JPH058555U - オーバヘツドプロジエクタ - Google Patents
オーバヘツドプロジエクタInfo
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- JPH058555U JPH058555U JP032992U JP3299292U JPH058555U JP H058555 U JPH058555 U JP H058555U JP 032992 U JP032992 U JP 032992U JP 3299292 U JP3299292 U JP 3299292U JP H058555 U JPH058555 U JP H058555U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案はスクリーンに歪みのない像を形成す
るオーバヘッドプロジェクタを提供する。 【構成】 映写方向においてプロジェクタの透明体用の
台の中心から映写レンズおよびその関連のミラーを偏ら
せることによって、かつ光を透明体を通し、かつ水平面
から上方の、像を映写する傾斜角度に等しい角度で映写
レンズに光を導くことによって、キーストン歪みを生じ
ることなく、前記水平面から上方の傾斜角度で垂直面に
透明体の均一に焦点の合った像を映写することができる
オーバヘッドプロジェクタが提供される。光は、映写レ
ンズの転置方向において2要素環状フレネル集光レンズ
の上方のレンズを偏らせることによって映写レンズへ導
かれる。
るオーバヘッドプロジェクタを提供する。 【構成】 映写方向においてプロジェクタの透明体用の
台の中心から映写レンズおよびその関連のミラーを偏ら
せることによって、かつ光を透明体を通し、かつ水平面
から上方の、像を映写する傾斜角度に等しい角度で映写
レンズに光を導くことによって、キーストン歪みを生じ
ることなく、前記水平面から上方の傾斜角度で垂直面に
透明体の均一に焦点の合った像を映写することができる
オーバヘッドプロジェクタが提供される。光は、映写レ
ンズの転置方向において2要素環状フレネル集光レンズ
の上方のレンズを偏らせることによって映写レンズへ導
かれる。
Description
【0001】
本考案はオーバヘッドプロジェクタ、より詳しくは垂直面即ちスクリーンに歪
みのない像を形成するオーバヘッドプロジェクタの改良装置に関する。
【0002】
従来のオーバヘッドプロジェクタは映写すべき透明体を支持する台と、該台の
下方に取り付けられ前記透明体を照射する光源装置と、前記台の上方に懸吊され
透明体の光線像を映写スクリーンに導く映写レンズとミラーとの組合せ体とを含
む。前記台と映写レンズとが平行の平面にあって、映写レンズ、台および光源の
中心が共通軸線上にあり、ミラーが台の平面に対して45度の角度に向けられて
いるとすれば、歪のない像が垂直スクリーン上に映写される。しかしながら、こ
れらの条件が満されても、映写像の少なくとも半分はミラーの高さより下方にあ
り、その結果観客の映像の見る位置はプロジェクタによって邪魔される。
観客にすっきりした映像を見せるには、一般にミラーは水平方向に対して45
度以上の角度まで傾斜させ映写像をプロジェクタの高さより上へ持ち上げる。映
写スクリーンが垂直のままであれば、水平面より上方への傾斜角でこのように像
を映写すれば像の倍率に違いができ像をその上部分が下部分より広い台形にして
しまう。映写像の形についてのこの倍率の歪みは一般に「キーストニング(Ke
ystoning)」と称されている。
【0003】
そのようなプロジェクタで一般的な第2の形式の歪みは映写像全体にわたり均
一な焦点が得られないことである。スクリーンの平面と、映写レンズと台の虚像
の平面とが平行あるいは共通の点に収束することを要するいわゆるシャイムプフ
ルーク(Sheimpflug)条件が満されないとこの形式の歪みが発生する
。
【0004】
プロジェクタを構成する要素の中のあるものを傾斜させることによりキースト
ーン歪みあるいは不均一な焦点による歪みをもたらすことなく像の斜め映写を行
いうるといわれている。1977年1月11日アンマ(Amma)に発行された
米国特許第4,002,408号は例えば、歪みのない斜め映写を達成しうると
いわれる2種類の方法を開示している。第1の方法は映写レンズとミラーとを台
の中心からスクリーンに向かって動かし、かつある角度で透明体を通して光線を
映写レンズとミラーへ投射するよう光源装置を傾けることを含む。第2の方法は
映写レンズと台とをミラーおよび光源装置に対して傾斜させることを要する。双
方の方法共プロジェクタに機械的複雑さをもたらし、かつ台を傾斜させるため像
が映写される際映写者に台上に透明体を位置させたり、透明体上に書込む上で困
難をもたらす。
【0005】
本考案によるオーバヘッドプロジェクタは単なる光学装置により、即ちプロジ
ェクタ装置の構成要素のいづれをも傾けることなくして、キーストン歪みをもた
らさずに水平面より上方の斜角で垂直面に均一に焦点の合った像を映写できる。
【0006】
前述のことは、映写レンズとその関連のミラーとをオーバヘッドプロジェクタ
の透明体用台の中心から映写方向にずらせ、かつ水平面より上方の映像が映写さ
れている斜角に等しい角度で光線を透明体を通して映写レンズに向けることによ
り達成される。2個の要素からなる環状のフレネル集光レンズ装置の上方のレン
ズを映写レンズのずれ方向にずらせることにより光線は映写レンズに向けられる
。
【0007】
従来のオーバヘッドプロジェクタ装置を明確に理解すれば本考案の基本原理が
認識されうる。添付図面の図1の(A) と図1の(B) とに示す典型的なオーバヘッ
ドプロジェクタ1においては、適当かつ従来の形式のランプ2が凹形のレフレク
タ4の上方に設けられ、一方環状のフレネルレンズあるいは環状のフレネルレン
ズ群の組合せでよい。集光レンズ装置6がランプ2の上方に取り付けられランプ
2とレフレクタ4により放射された光線が光源上に求心した集光レンズ装置6に
より集光され、装置6の上方で集光される。これら全ての要素は組合わされて数
字8で全体的に示す光源を構成する。
【0008】
集光レンズ装置6と平行かつその上方に透明体用の台10が取り付けられ、該
台の上に映写すべき透明体、即ちスライド(図示せず)が位置される。透明体即
ちスライドは以下単に「透明体」と言及し、オーバヘッドプロジェクタにおいて
映写するに適した写真あるいは透光性材料を意味するものとする。2個の凸レン
ズと1個の凹レンズとから構成されることの多い映写レンズ12は台10のさら
に上方で、かつ集光レンズ装置6の光軸に沿って取り付けられ、ミラー14が映
写レンズ12からの光線をさえぎり像を垂直スクリーン16上に映写するよう適
当に取り付けられている。
【0009】
図1の(A) に示す形態では、ミラー14は水平面に対して45度の角度に向け
られ、そのため映写像20の光軸18は台10やスクリーン16に対して垂直で
ある。これは、台10aの虚像の平面とスクリーン16の平面とが平行であるこ
とを意味する。台10aの虚像とスクリーン16の平面が平行であるので、像2
0の倍率上の歪みは発生しない。また、台10aと映写レンズ12aの虚像の平
面とスクリーン16の平面とが平行なので、シャイムプフルーク(Scheim
pflug)条件が満され像20全体にわたり均一な焦点が得られる。シャイム
プフルーク条件は像20の焦点が均一となるには、台10aと映写レンズ12a
の虚像の平面とスクリーン16の平面とが平行か、あるいは共通点に向かって収
束していることを要する。
【0010】
像20の歪みをさけるには、図1の(B) に示すように、ミラー14を水平面に
対して45度傾けることによりプロジェクタ装置の光軸18がスクリーン16に
対して垂直に映写されることを要する。しかしながら、オーバヘッドプロジェク
タ1はスクリーン16と観客との間に位置するので像20の少なくとも一部が阻
害されるため前記の形態は望ましくない。
【0011】
したがって、図2の(A) に示すように、ミラー14を水平面に対して45度以
上の角度まで傾けることにより像20の高さをオーバヘッドプロジェクタ1の高
さより上方に持ち上げ映写像20の光軸18が水平面の上方で「θ」の斜角でミ
ラー14からスクリーン16に映写されることが望ましい。ミラー14の角度を
増加させた結果光軸18(および反射された光軸18a)は台10の平面(およ
び台10aの虚像の平面)に対して垂直のままであるが、光軸18はスクリーン
16に対してはもはや垂直ではなくなる。その結果、台10aの虚像の平面とス
クリーン16の平面とは平行ではなくなる。
【0012】
この斜め映写の結果は二通りある。まづ、台10aの虚像の平面とスクリーン
16の平面とが平行でなければ常に、図2の(B) で示すように映写された像22
に倍率上の違いがもたらされ、像22はその底部24から頂部22へ倍率が増加
し、「キーストーニング(Keystoning)」と称される形式の歪みをも
たらす台形の像22をつくり出す。第2に、台10aと映写レンズ12aとの虚
像の平面は平行でもなく、共通点に向かって収束もせず、シャイムプフルーク条
件が満されず、像22は焦点が均一でない。
【0013】
図3の(A) と図3の(B) とは本考案による映写装置27と映写された像とを示
し、前述した歪み、即ち倍率の歪みあるいは不均一な焦点をもたらすことなく水
平面に対して斜角で像が映写される。
【0014】
映写レンズ28を台30の中心から映写スクリーン32に向かって、即ち映写
方向にずらせ、関連のミラー33を水平面に対して45度傾斜させ、そのため光
軸34が水平面より上方の映写斜角に等しい「θ」の角度で台30から映写レン
ズ28に延びるようにすれば歪が発生しないことが判明した。図3の(A) に示す
ように台30aの虚像がスクリーン32の平面に対して平行となるので倍率上の
違い、即ち「キーストニング」は発生しない。映写レンズ28がずれ、台30に
対して回転しないので図3の(B) に示すように像36全体にわたり均一な焦点が
保たれる。このように、映写レンズ28aの虚像の平面が台30aの虚像の平面
とスクリーン32の平面とに対して平行となるのでシャイムプフルーク条件が満
足される。
【0015】
図3の(A)と図4を参照すれば、上方の環状フレネルレンズ40を下方の環状
フレネルレンズ44の中心42と、ランプ48とレフレクタ50の光軸46とに
対してずらすことにより、前述のように光軸34を傾斜させることができる。上
方のフレネルレンズ40と下方のフレネルレンズ44とが組み合わされて、図1
の(A) と図2の(A) とに示す集光レンズ装置6に対応する集光レンズ装置52を
構成し、ランプ48とレフレクタ50とは図1の(A) と図2の(A) とに示すラン
プ2とレフレクタ4とに対応する。集光レンズ装置52、ランプ48およびレフ
レクタ50が図1の(A) と図2の(A) とに示す光源装置8に対応する。
【0016】
上方のフレネルレンズ40の中心38が下方のフレネルレンズ44の中心42
と光学装置54の光軸46から光源装置54の垂直方向の光軸46に対する映写
レンズ28のずれと同じ方向にずれていれば、台30を通る光線の光軸34は必
要な角度「θ」だけずれることが判明した。前述のように、光軸34のこの傾斜
により水平面の上方の斜角「θ」で像を歪まさずに映写することが可能である。
【0017】
倍率上の歪みと、焦点の不均一による歪を伴うことなく像36を映写しうる角
度「θ」は、点線56で示すように下方のフレネルレンズ44と台30より著し
く大きい上方のフレネルレンズ40によって提供される範囲の値で変えることが
できる。レンズ40は上方のフレネルレンズ40の中心38を下方のフレネルレ
ンズ44の中心42に対して相対的にずらせることにより映写斜角「θ」を調整
でき、したがって光軸34の傾斜を変えることができる。上方のフレネルレンズ
40と下方のフレネルレンズ44の相対位置が変ると映写レンズ28を台30を
出ていく光線の光軸34に合すよう位置を合わせる必要がある。レンズ28、4
0および44のパラメータとプロジェクタ27の寸法とは、映写レンズ28が上
方のフレネルレンズ40の中心38の直接上方に来ると該映写レンズ28が適度
位置となるよう選定する。しかしながら、歪みのない映写についてはフレネルレ
ンズ40の中心38と映写レンズ28との間のこの関係は必要ではない。必要な
ことは、映写レンズ28と上方のフレネルレンズ40とが下方のフレネルレンズ
44の中心42(および台30の中心と)からずれることであり、かつ映写レン
ズ28が上方のフレネルレンズ40を出ていく光線の光軸34に沿って位置され
ることである。
【0018】
上方のフレネルレンズ40の中心38と映写レンズ28とが下方のフレネルレ
ンズ44の中心の直接上方に位置されるとすれば「θ」の角度は零であって、歪
みのない映写が得られるのは水平面においてのみである。この状態は図1の(A)
に示す映写形状に対応する。実用的には、フレネルレンズ40の構造とパラメー
タならびに映写レンズ28の使用可能な写角のため最大の映写斜角は約15度に
限定される。
【0019】
その機構を図示してはいないが、映写レンズ28と上方のフレネルレンズ40
とを共に接続させ、都合のよい機械的リンク装置により同時に動かすことが可能
なことは明らかである。代替的に、映写レンズ28と上方のフレネルレンズ40
とは、相互に接続してもよいし、しなくともよい適当な水平方向キャリッジによ
り手動で位置づけることができる。
【0020】
図4に関して前述したように、点線56で示す上方の大きいフレネルレンズ4
0を使用して歪みのない映写を行うことのできるある範囲の映写斜角「θ」を提
供できる。しかしながら、映写斜角を1つの値に限定したい場合には上方のレン
ズ40を下方のフレネルレンズ44と台30に対応する寸法に合せることができ
る。この状態では歪のない映写を行いうる角度の調整はできないが、上方のフレ
ネルレンズ40は下方のフレネルレンズ44よりも大きくなくなり、かつ映写レ
ンズ28と上方のフレネルレンズ40とずらせる装置を設ける必要がないのでオ
ーバヘッドプロジェクタ27の寸法と複雑さは大きく減少する。
【0021】
水平面上方の所定の斜角で垂直スクリーン上に歪みのない像を映写するよう構
成された本考案によるオーバヘッドプロジェクタ27の特定実施例では黄色の光
線に対する屈折率が1.491である透明なアクリル樹脂で作った2個の環状フ
レネルレンズ40、44を含む。レンズ40、44の表面に形成される個々の溝
の幅は0.25ミリと0.51ミリとの間であって、各レンズ40または44の
厚さは1.27ミリと2.5ミリとの間である。下方のフレネルレンズ44の焦
点距離は320ミリで、上方のフレネルレンズの焦点距離は424ミリで組み合
わされて183ミリの焦点距離を提供する。2個のフレネルレンズ40、44は
、透明ガラスであって、横方向の寸法が284ミリ×284ミリの台30の直接
下方に位置される。ランプ48は下方のフレネルレンズ44の320ミリ下方に
位置される。焦点距離が328ミリで後部焦点距離が366ミリの映写レンズ2
8が台30の上方に位置される。映写レンズ28の中心は5.4倍の倍率で作動
するように、386ミリの距離で台30から垂直方向に隔置されている。映写レ
ンズ28と上方フレネルレンズ40の中心38とは83ミリの距離で下方のフレ
ネルレンズ44の中心42から水平方向にずれている。前述のように構成したオ
ーバヘッドプロジェクタ27は見やすい映写を提供するよう決定した、水平面上
方12度である斜角「θ」で歪みのない像を映写する。
【0022】
図示の目的に対してのみ示した前記の例においては、映写レンズ28と上方の
フレネルレンズ40が下方のフレネルレンズ44の中心42とランプ48とレフ
レクタ50の光軸に対して等距離だけずらされていることに注目すべきである。
これは、各種要素のパラメータと、該要素の間の距離が、下方のフレネルレンズ
44から上方のフレネルレンズ40まで移動する光線が直線に、即ち平行になる
よう選定されているためである。換言すれば、ランプ48が下方のフレネルレン
ズ44からの一定の焦点距離(320ミリ)に位置し、映写レンズ28の中心が
上方のフレネルレンズ40から一定の焦点距離(424ミリ)に位置している。
【0023】
下方のフレネルレンズ44からの光線が平行になることは前述の映写装置の要
件ではないが、むしろ映写装置を設計するための都合のよい基準である。下方の
フレネルレンズ44からでてくる光線を平行にすべき場合、映写レンズ28のず
れと上方のフレネルレンズ40の中心38のずれとが等しくなる。下方のフレネ
ルレンズ44から出ていく光線が広がったりあるいは収束すれば、映写レンズ2
8のずれは上方のフレネルレンズ40のずれとが相違するが、常に同じ方向であ
り、かつ映写レンズ28は常に上方フレネルレンズ40から出ていく光線の光軸
34に沿って位置する。
【0024】
実際にはフレネルレンズ40と44の間で光線が平行になることが望ましくな
い状況もある。
映写されつつある像の倍率、即ち焦点を変えたい場合、映写レンズ28を台3
0に向かう方向、あるいは離れる方向に常に傾斜した光軸34に沿って動かす必
要がある。しかしながら、フレネルレンズは通常非収色性であるため、波長のよ
り長い光線は波長の短い光線よりも長い焦点距離で映写レンズを通過する。
【0025】
映写倍率を増すため映写レンズ28を台30により近接させると、波長のより
長い光線は映写レンズ28の入口開口によって阻止される。そうすれば「青みが
かった」色が映写された像の境界の周りに現われる。映写倍率を減すため映写レ
ンズ28を台30から遠ざけると、波長の短い光線は映写レンズ28の出口開口
により阻止される。このため、映写された像の境界の周りに「赤味がかった」色
が現われる。フレネルレンズ40、44によって発生するランプ48の像が映写
レンズ28の動きに追従すれば前記の色発生作用は排除される。ランプ48が動
くことによってその像も動き、これは「カラーチューニング(色調整)」と称さ
れる。
【0026】
上方のフレネルレンズ40をずらすことの顕著な特質はランプ48が常に下方
のフレネルレンズ44の面に対して垂直の光線の固定光軸46に沿って運動する
につれてランプ48の像が上方のフレネルレンズ40を出ていく光線の光軸34
に沿って動くことである。このように、上方のフレネルレンズ40のどのような
ずれも、したがっていづれの映写斜角「θ」に対しても、映写された像は単にラ
ンプ48を下方のフレネルレンズ44に向かって、あるいは離れる方向に垂直に
動かすことによって「色調整」できる。当該技術分野の専門家には、前記2個の
要素の運動を調整し、映写レンズ28の運動に応答して映写装置の自動「色調整
」するために映写レンズ28とランプ48の間で簡単な機械的接続を設けること
が可能なことが明らかであろう。
【0027】
ランプ48が下方のフレネルレンズ44から離れるにつれて、下方のフレネル
レンズ44を出ていく光線は徐々に広がっていく。ランプ48が下方のフレネル
レンズ44に向かって動くにつれて、出ていく光線は徐々に収束する。このよう
に前述した点に戻って、下方のフレネルレンズ44を出ていく光線が平行になる
ことが必ずしも望ましいとはいえない。像の「色調整」を行うには前記の光線が
広がるか、収束するかいづれかを要する。
【0028】
例えばレンズ40、44のように溝が均等で、かつ近接した2個の環状フレネ
ルレンズの中心がずれた場合、モアレ(moire)干渉パターンが発生し、こ
れは前記レンズの中心が分離すればする程数が増加する一連の強度の半径方向の
線として現れる。前記のパターンは透明体の像と共に写され好ましくない。
【0029】
上方のフレネルレンズ10と下方のフレネルレンズ44に対して異った溝の数
を選定することにより前記のずれは著しく減少させることができる。前記の2個
のフレネルレンズ40、44の溝の数の比率が1.3から1.5までの範囲であ
れば、モアール干渉パターンの強さは著しく減少する。詳しくは、下方のフレネ
ルレンズ44の溝の数が1ミリ当り3.94であり、上方のフレネルレンズの溝
の数が1ミリ当り2.78であれば、干渉パターンはほとんど目立たない極めて
低い強度まで減少する。
【0030】
溝の数を違わせる他に、干渉パターンを減少させるにはレンズ40と44との
分離が6.35ミリから19.1ミリの間が望ましいことが判明した。
【0031】
本考案をある特定実施例に関して説明してきたが、本考案はこの実施例に限定
されないことを理解すべきである。逆に、実用新案登録請求の範囲に規定される
本考案の精神と範囲内に入る全ての代案、修正も網羅する意図である。
【図1】(A) と(B) は本考案の原理を判りやすくするた
めに、従来技術によるオーバヘッドプロジェクタ装置を
示し、(A)は従来技術による装置の概略側面図、(B) は
スクリーンとスクリーンに映写された像との側面図であ
る。
めに、従来技術によるオーバヘッドプロジェクタ装置を
示し、(A)は従来技術による装置の概略側面図、(B) は
スクリーンとスクリーンに映写された像との側面図であ
る。
【図2】(A) と(B) は図1の(A) と(B) に示す装置によ
って映写された像に対する斜め映写の影響を示す図であ
る。
って映写された像に対する斜め映写の影響を示す図であ
る。
【図3】(A) と(B) とは本考案による映写装置を示し、
(A) は映写装置の概略側面図で、(B) は映写スクリーン
とスクリーン上に映写された像との側面図である。
(A) は映写装置の概略側面図で、(B) は映写スクリーン
とスクリーン上に映写された像との側面図である。
【図4】図3に示す映写装置のコンデンサレンズの要素
を断面で示す拡大概略側面図である。
を断面で示す拡大概略側面図である。
27 プロジェクタ
28 レンズ
30 台
32 スクリーン
34 光軸
36 像
38 レンズ中心
40 フレネルレンズ
44 フレネルレンズ
48 ランプ
50 レフレクタ
52 集光レンズ
54 光源
Claims (4)
- 【請求項1】 ある映写斜角の範囲内で水平面より上方
の選定映写斜角において垂直映写面(32)上へ透明体
の歪みのない像(36)を映写するオーバヘッドプロジ
ェクタにおいて、 映写すべき透明体をその上に置く透明体用の水平の台
(30)と、 光軸が垂直平面で所定方向に向けられたレンズ(28)
であって、該レンズ(28)が前記台(30)の上方に
位置され、かつ前記台(30)の中心から延びる線(3
4)と交差し、かつ前記の選定された映写斜角と等しい
角度で垂直平面に関して前記映写面(32)に向かって
傾斜するよう前記台(30)の中心から前記映写面(3
2)に向かってずらされる映写レンズ(28)と、 前記台(30)の下方に位置され、光軸が垂直平面にお
いて所定方向に向けられ、かつ前記台(30)の中心と
交差する光源(48)を含む、透明体を照射する装置
(48,50)と、 前記透明体を照射する前記装置(48,50)と、前記
台(30)との間に配設され、前記光源(48)により
発生した光線を前記の選定した映写斜角に等しい、垂直
面に対する角度で前記映写レンズ(28)へ向け直す装
置(52)であって、前記台に対して平行で、光軸が垂
直平面において所定方向に向けられ、かつ前記光源(4
8)の光軸と一致し、前記光源(48)と前記台(3
0)との間に配設された第1の環状フレネルレンズ(4
4)と、前記台(30)に対して平行で、光軸が垂直平
面において所定方向に向けられ、かつ前記映写レンズ
(28)がずれる方向に前記第1の環状フレネルレンズ
(44)の光軸と前記光源(48)の前記光軸とからず
れた第2の環状フレネルレンズ(40)とを含み、前記
第1と第2の環状フレネルレンズ(40,44)とが協
働して前記光源(48)によって発生する光線を前記映
写レンズ(28)のずれた位置で集光する装置(52)
と、 前記映写レンズ(28)から出てくる光線を前記映写斜
角において前記映写面(32)に向けて反射させるミラ
ー(33)とを含むことを特徴とするオーバヘッドプロ
ジェクタ。 - 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
オーバヘッドプロジェクタ(27)において、前記光源
(48)により発生する前記光線が前記映写レンズ(2
8)に向け直される前記角度を変えるために前記第2の
環状フレネルレンズ(40)が前記台(30)に対して
水平方向に運動可能であり、そのため映写斜角の範囲内
で歪のない映写が可能なことを特徴とするオーバヘッド
プロジェクタ。 - 【請求項3】 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
オーバヘッドプロジェクタ(27)において、前記第1
と第2の環状フレネルレンズ(40,44)が透光性材
料の薄いシートであって、平坦な主要面と反対側の溝付
きの主要面を含み、前記溝付きの面が相互に隣接して配
置されることを特徴とするオーバヘッドプロジェクタ。 - 【請求項4】 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
オーバヘッドプロジェクタ(27)において、前記第2
の環状フレネルレンズ(40)の光軸が前記映写レンズ
(28)の下方で垂直に配置されていることを特徴とす
るオーバヘッドプロジェクタ。
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