JPH0587145A - すべり軸受 - Google Patents

すべり軸受

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JPH0587145A
JPH0587145A JP27720691A JP27720691A JPH0587145A JP H0587145 A JPH0587145 A JP H0587145A JP 27720691 A JP27720691 A JP 27720691A JP 27720691 A JP27720691 A JP 27720691A JP H0587145 A JPH0587145 A JP H0587145A
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JP
Japan
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fixed
bush
bearing
cylindrical
cermet
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JP27720691A
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English (en)
Inventor
Tsuneaki Omori
常明 大森
Yukio Katsumata
幸雄 勝又
Takeshi Masumoto
雄志 増本
Shuichi Imazato
州一 今里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
Dengyosha Machine Works Ltd
Nippon Tungsten Co Ltd
Original Assignee
DENGIYOUSHIYA KIKAI SEISAKUSHO KK
Dengyosha Machine Works Ltd
Nippon Tungsten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 砂等の硬い固形物が混入する海水に対して、
優れた耐食性と耐摩耗性を有する。 【構成】 回転軸10に嵌入固定される回転側摺動部材
としての筒状の軸受スリーブ12を炭窒化チタニウムを
主成分とするサーメットで形成する。軸受スリーブ12
が挿入されて摺接される固定側摺動部材としての筒状の
ブッシュ24を窒化ケイ素または炭化ケイ素を主成分と
するセラミックスで形成する。このブッシュ24を軸方
向に長い筒状の弾性部材22の内周面に密着固定し、こ
の弾性部材22を筒状の金属シェル20の内周面に密着
固定する。弾性部材22の内周面でブッシュ24の軸方
向両端に、ブッシュ24と内径が等しい部分と外側に向
け内径をテーパー状に拡大する部分とを有する筒状の保
護ピース26,26を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂等の硬い固形物が混
入される海水を取り扱う立軸ポンプの水中軸受等として
好適なすべり軸受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭63−67048号公報に、立軸
ポンプの水中軸受等として好適なすべり軸受の一例が示
されている。この公報に示されたすべり軸受は、回転側
摺動部材または固定側摺動部材のいずれか一方の部材を
タングステンカーバイドを主成分とする超硬合金で形成
し、他方の部材を窒化ケイ素または炭化ケイ素を主成分
とするセラミックスで形成したものである。
【0003】かかる従来のすべり軸受は、無潤滑条件
下、すなわち気体中において摺動される場合であっても
極めて安定した摺動特性を有し、また水潤滑がなされる
条件下においてもさらに優れた摺動特性を有する。さら
に、ケイ砂やアルミナ微粒子等の固形物が混入された水
中で用いられる場合であっても、耐摩耗性に優れてい
る。そこで、砂等の硬い固形物が混入する水を取り扱う
立軸ポンプ等の水中軸受として好適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭63−67
084号公報に記載されたすべり軸受は、無潤滑条件下
で用いることができるとともに耐摩耗性にも優れたもの
である。しかしながら、タングステンカーバイドを主成
分とする超硬合金は、海水に対しては必らずしも充分な
耐食性を備えていない。そこで、海水を取り扱う立軸ポ
ンプのすべり軸受としては耐食性に欠けており、長期間
の使用に耐えることができないという不具合があった。
【0005】本発明は、上記した従来のすべり軸受の事
情に鑑みてなされたもので、海水に対して充分な耐食性
を備えるとともに耐摩耗性にも優れたすべり軸受を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のすべり軸受は、回転側摺動部材または固
定側摺動部材のいずれか一方の部材をサーメットで形成
し、他方の部材を窒化ケイ素または炭化ケイ素を主成分
とするセラミックスで形成して構成されている。
【0007】さらに、前記回転側摺動部材として前記サ
ーメットで形成した軸受スリーブを回転軸に嵌入固定
し、前記固定側摺動部材として前記セラミックスで形成
したブッシュを、このブッシュより軸方向に長い筒状の
弾性部材の内周面に密着固定し、この弾性部材を筒状の
金属シェルの内周面に密着固定し、前記ブッシュと内径
が等しい部分と外側に向けて内径をテーパー状に拡大す
る部分とを有する筒状の保護ピースを、前記弾性部材の
内周面で前記ブッシュの軸方向両端にそれぞれ固定し、
前記金属シェルを軸受ケースに固定して構成しても良
い。
【0008】
【作 用】発明者らの実験結果によれば、サーメットは
海水に対する耐食性に優れ、しかも耐摩耗性にも優れて
いることが判明した。そこで、一方の摺動部材をサーメ
ットで形成し、他方の摺動部材をセラミックスで形成し
てすべり軸受を構成したところ、砂等の混入する海水に
浸される状態でも、耐摩耗性に優れているとともに耐食
性にも優れたすべり軸受が得られた。
【0009】さらに、セラミックスで形成されたブッシ
ュの軸方向両端に、ブッシュと内径が等しい部分と外側
に向けて内径をテーパー状に拡大する部分を有する筒状
の保護ピースを固定するならば、この保護ピースがブッ
シュ内に回転側摺動部材が嵌入固定された軸を挿入する
際のガイドとして作用し、軸先端部がブッシュの端部に
直接接触してブッシュの縁が欠ける等の破損が防止され
得る。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図6を参照
して説明する。図1は、本発明のすべり軸受の一実施例
の縦断面図であり、図2は、図1のA−A矢視断面図で
あり、図3は、本発明のすべり軸受を立軸ポンプの水中
軸受として応用した一例を示す図であり、図4は、炭窒
化チタニウムを主成分とするサーメットが海水に対する
耐食性に優れている実験結果を示す図であり、図5は、
炭窒化チタニウムを主成分とするサーメットとセラミッ
クスからなるすべり軸受を海水に浸漬して、他の構造の
すべり軸受と比較して腐食量が少ない実験結果を示す図
であり、図6は、炭窒化チタニウムを主成分とするサー
メットとセラミックスからなるすべり軸受が、比摩耗量
でも優れている実験結果を示す図である。
【0011】まず、図1および図2を参照して、本発明
のすべり軸受の構造につき説明する。回転軸10に、回
転側摺動部材としての炭窒化チタニウムを主成分とする
サーメットで形成された筒状の軸受スリーブ12が嵌入
される。このサーメットの成分は、一例としてTiC−
10%TiN−25%Mo2C−15%Niである(%
はwt%であり、以後も同様である)。そして、軸受ス
リーブ12は、回転軸10に設けられた段差部14で軸
方向位置が規制され、またスリーブキー16で軸回りの
相対回転が規制され、さらにスリーブ押え18で軸方向
の抜けが規制されて回転軸10に嵌入固定される。ま
た、筒状の金属シェル20の内周面に、硬質ゴム等から
なる筒状の弾性部材22が密着して強固に嵌入されると
ともに適宜に接着固定される。さらに、この弾性部材2
2の内周面に、軸方向の長さが弾性部材22より短い筒
状のブッシュ24が密着嵌入される。このブッシュ24
は、炭化ケイ素(SiC)または窒化ケイ素(Si
34)を主成分とするセラミックスで形成される。さら
に、弾性部材22の内周面でブッシュ24の軸方向両端
に、テフロン等のプラスチック材からなる筒状の保護ピ
ース26,26が固定される。これらの保護ピース2
6,26は、ブッシュ24と内径が等しい部分と外側に
向けて内径をテーパー状に拡大する部分とを有する。そ
して、これらの金属シェル20、弾性部材22、ブッシ
ュ24および保護ピース26,26の組み付け体が、軸
受ケース28に嵌合挿入され、さらに取付ネジ30,3
0,30により位置決め固定が行なわれる。なお、ブッ
シュ24の内周面には、軸方向に複数本の溝32,32
が設けられている。
【0012】図3は、本発明の上記すべり軸受を立軸ポ
ンプの水中軸受として応用した一例を示す図である。図
において、図示しないモータによって回転駆動される回
転軸10が揚水管40内の軸心位置に配設され、この回
転軸10の適宜な中間部が、本発明のすべり軸受42,
42によって、揚水管40に回転自在に支持される。
【0013】かかる構成において、図1のごとく、軸受
スリーブ12等が組み付けられた回転軸10を、軸受ケ
ース28に組み付けられたブッシュ24内に挿通する際
に、保護ピース26のテーパー状部分および等しい内径
の部分がガイドとして作用し、ブッシュ24の端部に回
転軸10の先端部が直接接触するようなことがない。こ
のために、セラミックスで形成されて比較的に脆いブッ
シュ24が、回転軸10の組み付け作業により縁が欠け
る等の破損を防止できる。それだけ、組み付け作業が容
易である。
【0014】そして、図3のごとく立軸ポンプの水中軸
受として本発明のすべり軸受を応用するならば、水中軸
受としてゴム軸受等の起動する際に潤滑水を必要とする
装置に比較して、潤滑水を供給するための設備およびシ
ャフト保護管等が不必要であって、ポンプ設備全体を大
幅に簡素化し得る。
【0015】次に、本発明のすべり軸受が、砂等の硬い
固形物が混入する海水に対して、耐食性および耐摩耗性
にともに優れていることを説明する。
【0016】発明者らは、特公昭63−67084号公
報に示されたすべり軸受の一方の摺動部材を構成する超
硬合金よりも耐食性に優れた素材を見い出すべく、第1
の実験を行なった。この第1の実験は、炭窒化チタニウ
ムを主成分とするサーメット(TiC−10%TiN−
25%Mo2C−15%Ni)と2種類の超硬合金、1
つはWC−6%Co(以下、これを超硬合金Aと称す
る。)で、他の1つはWC−3%TiC−1.5%(C
32,Mo2C)−15%Ni(以下、これを超硬合
金Bと称する。)を海水と10%硫酸および10%塩酸
にそれぞれ1日間浸漬して腐食減量の測定を行なった。
なお、腐食を促進すべく、液温を50℃とした。
【0017】この第1の実験の測定結果を図4に示す。
図4から明らかなように、海水と10%硫酸および10
%塩酸のいずれに対してもサーメットの腐食減量が超硬
合金AおよびBに比較して少ないことが判明した。な
お、一方の超硬合金Bは、海水に対してサーメットと同
等の耐食性が示される。そこで、より詳細なデータを得
るために、第2の実験が行なわれた。第2の実験は、一
方の摺動部材をサーメットと上記2種類の超硬合金で形
成し、他方の摺動部材を炭化ケイ素を主成分としたセラ
ミックスで形成したすべり軸受を、海水中に1年間浸漬
して、実験開始から30日、90日、180日、360
日経過した時点でその腐食減量の測定をそれぞれに行な
った。
【0018】この第2の実験の測定結果を図5に示す。
図5から明らかなように、第1の実験で海水に対して耐
食性を有すると見られた超硬合金Bが、1年間で6×1
-2g/cm2の腐食減量であるのに対して、サーメッ
トは7×10-3g/cm2の腐食減量であった。そこで
サーメットは、超硬合金Bに比較して約1/9の腐食減
量であって、海水に対して極めて耐食性に優れているこ
とが明らかとなった。
【0019】さらに、発明者らは、サーメットの耐摩耗
性を調べるために第3の実験を行なった。第3の実験
は、回転側摺動部材をサーメットで形成し、固定側摺動
部材を2種類のセラミックス(SiCとSi34)で形
成した2種のすべり軸受と、回転側摺動部材をSUS3
16で形成し固定側摺動部材を硬質ゴムで形成したすべ
り軸受とを、比摩耗量について比較した。実験条件は、
軸受面圧1kg/cm2(9.8N/cm2)、周速4.
7m/s、砂濃度2000ppm、実験時間50hであ
る。
【0020】この第3の実験の測定結果を図6に示す。
図6から明らかなごとく、硬質ゴムとSUS316の組
み合せからなるすべり軸受に比較して、サーメットとセ
ラミックスの組み合せからなるすべり軸受の比摩耗量は
約1/10以下であった。
【0021】以上の第1乃至第3の実験により、一方の
摺動部材をサーメットで形成し、他方の摺動部材をセラ
ミックスで形成する本発明のすべり軸受は、海水に対す
る耐食性が優れているとともに耐摩耗性も優れているこ
とが確認された。
【0022】なお、上記実施例では、靱性に富む炭窒化
チタニウムを主成分とするサーメットにつき説明した
が、炭化チタニウムを主成分とするサーメットを用いて
摺動部材の一方を形成しても良いことは勿論である。さ
らに、上記実施例の説明において、本発明のすべり軸受
を立軸ポンプの水中軸受として応用する一例を示した
が、これに用途が限られるものでなく、液体中または気
体中で用いられるすべり軸受、砂等が混入する液体中あ
るいはスラリー中で運転されるポンプ等に用いるすべり
軸受、さらに、一般回転機械に用いるすべり軸受、無潤
滑条件下で用いられるすべり軸受等のいずれに応用して
も良い。また、回転側摺動部材をセラミックスで形成
し、固定側摺動部材をサーメットで形成しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のすべり軸受
は構成されているので、以下のごとき格別な効果を奏す
る。
【0024】一方の摺動部材をサーメットで形成し、他
方の摺動部材を窒化ケイ素または炭化ケイ素を主成分と
するセラミックスで形成したので、海水に対して耐食性
に優れているとともに、耐摩耗性も優れている。そこ
で、砂等の硬い固形物が混入する海水等を取り扱う立軸
ポンプ等の水中軸受として用いるならば、長期間の使用
に耐えることができ、実用上極めて優れている。
【0025】さらに、セラミックスで形成されたブッシ
ュの軸方向両端に、内径が等しい部分と外側に向けて内
径をテーパー状に拡大する部分とを有する保護ピースを
固定するならば、すべり軸受を組み付ける際に、保護ピ
ースが挿入される軸先端部のガイドとして作用し、組み
付け作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のすべり軸受の一実施例の縦断
面図である。
【図2】図2は、図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図3は、本発明のすべり軸受を立軸ポンプの水
中軸受として応用した一例を示す図である。
【図4】図4は、炭窒化チタニウムを主成分とするサー
メットが海水に対する耐食性に優れている実験結果を示
す図である。
【図5】図5は、炭窒化チタニウムを主成分とするサー
メットとセラミックスからなるすべり軸受を海水に浸漬
して、他の構造のすべり軸受と比較して腐食量が少ない
実験結果を示す図である。
【図6】図6は、炭窒化チタニウムを主成分とするサー
メットとセラミックスからなるすべり軸受が、比摩耗量
でも優れている実験結果を示す図である。
【符号の説明】
12 軸受スリーブ 20 金属シェル 22 弾性部材 24 ブッシュ 26 保護ピース 28 軸受ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増本 雄志 福岡県福岡市南区清水2丁目20番31号 日 本タングステン株式会社内 (72)発明者 今里 州一 福岡県福岡市南区清水2丁目20番31号 日 本タングステン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転側摺動部材または固定側摺動部材の
    いずれか一方の部材をサーメットで形成し、他方の部材
    を窒化ケイ素または炭化ケイ素を主成分とするセラミッ
    クスで形成したことを特徴とするすべり軸受。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のすべり軸受において、前
    記回転側摺動部材として前記サーメットで形成した軸受
    スリーブを回転軸に嵌入固定し、前記固定側摺動部材と
    して前記セラミックスで形成したブッシュを、このブッ
    シュより軸方向に長い筒状の弾性部材の内周面に密着固
    定し、この弾性部材を筒状の金属シェルの内周面に密着
    固定し、前記ブッシュと内径が等しい部分と外側に向け
    て内径をテーパー状に拡大する部分とを有する筒状の保
    護ピースを、前記弾性部材の内周面で前記ブッシュの軸
    方向両端にそれぞれ固定し、前記金属シェルを軸受ケー
    スに固定したことを特徴とするすべり軸受。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のサーメットが炭窒化チタ
    ニウムを主成分とすることを特徴とするすべり軸受。
JP27720691A 1991-09-27 1991-09-27 すべり軸受 Pending JPH0587145A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960423