JPH058536A - 記録装置 - Google Patents
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- JPH058536A JPH058536A JP3161365A JP16136591A JPH058536A JP H058536 A JPH058536 A JP H058536A JP 3161365 A JP3161365 A JP 3161365A JP 16136591 A JP16136591 A JP 16136591A JP H058536 A JPH058536 A JP H058536A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の記録装置は、記録画像の記録、消去
を安定して確実に行うことのできるを提供することを目
的とする。 【構成】 本発明の記録装置は、記録媒体に可視像を記
録する記録エネルギを付与して可視像を記録する記録手
段と、記録媒体に記録される可視像を消去する際には可
視像の記録単位内で消去エネルギを複数回付与して可視
像を消去する消去手段とを具備したことを特徴とする。
を安定して確実に行うことのできるを提供することを目
的とする。 【構成】 本発明の記録装置は、記録媒体に可視像を記
録する記録エネルギを付与して可視像を記録する記録手
段と、記録媒体に記録される可視像を消去する際には可
視像の記録単位内で消去エネルギを複数回付与して可視
像を消去する消去手段とを具備したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱により可視像が記
録、消去される記録媒体に可視像を記録する記録装置に
関する。
録、消去される記録媒体に可視像を記録する記録装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハードコピー記録は紙などの記録
媒体に外部よりインクあるいはトナーなどの顕像材によ
り画像形成を行なうか、ある意は感熱記録紙のように紙
などの基材上に記録層を設けこの記録層に可視像を形成
するなど永久画像を記録するものであった。しかし、各
種ネットワーク網の構築、ファクシミリ、複写機の普及
に伴いこれら記録材料の消費量の急激な増大は森林破壊
などの自然破壊問題、ゴミ処理などの社会問題を起こし
ている。これらの問題に対応するために記録紙の再生な
ど記録材料消費量の削減が強く要求されている。この課
題に対して記録、消去を繰り返し行なえる記録材料が注
目されている。
媒体に外部よりインクあるいはトナーなどの顕像材によ
り画像形成を行なうか、ある意は感熱記録紙のように紙
などの基材上に記録層を設けこの記録層に可視像を形成
するなど永久画像を記録するものであった。しかし、各
種ネットワーク網の構築、ファクシミリ、複写機の普及
に伴いこれら記録材料の消費量の急激な増大は森林破壊
などの自然破壊問題、ゴミ処理などの社会問題を起こし
ている。これらの問題に対応するために記録紙の再生な
ど記録材料消費量の削減が強く要求されている。この課
題に対して記録、消去を繰り返し行なえる記録材料が注
目されている。
【0003】この様な特性を持つ材料として、記録材料
に与えられる温度により透明状態および白濁状態の両状
態を可逆的変化する記録材料が提案されている。この記
録材料は、例えば透明状態において、その温度を温度T
1から温度T3に上昇させたとき、透明状態から白濁状態
に変化し、その温度が温度T1に戻ってもそのまま白濁
状態を保持する。そして、記録材料の温度を温度T1か
ら温度T3よりも低い温度T2に上昇させ、再び温度T1
に戻すと白濁状態から透明状態となり、そのまま透明状
態を保持する。この変化は繰り返し再現可能である。こ
のような記録材料を用いて、サーマルヘッドで記録した
ときの繰り返し記録における分解能の劣化についての検
討が報告されている(第4回ノンインパクトプリンティ
ング技術シンポジウム論文集,3−2,p57(昭和6
2年))。
に与えられる温度により透明状態および白濁状態の両状
態を可逆的変化する記録材料が提案されている。この記
録材料は、例えば透明状態において、その温度を温度T
1から温度T3に上昇させたとき、透明状態から白濁状態
に変化し、その温度が温度T1に戻ってもそのまま白濁
状態を保持する。そして、記録材料の温度を温度T1か
ら温度T3よりも低い温度T2に上昇させ、再び温度T1
に戻すと白濁状態から透明状態となり、そのまま透明状
態を保持する。この変化は繰り返し再現可能である。こ
のような記録材料を用いて、サーマルヘッドで記録した
ときの繰り返し記録における分解能の劣化についての検
討が報告されている(第4回ノンインパクトプリンティ
ング技術シンポジウム論文集,3−2,p57(昭和6
2年))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の繰り返し記録/
消去可能な記録材料に記録/消去を行う装置では、繰り
返し記録/消去を行った際に、記録画像の記録濃度が低
下したり、消し残りがでたりと、安定した確実な記録/
消去処理ができないという問題点があった。
消去可能な記録材料に記録/消去を行う装置では、繰り
返し記録/消去を行った際に、記録画像の記録濃度が低
下したり、消し残りがでたりと、安定した確実な記録/
消去処理ができないという問題点があった。
【0005】そこで、この発明は、上述の問題点に鑑み
てなされたものであり、記録画像の記録、消去を安定し
て確実に行うことのできる記録装置を提供することを目
的とする。
てなされたものであり、記録画像の記録、消去を安定し
て確実に行うことのできる記録装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の記録装置においては、可視像を記録する記録
エネルギが付与されることにより可視像が記録され可視
像を消去する消去エネルギが付与されることにより可視
像が消去される記録媒体に可視像を記録する記録エネル
ギを付与して可視像を記録する記録手段と、記録媒体に
記録される可視像を消去する際には可視像の記録単位内
で消去エネルギを複数回付与して可視像を消去する消去
手段とを具備したことを特徴とする。
に本発明の記録装置においては、可視像を記録する記録
エネルギが付与されることにより可視像が記録され可視
像を消去する消去エネルギが付与されることにより可視
像が消去される記録媒体に可視像を記録する記録エネル
ギを付与して可視像を記録する記録手段と、記録媒体に
記録される可視像を消去する際には可視像の記録単位内
で消去エネルギを複数回付与して可視像を消去する消去
手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の記録装置は、記録媒体に可視像を記録
する記録エネルギを付与して可視像を記録し、可視像を
消去する際には可視像の記録単位内で消去エネルギを複
数回付与して可視像を消去して、可視像の記録及び消去
を行う。
する記録エネルギを付与して可視像を記録し、可視像を
消去する際には可視像の記録単位内で消去エネルギを複
数回付与して可視像を消去して、可視像の記録及び消去
を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0009】以下で説明する実施例では、サーマルヘッ
ドの発熱抵抗体を駆動する通電パルスを1ドット形成周
期内で2回発生させ、この通電パルスに応答して、可視
像の記録あるいは消去を行なうエネルギーを1ドット形
成周期内で2回多重して与えることを実施している。
尚、1ドット形成周期は4ms,マークドットの場合の
パルス通電時間は1ms,スペースドットの場合のパル
ス通電時間は0.7ms,サーマルヘッド駆動電圧は1
6Vである。
ドの発熱抵抗体を駆動する通電パルスを1ドット形成周
期内で2回発生させ、この通電パルスに応答して、可視
像の記録あるいは消去を行なうエネルギーを1ドット形
成周期内で2回多重して与えることを実施している。
尚、1ドット形成周期は4ms,マークドットの場合の
パルス通電時間は1ms,スペースドットの場合のパル
ス通電時間は0.7ms,サーマルヘッド駆動電圧は1
6Vである。
【0010】図1に画点の記録/消去を行なうときのサ
ーマルヘッドの通電パルス(上段)、発熱抵抗体および
記録媒体の温度(中段および下段)を示す。左側ににマ
ークドット(記録)、右側にスペースドット(消去)の
場合を示している。この実施例では、図1の上段に示す
ように1ドット形成時間内に2つの通電パルスを設け、
付与される熱エネルギに応じ透明状態と白濁状態との間
を状態変化をする記録材料を基材表面に設けた記録媒体
に記録する。マークドットあるいはスペースドットへの
通電パルスは電圧値は同じで通電時間を変化させてい
る。マークドットの場合、1番目のパルスにより発熱抵
抗体を記録媒体に記録が可能な温度、すなわち記録媒体
が白濁化する温度にまで昇温させる。発熱抵抗体に接す
る記録媒体は発熱抵抗体から流入する熱エネルギーによ
り白濁化温度に昇温する。通電がOFFとなると発熱抵
抗体の温度は記録媒体に変化を与えない温度にまで降下
する。これに従い、記録媒体の温度も常温付近に降下す
るが熱を与えられた部分は白濁化する。2番目のパルス
も1番目のパルスと同じ時間、通電される。抵抗発熱体
の温度は再び上昇する。発熱抵抗体の温度は1番目の通
電時に比べて1番目のパルスによる蓄熱があるため最高
到達温度はやや高くなる。記録媒体は1ドット形成周期
の時間で発熱抵抗体の有効発熱長さ(可視像のドットピ
ッチに相当)だけ移動する。また、発熱抵抗体の有効発
熱面積は可視像を構成するドット面積に対応しているの
でマークドットを形成される記録媒体の領域の最小1/
2の領域は、1番目の発熱と2番目の発熱で熱が2度印
加される。したがって2番目の発熱抵抗体の発熱の時、
最初の状態よりやや暖まった状態から昇温する。2番目
の加熱により記録媒体の発熱抵抗体に当接する領域は再
び白濁化温度まで昇温する。従って形成されるマークド
ットの面積の1/2は2度の白濁化を経てマークドット
が形成される。スペースドットの場合、パルス通電時間
がマークドットと比べて短くなるため発熱抵抗体の温度
は記録媒体の白濁像を透明化する温度が最高温度とな
る。スペースドットの場合にも、マークドット形成につ
いて説明したと同様に形成されるスペースドットの面積
の1/2は2度の透明化を経てスペースドットが形成さ
れる。
ーマルヘッドの通電パルス(上段)、発熱抵抗体および
記録媒体の温度(中段および下段)を示す。左側ににマ
ークドット(記録)、右側にスペースドット(消去)の
場合を示している。この実施例では、図1の上段に示す
ように1ドット形成時間内に2つの通電パルスを設け、
付与される熱エネルギに応じ透明状態と白濁状態との間
を状態変化をする記録材料を基材表面に設けた記録媒体
に記録する。マークドットあるいはスペースドットへの
通電パルスは電圧値は同じで通電時間を変化させてい
る。マークドットの場合、1番目のパルスにより発熱抵
抗体を記録媒体に記録が可能な温度、すなわち記録媒体
が白濁化する温度にまで昇温させる。発熱抵抗体に接す
る記録媒体は発熱抵抗体から流入する熱エネルギーによ
り白濁化温度に昇温する。通電がOFFとなると発熱抵
抗体の温度は記録媒体に変化を与えない温度にまで降下
する。これに従い、記録媒体の温度も常温付近に降下す
るが熱を与えられた部分は白濁化する。2番目のパルス
も1番目のパルスと同じ時間、通電される。抵抗発熱体
の温度は再び上昇する。発熱抵抗体の温度は1番目の通
電時に比べて1番目のパルスによる蓄熱があるため最高
到達温度はやや高くなる。記録媒体は1ドット形成周期
の時間で発熱抵抗体の有効発熱長さ(可視像のドットピ
ッチに相当)だけ移動する。また、発熱抵抗体の有効発
熱面積は可視像を構成するドット面積に対応しているの
でマークドットを形成される記録媒体の領域の最小1/
2の領域は、1番目の発熱と2番目の発熱で熱が2度印
加される。したがって2番目の発熱抵抗体の発熱の時、
最初の状態よりやや暖まった状態から昇温する。2番目
の加熱により記録媒体の発熱抵抗体に当接する領域は再
び白濁化温度まで昇温する。従って形成されるマークド
ットの面積の1/2は2度の白濁化を経てマークドット
が形成される。スペースドットの場合、パルス通電時間
がマークドットと比べて短くなるため発熱抵抗体の温度
は記録媒体の白濁像を透明化する温度が最高温度とな
る。スペースドットの場合にも、マークドット形成につ
いて説明したと同様に形成されるスペースドットの面積
の1/2は2度の透明化を経てスペースドットが形成さ
れる。
【0011】以上の説明から明らかなようにこの発明に
なる記録方式では1回の印加でも記録媒体の可視像を記
録あるいは消去することが可能なエネルギーを1ドット
形成周期内に2回記録媒体に印加するところに特徴があ
る。この実施例で用いた記録媒体の記録層は与えられる
熱エネルギにより白濁と透明の両状態に可逆的に変化す
るが、図1の下段に示すようにこの両状態を示す温度に
は幅がある。これらの温度領域に記録媒体の記録層の温
度の最高温度が達すれば白濁化あるいは透明化がなされ
る。各状態の下限温度近傍に記録媒体の最高温度がなる
ようにサーマルヘッドの発熱抵抗体の発熱温度を制御す
るようにすれば、発熱抵抗体に当接する記録媒体の記録
層表面への熱による影響が低減され、記録媒体の繰り返
し使用寿命を延ばすことができる。しかし、発熱抵抗体
温度を正確に制御することは難しく、一般に温度ばらつ
きを生じる。また、白濁状態と透明状態は2値的に変化
するのではなく図2に示すように遷移領域がある。この
領域は白濁状態と透明状態が混在する領域でドットの濃
度が変化しやすい。従って、例えば記録エネルギーを多
重せずに1つの通電パルスに応じてマークドットを形成
する従来の記録方式にしたがって記録媒体の最高温度が
各状態の下限温度近傍になるように発熱抵抗体を駆動す
ると、形成されるマークドットの濃度が一定せず、場合
によっては極めて濃度の低いマークドットが形成されて
しまう。上述の実施例で説明したようにこの発明になる
記録方式では記録媒体に可視像を記録可能なエネルギー
あるいは可視像を消去可能なエネルギーを多重してドッ
ト形成を行なうので記録媒体の最高温度が各状態の下限
温度近傍になるように発熱抵抗体を駆動しても、マーク
ドット形成の場合には、十分な濃度のドットが、スペー
スドットの場合には2度消去する効果により、先にマー
クドットがあっても消去が完全に成される。
なる記録方式では1回の印加でも記録媒体の可視像を記
録あるいは消去することが可能なエネルギーを1ドット
形成周期内に2回記録媒体に印加するところに特徴があ
る。この実施例で用いた記録媒体の記録層は与えられる
熱エネルギにより白濁と透明の両状態に可逆的に変化す
るが、図1の下段に示すようにこの両状態を示す温度に
は幅がある。これらの温度領域に記録媒体の記録層の温
度の最高温度が達すれば白濁化あるいは透明化がなされ
る。各状態の下限温度近傍に記録媒体の最高温度がなる
ようにサーマルヘッドの発熱抵抗体の発熱温度を制御す
るようにすれば、発熱抵抗体に当接する記録媒体の記録
層表面への熱による影響が低減され、記録媒体の繰り返
し使用寿命を延ばすことができる。しかし、発熱抵抗体
温度を正確に制御することは難しく、一般に温度ばらつ
きを生じる。また、白濁状態と透明状態は2値的に変化
するのではなく図2に示すように遷移領域がある。この
領域は白濁状態と透明状態が混在する領域でドットの濃
度が変化しやすい。従って、例えば記録エネルギーを多
重せずに1つの通電パルスに応じてマークドットを形成
する従来の記録方式にしたがって記録媒体の最高温度が
各状態の下限温度近傍になるように発熱抵抗体を駆動す
ると、形成されるマークドットの濃度が一定せず、場合
によっては極めて濃度の低いマークドットが形成されて
しまう。上述の実施例で説明したようにこの発明になる
記録方式では記録媒体に可視像を記録可能なエネルギー
あるいは可視像を消去可能なエネルギーを多重してドッ
ト形成を行なうので記録媒体の最高温度が各状態の下限
温度近傍になるように発熱抵抗体を駆動しても、マーク
ドット形成の場合には、十分な濃度のドットが、スペー
スドットの場合には2度消去する効果により、先にマー
クドットがあっても消去が完全に成される。
【0012】さらに本発明者らは白濁化温度と白濁画像
の繰返し使用寿命の関係について調べ、図3に示す知見
を得た。初期状態として透明化した記録媒体を温度一定
とした収束40mm/sで回動するヒートローラで加温
して画像濃度を測定し、これを繰返して繰返し回数に対
する画像濃度の変化を測定した。ヒートローラ温度とし
ては図2に示す白濁飽和濃度領域にあるTw1,Tw2およ
びTw3を用いた。図3から明らかなように白濁化温度が
高くなるに従い、繰返し回数の増加にともない白濁濃度
の変化は大きくなった。したがって、必要な濃度を得る
最小限のエネルギーで記録することが望ましい。
