている。
来、特開昭60―1061号公報には、アンチスキッド
ブレーキ装置において、前輪(操舵輪)の操舵角を検出
し、その操舵角に応じてアンチスキッドブレーキ制御の
閾値を変更することで、直進制動時の操舵輪の制動油圧
を高めに制御して、制動距離を短縮するようにしたもの
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前輪(操舵輪)の
操舵角を検出するための舵角検出手段として、エンコー
ダ式の舵角センサがある。この舵角センサは、例えばス
テアリングシャフトに回転一体に取り付けられた円板を
備えていて、その円板の円周方向に多数のスリットが半
径方向に2列並べて開口され、内外のスリットは所定角
度だけずらして配置されている。円板の一側方には各ス
リットに向けて光を投射するLED(発光ダイオード)
等の発光手段が、また他側にはスリットを通過した発光
手段からの光を入射させるフォトトランジスタ等の受光
手段がそれぞれスリット列に対応して1対ずつ配設され
ており、ステアリングシャフトと一体の円板の回転に伴
う受光手段への受光パターン及び受光回数によって、操
舵方向及び操舵角を判定するようになっている。
操舵角を検出するための舵角検出手段として、エンコー
ダ式の舵角センサがある。この舵角センサは、例えばス
テアリングシャフトに回転一体に取り付けられた円板を
備えていて、その円板の円周方向に多数のスリットが半
径方向に2列並べて開口され、内外のスリットは所定角
度だけずらして配置されている。円板の一側方には各ス
リットに向けて光を投射するLED(発光ダイオード)
等の発光手段が、また他側にはスリットを通過した発光
手段からの光を入射させるフォトトランジスタ等の受光
手段がそれぞれスリット列に対応して1対ずつ配設され
ており、ステアリングシャフトと一体の円板の回転に伴
う受光手段への受光パターン及び受光回数によって、操
舵方向及び操舵角を判定するようになっている。
【0005】ところが、上記エンコーダ式の舵角センサ
においては、駒飛びと呼ばれる異常状態が発生すること
があり、そのときには、本来の正常なスリップ制御を行
い得ない虞れがあった。すなわち、発光手段からの光が
スリットを通って受光手段に入力されたときの受光手段
の出力信号レベルを「1」にし、光がスリット間の円板
に邪魔されて受光手段に入力されないときを「0」にす
ると、内外スリット列の位相差により、両受光手段の出
力信号は(0,0),(0,1),(1,0),(1,
1)の状態になり、これらの組合せを繰り返す。そし
て、原理上、例えば(0,0)の次に出力される信号の
組合せは(0,1)又は(1,0)で、(1,1)の状
態にはなり得ないが、駒飛び異常が生じると、(0,
0)から直ちに(1,1)に移り、信号の異常状態とな
る。
においては、駒飛びと呼ばれる異常状態が発生すること
があり、そのときには、本来の正常なスリップ制御を行
い得ない虞れがあった。すなわち、発光手段からの光が
スリットを通って受光手段に入力されたときの受光手段
の出力信号レベルを「1」にし、光がスリット間の円板
に邪魔されて受光手段に入力されないときを「0」にす
ると、内外スリット列の位相差により、両受光手段の出
力信号は(0,0),(0,1),(1,0),(1,
1)の状態になり、これらの組合せを繰り返す。そし
て、原理上、例えば(0,0)の次に出力される信号の
組合せは(0,1)又は(1,0)で、(1,1)の状
態にはなり得ないが、駒飛び異常が生じると、(0,
0)から直ちに(1,1)に移り、信号の異常状態とな
る。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、上記舵角センサの異常が生じたと
き、そのセンサからの信号を所定状態に補正するように
することにより、スリップ制御による車両の走行安定性
を確保するようにすることにある。
あり、その目的は、上記舵角センサの異常が生じたと
き、そのセンサからの信号を所定状態に補正するように
することにより、スリップ制御による車両の走行安定性
を確保するようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、舵角センサの異常時には、舵
角センサからの信号を操舵角が大きくなる方向に補正す
ることとした。
に、請求項1の発明では、舵角センサの異常時には、舵
角センサからの信号を操舵角が大きくなる方向に補正す
ることとした。
【0008】すなわち、この発明では、図1に示すよう
に、操舵輪7FL,7FRの操舵角を検出するエンコー
ダ式舵角センサ114と、該舵角センサ114により検
出された操舵角に応じてスリップ制御量の制御閾値を変
化させるように制御する制御手段111とを備えたスリ
ップ制御装置において、上記舵角センサ114の出力信
号に異常が生じたことを検出する異常検出手段131
と、この異常検出手段131により舵角センサ114の
出力信号の異常が検出されたとき、舵角センサ114か
ら制御手段111に入力される信号を操舵角が大きくな
る方向の信号に補正する補正手段132とを設けたこと
を特徴とする。
に、操舵輪7FL,7FRの操舵角を検出するエンコー
ダ式舵角センサ114と、該舵角センサ114により検
出された操舵角に応じてスリップ制御量の制御閾値を変
化させるように制御する制御手段111とを備えたスリ
ップ制御装置において、上記舵角センサ114の出力信
号に異常が生じたことを検出する異常検出手段131
と、この異常検出手段131により舵角センサ114の
出力信号の異常が検出されたとき、舵角センサ114か
ら制御手段111に入力される信号を操舵角が大きくな
る方向の信号に補正する補正手段132とを設けたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成により、この発明では、舵角センサ
114の出力信号に異常が生じたことが異常検出手段1
31により検出されると、その検出手段131の出力を
受けた補正手段132により、舵角センサ114から制
御手段111に入力される信号が操舵角の大きくなる方
向の信号に補正される。この操舵角の大きくなる方向の
信号への補正により、例えばトラクション制御では車両
のスピンを抑制する方向の制御が行われて、車両の走行
安定性が高まるようになり、よって舵角センサ114の
異常時でも車両の走行安定性を確保できる。
114の出力信号に異常が生じたことが異常検出手段1
31により検出されると、その検出手段131の出力を
受けた補正手段132により、舵角センサ114から制
御手段111に入力される信号が操舵角の大きくなる方
向の信号に補正される。この操舵角の大きくなる方向の
信号への補正により、例えばトラクション制御では車両
のスピンを抑制する方向の制御が行われて、車両の走行
安定性が高まるようになり、よって舵角センサ114の
異常時でも車両の走行安定性を確保できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図2以下の図面に基
づいて説明する。図5に示す車両において、1はエンジ
ン、3はエンジン1にトルクコンバータ2を介して連結
される自動変速機である。7FL,7FRは左右の前
輪、7RL,7RRは左右の後輪であり、この車両では
左右の後輪7RL,7RRが上記エンジン1に自動変速
機3、プロペラシャフト4、デファレンシャル装置5及
び左右の車軸6L,6Rを介して駆動される駆動輪とさ
れ、左右の前輪7FL,7FRが従動輪でかつ操舵輪と
されている。
づいて説明する。図5に示す車両において、1はエンジ
ン、3はエンジン1にトルクコンバータ2を介して連結
される自動変速機である。7FL,7FRは左右の前
輪、7RL,7RRは左右の後輪であり、この車両では
左右の後輪7RL,7RRが上記エンジン1に自動変速
機3、プロペラシャフト4、デファレンシャル装置5及
び左右の車軸6L,6Rを介して駆動される駆動輪とさ
れ、左右の前輪7FL,7FRが従動輪でかつ操舵輪と
されている。
【0011】上記自動変速機3は多段変速歯車機構3a
を備えている。この変速歯車機構3aは既知のように油
圧作動式とされており、例えば実施例では前進4段、後
進1段用とされている。すなわち、その油圧回路に組み
込まれた複数のソレノイド39a,39a,…の励磁と
消磁との組合せを変更することで変速が行われる。ま
た、トルクコンバータ2は、油圧作動式のロックアップ
クラッチ2aを有し、その油圧回路に組み込まれたソレ
ノイド39bの励磁と消磁とを切り換えることにより、
締結と締結解除とが行われる。
を備えている。この変速歯車機構3aは既知のように油
圧作動式とされており、例えば実施例では前進4段、後
進1段用とされている。すなわち、その油圧回路に組み
込まれた複数のソレノイド39a,39a,…の励磁と
消磁との組合せを変更することで変速が行われる。ま
た、トルクコンバータ2は、油圧作動式のロックアップ
クラッチ2aを有し、その油圧回路に組み込まれたソレ
ノイド39bの励磁と消磁とを切り換えることにより、
締結と締結解除とが行われる。
【0012】上記ソレノイド39a,39bは、自動変
速機3の変速制御用のATコントローラ101によって
制御される。このATコントローラ101は、変速特性
とロックアップ特性とを予め記憶しており、これに基い
て変速制御とロックアップ制御とを行う。このため、A
Tコントローラ101には、吸気通路8におけるメイン
スロットル弁10の開度を検出するメインスロットル開
度センサ102及びサブスロットル弁12の開度を検出
するサブスロットル開度センサ103からの各スロット
ル開度信号と、車速を検出する車速センサ104からの
車速信号(実施例ではプロペラシャフト4の回転数信
号)とが入力される。
速機3の変速制御用のATコントローラ101によって
制御される。このATコントローラ101は、変速特性
とロックアップ特性とを予め記憶しており、これに基い
て変速制御とロックアップ制御とを行う。このため、A
Tコントローラ101には、吸気通路8におけるメイン
スロットル弁10の開度を検出するメインスロットル開
度センサ102及びサブスロットル弁12の開度を検出
するサブスロットル開度センサ103からの各スロット
ル開度信号と、車速を検出する車速センサ104からの
車速信号(実施例ではプロペラシャフト4の回転数信
号)とが入力される。
【0013】上記各車輪7FL〜7RRにはそれぞれブ
レーキ21FL〜21RRが設けられている。該各ブレ
ーキ21FL〜21RRのキャリパ22FL〜22RR
(ホイールシリンダ)にはそれぞれブレーキ配管23F
L〜23RRを介してブレーキ液圧が供給されている。
このブレーキ液圧の供給のための構成は次のようになっ
ている。まず、ブレーキペダル25の踏込力が、液圧倍
力式の倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスタシリンダ27に伝達される。該マスタシリンダ2
7の第1吐出口27aには左前輪用のブレーキ配管23
FLが、また第2吐出口27bには右前輪用のブレーキ
配管23FRがそれぞれ接続されている。
レーキ21FL〜21RRが設けられている。該各ブレ
ーキ21FL〜21RRのキャリパ22FL〜22RR
(ホイールシリンダ)にはそれぞれブレーキ配管23F
L〜23RRを介してブレーキ液圧が供給されている。
このブレーキ液圧の供給のための構成は次のようになっ
ている。まず、ブレーキペダル25の踏込力が、液圧倍
力式の倍力装置26によって倍力されて、タンデム型の
マスタシリンダ27に伝達される。該マスタシリンダ2
7の第1吐出口27aには左前輪用のブレーキ配管23
FLが、また第2吐出口27bには右前輪用のブレーキ
配管23FRがそれぞれ接続されている。
【0014】左前輪用のブレーキ配管23FL及び右前
輪用のブレーキ配管23FRにはそれぞれ電磁式の開閉
弁40A,41Aが介設されているとともに、該開閉弁
40A,41Aの下流に接続されたリリーフ通路42
L,42Rにはそれぞれ電磁式の開閉弁40B,41B
が介設されている。
輪用のブレーキ配管23FRにはそれぞれ電磁式の開閉
弁40A,41Aが介設されているとともに、該開閉弁
40A,41Aの下流に接続されたリリーフ通路42
L,42Rにはそれぞれ電磁式の開閉弁40B,41B
が介設されている。
【0015】上記倍力装置26には配管28を介してポ
ンプ29からの液圧が供給され、余剰液圧はリターン用
配管30を介してリザーバタンク31へ戻される。上記
配管28から分岐した分岐管28aは合流部aに連なっ
ており、この分岐管28aには電磁式の開閉弁32が介
設されている。また、倍力装置26で発生される倍力用
液圧は配管33を介して上記合流部aへと供給されるよ
うになっており、この配管33にも電磁式の開閉弁34
が介設されている。そして、上記配管33には、合流部
aへ向けての流れのみを許容する一方向弁35が開閉弁
34と並列に設けられている。
ンプ29からの液圧が供給され、余剰液圧はリターン用
配管30を介してリザーバタンク31へ戻される。上記
配管28から分岐した分岐管28aは合流部aに連なっ
ており、この分岐管28aには電磁式の開閉弁32が介
設されている。また、倍力装置26で発生される倍力用
液圧は配管33を介して上記合流部aへと供給されるよ
うになっており、この配管33にも電磁式の開閉弁34
が介設されている。そして、上記配管33には、合流部
aへ向けての流れのみを許容する一方向弁35が開閉弁
34と並列に設けられている。
【0016】上記合流部aには左右後輪用のブレーキ配
管23RL,23RRが接続されている。この配管23
RL,23RRにはそれぞれ電磁式の開閉弁36A,3
7Aが介設されているとともに、該開閉弁36A,37
Aの下流に接続されたリリーフ通路38L,38Rには
それぞれ電磁式の開閉弁36B,37Bが接続されてい
る。
管23RL,23RRが接続されている。この配管23
RL,23RRにはそれぞれ電磁式の開閉弁36A,3
7Aが介設されているとともに、該開閉弁36A,37
Aの下流に接続されたリリーフ通路38L,38Rには
それぞれ電磁式の開閉弁36B,37Bが接続されてい
る。
【0017】上記各開閉弁32,34,36A,36
B,37A,37B,40A,40B,41A,41B
はコントローラ111によって制御される。このコント
ローラ111は、マイクロコンピュータを内蔵してい
て、アンチスキッドブレーキ制御及びトラクション制御
を行うためのものである。尚、同図には、コントローラ
111をアンチスキッドブレーキ制御用とトラクション
制御用とで分けずに記載しているが、制御内容はそれぞ
れで異なる。
B,37A,37B,40A,40B,41A,41B
はコントローラ111によって制御される。このコント
ローラ111は、マイクロコンピュータを内蔵してい
て、アンチスキッドブレーキ制御及びトラクション制御
を行うためのものである。尚、同図には、コントローラ
111をアンチスキッドブレーキ制御用とトラクション
制御用とで分けずに記載しているが、制御内容はそれぞ
れで異なる。
【0018】この場合、トラクション制御(ブレーキ制
御)を行わないときには、図示のように開閉弁32が閉
じ、開閉弁34が開かれ、かつ開閉弁36B,37Bが
閉じ、開閉弁36A,37Aが開かれる。これにより、
ブレーキペダル25が踏み込まれると、前輪用ブレーキ
21FL,21FRに対してはマスタシリンダ27を介
してブレーキ液圧が供給される。また、後輪用ブレーキ
21RL,21RRに対しては、液圧倍力装置26から
のブレーキペダル25の踏込力に応じた倍力用液圧がブ
レーキ液圧として配管33を介して供給される。
御)を行わないときには、図示のように開閉弁32が閉
じ、開閉弁34が開かれ、かつ開閉弁36B,37Bが
閉じ、開閉弁36A,37Aが開かれる。これにより、
ブレーキペダル25が踏み込まれると、前輪用ブレーキ
21FL,21FRに対してはマスタシリンダ27を介
してブレーキ液圧が供給される。また、後輪用ブレーキ
21RL,21RRに対しては、液圧倍力装置26から
のブレーキペダル25の踏込力に応じた倍力用液圧がブ
レーキ液圧として配管33を介して供給される。
【0019】また、後述するように、トラクション制御
を行うときには開閉弁34が閉じられ、開閉弁32が開
かれる。また、開閉弁36A,36B,37A,37
B,40A,41A,40B,41Bはデューティ制御
に開閉制御されるようになっている。また、分岐管28
aを経たブレーキ液圧は、一方向弁35の作用によっ
て、ブレーキペダル25に対する反力として作用しない
ようになっている。
を行うときには開閉弁34が閉じられ、開閉弁32が開
かれる。また、開閉弁36A,36B,37A,37
B,40A,41A,40B,41Bはデューティ制御
に開閉制御されるようになっている。また、分岐管28
aを経たブレーキ液圧は、一方向弁35の作用によっ
て、ブレーキペダル25に対する反力として作用しない
ようになっている。
【0020】トラクション制御の場合、駆動輪7RL,
7RRの駆動トルクを低減するために、駆動輪7RL、
7RRに対するブレーキ制御を行うとともに、駆動輪7
RL,7RRに伝達される駆動力、つまりエンジン1の
発生トルクの低減をも行う。このため、エンジン1の吸
気通路8には、アクセルペダル9に連結された上記メイ
ンスロットル弁10と、スロットル開度調節用アクチュ
エータ11に連結された上記サブスロットル弁12とが
配設され、サブスロットル弁12を上記トラクション制
御用としてのコントローラ111により上記アクチュエ
ータ11を介して制御するようになっている。
7RRの駆動トルクを低減するために、駆動輪7RL、
7RRに対するブレーキ制御を行うとともに、駆動輪7
RL,7RRに伝達される駆動力、つまりエンジン1の
発生トルクの低減をも行う。このため、エンジン1の吸
気通路8には、アクセルペダル9に連結された上記メイ
ンスロットル弁10と、スロットル開度調節用アクチュ
エータ11に連結された上記サブスロットル弁12とが
配設され、サブスロットル弁12を上記トラクション制
御用としてのコントローラ111により上記アクチュエ
ータ11を介して制御するようになっている。
【0021】次に、アンチスキッドブレーキ制御及びト
ラクション制御について詳細に説明する。まず、アンチ
スキッドブレーキ制御について説明すると、本実施例で
は、開閉弁40A,40Bの作動によって左前輪7FL
のブレーキ21FLの制動圧を調節する第1チャンネル
と、開閉弁41A,41Bの作動によって右前輪7FR
のブレーキ21FR制動圧を調節する第2チャンネル
と、開閉弁36A,36B,37A,37Bの作動によ
って左右の後輪7RL,7RRのブレーキ21RL,2
1RRの制動圧を調節する第3チャンネルとを備え、こ
れら各チャンネルは互いに独立して制御されるようにな
っている。
ラクション制御について詳細に説明する。まず、アンチ
スキッドブレーキ制御について説明すると、本実施例で
は、開閉弁40A,40Bの作動によって左前輪7FL
のブレーキ21FLの制動圧を調節する第1チャンネル
と、開閉弁41A,41Bの作動によって右前輪7FR
のブレーキ21FR制動圧を調節する第2チャンネル
と、開閉弁36A,36B,37A,37Bの作動によ
って左右の後輪7RL,7RRのブレーキ21RL,2
1RRの制動圧を調節する第3チャンネルとを備え、こ
れら各チャンネルは互いに独立して制御されるようにな
っている。
【0022】上記第1〜第3のチャンネルを制御するコ
ントローラ111は、ブレーキペダル25が踏まれてい
るか否かを検出するブレーキセンサ115からのブレー
キ信号と、各車輪7FL〜7RRの回転速度を検出する
車輪速センサ112FL〜112RRからの車輪速信号
と、舵角センサ114からの転舵角信号とが入力され、
アンチスキッドブレーキ制御を各チャンネル毎に並行し
て行うようになっている。
ントローラ111は、ブレーキペダル25が踏まれてい
るか否かを検出するブレーキセンサ115からのブレー
キ信号と、各車輪7FL〜7RRの回転速度を検出する
車輪速センサ112FL〜112RRからの車輪速信号
と、舵角センサ114からの転舵角信号とが入力され、
アンチスキッドブレーキ制御を各チャンネル毎に並行し
て行うようになっている。
【0023】その制御内容について具体的に説明する
と、コントローラ111は、疑似車体速設定部と制御閾
値設定部とを備え、制御閾値と車輪加減速度やスリップ
率との比較によってフェーズ0(アンチスキッドブレー
キ非制御状態)、フェーズI(アンチスキッドブレーキ
制御時における制動圧の減圧状態)、フェーズII(減圧
後の保持状態)、フェーズIII (減圧保持後の急増圧状
態)及びフェーズIV(急増圧後の緩増圧状態)からフェ
ーズを選択し、各フェーズに応じた制動圧制御信号を開
閉弁36A,36B,37A,37B,40A,40
B,41A,41Bに出力するようになっている。
と、コントローラ111は、疑似車体速設定部と制御閾
値設定部とを備え、制御閾値と車輪加減速度やスリップ
率との比較によってフェーズ0(アンチスキッドブレー
キ非制御状態)、フェーズI(アンチスキッドブレーキ
制御時における制動圧の減圧状態)、フェーズII(減圧
後の保持状態)、フェーズIII (減圧保持後の急増圧状
態)及びフェーズIV(急増圧後の緩増圧状態)からフェ
ーズを選択し、各フェーズに応じた制動圧制御信号を開
閉弁36A,36B,37A,37B,40A,40
B,41A,41Bに出力するようになっている。
【0024】上記疑似車体速Vr は、上記車輪速に基い
て便宜上の車体速度として設定されるものであり、4輪
7FL〜7RRのうちの最高車輪速が疑似車体速Vr と
設定される。一方、速度変化量を路面の摩擦係数に応じ
て高摩擦係数における1.2 G・Δtから低摩擦係数の0.
3 G・Δtまでの間で設定して次のように補正される。
尚、Δtはサンプリング周期(例えば7ms)である。
て便宜上の車体速度として設定されるものであり、4輪
7FL〜7RRのうちの最高車輪速が疑似車体速Vr と
設定される。一方、速度変化量を路面の摩擦係数に応じ
て高摩擦係数における1.2 G・Δtから低摩擦係数の0.
3 G・Δtまでの間で設定して次のように補正される。
尚、Δtはサンプリング周期(例えば7ms)である。
【0025】 Vr ←Vr −(1.2 G・Δt〜0.3 G・Δt) 制御閾値の設定は各チャンネル毎に独立して行われるも
のであり、制御閾値としては、本実施例の場合、上記フ
ェーズ0(アンチスキッドブレーキ非制御時)からフェ
ーズI(減圧)への移行判定用の第1車輪減速度閾値G1
と、フェーズIからフェーズII(保持)への移行判定用
の第2車輪減速度閾値G2と、フェーズIIからフェーズII
I (急増圧)への移行判定用の第1スリップ率閾値S1
と、フェーズIII からフェーズIV(緩増圧)への移行判
定用の車輪加速度閾値G3と、フェーズIVからフェーズI
への移行判定用の第2スリップ率閾値S2とがある。上記
制御閾値は疑似車体速Vr 及び路面の摩擦係数に応じて
適宜設定される。
のであり、制御閾値としては、本実施例の場合、上記フ
ェーズ0(アンチスキッドブレーキ非制御時)からフェ
ーズI(減圧)への移行判定用の第1車輪減速度閾値G1
と、フェーズIからフェーズII(保持)への移行判定用
の第2車輪減速度閾値G2と、フェーズIIからフェーズII
I (急増圧)への移行判定用の第1スリップ率閾値S1
と、フェーズIII からフェーズIV(緩増圧)への移行判
定用の車輪加速度閾値G3と、フェーズIVからフェーズI
への移行判定用の第2スリップ率閾値S2とがある。上記
制御閾値は疑似車体速Vr 及び路面の摩擦係数に応じて
適宜設定される。
【0026】後輪7RL,7RRの車輪速に関しては、
両車輪速のうちの小さい方の車輪速が後輪車輪速として
選択される。また、スリップ率は次式に従って算出され
る。
両車輪速のうちの小さい方の車輪速が後輪車輪速として
選択される。また、スリップ率は次式に従って算出され
る。
【0027】 スリップ率=(1−車輪速÷疑似車体速)×100 上記制御閾値の設定は、図6に示すように、路面に対す
る車輪の横抗力係数μL を過度に低くすることなく、路
面と車輪との間の摩擦係数μを高くできるように、つま
りSs の範囲の特性が得られるように設定される。
る車輪の横抗力係数μL を過度に低くすることなく、路
面と車輪との間の摩擦係数μを高くできるように、つま
りSs の範囲の特性が得られるように設定される。
【0028】車輪の減速度及び加速度は、車輪速の前回
値と今回値との差を上記サンプリング周期Δtで除算
し、その結果を重力加速度に換算して求められる。従っ
て、通常は図7に示すような制動圧の増減制御が行われ
ることになる。すなわち、 定速走行状態からブレーキペダル25が踏み込まれ
ると、制動圧が増加していき、それに伴って車輪速が減
少していく。
値と今回値との差を上記サンプリング周期Δtで除算
し、その結果を重力加速度に換算して求められる。従っ
て、通常は図7に示すような制動圧の増減制御が行われ
ることになる。すなわち、 定速走行状態からブレーキペダル25が踏み込まれ
ると、制動圧が増加していき、それに伴って車輪速が減
少していく。
【0029】 車輪減速度が第1車輪減速度閾値G1よ
りも大きくなると、アンチスキッドブレーキ制御に移行
してフェーズIが選択され、制動圧は所定の減圧態様に
従って減少される。
りも大きくなると、アンチスキッドブレーキ制御に移行
してフェーズIが選択され、制動圧は所定の減圧態様に
従って減少される。
【0030】 車輪減速度が第2車輪減速度閾値G2よ
りも小さくなると、フェーズIIが選択され、制動圧は減
圧状態で保持される。
りも小さくなると、フェーズIIが選択され、制動圧は減
圧状態で保持される。
【0031】 上記減圧保持に伴ってスリップ率が減
少し、第1スリップ率閾値S1を越えると、フェーズIII
が選択され、制動圧の急増加が行われる。
少し、第1スリップ率閾値S1を越えると、フェーズIII
が選択され、制動圧の急増加が行われる。
【0032】 上記急増圧により、車輪加速度が減少
し車輪加速度閾値G3以下になると、フェーズIVが選択さ
れ、制動圧の緩増加が行われる。
し車輪加速度閾値G3以下になると、フェーズIVが選択さ
れ、制動圧の緩増加が行われる。
【0033】 上記緩増圧により、スリップ率が第2
スリップ率閾値S2を越えると、フェーズIが選択され
る。
スリップ率閾値S2を越えると、フェーズIが選択され
る。
【0034】以上の如くして、第1〜第3の各チャンネ
ルにつき、互いに独立して制動圧が増減制御されること
により、各車輪のロックないしはスキッド状態の発生を
防止し、方向安定性を失わせずに車両を短い制動距離で
停止させることになる。
ルにつき、互いに独立して制動圧が増減制御されること
により、各車輪のロックないしはスキッド状態の発生を
防止し、方向安定性を失わせずに車両を短い制動距離で
停止させることになる。
【0035】トラクション制御に際しては、ブレーキ制
御と、上記スロットル開度調節用アクチュエータ11を
制御することによるエンジン制御と、変速制御用のAT
コントローラ101を介したロックアップ制御とを行
う。コントローラ111には、スロットル開度センサ1
02,103及び車速センサ104からの信号が入力さ
れる他、各車輪7FL〜7RRの速度を検出する車輪速
センサ112FL〜112RRからの車輪速信号と、ア
クセル開度を検出するアクセル開度センサ113からの
アクセル開度信号と、ハンドル舵角を検出する舵角セン
サ114からのハンドル舵角信号と、マニュアル操作さ
れるスイッチ116からのモード信号とが入力される。
御と、上記スロットル開度調節用アクチュエータ11を
制御することによるエンジン制御と、変速制御用のAT
コントローラ101を介したロックアップ制御とを行
う。コントローラ111には、スロットル開度センサ1
02,103及び車速センサ104からの信号が入力さ
れる他、各車輪7FL〜7RRの速度を検出する車輪速
センサ112FL〜112RRからの車輪速信号と、ア
クセル開度を検出するアクセル開度センサ113からの
アクセル開度信号と、ハンドル舵角を検出する舵角セン
サ114からのハンドル舵角信号と、マニュアル操作さ
れるスイッチ116からのモード信号とが入力される。
【0036】上記コントローラ111によるトラクショ
ン制御の内容をエンジン制御とブレーキ制御とに着目し
て示したのが図8である。同図において、エンジン用の
目標値(駆動輪の目標スリップ値)はSETで示し、ブ
レーキ用の目標値はSETで示している(SBT>SE
T)。
ン制御の内容をエンジン制御とブレーキ制御とに着目し
て示したのが図8である。同図において、エンジン用の
目標値(駆動輪の目標スリップ値)はSETで示し、ブ
レーキ用の目標値はSETで示している(SBT>SE
T)。
【0037】t1時点前までは、駆動輪に大きなスリッ
プが生じていないので、エンジン制御は行われておら
ず、従ってサブスロットル弁12は全開であって、スロ
ットル開度Tn(両スロットル弁10,12の合成開度
であって、開度の小さな方のスロットル弁の開度に一致
する)は、アクセル開度に対応したメインスロットル開
度TH・Mである。
プが生じていないので、エンジン制御は行われておら
ず、従ってサブスロットル弁12は全開であって、スロ
ットル開度Tn(両スロットル弁10,12の合成開度
であって、開度の小さな方のスロットル弁の開度に一致
する)は、アクセル開度に対応したメインスロットル開
度TH・Mである。
【0038】t1時点では、駆動輪のスリップ値が、エ
ンジン用目標値SETとなった大きなスリップ発生時と
なる。実施例では、この駆動輪のスリップ値がSET以
上となったときにトラクション制御を開始するようにな
っており、このt1時点で、スロットル開度が下限制御
値SMにまで一挙に低下される(フィードフォワード制
御)。そして、一旦SMとした後は、駆動輪のスリップ
値がエンジン用目標値SETとなるように、サブスロッ
トル弁12の開度がフィードバック制御される。このと
き、スロットル開度Tnはサブスロットル弁開度TH・
Sとなる。
ンジン用目標値SETとなった大きなスリップ発生時と
なる。実施例では、この駆動輪のスリップ値がSET以
上となったときにトラクション制御を開始するようにな
っており、このt1時点で、スロットル開度が下限制御
値SMにまで一挙に低下される(フィードフォワード制
御)。そして、一旦SMとした後は、駆動輪のスリップ
値がエンジン用目標値SETとなるように、サブスロッ
トル弁12の開度がフィードバック制御される。このと
き、スロットル開度Tnはサブスロットル弁開度TH・
Sとなる。
【0039】t2時点では、駆動輪のスリップ値がブレ
ーキ目標値SBT以上となったときであり、このとき
は、駆動輪のブレーキ21RL,21RRに対してブレ
ーキ液圧が供給され、エンジン制御とブレーキ制御との
両方によるトラクション制御の開始される。ブレーキ液
圧は、駆動輪のスリップ値がブレーキ用目標値SBTと
なるようにフィードバック制御される。
ーキ目標値SBT以上となったときであり、このとき
は、駆動輪のブレーキ21RL,21RRに対してブレ
ーキ液圧が供給され、エンジン制御とブレーキ制御との
両方によるトラクション制御の開始される。ブレーキ液
圧は、駆動輪のスリップ値がブレーキ用目標値SBTと
なるようにフィードバック制御される。
【0040】t3時点では、駆動輪のスリップ値がブレ
ーキ用目標値SBT未満となったときであり、これによ
ってブレーキ液圧が徐々に低下され、やがてブレーキ液
圧は零となる。但し、エンジンによるスリップ制御は依
然として継続される。
ーキ用目標値SBT未満となったときであり、これによ
ってブレーキ液圧が徐々に低下され、やがてブレーキ液
圧は零となる。但し、エンジンによるスリップ制御は依
然として継続される。
【0041】尚、トラクション制御の終了条件は、実施
例ではアクセル開度が全閉となったときとしている。
例ではアクセル開度が全閉となったときとしている。
【0042】駆動輪のスリップ値は、車輪速センサ11
2FR〜112RLからの検出信号に基いて検出され
る。すなわち、駆動輪の回転速度から従動輪の回転速度
を差し引くことでスリップ値を算出するものである。
尚、このスリップ値の算出にあたっては、エンジン制御
用の場合、駆動輪の回転速度は左右駆動輪のうちの大き
い方が選択され、従動輪の回転速度は左右従動輪の平均
値が用いられる。ブレーキ制御用の場合、従動輪の回転
速度はエンジン制御用と同じであるが、駆動輪の回転速
度は左右駆動輪への制動力を互いに独立して制御する場
合には左右駆動輪の回転速度がそれぞれ用いられる。
2FR〜112RLからの検出信号に基いて検出され
る。すなわち、駆動輪の回転速度から従動輪の回転速度
を差し引くことでスリップ値を算出するものである。
尚、このスリップ値の算出にあたっては、エンジン制御
用の場合、駆動輪の回転速度は左右駆動輪のうちの大き
い方が選択され、従動輪の回転速度は左右従動輪の平均
値が用いられる。ブレーキ制御用の場合、従動輪の回転
速度はエンジン制御用と同じであるが、駆動輪の回転速
度は左右駆動輪への制動力を互いに独立して制御する場
合には左右駆動輪の回転速度がそれぞれ用いられる。
【0043】図9は上記目標値SET及びSBTを決定
する回路をブロック図的に示したものであり、決定パラ
メータとしては、車速、アクセル開度、ハンドル舵角、
モードスイッチ116の操作状態及び路面の最大摩擦係
数μmax とがある。
する回路をブロック図的に示したものであり、決定パラ
メータとしては、車速、アクセル開度、ハンドル舵角、
モードスイッチ116の操作状態及び路面の最大摩擦係
数μmax とがある。
【0044】すなわち、同図において、SETの基本値
STA0とSBTの基本値STB0とが、最大摩擦係数
をパラメータとしてマップ121に記憶されている(S
TB0>STA0)。そして、この基本値STB0,S
TA0にそれぞれ補正ゲイン係数KDを掛け合わせるこ
とでSET,SBTが得られる。
STA0とSBTの基本値STB0とが、最大摩擦係数
をパラメータとしてマップ121に記憶されている(S
TB0>STA0)。そして、この基本値STB0,S
TA0にそれぞれ補正ゲイン係数KDを掛け合わせるこ
とでSET,SBTが得られる。
【0045】上記補正ゲイン係数KDは、各ゲイン係数
VG,ACPG,STRG,MODEGを掛け合わせる
ことにより得られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパ
ラメータとするもので、マップ122として記憶されて
いる。ゲイン係数ACPGは、アクセル開度をパラメー
タとするもので、マップ123として記憶されている。
ゲイン係数STRGは、ハンドル舵角をパラメータとす
るもので、マップ124として記憶されている。ゲイン
係数MODEGは、運転者にマニュアル選択されるもの
で、テーブル125に記憶されている。このテーブル1
25ではスポーツモード、ノーマルモード及びセーフテ
ィモードの3種類が設けられている。
VG,ACPG,STRG,MODEGを掛け合わせる
ことにより得られる。上記ゲイン係数VGは、車速をパ
ラメータとするもので、マップ122として記憶されて
いる。ゲイン係数ACPGは、アクセル開度をパラメー
タとするもので、マップ123として記憶されている。
ゲイン係数STRGは、ハンドル舵角をパラメータとす
るもので、マップ124として記憶されている。ゲイン
係数MODEGは、運転者にマニュアル選択されるもの
で、テーブル125に記憶されている。このテーブル1
25ではスポーツモード、ノーマルモード及びセーフテ
ィモードの3種類が設けられている。
【0046】上記舵角センサ114はエンコーダ式のも
のである。すなわち、この舵角センサ114は、図3に
示すように、例えばステアリングシャフト51に回転一
体に取り付けられた円板52を備え、その円板52の外
周には多数の外側スリット53,53,…が、また外側
スリット53,53,…の半径方向内周側には多数の内
側スリット54,54,…がそれぞれ円周方向に等間隔
に並んで開口され、内外のスリット53,54は所定角
度だけずれて配置されている。また、円板52の一側方
には内外の各スリット53,54に向けてそれぞれ光を
投射する2つのLED55,56が配置されている一
方、他側にはスリット53,54を通過した各LED5
5,56からの光をそれぞれ入射させる2つのフォトト
ランジスタ57,58が配設されている。そして、前輪
7FL,7FRの操舵時、ステアリングシャフト51と
一体の円板52の回転に伴い、2つのフォトトランジス
タ57,58は、図4に示す如く、LED55,56か
らの光が各スリット53,54を通ってフォトトランジ
スタ57,58に入力されたときの該フォトトランジス
タ57,58の出力を「1」にし、光がスリット53,
53又は54,54間の円板52に邪魔されてフォトト
ランジスタ57,58に入力されないときを「0」にし
た出力パルス信号を出力し、このフォトトランジスタ5
7,58の出力信号のパターン及びパルス数によって、
操舵方向及び操舵角を検出するようになっている。
のである。すなわち、この舵角センサ114は、図3に
示すように、例えばステアリングシャフト51に回転一
体に取り付けられた円板52を備え、その円板52の外
周には多数の外側スリット53,53,…が、また外側
スリット53,53,…の半径方向内周側には多数の内
側スリット54,54,…がそれぞれ円周方向に等間隔
に並んで開口され、内外のスリット53,54は所定角
度だけずれて配置されている。また、円板52の一側方
には内外の各スリット53,54に向けてそれぞれ光を
投射する2つのLED55,56が配置されている一
方、他側にはスリット53,54を通過した各LED5
5,56からの光をそれぞれ入射させる2つのフォトト
ランジスタ57,58が配設されている。そして、前輪
7FL,7FRの操舵時、ステアリングシャフト51と
一体の円板52の回転に伴い、2つのフォトトランジス
タ57,58は、図4に示す如く、LED55,56か
らの光が各スリット53,54を通ってフォトトランジ
スタ57,58に入力されたときの該フォトトランジス
タ57,58の出力を「1」にし、光がスリット53,
53又は54,54間の円板52に邪魔されてフォトト
ランジスタ57,58に入力されないときを「0」にし
た出力パルス信号を出力し、このフォトトランジスタ5
7,58の出力信号のパターン及びパルス数によって、
操舵方向及び操舵角を検出するようになっている。
【0047】上記舵角センサ114(両フォトトランジ
スタ57,58)の出力信号は(0,0),(0,
1),(1,0),(1,1)の4とおりであり、例え
ば(0,0)の次に出力される信号の組合せが(0,
1)又は(1,0)となるように信号の組合せを繰り返
すが、何等かの原因で、信号が(0,0)から直ちに
(1,1)に移る駒飛び異常が生じる。この異常に対処
するために、コントローラ111において図2に示す制
御を行う。すなわち、ステップS1 で舵角センサ114
の出力信号を読み込み、ステップS2 でその駒飛びがあ
るかどうかを判定する。異常のないときには、ステップ
S3 で舵角センサ114の出力信号をそのまま使用し、
その後、ステップS5 に進んで上記したアンチスキッド
ブレーキ制御及びトラクション制御を行う。これに対
し、舵角センサ114の出力信号の駒飛び異常があると
きには、ステップS4 で舵角センサ114の出力信号を
操舵角が大きくなる方向の信号に補正し、しかる後、上
記ステップS5 において上記補正値を使用して上記アン
チスキッドブレーキ制御及びトラクション制御を行う。
スタ57,58)の出力信号は(0,0),(0,
1),(1,0),(1,1)の4とおりであり、例え
ば(0,0)の次に出力される信号の組合せが(0,
1)又は(1,0)となるように信号の組合せを繰り返
すが、何等かの原因で、信号が(0,0)から直ちに
(1,1)に移る駒飛び異常が生じる。この異常に対処
するために、コントローラ111において図2に示す制
御を行う。すなわち、ステップS1 で舵角センサ114
の出力信号を読み込み、ステップS2 でその駒飛びがあ
るかどうかを判定する。異常のないときには、ステップ
S3 で舵角センサ114の出力信号をそのまま使用し、
その後、ステップS5 に進んで上記したアンチスキッド
ブレーキ制御及びトラクション制御を行う。これに対
し、舵角センサ114の出力信号の駒飛び異常があると
きには、ステップS4 で舵角センサ114の出力信号を
操舵角が大きくなる方向の信号に補正し、しかる後、上
記ステップS5 において上記補正値を使用して上記アン
チスキッドブレーキ制御及びトラクション制御を行う。
【0048】この実施例では、上記フローのステップS
2 により、舵角センサ114の出力信号に異常が生じた
ことを検出する異常検出手段131が構成される。ま
た、ステップS4 により、上記異常検出手段131で舵
角センサ114の出力信号の異常が検出されたとき、舵
角センサ114からアンチスキッドブレーキ制御やトラ
クション制御のために入力される信号を操舵角が大きく
なる方向の信号に補正する補正手段132が構成され
る。
2 により、舵角センサ114の出力信号に異常が生じた
ことを検出する異常検出手段131が構成される。ま
た、ステップS4 により、上記異常検出手段131で舵
角センサ114の出力信号の異常が検出されたとき、舵
角センサ114からアンチスキッドブレーキ制御やトラ
クション制御のために入力される信号を操舵角が大きく
なる方向の信号に補正する補正手段132が構成され
る。
【0049】したがって、この実施例では、舵角センサ
114の出力信号に異常が生じたときには、舵角センサ
114からコントローラ111に入力される信号が操舵
角の大きくなる方向の信号に補正される。この操舵角の
大きくなる方向の信号への補正により、例えばトラクシ
ョン制御では車両のスピンを抑制する方向の制御が行わ
れることとなり、舵角センサ114の出力信号異常時で
も車両の走行安定性を良好に確保することができる。
114の出力信号に異常が生じたときには、舵角センサ
114からコントローラ111に入力される信号が操舵
角の大きくなる方向の信号に補正される。この操舵角の
大きくなる方向の信号への補正により、例えばトラクシ
ョン制御では車両のスピンを抑制する方向の制御が行わ
れることとなり、舵角センサ114の出力信号異常時で
も車両の走行安定性を良好に確保することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、エンコーダ式舵角センサにより検出される車両
の操舵角を制御要素とし、その操舵角に応じて制御の閾
値を変更するようにしたアンチスキッドブレーキ装置や
トラクション制御装置等のスリップ制御装置において、
舵角センサの出力異常を検出し、その異常時には舵角セ
ンサから制御手段に入力される信号を操舵角の大きくな
る方向の信号に補正するようにしたので、舵角センサの
異常時でもスリップ制御装置により制御される車両の走
行安定性を確保できる。
よると、エンコーダ式舵角センサにより検出される車両
の操舵角を制御要素とし、その操舵角に応じて制御の閾
値を変更するようにしたアンチスキッドブレーキ装置や
トラクション制御装置等のスリップ制御装置において、
舵角センサの出力異常を検出し、その異常時には舵角セ
ンサから制御手段に入力される信号を操舵角の大きくな
る方向の信号に補正するようにしたので、舵角センサの
異常時でもスリップ制御装置により制御される車両の走
行安定性を確保できる。
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の実施例においてコントローラでの信号
処理手順を示すフローチャート図である。
処理手順を示すフローチャート図である。
【図3】舵角センサの概略斜視図である。
【図4】舵角センサの出力信号波形を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係るスリップ制御装置の構成
図である。
図である。
【図6】スリップ率と摩擦係数、横抗力係数との関係を
示す特性図である。
示す特性図である。
【図7】アンチスキッドブレーキ制御でのタイムチャー
ト図である。
ト図である。
【図8】トラクション制御でのタイムチャート図であ
る。
る。
【図9】エンジン用及びブレーキ用の各スリップ目標値
を決定するための回路図である。
を決定するための回路図である。
1…エンジン 3…自動変速機 7FL,7FR…前輪(操舵輪) 7RL,7RR…後輪 21FL〜21RR…ブレーキ 101…ATコントローラ 111…コントローラ 114…舵角センサ 131…異常検出手段 132…補正手段
Claims (1)
- 【請求項1】 操舵輪の操舵角を検出するエンコーダ式
舵角センサと、該舵角センサにより検出された操舵角に
応じてスリップ制御量の制御閾値を変化させるように制
御する制御手段とを備えたスリップ制御装置において、 上記舵角センサの出力信号に異常が生じたことを検出す
る異常検出手段と、 上記異常検出手段により舵角センサの出力信号の異常が
検出されたとき、舵角センサから制御手段に入力される
信号を操舵角が大きくなる方向の信号に補正する補正手
段とを設けたことを特徴とするスリップ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24383991A JPH0585329A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両のスリツプ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24383991A JPH0585329A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両のスリツプ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585329A true JPH0585329A (ja) | 1993-04-06 |
Family
ID=17109715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24383991A Withdrawn JPH0585329A (ja) | 1991-09-24 | 1991-09-24 | 車両のスリツプ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0585329A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987004271A1 (fr) * | 1984-07-04 | 1987-07-16 | Japan As Represented By Director General Of Agency | Composition resineuse photosensible pour serigraphie |
| CN116394895A (zh) * | 2023-04-28 | 2023-07-07 | 蔚来汽车科技(安徽)有限公司 | 车辆epb系统的控制方法及车辆 |
-
1991
- 1991-09-24 JP JP24383991A patent/JPH0585329A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987004271A1 (fr) * | 1984-07-04 | 1987-07-16 | Japan As Represented By Director General Of Agency | Composition resineuse photosensible pour serigraphie |
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