JPH0587467B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0587467B2 JPH0587467B2 JP63286437A JP28643788A JPH0587467B2 JP H0587467 B2 JPH0587467 B2 JP H0587467B2 JP 63286437 A JP63286437 A JP 63286437A JP 28643788 A JP28643788 A JP 28643788A JP H0587467 B2 JPH0587467 B2 JP H0587467B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeder
- pipe
- cooling pipe
- cooling
- present
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Description
<産業上の利用分野>
本発明は、電縫金属管溶接で使用されるインピ
ーダ冷却用パイプに関する。 <従来の技術> 熱損失により温度が上昇すると透磁率が低下し
溶接の電力効率が悪くなる。そのためにインピー
ダは水等の冷却媒体によつて冷却する必要があ
る。一般にこの冷却の方法としてインピーダを冷
却媒体が流れるパイプの中に挿入する方法が採ら
れているが、このインピーダ冷却用パイプは従来
から、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂が使用されて
いた。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来のインピーダ冷却用パイプ
は、溶接により内径に出来たビードの付着や熱に
よる変形のために3〜10日間程度の寿命しかな
く、頻繁なパイプの取換えが必要であつた。それ
に伴い冷却水の除去も必要となり生産性を低下さ
せる大きな原因であつた。 本発明は、ビードの付着や熱による変形がなく
高周波をかけても誘導加熱されず耐熱、耐摩耗性
を具有したインピーダ冷却用パイプを提供するこ
とを目的とする。 <課題を解決する為の手段> 本発明者等は、上記諸問題を解消する為に、
種々の実験を重ねた結果、上記インピーダ冷却用
パイプの素材として炭化珪素を主成分とする焼結
体が最適であるという智見を得、本発明を完成し
た。即ち、本発明の要旨は専ら炭化珪素焼結体か
ら成り、内部に冷却媒体導通路を有する中空筒状
から成ることを特徴とするインピーダ冷却用パイ
プ。である。 なお請求項2に記載している様に、その一部
(10重量%以下)をフエライト(MFe2O4;Mは
主として2価の金属元素)で置換すると一層好ま
しいものとなる。 <作用> 耐熱性のパイプ材料として種々のものがあるが
高周波をかけても誘導加熱されることのない材料
としては、金属や炭素等の導電体は不適であるの
で、電気伝導性がないか又は不良導体であり耐熱
性があり変形しにくい材料が要求される。種々実
験の結果、セラミツクのうちある種のものがイン
ピーダ冷却用材料として使用することが最適であ
ることを見出した。このある種のセラミツクスと
は、SiCを主成分とするものであり、これらのも
のは耐酸化性があり、誘導加熱されにくいので最
適である。又、反応焼結により製造した炭化珪素
基焼結体は曲げ強度等強度面で優れインピーダ冷
却用パイプとして最適である。炭化珪素は、反常
磁性体であるので磁場がかかると常磁性を示すの
でインピーダに使用されるフエライトコアの透磁
率を補強するように働くので、溶接に必要な電力
が、他の材料を使用したものより20〜30%軽減さ
れる。SiC焼結体中にフエライトが含まれると更
に溶接に必要な電力が軽減されることになる。フ
エライト含有量が多ければ多い程、透磁率が大き
くなり、電力効率は上がるが、10重量%より多く
含むと、硬さが低下したり曲げ強度等の強度が著
しく低下し、インピーダ冷却用パイプとしては使
用できず、含有量が10重量%以下(0は含まず)
であることを要する。尚、インピーダ冷却用パイ
プ本体Fe3O4等のフエライトで出来ていると電力
効率は上がるのだが、この種のパイプは強度不足
でインピーダ冷却用パイプとしては使用できな
い。この焼結体は、耐摩耗性があるために、ビー
ドがパイプに接触しても疵がつかず、従来のイン
ピーダ冷却用パイプより大幅に寿命が延びる。 <実施例> 以下本発明をその実施例を示し乍ら詳述する。
しかし本発明は以下の実施例の範囲に限定される
ものではない。 なお以下の実施例の項目に記載する内容は、必
ずしも本発明の特許請求の範囲内のものに限ら
ず、本発明の作用・効果を従来の技術と比較する
が為の比較例とでもいうべき内容をも記載してい
る事を付記している。即ち、本発明のインピーダ
冷却用パイプと従来のエポキシ樹脂からなるイン
ピーダ冷却用パイプを使用して高周波抵抗溶接を
行ない鋼管を製造することにより両者を比較し
た。参考としてその他のセラミツクを用いて同様
のパイプを試作して実用試験を行なつた。他のセ
ラミツク製のものについては市販品を加工して試
験に供した。 本発明の炭化珪素基焼結体を以下のようにして
作成し物理的諸特性を他のセラミツク材料と比較
した。 原料粉末の作成 純度99.9%のA2O3(粒径0.4μm)と純度99.9
%のEr2O3(粒径0.8μm)と純度98.5%のFe3O4(粒
径0.8μm)及び純度98.5%(粒径0.5μm)のSiCと
を表に示すような割合に調製し、15時間ボール
ミルにて湿式混合を行なつた。乾燥後、粒径
0.5μmの粉末を得た。 本発明のインピーダ冷却用パイプの作成 で得られた原料粉末を用いて、次の手法によ
り本発明のインピーダ冷却用パイプを作成した。
原料粉末を直径40mm、長さ235mmの鉄製の芯材と
共に粉末がこの芯材を覆うように耐圧ゴム袋中に
配置し密封した後、1t/cm2の冷間静水圧をかけて
圧粉体を作り、機械加工して成形し、芯材を除去
した。その後Ar雰囲気にて2000℃の温度で焼結
して、外径60mm、内径40mm、長さ230mmの円筒形
状の珪素基焼結体を得た。 抗折力試験片の作成 で得られた原料粉末を用いて1t/cm2の圧力で
金型プレスにて圧粉体を作成しアルゴン雰囲気で
2000℃にて1hr焼結した。この結果約50×50×5.5
mmの形状の焼結体を得た。これをダイアモンドホ
イール切断機で、3×4×36mmの形状の試験片を
各10本作成した。
ーダ冷却用パイプに関する。 <従来の技術> 熱損失により温度が上昇すると透磁率が低下し
溶接の電力効率が悪くなる。そのためにインピー
ダは水等の冷却媒体によつて冷却する必要があ
る。一般にこの冷却の方法としてインピーダを冷
却媒体が流れるパイプの中に挿入する方法が採ら
れているが、このインピーダ冷却用パイプは従来
から、エポキシ樹脂等の耐熱性樹脂が使用されて
いた。 <発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来のインピーダ冷却用パイプ
は、溶接により内径に出来たビードの付着や熱に
よる変形のために3〜10日間程度の寿命しかな
く、頻繁なパイプの取換えが必要であつた。それ
に伴い冷却水の除去も必要となり生産性を低下さ
せる大きな原因であつた。 本発明は、ビードの付着や熱による変形がなく
高周波をかけても誘導加熱されず耐熱、耐摩耗性
を具有したインピーダ冷却用パイプを提供するこ
とを目的とする。 <課題を解決する為の手段> 本発明者等は、上記諸問題を解消する為に、
種々の実験を重ねた結果、上記インピーダ冷却用
パイプの素材として炭化珪素を主成分とする焼結
体が最適であるという智見を得、本発明を完成し
た。即ち、本発明の要旨は専ら炭化珪素焼結体か
ら成り、内部に冷却媒体導通路を有する中空筒状
から成ることを特徴とするインピーダ冷却用パイ
プ。である。 なお請求項2に記載している様に、その一部
(10重量%以下)をフエライト(MFe2O4;Mは
主として2価の金属元素)で置換すると一層好ま
しいものとなる。 <作用> 耐熱性のパイプ材料として種々のものがあるが
高周波をかけても誘導加熱されることのない材料
としては、金属や炭素等の導電体は不適であるの
で、電気伝導性がないか又は不良導体であり耐熱
性があり変形しにくい材料が要求される。種々実
験の結果、セラミツクのうちある種のものがイン
ピーダ冷却用材料として使用することが最適であ
ることを見出した。このある種のセラミツクスと
は、SiCを主成分とするものであり、これらのも
のは耐酸化性があり、誘導加熱されにくいので最
適である。又、反応焼結により製造した炭化珪素
基焼結体は曲げ強度等強度面で優れインピーダ冷
却用パイプとして最適である。炭化珪素は、反常
磁性体であるので磁場がかかると常磁性を示すの
でインピーダに使用されるフエライトコアの透磁
率を補強するように働くので、溶接に必要な電力
が、他の材料を使用したものより20〜30%軽減さ
れる。SiC焼結体中にフエライトが含まれると更
に溶接に必要な電力が軽減されることになる。フ
エライト含有量が多ければ多い程、透磁率が大き
くなり、電力効率は上がるが、10重量%より多く
含むと、硬さが低下したり曲げ強度等の強度が著
しく低下し、インピーダ冷却用パイプとしては使
用できず、含有量が10重量%以下(0は含まず)
であることを要する。尚、インピーダ冷却用パイ
プ本体Fe3O4等のフエライトで出来ていると電力
効率は上がるのだが、この種のパイプは強度不足
でインピーダ冷却用パイプとしては使用できな
い。この焼結体は、耐摩耗性があるために、ビー
ドがパイプに接触しても疵がつかず、従来のイン
ピーダ冷却用パイプより大幅に寿命が延びる。 <実施例> 以下本発明をその実施例を示し乍ら詳述する。
しかし本発明は以下の実施例の範囲に限定される
ものではない。 なお以下の実施例の項目に記載する内容は、必
ずしも本発明の特許請求の範囲内のものに限ら
ず、本発明の作用・効果を従来の技術と比較する
が為の比較例とでもいうべき内容をも記載してい
る事を付記している。即ち、本発明のインピーダ
冷却用パイプと従来のエポキシ樹脂からなるイン
ピーダ冷却用パイプを使用して高周波抵抗溶接を
行ない鋼管を製造することにより両者を比較し
た。参考としてその他のセラミツクを用いて同様
のパイプを試作して実用試験を行なつた。他のセ
ラミツク製のものについては市販品を加工して試
験に供した。 本発明の炭化珪素基焼結体を以下のようにして
作成し物理的諸特性を他のセラミツク材料と比較
した。 原料粉末の作成 純度99.9%のA2O3(粒径0.4μm)と純度99.9
%のEr2O3(粒径0.8μm)と純度98.5%のFe3O4(粒
径0.8μm)及び純度98.5%(粒径0.5μm)のSiCと
を表に示すような割合に調製し、15時間ボール
ミルにて湿式混合を行なつた。乾燥後、粒径
0.5μmの粉末を得た。 本発明のインピーダ冷却用パイプの作成 で得られた原料粉末を用いて、次の手法によ
り本発明のインピーダ冷却用パイプを作成した。
原料粉末を直径40mm、長さ235mmの鉄製の芯材と
共に粉末がこの芯材を覆うように耐圧ゴム袋中に
配置し密封した後、1t/cm2の冷間静水圧をかけて
圧粉体を作り、機械加工して成形し、芯材を除去
した。その後Ar雰囲気にて2000℃の温度で焼結
して、外径60mm、内径40mm、長さ230mmの円筒形
状の珪素基焼結体を得た。 抗折力試験片の作成 で得られた原料粉末を用いて1t/cm2の圧力で
金型プレスにて圧粉体を作成しアルゴン雰囲気で
2000℃にて1hr焼結した。この結果約50×50×5.5
mmの形状の焼結体を得た。これをダイアモンドホ
イール切断機で、3×4×36mmの形状の試験片を
各10本作成した。
【表】
【表】
ここで溶接効率とは一定電力aで、金属管溶接
(ここでは鋼管)にエポキシ樹脂を使用した場合
の溶接の仕事量を100とした場合、これに対する
同電力の仕事量のことをいうものとする。 比較試験としてSi3N4,A2O3,ZrO2等のパ
イプを用いたが、溶接効率は上がらず、Si3N4を
除いて熱衝撃に弱かつた。 次に、本発明のインピーダ冷却用パイプ及び他
のセラミツク素材の諸物性について測定した中の
一部を表2に示す。
(ここでは鋼管)にエポキシ樹脂を使用した場合
の溶接の仕事量を100とした場合、これに対する
同電力の仕事量のことをいうものとする。 比較試験としてSi3N4,A2O3,ZrO2等のパ
イプを用いたが、溶接効率は上がらず、Si3N4を
除いて熱衝撃に弱かつた。 次に、本発明のインピーダ冷却用パイプ及び他
のセラミツク素材の諸物性について測定した中の
一部を表2に示す。
【表】
【表】
<発明の効果>
以上述べて来た如く、本発明によれば、ビード
の付着や熱による変形がなく、しかも、誘導加熱
される事もなく、インピーダ冷却用パイプとして
その機能を十分に発揮できるものである。その理
由としては本発明パイプの素材が専ら炭化珪素か
ら成つており、特にその一部をMFe2O4(Mは主
として2価の金属元素)で置換した請求項2に記
載のパイプはキユーリーポイントの移動あるいは
素材を構成する原子の配列が無秩序状態となるか
のいずれかで、パイプの極く表層部のみしか熱さ
れる事がないのが原因であろうと考えられる。こ
の事は又、任意の部所にのみフエライトを配合、
設置する事で任意の部所のみを熱されなくする事
も出来るのである。
の付着や熱による変形がなく、しかも、誘導加熱
される事もなく、インピーダ冷却用パイプとして
その機能を十分に発揮できるものである。その理
由としては本発明パイプの素材が専ら炭化珪素か
ら成つており、特にその一部をMFe2O4(Mは主
として2価の金属元素)で置換した請求項2に記
載のパイプはキユーリーポイントの移動あるいは
素材を構成する原子の配列が無秩序状態となるか
のいずれかで、パイプの極く表層部のみしか熱さ
れる事がないのが原因であろうと考えられる。こ
の事は又、任意の部所にのみフエライトを配合、
設置する事で任意の部所のみを熱されなくする事
も出来るのである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 専ら炭化珪素基焼結体から成り、内部に冷却
媒体導通路を有する中空筒状から成ることを特徴
とするインピーダ冷却用パイプ。 2 上記炭化珪素基焼結体の10重量%以下(0は
含まず)をフエライト(MFe2O4;Mは主として
2価の金属元素)で置換したことを特徴とするイ
ンピーダ冷却用パイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63286437A JPH02133375A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | インピーダ冷却用パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63286437A JPH02133375A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | インピーダ冷却用パイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02133375A JPH02133375A (ja) | 1990-05-22 |
| JPH0587467B2 true JPH0587467B2 (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=17704375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63286437A Granted JPH02133375A (ja) | 1988-11-11 | 1988-11-11 | インピーダ冷却用パイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02133375A (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5820556B2 (ja) * | 1976-09-20 | 1983-04-23 | 東光株式会社 | 整流回路 |
| JPS56152A (en) * | 1979-06-14 | 1981-01-06 | Chubu Kakou Kk | Laminated felt and production of same |
| JPS573770A (en) * | 1980-06-10 | 1982-01-09 | Mitsubishi Motors Corp | Ceramics for induction heating furnace |
| JPS59140089U (ja) * | 1983-03-08 | 1984-09-19 | 住友金属工業株式会社 | 電縫鋼管溶接用インピ−ダケ−ス |
-
1988
- 1988-11-11 JP JP63286437A patent/JPH02133375A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02133375A (ja) | 1990-05-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |