JPH0587327U - 高トルク転がり軸受 - Google Patents
高トルク転がり軸受Info
- Publication number
- JPH0587327U JPH0587327U JP2878392U JP2878392U JPH0587327U JP H0587327 U JPH0587327 U JP H0587327U JP 2878392 U JP2878392 U JP 2878392U JP 2878392 U JP2878392 U JP 2878392U JP H0587327 U JPH0587327 U JP H0587327U
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- JP
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- ring
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 高トルク転がり軸受のトルクを大きくかつ安
定したものとすること。 【構成】 保持器18の円周方向の一ヶ所に切断隙間を
形成して保持器18を弾性的に拡径および縮径可能とす
るとともに、保持器18を固定側の軌道輪14に対して
弾性的に圧着嵌合し、転動体17が公転方向に移動する
とき押圧するポケット孔20の内側壁を、固定側の軌道
輪14に臨んでポケット孔20の内側方向に傾斜させ
る。
定したものとすること。 【構成】 保持器18の円周方向の一ヶ所に切断隙間を
形成して保持器18を弾性的に拡径および縮径可能とす
るとともに、保持器18を固定側の軌道輪14に対して
弾性的に圧着嵌合し、転動体17が公転方向に移動する
とき押圧するポケット孔20の内側壁を、固定側の軌道
輪14に臨んでポケット孔20の内側方向に傾斜させ
る。
Description
【0001】
本考案は自動車のステアリング装置などに使用される高トルク転がり軸受に関 する。
【0002】
自動車のステアリング装置では、車体に支持された円筒状のステアリングコラ ム内にステアリングシャフトを回転自在に支持している。ステアリングコラムと ステアリングシャフトとの間には、ステアリングシャフトの回転を円滑にするた め、例えば図4に示すような深溝型玉軸受等の転がり軸受1が設けられている。 この転がり軸受1は、外周面に内輪軌道2を有する内輪(内軌道輪)3と、内周 面に外輪軌道4を有する外輪(外軌道輪)5と、内輪軌道2と外輪軌道4との間 に転動自在に設けられた複数の転動体6と、転動体6を保持する保持器7と、内 外輪3、5間の円筒状空間8の両端を閉塞する一対のシール部材9、9とから構 成されている。そして内輪3の内径面にステアリングシャフトが嵌合され、外輪 4の外径面がステアリングコラムの内周面に嵌合される。
【0003】
ステアリング装置を構成するギアボックスには、自動車の直進安定性を確保す るため多少の遊びが設けられており、ステアリングホイールがわずかに回動して も前輪に舵角が与えられないようになっている。この遊びの存在により、ステア リングホイールを遊びの範囲内で少しだけ回動させるのに要する力は小さいもの となるが、ステアリングホイールがあまりにも軽い力で回動するとハンドル操作 感覚が悪くなってしまう。
【0004】 そこで、従来はステアリングホイールが遊びの範囲内で回動するのに要する力 を適当に大きくするため、前記転がり軸受の円筒状空間内に封入するグリースの 量を大きくするか、及び/又は、シール部材9のリップ部のシメシロを大きくす るなどの対策を施していたが、安定した高トルクを得ることが困難であった。
【0005】
本考案に係る高トルク転がり軸受は、保持器の円周方向の一ヶ所に切断隙間を 形成して保持器を弾性的に拡径および縮径可能とするとともに、前記保持器を固 定側の軌道輪に対して弾性的に圧着嵌合し、転動体が公転方向に移動するとき押 圧する前記ポケット孔の内側壁を、固定側の軌道輪に臨んでポケット孔の内側方 向に傾斜させている。
【0006】
保持器は固定側軌道輪と圧接しているので、転動体が公転方向に移動する際ポ ケット孔の内側壁が押圧される。この内側壁は固定側の軌道輪に臨んでポケット 孔の内側方向に傾斜されているので、前記押圧力により保持器の径を半径方向に 変化させる半径方向分力が生じ、この分力により保持器が固定側の軌道輪にさら に強く圧着するようになり、軌道輪の回動を妨げようとする高トルクが得られる 。
【0007】
図1に示す如く本考案の第1実施例に係る転がり軸受10は、ステアリングシ ャフト11に嵌合された内輪12と、ステアリングコラム13の内周に嵌合され た外輪14と、内外輪の軌道面15,16間に転動自在に等間隔で配置された複 数の転動体17と、これら転動体17を保持するリング状の保持器18とで構成 されている。軌道面15,16間の両端部はシール部材23にて閉塞され、内側 にはグリースが充填されている。
【0008】 保持器18は樹脂製の外輪案内型であって、その外周面は外輪14の内周面と 摺接し、保持器18内周面は内輪12外周面との間に所定の間隙を形成している 。また保持器18は冠型をなし、図2に示す如くポケット孔の片側に開放部19 が形成されている。保持器18の素材は樹脂の他、鉄板にゴムを加硫したもので もよい。
【0009】 従来の保持器18は完全なリング状であったが、本考案では保持器18の一ヶ 所が切断部22で切れている。また転動体17が収容された保持器18のポケッ ト孔20内周面は従来と異なり円錐状とされ、ポケット孔20の径は内輪12側 が大きく外輪14側が小さくされている。このような円錐状のポケット孔20は 切断部の両側近傍で少なくとも一対必要であるが、全部のポケット孔が必ずしも 円錐状である必要はない。
【0010】 転がり軸受10は前記の如く構成され、ステアリングシャフト11を回動させ ると転動体17が内外輪軌道面15,16に沿って移動する。その際転動体17 が保持器18のポケット孔20の傾斜した内側壁21と当接し、保持器18を半 径方向外方に拡径する力を作用させる。保持器は切断部22で切れているため、 半径方向外方の力が作用すると比較的容易に拡径し、この結果保持器18外周面 が外輪14内周面と圧接し、両者間に比較的大きな摩擦力を生じさせ、ステアリ ングホイールの操作に対し比較的高いトルク感を与える。
【0011】 前記実施例ではポケット孔20の形状を円錐状としたが、これは加工上の理由 に基づくものであって、転動体17が接触するポケット孔20の内面に図1のよ うな傾斜があれば保持器18を半径方向外方に拡径する力を生じるので、ポケッ ト孔20形状は円錐状に限られない。すなわち図2ではポケット孔20の内面は 傾斜していなくてもよい。
【0012】 次に本考案の第2実施例につき図3に基づき説明する。この実施例では内輪1 2は軸25に固定され、外輪14が回動自在とされている。また保持器26は内 輪12案内型で、そのポケット孔27は円錐状であるが、内輪側の径が小さく外 輪側の径が大きくされている。
【0013】 図3で外輪14が回動すると転動体17が内外輪軌道面15,16間を円周方 向に移動する。この際転動体17がポケット孔27の内側壁を押圧し、この押圧 力の半径方向分力により保持器26が縮径し、保持器26の内周面が内輪12外 周面と圧接して転動体17の移動に対し抵抗を与え、ひいては外輪14の回動に 対し抵抗となる比較的高いトルクを与える。
【0014】 前記第1実施例は本考案をステアリングシャフト支持用軸受に適用したもので あるが、本考案は内輪又は外輪の回動ないし回転に対し抵抗となるトルクの発生 が必要な各種の軸受に応用可能である。また本考案の転がり軸受に対し、内外輪 間に比較的多量のグリースを充填したり、シール部材のリップ部のシメシロを大 きくするなどの従来の高トルク対策を併用してもよいことは勿論である。
【0015】
本考案は前記の如く、軌道輪案内の保持器の一ヶ所に切断隙間を入れて保持器 が弾性的に拡径および縮径可能とし、かつ転動体が公転時に当接する保持器ポケ ット孔の内壁を傾斜させているので、軌道輪を回動させると保持器が固定側の軌 道輪に比較的強く圧接し、軌道輪の回転に対し反対方向に十分なトルクを与える 。従って本考案の軸受をステアリング装置のシャフト支持用軸受に使用した場合 、ステアリングホイールの操作に安定した適度のトルク感を付与することができ 、その操作感覚を良好なものとすることができる。
【図1】本考案を自動車のステアリング装置のシャフト
支持用軸受に適用した場合の高トルク転がり軸受の断面
図。
支持用軸受に適用した場合の高トルク転がり軸受の断面
図。
【図2】図1のII−II線矢視断面図。
【図3】本考案の別の実施例の高トルク転がり軸受の断
面図。
面図。
【図4】従来の高トルク転がり軸受の断面図。
10 転がり軸受 11 ステアリングシャフト 12 内輪 13 ステアリングコラム 14 外輪 15,16 軌道面 17 転動体 18,26 保持器 20,27 ポケット孔
Claims (2)
- 【請求項1】 内外軌道輪間に複数の転動体が配設さ
れ、前記転動体がリング状の保持器の複数のポケット孔
内に保持されてなる転がり軸受において、前記保持器の
円周方向の一ヶ所に切断隙間を形成して前記保持器を弾
性的に拡径および縮径可能とするとともに、前記保持器
を固定側の軌道輪に対して弾性的に圧着嵌合し、前記転
動体が公転方向に移動するとき押圧する前記ポケット孔
の内側壁を、前記固定側の軌道輪に臨んで前記ポケット
孔の内側方向に傾斜させてなる高トルク転がり軸受。 - 【請求項2】 外軌道輪がステアリングコラム固定さ
れ、内軌道輪がステアリングシャフトに嵌合されてなる
ステアリング装置用転がり軸受において、保持器のポケ
ット孔が、外軌道輪側が小径で内軌道輪側が大径の円錐
状孔で構成されてなる請求項1記載の高トルク軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2878392U JPH0587327U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 高トルク転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2878392U JPH0587327U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 高トルク転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587327U true JPH0587327U (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=12258020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2878392U Withdrawn JPH0587327U (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 高トルク転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587327U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082486A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Nsk Ltd | 玉軸受用冠型保持器及び玉軸受 |
| JP2008524508A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 駆動装置 |
| JP2013525710A (ja) * | 2010-05-05 | 2013-06-20 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 偏心軸受 |
| JP2021025613A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本精工株式会社 | 深溝玉軸受 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP2878392U patent/JPH0587327U/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001082486A (ja) * | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Nsk Ltd | 玉軸受用冠型保持器及び玉軸受 |
| JP2008524508A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 駆動装置 |
| JP2013525710A (ja) * | 2010-05-05 | 2013-06-20 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 偏心軸受 |
| US8950942B2 (en) | 2010-05-05 | 2015-02-10 | Robert Bosch Gmbh | Eccentric bearing |
| JP2021025613A (ja) * | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 日本精工株式会社 | 深溝玉軸受 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |