JPH0587249B2 - - Google Patents
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- JPH0587249B2 JPH0587249B2 JP1010711A JP1071189A JPH0587249B2 JP H0587249 B2 JPH0587249 B2 JP H0587249B2 JP 1010711 A JP1010711 A JP 1010711A JP 1071189 A JP1071189 A JP 1071189A JP H0587249 B2 JPH0587249 B2 JP H0587249B2
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- pulse
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S15/00—Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
- G01S15/88—Sonar systems specially adapted for specific applications
- G01S15/89—Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
- G01S15/8906—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
- G01S15/895—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques characterised by the transmitted frequency spectrum
- G01S15/8952—Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques characterised by the transmitted frequency spectrum using discrete, multiple frequencies
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/52—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00
- G01S7/52017—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S15/00 particularly adapted to short-range imaging
- G01S7/52019—Details of transmitters
- G01S7/5202—Details of transmitters for pulse systems
- G01S7/52022—Details of transmitters for pulse systems using a sequence of pulses, at least one pulse manipulating the transmissivity or reflexivity of the medium
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- Acoustics & Sound (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、被検体内に超音波を送信し、被検体
内からの反射波を受信し、その受信信号から被検
体内の音響特性を計測する超音波計測装置に関す
るものである。
内からの反射波を受信し、その受信信号から被検
体内の音響特性を計測する超音波計測装置に関す
るものである。
従来の技術
従来、超音波を用いて被検体内の音響的情報を
得る方式の例としては、超音波診断装置がある。
この超音波診断装置としては、生体内に超音波を
送信し、生体内からの反射波により生体内の情報
を得るパルス反射法を用いるものが主流を占めて
いる。このパルス反射法は、通常、生体内の音響
インピーダンス差のある界面からの反射エコ一強
度、すなわち振幅値と超音波の伝搬時間とから生
体内の情報を2次元的に集めて表示することによ
り断層像を得るものである。しかし、近年、主に
生体内組織の形状判断を行う超音波診断装置に対
し、生体内組織の形状のみならず、質の情報をも
得たいという要望が高まつている。このような生
体内組織の質に関する情報は、例えば生体内の各
種臓器で特有の値を有する超音波の減衰の大き
さ、音速等を計測することにより得ることができ
る。この超音波の減衰係数を計測する超音波計測
装置として、例えばウルトラソニツク・イメージ
イング:ULTRASONIC IMAGING,Vol.5,
No.2,1983,117〜135頁に記載されている構成が
知られている。以下、第5図に参照しながら上記
従来の超音波計測装置について説明する。
得る方式の例としては、超音波診断装置がある。
この超音波診断装置としては、生体内に超音波を
送信し、生体内からの反射波により生体内の情報
を得るパルス反射法を用いるものが主流を占めて
いる。このパルス反射法は、通常、生体内の音響
インピーダンス差のある界面からの反射エコ一強
度、すなわち振幅値と超音波の伝搬時間とから生
体内の情報を2次元的に集めて表示することによ
り断層像を得るものである。しかし、近年、主に
生体内組織の形状判断を行う超音波診断装置に対
し、生体内組織の形状のみならず、質の情報をも
得たいという要望が高まつている。このような生
体内組織の質に関する情報は、例えば生体内の各
種臓器で特有の値を有する超音波の減衰の大き
さ、音速等を計測することにより得ることができ
る。この超音波の減衰係数を計測する超音波計測
装置として、例えばウルトラソニツク・イメージ
イング:ULTRASONIC IMAGING,Vol.5,
No.2,1983,117〜135頁に記載されている構成が
知られている。以下、第5図に参照しながら上記
従来の超音波計測装置について説明する。
第5図において、101は超音波変換器であ
り、被検体102に対して超音波を送信し、被検
体102からの反射波を受信する。103は超音
波変換器101の受信信号を増幅する受信回路、
105は受信回路104の出力から周波数分析を
行う周波数分析器、106は周波数分析器105
の出力から演算を行う演算部である。
り、被検体102に対して超音波を送信し、被検
体102からの反射波を受信する。103は超音
波変換器101の受信信号を増幅する受信回路、
105は受信回路104の出力から周波数分析を
行う周波数分析器、106は周波数分析器105
の出力から演算を行う演算部である。
次に上記従来例の動作について説明する。
まず、パルス駆動器103より送出された駆動
パルスが超音波変換器101に加えられ、超音波
変換器101はこの駆動パルスを超音波パルスに
変換し、被検体102内に送出する。送出された
超音波パルスは被検体102内に伝搬しながら組
織の音響的性質に対応して次々に散乱され、その
一部は伝搬径路、すなわち音響走査線上を逆行し
て超音波変換器101へ到達し、受信信号に変換
される。この過程で、超音波パルスは生体組織の
超音波減衰特性や超音波散乱特性の影響を受け
る。受信信号は受信回路104で増幅され、周波
数分析器105で中心周波数が求められる。中心
周波数の求め方としては、ゼロクロスカウンタ、
あるいは高速フーリエ変換手法(FFT)等を利
用した方法がある。この中心周波数は伝搬距離や
超音波の減衰係数に依存する値である。演算部1
06では、周波数分析器105の出力である中心
周波数から超音波の減衰係数を求める。更に、超
音波変換器101を手動、または機械的に走査さ
せることにより、被検体102内の2次元の中心
周波数や減衰係数の分布を求めることができる。
パルスが超音波変換器101に加えられ、超音波
変換器101はこの駆動パルスを超音波パルスに
変換し、被検体102内に送出する。送出された
超音波パルスは被検体102内に伝搬しながら組
織の音響的性質に対応して次々に散乱され、その
一部は伝搬径路、すなわち音響走査線上を逆行し
て超音波変換器101へ到達し、受信信号に変換
される。この過程で、超音波パルスは生体組織の
超音波減衰特性や超音波散乱特性の影響を受け
る。受信信号は受信回路104で増幅され、周波
数分析器105で中心周波数が求められる。中心
周波数の求め方としては、ゼロクロスカウンタ、
あるいは高速フーリエ変換手法(FFT)等を利
用した方法がある。この中心周波数は伝搬距離や
超音波の減衰係数に依存する値である。演算部1
06では、周波数分析器105の出力である中心
周波数から超音波の減衰係数を求める。更に、超
音波変換器101を手動、または機械的に走査さ
せることにより、被検体102内の2次元の中心
周波数や減衰係数の分布を求めることができる。
発明が解決ようとする課題
しかし、上記のような従来例の構成では、被検
体102において、同じ組織においても少し場所
が異なると、超音波散乱状態がかなり変化する
が、この超音波散乱特性の影響を大きく受けるた
め、中心周波数から被検体102特有の超音波減
衰特性を求めると、誤差が大きくなるという課題
があつた。
体102において、同じ組織においても少し場所
が異なると、超音波散乱状態がかなり変化する
が、この超音波散乱特性の影響を大きく受けるた
め、中心周波数から被検体102特有の超音波減
衰特性を求めると、誤差が大きくなるという課題
があつた。
本発明は、従来技術の以上のような課題を解決
するもので、生体のような組織に依存した様々な
音響特性を有する被検体に対し、超音波伝搬径路
の散乱特性を相殺し、正確な特定部位の超音波減
衰特性、すなわち音響特性を計測することがで
き、しかも、2次元分布の正確な音響特性を計測
することができるようにした超音波探触子を有す
る超音波計測装置を提供することを目的とするも
のである。
するもので、生体のような組織に依存した様々な
音響特性を有する被検体に対し、超音波伝搬径路
の散乱特性を相殺し、正確な特定部位の超音波減
衰特性、すなわち音響特性を計測することがで
き、しかも、2次元分布の正確な音響特性を計測
することができるようにした超音波探触子を有す
る超音波計測装置を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段
本発明は、上記目的を達成するため、筐体と、
この筐体内に回転角検出手段であるポテンシオメ
ータが接続された回転軸により回転可能に設けら
れ、中心部に高周波用超音波変換部を有し、外周
部に環状の低周波用超音波変換部を有する超音波
変換器と、前記超音波変換器から被検体までの伝
搬経路長が前記低周波用超音波変換部から放射さ
れるポンプ波パルスと前記高周波用超音波変換部
から放射されるプローブ波パルスが重畳できる長
さである超音波セルと、前記超音波変換器を走査
するためのモータと、このモータと上記超音波変
換器に連係され、このモータの駆動により上記超
音波変換器を往復扇形走査させる動力伝達手段と
を備えた超音波探触子と、前記低周波用超音波変
換部を駆動する第1のパルス駆動器と前記高周波
用超音波変換部を駆動する第2のパルス駆動器と
これら2つのパルス駆動器のパルス発生タイミン
グを制御する遅延制御部とから構成された制御駆
動部と、前記高周波用超音波変換部の出力を受信
する受信回路と、前記受信回路に接続されポンプ
波とプローブ波の重畳伝搬における相互作用から
被検体内の音響特性を算出する信号処理部と、前
記信号処理部の算出結果を表示する表示部と、前
記モータと前記ポテンシオメータと制御駆動部と
信号処理部と表示部を制御する主制御部と、制御
駆動部と信号処理部に接続されクロツクを供給す
るクロツク源を備えたものである。
この筐体内に回転角検出手段であるポテンシオメ
ータが接続された回転軸により回転可能に設けら
れ、中心部に高周波用超音波変換部を有し、外周
部に環状の低周波用超音波変換部を有する超音波
変換器と、前記超音波変換器から被検体までの伝
搬経路長が前記低周波用超音波変換部から放射さ
れるポンプ波パルスと前記高周波用超音波変換部
から放射されるプローブ波パルスが重畳できる長
さである超音波セルと、前記超音波変換器を走査
するためのモータと、このモータと上記超音波変
換器に連係され、このモータの駆動により上記超
音波変換器を往復扇形走査させる動力伝達手段と
を備えた超音波探触子と、前記低周波用超音波変
換部を駆動する第1のパルス駆動器と前記高周波
用超音波変換部を駆動する第2のパルス駆動器と
これら2つのパルス駆動器のパルス発生タイミン
グを制御する遅延制御部とから構成された制御駆
動部と、前記高周波用超音波変換部の出力を受信
する受信回路と、前記受信回路に接続されポンプ
波とプローブ波の重畳伝搬における相互作用から
被検体内の音響特性を算出する信号処理部と、前
記信号処理部の算出結果を表示する表示部と、前
記モータと前記ポテンシオメータと制御駆動部と
信号処理部と表示部を制御する主制御部と、制御
駆動部と信号処理部に接続されクロツクを供給す
るクロツク源を備えたものである。
作 用
本発明は、上記のような構成により次のような
作用を有する。
作用を有する。
すなわち、超音波変換器より周波数の異なる2
種類の超音波パルスであるプローブ波パルスとポ
ンプ波パルスを精度良く位相制御しながら送出
し、ポンプ波パルスの粒子加速度正負のピーク位
置のプローブ波パルスを重畳伝搬させた場合の受
信信号から各々の位相状態でのスペクトル分布を
求めて比較することにより、被検体内の複雑な散
乱特性を相殺して被検体内の音響特性を求めるこ
とができる。更に、被検体に到達するまでに2つ
の超音波パルスが充分に重畳されるように伝搬経
路長を超音波セルで確保してあるため、2つの超
音波パルスの相互作用によるプローブ波パルスの
変調を常に被検体内で引き起こすことが可能とな
り、高精度な音響特性の算出ができる。また、モ
ータの駆動により動力伝達手段を介して超音波変
換器を走査することにより、2次元の音響特性分
布を得ることができる。
種類の超音波パルスであるプローブ波パルスとポ
ンプ波パルスを精度良く位相制御しながら送出
し、ポンプ波パルスの粒子加速度正負のピーク位
置のプローブ波パルスを重畳伝搬させた場合の受
信信号から各々の位相状態でのスペクトル分布を
求めて比較することにより、被検体内の複雑な散
乱特性を相殺して被検体内の音響特性を求めるこ
とができる。更に、被検体に到達するまでに2つ
の超音波パルスが充分に重畳されるように伝搬経
路長を超音波セルで確保してあるため、2つの超
音波パルスの相互作用によるプローブ波パルスの
変調を常に被検体内で引き起こすことが可能とな
り、高精度な音響特性の算出ができる。また、モ
ータの駆動により動力伝達手段を介して超音波変
換器を走査することにより、2次元の音響特性分
布を得ることができる。
実施例
以下、本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第1図a,bは本発明の一実施例における超音
波計測装置の主要部である超音波探触子を示し、
同図aは一部切欠き正面図、同図bは一部切欠き
側面図である。第1図a,bに示すように筐体1
はその前側にメンブレン2を有し、筐体1は中間
部に取り付けられた仕切り板3により前側の超音
波セル4と後側の電気系セル5に区画されてい
る。超音波セル4内には超音波変換器6が設けら
れ、この超音波変換器6はその回転軸7が筐体1
に回転可能に支持されている。超音波変換器6は
中心部に高周波の超音波パルスであるプローブ波
パルスを送出する円板状のプローブ波用超音波変
換部8が配置され、外周部に低周波の超音波パル
スであるポンプ波パルスを送出する環状のポンプ
波用超音波変換部9が配置されている(第2図
a,b参照)。プローブ波用超音波変換部8とポ
ンプ波用超音波変換部9を上記のように配置する
ことにより、後述のようにポンプ波パルスにプロ
ーブ波パルスを重畳させる際、ポンプ波パルスの
出力を大きくすることができると共に、このパン
ブ波パルスにプローブ波パルスを歪を生じること
なく、正確に重畳させることができる。電気系セ
ル5内にはモータ10が設けられ、モータ10の
軸11は仕切り板3にウオータシール12を介し
て挿通され、軸11の突出端部にかさ歯車13が
取り付けられている。超音波変換器6には受動板
14が取り付けられ、受動板14には円弧状のラ
ツク15が取り付けられ、このラツク15が上記
かさ歯車13にかみ合わされている。したがつ
て、モータ10の駆動によりかさ歯車13、ラツ
ク15を介して超音波変換器6が往復扇形(揺
動)運動される。筐体1の外側には回転角検出器
としてポテンシオメータ16が取り付けられ、こ
のポテンシオメータ16が回転軸7の突出端部に
接続されている。超音波セル4内には水等の超音
波伝搬材17が充填されている。プローブ波用超
音波変換部8、ポンプ波用超音波変換部9、モー
タ10、ポテンシオメータ16はそれぞれ送信パ
ルス送出用信号線18、送受信用信号線19、駆
動用信号線20、出力用信号線21により超音波
計測装置本体に接続されている。上記超音波変換
器6の超音波放射面からメンブレン2までの超音
波伝搬経路が上記超音波変換器6から放射される
ポンプ波超音波パルスとプローブ波超音波パルス
が充分に重畳される長さを確保するように超音波
セル4が構成されている。したがつて、超音波変
換器6の超音波放射面から放射された超音波パル
スがメンブレン2を透過して被検体23中を伝搬
し、散乱されてメンブレン2を透過して超音波変
換器6の超音波放射面に到達し、この受信信号よ
り後述のように情報を得ることができるが、この
とき、メンブレン2で反射し、超音波変換器6の
超音波放射面で再反射し、メンブレン2を透過す
る多重反射波も、伝搬経路長を確保した超音波セ
ル4にて影響されることなく高精度に被検体23
内の音響特性を算出することができる。
波計測装置の主要部である超音波探触子を示し、
同図aは一部切欠き正面図、同図bは一部切欠き
側面図である。第1図a,bに示すように筐体1
はその前側にメンブレン2を有し、筐体1は中間
部に取り付けられた仕切り板3により前側の超音
波セル4と後側の電気系セル5に区画されてい
る。超音波セル4内には超音波変換器6が設けら
れ、この超音波変換器6はその回転軸7が筐体1
に回転可能に支持されている。超音波変換器6は
中心部に高周波の超音波パルスであるプローブ波
パルスを送出する円板状のプローブ波用超音波変
換部8が配置され、外周部に低周波の超音波パル
スであるポンプ波パルスを送出する環状のポンプ
波用超音波変換部9が配置されている(第2図
a,b参照)。プローブ波用超音波変換部8とポ
ンプ波用超音波変換部9を上記のように配置する
ことにより、後述のようにポンプ波パルスにプロ
ーブ波パルスを重畳させる際、ポンプ波パルスの
出力を大きくすることができると共に、このパン
ブ波パルスにプローブ波パルスを歪を生じること
なく、正確に重畳させることができる。電気系セ
ル5内にはモータ10が設けられ、モータ10の
軸11は仕切り板3にウオータシール12を介し
て挿通され、軸11の突出端部にかさ歯車13が
取り付けられている。超音波変換器6には受動板
14が取り付けられ、受動板14には円弧状のラ
ツク15が取り付けられ、このラツク15が上記
かさ歯車13にかみ合わされている。したがつ
て、モータ10の駆動によりかさ歯車13、ラツ
ク15を介して超音波変換器6が往復扇形(揺
動)運動される。筐体1の外側には回転角検出器
としてポテンシオメータ16が取り付けられ、こ
のポテンシオメータ16が回転軸7の突出端部に
接続されている。超音波セル4内には水等の超音
波伝搬材17が充填されている。プローブ波用超
音波変換部8、ポンプ波用超音波変換部9、モー
タ10、ポテンシオメータ16はそれぞれ送信パ
ルス送出用信号線18、送受信用信号線19、駆
動用信号線20、出力用信号線21により超音波
計測装置本体に接続されている。上記超音波変換
器6の超音波放射面からメンブレン2までの超音
波伝搬経路が上記超音波変換器6から放射される
ポンプ波超音波パルスとプローブ波超音波パルス
が充分に重畳される長さを確保するように超音波
セル4が構成されている。したがつて、超音波変
換器6の超音波放射面から放射された超音波パル
スがメンブレン2を透過して被検体23中を伝搬
し、散乱されてメンブレン2を透過して超音波変
換器6の超音波放射面に到達し、この受信信号よ
り後述のように情報を得ることができるが、この
とき、メンブレン2で反射し、超音波変換器6の
超音波放射面で再反射し、メンブレン2を透過す
る多重反射波も、伝搬経路長を確保した超音波セ
ル4にて影響されることなく高精度に被検体23
内の音響特性を算出することができる。
第2図aは上記のように構成された本発明の超
音波探触子22を用いた超音波計測装置の一例を
示す機能ブロツク図である。第2図aにおいて、
24は制御駆動であり、低周波帯の第1の超音波
パルスであるポンプ波パルスを送出するポンプ波
用超音波変換部9および上記第1の超音波パルス
より周波数の高い第2の超音波パルスであるプロ
ーブ波パルスを送出するプローブ波用超音波変換
部8を位相制御駆動する。この制御駆動部24は
第2図bの機能ブロツク図に示すようにポンプ波
用超音波変換部9を駆動するパルス駆動器31
と、プローブ波パルス用超音波変換部8を駆動す
るパルス駆動器32と、パルス駆動器31および
32の相互のパルス発生タイミング差を制御する
遅延制御部33とから構成されている。第2図a
において、25はプローブ波用超音波変換部8の
出力である受信信号を増幅する受信回路、26は
受信回路25の出力に信号処理を行う信号処理部
であり、この信号処理部26は第2図cの概略ブ
ロツク図に示すように構成されている。第2図c
において、41は受信回路25から出力された受
信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、
42はA/D変換器41の出力を記憶するメモ
リ、43はメモリ42の書き込みアドレスを発生
させる書き込みアドレス発生部、44はメモリ4
2の読み出しアドレスを発生させる読み出しアド
レス発生部、45,46はメモリ42の出力を任
意の区間抜き出すウインドウ特性部、47はウイ
ンドウ特性部45で抜き出されたデータにより受
信信号のスペクトルを算出する周波数分析部、4
8はウインドウ特性部46で抜き出されたデータ
により受信信号のスペクトルを算出する周波数分
析部、49は周波数分析部47,48により被検
体23の音響特性である超音波減衰特性を演算す
る演算部である。第2図aにおいて、27は制御
駆動部24の遅延制御部33(第2図b参照)、
信号処理部26のA/D変換器41(第2図c参
照)へクロツクを供給するクロツク源、28は信
号処理部26の出力を表示する表示部、29はシ
ステム全体の制御を行う主制御部である。
音波探触子22を用いた超音波計測装置の一例を
示す機能ブロツク図である。第2図aにおいて、
24は制御駆動であり、低周波帯の第1の超音波
パルスであるポンプ波パルスを送出するポンプ波
用超音波変換部9および上記第1の超音波パルス
より周波数の高い第2の超音波パルスであるプロ
ーブ波パルスを送出するプローブ波用超音波変換
部8を位相制御駆動する。この制御駆動部24は
第2図bの機能ブロツク図に示すようにポンプ波
用超音波変換部9を駆動するパルス駆動器31
と、プローブ波パルス用超音波変換部8を駆動す
るパルス駆動器32と、パルス駆動器31および
32の相互のパルス発生タイミング差を制御する
遅延制御部33とから構成されている。第2図a
において、25はプローブ波用超音波変換部8の
出力である受信信号を増幅する受信回路、26は
受信回路25の出力に信号処理を行う信号処理部
であり、この信号処理部26は第2図cの概略ブ
ロツク図に示すように構成されている。第2図c
において、41は受信回路25から出力された受
信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器、
42はA/D変換器41の出力を記憶するメモ
リ、43はメモリ42の書き込みアドレスを発生
させる書き込みアドレス発生部、44はメモリ4
2の読み出しアドレスを発生させる読み出しアド
レス発生部、45,46はメモリ42の出力を任
意の区間抜き出すウインドウ特性部、47はウイ
ンドウ特性部45で抜き出されたデータにより受
信信号のスペクトルを算出する周波数分析部、4
8はウインドウ特性部46で抜き出されたデータ
により受信信号のスペクトルを算出する周波数分
析部、49は周波数分析部47,48により被検
体23の音響特性である超音波減衰特性を演算す
る演算部である。第2図aにおいて、27は制御
駆動部24の遅延制御部33(第2図b参照)、
信号処理部26のA/D変換器41(第2図c参
照)へクロツクを供給するクロツク源、28は信
号処理部26の出力を表示する表示部、29はシ
ステム全体の制御を行う主制御部である。
以上のような構成において、以下その動作を説
明する。
明する。
まず、プローブ波パルスとポンプ波パルスの関
係について説明する。プローブ波パルスの一例を
第3図aに示し、ポンプ波パルスの一例を第3図
bに示す。第3図cはプローブ波パルスとポンプ
波パルスが重畳された例を示す。これらの波形は
制御駆動部24の遅延制御部33の制御によるも
のである。ポンプ波パルスの中心周波数は、例え
ば0.3MHzで、プローブ波パルスの中心周波数は
例えば3MHzであり、これらの中心周波数は大幅
に異なる値が選ばれている。第3図cにおいて
は、プローブ波パルスの波形の重心はポンプ波パ
ルスの粒子速度が零近傍で、かつその粒子加速度
が正のピークを示すタイミングで重畳されてい
る。ポンプ波パルスの波長を∧、プローブ波パル
スのパルス長をtとしたとき、式の(1)式の関係に
設定するのが望ましい。
係について説明する。プローブ波パルスの一例を
第3図aに示し、ポンプ波パルスの一例を第3図
bに示す。第3図cはプローブ波パルスとポンプ
波パルスが重畳された例を示す。これらの波形は
制御駆動部24の遅延制御部33の制御によるも
のである。ポンプ波パルスの中心周波数は、例え
ば0.3MHzで、プローブ波パルスの中心周波数は
例えば3MHzであり、これらの中心周波数は大幅
に異なる値が選ばれている。第3図cにおいて
は、プローブ波パルスの波形の重心はポンプ波パ
ルスの粒子速度が零近傍で、かつその粒子加速度
が正のピークを示すタイミングで重畳されてい
る。ポンプ波パルスの波長を∧、プローブ波パル
スのパルス長をtとしたとき、式の(1)式の関係に
設定するのが望ましい。
zt<∧ ……(1)
上記(1)式の関係を満たすと、プローブ波パルス
の変調特性の解析を容易に行うことができる。
の変調特性の解析を容易に行うことができる。
次に第3図に示した各パルスが被検体23内を
伝搬する様子を詳しく説明する。通常の超音波診
断装置で用いられる程度のピーク超音波出力レベ
ルの場合でも、伝搬の非線形現象により超音波の
波形が歪むことが知られている。その原因は次の
(2)式により簡単に説明することができる。
伝搬する様子を詳しく説明する。通常の超音波診
断装置で用いられる程度のピーク超音波出力レベ
ルの場合でも、伝搬の非線形現象により超音波の
波形が歪むことが知られている。その原因は次の
(2)式により簡単に説明することができる。
△C=(1+B/2・A)・U ……(2)
ここで、Uは音波の粒子速度、B/Aは媒体の
音響的非線形パラメータ、△Cは非線形効果に基
づく音速の変化分である。上記(2)式は、音波の粒
子速度Uの方向が音波進行方向と一致するとき音
速変化△Cは増大し、逆方向に場合には減少し、
結果的には音波の波形が歪むことを示す。この伝
搬の非線形現象が超音波パルスの波形に与える影
響を第4図に示す。第4図aは伝搬に伴うポンプ
波パルスの歪を示したものであり、第4図bは第
4図aに示すポンプ波パルスの歪により、重畳さ
れたプローブ波パルスの中心周波数が伝搬に伴い
圧縮され、高周波側へシフトしている状態を示し
たものである。また、逆にポンプ波パルスの粒子
加速度が負のピーク位置にプローブ波パルスを重
畳させた場合には、伝搬に伴い伸張され、低周波
側にシフトする。したがつて、中心周波数が高周
波側にシフトする場合と低周波側にシフトする場
合の差をとれば、非線形効果に基づく中心波数の
変化量を大きく得ることが可能となる。ポンプ波
パルスの粒子加速度が正のピーク位置にプローブ
波パルスを重畳させた時のプローブ波パルスの受
信信号のスペクトルをR+(ω)、ポンプ波パルス
の粒子加速度が負のピーク位置にプローブ波パル
スを重畳させた時のプローブ波パルスの受信信号
のスペクトルをP−(ω)とすると、P±(ω)は
次の(3)式で表わされる。
音響的非線形パラメータ、△Cは非線形効果に基
づく音速の変化分である。上記(2)式は、音波の粒
子速度Uの方向が音波進行方向と一致するとき音
速変化△Cは増大し、逆方向に場合には減少し、
結果的には音波の波形が歪むことを示す。この伝
搬の非線形現象が超音波パルスの波形に与える影
響を第4図に示す。第4図aは伝搬に伴うポンプ
波パルスの歪を示したものであり、第4図bは第
4図aに示すポンプ波パルスの歪により、重畳さ
れたプローブ波パルスの中心周波数が伝搬に伴い
圧縮され、高周波側へシフトしている状態を示し
たものである。また、逆にポンプ波パルスの粒子
加速度が負のピーク位置にプローブ波パルスを重
畳させた場合には、伝搬に伴い伸張され、低周波
側にシフトする。したがつて、中心周波数が高周
波側にシフトする場合と低周波側にシフトする場
合の差をとれば、非線形効果に基づく中心波数の
変化量を大きく得ることが可能となる。ポンプ波
パルスの粒子加速度が正のピーク位置にプローブ
波パルスを重畳させた時のプローブ波パルスの受
信信号のスペクトルをR+(ω)、ポンプ波パルス
の粒子加速度が負のピーク位置にプローブ波パル
スを重畳させた時のプローブ波パルスの受信信号
のスペクトルをP−(ω)とすると、P±(ω)は
次の(3)式で表わされる。
P±(ω)=H±(ω)・S±(ω)・G(ω)・T
(ω) ……(3) 上記(3)式において、H±(ω)は変調されたプ
ローブ波スペクトル、S±(ω)は被検体23内
の散乱特性、G(ω)は散乱後の伝搬に伴う減衰
特性である。変調された2つの受信信号のスペク
トルP±(ω)の比をとると、次の(4)式となる。
(ω) ……(3) 上記(3)式において、H±(ω)は変調されたプ
ローブ波スペクトル、S±(ω)は被検体23内
の散乱特性、G(ω)は散乱後の伝搬に伴う減衰
特性である。変調された2つの受信信号のスペク
トルP±(ω)の比をとると、次の(4)式となる。
P−(ω)/P+(ω)=H−(ω)・S−(ω)/
H+(ω)・S+(ω)……(4) 変調されたプローブ波パルスのスペクトルH±
(ω)に対し、被検体内23内の散乱特性S±
(ω)があまり変化しないとするならば、上記(4)
式の次の(5)式のように近似される。
H+(ω)・S+(ω)……(4) 変調されたプローブ波パルスのスペクトルH±
(ω)に対し、被検体内23内の散乱特性S±
(ω)があまり変化しないとするならば、上記(4)
式の次の(5)式のように近似される。
P−(ω)/P+(ω)H−(ω)/H+(ω)…
…(5) 上記(5)式において、P±(ω)の比は、被検体
内の複雑な散乱特性S±(ω)を含まず、単純に
変調されたプローブ波パルスのスペクトルH±
(ω)の比となる。このスペクトルH±(ω)の比
が1となる周波数をxとすると、この周波数x
は被検体23の減衰特性や非線形パラメータB/
A値等に依存する値であることが解析的に求めら
れる。以上より変調されたプローブ波パルスの受
信信号スペクトルP±(ω)の比が1となる周波
数を算出することにより、被検体23内の音響的
性質を求めることができる。
…(5) 上記(5)式において、P±(ω)の比は、被検体
内の複雑な散乱特性S±(ω)を含まず、単純に
変調されたプローブ波パルスのスペクトルH±
(ω)の比となる。このスペクトルH±(ω)の比
が1となる周波数をxとすると、この周波数x
は被検体23の減衰特性や非線形パラメータB/
A値等に依存する値であることが解析的に求めら
れる。以上より変調されたプローブ波パルスの受
信信号スペクトルP±(ω)の比が1となる周波
数を算出することにより、被検体23内の音響的
性質を求めることができる。
以上説明したように、ポンプ波パルスの粒子加
速度の正、負のピーク位置にプローブ波パルスを
重畳した時の受信信号のスペクトルを比較するこ
とにより被検体23内の音響特性を得ることがで
き、この計測を被検体23内の複数の部位で行う
ことにより音響特性の分布を求めることができ
る。
速度の正、負のピーク位置にプローブ波パルスを
重畳した時の受信信号のスペクトルを比較するこ
とにより被検体23内の音響特性を得ることがで
き、この計測を被検体23内の複数の部位で行う
ことにより音響特性の分布を求めることができ
る。
次に被検体23内の複数の部位からの受信信号
が処理される過程を説明する。
が処理される過程を説明する。
ポンプ波用超音波変換部9とプローブ波用超音
波変換部8からなる超音波変換器6を第1図a,
bにおいて、ある任意の回転位置で止める。この
超音波変換器6を止めるには、主制御部29(第
2図参照)からのモータ駆動信号を駆動用信号線
20を介してモータ10へ送出することによりモ
ータ10を静止させればよい。このモータ10の
静止状態で、第2図bに示す制御駆動部24の遅
延制御部33は、プローブ波パルスがポンプ波パ
ルスの粒子加速度正のピーク位置に重畳されるよ
うにパルス駆動器31およびパルス駆動器32を
制御する。ポンプ波用超音波変換部9とプローブ
用超音波変換部8から送出されたポンプ波パルス
とプローブ波パルスは、超音波セル4内の、例え
ば水で構成された超音波伝搬材17中で重畳さ
れ、メンブレン2で接触している被検体23の中
を伝搬しながらら、プローブ波パルスは非線形現
象に基づく伝搬歪を生じて変調される。同時に被
検体23内の音響的質の変化に対応して次々に散
乱され、その一部はプローブ波用超音波変換部8
に到達し、受信信号に変換される。この受信信号
は第2図aに示す受信回路25でS/N良く増幅
された後、第2図cに示す信号処理部26内の
A/D変換器41でデジタル信号に変換され、メ
モリ42における書き込みアドレス発生部43の
示す位置に記憶される。次に、第2図bに示す遅
延制御部33は、プローブ波パルスがポンプ波パ
ルスの粒子加速度負のピーク位置に重畳されるよ
うにパルス駆動器31およびパルス駆動器32を
制御する。ポンプ波用超音波変換部9とプローブ
波用超音波変換部8から送出されたポンプ波パル
スとプローブ波パルスは、上記と同様に被検体2
3内の音響的質の変化に対応して次々に散乱さ
れ、その一部はプローブ波用超音波変換部8に到
達し、受信信号に変換され、受信回路25を通
り、信号処理部26のA/D変換器41でデジタ
ル信号に変換され、メモリ42における書き込み
アドレス発生部43の示す位置に記憶される。メ
モリ42に記憶されているポンプ波パルスの粒子
加速度正のピーク位置に重畳した時の受信信号は
ウインドウ特性部45に出力され、算出しようと
する部位の被検深さに対応するデータを、例えば
ハミングウインドウで、例えば2cmに対応する領
域を抜き出し、周波数分析部47で受信信号のス
ペクトルP+(ω)を算出する。このスペクトル
P+(ω)を算出する方法は、高速フーリエ変換
手法(FFT)等で実現することができる。同様
に、ポンプ波パルスの粒子加速度負のピーク位置
に重畳した時の受信信号はウインドウ特性部46
に転送し、上記の被検深さに対応する領域を抜き
出し、周波数分析部48で受信信号のスペクトル
P−(ω)を算出する。周波数分析部47および
48で算出された2つのスペクトルP±(ω)は、
演算部49において、P±(ω)の比が1となる
周波数xを求め、更にこの周波数xに依存する
音響特性を求め、表示部28において、主制御部
29から転速されたポテンシオメータ16の出力
に基づき走査角データに対応した位置に表示す
る。次に、主制御部29は、モータ駆動信号を信
号線20を介し、モータ10に転送する。モータ
10は信号線20から送られてきた信号によりか
さ歯車13を回転させ、ラツク15を介して受動
板14および超音波変換器6を回転軸7を中心と
して扇形に動作させる。主制御部29はポテンシ
オメータ16の出力を読み込み、超音波変換器6
がある微小角移動すると、上記のようにモータ1
0へ停止信号を送り、モータ10を静止させる。
次に、上記の信号処理過程で説明した受信信号測
定と信号処理を行い、異なつた部位でのスペクト
ル比を求め、音響特性を求める。この動作を繰り
返すことにより、被検体23内の2次元の音響特
性分布を得ることができる。なお、超音波変換器
6がある角度、例えば10゜になると、モータ10
の回転方向を変えて超音波変換器6を往復扇形走
査させる。
波変換部8からなる超音波変換器6を第1図a,
bにおいて、ある任意の回転位置で止める。この
超音波変換器6を止めるには、主制御部29(第
2図参照)からのモータ駆動信号を駆動用信号線
20を介してモータ10へ送出することによりモ
ータ10を静止させればよい。このモータ10の
静止状態で、第2図bに示す制御駆動部24の遅
延制御部33は、プローブ波パルスがポンプ波パ
ルスの粒子加速度正のピーク位置に重畳されるよ
うにパルス駆動器31およびパルス駆動器32を
制御する。ポンプ波用超音波変換部9とプローブ
用超音波変換部8から送出されたポンプ波パルス
とプローブ波パルスは、超音波セル4内の、例え
ば水で構成された超音波伝搬材17中で重畳さ
れ、メンブレン2で接触している被検体23の中
を伝搬しながらら、プローブ波パルスは非線形現
象に基づく伝搬歪を生じて変調される。同時に被
検体23内の音響的質の変化に対応して次々に散
乱され、その一部はプローブ波用超音波変換部8
に到達し、受信信号に変換される。この受信信号
は第2図aに示す受信回路25でS/N良く増幅
された後、第2図cに示す信号処理部26内の
A/D変換器41でデジタル信号に変換され、メ
モリ42における書き込みアドレス発生部43の
示す位置に記憶される。次に、第2図bに示す遅
延制御部33は、プローブ波パルスがポンプ波パ
ルスの粒子加速度負のピーク位置に重畳されるよ
うにパルス駆動器31およびパルス駆動器32を
制御する。ポンプ波用超音波変換部9とプローブ
波用超音波変換部8から送出されたポンプ波パル
スとプローブ波パルスは、上記と同様に被検体2
3内の音響的質の変化に対応して次々に散乱さ
れ、その一部はプローブ波用超音波変換部8に到
達し、受信信号に変換され、受信回路25を通
り、信号処理部26のA/D変換器41でデジタ
ル信号に変換され、メモリ42における書き込み
アドレス発生部43の示す位置に記憶される。メ
モリ42に記憶されているポンプ波パルスの粒子
加速度正のピーク位置に重畳した時の受信信号は
ウインドウ特性部45に出力され、算出しようと
する部位の被検深さに対応するデータを、例えば
ハミングウインドウで、例えば2cmに対応する領
域を抜き出し、周波数分析部47で受信信号のス
ペクトルP+(ω)を算出する。このスペクトル
P+(ω)を算出する方法は、高速フーリエ変換
手法(FFT)等で実現することができる。同様
に、ポンプ波パルスの粒子加速度負のピーク位置
に重畳した時の受信信号はウインドウ特性部46
に転送し、上記の被検深さに対応する領域を抜き
出し、周波数分析部48で受信信号のスペクトル
P−(ω)を算出する。周波数分析部47および
48で算出された2つのスペクトルP±(ω)は、
演算部49において、P±(ω)の比が1となる
周波数xを求め、更にこの周波数xに依存する
音響特性を求め、表示部28において、主制御部
29から転速されたポテンシオメータ16の出力
に基づき走査角データに対応した位置に表示す
る。次に、主制御部29は、モータ駆動信号を信
号線20を介し、モータ10に転送する。モータ
10は信号線20から送られてきた信号によりか
さ歯車13を回転させ、ラツク15を介して受動
板14および超音波変換器6を回転軸7を中心と
して扇形に動作させる。主制御部29はポテンシ
オメータ16の出力を読み込み、超音波変換器6
がある微小角移動すると、上記のようにモータ1
0へ停止信号を送り、モータ10を静止させる。
次に、上記の信号処理過程で説明した受信信号測
定と信号処理を行い、異なつた部位でのスペクト
ル比を求め、音響特性を求める。この動作を繰り
返すことにより、被検体23内の2次元の音響特
性分布を得ることができる。なお、超音波変換器
6がある角度、例えば10゜になると、モータ10
の回転方向を変えて超音波変換器6を往復扇形走
査させる。
以上の説明では、モータ10を主制御部29の
モータ駆動信号により、動作と停止を繰り返し、
ステツプ状に移動させているが、ポンプ波パルス
の粒子加速度の正負のピーク位置に重畳させた時
の受信信号の測定部位が微小区間の間に2種類の
信号を測定するとすれば、あまり変化がない。こ
のことを考えれば、ある程度、算出度は落ちる
が、モータ10を停止させずに連続的に移動しな
がら測定することにより、少ない時間で音響特性
分布を得ることができる。
モータ駆動信号により、動作と停止を繰り返し、
ステツプ状に移動させているが、ポンプ波パルス
の粒子加速度の正負のピーク位置に重畳させた時
の受信信号の測定部位が微小区間の間に2種類の
信号を測定するとすれば、あまり変化がない。こ
のことを考えれば、ある程度、算出度は落ちる
が、モータ10を停止させずに連続的に移動しな
がら測定することにより、少ない時間で音響特性
分布を得ることができる。
発明の効果
以上述べたように本発明によれば、高周波パル
スであるプローブ波パルスを送出する高周波用超
音波変換部を中心に配置し、低周波パルスである
ポンプ波パルスを送出する低周波用超音波変換部
を外周部に環状に配置しているので、ポンプ波パ
ルスにプローブ波パルスを重畳させる際、ポンプ
波パルスの出力を大きくすることができると共
に、このポンプ波パルスにプローブ波パルスを歪
を生じることなく、正確に重畳させることがで
き、また、高周波パルスであるプローブ波パルス
と低周波パルスであるポンプ波パルスを送出する
ようにしているので、ポンプ波パルスの粒子加速
度正のピーク位置にプローブ波パルスを重畳させ
た時の受信信号と、ポンプ波パルスの粒子加速度
負のピーク位置にプローブ波パルスを重畳させた
時の受信信号を得、これら2つの受信信号は周波
数分析することにより、精度良く被検体内の音響
特性を算出することができる。また、モータの駆
動により動力伝達手段を介して超音波変換器を扇
形往復運動させることができるので、この走査に
より被検体内の2次元の精度の良い音響特性を得
ることができる。また、超音波セルにて伝搬経路
を確保しているため、メンブレンから被検体に超
音波を放射する前に、ポンプ波超音波とプローブ
波超音波を重畳させることができる。しかも、少
ない走査角度で広範囲な領域を計測することがで
き、また、どの走査角度においても同じような重
畳関係で2つの超音波を被検体内に入射させるこ
とができるため、高精度な音響特性の2次元分布
を算出することができる。さらに、超音波変換器
の超音波放射面から筐体の前面のメンブレンまで
の超音波伝搬時間が被検体内の被検深さの超音波
伝搬時間より長くなるように設定することによ
り、被検体に超音波を放射する前にポンプ波超音
波とプローブ波超音波を充分に重畳させることが
できると共に、メンブレンからの多重反射波の影
響を除去でき、高精度な音響特性の算出が可能と
なる。
スであるプローブ波パルスを送出する高周波用超
音波変換部を中心に配置し、低周波パルスである
ポンプ波パルスを送出する低周波用超音波変換部
を外周部に環状に配置しているので、ポンプ波パ
ルスにプローブ波パルスを重畳させる際、ポンプ
波パルスの出力を大きくすることができると共
に、このポンプ波パルスにプローブ波パルスを歪
を生じることなく、正確に重畳させることがで
き、また、高周波パルスであるプローブ波パルス
と低周波パルスであるポンプ波パルスを送出する
ようにしているので、ポンプ波パルスの粒子加速
度正のピーク位置にプローブ波パルスを重畳させ
た時の受信信号と、ポンプ波パルスの粒子加速度
負のピーク位置にプローブ波パルスを重畳させた
時の受信信号を得、これら2つの受信信号は周波
数分析することにより、精度良く被検体内の音響
特性を算出することができる。また、モータの駆
動により動力伝達手段を介して超音波変換器を扇
形往復運動させることができるので、この走査に
より被検体内の2次元の精度の良い音響特性を得
ることができる。また、超音波セルにて伝搬経路
を確保しているため、メンブレンから被検体に超
音波を放射する前に、ポンプ波超音波とプローブ
波超音波を重畳させることができる。しかも、少
ない走査角度で広範囲な領域を計測することがで
き、また、どの走査角度においても同じような重
畳関係で2つの超音波を被検体内に入射させるこ
とができるため、高精度な音響特性の2次元分布
を算出することができる。さらに、超音波変換器
の超音波放射面から筐体の前面のメンブレンまで
の超音波伝搬時間が被検体内の被検深さの超音波
伝搬時間より長くなるように設定することによ
り、被検体に超音波を放射する前にポンプ波超音
波とプローブ波超音波を充分に重畳させることが
できると共に、メンブレンからの多重反射波の影
響を除去でき、高精度な音響特性の算出が可能と
なる。
第1図a,bは本発明の一実施例における超音
波計測装置内の超音波探触子を示し、同図aは一
部切欠き正面図、同図bは一部切欠き側面図、第
2図a,b,cは本発明の一実施例における超音
波計測装置を示し、同図aは全体の機能ブロツク
図、同図bは制御駆動部の機能ブロツク図、同図
cは信号処理部の機能ブロツク図、第3図aはプ
ローブ波パルスの一例を示す図、第3図bはポン
プ波パルスの一例を示す図、第3図cはプローブ
波パルスとポンプ波パルスが重畳された例を示す
図、第4図aは伝搬に伴うポンプ波パルスの歪を
示す図、第4図bはポンプ波パルスの歪により重
畳されたプローブ波パルスの中心周波数が伝搬に
伴い圧縮され、高周波側へシフトしている状態を
示す図、第5図は従来の超音波計測装置を示す機
能ブロツク図である。 1…筐体、2…メンブレン、4…超音波セル、
5…電気系セル、6…超音波変換器、8…プロー
ブ波用超音波変換部、9…ポンプ波用超音波変換
部、10…モータ、13…かさ歯車、15…ラツ
ク、16…ポテンシオメータ、17…超音波伝搬
材、22…超音波探触子、23…被検体、24…
制御駆動部、25…受信回路、26…信号処理
部、27…クロツク源、28…表示部、29…主
制御部、31,32…パルス駆動器、33…遅延
