JPH0586660A - 難燃性板材 - Google Patents

難燃性板材

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JPH0586660A
JPH0586660A JP25062891A JP25062891A JPH0586660A JP H0586660 A JPH0586660 A JP H0586660A JP 25062891 A JP25062891 A JP 25062891A JP 25062891 A JP25062891 A JP 25062891A JP H0586660 A JPH0586660 A JP H0586660A
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resin
foam
plate material
formaldehyde
filled
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JP25062891A
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Hisashi Matsushima
寿 松島
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】難燃性に優れた板材を得る。 【構成】ガラス繊維不織布に発泡剤とレゾール型フェノ
ール樹脂とスルホン酸とを含浸させて発泡させたフェノ
ールフォーム板を、平板からなる亜鉛鋼板の片面と、側
面に注入口を設けた亜鉛鋼板の箱内底面に接着し、箱に
蓋をして中空板材を得、その中空部分(空隙部分)にポ
リオールとイソシアネートとからなる発泡性ウレタン系
樹脂原料を前記注入口から充填して、発泡硬化させてウ
レタン系樹脂発泡体を得る。ウレタン系樹脂発泡体を中
心としてその両側にフェノールフォーム板が積層された
ものが、中空板材の中空部分に充填された構造の板材。 【効果】JIS−A1321に合格する難燃性に優れた
OAフロア用床材が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性板材に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄、鋳鉄、ステンレス鋼あるいは合金亜
鉛鋼板やスチール等の鋼板を箱状にして、その中にウレ
タン系樹脂を注入し発泡させて、鋼板の蓋をした形態の
発泡樹脂充填板材は、フロアコンセントや電線ケーブル
の出し入れ口を設けることが容易なので、OAフロアパ
ネル等によく用いられている。また各種車輌の床材にも
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た様なフロアパネルは、板材内部に充填する合成樹脂と
してウレタン系樹脂を用いているため、外部からの加熱
や電線等からの発火により、これが溶融して有毒ガスを
発生したり、燃焼したりするという欠点がある。しか
も、合成樹脂が溶融することにより板材中に空隙がで
き、強度が低下するという欠点もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記実状
に鑑み鋭意検討したところ、充填する合成樹脂として、
ウレタン系樹脂に代えてホルムアルデヒド系樹脂を用い
ると、溶融して有毒ガスを発生したり燃焼したりせず、
強度が低下することもないことを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0005】即ち本発明は、中空板材の中空部分に合成
樹脂が充填されている樹脂充填板材において、前記樹脂
として、ホルムアルデヒド系樹脂が充填されていること
を特徴とする樹脂充填板材及び中空板材の中空部分に合
成樹脂が充填されている樹脂充填板材において、前記合
成樹脂が充填されている中空部分が、ホルムアルデヒド
系樹脂の繊維補強発泡体の単体あるいはホルムアルデヒ
ド系樹脂の繊維補強発泡体とウレタン系樹脂発泡体との
積層体であって、後者の場合かつウレタン系樹脂発泡体
の少なくとも片面がホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強
発泡体である樹脂充填板材を提供するものである。
【0006】本発明において中空板材とは、内部が空洞
となっている板材を言い、中空部分とはその空洞を言
う。中空板材の製造方法等については詳しく後述する。
中空板材の材料としては、通常は鉄、鋳鉄、ステンレス
鋼あるいは合金等の金属を用いるのが一般的であるがフ
ェノールFPRのような難燃繊維強化成形体を用いるこ
ともできる。
【0007】本発明において、中空板材の中空部分に充
填されているホルムアルデヒド系樹脂としては、例えば
フェノール系樹脂、メラミン系樹脂あるいは尿素系樹脂
等のホルムアルデヒド類をその架橋源とする樹脂が挙げ
られ、本発明においてはフェノール系樹脂およびメラミ
ン系樹脂が好ましい。より具体的にフェノール系樹脂と
しては、例えばレゾール型フェノール樹脂、ノボラック
型フェノール樹脂、ベンジリックエーテル型フェノール
樹脂、レゾルシン、カテコール、ハイドロキノン、クレ
ゾール、アルキルフェノール、ビスフェノール等の単独
によるあるいは変性されたフェノール樹脂等があげられ
る。
【0008】ホルムアルデヒド系樹脂として、レゾール
型フェノール樹脂やメラミン系樹脂を使用するときは、
酸硬化触媒が通常用いられる。酸硬化触媒としては、例
えばp−トルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸、
キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸、
硫酸、塩酸、燐酸等の無機酸があげられる。
【0009】ノボラック型フェノール樹脂の場合には、
ジビニルベンゼンやヘキサメチレンテトラミン等の硬化
剤が用いられる。またホルムアルデヒド系樹脂の硬化に
際してはイソシアネート類も硬化剤として使用できる。
上記硬化剤を単独あるいは2種以上混合して使用するこ
とができる。
【0010】さらには硬化剤としての酸を加熱により発
生する化合物も用いることができる。このようなものと
してはp−トルエンスルホン酸エステル類、具体的には
pートルエンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン
酸エチル等が挙げられる。またメラミン樹脂に対しては
例えば2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール塩酸
塩等の塩酸アミン塩、イミドジスルホン酸アンモニウム
等のスルホン酸アンモニウム塩、燐酸ブタノールハーフ
エステル等の燐酸アルコールエステルが挙げられるが、
なかでも塩酸のアミン塩又はスルホン酸アンモニウム塩
が好ましい。
【0011】本発明のホルムアルデヒド系樹脂には、繊
維質基材、充填剤、発泡剤等の各種の添加剤が含まれて
いてもよい。繊維質基材としては、ガラス繊維、アスベ
スト、炭素繊維、アラミド繊維、ポリイミド繊維、ノボ
ロイド繊維、セラミック繊維、各種金属繊維等が挙げら
れるが、できるだけ耐熱性の良い繊維が好ましい。繊維
質基材の形態も特に制限されず、例えばチョップドスト
ランド、ロービング、マット、不織布等あらゆる形態の
ものが使用できる。繊維質基材の厚さは、中空板材の厚
みにもよるが通常1〜30mmである。
【0012】充填剤は有機系のものと無機系のものに大
別できる。無機充填材としては、水酸化アルミニウム、
クレー、亜鉛粉末、フェライト、マグネタイト、ほう酸
アンモニウム、ほう酸カリウム、燐酸亜鉛、燐酸アルミ
ニウム、二酸化珪素等が挙げられるが、火山レキのよう
なものでもよい。有機充填材としてはフェノール樹脂ゲ
ル化物の粉末、メラミン、ジシアンジアミド等があげら
れる。
【0013】また充填材の他に一般に用いられている難
燃剤を添加してもよい。発泡剤としては、化学的発泡剤
と物理的発泡剤のいずれも使用できる。物理的発泡剤
は、いわゆる気体あるいは容易に気化する液体と、膨張
性熱可塑性樹脂粒子に大別できる。
【0014】気体あるいは容易に気化する液体として
は、例えばフェノールフォームあるいはウレタンフォー
ム等の従来の発泡技術において使用されている各種フロ
ン、メチレンクロライド、ブタン、ペンタン、炭酸ガ
ス、窒素ガス等が挙げられる。
【0015】膨張性熱可塑性樹脂粒子としては、例えば
塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体を殻としそ
の内部に上記した気体を含有する膨張性熱可塑性樹脂粒
子のような膨張性性樹脂粒子等が挙げられる。この粒子
は、熱により殻内部の気体が膨張するとともに熱可塑性
樹脂が軟化膨張し、周囲に存在する合成樹脂の見かけ体
積を大きくさせるものである。
【0016】一方、化学的発泡剤とは、反応あるいは熱
分解により気体を発生する物質を言い、例えば炭酸ガ
ス、窒素ガス等のガスを発生させる物質としては、アゾ
ジカルボンアミド、アゾイソブチロニトリル、ジニトロ
ソペンタメチレンテトラミン、4,4’−オキシビスベ
ンゾスルホニルヒドラジッド、パラトルエンスルホニル
ヒドラジッド、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。
【0017】これらの発泡剤は、単独あるいは混合して
用いることができる。本発明の難燃性板材の形状は、特
に制限されるものではないが、厚さ20〜60mm程度、
縦横は300〜1000mmが一般的であるが、仕様によ
り縦横900〜2400mmの物もあり、形状が使用部位
に合わない場合は適宜切断し、使用する。
【0018】本発明の難燃性板材は、中空部分にホルム
アルデヒド系樹脂が充填されているため難燃性に優れ
る。中空部分に充填されているホルムアルデヒド系樹脂
が発泡した状態にあれば、難燃性はもとより発泡してい
ないものに比べれば、軽量である。
【0019】この場合の中空部分のホルムアルデヒド系
樹脂は、最終的に発泡した状態(発泡体)で充填されて
いればよく、予め発泡させたホルムアルデヒド系樹脂を
充填して発泡体を形成させてもよいし、未発泡のホルム
アルデヒド系樹脂を充填した後発泡させて発泡体を形成
させてもよい。
【0020】中空部分のホルムアルデヒド系樹脂が、発
泡されたホルムアルデヒド系樹脂中に繊維質基材が埋設
された発泡体であると、難燃性、軽量化はもとより強度
さえも向上したものとなる。このようなものは、例えば
予め発泡させた繊維質基材入りのホルムアルデヒド系樹
脂を充填して発泡体を形成させるという方法で得ること
ができる。
【0021】中空部分に充填されているホルムアルデヒ
ド系樹脂は、ホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体
の単層であってもよいが、その他の合成樹脂との積層体
であってもよい。
【0022】積層体構造の一例を挙げるとすれば、例え
ばホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体とウレタン
系樹脂発泡体との積層体であって、かつウレタン系樹脂
発泡体の片面もしくは両面がホルムアルデヒド系樹脂の
繊維補強発泡体であるものが挙げられる。
【0023】次に中空板材の中空部分が、ホルムアルデ
ヒド系樹脂の繊維補強発泡体とウレタン系樹脂発泡体と
の積層体であって、かつウレタン系樹脂発泡体の片面が
ホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体であるものを
例にその製造方法を説明する。
【0024】難燃性板材の製造方法としては、適当な難
燃性板材が製造できる方法であれば良く、その製造方法
は限定されるわけではないが、例えば次の様な方法が挙
げられる。
【0025】まず冒頭で定義した中空板材の製造方法は
特に制限されないが、たとえば所定の大きさ・形状の箱
が得られる様な展開図の通り亜鉛を鋼板切断し、これを
折り畳むことにより箱を作成する。 箱の切れ込み部分
(即ち立方体の箱を例にとれば、それを形成させた後の
底面に垂直となる4つの線の部分、展開図で言えばこの
部分は8つの線である。)は、溶接するかあるいは接着
剤等により接合する。
【0026】あるいは必要な形状や大きさになるように
亜鉛鋼板の平板をプレス成形し箱を作成する方がより合
理的である。このようにして適当な深さ及び底面積を有
する箱を作製する。一方、前記箱の内径と丁度同じ大き
さの平板からなる蓋を用意する。蓋と箱の素材は同一で
も異なっていてもよいが、通常は同一のものを用いる。
【0027】箱の一部分例えば側面には発泡させたホル
ムアルデヒド系樹脂が注入できるように、その形状にも
よるが直径10〜20mm程度の穴をあける(以下、この
穴を注入口という。)。この際用いる蓋や箱の内表面に
は必要に応じて接着剤を塗布しておいてもよい。
【0028】このようにして、予め蓋と箱を用意して、
箱に蓋をして中空板材を得、その中空部分に繊維質基材
の入った発泡性のホルムアルデヒド系樹脂の所定量を注
入口から注入し、適宜発泡させた後、その他の発泡性の
合成樹脂例えばウレタン系樹脂を注入口から注入するこ
とにより、板材の中空部分が、ホルムアルデヒド系樹脂
の繊維補強発泡体とウレタン系樹脂発泡体との積層体で
あって、かつウレタン系樹脂発泡体の片面がホルムアル
デヒド系樹脂の繊維補強発泡体であるものを得ることが
できる。勿論、ウレタン系樹脂発泡体は繊維質基材で補
強されたウレタン系樹脂繊維補強発泡体であってもよ
い。
【0029】中空板材の中空部分をホルムアルデヒド系
樹脂繊維強化発泡体で満たすには、上記その他の発泡性
の合成樹脂を用いず、繊維質基材の入った発泡性のホル
ムアルデヒド系樹脂のみを中空部分に注入してやればよ
い。
【0030】中空板材中へのホルムアルデヒド系樹脂お
よびウレタン系樹脂の積層方法は、ホルムアルデヒド系
樹脂のみを充填する場合、中空板材との接着性があまり
良くない時には、中空板材の内面にフェノール樹脂系プ
ライマー処理あるいは耐熱性のあるエポキシ系接着剤を
用いるとより接着性が向上し、強度の高い難燃性板材を
得ることができる。ホルムアルデヒド系樹脂とウレタン
系樹脂を併用する場合、初めにホルムアルデヒド系樹脂
を注入口から注入し、その後ウレタン系樹脂原料を注入
する方法がより好ましい。この方法では充填されたホル
ムアルデヒド系樹脂と中空板材との小さな間隙をウレタ
ン系樹脂で埋めることができる。ホルムアルデヒド系樹
脂繊維補強発泡体はウレタン系樹脂発泡体の少なくとも
片面に存在している必要がある。
【0031】積層体が2層の場合(即ち、ホルムアルデ
ヒド系樹脂繊維補強発泡体とその他の合成樹脂発泡体と
の積層体の場合)には、ホルムアルデヒド系樹脂繊維補
強発泡体が火気にさらされ易い側になるように注入す
る。積層体が3層の場合(即ち、ホルムアルデヒド系樹
脂繊維補強発泡体を両外側層として、その他の合成樹脂
発泡体が中心層である積層体の場合)には、より難燃性
がより高い面を火気にさらされ易い側に充填する。火気
にさらされ易い側とはたとえばOAフロアの場合、室内
側である。勿論3層以上となるように積層されたものが
中空部分に充填されるようにしてもよい。
【0032】ウレタン系樹脂原料としては、一般に硬質
ウレタンフォームに使用されているポリオールを主成分
としたウレタン系樹脂主剤と硬化剤である各種イソシア
ネートとの2液を混合して用いれば良い。
【0033】この際には、公知慣用のポリオール、イソ
シアネート、例えばポリエステルポリオール、ポリエー
テルポリオール、ポリエーテルエステルジール、シリコ
ーンジオール、含フッ素ジオール、ポリカプロラクトン
ジオール、ポリカーボネートジオール等が挙げられる。
【0034】イソシアネートとしては、トリメチロール
プロパントリイソシアネート、ペンタエリスリトールテ
トライソシアネート、グリセリントリイソシアネート、
ヘキサンメチレンジイソシアネート三量体(イソシアヌ
レート)、トリメチロールプロパンプロピレンオキサイ
ド付加物のトリイソシアネート、液状ジフェニルメタン
ジイソシアネート、カルボジイミド変性ポリイソシアネ
ート、アジリジン変性ポリイソシアネート等が挙げられ
る。
【0035】本発明で好ましく使用されるウレタン系樹
脂としては、密度が200〜600kg/m3のものが好ま
しく、上記主剤と硬化剤の組み合わせによりこの範囲に
入る様に適宜調製してやればよい。例えば主剤と硬化剤
との混合物のクリームタイムを10〜30秒に、タック
フリータイムを60〜240秒、ライズタイムを60〜
240秒となるようにして用いることが好ましい。いわ
ゆるウレタン系樹脂を難燃化したタイプであるイソシア
ヌレート系樹脂は、ウレタン系樹脂の一種であり、本発
明で用いるウレタン系樹脂はこれをも包含するものであ
る。
【0036】ウレタン系樹脂原料の注入にはウレタンフ
ォーム業界で一般に使用されている低圧発泡機あるいは
高圧発泡機を用いることができる。ウレタン系樹脂原料
の主剤および硬化剤の温度は必ずしも制限されないが3
0〜60℃の範囲で反応速度との関連を含めて調整され
る。
【0037】勿論、ジオールとジイソシアネートとを必
須成分としてを予め反応させた熱可塑性ウレタン樹脂を
物理的に発泡させた発泡体を用いることもできる。本発
明の難燃性板材を得るための別法としては、例えば上記
化学的発泡剤により発泡したホルムアルデヒド系樹脂中
に繊維質基材が埋設されている様な発泡体や、ホルムア
ルデヒド系樹脂と、膨張性熱可塑性樹脂粒子とが含浸さ
れ乾燥された熱硬化性プリプレグを加熱硬化したホルム
アルデヒド系樹脂繊維補強発泡体を、予め上記した蓋及
び/又は箱の内面に接着し、これを上記したのと同様に
箱に蓋をした状態の中空板材を得、この中空部分に注入
口から発泡性合成樹脂を注入するという方法が挙げられ
る。
【0038】上記別法前者によりホルムアルデヒド系樹
脂繊維補強発泡体を作成する際の樹脂の配合処方は、特
に限定されるものではなく、得るべき発泡体の密度、強
度によるが、用いるホルムアルデヒド系樹脂がたとえば
レゾール型フェノール樹脂の場合、樹脂固形分100重
量部に対して整泡剤0.1〜5部、化学的発泡剤1〜3
0部、硬化触媒1〜120部、充填剤10〜200部と
することが好ましい。
【0039】上記樹脂配合物から発泡体を得るには、配
合物を40〜150℃のプレスあるいは乾燥機中で、適
度な圧力をかけて成形すればよい。繊維補強発泡体を得
る場合には、上記樹脂配合物を添加する場所に、樹脂配
合物を配合する前に予め設けて置きその上から配合物を
加えて含浸させ発泡させて発泡体を製造することが好ま
しい。
【0040】このようにして得た繊維補強発泡体を蓋及
び/又は箱の内表面に接着した蓋と箱を用意して、箱に
蓋をした状態で、その他の発泡性の合成樹脂例えばウレ
タン系樹脂を注入することにより、板材の中空部分が、
ホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体とウレタン系
樹脂発泡体との積層体であって、かつウレタン系樹脂発
泡体の片面がホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体
であるものを同様に得ることができる。
【0041】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明する。な
お例中の部及び%はすべて重量基準とする。 製造例1 攪拌棒と冷却器を備えた反応釜にフェノール940部、
42%ホルマリン1100部を反応釜に仕込み、つづい
て48%水酸化ナトリウム水溶液38gを添加し、80
℃に4時間保った後、p−トルエンスルホン酸でpH7
に中和した。その後、粘度5000cpsになるように
不揮発分の調整をおこない不揮発分79.5%、水分1
4%、粘度5020cpsのフェノール系樹脂水溶液を
得た。 実施例1 上記製造例1のフェノール系樹脂固形分100部に、整
泡剤SH193(東レ・タウコーニング社製)1.5
部、水酸化アルミニウムハイジライトH31(昭和電工
社製)を75部、メチレンクロライド3部を充分混合し
た。つづいて50%p−トルエンスルホン酸水溶液20
部を添加し、激しく混合した。60℃に加温されたプレ
ス内にガラス不織布(厚さ3mm、目付重量300〜4
00g/m 2)の3枚をはめ込んだ型枠内(厚さ20m
m)を設け、この型枠内に上記の樹脂混合物をすばやく
充填し、十分に発泡するように1時間保ち硬化を進め
て、脱型後12時間60℃でアフタキュアすることによ
り内部がガラス繊維で補強された充填材入りフェノール
フォーム板を得た。得られたフォーム板を上下面を削り
10mm厚のフォーム板を作成した。密度は500kg/m
3で、圧縮強度は70kgf/cm2であった(以下、フェノー
ルフォーム板という。)。このフェノールフォーム板を
2枚準備した。
【0042】0.6mm厚の亜鉛鋼板製で内径がそれぞ
れ縦500mm、横500mm、高さ25mmの箱と、
それと同じ厚さで縦横径の上蓋を準備し、ウレタン系樹
脂原料を注入できるような穴(注入口)を蓋の側面に一
つ有する箱を作成した。
【0043】次に箱の内底および亜鉛鋼板製上蓋片面に
汎用のエポキシ樹脂接着剤を塗布量100g/m2とな
るように塗布した。ここに上記フェノールフォーム板を
それぞれ接着し、つづいて箱に発泡体の接着された面を
下側にして上蓋をし、50℃に保ったプレスに挟んだ。
【0044】注入口から上記ウレタン系樹脂原料の原液
を発泡させた後、完全に発泡硬化した発泡体で箱の空間
を完全に満たされる様な量を注入し、約30分経過した
後、プレスより取り出すことにより難燃板材を作成し
た。
【0045】中空板材に注入したウレタン系樹脂原料の
主剤は、ペンタエリスリトールプロピレンオキサイド付
加物(平均分子量470)60部、ポリプロピレングリ
コール(平均分子量400)10部、グリセリンプロピ
レンオキサド付加物(平均分子量300)30部、トリ
スクロロエチルホスフェート10、イオン交換水2.0
部、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテルの70
%ジプロピレングリコール溶液を0.75部、N,N,
N’,N’−ペンタメチルジエチレントリアミンを0.
1部を混合し調製した。硬化剤としては日本ポリウレタ
ン株式会社製ミリオネートMR−200を用いた。主剤
と硬化剤の配合比は容量比で100:100とした。2
液の混合にはポリウレタンエンジニアリング社製実験用
ポリウレタン注入発泡装置MT型を用い、ここからの塗
出液を上記注入口に導入した。 実施例2 上記製造例1のフェノール系樹脂固形分100部に67
%のフェノールスルホン酸5部を添加し充分攪拌する。
この混合物を上記実施例1で用いたのと同じガラス不織
布の2枚の積層体に含浸させ、90℃で30分つづいて
120℃で1時間プレス成形し、成形後厚3mmのフェ
ノール系樹脂ガラス繊維強化板(以下、フェノールFR
P板という。)を得た。このフェノールFRP板を2枚
準備した。
【0046】フェノールフォーム板の代わりに上記フェ
ノールFRP板を用いた以外は実施例1と全く同様な操
作を行い、難燃製板材を用いた。 比較例1 実施例1で用いたのと同形状の亜鉛鋼板の箱に上記ウレ
タン系樹脂原液を注入し、ウレタン系樹脂のみによる板
材を作成した。
【0047】上記実施例1〜2及び比較例1の板材を用
い次の要領で難燃性試験を行った。 難燃性試験 実施例の難燃性板材および比較例の板材を220mm×
220mm×25mmに切り出し、JIS−A1321
難燃2級テストを行った。その結果を表1に示した。
【0048】実施例1および2により作成された難燃性
板材はJIS−A1321の難燃2級に合格した。比較
例のウレタン系樹脂単独の場合は不合格であった。また
難燃試験に供した板材を丁寧に分解し観察したところ、
実施例1および2の板材は、金属との接触面が一部炭化
しているだけでその形状を保っているが、比較例のもの
は、金属との接触部分が燃焼により溶融し、間隙ができ
ていた。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、充填される合成樹脂と
してホルムアルデヒド系樹を用いているので、従来のウ
レタン系樹脂が充填された板材に比較し、JIS−A1
321の難燃2級に合格する難燃性の高い板材を提供す
ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空板材の中空部分に合成樹脂が充填さ
    れている樹脂充填板材において、前記樹脂として、ホル
    ムアルデヒド系樹脂が充填されていることを特徴とする
    樹脂充填板材。
  2. 【請求項2】 充填されている合成樹脂が、発泡したホ
    ルムアルデヒド系樹脂である請求項1記載の板材。
  3. 【請求項3】 充填されている合成樹脂が、繊維質基材
    で補強されたものである請求項1記載の板材。
  4. 【請求項4】 充填されている合成樹脂中に、無機質充
    填材および/または有機質充填材が分散している請求項
    1記載の板材。
  5. 【請求項5】 充填されている合成樹脂が、発泡したも
    のであり、かつその発泡された樹脂中に繊維質基材が埋
    設されたものである請求項1記載の板材。
  6. 【請求項6】 中空板材の中空部分に合成樹脂が充填さ
    れている樹脂充填板材において、前記合成樹脂が充填さ
    れている中空部分が、ホルムアルデヒド系樹脂の繊維補
    強発泡体の単体あるいはホルムアルデヒド系樹脂の繊維
    補強発泡体とウレタン系樹脂発泡体との積層体であっ
    て、後者の場合かつウレタン系樹脂発泡体の少なくとも
    片面がホルムアルデヒド系樹脂の繊維補強発泡体である
    樹脂充填板材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030081568A (ko) * 2002-04-12 2003-10-22 주식회사 성광하이테크 난연성 다단 섬유 판재 및 그 제조방법
KR100613887B1 (ko) * 2005-03-09 2006-08-21 한국화학연구원 페놀수지 발포체의 제조방법

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