JPH0587351U - チェーン式動力伝動用ベルト - Google Patents
チェーン式動力伝動用ベルトInfo
- Publication number
- JPH0587351U JPH0587351U JP3579892U JP3579892U JPH0587351U JP H0587351 U JPH0587351 U JP H0587351U JP 3579892 U JP3579892 U JP 3579892U JP 3579892 U JP3579892 U JP 3579892U JP H0587351 U JPH0587351 U JP H0587351U
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- Japan
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- link plate
- link plates
- link
- belt
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- Pending
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リンクプレート間のあるいはリンクプレート
とピンとの潤滑性を常時維持してリンクプレートやピン
の焼け発生を阻止し、リンクプレートとピンの摩耗を防
止する。 【構成】 リンクプレート群10、20をピン30によ
って長手方向に屈曲自在に連結し、最も外側に位置する
外リンクプレートから突出したピン端部31にプーリ壁
面と接する端面をもつチップ体40を嵌着したチェーン
式動力伝動用ベルトであり、リンクプレート10、20
の貫通孔11、21の内周面にスパイラル状の油溝Dを
設け、リンクプレート10、20の少なくとも片面にベ
ルト1の内周面側にいくにつれて厚みが薄くなるテーパ
を設け、更にリンクプレート10、20側面上方の中央
に断面がリンクプレート10、20と隣接する二つの直
列したリンクプレート10、20の間の隙間と略同形状
の傘状部51を設けてなる。
とピンとの潤滑性を常時維持してリンクプレートやピン
の焼け発生を阻止し、リンクプレートとピンの摩耗を防
止する。 【構成】 リンクプレート群10、20をピン30によ
って長手方向に屈曲自在に連結し、最も外側に位置する
外リンクプレートから突出したピン端部31にプーリ壁
面と接する端面をもつチップ体40を嵌着したチェーン
式動力伝動用ベルトであり、リンクプレート10、20
の貫通孔11、21の内周面にスパイラル状の油溝Dを
設け、リンクプレート10、20の少なくとも片面にベ
ルト1の内周面側にいくにつれて厚みが薄くなるテーパ
を設け、更にリンクプレート10、20側面上方の中央
に断面がリンクプレート10、20と隣接する二つの直
列したリンクプレート10、20の間の隙間と略同形状
の傘状部51を設けてなる。
Description
【0001】
本考案はチェーン式動力伝動用ベルト、詳しくはリンクプレート群をピンで連 結したチェーン式動力伝動用ベルトの摩耗防止に関する。
【0002】
今日、自動車の無段変速装置に適用される高負荷伝動用ベルトとして、ゴム製 Vベルト、金属チェーン及び金属ベルトが提案されている。このうち、金属チェ ーンベルトは複数のリンクプレート群がピンによって屈折自在に結合され、この ピンの間にVベルトと接触するテーパー面を有するV形ブロックを嵌入した構成 になっており、例えば特開昭57−22442号、特開昭59−226729号 あるいは特開昭59−226730号公報等に開示されている。
【0003】
ところが、上記各ベルトはベルト周速が高速になればベルトにかかるトルクの 大きさが低減されベルト長手方向の引っ張り強度の面では寿命を長くできるとい う利点があるが、反面高速になればなるほどピンとリンクプレートの接触する箇 所への給油が不十分になり、焼きつき、異常摩耗などの発生のため、そちらの原 因からベルトの寿命が問われることになる。
【0004】 本考案は、特にこのような問題点を改善するものであり、リンクプレート間の あるいはリンクプレートとピンとの潤滑性を常時維持してリンクプレートやピン の焼け発生を阻止したチェーン式動力伝動用ベルトを提供することを目的とする 。
【0005】
即ち、本考案においては、リンクプレート群をピンによって長手方向に屈曲自 在に連結し、最も外側に位置する外リンクプレートから突出したピンの両端部に プーリ壁面と接する端面をもつチップ体を嵌着したチェーン式動力伝動用ベルト において、リンクプレートのピンを挿入する貫通孔の内面にスパイラル状の油溝 を設けたことを特徴とする。
【0006】 また、ベルトの潤滑性を向上させるために、リンクプレートはベルトの内周面 側の厚みが薄くなるように少なくとも片面にテーパを設けた形状を取っているこ と、ベルト外周面側にはリンクプレート同志の隙間の少なくとも一部分を塞ぐ傘 状部を設けていること、そしてその傘状部はリンクプレート上部中央にリンクプ レートの側方に向かって張り出して延設されており直列した二つのリンクプレー トの間の上部隙間と略同形状の部材であることが好ましい。
【0007】
本考案のチェーン式動力伝動用ベルトでは、リンクプレートのピンとの摺動面 にスパイラル状の油溝を設けているので、リンクプレートとピンとの摺動面に潤 滑油をより取り込みやすい構造となっており、リンクプレートの貫通孔内面及び ピンの表面の摩耗を防止することができる。
【0008】 更に、請求項2以降の構成によると、リンクプレートのベルト内周面側の厚み が薄くなるように少なくとも片面にテーパを設けており、ベルトの内周面側から 潤滑油をより取り込みやすい構造となっており、またベルト外周面側にリンクプ レート同志の隙間の少なくとも一部を塞ぐ傘状部を設けており、ベルト内周面側 から取り込んだ潤滑油が遠心力によって外周面側に飛ばされても傘状部によって 逃げるのを防ぎ潤滑効果を高め、リンクプレートやピンの焼け発生を阻止するこ とができる。
【0009】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1は本考案に係るチェーン式動力伝動用ベルトの部分斜視図、図2は図1の A−A断面図、図3はリンクプレートの貫通孔の内周面を示す断面図である。こ のチェーン式動力伝動用ベルト1においては、ベルト幅方向に所定の間隔をおい て夫々平行に配置された複数の主リンクプレート10と、これらの主リンクプレ ート10間に配置されたほぼ同形状の他の副リンクプレート20とが、これらの 両側部に設けられた貫通孔11、21を互いに合致させた状態において各貫通孔 11、21を挿入したピン30によってベルト長手方向に屈曲可能に連結され、 エンドレスに構成されている。
【0010】 上記ベルト1外側のいわゆる外リンクプレートの外壁12から突出したピンの 球面状の端部31には、Vプーリの壁面に係合するチップ体40が嵌着されてい る。該チップ体40はピン収容部41とプーリ当接部43からなるキャツプ体で ある。プーリ当接部43の端部は平面、円錐状、円錐台状である。
【0011】 主リンクプレート10及び副リンクプレート20のピン30を通す貫通孔11 、21の内面にはスパイラル状の油溝Dが設けられている。この油溝Dを設ける ことによって従来摩耗で問題になっていた、貫通孔11、21の内面及びそれと 接触するピン30の表面に充分に潤滑油を送ることができ、摩耗を少なくするこ とができる。また、この油溝Dのスパイラルの方向は隣接するリンクプレートで 互いに逆方向にすることが好ましい。それは、同じ方向にすると、ベルトの走行 中にピンに一方向のみの力がかかり、その方向にピンが寄ってしまい伝動効率を 下げてしまうことになるからである。
【0012】 また、図4は本考案の別の実施例に係わる要部斜視図であり、図5は図4のB −B断面図である。 リンクプレート10、20の貫通孔11、21内面とピン30の表面を効果的 に潤滑させようとすると、前記実施例の構成に加え、更に次のような構造を取る ことが好ましい。 主リンクプレート10、副リンクプレート20は、図2に示すように、片面の 下半分にベルト内周側に行くに連れて厚みが薄くなるようなテーパ51を設けて いる。このテーパ51を設けることによってできる隙間から主および副リンクプ レート10、20を連結しているピン30が現れている。
【0013】 このようなチェーン式動力伝動用ベルト1が使用されるとき、ウェットな状態 すなわち常に潤滑油が供給される状態で用いられ、ベルトは走行中プーリに巻き かかったとき遠心力が発生し内方から外方へ向かう力によって供給された潤滑油 はベルトの内周面から供給されるような形を取る。
【0014】 その時ベルトが前述のように内周面側に隙間を有していると、より潤滑油をベ ルト1内、特に摩耗の激しい主および副リンクプレート10、20とピン30の 間に取り入れることができるようになり、その結果効果的に主および副リンクプ レート10、20とピン30の摩耗を防止することができる。
【0015】 また、本考案では主および副リンクプレート10、20にはその側面上方の中 央に傘状部50が設けられている。該傘状部50は、たとえば図6における主リ ンクプレート10aに設けられた傘状部50aである場合、その主リンクプレー ト10aと隣接する二つの直列した主リンクプレート20a、20bのあいだの 隙間のイチョウ型の形状と略等しい三角形状をしており、副リンクプレート20 の厚みの半分よりも若干短い長さだけ主リンクプレート10の側面から突出して いる。
【0016】 そして主および副リンクプレート10、20を組み立てたとき主リンクプレー ト10aの傘状部50は隣接する二つの直列した副リンクプレート20a、20 bの間の隙間に嵌まり込みリンクプレートの動きを妨げることなく、かつ、リン クプレート同志の隙間を塞ぐことになり、その結果ベルト1の内周面側から供給 され遠心力によって外周面側へ飛ばされてきた潤滑油をベルト1の外部へ逃がし てしまうことが防止される。
【0017】 もちろん、図4に示すように主リンクプレート10、副リンクプレート20を 問わずどのリンクプレートにもこのような傘状部がリンクプレートの両側面上部 の中央に設けられておりベルト全域に渡ってリンクプレート同志の隙間が塞がれ ている状態となっている。
【0018】 このような構造によって前述したように本考案のチェーン式動力伝動用ベルト 1はベルト内周面側からは隙間によって潤滑油はより多く供給され、リンクプレ ート上部に設けた傘状部50によって供給された潤滑油を逃がしにくくより長い 間ベルト1内に貯溜されることとなり、潤滑効果を高めることができる。 また別の例として、主および副リンクプレート10、20に設けるテーパ51 は主および副リンクプレート10、20の両面に設けてもよく、主および副リン クプレート10、20の加工に手間がかかることや隙間が広すぎて異物が入って しまう可能性が増えるという問題もあるが、少なくとも潤滑油の供給は更に効果 的に行えるようになる。
【0019】 更に別の実施例として図7に示すように各リンクプレート10、20の貫通孔 11、21の端部に大径部Gを設けると、各リンクプレート間の油溝D同士のつ なぎがよくなり中央部分のリンクプレートにも潤滑油が送られやすくなり、潤滑 の効果が向上する。
【0020】
以上のように本考案のチェーン式動力伝動用ベルトでは、リンクプレートを連 結するためにピンを挿入する貫通孔にスパイラル状の油溝を設けていることから 貫通孔の内面とピンの表面のあいだには充分に潤滑油を取り込むことができ、両 者の摩耗を防止することができる。また更に、両者の潤滑を効果的に行うために リンクプレートの少なくとも片面にベルト内周面側の厚みが薄くなるようなテー パを設けているので、ベルト内に潤滑油をより多く取り込みやすく、またリンク プレートの側面上部の中央に傘状部を設けているので、ベルト内周面側から取り 込んだ潤滑油を遠心力によってベルトの外方へ逃がしてしまうことがなく、ベル ト内に潤滑油をより長く貯溜しておくことができるので、リンクプレート間やリ ンクプレートとピンとの間に常時油を供給して潤滑性を維持することができ、ま た、リンクプレートの貫通孔の端部に大径部を設けることによって各リンクプレ ート間の油溝のつなぎがよくなり、リンクプレートやピンの焼け発生を阻止して ベルトの寿命を向上することができる。
【図1】本考案に係るチェーン式動力伝動用ベルトの要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】油溝を説明するリンクプレートの断面図であ
る。
る。
【図4】本考案の別の実施例に係わるチェーン式動力伝
動用ベルトの要部斜視図である。
動用ベルトの要部斜視図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】傘状部を説明する一部分解斜視図。
【図7】大径部を有するリンクプレートの断面図であ
る。
る。
10 主リンクプレート 20 副リンクプレート 10a 主リンクプレート 20a 副リンクプレート 20b 副リンクプレート 30 ピン 31 ピン端部 40 チップ体 41 ピン収容部 50 傘状部 50a 傘状部 51 テーパー部 D 油溝 G 大径部
Claims (4)
- 【請求項1】 リンクプレート群をピンによって長手方
向に屈曲自在に連結し、最も外側に位置する外リンクプ
レートから突出したピンの両端部にプーリ壁面と接する
端面をもつチップ体を嵌着したチェーン式動力伝動用ベ
ルトにおいて、リンクプレートのピンを挿入する貫通孔
の内面にスパイラル状の油溝を設けたことを特徴とする
チェーン式動力伝動用ベルト。 - 【請求項2】 リンクプレートにはベルトの内周面側の
厚みが薄くなるように少なくとも片面にテーパを設けた
請求項1記載のチェーン式動力伝動用ベルト。 - 【請求項3】ベルト外周面側にはリンクプレート同志の
隙間の少なくとも一部分を塞ぐ傘状部を設けた請求項1
または2記載のチェーン式動力伝動用ベルト。 - 【請求項4】 傘状部はリンクプレート上部中央にリン
クプレートの側方に向かって張り出して延設されており
直列した二つのリンクプレートの間の上部隙間と略同形
状の部材である請求項3記載のチェーン式動力伝動ベル
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3579892U JPH0587351U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | チェーン式動力伝動用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3579892U JPH0587351U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | チェーン式動力伝動用ベルト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0587351U true JPH0587351U (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=12451940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3579892U Pending JPH0587351U (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | チェーン式動力伝動用ベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0587351U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192384A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Honda Motor Co Ltd | ピンおよびチェーン |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP3579892U patent/JPH0587351U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192384A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-02 | Honda Motor Co Ltd | ピンおよびチェーン |
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