の繰返し使用寿命の関係について調べ、図3に示す知見
を得た。初期状態として透明化した記録媒体を温度一定
とした収束40mm/sで回動するヒートローラで加温
して画像濃度を測定し、これを繰返して繰返し回数に対
する画像濃度の変化を測定した。ヒートローラ温度とし
ては図2に示す白濁飽和濃度領域にあるTw1,Tw2およ
びTw3を用いた。図3から明らかなように白濁化温度が
高くなるに従い、繰返し回数の増加にともない白濁濃度
の変化は大きくなった。したがって、必要な濃度を得る
最小限のエネルギーで記録することが望ましい。
【0013】サーマルヘッドを用いて記録媒体を加熱し
て可視像の記録、消去を行う場合にはヒートローラと比
較して、記録媒体媒体への熱印加時間は数ms以下と極
めて短く、かつこのような短時間に記録媒体の記録層を
同じ温度にまで昇温しなければならないので記録媒体表
面に当接するサーマルヘッドの発熱抵抗体の温度は数百
度にもなる。このように極めて短時間高温の熱源が接触
した場合、図4に模式的に示すように記録媒体の厚み方
向に向かって、熱源(発熱抵抗体)の接する側に近いほ
ど高温で、かつ温度勾配は急であり、遠ざかるほど温度
は低く、かつ温度勾配が緩やかになることが知られてい
る。したがって、記録層内には温度差を生じるため、発
熱抵抗体からの熱供給が終了した後、記録層全体の温度
は常温に戻るが記録各部分の到達温度は異なる。白濁記
録を行う場合、図2に示したように記録層各部分の温度
を白濁下限温度以上にすればよいが、先に説明した記録
層内の温度勾配のために記録層各部の白濁化温度は異な
っている。白濁化温度が高すぎると図3に示したように
繰り返し寿命が短くなる。一方、記録層内の白濁化領域
の厚みが薄いと十分な白濁濃度が得られない。したがっ
て、できるだけ白濁化温度は低く、かつ記録層内の温度
勾配を緩やかにすることが望ましい。
て可視像の記録、消去を行う場合にはヒートローラと比
較して、記録媒体媒体への熱印加時間は数ms以下と極
めて短く、かつこのような短時間に記録媒体の記録層を
同じ温度にまで昇温しなければならないので記録媒体表
面に当接するサーマルヘッドの発熱抵抗体の温度は数百
度にもなる。このように極めて短時間高温の熱源が接触
した場合、図4に模式的に示すように記録媒体の厚み方
向に向かって、熱源(発熱抵抗体)の接する側に近いほ
ど高温で、かつ温度勾配は急であり、遠ざかるほど温度
は低く、かつ温度勾配が緩やかになることが知られてい
る。したがって、記録層内には温度差を生じるため、発
熱抵抗体からの熱供給が終了した後、記録層全体の温度
は常温に戻るが記録各部分の到達温度は異なる。白濁記
録を行う場合、図2に示したように記録層各部分の温度
を白濁下限温度以上にすればよいが、先に説明した記録
層内の温度勾配のために記録層各部の白濁化温度は異な
っている。白濁化温度が高すぎると図3に示したように
繰り返し寿命が短くなる。一方、記録層内の白濁化領域
の厚みが薄いと十分な白濁濃度が得られない。したがっ
て、できるだけ白濁化温度は低く、かつ記録層内の温度
勾配を緩やかにすることが望ましい。
【0014】この発明の記録方式は先に説明したように
記録媒体に熱を多重して印加するので印加する熱の温度
は従来の多重しない記録方式と比べて低くても十分であ
り、繰返し寿命に対しても有利である。
記録媒体に熱を多重して印加するので印加する熱の温度
は従来の多重しない記録方式と比べて低くても十分であ
り、繰返し寿命に対しても有利である。
【0015】次にこの発明になる記録方式を用いて図6
に示した可逆的な状態変化を示す記録媒体にオーバーラ
イト記録する例を示す。図5を用いてこの実施例におけ
るオーバーライト記録の動作について、“I”の文字の
上に“L”の文字をオーバーライトする例を示して説明
する。この記録における特徴は、画像を形成するマーク
ドットにたいしてだけでなく、画像を形成しないスペー
スドットにたいしても通電を行う点にある。最初に図5
(a)のようにリライタブル記録媒体の上に“I”の文
字が記録されている。その上に“L”の文字をオーバー
ライト記録する場合、図5(b)の過程を経る。リライ
タブル記録媒体1にサーマルヘッド(図示せず)の発熱
抵抗体列2が接触しており、発熱抵抗体の並びは記録方
向と垂直になるように配置されている。発熱抵抗体は記
録媒体の幅を記録するのに十分な数が設けられている。
3はすでに記録されている画像“I”の一部分、4は新
しい画像“L”の一部分である。5は消去されたが増
“I”の一部分、6は再記録されたドット部分である。
リライタブル記録媒体に記録する場合は、既画像に関係
なく注目画素:マークドットに対応した発熱抵抗体を、
記録媒体が白濁温度域に昇温する温度に上昇させれば良
い。消去する場合も既画像に関係なく、注目画素:スペ
ースドットに対応する発熱抵抗体を、記録媒体が透明温
度域に昇温する温度に上昇させれば良い。このように、
仮定されたサーマルヘッドの発熱抵抗体列2下をリライ
タブル記録媒体1を矢印方向に搬送しながら、発熱抵抗
体をこの発明になる記録方式で選択的に発熱させること
により、新しい画像4を記録すると同時に古い画像3を
消去する、いわゆるオーバーライト記録が実現された。
ここで使用したリライタブル記録媒体の記録層は約60
℃〜90℃で透明化し、約95℃以上で白濁が飽和す
る。加熱温度の上限は記録層上に設けられた保護層ある
いは記録層の耐熱性によって決まる。この記録媒体では
約150℃である。この発明の記録装置は記録媒体に可
視像記録と可視像消去を独立に行う場合にも適用できる
のは勿論である。
に示した可逆的な状態変化を示す記録媒体にオーバーラ
イト記録する例を示す。図5を用いてこの実施例におけ
るオーバーライト記録の動作について、“I”の文字の
上に“L”の文字をオーバーライトする例を示して説明
する。この記録における特徴は、画像を形成するマーク
ドットにたいしてだけでなく、画像を形成しないスペー
スドットにたいしても通電を行う点にある。最初に図5
(a)のようにリライタブル記録媒体の上に“I”の文
字が記録されている。その上に“L”の文字をオーバー
ライト記録する場合、図5(b)の過程を経る。リライ
タブル記録媒体1にサーマルヘッド(図示せず)の発熱
抵抗体列2が接触しており、発熱抵抗体の並びは記録方
向と垂直になるように配置されている。発熱抵抗体は記
録媒体の幅を記録するのに十分な数が設けられている。
3はすでに記録されている画像“I”の一部分、4は新
しい画像“L”の一部分である。5は消去されたが増
“I”の一部分、6は再記録されたドット部分である。
リライタブル記録媒体に記録する場合は、既画像に関係
なく注目画素:マークドットに対応した発熱抵抗体を、
記録媒体が白濁温度域に昇温する温度に上昇させれば良
い。消去する場合も既画像に関係なく、注目画素:スペ
ースドットに対応する発熱抵抗体を、記録媒体が透明温
度域に昇温する温度に上昇させれば良い。このように、
仮定されたサーマルヘッドの発熱抵抗体列2下をリライ
タブル記録媒体1を矢印方向に搬送しながら、発熱抵抗
体をこの発明になる記録方式で選択的に発熱させること
により、新しい画像4を記録すると同時に古い画像3を
消去する、いわゆるオーバーライト記録が実現された。
ここで使用したリライタブル記録媒体の記録層は約60
℃〜90℃で透明化し、約95℃以上で白濁が飽和す
る。加熱温度の上限は記録層上に設けられた保護層ある
いは記録層の耐熱性によって決まる。この記録媒体では
約150℃である。この発明の記録装置は記録媒体に可
視像記録と可視像消去を独立に行う場合にも適用できる
のは勿論である。
【0016】以上の実施例では記録層の白濁状態を記録
画像としたが、白濁状態を下地色として透明状態を記録
画像としても良い。また、この発明を適用できる記録材
料としては実施例の材料に限定されず、熱エネルギーの
制御のみで可逆的な色調変化を示すロイコ染料を発色源
とした記録材料にも適用できる。
画像としたが、白濁状態を下地色として透明状態を記録
画像としても良い。また、この発明を適用できる記録材
料としては実施例の材料に限定されず、熱エネルギーの
制御のみで可逆的な色調変化を示すロイコ染料を発色源
とした記録材料にも適用できる。
【0017】また、記録手段としてサーマルヘッド記録
手段を用いた例について説明したが、この他にレーザー
記録手段など記録媒体に光熱変換により熱を与えること
の可能な記録手段を用いることができるのは勿論であ
る。
手段を用いた例について説明したが、この他にレーザー
記録手段など記録媒体に光熱変換により熱を与えること
の可能な記録手段を用いることができるのは勿論であ
る。
【0018】この発明によれば可視像の記録、消去を安
定に、確実に行うことができる。また、既に形成された
画像を事前に消去することなく、画像書き換えが可能と
なった。また、画像パターンの如何あるいはパターン位
置に関わらず画像書き換えが可能となった。さらに装置
の小型化、簡素化が可能となった。記録媒体の任意の部
分に画素単位での記録、消去が可能となった。また、記
録媒体の省資源化、プリントコストの低減が可能となっ
た。
定に、確実に行うことができる。また、既に形成された
画像を事前に消去することなく、画像書き換えが可能と
なった。また、画像パターンの如何あるいはパターン位
置に関わらず画像書き換えが可能となった。さらに装置
の小型化、簡素化が可能となった。記録媒体の任意の部
分に画素単位での記録、消去が可能となった。また、記
録媒体の省資源化、プリントコストの低減が可能となっ
た。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の記録装置
によれば可視像の記録、消去を安定に、確実に行うこと
ができる。
によれば可視像の記録、消去を安定に、確実に行うこと
ができる。
【図1】本発明の一実施例である記録装置のサーマルヘ
ッドに供給される通電パルス、通電された発熱抵抗体の
温度変化および熱を付与された記録媒体の温度変化を示
す図である。
ッドに供給される通電パルス、通電された発熱抵抗体の
温度変化および熱を付与された記録媒体の温度変化を示
す図である。
【図2】白濁状態と透明状態の両状態の遷移温度域を説
明するための図である。
明するための図である。
【図3】白濁状態の繰返しにおける白濁濃度の変化を示
す図である。
す図である。
【図4】サーマルヘッドで熱印加した時の記録媒体の厚
み方向の熱分布を模式的に示す図である。
み方向の熱分布を模式的に示す図である。
【図5】本発明の記録方式によりオーバーライト記録を
する様子を示す図である。
する様子を示す図である。
1 記録媒体、 2 発熱抵抗体列、 3 記録されている画像の一部分、 4 新しい画
像の一部分、 5 消去された画像の一部分、 6 再記録された
ドット部分
像の一部分、 5 消去された画像の一部分、 6 再記録された
ドット部分
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 可視像を記録する記録エネルギが付与さ
れることにより可視像が記録され可視像を消去する消去
エネルギが付与されることにより前記可視像が消去され
る記録媒体に前記可視像を記録する前記記録エネルギを
付与して前記可視像を記録する記録手段と、前記記録媒
体に記録される前記可視像を消去する際には前記可視像
の記録単位内で前記消去エネルギを複数回付与して前記
可視像を消去する消去手段とを具備したことを特徴とす
る記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3161365A JPH058536A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3161365A JPH058536A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH058536A true JPH058536A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15733706
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3161365A Pending JPH058536A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH058536A (ja) |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP3161365A patent/JPH058536A/ja active Pending
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