JPH0585414A - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

自動車の前部車体構造

Info

Publication number
JPH0585414A
JPH0585414A JP25203991A JP25203991A JPH0585414A JP H0585414 A JPH0585414 A JP H0585414A JP 25203991 A JP25203991 A JP 25203991A JP 25203991 A JP25203991 A JP 25203991A JP H0585414 A JPH0585414 A JP H0585414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wheel
vehicle
wheel
collision
tie rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25203991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3140506B2 (ja
Inventor
Masanobu Fukushima
正信 福島
Yoshikazu Ide
芳和 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP03252039A priority Critical patent/JP3140506B2/ja
Publication of JPH0585414A publication Critical patent/JPH0585414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140506B2 publication Critical patent/JP3140506B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の前部車体構造において、前輪部分よ
り後方の領域の車体前後長を長くすることなく該後方領
域のクラッシュストロークを増大させる。 【構成】 車室より前方のフロントボディ26に、前面
からの衝突時該フロントボディ26のつぶれ変形により
前輪10を左右に回動させる前輪回動手段を設ける。該
前輪回動手段は、例えばフロントボディ26のつぶれに
より後退してタイロッド20を折り曲げて前輪10を回
動させるタイロッド折曲部材30により構成される。前
輪10を回動させることにより、前輪10が後退した場
合例えばサイドシル22に当らなくなり、あるいは当る
までの距離が大きくなり、クラッシュストロークが増大
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突時に、車室
より前方に位置するフロントボディがつぶれ変形し、該
フロントボディのつぶれ変形により前輪が該前輪の後方
に位置する前輪後方部材に当る自動車の前部車体構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般の車両においては、前面からの衝突
時に車室より前方に位置するフロントボディがつぶれ、
該フロントボディのつぶれによって衝突時の衝撃エネル
ギを吸収し、車室の変形を防止するように構成されてい
る。
【0003】上記フロントボディのつぶれは、一般に、
まず前輪と該前輪のサスペンションの車体側取付部とを
含む前輪部分より車体前方の領域がつぶれ、そのつぶれ
によって十分に衝撃エネルギを吸収することができない
ときは、上記前輪部分は高剛性であるのでつぶれず、前
輪が該前輪の後方に位置するサイドシル等の前輪後方部
材に当るまで前輪部分より車体後方の領域がつぶれ、そ
のつぶれによっても未だ十分に衝撃エネルギが吸収され
ない場合は、前輪が突っ張り部材となって該前輪により
前輪後方部材が後方に変位もしくは変形せしめられて車
室の変形が生じる。
【0004】ところで、例えばフロントボディ部分の車
体前後長が短いショートノーズ車両の場合は、上記前輪
部分の前方領域および後方領域が短く、それらの領域に
おける車体前後方向のつぶれしろつまりクラッシュスト
ローク(通常クラッシュストロークが大きい程衝撃エネ
ルギ吸収能が大きい)を十分に確保することが困難であ
る。
【0005】そこで、例えば前輪部分の後方領域の車体
前後長を長くすることなく該後方領域のクラッシュスト
ロークを大きくすることができれば、上記ショートノー
ズ化を達成しつつ衝突時の安全性を向上させることがで
き、またショートノーズ車以外の場合においてもよりク
ラッシュストロークを増大させて安全性をさらに向上さ
せることができる。
【0006】本発明の目的は、上記事情に鑑み、フロン
トボディにおける前輪部分の後方領域の車体前後長を長
くすることなく該後方領域のクラッシュストロークを増
大させることのできる自動車の前部車体構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車の前
部車体構造は、上記目的を達成するため、車両の衝突時
に、車室より車体前方に位置するフロントボディがつぶ
れ変形し、該フロントボディのつぶれ変形により前輪が
該前輪の後方に位置する前輪後方部材に当る自動車の前
部車体構造であって、上記フロントボディに、車両の衝
突時該フロントボディのつぶれ変形により上記前輪を左
右に回動させる前輪回動手段が設けられていることを特
徴とする。
【0008】上記前輪回動手段は、上記フロントボディ
に設けられ、該フロントボディの衝突時のつぶれ変形に
より上記前輪のタイロッドに当り、該タイロッドを折り
曲げ変形させて該前輪を左右に回動させるタイロッド折
曲部材により構成することができる。
【0009】また、上記前輪回動手段は、上記前輪後方
部材がサイドシルである場合、該サイドシルの前端部に
形成され、衝突時の上記フロントボディのつぶれ変形に
より後退する上記前輪に当って該前輪を左右に回動させ
るように案内する傾斜面により構成することができる。
【0010】また、上記前輪回動手段は、衝突時のフロ
ントボディのつぶれ変形により変位変形して上記前輪を
支持するサスペンションアームを移動させ、該サスペン
ションアームの移動により上記前輪を左右に回動させる
サスペンションアーム移動部材により構成することがで
きる。
【0011】
【作用】本発明に係る自動車の前部車体構造は、上記の
如く、フロントボディに該フロントボディのつぶれ変形
により前輪を左右に回動させる前輪回動手段が設けられ
ているので、車両の衝突時該前輪回動手段によって前輪
が左右いずれかの方向(転舵方向)に回動せしめられ
る。
【0012】前述の様に、車両衝突時前輪が後退し突っ
張り部材となって前輪後方部材を後方に変位変形させ始
めるまでの前輪後退距離が、前輪部分の後方領域のクラ
ッシュストロークである。しかるに、上記の様に前輪を
回動させると、前輪の後端が前輪後方部材の前方位置か
らはずれ、即ち前輪が前輪後方部材に対して突っ張り部
材となる位置から退避し、その結果前輪が後退しても前
輪後方部材に当らずあるいは当ったとしても前輪後方部
材に対して車体後方に向けて変位変形させる様な態様で
は当らず、あるいは回動しても依然として前輪の後端が
前輪後方部材の前方位置からはずれず、即ち前輪が前輪
後方部材に対して依然として突っ張り部材となる位置に
ある場合においても、前輪の回動によって例えば前輪が
直進状態にある場合に比して前輪後方部材に当り該部材
を後方に向けて変位変形させ始めるまでの前輪後退距離
が長くなる。
【0013】つまり、上記の様に衝突時前輪を回動させ
ることにより、前輪が後退して車輪後方部材を後方に向
けて変位変形させるようになるまでの後退距離即ち前輪
部分の後方領域のクラッシュストロークを、該後方領域
を長くすることなく大きくすることができ、前面からの
衝突時の衝撃吸収性の向上が図られる。
【0014】上記前輪回動手段が上記タイロッド折曲部
材である場合は、衝突時該部材によってタイロッドが折
り曲げられ、それによってタイロッドの車輪支持部材側
連結点が車幅方向内側に引張られて移動して前輪が回動
し、前輪が突っ張り部材となる位置から退避しあるいは
前輪が前輪後方部材に当るまでの前輪後退距離が長くな
る。
【0015】上記前輪後方部材がサイドシルであり、前
輪回動手段が該サイドシルの前端に形成された上記前輪
案内用傾斜面である場合は、衝突時前輪が後退すると該
前輪の後端が上記傾斜面に当り、該傾斜面に案内されて
前輪が回動し、前輪は突っ張り部材となる位置から退避
する。
【0016】上記前輪回動手段が上記サスペンションア
ーム移動部材である場合は、衝突時該移動部材がサスペ
ンションアームを移動させ、それによってサスペンショ
ンアームごと前輪が回動し、前輪が突っ張り部材となる
位置から退避しあるいは前輪が前輪後方部材に当るまで
の前輪後退距離が長くなる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1〜図4は本発明の第1実施
例を示す図であり、図1は底面図、図2は正面図、図3
は側面図、図4は斜視図である。なお、図示の構造は車
室より前のフロントボディのうち右前輪側の構造である
が、図示しない左前輪側もこの右前輪側と同様の構造と
なっている。
【0018】図示の前部車体構造(フロントボディ構
造)においては、最前部にバンパ2が配設され、該バン
パ2の後ろには車体前後方向に延びるフロントフレーム
4が設けられ、左右のフロントフレーム4(左フロント
フレームは図示せず)の先端部は車幅方向に延びるクロ
スメンバ6によって連結されている。
【0019】上記フロントフレーム4にはホイールエプ
ロン8が接合されている。該ホイールエプロン8には、
ホイールハウス部8aとサスペンションタワー部8bと
が形成され、かつ上端部には車体前後方向に延びるホイ
ールエプロンレインフォースメント8cが設けられてい
る。
【0020】上記ホイールハウス部8aには前輪10が
配設され、該前輪10は車軸12aを備えた車輪支持部
材12に回転可能に支持され、該車輪支持部材12はダ
ブルウィッシュボーン形式のサスペンションロアアーム
14の一端にボールジョイントで回動可能に連結され、
該サスペンションロアアーム14の他端は、車幅方向に
延びて左右のフロントフレーム4に接合されたサスペン
ションクロスメンバ16に連結されている。また、上記
車軸12よりも車体前方位置において前輪10を転舵す
るためのステアリングラック18が配設され、該ステア
リングラック18は、車輪支持部材12に連結されたタ
イロッド20を備え、ハンドル操舵に応じてタイロッド
20を図中左右方向に移動させて車輪支持部材12を回
動させて前輪10を転舵させる、つまり左右方向に回動
させる。
【0021】また、上記フロントフレーム4の車幅方向
外側には車体前後方向に延びるサイドシル22が設けら
れ、ホイールハウス部8aの後端部分でトルクボックス
24によりサイドシル22とフロントフレーム4とが連
結され、かつサイドシル22はその前端部が前輪10の
後方に位置し、前輪後方部材となっている。
【0022】上記の如く構成されたフロントボディ26
には、車両の前面からの衝突時該フロントボディ26の
後方へのつぶれ変形により前輪10を左右方向につまり
転舵方向に回動させる前輪回動手段としてのタイロッド
折曲部材30が設けられている。
【0023】該タイロッド折曲部材30は、タイロッド
20の車体前方位置においてタイロッド20と同一高さ
でホイールエプロン8の下面に固設されている。該タイ
ロッド折曲部材30は車体前後方向に細長く形成されて
車体前後方向の荷重に対しては高剛性とされ、かつその
車体後方端は半円形もしくは山形等に形成され、以下に
述べる様にタイロッド折曲部材30がタイロッド20に
当って押したときにタイロッド20の一点に荷重を効率
的に作用させてタイロッド20を折り易くした構成とさ
れている。
【0024】上記構造においては、車両衝突時フロント
ボディ26の前輪部分(前輪10および前輪10のサス
ペンションアーム14部分とくにフロントフレーム4の
サスペンションアーム14取付範囲部分)より前方の領
域がつぶれ、それによってタイロッド折曲部材30が図
1中2点鎖線で示す様に後退し、その後退したタイロッ
ド折曲部材30によってタイロッド20が2点鎖線で示
す様に折り曲げられ、該タイロッド20の折り曲げによ
ってタイロッド20の車輪支持部材12への連結点20
aが車幅方向内側に移動し(20a′)、それによって
車輪支持部材12と共に前輪10が2点鎖線で示す様に
前輪後端が車幅方向外側に向けて回動する。
【0025】前輪10は、図1中に実線で示す様に、直
進状態にあるときは前輪後方部材であるサイドシル22
の前方に位置し、従って車両衝突時には前輪10が後退
してサイドシル22の前端に当り、それでも未だ衝撃エ
ネルギが吸収されないときはさらに前輪10が後退して
サイドシル22が後方に変位変形し、車室の変形が生じ
る。つまり、前輪は直進状態にあるときは前述の突っ張
り部材位置にある。
【0026】しかるに、前輪10が図示の様に回動する
と、該前輪10の後端はサイドシル22の前方位置から
はずれ、即ち前輪10はサイドシル22に対して突っ張
り部材となる位置から退避し、よって前輪10が後退し
ても該前輪10はサイドシル22に当らずもしくは当っ
てもサイドシル22を車体後方に向けて変位変形させる
ことはなく、よって前輪10の回動により、前輪が直進
状態にある場合に比して、サイドシル22に当り該サイ
ドシル22を後方に向けて変位変形させ始めるまでの前
輪後退距離すなわち前輪部分より後方領域のクラッシュ
ストローク(直進状態の場合のクラッシュストロークは
図中Sで示されている)が長くなる。
【0027】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例は、上記前輪回動手段が前輪後方部材で
あるサイドシル22の前端部に形成された傾斜面により
構成されてなるものであり、以下第1態様と第2態様と
を説明する。
【0028】図5,6,9は第1態様を示し、図5は衝
突前を示す底面図、図6は衝突後を示す底面図、図9は
傾斜面を詳細に示す斜視図である。図示の様に、この第
1態様においては、前輪後方部材であるサイドシル22
の前端部に前輪回動手段である傾斜面34が形成されて
いる。該傾斜面34は、車体後方に向けて車幅方向外側
に傾斜しており、衝突時のフロントボディ26のつぶれ
変形により前輪10が後退した場合、図6に示す様に該
前輪10に当って該前輪10をその後端が車幅方向外側
に向けて回動させるように案内する。なお、この傾斜面
34は、サイドシル22を構成するインナパネル36と
アウタパネル38とのうちアウタパネル38の前端部を
傾斜させて形成されている。
【0029】上記第1態様においては、上述の様に衝突
時前輪10が後退した場合該前輪10はサイドシル前端
部の傾斜面34に当り、該傾斜面34により案内されて
前輪10は回動し、それによって前輪10はサイドシル
22に対する突っ張り部材となる位置から退避し、よっ
て上記第1実施例の場合と同様に前輪10が回動前の直
進状態にある場合に比して前輪部分の後方領域のクラッ
シュストロークが長くなる。
【0030】図7,8,10は第2態様を示し、図7は
衝突前を示す底面図、図8は衝突後を示す底面図、図9
は傾斜面を詳細に示す斜視図である。図示の様に、この
第2態様においては、サイドシル22の前端部のインナ
パネル36とアウタパネル38との間に補強部材40を
設け、該補強部材40の前面を図示の様に車体後方に向
けて車幅方向外側に傾斜する傾斜面34とし、かつアウ
タパネル38の上記傾斜面34の外側に位置する部分に
は該部分をつぶれ易くするためのビード42が形成され
ている。
【0031】上記第2態様においては、衝突時前輪10
が後退した場合該前輪10はサイドシルのアウタパネル
38の前端部に当り、該前端部は図8に示すようにビー
ド42により容易につぶれ、その結果前輪10は傾斜面
34により案内されて回動し、それによって前輪10は