制御部、41…A/D変換器、42…メモリ、4
3…書き込みアドレス発生部、44…読み出しア
ドレス発生部、45,46……ウインドウ特性
部、47,48…周波数特性部、49…演算部。
波計測装置内の超音波探触子を示し、同図aは一
部切欠き正面図、同図bは一部切欠き側面図、第
2図a,b,cは本発明の一実施例における超音
波計測装置を示し、同図aは全体の機能ブロツク
図、同図bは制御駆動部の機能ブロツク図、同図
cは信号処理部の機能ブロツク図、第3図aはプ
ローブ波パルスの一例を示す図、第3図bはポン
プ波パルスの一例を示す図、第3図cはプローブ
波パルスとポンプ波パルスが重畳された例を示す
図、第4図aは伝搬に伴うポンプ波パルスの歪を
示す図、第4図bはポンプ波パルスの歪により重
畳されたプローブ波パルスの中心周波数が伝搬に
伴い圧縮され、高周波側へシフトしている状態を
示す図、第5図は従来の超音波計測装置を示す機
能ブロツク図である。 1…筐体、2…メンブレン、4…超音波セル、
5…電気系セル、6…超音波変換器、8…プロー
ブ波用超音波変換部、9…ポンプ波用超音波変換
部、10…モータ、13…かさ歯車、15…ラツ
ク、16…ポテンシオメータ、17…超音波伝搬
材、22…超音波探触子、23…被検体、24…
制御駆動部、25…受信回路、26…信号処理
部、27…クロツク源、28…表示部、29…主
制御部、31,32…パルス駆動器、33…遅延
制御部、41…A/D変換器、42…メモリ、4
3…書き込みアドレス発生部、44…読み出しア
ドレス発生部、45,46……ウインドウ特性
部、47,48…周波数特性部、49…演算部。
Claims (1)
- 1 筐体と、この筐体内に回転角検出手段である
ポテンシオメータが接続された回転軸により回転
可能に設けられ、中心部に高周波用超音波変換部
を有し、外周部に環状の低周波用超音波変換部を
有する超音波変換器と、前記超音波変換器から被
検体までの伝搬経路長が前記低周波用超音波変換
部から放射されるポンプ波パルスと前記高周波用
超音波変換部から放射されるプローブ波パルスが
重畳できる長さである超音波セルと、前記超音波
変換器を走査するためのモータと、このモータと
上記超音波変換器に連係され、このモータの駆動
により上記超音波変換器を往復扇形走査させる動
力伝達手段とを備えた超音波探触子と、前記低周
波用超音波変換部を駆動する第1のパルス駆動器
と前記高周波用超音波変換部を駆動する第2のパ
ルス駆動器とこれら2つのパルス駆動器のパルス
発生タイミングを制御する遅延制御部とから構成
された制御駆動部と、前記高周波用超音波変換部
の出力を受信する受信回路と、前記受信回路に接
続されポンプ波とプローブ波の重畳伝搬における
相互作用から被検体内の音響特性を算出する信号
処理部と、前記信号処理部の算出結果を表示する
表示部と、前記モータと前記ポテンシオメータと
制御駆動部と信号処理部と表示部を制御する主制
御部と、前記制御駆動部と信号処理部とに接続さ
れクロツクを供給するクロツク源を備えた超音波
計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1010711A JPH02191441A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 超音波計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1010711A JPH02191441A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 超音波計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02191441A JPH02191441A (ja) | 1990-07-27 |
| JPH0587249B2 true JPH0587249B2 (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=11757889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1010711A Granted JPH02191441A (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 超音波計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02191441A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7491172B2 (en) * | 2004-01-13 | 2009-02-17 | General Electric Company | Connection apparatus and method for controlling an ultrasound probe |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50135886A (ja) * | 1974-04-15 | 1975-10-28 | ||
| US4391281A (en) * | 1977-01-06 | 1983-07-05 | Sri International | Ultrasonic transducer system and method |
| JPS60253434A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-14 | 富士通株式会社 | 超音波媒体の非線形パラメ−タ分布測定装置 |
| US4773426A (en) * | 1985-06-03 | 1988-09-27 | Picker International, Inc. | Ultrasonic mechanical sector scanning transducer probe assembly |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP1010711A patent/JPH02191441A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02191441A (ja) | 1990-07-27 |
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| JPH0249103B2 (ja) |
Legal Events
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