サイドシル22に対する突っ張り部材となる位置から退
避し、よって上記第1実施例の場合と同様に前輪10が
回動前の直進状態にある場合に比して前輪部分の後方領
域のクラッシュストロークが長くなる。
【0032】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図11,12は第3実施例の底面図であり、図11
は衝突前を、図12は衝突後を示す。この第3実施例
は、前輪回動手段がサスペンションアーム移動部材によ
り構成されてなるものである。
【0033】この実施例におけるサスペンションアーム
移動部材は車体前方のサスペンションクロスメンバ16
から成り、該サスペンションクロスメンバ16によって
サスペンションロアアーム14の車体側取付点のうち車
体前方の取付点14aを動かしてサスペンションアーム
14を移動させるように構成されている。
【0034】即ち、車体前方のサスペンションクロスメ
ンバ16を車体前方に向けて山形に形成し、山形の頂部
および山形の2辺の基部(サスペンションアームの取付
点部分)にそれぞれビード44,46を形成して折れ易
くすることによってサスペンションアーム移動部材とし
て構成し、車両の前面からの衝突時には、図12に示す
様に、上記車体前方のサスペンションクロスメンバ16
が該メンバ16より前方部分のつぶれによって後方に押
されて左右に拡がり、それによってサスペンションアー
ム14の車体前方に位置する車体側取付点14aが車幅
方向外側に移動し、その移動により図示の様にサスペン
ションアーム14が回動して前輪10もその後端が車幅
方向内側に向けて回動する。
【0035】上記の如く前輪の後端部が車幅方向内側に
向けて回動する場合は、その前輪後端部の後方には例え
ばトルクボックス24が位置し、該トルクボックス24
もサイドシル22と同様に前輪後方部材であり、従って
前輪10は回動しても前輪後方部材の前に位置し依然と
して突っ張り部材位置にある。
【0036】しかしながら、その様な方向の回動であっ
ても、回動することによって直進状態にあるときよりは
サイドシル22やトルクボックス24等の前輪後方部材
に当り該前輪後方部材を後方に変位変形させ始めるまで
の前輪後退距離が長くなり、その分前輪部分より後方領
域のクラッシュストロークを長くすることができる。
【0037】本発明に係る前輪回動手段は上記タイロッ
ド折曲部材、傾斜面、サスペンションアーム移動部材限
らず、さらに他の形態のものを用いることができる。ま
た、タイロッド折曲部材、傾斜面、サスペンションアー
ム移動部材もそれぞれ上記図1〜図12に示すものに限
らず、他の形態のものを使用することができる。さら
に、タイロッド折曲部材および傾斜面の場合後輪の後端
が車幅方向内側に向けて回動するように構成しても良
く、その場合は第3実施例と同様の効果が奏され、サス
ペンションアーム移動部材の場合前輪の後端が車幅方向
外側に向けて回動するように構成しても良く、その場合
は第1,2実施例と同様の効果が奏される。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る自動車の前部車体構造は、
上記の如く、フロントボディに該フロントボディのつぶ
れ変形により前輪を左右に回動させる前輪回動手段が設
けられているので、車両の前面からの衝突時該前輪回動
手段によって前輪が左右いずれかの方向に回動せしめら
れ、それによって前輪が前輪後方部材に対して突っ張り
部材となる位置から退避し、あるいは前輪が回動する前
の状態例えば直進状態になる場合に比して前輪後方部材
に当り該部材を後方に向けて変位変形させ始めるまでの
前輪後退距離が長くなり、前輪部分の後方領域のクラッ
シュストロークを、該後方領域を長くすることなく大き
くすることができ、衝突時の衝撃吸収性の向上が図られ
る。
【0039】上記前輪回動手段が上記タイロッド折曲部
材である場合は、その様な簡単な部材を1つ設けるのみ
で上記効果を実現できる。
【0040】上記前輪後方部材がサイドシルであり、前
輪回動手段が該サイドシルの前端に形成された上記前輪
案内用傾斜面である場合は、特に別個の部材を設けるこ
となく上記効果を実現でき、フロントボディの構造変更
が少なくて済む。
【0041】上記前輪回動手段が上記サスペンションア
ーム移動部材である場合は、サスペンションアームごと
車輪を回動させるので、確実な車輪の回動を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す底面図
【図2】第1実施例を示す正面図
【図3】第1実施例を示す側面図
【図4】第1実施例を示す斜視図
【図5】第2実施例の第1態様の衝突前を示す底面図
【図6】第2実施例の第1態様の衝突後を示す底面図
【図7】第2実施例の第2態様の衝突前を示す底面図
【図8】第2実施例の第2態様の衝突後を示す底面図
【図9】第2実施例の第1態様の傾斜面を示す分解斜視
【図10】第2実施例の第2態様の傾斜面を示す分解斜
視図
【図11】第3実施例の衝突前を示す底面図
【図12】第3実施例の衝突後を示す底面図
【符号の説明】
10 前輪 14 サスペンションアーム 16 サスペンションクロスメンバ(サスペンションア
ーム移動部材) 20 タイロッド 22 サイドシル 26 フロントボディ 30 タイロッド折曲部材 34 傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の衝突時に、車室より車体前方に位
    置するフロントボディがつぶれ変形し、該フロントボデ
    ィのつぶれ変形により前輪が該前輪の後方に位置する前
    輪後方部材に当る自動車の前部車体構造であって、 上記フロントボディに、車両の衝突時該フロントボディ
    のつぶれ変形により上記前輪を左右に回動させる前輪回
    動手段が設けられていることを特徴とする自動車の前部
    車体構造。
  2. 【請求項2】 上記前輪回動手段が、上記フロントボデ
    ィに設けられ、該フロントボディの衝突時のつぶれ変形
    により上記前輪のタイロッドに当り、該タイロッドを折
    り曲げ変形させて該前輪を左右に回動させるタイロッド
    折曲部材から成ることを特徴とする請求項1記載の自動
    車の前部車体構造。
  3. 【請求項3】 上記車輪後方部材がサイドシルであり、
    上記前輪回動手段が、上記サイドシルの前端部に形成さ
    れ、衝突時の上記フロントボディのつぶれ変形により後
    退する上記前輪に当って該前輪を左右に回動させるよう
    に案内する傾斜面から成ることを特徴とする請求項1記
    載の自動車の前部車体構造。
  4. 【請求項4】 上記前輪回動手段が、衝突時のフロント
    ボディのつぶれ変形により変位変形して上記前輪を支持
    するサスペンションアームを移動させ、該サスペンショ
    ンアームの移動により上記前輪を左右に回動させるサス
    ペンションアーム移動部材から成ることを特徴とする請
    求項1記載の自動車の前部車体構造。
JP03252039A 1991-09-30 1991-09-30 自動車の前部車体構造 Expired - Fee Related JP3140506B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03252039A JP3140506B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車の前部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03252039A JP3140506B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車の前部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0585414A true JPH0585414A (ja) 1993-04-06
JP3140506B2 JP3140506B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=17231727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03252039A Expired - Fee Related JP3140506B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 自動車の前部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3140506B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0921051A2 (en) 1997-11-30 1999-06-09 Isuzu Motors Limited Front portion structure of vehicle frame
JP2002120752A (ja) * 2000-10-19 2002-04-23 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JP2002127936A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体前部構造
WO2002094618A1 (de) * 2001-05-21 2002-11-28 Steyr-Daimler-Puch Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg Verfahren zur schadensbegrenzung bei teilüberdeckter frontalkollision und kraftfahrzeug mit einer dazu dienenden vorrichtung
JP2006298163A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のフロントサイドフレーム
JP2007537926A (ja) * 2004-05-17 2007-12-27 マグナ・シユタイル・フアールツオイクテヒニク・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト 一部重なる正面衝突の際における自動車用偏向装置
JP2009096288A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Mazda Motor Corp 車両の車体前部構造
JP2009113541A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Toyota Motor Corp 車体構造
DE102013203504A1 (de) 2012-03-27 2013-10-02 Fuji Jukogyo K.K. Frontkarosserieaufbau eines Fahrzeugs
JP2015116926A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 富士重工業株式会社 車両の車体構造及び車体の製造方法
KR20150072340A (ko) * 2013-12-19 2015-06-29 도요타 지도샤(주) 차량 전부 구조
JP2016022813A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 トヨタ自動車九州株式会社 車両前部構造
JP2016060401A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP2016147630A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
US9422006B2 (en) 2014-12-11 2016-08-23 Honda Motor Co., Ltd Frame structure for urging wheels to a desired position during crashes
US9517800B2 (en) 2014-09-19 2016-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle side section structure
JP2017019405A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 新日鐵住金株式会社 車輪連結構造及び自動車
JP2018024430A (ja) * 2017-10-19 2018-02-15 株式会社Subaru 車両の車体構造及び車体の製造方法
CN114347935A (zh) * 2020-10-14 2022-04-15 本特勒汽车有限公司 用于汽车的保险杠装置
JP2023089643A (ja) * 2021-12-16 2023-06-28 ダイハツ工業株式会社 車両構造
JP2024168598A (ja) * 2023-05-24 2024-12-05 豊田鉄工株式会社 車体の衝撃緩和構造

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0921051A2 (en) 1997-11-30 1999-06-09 Isuzu Motors Limited Front portion structure of vehicle frame
JP2002120752A (ja) * 2000-10-19 2002-04-23 Mazda Motor Corp 自動車の前部車体構造
JP2002127936A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Nissan Motor Co Ltd 自動車の車体前部構造
US7438151B2 (en) 2001-05-21 2008-10-21 Magna Steyr Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg Method for limiting damages in the event of a partially overlapping frontal collision, and motor vehicle comprising a corresponding device
WO2002094618A1 (de) * 2001-05-21 2002-11-28 Steyr-Daimler-Puch Fahrzeugtechnik Ag & Co Kg Verfahren zur schadensbegrenzung bei teilüberdeckter frontalkollision und kraftfahrzeug mit einer dazu dienenden vorrichtung
JP2007537926A (ja) * 2004-05-17 2007-12-27 マグナ・シユタイル・フアールツオイクテヒニク・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト 一部重なる正面衝突の際における自動車用偏向装置
JP2006298163A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Fuji Heavy Ind Ltd 車両のフロントサイドフレーム
JP2009096288A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Mazda Motor Corp 車両の車体前部構造
JP2009113541A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Toyota Motor Corp 車体構造
DE102013203504B4 (de) 2012-03-27 2024-11-07 Subaru Corporation Frontkarosserieaufbau eines Fahrzeugs
DE102013203504A1 (de) 2012-03-27 2013-10-02 Fuji Jukogyo K.K. Frontkarosserieaufbau eines Fahrzeugs
US8562021B1 (en) 2012-03-27 2013-10-22 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Front vehicle body structure
JP2015116926A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 富士重工業株式会社 車両の車体構造及び車体の製造方法
KR20150072340A (ko) * 2013-12-19 2015-06-29 도요타 지도샤(주) 차량 전부 구조
US9221497B2 (en) 2013-12-19 2015-12-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle front structure
JP2016022813A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 トヨタ自動車九州株式会社 車両前部構造
JP2016060401A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
US9517800B2 (en) 2014-09-19 2016-12-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle side section structure
US9422006B2 (en) 2014-12-11 2016-08-23 Honda Motor Co., Ltd Frame structure for urging wheels to a desired position during crashes
JP2016147630A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2017019405A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 新日鐵住金株式会社 車輪連結構造及び自動車
JP2018024430A (ja) * 2017-10-19 2018-02-15 株式会社Subaru 車両の車体構造及び車体の製造方法
CN114347935A (zh) * 2020-10-14 2022-04-15 本特勒汽车有限公司 用于汽车的保险杠装置
JP2023089643A (ja) * 2021-12-16 2023-06-28 ダイハツ工業株式会社 車両構造
JP2024168598A (ja) * 2023-05-24 2024-12-05 豊田鉄工株式会社 車体の衝撃緩和構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3140506B2 (ja) 2001-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3140506B2 (ja) 自動車の前部車体構造
US5782525A (en) Body structure for motor vehicle
JP6489185B1 (ja) 車両用サスペンション装置
JP2009255705A (ja) 自動車の前部構造
US3785671A (en) Safety bracket for a motor car
JP4793540B2 (ja) 自動車のステアリング装置
JPH09136651A (ja) ステアリングギヤボックスの取付構造
JP3182973B2 (ja) フロントボデーの構造
JP3222553B2 (ja) 側部車体構造
JP2004114813A (ja) サスペンション取付構造
JP3018682B2 (ja) 自動車車体の前部構造
JP2797791B2 (ja) 自動車車体の前部構造
JP4389539B2 (ja) カウル構造
JPH10316011A (ja) 車両のフレーム構造
JPH08310444A (ja) 車両の前部車体構造
US11814102B2 (en) Vehicle front structure
JP5399760B2 (ja) 車体前部構造
JPS63263177A (ja) 自動車の前部車体構造
JP3461211B2 (ja) 自動車のフレーム構造
JP3610938B2 (ja) 車体前部構造
JPS6036522Y2 (ja) 自動車の車体前部構造
CN218536842U (zh) 车辆底盘和包括该车辆底盘的车辆
CN218489613U (zh) 车辆底盘和车辆
JPH0640539Y2 (ja) 車両のステアリング支持構造
JP4403831B2 (ja) 車体前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071215

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees